(続)「子どもが遅くできたから、夫婦の老後が大変」には100%同情できず
(子育てはお金だけじゃあないよ。)
前回記事では、「子どもを遅くに生んで育てると、夫婦の老後資産の形成が大変」という意見に対してWATANKOは以下の考えを述べました。
1.「子どもを産み育てる時期の違いによって家計の負担が変わることはない。」
2.「むしろ遅い方が収入UPの可能性と支出先送りという有利な面あり。」
3.「ただし子どもを持つ前にしっかりとそれ向きの資金を手当てしておくことが肝要。」
特に上記の3について、SNSを通じて意見を以下の主旨のご意見をお寄せいただきました。
「そんな先のことまであらかじめ見越していかねばならないなんて大変だ。」
「子どもをつくることを諦めていたところで、予定外に授かるケースもあり、必ずしも準備万端とはいかない。」
現実的な目線から言えば、それもごもっともな意見です。
「将来どんな人生を辿るのか、私(俺)自身だってわからねえ。」
・・・しかし、だから年を重ねて人生、先に何がまっているかわからないからこそ若いときから貯蓄が必要ではありませんか。
若いときには予想もしていなかった将来の結婚や子育てのほかにも、病気や怪我への対処、あるいは自分の追い求める夢の実現のためにお金が欠かせないケースが多いでしょう。
■教育費はタイミングよりも金額に注意
将来にわたっての雇用や収入の不安をふまえるとするならば、人生いろいろな局面でかかるお金はセーブしたいところです。教育費もまた同様です。
夫婦がいくら若いときであっても、教育費をかけ過ぎてしまえば、それはのちのち老後の資産形成にとって支障となるでしょう。また、年をとってから生まれた子どもだからといって、若い時の場合よりも教育費をかけてもよい、あるいはかけなければならないという絶対的な理由はありません。
子どもが生まれたタイミングをもって教育費のかけ方を増減させることは避けるべきであり、あくまで夫婦の就労期間中の年収の総和からまわすことができる教育費の水準を定めて、それをもとに具体的な使い道を考えるべきです。
■まとめ
子どもを産み、育てることはとても人生の充実につながります。子どもは決して負債などではなく資産であり、幸せです。なかには教育費に不安を持つ壮年夫婦もいるかもしれません。
しかし子育てにおけるお金のかけ方はいく通りもあります。学校なんて高校までは公立で十分じゃあないですか。教育費の大小が、そのまま子育ての良し悪しの大小につながるわけでもないでしょう。
子育ての方法やお金のかけ方に唯一の正解はありません。大事なことはいつも子どもと向き合って、お金以外のこともたくさんと与えることなのです。
« 「子どもが遅くできたから、夫婦の老後が大変」には100%同情できず | トップページ | 「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016懇親会」チケットが販売開始されました-懇親会、マジ楽しみです!#foy2016 »
「家計の管理と支出」カテゴリの記事
- 消費増税、襲来 2019(2019.08.16)
- 景気によってふれてくる大学選び(2019.08.10)
- 自分にあった節約方法はどれですか(2019.08.06)
- これから始まる教育費のピーク(2019.03.14)
- 2018確定申告(2019.02.26)
「ライフスタイル」カテゴリの記事
- 景気によってふれてくる大学選び(2019.08.10)
- 最後のキャリアをはじめて1年が経ちましたー好きにやらせてもらいます(2019.07.01)
- 親の看取り 第3章(2019.06.15)
- クレジットカード解約の面倒臭さで気がついたこと(2019.06.06)
- 今年のGWはリタイア生活に向けて必要なことを確認した10日間(2019.05.08)
この記事へのコメントは終了しました。
« 「子どもが遅くできたから、夫婦の老後が大変」には100%同情できず | トップページ | 「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016懇親会」チケットが販売開始されました-懇親会、マジ楽しみです!#foy2016 »
コメント