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2017年9月30日 (土)

初チャリン!-VTIからの2017年3Q分配金

さてWATANKOは所有する不動産物件のなかにある遊休物件について、これを処分して、「不動産を賃貸して得る収入」から、「証券をバイ&ホールドして得る分配金収入」に運用方法を切り替えました。

そのビークルとなる証券は、それまでの自分のポートフォリオを振り返って、米国への投資比率が思いのほか低いことに気づき、それを補完することを狙いとしてバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)を選定しました。

関連記事

不動産賃貸から海外ETFによる運用へ切り替え-バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)購入(2017/8/1)

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)を選んだ理由(2017/8/2)

購入元本は1株126.66ドル×2,600株=329,336.60ドルです。当時の換算レート(111.26円/$)で36,643千円です。

■分配金収入

さてVTIの分配金は年4回、四半期ごとの支払いであり、WATANKOは8月にVTIを購入して以来、初めて第3四半期(3Q)の分配金を受領しました。税引き後で1,034.78ドルです。円換算すると9月末換算レート(112.71円/$)にて116,630円になります。

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単純年換算すると467千円、円建ての分配金利回りは1.27%となります。

■トータルリターン

元本投資額の評価額については、9月末では基準価額が上昇し、換算レートも円安となったため、円建て評価額は37,955千円まで上昇して+1,312千円、+3.6%です。

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分配金収入とあわせて2か月でのトータルリターンは+1,429千円、+3.9%となりました。

分配金の水準は、過去の実績を確認済みでしたので、今回の金額は特段驚く結果でありませんでした。むしろVTIの基準価額の天井知らずの伸びっぷりに少々驚いています。

米国株式市場の好調ぶりはいつまで続くのか。現時点ではさすがにこれ以上の買い増しをする気にまではなりませんが、さりとて下落を恐れて今のうちに一度利確しようなどとも全く思いません。

米国株式市場の長期的な上昇を信じてバイ&ホールドを続けます。

■分配金収入<不動産賃料収入(あとがきにかえて)

さて冒頭に書いたとおり、WATANKOは不動産賃料収入を証券保有による分配金収入に切り替えたわけですが、四半期(3カ月分)の分配金収入116,630円は月額になおすと39,877円であり、売却した遊休土地を賃貸に供した場合に得られる月額収入(数十万円)よりも遥かに少ないです。

現時点でのVTIの購入元本は遊休土地の売却代金の半分弱でしかないですが、仮に売却代金の全額分をもってVTIを購入していたとしても、月額収入は39,877円の倍の8万円程度です。

分配金の収入だけでは不動産賃料賃料の水準を獲得することは難しいです。それではこのパラダイムシフト(大げさ)は失敗に終わるのでしょうか。

(つづく)

2017年9月29日 (金)

痛快!軽量・低重心なハッチバック

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(走りもなかなか楽しめます。)

我が家のタウンユースカーを務めたムーブに代わって、同じダイハツのミライースがやってきて1カ月が経ちました。ターボエンジンであったムーブと異なり、NA(自然吸気)エンジンのミライースは非力ですが、一方でムーブよりも低重心で、遥かに軽量です。

WATANKOはこのミライースを街中でドライブして、しばらく忘れていた小型で軽量、低重心のハッチバックを運転する楽しみを久しぶりに思い出しました。

■軽さと低重心がもたらす軽快なドライビング

ミライースは車両重量670kg(WATANKOが所有するG“SAⅢ”)であり、前車ムーブ880kg(RSカスタム)よりも210kg、およそ大人3人分も軽いモデルです。軽い物体は動き出しやすく、止まりやすいので、街中では元気よく走り出し、スパッとストレスなく止まります。

車両重量が重い車は慣性モーメントが大きいのでカーブの手前でしっかりと減速させることが必要ですが、軽いミライースは小さいので、カーブにも安心してスピードがのったまま飛び込みやすく、切り返しも軽快です。

また全高は1,500mmと絶対的には低い水準ではありませんが、今や軽自動車の主流を占めるハイトワゴン系や、普通車におけるミニバン、SUVに比べれば低めの車高です。

高い車高ですと重心も高くなり、それがコーナーでのふらつきを増す原因となります。あたかも千鳥足な様子です。それに対してミライースは重心が低いので安定した、ちょっと大げさに言えば地を這うようなコーナリングができます。

重くて背が高い人間よりも、軽い体重の人間が腰を低く落とせば、反復横跳びの回数もスピードも伸びるのと同じです。

信号スタートで軽快に飛び出し、コーナーでは安心してブレーキングを遅らせて飛び込むことができ、旋回中も不安なく安定して駆け抜けることできます。

厚手のコートではなくて、Tシャツを着てランニングするかのごとく軽快であります。

■FFハッチバックの魅力

ミライースの軽快な走り、それはFFハッチバックゆえの魅力でもあります。FF(前輪駆動車)は他の駆動方式に比べて車体構造がシンプルであり、軽く作ることができます。車体が軽ければ高出力な大排気量エンジンもまた不要であり、それもまた軽量化を促進します。

さらに前輪駆動であるために走行の安定性は高く(リアカーを引っ張るのと、後ろから押すとはどちらが安定して走ることができるか想像してください。)、駆動も操舵も前輪に集中しているため、極端に言えばコーナーでは前輪にだけ注意を払えばよく、運転がしやすいです。

かつては国産車にも輸入車にもこういった軽快なハッチバックがたくさんありました。しかしながら1990年代中盤からのミニバンブームによって車選びの基準にてユーティリティ(積載性)が重視されるようになってくると、人や荷物をたくさん乗せることができる性能は、軽量で低重心なハッチバックとは相容れません。そこで段々と軽快な運転ができるハッチバックが減ってきました。

■エコカーブームの副産物

それがエコカーブームによって燃費性能が要求され、その一環として車両の軽量化を図られる流れが出てきました。一番の軽量化はなんといっても車を小さく作ることです。

小さい車といえばコンパクトカークラスや軽自動車。かくしてこれらの中に燃費を売りにするモデルが登場してくるようになりました。その副産物として軽快なドライビングの魅力をあわせ持つことになったわけであります。

なおこれらモデルは当初は燃費対策として貧弱なタイヤサイズ(タイヤは細いほど燃費が良い。)、や低剛性でヤワなボディといった仕様が目につきつき、なかなか選ぶ気にはなれませんでした。しかし最近はパワートレーンの性能向上や軽量化によって燃費が向上するようになり、ショボいタイヤやボディに頼った燃費向上モデルから、全体としてバランスがとれたモデルと変わってきました。

■まとめ

WATANKOは後輪駆動を好みますが、一方でFFで軽量・低重心で持って気軽にドライビングを楽しめるハッチバックについて強い魅力を感じます。

また生活環境によっては車が必要ではあるけれど、維持費はできるだけ抑えたいという人にとっては車選びにおいてミニマリストを志向するかもしれません。そのような方々にとっても過度なスペックではないため購入費用が抑えられる。燃費に優れているため維持費用をおさえられる。そして運転する楽しみまで備えている軽自動車ハッチバック(通常はセダンタイプと呼ばれている。)はとても魅力的な車であります。

