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2017年2月28日 (火)

インデックス投資が満9年、ブログ開設が満7年を迎えました

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(ここまで頑張れた。)


時に西暦2008年2月末

WATANKOのインデックス投資は、三菱UFJインデックスファンド225というインデックス投信を初めて買ったところからスタートしました。あれから今月末でちょうど満9年が経ちました。

■サラリーマン兼不動産投資家のWATANKO

WATANKOは首都圏にて働くどこにでもいる、ごく普通のサラリーマンです。しかし過去には勤務先が倒産しかけて大リストラを行いました。当時まだ30歳すぎのWATANKOもまた10%給与カット、ボーナスは半減という収入減に直面します。結婚して子どももできたばかりのWATANKOにとっては大変な痛手でした。

個人が経済面で勤務先の企業にのみ100%依存することの危うさを、身をもって知ることになります。

またその数年後には年老いた父に代わり、実家が営むいくつかの不動産物件の賃貸業を徐々に継承しました。しかしこれも賃料の値下げ要請や未払い、物件の破損、隣地所有者との諍いなど様々なトラブルが生じましたし、想定外の支出もかかりました。収支計画をしっかり立てて管理しないと手残りする利益もどんどん目減りするものです。

またサラリーマンを行う傍らで週末、不動産投資家を続けていくことは大変ですし、今もそれは続いています。

■インデックス投資による資産運用のスタート

マイホームや介護、相続の問題が概ね片付き、勤務先でのキャリアも巡航状態を迎えた時に、手持ちの余裕資金をもっと活用して利を得たいと考えるようになりした。そうなると金融商品の売買、証券投資に目が向きます。

しかし定期預金では利回りの水準がお話にならないくらい低いですし、かといって個別株やFXについては「いつ」「何を」買っていいか、その目を養える自信も時間もまったくといっていいほどありませんでした。

嗚呼、神様よ。決して欲はかき過ぎません。WATANKOが子どもの頃に定期預金で目にした4~5%の年間利回りで十分ですから、リスクを抑えてそれを達成できそうな投資方法はないものか。

WATANKOは当時このように資産運用の新しい道を探索していたところにインデックス投資と出会い、これを採用して現在に至っています。なお、勤務先にて確定拠出年金を導入したこともきっかけのひとつであります。

WATANKOの総合的な資産形成においては、勤務先(給与所得)の浮沈や不動産投資(賃料収入)にはどうにも拭い難いリスクが潜んでします。しかもこれらには多大な時間をとられることも頻繁です。

したがいこれら2つのリスク・手間がかかる稼得手段にさらにトッピングする第3の道として、リスクコントロールが行いやすく、手間が少ないインデックス投資がとてもよくマッチしています。

換言すれば勤務先(給与所得)の浮沈や不動産投資(賃料収入)のリスクがある以上、証券投資においては過度なリスクはとれないためインデックス投資を選んだということです。

■商品を売却した過去もあるけれど、現在はバイ&ホールドが定着

インデックス投資というと、インデックスファンドの積み立て購入、バイ&ホールドなどが模範的な手法でありましょう。

しかしWATANKOはここに至るまでにリーマンショックからの一時的な回復期を捉えて、一部のインデックス投信の「やれやれ売り」をやってきたり、証券優遇税制の終了にあわせて商品の売却と再購入、つまりはクロス取引を行ったりしました。

今思えばリターン面は大した効果はなく、メリットは保有商品の数を絞り込むことができたことくらいでした。

2014年にNISAがスタートして以降は、保有商品の売却はほとんど行っていません。

以下はこれまで9年間のインデックス投資の運用成果です。

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このグラフを見るたびに、インデックス投資が今や自分の資産運用手法として完全に定着していることを実感します。

■これからどんな展開になるか

WATANKOのインデックス投資による資産運用期間を当初20年間、2028年までと想定しています。あと11年間あるわけですが世界はどうかわるのか。

東京オリンピック以降、日本の景気はどう推移するのか。米国の大統領は少なくともあと2回は変わりますが、ロシアや中国の指導者は誰になっているのか。

日本の不動産市場はどうなっているのか。新興国はどれだけ発展するのか。日経平均株価やMSCI-KOKUSAI、ドル円の為替はどうなっているのか。

ウォーレン・バフェットはじめ偉大なるシニア投資家はみないなくなり、個人投資家達は誰の声を聴いているのか。

未来のことはわかりません。しかしWATANKOが、おそらくポートフォリオはかわりこそすれ、インデックス投資を続けていることはかなり高い確率で予想できます。

なぜならそれは自分の意思で決めた資産運用なのですから。

(つづく)

2017年2月26日 (日)

2016確定申告(Pay Tax For 2016)

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(納税は振替で!)


今年も確定申告と花粉症のシーズンがやってきました。

WATANKO家はWATANKOと妻ミサトの2名分の申告業務を地元の税理士Mさんに代行してもらってきました。それが昨年からMさんが高齢を理由に、当人の税理士業務を同じく地元にある税理士法人に譲渡することになりました。

Mさん自身は個人事務所をたたむも、既存の法人・個人顧客に対する経過措置として、今後も当面は本人が同税理士法人に所属して既存の顧客の申告代行業務を引き続き担当する予定です。

関連記事
2015確定申告(Pay Tax For 2015)

というわけで業務譲渡して今年で2年目となりましたが、上述のとおりWATANKOがコンタクトするのは引き続き、気心のしれたMさんです。

御年66歳のMさんですが、まだまだ元気溌剌な方です。WATANKOは自分と妻の確定申告の内容説明のみならず、妻の国民年金基金の加入や、長男の国民年金の追納、不動産売買やふるさと納税までと、年金や税金にかかわる色々な話題について意見交換をしました。

投資ブログを運営する個人投資家の皆さんの中には、確定申告をご自身で行う方をよくみかけます。

皆さんは世間の中で金融リテラシーが比較的高い方達でしょうから、証券投資に係る申告調整などを織り込んだ確定申告書を作るのはそれほどハードルが高い話ではないでしょう。それにしても皆さん、ご立派です。

一方のWATANKOはというと、税理士に自分と妻の2名分の簡単な収支の明細をExcelで作成して、その証憑一式と一緒に渡して申告業務をお願いしています。もちろん作成された確定申告書は後でじっくりと見て内容をほぼ理解しているものの、作成自体はもう15~16年間、委託しています。

