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2016年12月31日 (土)

駄ブログ納会2016年-今年もお世話になりました

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(今年もWebやオフ会を通じて皆さんとの交流ができた1年でした。)

本日は2016年の大晦日であります。WATANKOは朝から3台のマイカーの洗車をして、部屋の片づけを軽く行い、妻の年越しの買い物につきあったあと、年越しそばをすする予定です。

駄ブログにおこしの皆様におかれましては大晦日をいかがすごされるでしょうか。投資ブログらしく言えば、今年1年の運用の振り返りが頭に浮かぶかもしれません。

今年の相場は年初から下降線をたどり、多少反発もあるも概してやや軟調。ところがトランプ氏が次期米国大統領に選ばれると、とたんに相場上昇と円安です。トランプ氏が選ばれた場合、多くの有識者は全く逆の展開を予想していたようですので、相場とは面白いものです。

ともかくもこのような1年でしたので、積み立て投資を続けてきた人にはまずまずの結果が残せたのではないでしょうか。

しかし長期投資は長い旅。今年1年間もまた駅伝のたくさんある区間の一つをクリアした。あるいは東海道五十三次の一つの宿場町を通過したにすぎません。来年がどんな相場・為替の展開が待っているでしょうか。

ただひとつはっきりしていることはWATANKOは長期投資を地味に継続している個人投資家兼ブロガーであり続けるでしょう。

★今年も多くの個人投資家の皆さんと交流させていただきました

1月の「投信ブロガーが選ぶ!Funds of the Year 2015」、7月の「インデックス投資ナイト2016」のそれぞれ公式イベント参加に加えて、有志による懇親会にも出席させていただきました。そのほかこれまた昨年同様オフ会のムサコ会にも参加させていただきました。

関連記事

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」の投票結果と発表会参加 #foy2015(2016/1/16)

インデックス投資ナイト2016に参加しました(2016/7/10)

インデックス投資家オフ会「ムサコ会」にふたたび参加(2016/5/15)

インデックス投資家オフ会「ムサコ会」に三度出席(2016/11/14)


当日お会いした皆様方、来年も交流の機会がございましたら、是非ともよろしくお願い致します。

★雑誌にWATANKOの紹介記事が掲載されました

今年の変化といえば、BIG Tomorrowやダイヤモンド・ザイといったマネー雑誌に、WATANKOの紹介記事が掲載されました。

記事では一貫して低コスト投信を用いた長期・分散・積み立て投資を行うスタイルが紹介されています。派手な面は無いですが、こんな投資スタイルもあることを多くの個人投資家に知ってもらえたならば幸いです。

関連記事

BIG tomorrow 2016年3月号にて紹介されました(2016/1/24)

ダイヤモンド・ザイ2016年7月号に紹介されました(2016/5/21)

BIG tomorrow 12月号増刊にて紹介されました(2016/11/23)


★肝心のブログ記事本数は昨年よりも減りました

さてブロガーとしての渉外・広報活動はともかく、肝心の記事については、本数が昨年194本に対して、今年は本記事含め167本と9割を切る水準まで減りました。

今年4月から、非常に忙しい部署に異動し、かつそれなりに責任ある役職を任されたので仕事に従事する時間が休日含め膨れ上がりました。そのためにブログを書く時間が割けなかったことが原因であります。

来年は現在の部署での仕事や役職に慣れて、今年よりはブログ記事を書く時間がとれそうです。しかし油断は禁物。最低でも隔日ペースでのブログ更新は守っていきたいと思います。

最後に今年もこの駄ブログにアクセスいただいた皆さん、コメントをお寄せいただいた皆さん、どうもありがとうございました。

またTwitterでリツイートや「いいね」に登録されたり、コメントいただいた皆さんもどうもありがとうございます。

当ブログ「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」は、一般ビジネスマン感覚でもって、インデックス投資の実践、不動産投資のリアル、自動車オタクの大言壮語あるいは重箱の隅つつき他を題材とした蓄財と消費のパフォーマンス・ストーリーであります。

来年もまた皆様にご愛顧いただけますよう頑張って記事更新してまいります。

皆様もどうか良いお年を。

2016年12月30日 (金)

年末恒例のアセット・ロケーション+家計の反省を行いました

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(資産のアセット・ロケーション、やっていますか?)


WATANKOは毎年、年末年始の休暇中の平日を利用して、複数の金融機関をまわって資金の整理と預け替え、そして家計の振り返りを行っています。

■アセット・ロケーションを行い、余裕資金を証券口座へ投下

WATANKOは夫婦で給与振込先となっているメガバンクの他に、不動産賃貸業で使っている農協、子供たちの学費や習い事の費用引き落としのほか子供名義の貯蓄先として使っている地方銀行、信用金庫、郵便局等など夫婦の名義をあわせ合計5金融機関9口座を保有しています。

今回、これら各口座の資金の残高確認、この先1年間の必要金額の入金、余剰金の引き出しや預け替えなど一気に行いました。

アセット・アロケーションならぬ、いわゆるアセット・ロケーションの一種であります。

ところでこのアセット・ロケーションですが、本当は金融機関口座をなるべく絞り込んで行いたいところであります。

しかしながら数々の自動支払いの引き落とし口座の設定変更、取引先への連絡などを遺漏なきように行うのが面倒であったり、請求元から金融機関や支店を指定されており変更がきかない等の事情でなかなか整理・統合が進みません。

さて、こうしたアセット・ロケーションの一環としてWATANKOはこの1年間の給与所得と不動産賃貸業の結果、手元に残った今年分の余裕資金をSBI証券の口座に振り込み、来年以降の積み立て投資の資金として積み増ししました。

今年の余裕資金は従来の分に加えて、30年間掛けていた、とある不動産賃貸物件に対する保険が満期を迎えことによる返戻金がありましたので、これも余裕資金に加えています。

関連記事
損害保険が満期を迎える-30年間も同じ商品に積み立て投資

■余裕資金の減少

さて現在の余裕資金の水準ですが、上記のとおり今年の保険の満期返戻金による上乗せがあったとはいえ、それ以外の通常分でみると、WATANKOがインデックス投資を始めた8年前に想定した水準に対して半分まで落ち込んでいます。

これまでの言い訳としては、以下をあげていました。

▼1.不動産賃貸業の減益

不動産賃貸業について、古い戸建て物件の賃貸をやめて解体したり、大手商業施設に賃貸していた駐車場物件を先方から契約終了されたり等があり、徐々に不動産賃料収入が減ってきました。一方で新規にアパートを建てて賃貸を始めるなど物件を追加するもトータルでは8年前に比べて減益にあります。

▼2.教育費用が当初予定よりも嵩む

授業料など教育費が8年前の想定よりも嵩んできました。具体的には2人の子どもの教育費は当初、「高校まで公立+文系の私立大学4年間の想定、通塾費用はノーマーク」にしていました、ところが長男は「高校から私立+大学は理系で6年間、中学・高校の6年間ずっと通塾」でした。現時点ですでに当初想定を累計で数百万円も上回っています。

長男は大学が残り4年、その後には次男の高校、大学?が控えていますのでまだまだ教育費は合計10年前後かかる見通しです。

▼3.子どもが小さいにうちに旅行

子どもが小さいうちに旅行につれていきたいという親バカ心のなせるわざか、年間数回のペースにて国内外を家族旅行しました。

これは子どもが親にくっついて旅行にいく時期は限られていると予想していたので、夫婦で相談のうえ、長男が高校生までのうちに積極的に家族旅行を実行してきたわけです。

しかし現在、長男は大学生、次男も中学に入って部活で忙しいので以前のような旅行はもうほとんど望めそうもありません。

■家計を見直し⇒余裕資金をUP

余裕資金の減少となる原因を上記のとおりあげて来たのですが、正直に告白すれば、それらだけでは説明しきれない、色々な支出の垂れ流しがそこかしこにあったのも事実です。

不動産賃貸業に関しては、当面増収につながる新規物件は予定していません。教育費の高止まりはまだしばらくは続きます。

そのような状況下にあって、今後、投資にまわすことができる余裕資金を現在の水準よりもUPさせるためには、家計をしっかりと見直しして支出を抑えることが必要です。

いや、そもそも論として老後の生活固定費の抑制に向けてこれは是非ともやらねばならぬ行動ですね。

そこでこのブログで宣言します。

来年2017年は、現在の不動産賃料収入を前提として、家計のコントロールを強化して、支出を抑え、投資にまわす余裕資金を今年の水準からUPさせて、当初予定の水準に近づけるべく頑張ります!