関連記事

ダイハツ ミライースが我が家のフリートに加わりました(2017/8/30)

2017年9月28日 (木)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンドが登場するも戦いは厳しい

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(新興国株式インデックス投信、ようやく登場)

インデックス投信のローコスト競争における新商品がまたひとつ登場します。相互リンクいただいているアウターガイさんのブログ情報によると、ニッセイアセットマネジメント(以下ニッセイAM)が、<購入・換金手数料なし>シリーズに新たに新興国株式を加えることになるとのことです。

参照記事
バリュートラスト|価値を生む・未来を託す・投資を歩く
ニッセイAMが<購入・換金手数料なし>シリーズに新興国株式と6資産均等型の2本を追加

<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ新興国株式)は信託報酬が0.339%(税抜、以降同じ)です。

これは現存する競合商品であるeMAXIS Slim 新興国株式インデックス(以降、eMAXIS Slim)やたわらノーロード新興国株式(以降、たわら)の0.34%を意識して、これらを0.001ポイントだけながら下回る低水準です。

eMAXIS Slimが既発表どおりの方針ならば、早晩、信託報酬を同率に揃えてくるでしょうが、それでもニッセイ新興国株式は同率1位の低コストとなります。

また、たわらも先日、eMAXIS Slimにあわせて信託報酬を引き下げましたが、こちらは新興国株式インデックス投信におけるローコスト先行者であり、一定の人気を得ていたため、純資産が30億にとどきそうな水準です。その点では固定客もそこそこ築いており、勢いがあります。

これからは先行してきたたわらに、eMAXIS Slim、さらにはニッセイ新興国株式が追撃を開始して新興国株式アセットクラスのインデックス投信の頂上決戦がこの3社で展開されそうな様相であります。

■ニッセイ新興国株式を待つ平場の戦い

これまでニッセイAMは新興国株式アセットクラスにおいてはローコスト競争にはのってこず、それどころか商品ラインナップに同種商品を揃えてすらもいませんでした。

したがってニッセイAMは「基本4資産だけの商品展開」と思い込んでいたところに、新興国株式アセットクラスの商品投入でしたので、ちょっとした驚きでありました。

しかしながらWATANKOから見た観測は「ニッセイAMよ、新興国株式インデックスを出すのが遅い。先進国株式のように大きな勝ちを得ることは今からではまず無理だろう。」であります。

せめて2年前にニッセイ新興国株式をこの信託報酬で設定していたのならばどんな展開であったでしょうか。WATANKOが想像するに当時の既存の新興国株式インデックス投信を全て駆逐して、先進国株式と同様に大きな純資産と顧客数を築いたことでしょう。一度ついたニッセイ新興国株式の勢いを止めるためには、他社はニッセイ新興国株式をかなり下回る信託報酬の同種商品をくり出すほかありません。

このようにニッセイAMがもっと早くに新興国株式アセットクラスに商品展開をしていたならば、かなりのアドバンテージを築けたのですが、実際にはその機会を失いました。今からではニッセイ新興国株式はeMAXIS Slimやたわらと平場の戦いをするほかありません。

■遅れてきたニッセイ

なぜ新興国株式の商品展開がここまで遅れたのでしょうか。2年前にはできなかったことがなぜ今になってできたのでしょうか。低廉な信託報酬でも利益が出やすいようにニッセイAMは従業員の給与をカットする等固定費の削減でも行ったのかというと、そのようなことは考えにくいです。

つまりは今回のニッセイ新興国株式の設定は、やろうと思えば2年前でも現在であってもできたのではないか。それをしてこなかったのは最近の他社の動きと、その実績が揃うまで様子見であったのではないかと推察します。

金融機関の行動原理は、前例がなく自社が一番先に乗り出すことについては慎重なるも、ひとたび他社が事例を作り繁盛してくれば、早速これに追髄するというものであります。新商品の稟議書においては他社にはない斬新なアイデアよりも、他社における実績を添える方が決済をもらう近道であります。

■まとめ

さてニッセイ新興国株式は、インデックス投資を実践する個人投資家からどれだけの支持を集めることができるでしょうか。

eMAXIS Slimの信託報酬追随の方針やたわらの勢いがある中で、ニッセイ新興国株式はかなりの苦戦を強いられるかもしれません。

また新興国アセットクラスは信託報酬以外の諸費用が高くつくケースが多いので、実質コストの結果待ちとみる個人投資家が多い場合、それも苦戦を強いられる理由のひとつになるでしょう。

これまで多くの個人投資家の支持を集めてきたニッセイAMが、この商品でどこまで新興国株式インデックス投信のシェアを伸ばせるか、要注目であります。


2017年9月26日 (火)

妻は我が家のリスクコントローラー

【9月22日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

129,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

44,022千円

■損益率

34.1%

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(貴方のパートナーは投資のドライバー?それともストッパー?)

前回とりあげたWATANKOのアパートは、木造なので耐用年数は22年。現在、9年目となり物件のライフサイクルとしては中盤期にあたります。このアパートの賃貸にあたっては結構な金額の借入を行っており、まだまだ借入残高は当初の借入総額の6割強も残っています。

さて先日、アパートの収益性について低下傾向が見られ始めた件を記事にしました。現在は合計12部屋のうち、2部屋が空いている状態が長く続いており、周辺の競合物件も増えてきたことから、今後は満室を目指すのは容易ではありません。修繕の発生も不可避でしょう。

関連記事

築年数がすすんだアパートが直面する収益力の低下(2017/9/23)

アパートは妻の名義ですので、現在の入居状況、競合物件及び今後の修繕の発生について当人に説明を行いました。

すると妻から「金融資産が十分に積み上がってきているのだから、借入金を返済しましょう。」と提案を受けました。

これに対してWATANKOは、アパートの資産価値残高と、低下したとはいえ今後見込める収益を勘案すれば、急いで売却する必要はまだない旨を説明すると、妻の方もややエスカレートしてきて、「とにかく早いとこ借金がある状態から脱却したい。」と頑な態度を見せはじめました。さらには「元本割れするリスクをもつ金融資産も早くやめてほしい。」とまで言い出す始末。

WATANKOも自分の不動産投資や金融資産のポートフォリオを説明しつつ、リスク対策をとっている旨を説明するも、話は平行線であります。

仕方なく、今後の総資産の積み上がり状況をみて、借入金については、一部繰上げ返済をすることで決着となりました。

実際のところは繰上げ返済の時期も金額も明確にコミットしてはおりませんので、WATANKOは妻の要求を事実上かわした格好となっています。

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数日後、妻とのこのやりとりをふと思い出して、これは妻によるWATANKO家のリスクコントロールのひとつかと思うようになりました。

WATANKOの不動産投資は、他の不動産投資を手掛けている方に比べれば、リスクを抑えたつもりです。またインデックス投資においても分散投資をはじめとしたリスク管理をしているつもりです。

しかし妻からみれば、これでもWATANKO家としては、かなりのリスクをとっているようにみえたのかもしれません。

ここはあらためて妻の声を思い出しまして、せめてアパートの借入の一部繰上げ返済については真剣に検討してみるかと考えるようになりました。

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また、このエピソードをきっかけに昔のことを思い出しました。