委託の理由としては、Mさんには父の代から委託しているので、我が家の状況をよく把握しており遺漏がないことや、WATANKO夫婦が不動産賃貸業を行っており、その分、申告書の作成が面倒であることが挙げられます。

それにしても確定申告でいつも感じるのは各種の税金や社会保険料の負担です。一方で個人事業主が経費として控除できる支出はそう多くはありません。しからば経費の控除枠を拡大できる法人成りをするかというと、それはそれで別途法人自体の維持経費が新規にかかったり、個人に比べて増えたりするところもあります。

WATANKOとしては自分の総収入の程度では個人事業主と法人、どちらであっても税金負担には大差がないことを試算済みであります。それならば複雑なスキームを作り、運営の手間がかかる法人成りには消極的にならざるをえません。

2017年2月25日 (土)

かつて若者だったオヤジ向けにメーカーが着々とすすめるスポーティーカーの復活

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(出展:motorauthority


日本のスポーティーカーについて、自動車メーカー各社がこぞって多様なモデルを発売し、それがブームとなって盛り上がったのは1980年代の半ばから1990年代の半ばです。

動力性能、高速安定性、そして旋回性能は海外メーカーに遜色ないレベルまであがり、デザインもまた洗練され、それでいて価格帯も幅広いので選択肢が豊富というわけです。

この時代、スポーティーカーとのカーライフを送った若者は今よりも遥かに多かったでしょう。

しかしバブル経済の崩壊後の自動車市場の冷え込みの影響は大きく、特に実用面で不便なスポーティーカーはどんどんモデルを減らしていきました。若者の興味・関心の多様化や経済的事情、メーカーとしても販売が減る中で排ガス規制や安全規制への対応が難しくなるなど、スポーティーカーにとって、これでもかというくらいに逆風が吹き続けました。

若者の側も家族ができたなどにより、ミニバンをはじめとするユーティリティに優れた車への乗り換えがすすみ、スポーティーカーからどんどん離れていく有様です。

こうして21世紀に入るとスポーティーカーはニューモデルはおろか、現行モデルの生産終了が続き、まるで死滅したかのようでした。

■徐々にすすむスポーティーカーの復活

ところが21世紀も10年を過ぎてくると、春先の野山でつくしが生えてくるように徐々に新しいスポーティーカーが出始めてきました。ホンダCR-Zやトヨタ86/スバルBRZ、それから数年経ち、ダイハツNEWコペン、マツダNDロードスター/フィアット124スパイダー、ホンダS660やNSXと続きます。

そして今般トヨタ・スープラもまた復活にむけて着々と準備が進んでいます。

参照記事
レスポンス
トヨタ スープラに関するニュースまとめ一覧

NEWスープラはBMWと共同開発され、BMW Z5と兄弟車になるとのこと。共同開発はトヨタにとって、BMWのビークルダイナミズムを備えたシャシーを共有できること、2社によって販売台数を稼ぐことができて開発費の負担を減らすことが可能となることなど性能面、コスト面でメリットがあります。またブランド面でもとてもプラスになるでしょう。

スープラの他にも日産ではフェアレディZのフルモデルチェンジ、マツダはロータリーエンジン搭載モデルの開発を進めています。さらにホンダはNSXとS660の間を埋めるためのミドルクラスのモデルを企画中と車雑誌では喧伝されています。

■ターゲットは子育てのピークをすぎたオヤジ

しかしなぜ今頃になってスポーティーカーの復活ラッシュの兆しがみえてきたのでしょうか。メーカーのブランドイメージ向上や若者に対するアピールがあるのかもしれませんが、もっと実利的な面があります。

それはかつて若者であり、今や立派なオヤジとなった潜在顧客層に対して一定の販売台数を見込んでいるからです。

冒頭にあげた1980年代の半ばから1990年代の半ばの時代から20年を過ぎようとしている昨今。若い頃にスポーティーカーを買って乗りまわしてブイブイ言わせていた今のオヤジ連は、子育てが終わり、ユーティリティ中心の車選びというくびきから解き放たれます。

そうなるとオヤジ連は復活したスポーティーカーに関心を寄せるはずというのが自動車メーカーのマーケティングであります。

かくいうWATANKOもまた昔、若い時にNAロードスターに乗っていましたが、家族が出来るとスポーティーカーを手放して20年以上が経ち、それから再びNDロードスターに回帰してきました。

嗚呼、なんとも典型的な事例でありませんか。

WATANKOのような事例が全国のあちらこちらでヒタヒタを進んでいるのでしょうか。だとしたらメーカーもこの機を逃ずにスポーティーカーの復活にいよいよ力を入れてくることでしょう。あと2~3年もすれば再びスポーティーカーの百花繚乱の時代がやってくるかもしれません。

新しいスポーティーカーの登場と販売増はそのまま中古車市場にも影響してきます。まもなく86/BRZやNDロードスター等のたくさんの中古車が、お求めやすい価格帯となって幅広いユーザーに買われていく展開も予想されます。

(あとがきにかえて)

BMWとの兄弟車となって復活するトヨタ・スープラ。

リーマンショックの頃にこんな時代の到来を果たして誰が予見できたでしょうか。

自動車の魅力を十分に知りつくしている人々がいる限り、スポーティーカーは何度廃れてもまた復活してくることでしょう。

2017年2月23日 (木)

マイカーにはSUV・クロスオーバーをいかが

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(マツダHPより)

マイカーとして選ばれるボディ形式には変遷があります。長らくは伝統的な3ボックスのセダンがマイカーの中心でありましたが、それが1990年代に入って一部でワゴンや4WDが流行ります。そして大中小のミニバンが隆盛し、昨今ではSUV・クロスオーバーが脚光を浴びるといったところです。

参照記事
もっとお金の話がしたい
妄想クルマ選び。新型CX-5とBMW X1を乗り比べたらマツダが好きになった話。

相互リンクいただいているモッティーさんの(妄想ですが)SUV選びの記事です。

モッティーさんの車好きな様子がよくわかる記事ですが、ここで語られているのはやはりSUV。20年前の車好きな個人のブログならBMWとマツダの比較でも、その対象はクーペモデルであったことでしょう。(そんな昔にはブログなんてありませんが。)