結果にコミットする。駄ブロガー、WATANKO


妻ミサト「それで、わたくしには今後、何をコミットしてくれるのかしら?」

WATANKO「!!!(もう、すでにコミットだらけですよ、とは言えず。)」


2016年12月28日 (水)

投資の目的のひとつ-ビジネスマン目線でもって余剰資金の活用による収益確保欲求を満たす

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(この資金、ビジネスマンなら当然、運用するよね?)

個人投資家の投資手法、投資行動を理解するためにはその前提となる個人の色々な属性や経験についての理解が必要です。というわけでWATANKOの投資を理解いただくための前提となるプロフィール情報を更新、公開しました。

WATANKOのプロフィール

その中では投資の目的について5つほどあげています。

●老後の生活資金の確保。
●不動産賃貸業における事業資金及びリスク引当金の確保。
●親から預託された資産を子どもに無事引き渡す。
●ビジネスマン目線でもって余剰資金の活用による収益確保欲求を満たす。
●スーパーカー購入をはじめ自動車趣味を満喫するための資金を獲得する。

上記のひとつのである「ビジネスマン目線でもって余剰資金の活用による収益確保欲求を満たす。」について、なんのことやらと思われるかもしれませんので、少々補足します。

■資金の運用は企業ならば当然の行動

投資家が企業分析を行う際には、対象企業の財務諸表をチェックすることが基本動作のひとつであります。

そこで財務諸表のひとつである損益計算書をみると、たいていの事業会社の場合、本業の収益以外にも財務的な収益があることが営業外損益の部をみればわかります。金融機関からの受取利息、公社債からのクーポン収入、投資先からの受取配当金などが主でありましょう。

企業が本業の営業取引の循環の中で滞留する事業運転資金、内部留保のうち当座の利用目的のない部分、返還まで一定の期間が見込まれる預り金などの各資金を運用することは特段不自然ではありません。

意欲的な財務マンであれば、限られた期間と、とることが出来るリスクの範囲内で、企業にある資金を運用して少しでも本業収益の足しにしたいと積極的に考えるのはよくある話です。

さて、企業が手持ちの資金を運用して、少なからず収益を計上しているさまを十分に知るビジネスマンであれば、自身の資金についてもそれなりに運用して給与所得以外の収入を得たいという欲求が沸いてはきませんでしょうか。企業にできてなぜ個人にできないはずはない、とは考えられないでしょうか。

もしも給与所得で十分だと思っていても、手持ちの眠っている資金を活用しないのは、収益獲得を追求するビジネスマンの行動規範に照らすと非合理とすら思えてきませんでしょうか。

よってもってWATANKOは上記のごとく心から沸いてくるビジネスマンとしての欲求に素直にしたがい、投資の目的の一つとして冒頭にあげた項目を据えています。

■ただし制約もあります

もっとも企業のこうした財務行動の中には、その昔「財テク」と称して、リスクをとりすぎて火傷を負ったケースもしばしば聞かれました。

バブルがはじけてからは、かつてのこうした先鋭的な資金運用はなりをひそめて今は手堅い運用を中心としている企業が多いかもしれません。

個人においてもとれるリスクには限りがあります。個人の資金運用は数十年間、家計が継続できることを前提とした範囲内での運用です。天国と地獄、正か死か、イチかバチかという綱渡り運用はできません。

さりとてさすがに現在の定期預金だけでは物足りなく、例えば当面、用途のない資金が10,000千円あったとしたら、その資金を無難に運用して年間200~300千円程度のリターンを得たいと考える。

それくらいはビジネスマンでもある個人がもって当然のメンタリティではないでしょうか。

2016年12月26日 (月)

2016年-2017年 年末年始に読んでおきたい自動車関連図書・雑誌

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(年末にようやくまとまった休みがとれてドライブにいきました。)

サラリーマン目線で申し上げますと、今年は年末年始の曜日の組み合わせが最低でございまして、28日仕事納め~4日仕事始めというパターンでは年末年始休暇が6日しかございません。

もし28日が土曜日のケースであれば、週休二日制ならば仕事納めの日は1日前倒しの27日の金曜日となり、1月3日もまた金曜日にあたります。そうなると仕事始めは土日明けの6日になります。つまりその場合、年末年始休暇が27日~5日までの合計9日間となり、今年に比べて1.5倍の日数が頂戴できます。

などと嘆いていても(嘆いているのはWATANKOだけか?)始まらないので、6日の年末年始休暇を有意義に送るための推薦図書・雑誌を本記事では紹介致します。

・・・ただし対象分野は投資ではございません。自動車関連です。あしからず。

■『間違いだらけのクルマ選び』 島下泰久著

自動車好きなら多くの人がご存知の自動車評価家の第一人者である故・徳大寺有恒氏が執筆する、新車各車について歯に衣着せぬ評価を綴った書です。

1976年の初年度より毎年度版が刊行されており、2011年からは島下泰久氏との共著になりました。2014年に徳大寺氏が逝去されると、翌年からは島下泰久氏の単著となり、現在に至っています。

自動車評論家は自動車メーカーと持ちつ持たれつの関係が伝統的に続いており、新車の紹介などは提灯記事で占められていた1970年代において、徳大寺氏がダメな車はダメとはっきりと批判を綴った自動車評論書でした。それが大ヒットにつながり現在まで続く自動車評論書の定番となっています。

同書で書かれている良い車、ダメな車が果たして自分の考えとどこまで一致するか。異なる場合はその理由は何か。その理由に客観的な説得力はあるのか。などと自動車の各モデルに対して自分がもっている知識・見識と比較してみると面白く、車選びの審美眼を養えることができる一冊です。

■『Motor Fan illustrated Volume 108 「The 後輪駆動」』 三栄書房

Motor Fanという老舗の自動車雑誌の別冊となる月刊誌です。WATANKOは気になるテーマの時だけ買って読んでいます。

テクノロジー中心の内容が多く、WATANKOはその全てを理解できませんが、たとえ理解度が半分であっても1,600円支払って買う価値があるしっかりした内容が詰まった資料性の高い雑誌です。

ここで紹介するVolume108は後輪駆動(主にFR)を徹底的に取り上げた記事が満載です。FRの設計について多角的な記事が載るだけでなく、NDロードスターとS660についても非常に気になる評論記事が載っています。ここのところだけでも読む価値があります。

なお本誌はバックナンバーもたくさん出回っております。そこで自動車に関する個別の興味あるテーマについて取り上げた号を何冊か買って読み込むことをお勧めします。それによって実際の市販モデルについての技術的な見方を深めることができるでしょう。