WATANKOが手掛けている不動産投資は、現状の手持ち物件の収益性の維持・向上を念頭においたスタイルです。あらたに物件を仕入れて、貸し出し、頃合いをみて売却するという積極性は打ち出してはいません。なぜならサラリーマンと兼業している身としては現状が精一杯であるからです。

それであっても6年前には、今回のアパートの順調な運営に気をよくして、遊休土地に2棟目のアパート建築を検討していました。当時は東日本大震災の発生により、東北から避難してきた人達の賃貸需要が、WATANKOの街にもなだれ込んできており、需給がタイトになっていた頃でした。

しかし妻は、2棟目のアパート建築にあたり、更なる借り入れを行うことで借入残高が合計1億円を超える水準となることからこれに強く反対しました。

WATANKOは当初、妻の反対に反発するも、2棟目の建設候補地が、もと田んぼであったため、盛り土と地盤改良のコストがかなりかかり採算性がよくないことから冷静に検討し直した結果、2棟目の建築を断念することにしました。

しかしながら当時のWATANKOは住居用不動産を増やすことにかなり前向きであったため、たとえコスト高の面があったとはいえ、妻の反対がなければ2棟目の建築に踏み切っていたことでしょう。

もし2棟目を建てていたとしたら、現在の供給過剰な状態を迎えて、コスト高の中で建てた採算性の悪い2棟目の収益確保は1棟目よりも苦戦していたことでしょう。

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世間一般的な不動産投資のスタイルはというと、最初は小さめのワンルームあたりの購入から始まり、慣れてきて、かつリターンが貯まってきたら、所有物件をさらに買い増していく。そのプロセスをスピードアップするために借り入れを行います。いわゆるレバレッジを効かせて自分の家計におけるバランスシートをどんどん厚くしていきます。物件の妙味が薄れてくれば機動的に売却も行い、手持ちの物件の投資効率を上げていきます。

WATANKOは不動産投資家としては、上述のタイプに比べて、おとなしい部類にあると自己分析しています。しかし時折、過度なリスクをとってしまうことや、事業環境が悪化しているにもかかわらずリスクの低減におろそかになる面があります。

そんな時には妻の「借金をしたくない、リスクをとりたくない」という保守的な姿勢が、リスク取り過ぎのWATANKOにとってブレーキの役目を果たすことがあります。

妻のそんなリスクコントローラーとしての役割に、感謝する一面があるWATANKOでありました。


2017年9月23日 (土)

築年数がすすんだアパートが直面する収益力の低下

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(築年数がすすんだアパートに、再び満員御礼となる日はやってくるのだろうか)

WATANKOはサラリーマンの傍らで、半ば家業ともいうべき不動産賃貸業を営んでいます。親から受け継いだいくつかの物件に対して十数年かけて自分自身でリストラクチャリングして収益性を確保・維持しています。

さてWATANKOは母親が存命中に同人名義の資産の相続を視野にいれた対策として、2009年にアパートを新築して、以降賃貸に供しています。

WATANKOが住む街は、近隣の市町村に比べて人口の流入が大きく、その受け皿としてこれまでアパートがどんどん建てられてきました。とくに近年は相続税制の改正をうけて実質的な課税対象者が増える中、WATANKO同様にその対策としてアパートを建てる方が増えてきており、アパートの供給戸数の伸びはどんどん加速しています。

どの程度かというと、WATANKOが所有するアパートの近隣だけでも、ここ1~2年で6棟も新築されています。前述のとおり、WATANKOが住む街が人口の流入が多いといってもこれはあきらかに供給過剰な状態であります。

■築年数がすすむと生じる収入減と費用増

新築されたアパートの年数が経過していくと収益力の低下に直面します。その事由としてはWATANKOの事例で述べた「需要に対する供給が過剰であること」以外にも、次のような点があげられます。

<収入面>

▼アパートが所在する地域における間取りの需要が、そのアパートの新築当時から変わってきた場合、古くなったアパートは最新の需要から外れてしまい、とたんに内見率が下がります。

▼アパートのオーナーは入居率をあげようと値下げ競争に走った結果、賃料の相場がどんどん崩れてしまいます。そうなればたとえ満室であっても賃料収入総額が減額となる事態を引き起こします。そして一度引き下げた賃料相場はよほどの需給バランスの変化が生じないかぎり、再度上昇する(させる)ことは困難でありましょう。

▼たとえオーナーが賃料を維持しようとしても、借り主の方から契約更新の際に賃料の値下げを要求してきて、これを飲まざるをえない展開もありえます。借り主は自分が借りている物件と同等の物件の最新の相場を調べて、自分が支払っている賃料が高ければ値下げを求めてくるというわけです。

そもそもアパートの入居は、例えばホテルの部屋の稼働と同様に、一度空いてしまった部屋から得られたはずの収益を、後から手に入れることはできません。(サービス業は“在庫”が持てません。)

したがい賃料相場を意識しつつも、ともかく空き部屋がたったひと月分であっても発生することを避けなければなりません。

その意味からすれば物件としての競争力が一番高い新築の時期に空き室が発生するなど、まったくもってあってはならない事態です。

関連記事

乱立するアパート、新築でも全室空室なアパート(2016/10/25)

<費用面>

▼一方で、アパートの築年数が経過することによって大小様々な補修費がオーナーの負担として発生してきます。とりわけ借り主が退去するときには、原状回復のための補修がかかりますが、全て借り主負担というわけにはいかず、一定のオーナー負担がまずもって発生します。

▼必要な補修とは別に、古くなってきたアパートのバリューアップのために内外装のリフレッシュや付帯設備の追加などを実施するとなれば、それら費用も相当な金額となります。

これらの費用増は毎月の賃料に反映させていきたいところですが、一方で近隣相場を上回る賃料を設定するわけにもいきません。(賃料をあげれば入居率の低下を招きかねません。)

そして更に悩ましいことは、アパートにバリューアップを施しても、それが入居率の向上、賃料水準の維持に必ずつながるという保証はどこにもないということです。

以上の収入減+費用増のダブルパンチによってアパートの収益力は低下し、オーナーの手残りとなるキャッシュは減る一方であります。

■WATANKOのアパートもまた築9年目を迎え、これからが正念場

WATANKOのアパートは築年数でいえば、本年秋でちょうど満8年が過ぎて9年目を迎えます。以前は満室を維持できていましたが、近年はいつも1部屋、多い時には2部屋が空室となっている状態が続いています。

1部屋、2部屋という一見大したことはなさそうに聞こえますが、売上高が8.3%あるいは16.6%も減っているわけであります。個人にとって収入が2割近く減る事態というのは決して安穏とはしていられないでしょう。

築9年目を迎えると、もはや築浅物件とも呼べずどこにでもある中古アパートの一つになります。古くなってきたために前述の収入減+費用増のダブルパンチに見舞われはじめました。

多くのアパートオーナーと同様に、WATANKOもまたアパートの建築に当たっては資金の借入をしています。このまま空室が3部屋、4部屋と進行すると損益はともかく、キャッシュフローが赤字に陥ります。

今迄は管理会社に色々とお任せして、なかばほったらかしにしてきましたが、これからは定期的なモニタリングを忘れずに、かつ空室対策を怠らないようにしなければなりません。