■SUV・クロスオーバーの利点

さて個人の選好はともかくとして、SUV・クロスオーバーの利点を客観的に挙げてみると次のとおりです。

1.着座位置が高いので視点が高くなる
ボディの四隅が把握しやすく、とりまわしが良いです。ただし一部のモノフォルムなモデルはわかりにくかもしれません。

2.積載量が大きい
特にセダンなどとくらべて嵩があるものが積みやすくなります。リアのハッチゲートが大きく開口するので、積み下ろしも楽でしょう。

3.デザインの自由度が高い
全高が高いので、その分デザインの自由度が高まります。最近ではトヨタのC-HRが好例です。

4.乗り降りしやすい
車高が高く、ドアも大きく開口するので体をかがめることなく、乗り込みしやすいです。これは軽のハイトワゴンでも同様です。

6.地上最低高が高い
セダンに比べて地上最低高が高いので、路面の状態、車止めの形状などが気になりません。

■ネガはどんどん減っている

商品というものは一旦流行り出すと、同種商品との競合に勝つために、どんどん品質や機能が向上していきます。デザインもまた洗練されていきます。

SUV・クロスオーバーもまた重心が高いことによる操縦安定性の劣後、車重が重いことによる運動性の低下やエンジンの非力さ、騒音・振動が大きいといったネガがどんどん改良されてきています。

具体的にはVSCの導入による操縦安定性の向上、ターボやディーゼルエンジンの採用、ボディ剛性の向上とNVHの軽減などがどんどん進んできました。その結果、洗練された乗り味に仕上がっていることでしょう。

■まとめ

WATANKOはながらくヘビーデューティーな4WDを源流とするSUV・クロスオーバーに対して否定的でした。

しかしながら最近、ますますSUV・クロスオーバーの魅力が高まる中、とても注目しています。その注目度は現在載っているE90の次のマイカー候補としてあげているくらいです。

只今現在であれば、マツダのCX-5が総合的にみて大変魅力的でありますが、さらに「数年先にはサイズや性能、デザインなどにおいてもっと素敵なモデルがでてくることを期待しています。

関連記事
「スポーティーカー」のいま・むかし

(あとがきにかえて)

妻ミサト「何を言っているのよ。世の中はとっくにSUV・クロスオーバーよ。あなた、周回遅れよ。」

WATANKKO「!!!(やっぱりそうか)」

2017年2月21日 (火)

長年の賃貸先の退去を契機に市井の不動産投資家がリブート

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(不動産投資家、リブート!)

WATANKOはサラリーマンをやる傍らで、親から引き継いだ家業ともいうべき不動産賃貸業を手がけています。

先日の記事で、WATANKOが所有する物件の1つにて、長年の賃貸先が契約解除して、退去することになった事をとりあげました。

関連記事
2017年不動産投資リスクの発生-賃貸契約解除は突然に


そこで当該物件の今後の活用をこれから考えていかねばなりません。

■不動産投資はビジネス

不動産投資は証券投資とは異なり、ビジネス(事業)とよく言われます。

▼賃貸先の確保のための活動が必要です。

▼賃貸先ほか色々な相手との折衝事がいくつか生じます。

▼資金の調達やキャッシュフロー管理が必要です。取り扱う金額も高額です。

▼不動産業者、金融機関、建築業者などの選定に悩むかもしれません。

▼収支計画を立てつつ、収益リスクをみていきます。

▼不測のトラブルへの対応に追われたり、出口戦略を描いたりと物件保有中も何かと大変です。

etc.

上記にざっとあげたとおり、不動産投資とは利害関係者と契約と資金とが絡み合い、その他にも様々な展開が起こりえるビジネスです。

個人が、企業のノウハウやリソースに頼らずにこれをやり遂げるには時間と手間と情熱が必要であることはいうまでもありません。

■不動産物件のポートフォリオの見直しにも着手

WATANKOは契約解除することになった物件の今後活用にとりかかるわけですが、これが引き金となって、自分が保有する複数の不動産物件のポートフォリオ全体の見直しに波及するでしょう。

なぜなら今回、空くことになる物件の新規活用をするにあたり、多額の資金を要するとなれば、その調達のために他の遊休物件の売却も選択肢に入ってくるからです。

遊休物件の将来活用に見切りをつけて売却するのか、それとも資金借り入れを別途行うのか。遊休物件を売却しないとあれば、そちらの方の活用はどうやって進めていくのか。

WATANKOは、不動産物件のポートフォリオの今回見直しを行うことで、今後10年~20年の不動産賃貸業を今よりもさらに安定的に運営できるようにもっていきたいと考えています。

■まとめ

WATANKOにとっての本格的な不動産投資は、2009年にアパートを建てて以来、8年ぶりです。

8年もブランクがあったのは、WATANKOの不動産投資が、大きな財産を築きあげるための野心的な行動ではなく、受け継いだ物件を対象に手堅く活用して家計の厚みを増すことを目的とした行動であるためです。所有物件をどんどん増やして商いを拡大させる気はなく、遊休物件の収益化についてもその機会を慎重にうかがいながら進めていくスタイルだからです。

今回の新規活用は、無事成立しえるか不安な面もありますが、どんな展開になるか節目節目でブログ記事にて進捗報告する予定です。

不動産投資家WATANKOのリブート(再起動)であります。

妻ミサト「私達夫婦の関係も、いつリブートしてくれるのかしらね.....。」

WATANKO「!!!」

2017年2月19日 (日)

60歳で資産運用の期間満了-その時どうするか

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(60歳になりました。さあ、どうする?)

WATANKOは今年50歳を迎えます。当初想定しているリスク金融商品による資産運用の期間満了は60歳なので、あと10年あまりとなります。

さてそれでは60歳になった時点でリスク資産による資産運用をどうするか。

だいぶまだ時間がありますが、ちょっと事前に整理してみます。

■【ケースA】60歳時点で資産運用の目標金額を達成した場合⇒リスク資産を全額売却

60歳時点で資産運用が目標金額を達成した場合、すべてのリスク金融商品を売却して国債の変動10に代表される無リスク資産に置き換えます。リスク資産よ、さようなら。あとは徐々に毎年、必要十分な金額を取り崩していくだけです。

長所)60歳以降で保有資産の元本割れを被ることはありません。
短所)60歳以降で保有資産を増やす機会はほとんどありません。ひたすら取り崩すだけですので、先々において資産残高に不安な面を残します。