自動車雑誌の定番といえばCAR GRAPHICやCAR AND DRIVERあたりかもしれませんが、本誌くらい骨太なやつをじっくり読むのも良いですよ。

■『スピリット・オブ・ロードスター 広島で生まれたライトウェイトスポーツ』 池田直渡著


最後は、やはりNDロードスターに関する書籍です。本書はライトウェイトスポーツカーの歴史について触れるとともに、著者が実際にマツダのエンジニア一人一人とインタビューして収集した、NDロードスターの設計と開発における数々のエピソードをふんだんにちりばめた内容となっています。

FRの運動性を重要視した妥協無きパッケージと部品開発。軽量化に向けた執念。オーナーにとってアフォーダブルなモデルであることを忘れない姿勢。どれも胸熱な話ばかりが載っています。

NDロードスターを題材とした書籍・雑誌の中でベストといっても良いでしょう。

なお読み進めていくうちに本書は理想のロードスターの開発記録というより、理想のライトウェイトスポーツの設計についての伝道書であるとも思えてきます。

理想のクルマ作りはメーカーや時代の枠を超えて普遍であります。

2016年12月25日 (日)

今年1年間に多く閲覧いただいた当ブログ記事―2016年1月~2016年12月

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(今年1年間で最も読まれた当ブログ記事はコレです。)

今年も残すところ1週間です。そこでこの駄ブログで当年1年間で多く閲覧いただいた記事のトップ10を僭越ながら紹介します。(ちなみの当ブログでは半年おきに直近1年間でのアクセス数トップ10記事を紹介しています。)

先ずは第10位から第6位まで。

★第10位 iFreeシリーズ登場、後発だけあってよく考えられたラインナップです(2016/8/29) 2,575PV

⇒iFreeシリーズについて、注目度の高さがうかがえるような閲覧数の多さです。でも最近ちょっと影が薄いかな?

★第9位 おいしい50代をみすみすドブに捨てるサラリーマンはどれだけいるのだろうか (2015/5/29) 2,658PV

⇒早期リタイアは魅力的ですが、サラリーマンにとって甘い蜜の時期である50代にどれだけ執着するか。貴方は悩みませんか?

★第8位 早期リアイアして何するの? (2016/3/13) 2,788PV

⇒ちょうど第9位の記事と対ともいえる記事です。しかしながら、WATANKOはこの記事のUP時点では早期リタイアした場合の過ごし方について、まだまだ煮詰めていない自分を再確認する機会でありました。

★第7位 48歳のオサーンが「29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた」を読んでみた(2016/2/27) 2,811PV

⇒20代の独身女子のITTINさんの貯蓄ストーリーです。とてもしっかりした方であり、WATANKOは+20歳のくせに彼女の足元にもおよびません。猛省。

★第6位 (続)毎月積み立てはいつがよい? (2010/8/23) 2,821PV

⇒古い記事ですが、なぜかいつもTOP10入りします。個人投資家の皆さんが月次の積み立て日の設定にそんなに悩んでいる?とはつゆ知らず。

続いてTOP5であります。

★第5位 半年あまりで16百万円が減っても投資は続けます (2016/2/14)3,554PV

⇒相場が下落すると、他の個人投資家の動向を知って安心したいのか、それとも慌てたいのか。これもまた投資家心理のなせるわざ。

★第4位 冷静に考えると選ぶべきはポルシェ・ケイマン (2013/5/1) 3,965PV

⇒私がオープンカー好きではなく、極めて合理的かつコスパ重視であけば、迷わずこの一択です。

★第3位 (続)NAからNDへ、ふたたびロードスターと過ごす日々の始まり (2015/7/20) 4,431PV

⇒第1位の続編記事です。

★第2位 55歳で早期リタイアできれば十分幸せかもしれない (2013/9/5) 4,866PV

⇒この記事は閲覧数を根強く集めています。年金支給開始よりも10年も早くリアイアできるほど資産が貯まれば、それは十分幸せでありましょう。

★第1位 NAからNDへ、ふたたびロードスターと過ごす日々の始まり (2015/7/19) 7,733PV

⇒閲覧数は第2位を大きく引き離してトップでした。最近追加モデルとしてRFが発売されたNDロードスター。今後の更なるバリエーション追加も気になります。

そういえば先日、NDを取り上げた書籍をまた購入しました。これまで手に入れたND関連の書籍の中でも1、2を争うくらい良書でした。次回紹介したいと思います。

(あとがきにかえて)

自分のブログの閲覧数(PV数)を調べた時に、①閲覧数をたくさん集める記事が毎年固定していることと、②閲覧数をたくさん集める記事が毎年入れ替わることとは、ブログの総閲覧数を伸ばす意味においてどちらが良いのでしょうか。

①にように毎年一定の閲覧数を集める人気記事がたくさんあったほうがブロガーとしては安心感があります。また一方で②にように閲覧数を集める記事の新陳代謝が活発なことは、それもまたそのブログの注目度が高い、総閲覧数を伸ばす機会に恵まれているという証左かもしれません。

ともかくもWATANKOは1人でも多くの皆さんに、1本でも多くの記事を読んでいだけるように、来年もブログ記事を書き積み上げていきます。

皆様におかれましては「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」をご笑覧のほど、よろしくお願い申しあげます。


関連記事


直近1年に多く閲覧いただいた当ブログ記事―2015年7月~2016年6月
(2016/6/30)

2015年に多く閲覧いただいた当ブログ記事 (2015/12/27)

2016年12月23日 (金)

様々な人々との絶え間なきネゴシエーション、それが不動産投資

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(何を貸すかではなく、誰に貸すかが重要です。)

前回記事にて言及した「貸し主とのそりが合わないからといって賃料を一方的に未払いにする借り主」に関するコメントをいだたきました。

頂戴したコメントに対する返信を今回記事としてみました。

「投資勉強中」さんのコメント

賃料不払いの人達はどういった考えを持っているのでしょうか。 借りる側だけでなく貸す側にもお客を選ぶ権利はあり、商売は信頼関係を前提に行うものだと実感しています。

(WATANKOより)

世の中、商いをする者が法律知識や商売上のモラルとかリテラシー、さらにはもっと根源的な常識について、どの程度備えているかはひとりひとり全く異なります。

そんな中から商取引をするにふさわしい相手を常に的確に選別できるとはかぎりません。また当初はふさわしいと判断できた人であっても、年月が経つと変節することもあります。

WATANKOも、例えば「期日までに約束を守らない相手」とこれまで辛抱強く取引を続けてきました。

また不動産投資を行っていると、保有物件の周辺にいる人々とのやりとりが生じます。なかには社会人としての常識や信義、礼儀に欠ける人もいるでしょう。

WATANKOも、例えば近所のおじさんと交わした取り決めを、相手から突然理由もわからずに一方的に破棄されたこともありました。

一時的には契約書無視の感情が通る場合もあるかもしれませんが、長期的に考えると悪評が回って店舗・土地の貸し手がいなくなる気がします(貸す側にも生活があるでしょう)。飲食店の評判にも傷がつきそうですが。

(WATANKOより)

契約当事者である相手がいくら酷い振る舞いをしたといっても、それが多くの第三者の間に広まるかどうかは定かではありませんし、時間もかかるでしょう。

ダメージを被った相手もわざわざ相手の悪評を流布するほどまで暇ではないかもしれません。それよりももう関わりたくない気持ちの方が優先するかもしれません。

WATANKOの住む街にも従業員に重労働させている、賃金未払いなど裏の顔をもつ経営者を何人か知っています。でもそんな経営者の店は昔からずっと繁盛していたりします。

情というものは理屈を基礎として成り立っていると考える僕としては不思議です。そういえばトラブルは得てして理屈通りにはいかないものでした。

人間とはまこと不思議な生き物です。

(WATANKOより)