対策と言っても、「それなりの効果が期待できるが、少なくない費用を伴う手段」から「やらないよりはやった方がまだマシという程度の手段」まで様々な内容があげられます。

ホンネを言えば管理会社には手数料を支払っているのだから、こういった対策は全て押し付けてしまいたいところですが、オーナーが負担となる支出が生じることや賃料設定に関する慎重な判断を伴うものもあるため、オーナー自身が出張って「収入の維持」と「費用の抑制」にむけて管理会社と共同で頑張るほかありません。

遊休物件の売却、新規の賃貸契約の締結がそれぞれ事務手続き含めて完了した矢先に、今度はアパートの管理の強化が舞い込んできました。

不動産投資はサラリーマンの副業の中でメジャーなひとつかもしれませんが、この副業においても決してタダ飯はありません。

不動産投資を手掛ける方々におかれましては、その支払った労苦と費用に見合ったリターンがもたらされんことを祈念致します。

(あとがきにかえて)

WATANKO「というわけで、これから管理会社と週末打ち合わせを重ねて、対策を考えていきます。」

妻ミサト「管理会社の担当のBさんだけど、なにかとても頼りなさげなのよね...」

関連記事

センセイ、アパートの契約更新料を支払ってください(2017/7/22)

(続)センセイ、アパートの契約更新料を支払ってください(2017/7/24)

WATANKO「おっしゃるとおりです。パフォーマンスは大いに不安であります。」

妻ミサト「いっそ長男を不動産管理の継承のためのOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)として手伝わせてみてはどうかしら?」

WATANKO「長男よりもOJTが必要な人物がおります。」

妻ミサト「まあ、一体、誰かしら?次男はまだ中学生だし...(ワクワク)」

WATANKO「それは...アナタです!ダ----ン!!(喪黒福造ばりに)」

妻ミサト「!!!」

2017年9月20日 (水)

2017年9月の積み立て購入商品

WATANKOは給与所得と不動産賃貸収入から得た余裕資金をもって日本株式、先進国株式、新興国株式のインデックス投信をSBI証券にて毎月積み立て購入しています。

積み立て購入にあたってはSBI証券を利用しています。月に1度、ログインして注文を出すときだけ、自分が投資を行っている実感がほんのちょっぴりだけ湧いてきます。

さて今月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

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さらに9月の仕入れの結果、8月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)
*表中の金額単位は円です。
*NISAは暦年ごとに損益を認識する必要があるため2017年の分のみの表記としています。

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さて8月に比べて今月9月は先進国株式と新興国株式の基準価額がえらくUPしました。

おかげで平均購入単価も、通常であれば前月比1%未満のプラスマイナスですが、9月は先進国株式で3.4%、新興国株式で2.4%、それぞれ大きく上昇しました。

それでもあってもWATANKOは全く気になりません。積み立て投資を9年半続けているため、もはや積み立て投資においてはいっときの購入価額について、高値も安値もありません。

以下記事を参照いただければ幸甚であります。

関連記事
積み立て投資、2年もたてば毎月の購入価額の高低にジタバタしなくなる(2015/12/24)

なお相場を揺るがす要因として北朝鮮のミサイルがここのところ注目されましたが、これは拍子抜けに終わった模様です。次の注目は国内の衆議院解散総選挙でしょうか。

投資家にとって、相場のボラティリティが大きい方が投資のやり甲斐を発揮できるという観点から、こういったイベントを待望する投資家も少なくないかもしれませんね。


2017年9月18日 (月)

BNDからの2017年9月分分配金

【9月15日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

129,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

43,883千円

■損益率

34.0%

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WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2017年9月分の分配金が支払われました。税引き後で250.48ドルです。

これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。

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続きまして債券に関する雑感です。

WATANKOが2013年末にBNDを購入した際の外貨は、かつて円高時に為替取引した分を用いております。8月末ではトータルリターンが17%となっていますが、その多くはBND購入以降に続いた円安傾向によるところが大きいです。

少し前の記事ですが、リターンを要因別に区分した記事を紹介致します。

関連記事
BNDを3年間バイ&ホールドしてみた結果を公開(2017/1/23)

さて外国債券への投資に否定的な意見のひとつとして、債券の外貨建てリターンに対して、この為替の変動が大きすぎるというものがあります。

もし今後、円高局面に移行すれば、WATANKOが保有するBNDの評価損益も悪化するでしょう。オーナーとしてその変動に耐えられるでしょうか。

かつて先進国債券のインデックス投信をいくつか保有してきた時代には、円高の影響で長らく評価益が黒字化できませんでした。

ブログ記事冒頭でいつも「BNDの保有は実験」と唱えていますが、本当の実験は円高局面になった時がスタートかもしれません。

おっと円高が進行すれば外国債券以上に外国株式もまたダメージを受けるでしょう。多くの個人投資家にとってはそちらの方が心配ですね。相互リンクいただいております夢見る父さん”さん”の記事の紹介でもって本記事の締めとさせていただきます。

参照記事
夢見る父さんのコツコツ投資日記
80円まで円高が進んだら米国株はどうなるのだろう


2017年9月17日 (日)

とうとう、ようやくマッチング拠出開始

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(給与からも年金掛金を追加拠出させていただきます!)

昨年から今年にかけて、NISAと並んで個人投資家の間で話題にあがったiDeCoですが、WATANKOの場合、勤務先でマッチング拠出が導入されることになりましたので、一方でiDeCoを用いることがなくなりました。

■11月からマッチング拠出開始

個人投資家ブログ界隈では、金融機関の間で繰り広げられる管理手数料の低廉化や商品ラインナップの充実化の記事がいっとき飛び交り活況を呈しましたが、当ブログの運営者WATANKOとしてはiDeCoの利用よりも勤務先にてマッチング拠出を実現してもらう野望を持っておりました。

WATANKOの勤務先では2007年から確定拠出年金が導入され、それがWATANKOのリスク金融商品を用いた投資の世界に入るきっかけの一つとなったわけです。その後、投資についてそこそこに学び得たWATANKOは、勤務先の人事部に対してマッチング拠出の導入予定を何度も問いかけてきました。

関連記事
マッチング拠出?なにそれ?(2012/11/17)

勤務先(の人事部)にとっては一従業員の(切実なる?)声になかなか耳を傾けてくれることはありませんでしたが、ここにきてiDeCoのスタートを契機に、本年11月からマッチング拠出導入が実現する運びとなりました。

余談ですが、なぜiDeCoか契機になったかというと、勤務先の確定拠出年金の資産管理・運用を担っている金融機関からみれば、取り扱い先の従業員が各々で独自にiDeCoを始めた場合、その拠出資金(の運用によって得られる手数料)は他の金融機関に流れてしまいます。そこで従業員たちに年金向け商品の購入余力と意欲があるならば、それは自社の商いの中にて取り込みたいので、勤務先にマッチング拠出の提案を持ちかけたかと想像しています。

■増えた説明会参加者

金融機関の思惑はともかく、勤務先ではマッチング拠出導入の告知だけでなく、説明会まで開催されました。ところがそこでもちょっとしたサプライズがありました。

実は勤務先では、これまでも従業員向けに老後に備えた資産形成をテーマとした説明会を何度か開催してきましたが、聴講者の人数はほんのわずかでした。皆、仕事と定期預金で十分なのか?