長期に渡りリスク資産をバイ&ホールドしてきた身としては、これ以上、資産を増やすことをほぼ放棄することに対して、機会損失という印象を強く持つかもしれませんが、「目標はきっちりと達成した。何ごとも欲をかきすぎてはいけない。」との自制心もまた大事でしょう。

なおこの場合、60歳まであと数年とせまった際には、残りの運用期間が短期間となることを鑑みて、投信の積み立てを停止するかもしれません。わずか1~2年後に売却する予定の中でギリギリまで積み立てしても成果は薄く、リスクにあわないと考えるからです。

■【ケースB】60歳時点で資産運用の目標金額が未達の場合⇒リスク資産を保有継続、追って目標到達した時点で売却実行

60歳時点で資産運用が目標金額に未達の場合、しばらくバイ&ホールドを継続します。生活に必要な最低限の資金の分だけ取り崩して、あとは(取崩し分を控除したベースの)目標金額を達成した時点で全額を売却します。

長所)60歳以降も資産残高を増やす機会があります。
短所)長所の裏返し、すなわちリスク資産の更なる下落に直面するかもしれません。

WATANKOの場合、補足すれば60歳以降、最長70歳まではリスク資産の保有を許容できると考えています。リーマンショックからの立ち直りが4年程度かかったことを踏まえれば60歳時点で相場が大きく下落し、かなりの円高となっていても、60歳から先、10年間あれば、どこかで相場は一定レベルまで回復し、最低でも「やれやれ売り」くらいはできると予想しています。(甘いでしょうか。)

関連記事
個人投資家は投資のゲームセットを自分で決められる【Refrain 2014】

それに60歳以降の相場下落時に、追加投資(ナンピン買い)を行い保有資産の平均購入単価を引き下げるのも一手と考えています。もちろんながらここで投入できる追加投資は余裕資金の範囲内であることは言うまでもありません。

■【ケースC】60歳時点の資産運用の成果にかかわらず、引き続き余裕資金で積み立て投資、そしてバイ&ホールドを続行

60歳は単なる通過点。給与所得は無くなりますが、引き続き不動産賃貸業から得た余裕資金でもって積み立て投資を続行し、バイ&ホールドします。生活等のためにお金が必要になればその分だけ売却します。

長所、短所はケースBと同様ですが、ケースBがサッカーでいえば延長サドンデス方式であるのに対して、ケースCは延長戦をフルタイムこなすというわけです。

そして70歳になった時点で、成果のいかんにかかわらず強制的に終了です。

WATANKOは年金支給開始年齢を70歳に後ろ倒しすることを考えています。70歳になれば年金がもらえる(しかも65歳時点支給ケースよりも割増)ので、資産運用の成果が最後の最後でヘナクソに終わってもなんとかなるかなと楽観しています。

■まとめ

上記3つのケースをよくよく比べてみると、つまるところ資産運用のケースCで良いのかもしれません。

ところが実際にはこれに以下の変動要素が加わってくることになります。これら変動要素の影響によってはケースA、Bはおろか70歳未満で、資産運用の目標未達の状態であってもリスク資産を全額売却するかもしれません。

▼自分や家族の健康状態
▼不動産投資の状況
▼子どもたちへの資産継承のすすめ方
▼スーパーカーの購入・保有(←特に重要!)

そして最後に一つだけつけ加えるとすれば、3つ(4つ?)のケースのどれになるかは、60歳を迎えた時点での資産運用の成果や上記の変動要素の影響もさることながら、自分自身がその時に資産運用に対して興味・関心をどれだけ持ち続けているかにも左右されるでしょう。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「重要な変動要素がぬけているわ。」

WATANKO「はいはい、『妻に対する夫の愛情』ですね?」

妻ミサト「いーえ、私名義の資産残高よ。60歳時点で目標到達しているかしら。」

WATANKO「!!!(ストレートすぎる)」

2017年2月18日 (土)

2017年2月の積み立て購入商品

【2月17日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

76,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

35,154千円

■損益率

45.1%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

WATANKOは給与所得と不動産賃貸収入から得た余裕資金をもって日本株式、先進国株式、新興国株式のインデックス投信をSBI証券にて毎月積み立て購入しています。

さて、毎度積み立て購入の記事であります。WATANKOは元来飽きっぽい性格だと親からも妻からも、そして子どもからも言われており、自分自身でもそう思います。そんなWATANKOがよく飽きもせず買い続けてきているなあ、辛抱強いなあと自分でもちょっと感心しています。

と自画自賛モードはこのあたりまでにしておいて、さて今月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

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さらに2月の仕入れの結果、1月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)
*表中の金額単位は円です。
*NISAは暦年ごとに損益を認識する必要があるため2017年の分のみの表記としています。

201702283

冒頭飽きもせず積み立て投資を続けていることに触れましたが、WATANKOは40歳から積み立て投資を開始しています。開始時点に定めた投資期間のゴールは60歳までに20年間であります。

これまでほぼ9年が経過し、あと1年後には折り返し点を迎えます。宇宙戦艦ヤマトでいえばイスカンダルに到着後、折り返して地球に向かう行程に突入します。

そうなると当初定めたゴールに向かって少しずつ考えていかなければならないことが浮かんできます。

次回はそのあたりを記事にする予定です。

2017年2月15日 (水)

投信のコストの見える化がすすむというお話

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(その投信、おいくら万円?)

その昔、そうですね30年くらい前です。自動車のセールスポイントといえば、エンジンの馬力、豪華な装備、斬新なデザインなどでした。その一方で安全性能はセールスポイントとしては弱く、安全性能でもって自動車のモデルを選ぶ人はあまりいませんでした。

ところが海外の自動車市場における安全意識の高まりの影響を受けて、自動車輸出大国である日本でも1990年代になると安全を高めるための装備や仕様を備えたモデルが増えてきました。

時は流れて今や、安全は環境とならんで立派なセールスポイントとなっています。

今まで見向きもされなかった商品特性が、時代の潮流とともに注目され、立派なセールポイントに変わる。

投資信託のそれは“コスト”でありましょうか。

日本経済新聞2017/2/15付け
投信に「見える化」の波 ネット証券、手数料と成績を一目で

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カブドットコム証券は2月下旬から、投信の残高に応じた管理手数料(信託報酬)が運用成績をどれだけ押し下げているかを自社のサイトで開示する。SBI証券も同様の開示を検討中で、昨年10月の保険手数料の開示を皮切りに、金融商品の「見える化」の波が投信にも押し寄せてきた。