証券の売買であれば、そこにはルールがしっかりとあり、その上でフェアな取引が成立していることでしょう。

しかし不動産投資は、そこに様々な種類の人間な介在する経済活動であり、彼らとの絶え間なきネゴシエーションに直面します。個人としてこれをこなし続けるには大きなエネルギーを必要とします。

普通のサラリーマンであれば、そのエネルギーは勤務先での仕事に注ぐべきでありましょう。

WATANKOもまた、不動産投資は親から継いだ物件だけ取り扱うパッシブな姿勢でありますし、証券投資もある程度、ほったらかしで対応できるインデックス投資を選んでいます。

そうしてメインの時間とエネルギーは勤務先の仕事、そして家族の幸せのために費やしているのです。

2016年12月22日 (木)

2016年の振り返り(2)不動産投資

【12月21日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

68,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

36,350千円

■損益率

53.5%

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(来年も満員御礼でお願いします。)


前回のインデックス投資に引き続いて、不動産投資に関する2016年の振り返りです。

不動産投資については新規投資を特段検討することなく今年も終わろうとしています。

その一方で現在保有する事業用不動産の利用状況についてのトラブルはほぼゼロでした。

「ほぼ」ゼロと書きましたのは、昨年末に発生した次のトラブルについては、その後の進展がなかったためであります。これは進展ゼロで手間はかからなかったのですが、懸案としては残っています。

■修繕トラブルで一方的な賃料不払いを喰わされた件は継続中

ちょうど1年前に、店舗・土地を賃貸している飲食店経営会社から電気関連の修繕工事について依頼を受けました。しかしその経緯に不透明な点あり話がそり合わない状態となったところ、飲食店経営会社は一方的に賃料1ヶ月を未払いにしています。

仲介をお願いしている不動産業者経由にて毎月督促状を送っていますが、進展なしのまま1年が過ぎました。

法的な手段に訴えたいところですが、未払い賃料に対して、訴訟にかかる費用と手間が割にあわず腹立たしい限りです。今後も回収の機会をうかがう長期戦の様相です。

関連記事
信頼関係が崩れてしまった賃貸先とのやりとりはスーパードゥライ

賃料未払いをやらかしてくれた賃貸先への対応はスーパードゥライ

■世間でみかける不動産投資の勧誘と悲劇は相変わらず

巷では今も個人に対して不動産投資を勧める雑誌記事やセミナーがお盛んなようです。またそれらを喧伝する広告類もよくみかけます。

WATANKOのところにも「●●のリハウス」や過日の業者(以下関連記事参照)等からのDMが頻繁に送られてきます。

関連記事
トンデモ不動産投資のダイレクトメールにご用心

とてもよくみかけるのは中古ワンルーム賃貸のお話。でも見かける事例に載っている収支情報をよく見ると、全然採算があわないものばかりです。

そこには損失リスクを一身に背負い、不動産業者、建築業者、金融機関の儲けのために一生懸命にお金をただ左から右へまわしてその結果、利益が手元に残らない個人投資家の姿ばかりが浮かんできます。

あげくのはてにこのような悲劇も伝聞されてきます。

参照記事
夢見る父さんのコツコツ投資日記
不動産投資で自己破産する金持ちが増加

 不動産投資が成功している人もいますが、やはり、基本的な勉強のうえ、個別物件をきちんと調べて、契約書も精査する必要があるでしょう。セミナーへいったり、有名人が勧めているからといって、いわれるままに借金までして突っ込むのはいかがなものかと思いますね。

ブログの管理人の夢見る父さんが記事にて上記に書かれているとおり、安易な気持ちでもって、多額の資金が動く不動産投資に手を出すことは危険です。

また家計の破綻とまではいかないまでも、日常様々なトラブルがおきる可能性もあります。具体的な事例としてはこの駄ブログの不動産投資カテゴリーをご参照いただければ幸いです。(←ブログ記事のさりげない宣伝)

不動産投資に関しては、来年もトラブルなく賃料収入が積み上がる事。正にこれだけを祈念して新年を迎えたいと思います。

2016年12月20日 (火)

2016年の振り返り(1)インデックス投資

2016年も残すところあと11日。

WATANKOの今年の忘年会は、残りあと勤務先関連2件と地元友人による計3件です。
あ、妻ミサトの大学時代の友人が毎年集まって開くクリスマスパーティに夫婦で参加しているので、これも含めると4件です。

さて駄ブログでは今年もインデックス投資、不動産投資、家計その他などについて書いてきましたが、ここで2016年を振り返ってみたいと思います。

先ず今回は駄ブログのメインテーマであるインデックス投資についてです。

今年1年間でリスク金融商品をどれだけ積み立て投資したのか。投資したアセットクラス、商品、年間投資額は次のとおりであります。

●日本株式
日経225インデックスe 700千円
ニッセイ日経225インデックスファンド 600千円

●先進国株式
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 2,700千円

●新興国株式
野村インデックスファンド・新興国株式(Funds-i)1,200千円(NISA口座)

日本株式は途中で積み立て商品を切り替えました。3つのアセット、4商品で合計5,200千円を投資しました。うちNISA分は1,200千円、年間枠全額です。

次に2015年12月末から2016年11月末までの直近1年間の評価額、評価損益率の推移です。(ともに投資待機預金、確定損益、税還付等を含む。金額単位:千円。以下表同じ。)

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2010月3月末(当ブログ開始時)から2016年11月末までの購入元本と評価額、評価損益率の推移です。

201612202

201612203

前年の2015年は年初から上がって年末に下がるという凸な展開であったのに対して、2016年は年央にかけて評価損益が落ち込みましたが、トランプラリーのおかげで年末に向けて見事に復活。1年前と同じ水準まで戻すという凹な展開でした。

結局のところ2年前と現在とを比べると運用資産総額は変わらず、ということです。

ただしこの2年間でリスク資産に投じた元本は8,200千円(2015年3,000千円+2016年5,200千円)と確実に増えました。運用資産のリスクは2年前に比べて確実に高まっています。

なお購入元本と評価額について、WATANKOがインデックス投資を開始した2008年3月末まで遡及した推移は以下のとおりです。ブログ開始以前は評価損益の資料が散逸しておりまとまっておりません。購入元本の積み上がりだけでも参考まで。

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最後に翻って12月の足元ですが、1年前とは逆に相場上昇と円安が続いています。さて来年はどんなリスクがまっているのか。今年と同様に凹な展開となるならば、積み立て投資の金額を少し増やすかなとも計画しています。

2016年12月18日 (日)

Intermission-個人投資家WATANKOのプロフィール更新

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個人が資産形成に取り組む際に、先達となる色々な個人投資家のブログを閲覧して参考とすることがあるでしょう。

しかしそこで他人の投資行動を理解するためには、その個人について、

◆どのような家計生活下におかれているのか。
◆どれくらいの投資経験があるのか。
◆投資について、どのような目的と目標を設定しているのか。
◆投資に関してどのような制約を伴っているのか。
etc...