関連記事
勤務先でおなじみの資産形成の説明会に参加する(2016/7/27)


ところが今回の説明会では、従前よりも遥かに多くの参加者が集まりました。年齢層も幅広く、若い人も結構混じっています。中には入社3年目、先日社内結婚したばかりの20代の女性社員の姿も見かけます。

■分散投資+長期投資の紹介

さて今回の説明会では、金融機関の担当者が見事な滑舌と身近な話題を豊富に織り交ぜつつ、マッチング拠出だけでなく、確定拠出年金制度や資産運用の考え方も詳しく紹介してくれました。

ここで紹介された資産運用の考え方は一言でいえば「分散投資+長期投資」、とくに後者は確定拠出年金にマッチした考え方であります。担当者の説明内容の詳細は、これまで色々な図書・雑誌・ブログで散々見聞きしてきたインデックス投資の考え方と全く同じ内容であります。WATANKOは話を聞いていて、午前中にもかかわらず思わず眠くなってしまいました。

ここでも邪推を働かせるとすれば分散投資を勧めることで沢山の商品の購入、長期投資を勧めることで長期に渡るマージン獲得をそれぞれ狙いたい金融機関のお気持ちもあったことでしょう。これに対しては市井の個人投資家としてはコア資産を対象としたローコストなインデックス投信を提供し続けてくれれば利害は一致します。

■商品ラインナップは少し改善

説明が一通り終えると、わずかな割り当て時間ですが質疑応答がありました。WATANKOはラインナップされた商品の信託報酬の見直しや、商品自体の拡充の見通しについて質問しようとしました。

ところがふと手元にある商品一覧表をみると、MSCI-KOKUSAI連動のインデックス投信の信託報酬が0.25%から0.23%(いずれも税抜)に引き下げられていたり、8資産を対象としたバランスファンドが追加設定されていたことがわかりました。

確定拠出年金の運用状況は特定口座やNISA口座よりもさらにほったらかしなので、こういった動きに気がつくのがすっかり遅れておりましたが、多少なりとも改善の動きがみられたので質問は取りやめました。

なお一方で、依然として信託報酬を1.9%もせしめる海外株式のアクティブ投信がラインナップされていたりもします。金融機関からみれば、おそらくは保有者がいるため除外するわけにはいかないのでしょうが、パフォーマンスはともかくとして、せめてiTrustシリーズなみの低廉なアクティグ投信を追加するくらいの良心は見せてほしいものです。

(あとがきにかえて)

いまさら言うまでもありませんが、WATANKOの資産運用は特定口座でもNISA口座でも、そして確定拠出年金でも変わりません。そこに用いるべきはインデックス投資です。その中にあって一般公募のインデックス投信についてはローコスト化が進んでいるので、DC商品にも今後更なるローコスト化を期待したいところです。

Activeな未来のための投資はPassiveでOKであります。
(ん?どこかの著名インデックス投資ブログタイトルと被っているような...)

2017年9月15日 (金)

商品そのものの御代にくらべて付帯サービスが高い楽天投信投資顧問の新商品

Logorim

(さっそくSBI証券も追随しますか?)

楽天投信投資顧問(以下、楽天)から海外ETFに投資する投資信託が2本設定されます。相互リンクさせていただいているアウターガイさんのブログ記事を拝見させていただきました。

参照記事
バリュートラスト|価値を生む・未来を託す・投資を歩く
楽天投信投資顧問がVT(全世界株式)・VTI(全米株式)相当の超低コストインデックスファンド2本を新規設定

●楽天・全世界株式インデックス・ファンド 信託報酬0.222%
投資対象:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

●楽天・全米株式インデックス・ファンド 信託報酬0.157%
投資対象:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)

海外ETF、なかでもバンガードのそれは経費率がとても低くて、もうそれだけでいつも投資対象の最右翼にあがってくる商品です。

しかしながら、海外ETFは、現行のネット証券サービス上では以下の制約があります。

1.自動で定期購入するサービスがない。
2.定額購入ができない。または大変面倒。
3.配当金支払いに伴う課税分だけ複利効果が薄れる。
4.配当金を自動再投資できるサービスがない。配当金を満額きっちり再投資できない。

よって資金の投入において非効率な面が生じる面が、低い経費率というメリットを相殺してしまうところが悩ましいです。

こういった海外ETFの非効率な面を解消する手立てとして、これに投資する国内公募の投資信託を設定する。すなわち国内公募投資信託という皮をかぶせることによって一般の個人投資家からみた海外ETFの煩わしさ、面倒臭さを解消するというアプローチがあります。

世の中タダ飯はありませんから、この場合、信託報酬は当然ながら海外ETFよりも高くなるわけです。元々の海外ETFとの差分については上記1~4の非効率な面を解消するための手間賃と捉えるほかありません。

そこで皆さんにおかれましては、この手間賃に対して、どれだけの信託報酬の上乗せを許容できるでしょうか。

WATANKOから見れば、許容できる信託報酬の上乗せは、投資対象のETFよりも低い水準が妥当であります。

考えてもみてください。大元の海外ETFの経費率、つまり商品そのものの御代よりも、それを提供するにあたっての付帯サービスにかかる対価の方が高いことに違和感がありませんでしょうか。WATANKOは2者間のコストバランスの悪さを感じせずにはいられません。

さて今回公表された楽天の2つの商品は、それぞれ信託報酬から投資対象となるETFの経費率を控除した差分、つまり付帯サービス代はおよそ0.11%程度であります。もとのETFの経費率がVTは0.11%、VTIが0.04%ですから、付帯サービスは同等か、あるいは遥かに高いコストを掛けることになります。

もしもWATANKOと同様のセンスをお持ちの紳士淑女の方であれば、この楽天の2商品は購入商品としてはちょっと躊躇してしまうのではないでしょうか。
 
さて、この種の新商品について他社も追随する傾向が出てくるものか。それはひとえに楽天の2商品を販売動向いかんによるかもしれません。

しかしそれよりも海外ETFの購入や換金における利便性を、もっと国内公募の投資信託に近づけてもらう方をWATANKOは望みます。

関連記事
ETFをラップしてインデックス投信として売り出すのはどうか(2014/9/3)

2017年9月12日 (火)

つみたてNISAフェスティバル2017に行ってきました

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(登壇された方々一覧です。)

一昨日、都内で開催されました金融庁主催のつみたてNISAフェスティバル2017に参加してきました。

参加人数は200人。主催側の金融庁も十数名ものスタッフを動員するだけでなく、マスコットキャラクターの「とうしくん」と「マイナちゃん」がお出迎えです。

入り口には金融機関各社が用意した投資初心者向けのパンフレットの他に、一億円の札束や金塊が展示してあるなど、アイキャッチが盛りだくさん。WATANKOは長男へのお土産用にパンフレットをひととおり集めたあと、会場入りしました。