投信の損益をみるには分配金と投信価格の変動から算出される通算損益(トータルリターン)という指標が使われることが多い。ただ、同指標は金融機関が受け取る管理手数料をあらかじめ差し引いて表記される。投資家にとっては手数料が運用成績に与える影響が把握しづらいとの指摘があった。

 カブコムは販売している約1000本の投信について、手数料によってどれだけ運用成績が変化するかをグラフで示し運用コストが一目で分かるようにする。投資家が資産形成に適した商品を選ぶには「購入前に正確なコストを把握することが欠かせない」(斎藤正勝社長)との考えからだ。


金融商品はお金を増やすために売買・保有されるものです。したがい売買や保有にかかるコストの存在は本来の目的を損なうものですが、世の中にタダの商品・サービスはあり得ません。ならば金融商品については、その目的とは真逆の存在であるコストについて他の消費財よりも遥かに敏感になる必要があります。

とここまで書いて、駄ブログの関連記事を思い出しました。

関連記事
自分の資産運用のコストを「みえる化」してみる(2015/3/7)

上記記事の後半にてWATANKOはこう書いています。

●投資信託のコストは通常、日々において天引きされており、保有者は自分の保有商品についてコスト控除後の資産残高を眺めている状態です。それゆえにコストのインパクトがピンとこないでしょう。

●投信のコストについて基準価額からの天引きではなく、別途月々(あるいは半年ごと、1年ごと)に運用会社から請求される仕組みになっていれば、保有者もその投信の保有にあたって一体どれだけのコストを負担しているのかを実感できるのではないでしょうか。

金融商品にかかるコストを別途請求される形になれば、購入・保有者はコストにもっと敏感になるといういかにも万年素人個人投資家らしい提案でした。

この提案に対して、上述の日経新聞の記事ではコストの別途請求とはいかないまでも、ネット証券がコストをいかにわかりやすく可視化(見える化)しようとする取り組みを始めているかが伝わってきます。

以前までなら投信を評価する指標の代表格としては利回りが用いられてきました。今でもそれは変わっておらず、中には「分配金利回り」という利回りなどとは到底呼ぶに値しないまやかしの指標までもが用いられるくらいです。

しかし新聞記事からは、ここにきて「コスト」が投信選びにおける重要な商品特性として徐々に認識されてきているという世の流れが見えてくるようです。


「安全」はかつて自動車の売り物にはなりませんでしたが、今では立派なセールスポイントです。それと同じように投資信託においては「コスト」が段々と注目されてきました。

あと数年もしたら、投信のコストの見える化は一体どこまで進むのか。そして個人投資家の投信選びはどう変わっていくのか。

その進化のスピードは測り知れませんが、まちがいなく将来の個人投資家にとってプラスに働くことでしょう。

2017年2月13日 (月)

BNDからの2017年2月分分配金

【2月10日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

76,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

36,573千円

■損益率

48.1%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2017年2月分の分配金が入金されました。税引き後で241.75ドルです。これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。

201702281

続きまして債券に関する雑感です。

BNDの分配金が37カ月目にして累計10,031ドルとなり、10,000ドルを超えました。このインカムゲインが多いか少ないかはさておき、保有するファンドから分配金が支払われる心地良さを多少なりとも実感してきた3年あまりでした。

「分配金など不要。ファンド内で再投資にまわして複利効果を目一杯発揮してほしい。」

この原則論はWATANKOの中には依然として鎮座しています。

しかしながら分配金が実際に支払われて、それを自分にて手動で再投資にまわすといかにも「ああ、私は今月もまた複利効果を高める投資行動をとった。」とリアルに感じることができます。これもまた長期保有(=複利効果をどんどん増していく。)についての日々の動機付けになってきます。

これもETFを選ぶ動機のひとつになりえるでしょうか。

注1)上記であげている分配金は当然ながら普通分配金であることが必須です。特別分配金では、高い手数料の支払いを伴うただのお金の出し入れにすぎません。

注2)上記のようなことを言えるのもETFの信託報酬が安いが故です。もしも高い信託報酬が伴っていれば、「余計なことをして余計なコストをかけてくれるな」と叫びたくなるかもしれません。

2017年2月11日 (土)

eMAXIS Slim登場-業界へのインパクトはいかに

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(”Slim”よりも”Light”の方がふさわしいと思うのですが。)

三菱UFJ国際投信(以下、三菱)がeMAXISの信託報酬を引き下げるという新聞報道についてWATANKOは前回とりあげて記事にしました。

4つのファンドで信託報酬を業界最安値にそろえる。他社が信託報酬をさらに引き下げればそれに連動して引き下げる。それを聞いてWATANKOは三菱もいよいよコスト競争に乗り出したかとその動向に注目しておりました。

そこへきて早速昨日、三菱からプレスリリースがありました。

三菱UFJ国際投信プレスリリース
インデックスファンド『eMAXISシリーズ』に、業界最低水準の運用コストをめざす新たな仲間、『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』を追加

プレスリリースによると既存のeMAXISシリーズ(以下、既存シリーズ)とは別に、eMAXIS Slim(以下、Slim)と称するアナザーシリーズをスタートさせるとのこと。

他社の類似ファンドの運用コストに注意を払い、機動的に信託報酬を引き下げることによって、業界最低水準を目指し続けるとのことです。(ただし保証はせず。他社が引き下げを行った場合、業界最低水準ではない期間が存在する。)

■既存シリーズの信託報酬が下がらなかったのは残念

まず既存シリーズの保有者の立場からいわせてもらえば、今回信託報酬が下がらなかったこと自体は残念でありました。販売チャネルが多岐に渡る既存シリーズについて、三菱は各販売会社との調整がどうにも進まなかったのでしょう。

そしてSlimの登場は、すなわち既存シリ-ズの信託報酬は引き下げしないことを意味しています。既存シリーズは今後もコスト競争力が劣後したままのインデックス投信であると自らでレッテルを貼ってしまったわけです。

しかし坊主(信託報酬が高い既存シリーズ)憎けりゃ袈裟(Slim)まで憎いとするのは無体な話です。ここでは頭を冷やしてあくまで2つを別のものとして、個別に是々非々を考えるべきでしょう。