といった属性情報を踏まえると、当人の投資行動に対する適切な理解がすすむでしょう。

そこで駄ブログに御来訪の皆様におかれましても、個人投資家WATANKOの現在の投資行動の前提となっている上記の◆について紹介すべく、プロフィールを全面更新しました。

その内容な当ブログの右上欄の「プロフィール」に掲載しておりますが、以下にも掲示致します。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

来ブログの皆様、こんにちは。個人投資家のWATANKOといいます。
私の現在の投資行動の前提となる情報を以下に公開します。

【基礎情報】

●WATANKOは首都圏にて生まれ育ち、都内の大学を卒業後、エネルギー関連企業に勤めるサラリーマンです。
●1967年生まれ。家族は私、妻、長男、次男の4人。同居しています。
●社会人になってからは独身寮、社宅暮らしを経て、地方都市に転居し、2004年に注文住宅で一軒家を建てて住んでいます。住宅ローンは利用していません。
●実家では農業を営んでいましたが、父が晩年、不動産賃貸業を始め、2000年頃からWATANKOがこれを引き継ぎました。つまりサラリーマン兼業不動産投資家であります。
●実父母は既に他界しており、介護と相続に関する事柄は全て片付いています。
●長男は大学生なので、教育費用の今後負担は見通しがたっています。次男は中学生ですが大学に進学したとしてもあと10年前後で子育ても完了です。(2016年末現在)
●不動産投資目的として数千万円の借入金残高があります。

【資産形成の履歴】

●資産形成に関しては27歳で結婚するまでは貯金ゼロでした。結婚してからも給与から天引きされる一般財形貯蓄くらいしか行っていません。インデックス投資を始めるまではリスク商品を用いた資産運用経験はゼロでした。
●2008年3月、40歳のときに給与所得と不動産賃貸業から得た余裕資金をもってインデックス投資を始めました。
●インデックス投資による資産運用の対象期間は現在では40歳~60歳の20年間と設定しています。20年間で投資元本総額を税引き前金額で1.5倍にすることが目標であります。なお期間については最長70歳あたりまでは延長する可能性もあります。
●税制優遇制度の利用としては、勤務先にて2007年より企業型DCを導入しています。
またNISAについて2014年より毎年、非課税枠全額分を使いインデックス投資しています。

【WATANKOの投資の目的】

●老後の生活資金の確保。
●不動産賃貸業における事業資金及びリスク引当金の確保。
●親から預託された資産を子どもに無事引き渡す。
●ビジネスマン目線でもって余剰資金の活用による収益確保欲求を満たす。
●スーパーカー購入をはじめ自動車趣味を満喫するための資金を獲得する。

【WATANKOの投資の手法】

●国内外の株式クラスを中心に、廉価なインデックスファンドの積み立て購入によって世界分散投資を行っています。
●投資期間は長期志向。バイ&ホールドを基本とします。リタイアするまでの間は、まとまった資金需要が生じない限り保有商品の売却は行いません。ただし相場が下落してきたと思える時には追加スポット買いを行います。
●ポートフォリオは日本株式1:先進国株式2:新興国株式1~2が大まかな目安。厳密に比率を守ることは追求していません。よってクラス間のリバランスもめったに行いません。
●個別株、アクティブファンド、FXやIPO、外貨預金、リスク性ある保険商品は購入しておらず、現時点では今後購入の予定もありません。

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以上が当ブログ「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」の管理人WATANKOであります。

皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。

2016年12月16日 (金)

2016年12月の積み立て購入商品-振り返れば今年は安値買いの年だった

WATANKOは日本株式、先進国株式、新興国株式のインデックス投信をSBI証券にて毎月積み立て購入しています。

さて今年最後の積み立て投資を行いました。その内容は7月に日本株式をニッセイ日経225インデックスファンドに変更して以降、半年間ずっと変わっていません。

関連記事
2016年7月の積み立て購入商品-ニッセイ日経225インデックスファンドにカムバックさて今月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

201612312

さらに12月の仕入れの結果、11月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

201612313

Notes)
*表中の金額単位は円です。
*NISAは暦年ごとに損益を認識する必要があるため2016年の分のみの表記としています。

さていつも月次でこの積み立て投資の記録を記事にしているのですが、平均購入単価の推移を毎月眺めてみても、前月比では0コンマ%の変動しか見られません。今月は新興国株式が1%もUPしたのは、前月比の動きとしては比較的大きい方です。

それでは1年前の平均購入単価と今月を比較するとどうかでしょうか。

日本株式は上述のとおり年央で積み立て商品を切り替えているので除外するとして、先進国株式と新興国株式にてそれぞれ1年前と現在の平均購入単価を見てみましょう。

●<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

2015年12月末 12,642円
2016年12月末 11,507円(前年比▲1,235円、▲9.7%)

●野村インデックスファンド新興国株式(Funds-i)

2015年12月末 13,281円
2016年12月末 10,713円(前年比▲2,568円、▲19.3%)

ちょっと意外にも、先進国株式では約10%、新興国株式では約20%も平均購入単価が引き下がっていました。

つまり振り返ってみれば、今年1年間はそれまでの保有資産の平均購入単価水準に対して、安値購入ができた年と言えます。

そうであるならば、毎月の積み立て購入額を2倍にでもして、もっと平均購入単価を引き下げればよかったという後悔もちょっぴり湧いてきます。

しかしそれも後から言えた話であり、今年積み立て投資を行っている最中では思いもよりませんでした。またそれならばといって今度は毎月の積み立て投資を引き上げても、いまやトランプラリーにより投信の基準価額は上昇中であります。このままいけばしばらくは逆に平均購入単価が引き上がることでしょう。

いやはや、やはり「安値で買い、高値で売る」タイミング投資は難しいです。

来年も淡々と積み立て投資を続けることにします。

2016年12月14日 (水)

ロボアドバイザーに診断してもらった結果はいかに

相互リンクいただいている著名ブロガーのNightWalkerさんがブログでロボアドバイザーによる診断結果を取り上げられています。

参考記事
NightWalker's Investment Blog
ロボアドバイザー 頼るは恥だが役に立つ

WATANKOはロボアドバイザーによる診断に対しては、正直言ってシニカルな面を持っているのですが、ロボアドバイザーがどんな提案をしてくれるのか興味が全くゼロというわけではありません。

そこでWATANKOもNightWalkerと同様に東証ETFロボアドバイザー松井証券の投信工房でどんな内容を提案してくれるのか試してみました。

先ずその前に、WATANKOの直近のポートフォリオは次のとおりです。このポートフォリオは言わずもがなですなが、WATANKOが認知する期待リターンとリスクのイメージに合致しています。なお過去平均りターンは4.8%、リスクは13.6%です。

201611306


さて上記に対してロボアドバイザーの提案はどんなものになるでしょうか。

■東証ETFロボアドバイザー

運用目的、年齢、投資金額、リスク許容度等の条件をインプットして出た結果がこれでした。

201612141

ロボアドバイザーが提案してきたポートフォリオは、WATANKOの現在のポートフォリオと比べて日本株式、先進国株式、新興国株式、先進国債券まではだいたい同じシェアになっております。

しかしそれ以外はNightWalkerさんのケースと同様に国内REITと、なんと金を推奨しています。

どんだけ金好き?

またWATANKOの現在の投資元本68百万円を入力して、具体的な商品推奨まで進めてみた結果、リターン11.6%、リスク19.97%という相当にアグレッシブな内容でした。

201612142

■松井証券の投信工房

ひきつづいて駄ブログ記事も取り上げたことがある松井証券の投信工房です。ここでも東証同様にいくつかの条件をINPUTした結果、ポートフォリオを提案してもらいました。

201612143

これまた日本株式、先進国株式、新興国株式、日本債券、先進国債券まではWATANKOのポートフォリオと類似しています。しかしそれ以外では国内外REITや、それにここでも金を組み込んでいます。

それとリスク、リターンについてはWATNKOの現在のポートフォリオに類似しています。

また投信工房では運用コースやリスク許容度を選択できたり、過去のリターンだけでなく将来のリターンも提示するなど機能や情報量が充実しています。

参考までにWATANKOのケースをあげておきます。

201612144

201612145

■自分とロボアドバイザー、どちらを信じますか

自分が選んできたポートフォリオに対して、ロボアドバイザーが提案したそれがかなり異なる場合、貴方はどちらを採用するのでしょうか。

自分のポートフォリオとロボアドバイザーのポートフォリオの違いから、新たな気づきを得るのか、それとも明確に否定とするのか。はたまた、ただ違いを眺めてお終いなのか。

WATANKOは自分で稼得したお金の活用方法だから、やはり自分のポートフォリオを選びます。

ただし、それもまたひとつのオーバーコンフィデンスなのかもしれませんね。

2016年12月13日 (火)

