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2017年4月13日 (木)

子どものおこづかいの値上げ

【4月11日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

76,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

35,673千円

■損益率

46.9%

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(おこづかい、値上げお願い!)

春は労働者にとって賃上げ闘争である春闘のシーズンでありますが、我が家では子どもが進級するにともって、当人からおこづかいの値上げのお願いを受けます。

とくに子どもが小さな時と比べて、大きくなってくると家庭間での「おこづかい格差」が広がってくるように思えます。子どもは自分と友達のおこづかいの格差に気が付き、それが値上げお願いのきっかけになります。

この春、WATANKO夫婦は中学二年生になる次男からおこづかい値上げのお願いを受けました。当人曰く、「親しい友達はスマホを持っているし、おこづかいも月10,000円だ。比べて自分は専ら部活の遠征や塾通いの際に子ども用の携帯を持たされるだけだし、おこづかいも10,000円よりはるかに少ない。10,000円とまではいかないまでもおこづかいを値上げして欲しい」とのこと。

こういったお願いは実はこの春だけでなく、以前からも度々受けるのですが、これに対して、妻ははいつもNOです。

▼おこづかいは少ないが、それ以外にも出かけた先等では飲み物、食べ物、図書や雑誌、雑貨などを子どもから求められれば大抵は買ってあげている。漫画もWATANKOが読むものであれば、WATANKOが買って読んだ後、子どもにあげている。ゲームソフトは年に2~3回購入するが、親から半額を補助している。

▼かようにおこづかいの外側でも色々と買ってあげているので、当のおこづかいは現行の水準で十分。その中でよくよく考えて、自分が本当に心底から欲しいと思うものを厳選して買ってほしい。もしそれが高額なものであれば、場合によっては資金補助する。

▼もしもおこづかいの値上げを実現してほしいなら、一方で出かけた先等での出費は一切ださない。ジュース1本ですら、全て値上げ後の自分のおこづかいの中から自分で払う事。

というメッセージを伝えています。当人は「現行のおこづかい+出先等での別途おねだりや補助」と「値上げ後のおこづかいで一切をまかなう」の間で損得を考えつつ、心が揺れ動いた結果、決して現状に100%満足したわけではないのですが、値上げを断念します。

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当ブログにお越しの聡明なる皆様にはわざわざ言うまででもありませんが、念のため申しあげます。

WATANKO夫婦にとって家計面からおこづかいを値上げすることが苦しいわけではありません。子どもに対してひとえにお金の大切さを身に染みてほしい、限られたお金の使い方を熟慮する習慣をつけてほしい気持ちゆえに、あえて当人が自由につかえるお金を少なめにとどめているわけです。

次男はもっと多額のおこづかいをうまく使うほど、自分をコントロールできるまでにはまだ至っていないと夫婦は判断しているわけです。1,000円を後悔なく満足に使い切るすべが身につかないうちから2,000円を与えてしまうと、全額を無駄遣いさせてしまうようになってしまいます。

おこづかいは多ければ多いほど子どもは喜びますが、決して満足しません。多額のおこづかいを単に与えても、やがて慣れてしまい、浪費癖が広がってもっとほしがることでしょう。それにあわせているとお金にルーズな習慣が身についてしまうことを心配しています。小さな時に身について習慣は大人になってから直すのは難しいです。

WATANKO夫婦にとっておこづかいは、子どもがかわいいから与えるのではなく、将来に備えて堅実な金銭感覚を身に付けるトレーニングとして与えているのです。

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さて一方で上述のとおりの原理原則論をかざすだけではなく実際には工夫をこらしています。

妻からは決して多額とは言えないおこづかいしか与えず、子どもにその使い道をよくよく考えさせていますが、一方でスポットのおねだりについてはWATANKOが(こっそりウラで妻と相談しつつ)、全てではありませんが、しばしばこれに応えています。もちろんその際にはどうしてそれが欲しいのか、よくよく聞いてしばし考えてから様々な判断根拠のもとにYES/NOを決めています。

妻は子どもの頃から金銭感覚に厳しい家庭に育ったこと、一方でWATANKOはおこづかいに関して妻よりは緩く甘い家庭にて育ったために、このような役割分担をしています。

それにしても、冒頭にあげたおこづかい10,000円の事例については、類似の話をしばしば聞きます。いまどきの家庭は子どもに対して大層甘いのでしょうか。その一因として両親が共働きの場合、子どもに寂しい思いをさせているからというつい甘くなるという声を聞いたことがあります。他人の家庭の教育方針ですからこれ以上口を挟みませんが...

我が家の場合、こうして育ててきた結果、長男は夫婦の予想以上に金銭面ではしっかり屋さんになってくれました。残る次男ですが、長男よりも欲張りな性格のようなので、少々手こずっていますが、なんとか堅実な金銭感覚を身に付けてもらうべく頑張っています。

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家計の管理と支出」カテゴリの記事

コメント

素晴らしい、何も考えてませんでした。その結果、上の子二人はしっかり者、下の子は私似でダメなタイプです。

30歳男性ですが、中学1年生が3000 2年が4000 3年生で5000の小遣いでした。
最近の子は1万円ももらってるんですね・・・
これもインフレの結果なのでしょうか?(笑

たんちんさん

コメントありがとうございます。

子ども当人はもっとおこづかいが欲しくてつらいのかもしれませんが、親の我々だって実はかなり辛いです...。

30歳男性さん

コメントありがとうございました。

うちの子どもは貴方よりも少ない金額です。

1万円貰っている子は、それでどこまでカバーしているのか詳細はわかりませんが、高校生になってさらに値上げされるとなれば、明らかにゴージャスですね。

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