■Slimがもたらす業界へのインパクトはいかに

さて今回登場のSlimですが、信託報酬の最安値を打ち出してきた他社に対して、同水準に引き下げることを告知しています。つまりSlimを購入して保有し続ければ、信託報酬はいつも一番安い他社商品と同じで安心というわけです。これがインデックス投信の今後のコスト競争にどれ程の影響をもたらすのか。

引き下げが行われたら、以降Slimに資金がどんどん流入するのか。他社はこれまでと同様に信託報酬の引き下げ競争を展開し続けるのか。

Slimは今後のインデックス投信のコスト競争の中でキーファンドとして注目され続けるのか。それとも個人投資家の関心はサッパリで純資産が伸びず、インデックス投信の中で泡沫商品のひとつにとどまるのか。

(あとがきにかえて)

eMAXISの信託報酬の引き下げ報道。そして三菱からのプレスリリース。これらが伝えられるたびに投信ブロガーやツイッタラーの皆さん方の間で大いに取り上げられ、様々な解釈と意見が飛び交いました。

各位のブログ記事やツイッターのTLを束ねただけで、「内容を同一とする既存のファンドと新規ファンドの関係と運用会社のモラル、業界に与える影響」に関するパワポ30枚のプレゼン資料にでもなりそうな質と量でした。

WATANKOもまた皆さんの意見・見識を大いに参考とさせていただきました。ありがとうございます。

2017年2月 9日 (木)

eMAXISが4つの商品で信託報酬を業界最低へ連動させる-今後のマーケティングに注目

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(2017年はeMAXISの年?)

日本経済新聞2017/2/8
三菱UFJ国際投信、投信手数料「常に業界最低」に

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記事によると三菱UFJ国際投信(以下、三菱)はeMAIXSシリーズのうち国内外の株式、債券の4本で信託報酬を業界最低とする方針を固めたそうです。しかもライバル各社が対抗して手数料を下げても、連動して「常に最低」を実現するとのこと。

ただ単に信託報酬を引き下げるのではなく、他社のパッシブ投信が最安値を打ち出せば、それに連動して同水準に引き下げるところが最大の注目点です。

■eMAXISもコスト競争に参戦

信託報酬を引き下げてきている他社のインデックス投信シリーズに対して、これまで三菱はeMAXISのラインナップを拡充させる方向で対抗しようとしてきました。

しかしラインナップを増やせば増やすほど、それらは所詮キワモノばかりで購入する個人投資家は限られてしまいます。その結果、eMAXISシリーズ31本中、純資産が30億円未満の商品が17本と過半数の商品で資金流入が伸び悩む状況でした。(2017年2月8日現在)

一方で、三菱もコスト競争に無関心一辺倒だったわけではなく、受益者還元型と称する信託報酬の低減を打ち出していました。しかしこのマーケティングは、我々売り手がたくさん儲かったあかつきには、少し還元しますよといわんばかりに、顧客にとって「少なすぎる、遅すぎる」仕組みでありました。

関連記事
eMAXISシリーズの“受益者還元型”信託報酬制度は、やはり「少なすぎる、遅すぎる」

ところがここへきてついに三菱はコスト競争に本格参戦する意を固めたようです。それもワンショットの引き下げではなく、業界最低の信託報酬を設定する他社に連動するという結構ダイナミックな動きです。いままでの姿勢に比べれば大胆に舵を切りました。

■それでも厳しいシェア拡大

それではeMAXISシリーズはこのマーケティングによって息を吹き返して資金流入のスピードを加速させることができるでしょうか。

WATANKOは楽観視はできないとみています。たしかにこの連動型の信託報酬の低減によって、eMAXISのコスト競争力は復活するでしょう。しかしそれは他社と同じ水準というだけで、決して凌駕するものではありません。

いままでeMAXISの商品を保有していた個人投資家であれば、信託報酬が最安値水準になることでわざわざeMAXISからニッセイ、たわらへ商品の買い替えをする動きは止まるかもしれません。

しかしそれでは、例えば<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを毎月積み立て購入していた個人投資家が、これを機にeMAXIS先進国株式インデックスに乗り換えるでしょうか。

信託報酬が同じであればわざわざ三菱に義理でもなければ、そうそう商品を切り替えるインセンティブは働かないでしょう。とくに今までeMAXIS先進国株式インデックスを購入していない個人投資家であれば、わざわざ同じ信託報酬の商品の保有数を増やす意義はありません。

三菱が本当にとるべきマーケティングは、業界最低の水準に追随していくのではなく、常にこれを上回って業界トップの単独最安値を維持することです。

■同質的な商品・サービスの競争は甘くない

ビジネスのシーンでは、品質が同等であれば他社より安い見積金額を提示したところが仕事を受注するのがあたりまえです。お客の担当とねんごろになって他社の見積金額をこっそり教えてもらえれば営業活動としては十分上等でありますが、肝心なのは仕事を受注するためには他社の見積金額と同額では、お客が自社に発注する理由とは成りえず、他社の金額のその下をくぐった金額を提示する必要があります。

三菱はひょっとして、eMAXISがニッセイやたわらと「同じ」信託報酬にすれば、再び資金流入が増えるだろうと踏んでいるとしたらちょっと甘いのではないでしょうか。

コスト競争でいまやかなり後塵を拝しているeMAXISがふたたび資金流入のシェアを伸ばそうとするならば、ニッセイやたわらと「同じ」では不十分であり、それらを「下回る」信託報酬が必要です。

他社が業界最安値の信託報酬を打ち出してくれば、これに常に連動してさらに0.01%でも下回る信託報酬の引き下げを行う。いまの激しいコスト競争の世界ではこれくらいやらないと資金流入は思ったようにはすすまないでしょう。

■金融機関の横並びのプライドと限界

同質的な商品を取り扱う金融機関は他社と同じものを取りそろえる意識が昔から強く、他社にあるラインナップと同じものを自社にも揃えたがります。そこには「他社が揃えることができるのに、ウチに揃えられなのはおかしい」といわんばかりのプライドがあります。

しかしそうして他社に横並びで商品・サービスを揃えることができたとしても、他社の商品を凌駕するところまではなかなか踏み込んでいきません。それは時には値段の叩き合いを回避する賢い選択肢かもしれませんが、一方で前例、実績がないことにはなかなか一番手として踏み出しにくい金融機関の限界もまた表しています。