BNDからの2016年12月分分配金

【12月9日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

68,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

34,392千円

■損益率

50.6%

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WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2016年12月分の分配金が入金されました。税引き後で230.24ドルです。これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。

201612311

今月分をもって2016年の分配金収入はお終いです。合計では3,000ドルにわずかにとどかず。過去3カ年で最も少ない分配金収入でした。ショボーン、であります。

続きまして債券に関する雑感です。

アセットクラスで比較的リスクが大きいといわれる株式。

一方、リスクは少ないけれども、リターンもまた徹底的に少ない預金@日本。

堅実に資産を増やしたいという紳士淑女の皆さんにとっては株式、預金ともに「帯に短し、たすきに長し」という資産運用ビークルに見えるのも無理はありません。

そこで株式と預金の間に位置して、リスクとリターンが程よくバランスしているアセットクラスはというと債券となります。こいつをコツコツ積み上げれば、市井の個人投資家にとっていい塩梅なリスク管理とそれなりのリターン獲得を期待できます。

・・・と教科書的なことを言ってみたところで債券自体がもつ信用リスクに加えて、日本の債券クラスの金融商品はリターンがとても低いこと等の理由でパッとしません。

もっと魅力的な債券商品に出てこないうちは、BNDの保有をもうしばらく続けるかなと考える師走であります。

2016年12月11日 (日)

ジェンソン・バトン、ニコ・ロズベルク、F1チャンピオン・ドライバー2人の印象的な引退

現在のF1ドライバーで最も速くかつ強いドライバーといえばルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、あと加えるとすればフェルナンド・アロンソでしょう。さらに彼らのひとつ前の時代であれば、多くのF1ファンはミハエル・シューマッハー、そしてキミ・ライコネンの名前を挙げることでしょう。

それでは毎年F1ワールドチャンピオンを獲得するのは、上記にあげたトップ・オブ・トップドライバーで全て占められているというとそうではありません。

毎レース勝てる、毎年チャンピオンを狙えるトップ・オブ・トップドライバー以外でも、巡ってきたチャンスを逃すことなく、これを活かしてワールド・チャンピオンになったドライバーもいます。

■ジェンソン・バトン、悔いなきF1ドライバーキャリア

20歳という異例の若さ、しかもトップチームのウィリアムズからデビューしたこの英国紳士は、ホンダ・エンジンを載せたマシンも合計8シーズンのドライブ・キャリアがあり、日系モデルの道端ジェシカとの交際もあって日本人にも比較的よく知られたF1ドライバーです。

さてF1デビューした若手の注目ドライバーの中で、チャンピンに輝く者の道程あげるとすればおおよそ次のとおりではないでしょうか。

先ず中堅チームでデビュー後、チームの実力を超えた速さ、そして結果(←ここ大事)をたたき出し、それが認められてトップチームに移籍する。引き続き結果を出し続け、ほどなくあれよと言う間に頂点に到達してしまいます。ミハエル・シューマッハー、フェルナンド・アロンソ、セバスチャン・ベッテル、皆同様です。ルイス・ハミルトンにいたってはデビュー当初からトップチームです。

世界のトップドライバーが集まるF1の世界ですが、その中でさらにトップを獲るドライバーというのは速さだけではない、勝てる、そして頂点に立てる“何か”才能のようなものを持っているのかもしません。

翻ってジェンソン・バトンですが、デビュー年は注目されたものの、その翌年から2年はベネトン/ルノーで不遇をかこいます。またBARホンダで初優勝を飾りますが、ホンダ・エンジン時代でマシンに恵まれたのはほんの2シーズンです。所属したチームの不運もありましたが、上述のチャンピオン・ドライバー達とは異なり、頂点に立てる“何か”までも持ち合わせたドライバーとは思えませんでした。「速いマシンとチャンスに恵まれればたまに優勝する」程度のトップドライバーでした。

(一応バトンの名誉のために補足しておきますが、それでも彼が出走したシーズンでは常にトップ10に名前をあげても違和感がないグレート・ドライバーであることは間違いありません。)

さらには2008年のホンダ撤退によって、個人に払下げされたお通夜のようなチームで翌年走らなければならない時、彼の周囲は悲壮感で一杯でした。

ところが翌2009年シーズン、ホンダが開発して払下げたマシンの戦闘力が他のトップ・チームを圧倒します。バトンもこの絶好のシーズンを逃すことなく、前半線で勝利数とポイントを積み重ね、後半戦は追いすがるチームメイトとのポイント差を慎重にコントロールしてワールド・チャンピオンを獲得しました。

よもやのチャンピオン獲得によってバトンのF1ドライバーとしての価値は一瞬にして最高となり、その「売り時」のタイミングを逃さずに毎年恒常的に勝利を狙えるトップチームのマクラーレンに移籍します。その後はワールド・チャンピオンの後光のもとに安定的に結果を残し、たまに優勝すれば「やはりチャンピオン・ドライバーであるバトンは頼りになる。」と評されてマクラーレンに7年もとどまることができました。

バトンは決して毎年、頂点を狙えるドライバーではありませんでしたが、上述のとおり唯一訪れた2009年のチャンスを確実にものにした以降は、チャンピオンの肩書をフル活用して、トップチームのドライバーとして充実したF1キャリアを得られました。

さながらデビュー以後パッとしない時期が続くも、たった1曲のミリオンヒットをきっかけにハクがついた演歌歌手がその後も長く、人気歌手として活躍し続けたようなものでした。


■ワールド・チャンピオンに輝き、満たされたニコ・ロズベルク

バトンと同様なトップドライバーとしてもう一人、2016年のF1ワールド・チャンピオンであるニコ・ロズベルクも取り上げておきましょう。


1982年のF1ワールドチャンピオンのケケ・ロズベルクを父にもつ彼もまたバトン同様、2006年に20歳の若さでF1デビューしました。その後5年目の2010年にメルセデスに移籍します。

ここで同チームが実力をつけてトップ・チームとなっていく過程に歩調を合わせるがごとくロズベルクも初優勝を達成、そしてチャンピオンを狙えるマシンを手に入れました。

しかしここでチームメイトになったのは天才肌のチャンピオン・ドライバーであるルイス・ハミルトン。2014年、2015年と2年連続でロズベルクはハミルトンとチャンピオンを争い、破れました。ロズベルクも相当に速いですが、やはりチームメイトは強敵すぎました。

かつてレッドブルにおいて、十分に速く、勝てるドライバーであったにもかかわらず、チームメイトのセバスチャン・ベッテルに負け続け、事実上のNo.2ドライバーになりさがってしまったマーク・ウェバーのように、ロズベルクもなってしまうのか。2年連続でハミルトンに負け続けたロズベルクにとって2016年は崖っぷちでした。

ところが2016年にはロズベルクにとって過去3カ年で最大のチャンスとなったシーズンでした。ロズベルクは序盤4連勝する一方でハミルトンはトラブルでリタイアも続きます。シーズン中盤でロズベルクはハミルトンにポイントで逆転されますが、その後再度逆転。シーズン終盤のハミルトンは5連勝して怒涛の追い上げを見せるも、ロズベルクは無理をして自滅することなく、ハミルトンに喰い下がり、シーズン序盤に築いたリードを保ち続けて初戴冠となりました。

