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2017年3月20日 (月)

積み立て投資の記事を読んで、その解釈を考えさせられた件

Twitterのタイムラインで紹介されてきた記事(ちょっと古いですが)を読んで、この万年素人個人投資家は色々と考えさせられました。

日経電子版 NIKKEI STYLE
マネー研究所 積み立て投資は10年続けよ 「勝率」は9割

記事にて取り上げられているデータ比較の内容をざっとあげると以下のとおりです。

①過去データをもとに基本4資産を均等にしたポートフォリオについて、10年間積み立て投資した場合と一括投資した場合の損益率を比較

②投資期間を3年、5年、10年と区切ってみて、損益が黒字になっているケース(勝率)の比較

③資産配分を9パターンに分けて、それぞれ10年間投資した場合の比較

■積み立て投資が一括投資に負けている

さて先ず①の比較結果のグラフをよく見ると(いや、よく見なくてもすぐわかりますが)なんと10年間積み立て投資した結果よりも、一括投資の結果の方が優れていることがわかります。

201703201

当該記事は積み立て投資が有益であることを唱える記事であるならば、積み立て投資よりも優れている一括投資の結果を併記している理由は何でしょうか。

記事中にも以下のとおり明示されています。

一方、一括投資の平均利益は54.8%で、積み立ての2倍程度の利益が出た。少しずつ資金を投じる積み立てに比べ、一括投資の方が利益が大きくなりやすいといえる。

さらに期間配分や資産配分を変えてみた②、③のデータ比較をみても、同様に積み立て投資よりも一括投資の方が、全てのケースで良い結果が出ています。

201703202

201703203

積み立て投資の方が期間分散が効いているので、成績が最大の時には負けていても、成績が最小の時には勝っているというわけでもなく最大、最小いずれの場合でも一括投資に対して一方的に負けています。

当該記事のタイトルは『積み立て投資は10年続けよ 「勝率」は9割』とあり、データをみると確かにそのとおりです。

しかしながら、そんなことよりも重要な結果が出ていることを、上述の引用のとおり、さらりと言ってのけている意図がWATANKOには当初、全くわかりませんでした。

■本当に推奨しているのは「一括投資を積み立てる」こと

当該記事で書かれている内容を有益に理解するとなれば、次のとおりです。

「手元にまとまった資金があれば、小分けして期間をとり分散投資するのではなく、一気に投資した方が良い。」

「投資期間が長いほど成績が良いので、はやく投資を始めること。そして投資元本のうち少しでも多くの分をできるだけ長い期間、市場に投じておくと、そのリターンは相対的に高くなる。」

少しでも高いリターンを狙う場合の積み立て投資のあるべき姿としては、余裕資金が出来た時点でその全額を一括して投資にまわす。またしばらくして余裕資金ができれば同様に即座に一括投資する。つまりは一括投資を繰り返して積み上げる「積み立て投資」が有効であるというわけです。

■海外資産の比率を高くしても心配ない

また資産の内外比率についても、「海外資産の割合が高い方が成績が良い」という、興味深いデータが紹介されています。

201703203_2

201703204

しかも上記データによるとリターンを左右するアセットアロケーションの肝は、株式と債券の比率よりも、資産の内外比率の方にあるとのこと。

たとえば為替の影響を心配する向きもありますが、たとえ円高局面で海外資産が目減りすることがあっても、長期間であれば一方で円安局面も迎えることもあり、トータルではイーブンであると言えます。(厳密に言えば総体としては徐々に円高の傾向もみられますがここでは割愛。)

そして世界の市場経済は長期的には成長軌道にのっているとなれば、その恩恵をしっかりとうけることができるというわけです。

■まとめ

サラリーマンをはじめとする一般の個人投資家が、投資を行う場合、WATANKOが上記にあげた、「余裕資金ができたら(リスク資産に振り分けられる分を特定したのち)直ちに全てを投資にまわす。」という行動をとっている人はたくさんいると思われます。

であるならばそういった個人投資家を後押しする当該記事のタイトルとしては「投資の勝率を上げるために、一括投資を長期間積み立てよ」あたりがふさわしいのではないでしょうか。

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コメント

おgちゃごちゃやるよりも、VTを買えるだけ買う。ボーナス区切りで30~50万単位以上貯まったら買う。それでおしまい。

シンプル王さん

コメントありがとうございます。

とにかく金が出来たら都度VT買っとけですね。

ではインデックス投資家の多くがそのようにしていない理由を考えてみると面白いかもしれません。

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