イベントは内閣府の越智金融担当副大臣の冒頭挨拶を皮切りに、以下のプログラムのとおり行われました。

■導入直前!「つみたてNISA」の制度説明

金融庁がつみたてNISAの導入の背景と制度概要の説明です。

大半はこれまでの個人投資家との意見交換会にて説明されてきた内容と同じでしたが、つみたてNISAの対象商品が従来の41本から直近で120本まで増えたくだりが追加紹介されていました。

■私が考える「つみたてNISA 」と「iDeCo」の活用法

一般から寄せられた「つみたてNISA 」と「iDeCo」の具体的な活用例が紹介され、それを岩城 みずほ氏、大江 加代氏、神戸 孝氏らパネリストがレビューするセッションです。
活用例は20代独身から40代の4名核家族まで4ケースほど紹介されました。

パネリストのコメントの中で印象的だったのが、いくつかのケースでみられた「信頼できるアクティブ投信を選んで投資する」という意見に対して、一遍の妥協もなく、バッサリと切り捨てた岩城みずほ氏のコメントがとても清々しかったです。同氏の口調は一貫してブレがなく、自信に満ちておりました。

なお紹介されたケースのひとつに相互リンクいただいております、なるたくさんが登壇されました。なるたくさんのケースはとても共感できる内容でありましたし、檀上でのトークの掛け合いも上手くて、楽しめました。

■個人投資家からの税制改正要望 ベスト5

事前に募集されたNISAに関する改正要望の紹介です。プレゼンターはこれまた相互リンクいただいている虫とり小僧さんです。金融庁との太いパイプ?がある虫とり小僧さんは我々市井の個人投資家を代表するスポークスマン(報道官)ともいえるかもしれませんね。

さて紹介された改正要望のトップ5は次のとおりです。

第1位 NISA制度の恒久化(制度の恒久化、非課税期間の恒久化)

第2位 つみたてNISAの投資上限額の拡大(含む「12で割り切れる金額にしてほしい」)

第3位 NISA制度の1本化(一般、ジュニア、つみたての1本化。ジュニアをつみたてと同様にする。)

第4位 対象商品の見直し(インデックス投信の信託報酬基準の引き下げ、アクティブ投信の要件のシンプル化、投資対象商品の拡大)

第5位 スイッチングさせてほしい

番外編

*海外赴任の際にもNISAを継続できる制度にしてほしい
*NISAシニアプラス(50歳超向けの優遇制度)

改正要望のトップ5に挙げられた内容はどれも納得の内容です。番外編についても非常に面白い視点であると思いました。

■パネルディスカッション ~つみたてNISA から考える日本の投資信託~

投資信託事情編集長 島田 知保氏
ファンド情報編集長 岡田 篤氏
経済評論家 山崎 元氏
日本経済新聞社編集委員 田村 正之氏

らによる小気味良いディスカッションが続きました。

WATANKOの印象は島田知保氏の明快な語り口の素晴らしさと、インデックス投資家にとっては著書や新聞記事でお馴染みの田村正之氏のトークが聴けたことにとても満足しました。

以上の各セッションにつき、さらに詳しい内容については、相互リンクいただいている個人投資家じゅんさんの以下のブログ記事をご参照ください。

参照記事
投信で手堅くlay-up!(インデックス投資ブログ)
「つみたてNISAフェスティバル 2017」レポート。制度の普及に向けた金融庁の意気込みを見た。

中でもひとつだけ紹介するとすれば、パネルディスカッションにおいて唱えられた投資の3つのアドバイス-「一に続ける」「二に続ける」「三に続ける」は、個人投資家にとっての大切な行動規範であり、また武器でもある長期投資を象徴するものとして印象的でありました。

■まとめ

フェスティバルはとても内容が充実しており、2時間があっという間に過ぎました。このイベントが、“インデックス投資ナイト”や“投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year”のように継続していくことを期待したいと思います。

なおWATANKOは、お馴染みの個人投資家の皆さんに加えまして、新たに米国株投資ブロガーである、はちどうきゅうどうさんを始め、何人かの方々にご挨拶をさせていただきました。

参照ブログ
アメリカ株でアーリーリタイアを目指す

こんな感じのさわやかな個人投資家さんです。
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この他にも若い個人投資家の方々をみるにつけ、来年は長男を誘ってみるかと刹那思うシニア個人投資家でありました。

2017年9月10日 (日)

本日開催、つみたてNISAフェスティバル2017

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(積み立て投資のイメージ)

金融庁が来年から始まるつみたてNISAの普及を狙いとしたイベント「つみたてNISAフェスティバル2017」が本日都内で開催されます。参加人数は200人であり、おそらくこれはインデックス投資ナイトや“投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year”の授賞式を上回る規模であります。

金融庁は今年に入ってから、数十人規模の個人投資家を集めたつみたてNISAについての意見交換会を何度か開催しています。またそこで出された意見をもとにしてか、都内だけでなく今度は名古屋でも同様の会を開催するなど、この制度の普及に熱心に取り組んでいます。

参照記事
金融庁 個人投資家との意見交換会について

■インデックス投資家の広がり

WATANKOがインデックス投資を始めた2008年の頃は、インデックス投資を行う個人投資家といえば、水瀬ケンイチさん、Night Walkerさん、kenzさん、吊られた男さんなど合計20~30名程度の投資ブロガーの世界の皆さんしか知り得ませんでした。世間一般ではインデックス投資を行う個人投資家がどれだけいるものなのか全く想像がつきませんでした。

それが前述の2つのイベントによって、首都圏を中心に数百人程度の投資実践者を確認し、さらにTwitterでも沢山のインデックス投資家をみかけるようになりました。なかにはWATANKOよりも早くインデックス投資を始めた方も時折見かけるようになり、インデックス投資家のサイレントマジョリティ?をひしひしと感じるときもあります。

インデックス投資は先駆的なインデックス個人投資家のブログによる紹介から始まり、雑誌による特集記事が徐々に組まれるトレンドがおこり、民間金融機関がローコストな商品を展開してきました。そしていまどきは国が国民に対してつみたてNISAというスキームを用いてひろく浸透を図るところまでやってきました。

■本日はインデックス投資イベントか

上記でも書いたとおり、つみたてNISAは対象商品の要件設定からみるに、現状ではインデックス投資の普及スキームと言っても過言ではありません。

また対象商品の要件設定以外でも、つみたてNISAの普及を狙う背景や目的、手法については、その説明資料を読むたびに「これまんまインデックス投資の説明資料じゃないか。」と思わせることしきりです。

本日開催の「つみたてNISAフェスティバル2017」とは、中央官庁が200人の個人投資家を集めて、インデックス投資のイベントを開催すると言い換えてもおかしくないとWATANKOは捉えています。

WATANKOは過去のインデックス投資のイベントと同様に、今回も様々な個人投資家の皆さんにご挨拶させていただきまして、皆さんが実践するインデックス投資のバリエーションを拝聴したいです。

また上記のとおり書いたものの、つみたてNISAへの要件適否はともかく、積み立て投資にふさわしいアクティブ投信をみつけ、実践しようとするアクティブ投資家の方々の意見もまた傾聴してみたいと思います。

2017年9月 9日 (土)

あなたが自分の子どもにすすめるインデックスファンドは何ですか

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(僕の余裕資金で買うファンドを教えてよ)

先日、長男がインデックス投資に興味を持ち始めたことを紹介しました。当人とは追々、インデックス投資の詳しい説明と、実践することになった場合の色々なアドバイスを行う予定です。

関連記事

長男が資産運用を、インデックス投資を学び始めたよ(2017/9/4)

さて、お子さんをお持ちで、かつインデックス投資を実践されている世の中のお父さん、お母さんの皆様へ、もしも自分の子どもが成人して、インデックス投資を始めたいといった場合、どのようなインデックスファンドをおすすめしますか?