バトンと同様に、彼にとってワールド・チャンピオンに初めて輝いた今この瞬間が、F1ドライバーのキャリアとしての頂点であり、最も褒め称えられる存在でありましょう。

ただしロズベルクがバトンと異なるのは、チャンピオンを獲得して自分のF1ドライバーとしての市場価値が最高の状態にあるにもかかわらず、バトンと同じようにその価値を活かしてF1のトップチームで走り続ける道を選ばなかったということです。

ロズベルクはチャンピオンを達成して、F1ドライバーとしてひとつの充足感に満たされてしまったのかもしれません。それでなくとも彼は既にF1を11シーズンも走っており、F1ドライバーとして十分なキャリアを築いてきました。来年以降5、6シーズンを走り続け衰えが見えてきたところで引退するよりも、チャンピオンをとった今この最高の瞬間に身を引くことで、彼のF1ドライバーとしてのキャリアは今後も色褪せることなく語られることでしょう。

彼は引退の理由として家族との時間を過ごすことをあげています。それにしばらくすればまた別のレースカテゴリーでドライバーとして新しいキャリアを築き始めるかもしれません。

F1だけがレースの世界ではない、人生の全てではない。頂点に立ったF1ドライバーが若いうちに、別のキャリアを歩み始めるという生き方。ロズベルクの電撃的な引退から、F1ドライバーの多様性をWATANKOはまたひとつ垣間見ました。

■まとめ

ジェンソン・バトン、ニコ・ロズベルク。二人のF1ドライバーに共通していることは、頂点に立てるたった1度かもしれないチャンスに出くわした時に、これを逃さず掴みどり目標を実現させたことです。

バトンはそれを自身の以降のF1キャリアに最大限活かしました。一方でロズベルクは十分な充足を得てF1を去りました。

彼らのようなトップ・アスリートでなく我々凡人であっても、人生において何度か(あるいはたった1度かもしれない)大いなるチャンスに恵まれることがあるかもしれません。

そのようなチャンスを逃さず掴み取ることができれば、それ以外の局面で多少のヘタを打ったとしても、十分に幸せな人生かもしれません。

F1ドライバーとして光り輝くひと時を手に入れたジェンソン・バトン、そしてニコ・ロズベルク。それぞれたった一度のチャンピオンであったとしても、それは素晴らしく光り輝く印象的なレース人生であったとして、振り返るに値するでしょう。

2016年12月 9日 (金)

2016年11月末運用状況

11月は米国大統領選でトランプ氏が選出されたことに伴う株高・円安,、いわゆる”トランプ・ラリー”で盛り上がりました。日経平均は久しぶりに2万円をうかがえるところまで上昇しています。円も1ドル110円をかるく突破して113~114円まで下落しました。

こうなってくると積み立て投資を行ってきた個人投資家の資産運用成果は、年初来最高益となるケースが散見され、個人投資家ブログ界隈では「売り」をテーマとした記事がそこかしこでみられました。

相場がある程度動いた時、保有商品を「売りたくなる心理」または「買いたくなる心理」がムクムクと頭をもたげてきます。そんな時、個人投資家は普段から定めておいた保有商品の売買ルールに則り、刹那的な感情に流されない投資行動をとりたいものです。

ちなみにですが、WATANKOの「売り」のルールは「資金が必要になったとき」、それと「資産運用自体を終了するとき」と定めています。簡単至極であります。

ということでインデックス投資を初めて8年9ヶ月、105ヶ月が経ちました。2016年11月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは113.90円/ドルです。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
①購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
②評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

表中の投資待機資金における①購入元本と②評価損益の差額については、過去に保有商品を売却した際の税引き後の売却益、SBIポイントの還元分、SBI証券のキャンペーン現金還元分等が含まれています。


◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+5.0%~ ▲5.0%
×:▲5.5%~

201611304

売却済みファンドの履歴は以下のとおりです。

201611305

続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201611306

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
4.8%(4.8%)

●リスク
13.6%(13.4%)

●シャープレシオ
0.35(0.35)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
68,000千円(68,000千円)

●評価損益+確定損益分
32,595千円(27,134千円)

●運用期間
105ヶ月(104ヶ月)

●元本平均残高
47,416千円(47,213千円)

●平均年間利回り
7.9%(6.6%)

<概況>

冒頭の内容に沿えば、WATANKOの今年の資産運用成果はここにきて、最高益に達しました。資産運用総額は2015年12月末以来、11ヶ月ぶりに1億円へ復帰です。

12月中には今年の余裕資金総額を証券口座に投入する予定ですので、その分も加味すれば来年は多少の基準価額の下落があったとしても大台を割ることは少ないかもしれません。

皆さんの今年の資産運用はいかがでしたでしょうか。このあと年末に向けて今の相場と為替の水準が続けば、懐がなかなかに暖かい正月を迎えられそうですね。

WATANKOの2016年の資産運用については、月中に振り返り記事をUPする予定です。

2016年12月 7日 (水)

積立NISA、やっぱり20年に。金融庁グッジョブ

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(すぐに続編記事を書くとは思わなんだので、ついつい同じアイコン)

前回記事で「積立NISAは年間60万円で非課税期間10年にて新設」とお知らせしましたが、1週間とたたないうちに続報を目にしました。

参照記事
2016年12月7日付日本経済新聞
積み立て型NISA、20年非課税 年40万円上限

(閲覧には会員登録が必要です。)

金融庁の土俵際の粘り腰によって、非課税期間は当初案の20年、非課税枠は年間40万円に再度変更された模様です。上記記事によると「金融庁の森信親長官が6日の自民党の税調幹部の非公式会合で20年の長期投資の方がより高い投資収益率が得られるといった利点を説明」とあります。

「長期投資がより高い投資収益率を得られる」と断言しているところは、異論もでてくるかもしれませんが、それはもはや大事の前の小事。この場ではスルーしてもよいでしょう。

年間の非課税枠が60万円から40万円に引き下げられることで財務省のメンツも立ちました。これぞ足して二で割るお役所仕事。・・・いやいやここは財務省もリスペストしておきましょう。

非課税期間が一旦20年と設定されてしまえば、金融庁としては今後の実績があがってくれば年間の非課税枠の拡大を打ち出す素地も整ってくるでしょう。

しかし20年とは実に長いです。子どもが生まれて成人するまでの年月、新入社員が課長になろうかという年月です。このような長期間枠の中に余裕資金に放り込んでおくこと自体が資産形成の達成確度を高めていくことに繋がるのではないでしょうか。

さてここで、本日はここで終わらずNISA記事が特盛の日となりました。さらに続報です。

参照記事
2016年12月7日付日本経済新聞
NISA一本化を検討 積立型と現行型、与党大綱案

(閲覧には会員登録が必要です。)

与党は2017年度税制改正大綱案の中に、現行NISAと新設する積立NISAとの統合を検討課題のひとつとして盛り込みました。

記事によると「現行のNISAはなくなり、積み立て型に徐々に一本化。より個人投資家が利用しやすい制度にする。」とあります。ここから読み取るに、やはり積立NISAの非課税年間枠を増やしていく方向でしょうか。

いずれにせよここはひとつ現行NISAと積立NISAのイイとこ取りな統合をお願いする次第です。

最後は皆さん、お馴染みのリズムでもって締めたいと思います。

♪♪♪ NISA太郎~、NISA!♪♪♪

「♪ I have a 年間120万円~ ♪」

「♪ I have a 非課税20年~ ♪」

「♪ ・・・ア~ン、120万20年 ♪」

2016年12月 5日 (月)

積立NISA、10年どまりがちょっと残念

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(はい、NISAによる税制優遇はここまでよ。ですか?)


