免許取り立ての我が子のはじめての車にはハッチバック
(ハッチバックがおすすめ)
都内はともかく地方都市に住んでいると車は交通手段として必需品であるケースが非常に多いです。そこで育った子どもがやはり地方都市で就職すると、通勤用としても車が必要になるケースもまたよくみられます。いつも年度末の教習所は混雑し、ひと足早く運転免許を取った若者が若葉マークをつけて街中をややゆっくりとした調子で走りまわり始めます。
さて貴方が親御さんであり、運転免許を取得した自分の子どもに車を買い与える場合、または子どもが自身で車を買う場合、どのようなモデルを選べばよいでしょうか。
ここでは免許取り立てのドライバーの視点に立ってモデルを選ぶことが大事であります。加えて車好きのWATANKOからみれば、当人の後々のドライバーキャリアを見越して、まず最初に何にのっておくべきかという視点も添えたいと思います。
■BまたはCセグメントのハッチバックがおすすめ
結論からいいますと、免許を取得した若者が始めて所有するモデルとしてはBまたはCセグメントのハッチバックがWATANKOが考えるベストです。
(注)ここでいうセグメントとは車のサイズを表しています。具体的な内容は以下をご参照ください。
IT mediaビジネスオンライン コラム:セグメントって何?
BまたはCセグメントのハッチバックを勧める理由は次のとおりです。
1.ボディが小さく取り回しがしやすい
ボンネットがしっかりとあるモデルなら先端の車両感覚も掴みやすいです。トランクが張り出ていないので全長は短く、駐車もラクラク。もひとつ言えば洗車も楽です。
2.運転がし易く、楽しみやすい
重量が軽いので、走り出しやすく、かつ止まりやすいです。タイヤがボディの四隅にあり、かつ重心高が高くはないので、キビキビとした軽快な運転ができます。
3.積載量も確保できて利便性が比較的高い
大人5人をきちんと乗せることができれば、後部座席を倒して大荷物も載せることも可能です。
4.比較的燃費がよく車両価格も安価
軽量なので比較的燃費がよいです。またボディが大きくはなく、中古車市場でもとりたてて人気があるボディ形式ではないので安価です。
■具体的な選択
BまたはCセグメントのハッチバックとなると部品代、整備費が相対的に安価でディーラー店舗も多い国産車から選ぶとなると、新車ならばヴィッツ、オーリス、キューブ、ノート、フィット、アクセラ、デミオ、インプレッサ、スイフトあたりがお勧めです。また予算を抑えたいもしくはもっと多くの車種から選びたいとなれば中古車も視野に入ります。
よく初心者は運転慣れしていないので、車をぶつけたり、凹ましたり、擦ったりするケースが多いといわれ、それゆえに中古車で十分という見方があります。中古車を選ぶ理由としてはなるほどでありますが、加えて(詳しくは後述しますが)自分のマイカーの好みやカーライフが定着しないうちに、大枚はたいで新車を買わなくてもよいという見方もあります。
ちなみに初心者の最初のマイカーとしてミニバン、SUVはお勧めしません。理由はハッチバックを勧める理由と正反対であります。ボディが大きくとり回しが悪い。重量が重く運動性に欠ける。燃費は悪く、ハッチバックよりも値が張ります。
ハイブリッドやEVも時期尚早です。まずはシンプルなガソリンエンジンだけを搭載した車でもってエンジンと変速機のフィーリングを体に覚えさせることが先です。
それとできれば軽自動車も避けたいです。小さな車両感覚に馴れてしまうとBセグメント以上の登録車の車両感覚を身に付けるのには不十分であります。一生涯、軽自動車しか運転しないというならば話は別ですが。
■まとめ
運転初心者にとって、まず最初にマイカーとするのには運転をする上で、バランスがとれたクセのないプレーンな1台、利便性に優れて、比較的安価でもとめやすい1台としてハッチバックがお勧めです。
ハッチバックを乗りながら、自動車やドライビングの特性を体に覚えさせるとともに、当人の車に対する興味・関心やカーライフを具体的に考えて、体験しながら、将来のカーライフのスタイルを決めていくとよいです。
最後にWATANKOのベスト推奨を挙げておきます。それはフォルクス・ワーゲンのゴルフ。予算1,000千円未満の先代モデル、ゴルフⅥが手頃でしょう。よく作り込まれた優良ハッチバックです。
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