■まとめ

三菱はようやく重い腰をあげてeMAXISのコスト競争力の強化にのり出してきました。

「投信ブロガーが選ぶ!Funds of the Year 2016」の受賞の挨拶にてニッセイアセットマネジメントが信託報酬を引き下げるために販売会社、信託銀行の協力がないと難しいという苦労を説明されていました。それは三菱とて同様でしょう。

しかしながら何も前人未到の世界最先端技術を駆使した革新的な商品を提供してくれといっているわけではありません。

我々のリクエストは、運用会社に対して利害関係者との調整によって実現できるマーケティングをきちんとやってくださいということであります。

さあ、三菱についてこれからも注目していきましょう。

2017年2月 8日 (水)

当ブログ自動車記事まとめ2017

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WATANKOは自動車好きです。そのため自動車のことをあれこれ30年近く考えてきました。そんなWATANKOが考える良い自動車の条件、カーライフから得た経験則、そして家計に絡む自動車費用についてのまとめ記事を紹介します。

★良い車の条件

良い車の条件は「タイヤがボディのなるべく四隅にあること」(2013/1/16)

車両重量が重い車は、今やほとんど買うに値しません(2013/2/27)

重心高は譲れない(2013/3/12)

ひとことで言ってしまえば、市販車において良い車の条件はレーシングカーのそれと一致します。上記にあげた内容は車の運動性能、安全性、経済性等様々な面からみて欠かせないポイントばかりです。


★カーライフ経験則な記事

軽トラで運転テクニックをみがく(2011/8/15)

自動車の色選び-経験則と一部主観(2011/11/1)

正しい洗車道(2013/7/30)

オーナードライバーの禁則ファッション(2013/4/9)

運転して面白い車に乗ろう(2014/8/23)

WATANKOなりに経験則からドラテク、ボディカラー、洗車、ファッション等についての意見を綴っています。


★自動車の保有にかかわる記事

家計とライフスタイルからみたマイカー保有の是非にかかわるまとめ(2015/3/22)

当ブログのメインである投資にかかわる部分として、家計に影響を与える自動車コストの捉え方についての記事です。実は上記もまたまとめ記事であり、その中に更に詳細な記事紹介を載せてあります。


自動車については、WATANKO自身、色々な思い入れがあり記事ネタ自体はたくさん浮かぶのですが、中にはマニアックなネタも多いです。(例えば以前、自動車の樹脂バンパーについて記事を書いたことがありますが、マニアックなのでボツにしたこともあります。)

あまりひとりよがりな記事を書くわけにもいかず、皆さんに適度に関心をもって読んでもらえそうなネタを取り上げるよう心掛けています。


2017年2月 5日 (日)

2017年不動産投資リスクの発生-賃貸契約解除は突然に

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♪何から貸せばいいのかわからないまま時は流れて
♪浮かんでは消えてゆくありふれた物件だけ
♪賃料があんまり高いから
♪ただ素直にやめると言えないで
♪多分もうすぐ店子でていき家主たそがれ
♪あの日あの時あの物件を君に貸さなかったら
♪僕等はいつまでも見知らぬ二人のまま

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WATANKOは30代前半に、半ば家業とも言うべき不動産賃貸業を父から実質的に継承し、以来15年以上、手持ちの不動産物件について投資と賃貸を行っています。

WATANKOが所有する物件のひとつに飲食店の土地・店舗がありますが、その賃貸先から契約を解除して退店したいという連絡を受けました。

この物件は1991年、つまりWATANKOが丁度社会人になった年に父が建てて賃貸を始めた物件であり、2000年頃に年老いた父から管理を引き継いだものです。つまり26年間賃貸を続けた物件でありました。丁度WATANKOが管理を引き継いだ頃に賃貸先が変わり、そこは以来16年間借り続けていました。

長年賃貸を続けていると色々なことが起こるものです。賃料の度重なる値下げ交渉や支払遅延の発生、建物の修繕にかかわるトラブルなどが何度かあり、WATANKOとこの賃貸先との関係もとても友好的なものから、だんだんと疑心的なもの、信頼を維持できにくいものへと変質していきました。また途中から不動産業者を仲介させ管理を委託したこともこの物件にかかわる人間関係を難しくしていく一因となりました。

今回、賃貸先が契約解除を申し入れてきた直接のきっかけが1年前におきた老朽化した電気設備の更新についてのトラブルが発端でした。

関連記事

信頼関係が崩れてしまった賃貸先とのやりとりはスーパードゥライ(2015/12/29)

賃料未払いをやらかしてくれた賃貸先への対応はスーパードゥライ(2016/1/11)

お互いの主張がかみ合わず、というか対策を話し合うためのまともな機会も整わないままに事態は放置されたものの、電気設備が故障するといった実際の損害も発生しませんでした。

しかしこれが先方いわく契約を解除するトリガーとなったそうです。16年間、物件を貸した相手でも、別れはあっけないものです。

契約の解除期日は今年の7月末。あと半年先です。その間に次に向けた動きを始めねばなりません。

ただしその前にWATANKOは今回の事態に至ってしまったことについて素直に反省し、原因分析を行って今後の教訓を得る必要があります。そうしてはじめて後年、この状況を笑って語る日々を得ることができるでしょう。

▼賃貸先の飲食店の経営状況の把握は十分であったか。いままで家主として取れる対処はなかったか。

▼途中から仲介としていれた不動産業者を過信していなかったか。そもそも仲介を入れる事は正しかったのか。

▼電気設備の更新トラブルがおきた時の対応は適切であったのか。家主としてもっと動くべきではなかったのか。

などなど、時として家主には単に契約で記した条項を超えた動きをすることが求められたのかもしれません。

不動産賃貸業は、何もトラブルが起きなければ、チャリンチャリンと労せずに賃料がはいってくるビジネスです。ところがひとたびトラブルが起きればその種類は多様ですし、どうやって解決していくか、対応にかかる費用はどれくらいかかるかはその都度で様々です。

トラブルに関わる手間暇と費用の総量が、元々予定している利益(「賃料」-「保険・税金等の費用」)に対して見合っているのか。それは事前予測が不可能です。

投資にとって絶対も永遠もありません。不動産投資もまた同様です。賃貸契約もいつか終わりを迎える時が来ます。不動産投資に取り組む個人投資家は、様々な予測不可能なリスクと向き合い続けねばなりません。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「トラブルの割には替え歌なんか載せて呑気ね。」

WATANKO「そうでもない。今回は反省点もあるし、正直へこんでます。しばらく投資のことは忘れたいくらい。」

妻ミサト「!!!(しばらくそっとしておくか...)」

2017年2月 4日 (土)

