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2016年9月19日 (月)

積立NISAでも現行NISAでもお好きにどうぞ【記事訂正あり】

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(貴方は20年間忍耐強く待てますか?)


WATANKOは今まで「5年後に時価評価」と「損益通算不可」の2つのデメリットを併せ持つNISAについて、活用するも、心のどこかでやや冷ややか目を持っていました。(せめてどちらかだけでも改善されればぐっとよくなるのですが。)

そこへきておよそ一か月前、金融庁が現行NISAとは別枠の長期投資を意識したNISAの創設を検討している旨をこの駄ブログで取り上げました。

関連記事
NISAに長期積立枠の創設が検討される

上記記事にある知らせを聞き、そこにNISAに対する金融庁のNever Give Upのマインドを垣間見て、WATANKOはその熱意にちょっと感動し、NISAに対してちょっぴり支持派に転向しております。

さてそんな折、金融庁から「平成29年度税制改正要望について」というリリースが出され、そこには別枠の新しい積立NISAの創設と現行NISAの制度改善について要望が盛り込まれておりました。

相互リンクさせていただいております個人凍死家テリーさんが上記について、ブログ記事を書かれておりますのでご紹介致します。

紹介記事
個人凍死家テリーの投資生活チラシの裏
金融庁の「平成29年税制改正要望」を見てみたよ。【積立NISA設立編】

テリーさんの記事の中にある、

今回の金融庁の税制改正要望は、実に攻めている、イケてる! 金融庁、GJ!


    ∩
    ( ⌒)     ∩_ _
   /,. ノ      i .,,E)
  ./ /"      / /"
  ./ / _、_   / ノ'
 / / ,_ノ` )/ /  FSA,
(       /  good job!
 ヽ     |
  \    \

  _n
 ( l    _、_
  \ \ ( <_,` ) 金融庁
   ヽ___ ̄ ̄  )   グッジョブ!!
     /    /

も、愉快さ満点ながら、そこでとりあげられている金融庁の「平成29年度税制改正要望について」に要注目であります。NISAに関するポイントをまとめると以下のとおりです。

■積立NISAのポイント

1)非課税投資枠
年間投資上限額60万円、非課税期間20年。(※ 長期・分散投資のメリットを十分得られるよう、現行NISAよりも年間投資上限額を小さくする代わりに、非課税投資期間をより長期とする)

⇒カッコ書きのところに、その狙いがバッチリと書かれています。金融庁が財務省との間で「金額枠の引き下げ」と「長期の非課税期間」のバーターを狙っているかのようです。年間60万円という枠も、月額平均5万円までというキリの良い金額であるし、また金融リテラシーがまちまちな個人投資家群に対して過度なリスクを取らせまいとする解釈とみても良いです。

2)投資対象商品
長期の積立・分散投資に適した一定の投資商品(例:バランス型ファンド、非毎月分配型ファンド等)

⇒ここもカッコ書きが重要。事例として「非」毎月分配型ファンドを記しています。要望書の前段で「金融機関が『顧客の最善の利益を考えて行動すべき』という原則(フィデューシャリー・デューティー)の確立」が課題として掲げられていることと符合してします。

3)投資方法
あらかじめ締結した契約に基づき定期・定額で投資(積立)を行うものに限定

⇒個人投資家に積立投資を定着させるためにここまでやるかという縛り具合です。もちろんながら積み立て投資実践中のWATANKOとしては100%フィットする縛りです。

4)恒久措置

⇒さりげないですが確かに「恒久措置」の四文字熟語。単年度あたり60万円の非課税枠は毎年20年間非課税期間が続くわけですが、それが恒久的に与えられるということになります。社会人になってから40年間継続すれば非課税投資枠は総額2,400万円となります。

【記事訂正】
適用期間は単年度あたり20年間なので、60万円×20年間=1,200万円が個人が同時に投資できる総額ということになります。したがい正しい表現としては「積立NISAにて個人が投資できる総額は1年目は60万円、2年目は120万、20年目以降はずっと1,200万円横這いとなります。」であります。本記事UP後にテリーさんからのご指摘いただきまして判明しましたので、ここに訂正致します。

個人の老後資金の運用原資としては積立NISAだけで十分かもしれません。

この積立NISAですが、現行NISAと比べてこちらを先に導入して欲しかったくらいです。まず年間60万円を上限に長期投資、積立投資を個人に浸透させる。その上で現行NISAのような5年程度の期間限定の投資枠をトッピングする。このような2階建てであれば2つのNISAがよくフィットするのではないでしょうか。
(注:上記はあくまで願望。要望書によると実際には積立NISAと現行NISAは選択制となっており、併用はできない模様です。)

それにつけても積立NISAは1)~4)の金融庁の要望どおりに実現するのであれば、広く個人に投資を促すにはなかなか良い制度設計であります。

中には20年という期間限定に不満を持つ人がでるかもしれませんが、そんな人達に聞いてみたいです。

「そもそも貴方は1つの金融商品を20年間保有した経験がありますか?もしも経験がないならば、未踏の期間の良し悪しについてどれだけのことを語ることができるというのでしょうか。」


さて、お次は現行NISAに関する改善要望です。

(つづく)

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