■大前提と選定すべき商品の特性

WATANKOの場合、自分自身ではなく、子どもにすすめるという視点に立った時に考えは次のとおりです。

まず当人が将来に渡って投資にどれだけ深く関心をもつかどうかわからないので、長期にわたって資産運用を続けてもらうためには手間がかかる方法は採らないこと。これが大前提です。そうなるとETFは選びにくく、投資信託が対象となるでしょう。その前提のもとに選定すべき商品の特性を考えると次のとおりです。

1.シンプルでわかりやすい内容の商品であること

これはインデックス投信であれば大半はクリアしている条件といえます。なおWATANKOの場合、この視点からいえば例えば為替ヘッジすら不要と考えます。海外資産とはそもそも為替の影響をうけるものであります。

2.複数の商品をまとめるスタイルはすすめない

また単一に商品であっても他の商品と組み合わせる必要度が高いものは避けます。例えばREITアセットクラスの商品は、これのみを資産運用のビークルとするのはちょっと亜流な気がしますし、何か他のクラスと組み合わせたくなるでしょう。

3.トレンドものではない定番商品であること

長期投資なので流行り廃りにとらわれず定番・鉄板の選択でいきたいものです。よってテーマものの投信を選ぶことなどはあり得ません。なおひょっとしたら今般話題になっている「米国株式に集中投資」というのもトレンドのひとつかもしれません。(米国株投資家の皆さん、定着したらゴメンナサイ、です。)

■今現在購入できる商品からのおすすめ

前述に従い、今現在購入できる商品からおすすめを選ぶとなると、大きく2つのカテゴリーのもとに挙げられます。

1.先進国株式インデックス投信

世界の株式時価総額の半分以上を占める先進国22か国の株式に分散投資するインデックス投信。単一のアセットクラスの商品のみを選ぶとすればこれしかありません。

一般的に考えれば子ども当人が働いて稼ぐ場が日本国内である可能性が高い事、定期預金や不動産など他に日本の資産を持つことを想定すれば、余裕資金を投じる金融商品は海外資産であることがバランスをとれた資産形成と言えるでしょう。

さらには将来、当人が資産運用にそれなりの興味を持ち、自分でポートフォリオを組んでみたいとした時に、おそらく欠かせないであろうアセットクラスでもあり、ハズレとならないものです。

それでは具体的な商品はなにかというと純資産、信託報酬からみて<購入・換金手数料無し>ニッセイ外国株式インデックスファンドが最有力候補です。あとは次点候補としては信託報酬の最安値追従型のeMAXIS Slim先進国株式インデックスですが、純資産の積み上がり具合が気になります。マザーファンドが十分な規模にあるため無用な心配かもしれませんが。

2.バランスファンド

2つ目の案はバランスファンドです。これ1本でおよそ4~8種類のアセットクラスに分散投資ができてリバランスいらず。信託報酬は単一のアセットクラスの商品にくらべてやや高い傾向がありますが、なかには単一の商品と同等水準の商品もあります。

ポートフォリオがオーダーメイドでないことと、固定されているために将来、変更したいと思った時に扱いづらい面がありますが、複数アセットクラスへの分散投資について手間いらずの点では非常に優れています。

具体的な商品となれば、純資産から見ればバランスファンド御三家であるセゾン・グローバル・バランスファンド、世界経済インデックスファンド、eMAXISバランス(8資産均等型)がお勧めです。おっとeMAXISであれば、同種商品で信託報酬の最安値追随型であるeMAXIS Slimバランスの方を選ぶべきでしょう。

3.その他(1と2の折衷)

先進国株式に特化する選択と、あくまで最初から幅広い対象に分散投資するスタイルと、どちらが良いか答えはまだ出ませんが、その中間的な存在として株式クラスを対象として地域分散する選択肢も注目に値します。

20代から長期投資をスタートさせるのであれば、長期的な成長を期待する株式クラスに特化した選択をすれば良い。その中にあって分散投資を徹底するとなれば、先進国以外の株式にも投資すべきという考え方です。

具体的には、先進国に加えて新興国にも分散投資する三井住友・DC全海外株式インデックスファンド(信託報酬0.25%<税抜、以降同じ>)や、さらに日本も対象に加えた商品としてステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが新規設定する全世界株式インデックス・ファンド(信託報酬0.48%)が挙げられます。

ただこれらの商品は純資産の伸長が気になりますし、特に後者はこれまで続いてきたローコスト革命からみれば、さらに信託報酬が低い同種商品が発売される可能性も予見されますので様子見といったところです。

■まとめ

将来、投資にどれだけ関心を持つか見えない自分の子どもに対して勧める資産運用のビークルは、手間がかからない、シンプルな商品、1本で済ませる、トレンドに流されないなどを条件とした場合、先進国株式インデックス投信かバランスファンドもしくはその折衷といった選択肢にたどり着きました。

WATANKOは今後、長男との対話を通じて、当人と二人三脚で納得ある投資信託選びを進めていく予定です。

2017年9月 7日 (木)

インデックス投信の信託報酬の引き下げが相次ぐ

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つみたてNISAのスタートが近づく中、対象商品としてアピールすべくiFreeシリーズやたわらシリーズが相次いで信託報酬を引き下げています。また、りそなアセットマネジメントもSmart-iという新しいインデックス投信シリーズを展開するなど新規参入組の動きもみられます。

その他にも様々な外国株式インデックスファドやバランスファンドが新規設定されるなど、インデックス投資業界?の動きはここ2カ月くらいで非常に活発化しました。

毎日のように信託報酬引き下げや新商品登場のニュースが飛び交っており、WATANKOもブログ記事を逐次UPしてフォローする暇もございません。

気が付けばMSCI-KOKUSAIに連動する先進国株式インデックス投信の信託報酬は0.2%(税抜、以降同じ)を下回るところ(iFree外国株式インデックス 信託報酬0.19%)も出てきました。

三井住友アセットマネジメント殿、三井住友・DC外国株式インデックスファンドS(信託報酬0.16%)をはやいとこ一般販売開始しないと、純資産拡大のチャンスを逃しますよ。

ニッセイアセットマネジメントはおそらく現在、「購入・換金手数料なしシリーズ」の信託報酬の引き下げの有無を検討中でしょうか。過去の事例に沿ってみれば10月頃にドーンと信託報酬を引き下げて、”投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017”でV4を狙うつもりなのか。

さらには三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズの信託報酬引き下げ追随も気になります。

インデックス投信のローコスト化は2010~2013年頃に一度停滞しましたが、今や多くの運用会社がローコストなインデックス投信を揃える時代となりました。各社シリーズの同種商品間での信託報酬の差はわずかであり、どれを選んでも他商品との大きなコスト差はありません。