日経新聞によると、財務省が創設する「積立NISA」の方針が固められた模様です。

参照記事
2016年12月2日付日本経済新聞
積み立て型は10年非課税 NISA、年60万円上限

(閲覧には会員登録が必要です。)

金融庁は創設されるNISAの新枠についての非課税期間について当初20年を求めていましたが、財務省は検討の結果、10年と設定するようです。その他のポイントは以下のとおりです。

●現行制度との併用は認めず利用者はどちらかを選ぶ。
●投資対象は長期の分散投資に適した一定の投資商品に限る。
●非課税期間中は売却益や配当に対する税金がかからない。(現行NISAと同じ)
●開始時期は2019年1月の案が有力

■10年どまりがちょっと残念

非課税期間が当初案どおり20年でしたら、これは相当に長期間と言え、恒久化にかなり近づいた制度とみなしてもよいでしょう。しかしそれが10年とは半減です。財務省は自民税調の主張とのバランスをとったを記事に書かれていますが、なんともシブチンです。

証券優遇税制(上場株式などの譲渡益および配当等に対する税率を本則の20%から10%に引き下げている特例措置)の時のように太っ腹をみせてほしいです。(当優遇税制には金額上限がなかった。)

そういえば証券優遇税制の適用期間もまた2003年~2013年と10年間でした。“10年ひとくぎり”がお役人の頭の中味なのかもしれません。

■NISAは恒久化か損益通算のどちらかは実現してほしい

WATANKOは昔から唱えていますが、現行NISAとは①期間が5年間と限定されていること、②他の所得と損益通算できないことの2つの特徴をあわせてもっていることが制度として致命的なデメリットになっています。

せめて期間が恒久化されれば損益通算できなくとも、損益プラスの時を狙って利確できます。また損益通算ができれば、期間が限定されても個人の他の所得と通算して税金負担を削減できる機会があります。

NISAはせめて恒久化か、あるいは損益通算が実現してほしいです。そうなれば現在よりも、明らかに活用メリットがでてくるでしょう。

今回の新設枠は、現行NISAよりもはるかに長期間にて設定されることにより、恒久化の実現に類似した改善が実現されると思っていましたが、それが10年とはなんとも惜しいです。しかし5年よりはマシであるのもまた事実。使わない手はありません。

・・・といいたいところですが、金額枠が半減した年間60万円とは、これまた残念です。もう一度言いましょう。財務省はなんともシブチンであります。

■なぜWATANKOはNISAを活用するのか

NISAに関しては120万円であろうが、60万円であろうが年間の非課税適用枠としては物足りなく、その観点から制度自体にネガティブな意見をお持ちの個人投資家の方もいらっしゃることでしょう。

WATANKOとて非課税枠の金額については物足りないと思っている一人ですが、だからといってNISAを全く活用したくないとまでは思いません。

個人の投資行動を推し進めるための優遇制度が、多くの個人に利用してもらって実績が上がる。そうなれば金融庁ひいては財務省も個人投資家向けの税制優遇制度の更なる拡充を検討・実施してもらえる環境が促進されると考えているからです。利用実績が芳しくない税制なぞ拡充に限界があり、なかなか進まないかもしれません。

多少不便で、改善点がある制度であっても許容できる範囲でこれを活用して、証券投資に関する税制優遇について、個人投資家の感度は決して低くないことをアピールしたいものです。

それにしても10年間、60万円ですか。三度言いたくなりました。言ってもいいですか。

シブチンだなあ。財務省。

2016年12月 3日 (土)

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016懇親会」チケットが販売開始されました-懇親会、マジ楽しみです!#foy2016

2017年1月14日(土)開催の「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016」の授賞式
の開催後の同日夕刻より「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016懇親会」が開催されます。

公式ページは次のとおりです。
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016懇親会

懇親会の実行委員長は相互リンクいただいている個人凍死家テリーの投資生活チラシの裏の個人凍死家テリーさん、実行委員は1億円を貯めてみよう!chapter 2のすぱいくさんです。

すぱいくさんの関連ブログ記事は以下です。

1億円を貯めてみよう!chapter 2
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016懇親会のチケットは明日(12月3日)の朝に発売 #foy2016

駄ブロガーWATANKOは授賞式に参加するほか、上記懇親会では当日スタッフの一人として運営をお手伝いさせていだきます。

本日朝から発売開始された当懇親会チケットは着々と売れている模様です。懇親会に参加をご希望の皆様におかれましては、どうぞお早目のご購入をお待ち申し上げます。

WATANKOは昨年、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015 受賞式のあとの懇親会に参加させていただき、普段なかなか会えない個人投資家の方々と楽しい交流をさせていただきました。

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ちなみに前回懇親会にてお会いした方々です。

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今年は前回よりもはるかに大規模な懇親会を開催するはこびとなっております。


厳かに執り行われる授賞式も良いですが、和気あいあいと交流できる懇親会もまた楽しく充実したひとときとなることうけあいであります。

個人投資家の方々はもちろん、これから投資をはじめようとお考えの皆様と懇親会当時にお会いできるのをWATANKOも楽しみにしております。

懇親会、マジ楽しみです!

2016年12月 1日 (木)

(続)「子どもが遅くできたから、夫婦の老後が大変」には100%同情できず

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(子育てはお金だけじゃあないよ。)

前回記事では、「子どもを遅くに生んで育てると、夫婦の老後資産の形成が大変」という意見に対してWATANKOは以下の考えを述べました。

1.「子どもを産み育てる時期の違いによって家計の負担が変わることはない。」
2.「むしろ遅い方が収入UPの可能性と支出先送りという有利な面あり。」
3.「ただし子どもを持つ前にしっかりとそれ向きの資金を手当てしておくことが肝要。」

特に上記の3について、SNSを通じて意見を以下の主旨のご意見をお寄せいただきました。

「そんな先のことまであらかじめ見越していかねばならないなんて大変だ。」

「子どもをつくることを諦めていたところで、予定外に授かるケースもあり、必ずしも準備万端とはいかない。」

現実的な目線から言えば、それもごもっともな意見です。

「将来どんな人生を辿るのか、私(俺)自身だってわからねえ。」

・・・しかし、だから年を重ねて人生、先に何がまっているかわからないからこそ若いときから貯蓄が必要ではありませんか。

若いときには予想もしていなかった将来の結婚や子育てのほかにも、病気や怪我への対処、あるいは自分の追い求める夢の実現のためにお金が欠かせないケースが多いでしょう。

■教育費はタイミングよりも金額に注意

将来にわたっての雇用や収入の不安をふまえるとするならば、人生いろいろな局面でかかるお金はセーブしたいところです。教育費もまた同様です。

夫婦がいくら若いときであっても、教育費をかけ過ぎてしまえば、それはのちのち老後の資産形成にとって支障となるでしょう。また、年をとってから生まれた子どもだからといって、若い時の場合よりも教育費をかけてもよい、あるいはかけなければならないという絶対的な理由はありません。

子どもが生まれたタイミングをもって教育費のかけ方を増減させることは避けるべきであり、あくまで夫婦の就労期間中の年収の総和からまわすことができる教育費の水準を定めて、それをもとに具体的な使い道を考えるべきです。

■まとめ

子どもを産み、育てることはとても人生の充実につながります。子どもは決して負債などではなく資産であり、幸せです。なかには教育費に不安を持つ壮年夫婦もいるかもしれません。

しかし子育てにおけるお金のかけ方はいく通りもあります。学校なんて高校までは公立で十分じゃあないですか。教育費の大小が、そのまま子育ての良し悪しの大小につながるわけでもないでしょう。

子育ての方法やお金のかけ方に唯一の正解はありません。大事なことはいつも子どもと向き合って、お金以外のこともたくさんと与えることなのです。

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