今、自分が29歳なら資産形成をどうするか

【2月3日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

76,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

35,054千円

■損益率

46.1%

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(WATANKO、29歳)


さてWATANKOは現在アラフィフ(49歳)、今年はジャストフィフ(50歳)になろうかというオジサンです。(当人いわく気持ちはいつも20代ですが。)

ところでもしもWATANKOがインデックス投資を知り、現在のリスク金融商品とサービスが揃っている環境下であと20歳若かったから、どうやって資産形成を行っていたか。

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20年前の29歳の頃のWATANKOの金融リテラシーはレベル0でした。

せいぜい、「複利効果というのはとても素晴らしい。(=借金の利息が雪ダルマのように膨れるので恐ろしい)」とか、「外貨預金は金利に対して為替変動が大きく、割に合わない商品だ」という意識をもっていた程度です。

「投資信託?なにそれ?美味しいの?」という状態です。

そんなWATANKOはひたすら「給与天引きに勝る貯蓄無し」という愚直さのもとに、勤務先が提携する信託銀行が提供する一般財形貯蓄をつかって資産形成を行っていました。

具体的には給与とボーナスから年間1,000千円以上を天引きして一般財形貯蓄に投入です。半年毎についた利息はそのまま自動的に再投資され、複利効果を生み出していました。

しかし複利効果といっても、もともとの利息が微々たるレベルでしたので、その複利効果もまた元本に比べれば微々たるレベルでしかありませんでした。

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さて、もし今のWATANKOが29歳であったなら、以降、どのような資産形成を行っていくでしょうか。金融リテラシーのレベルは20年前に比べればまあまあ上がっており(本当か)、インデックス投資を知っています。

市井の個人が長期間、積み立て投資を行うためのビークルとして、現在は多くのアセットクラスでそれぞれ安価なインデックスファンドが揃っています。

加えてネット証券がサービスを充実させているため商品の購入・保有・売却における利便性もあります。国も税制優遇措置を儲けていて投資のインセンティブを提示しています。

個人の資産形成を促進させる環境がこれだけととのっている時代です。

WATANKO@29歳であれば、しっかり節約に励んで年間の平均貯蓄額1,000千円を確保。

ここまでは20年前と同じです。さてここからですが、今のWATANKOであれば、これを普通預金200千円、国債に400千円、積み立てNISA枠でインデックス投資に400千円それぞれ振り分けます。

積み立てNISA枠400千円を使って毎月20千円、年2回のボーナス時にそれぞれ80千円のインデックス投信を購入します。諸々手間がかかり、かつ定額購入がしにくいETFは避けます。アセットアロケーションは日本株式:先進国株式:新興国株式=1:2:1。

年間平均貯蓄額1,000千円×30年=30,000千円。30,000千円+退職金20,000千円=50,000千円。これにNISA枠を用いた投資のリターンを数百万円上乗せすることが期待できます。これは信託銀行が提供する一般財形貯蓄ではとうてい望むべくもない状況です。

実際には年を重ねると年間貯蓄額をもっと増やすこと(=投資にまわす金額も増えて、リターン増も期待できること)が出来るかもしれません。または逆に住居費や教育費の負担が重くて貯蓄できる金額が減ったり、退職金がそれほど貰えなかったりするかもしれません。

しかし上記のような貯蓄額の変動はあるも、市井の大卒サラリーマンのひとりとしてコツコツとリスク商品を用いた投資に励み、その恩恵を享受することが期待できそうです。

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20年前と現在とでは、身に付けている金融リテラシーの違い、そしてリスク金融商品を取り巻く環境の違いでもって資産形成の方法がこうも異なります。

唯一共通しているのは、どちらもほったらかしな手法であることくらいです。

十分な金融リテラリーを持ち得ており、かつインデックス投資を行う環境が整っている30歳前後あるいはもっと若い年代の人達の皆さんは、20年前のWATANKOよりも「お金を使ってお金を稼ぐ」ことが期待できるでしょう。

そんな皆さんをちょっぴり羨ましく思うWATANKOでありました。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「そんなに若い人が羨ましいなら、自分にも出来ることがあるでしょう?」

WATANKO「???」

妻ミサト「長男(20歳)に金融リテラシーをつけさせるとか。」

WATANKO「その手がありました!!!」

2017年2月 2日 (木)

2017年1月末運用状況

WATANKOにとって1月は、毎度おなじみ年度末の繁忙がスタートするシーズンです。くわえてWATANKOの場合、長距離通勤なので残業分とあわせて疲れが余計に溜まります。

以前、田舎暮らしは早期リタイアを誘発するなんて記事を書いたことがありました。それは田舎の自然が程よく混じった暮らしが自分にはとても快適なので、サラリーマンを早くリタイアして田舎暮らしに100%浸りたいという趣旨でした。

今も同様ですが、加えて年々長距離通勤がしんどくなってきており、これもまた早期リタイアを誘発する理由のひとつとなってきています。


ということでインデックス投資を初めて8年11ヶ月、107ヶ月が経ちました。2017年1月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは113.53円/ドルです。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
①購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
②評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

表中の投資待機資金における①購入元本と②評価損益の差額については、過去に保有商品を売却した際の税引き後の売却益、SBIポイントの還元分、SBI証券のキャンペーン現金還元分等が含まれています。


◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+5.0%~ ▲5.0%
×:▲5.5%~

201701314

続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201701315

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
4.9%(4.8%)

●リスク
13.0%(12.7%)

●シャープレシオ
0.38(0.37)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
76,000千円(76,000千円)

●評価損益+確定損益分
35,537千円(35,511千円)

●運用期間
107ヶ月(106ヶ月)

●元本平均残高
47,936千円(47,672千円)

●平均年間利回り
8.3%(8.4%)

<概況>

トランプ米大統領閣下に翻弄されてか、じわじわと対ドルで円高が進む為替相場です。
2月はこのまま円高が進行するのか。さすれば外国株式の安価な購入が俄然楽しみになってきます。

円高の進行と同時に日本の株式相場もまたズルズルと下がるのもまたよく見られる傾向。
したがって日本株式も安価に買えるシーズン到来か。

そんなことをいつも考えながら、WATANKOのインデックス投資も来月から10年目に突入です。自分でもよく続けてこられたなあとちょっと感慨深げです。

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