インデックス投信の購入を誘因する要素のひとつには商品の低コスト化がありましたが、これについてはもうかなり充実したといえるのではないでしょうか。次なる低コスト化としては税制優遇の充実による税金費用の低減をWATANKOはあげておきたいです。

つみたてNISAもそのひとつでしょう。そういえば週末はつみたてNISAフェスティバル2017!WATANKOも出席します。多くの個人投資家の皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。

2017年9月 4日 (月)

長男が資産運用を、インデックス投資を学び始めたよ

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(父さん、インデックス投資の詩を送るよ。)

WATANKOは金融商品を用いた資産運用を始めて10年目になります。齢50を数えようとする身とすれば、その経験は決して長くはありません。それであってもこれからさらに相場や為替の変動の波に晒され、経験を積み、含み損への耐性を更につけたのち、その資産運用を子ども達に語る日がくることを想像しています。

その日に備えて、我が家の引き継ぎ書ともいうべきエンディングノートを残す一方で、この駄ブログを書き連ねています。

ところがWATANKOが子ども達に、その資産運用を語る日は思いのほか、早く訪れました。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

WATANKOが長男(21歳)に対して、資産運用への関心の予兆を見つけたのは先々月、家族で外食した時でした。注文した食事が運ばれてくるのを待つ間、長男が読んでいた本に何気なくみるとちょっとサプライズです。

彼が読んでいたのは、ダイヤモンド社が発行する『一番売れてる投資の雑誌ザイが作った「FX」入門』でした。

どうやら大学の友達あたりから「FXでひと儲け」的な話でも聞いたのか。

しかしWATANKOは「FXなんて、ルーレットの赤黒当てと同じであり、勝ち続けることは極めて難しいから、やめておこう。」

と軽く諭しました。社会勉強のひとつとしてほんのお小遣い程度でいっとき試してみるならばともかく、FXにのめり込んで貯金を使い果たしたり、また結果に一喜一憂する無駄な時間を過ごすことは学生の過ごし方としてよくありません。

でもそれであっても長男がマネー関連に興味をもつこと自体はWATANKOとしても歓迎すべき展開でした。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

その後、数週間経って市内にある新しくできた温浴施設に家族で出かけた時のことです。

やはり食事を待つ間、WATANKOがTwitterのタイムラインを一通り眺めたあと、長男が読んでいる本が目に留まりました。

「ふーん、竹川美奈子氏の本を読んでいるんだ。知っているよ。竹川さんって...。」などと風呂上りのややのぼせた頭で思っていると、やがて....

え!それってインデックス投資を紹介した本じゃあないの!


長男に聞くと、本人いわく

これまでのアルバイトである程度お金が貯まった。これから大学の高学年になると国家試験の勉強などがあって今迄のようにアルバイトできなくなるから、せめて貯めたお金を増やす方法を探っていた。友達の中には、将来、米国株を買いたいなんて言っている人もみかける。だから自分も図書館でいくつかマネー本を借りて読んできた。WATANKOがやっている投資は順調なようなので、その方法について詳しく教えてほしい。

とのこと。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

WATANKOが実践しているインデックス投資は、個別株やFX等のようなサプライズはあまり起きない種類の投資ですが、それに比べて長男のこの宣言の方が遥かに驚きました。

もともとWATANKOの資産運用の長男へ伝授は、当人が社会人デビューして、仕事にも慣れて結婚して家庭を持ちそうなる頃(あくまで想像)、30歳近くなる2025年頃に想定していました。それがこんなにも早く実行する日が来ようとは思いもよりませんでした。

ともかくも投資に対する長男の目はここに開かれ始めました。想定よりも早期繰上げではありますが、伝えねばなりません。先ずは、どこかの週末でお酒でも飲みながら、WATANKOのインデックス投資について、ゆっくりと語る予定です。

長男にはそれまでの間、WATANKOの蔵書から以下の3冊を渡して読んでおくように勧めました。どれも初心者向けに分かりやすく書かれた名著ばかりです。


さて最終的にどうするかは本人次第となりますが、もしもインデックス投資を始めたときはまさにこの駄ブログが役立つ時がくるかもしれません。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「たしかに貴方のブログはとても役立つわね。」

WATANKO「いや~それほどでも~」

妻ミサト「ブログの右側に貼ってあるたくさんのブログのリンクのところが役立つわね。」

WATANKO「!!!」


2017年9月 2日 (土)

2017年8月末運用状況

首都圏では先週残暑が厳しかったですが、今週に入ると一転して秋模様です。とても気持ちが良いですね。先週、WATANKOは子どもが通う中学校の美化作業に参加してきたのですが、あまりの暑さにグロッキー気味でした。作業が先週末ではなく、今週末であればよかったのですが。

さてWATANKOの資産運用状況ですが、先月8月は月初にまとまった資金を用いて海外ETFのバンガード・トータル・ストックマーケット(VTI)を購入しました。

それではまとまった資金を投入したので、購入後の同ファンドの基準価額が気になるかというと、この1ヶ月間全く気になりませんでした。ちなみに本記事を書くために基準価額をチェックしてみると、8月中はやや下がったみたいですが、今は戻しています。

リスク許容量の範囲内で長期投資を志向する市井の個人投資家にとって、このような短期の値動きは全く気になりません。

ということでインデックス投資を初めて9年6ヶ月、114ヶ月が経ちました。2017年8月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは110.13円/ドルです。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
①購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
②評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

表中の投資待機資金における①購入元本と②評価損益の差額については、過去に保有商品を売却した際の税引き後の売却益、SBIポイントの還元分、SBI証券のキャンペーン現金還元分等が含まれています。


◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+5.0%~ ▲5.0%
×:▲5.5%~

201708314

続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201708315

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
4.8%(3.7%)

●リスク
13.5%(9.5%)

●シャープレシオ
0.36(0.39)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
129,000千円(129,000千円)

●評価損益+確定損益分
41,892千円(42,416千円)

●運用期間
114ヶ月(113ヶ月)

●元本平均残高
51,054千円(50,365千円)

●平均年間利回り
8.6%(8.9%)

<概況>

VTIを購入したことは冒頭でも触れましたが、その結果、ポートフォリオ内に占める先進国株式の割合が7月末の2割強から一気に4割強にまで跳ね上がりました。なおVTIへの一括投資の結果、先進国株式のうち3分の2程度は米国が占めています。

ポートフォリオは現金を大きく減らし、先進国株式(米国株式)を大きく増やしました結果、過去平均リターンとリスクはともに仲良く増えました。シャープレシオは少し悪化しています。損益は先月末比でわずかに悪化しました。

ああ、そういえば今年の後半あるいは来年にはいよいよ株式市場の暴落が始まると書いて原稿料を稼ぐ人を最近また多く見かける様になりました。暴落は本当に起きるかもしれませんが、その原因も含めてピタリと当てることができる人がどれだけいるでしょうか。市場の予測記事を読めば読むほど、WATANKOは逆にそれらを眉唾ものに思えてなりません。

先のわからないことをわかろうとするよりも、出来る手段をしっかりととる。これもまた長期投資を続ける秘訣でございます。

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