つみたてNISAフェスティバル2017に行ってきました
(登壇された方々一覧です。)
一昨日、都内で開催されました金融庁主催のつみたてNISAフェスティバル2017に参加してきました。
参加人数は200人。主催側の金融庁も十数名ものスタッフを動員するだけでなく、マスコットキャラクターの「とうしくん」と「マイナちゃん」がお出迎えです。
入り口には金融機関各社が用意した投資初心者向けのパンフレットの他に、一億円の札束や金塊が展示してあるなど、アイキャッチが盛りだくさん。WATANKOは長男へのお土産用にパンフレットをひととおり集めたあと、会場入りしました。
イベントは内閣府の越智金融担当副大臣の冒頭挨拶を皮切りに、以下のプログラムのとおり行われました。
■導入直前!「つみたてNISA」の制度説明
金融庁がつみたてNISAの導入の背景と制度概要の説明です。
大半はこれまでの個人投資家との意見交換会にて説明されてきた内容と同じでしたが、つみたてNISAの対象商品が従来の41本から直近で120本まで増えたくだりが追加紹介されていました。
■私が考える「つみたてNISA 」と「iDeCo」の活用法
一般から寄せられた「つみたてNISA 」と「iDeCo」の具体的な活用例が紹介され、それを岩城 みずほ氏、大江 加代氏、神戸 孝氏らパネリストがレビューするセッションです。
活用例は20代独身から40代の4名核家族まで4ケースほど紹介されました。
パネリストのコメントの中で印象的だったのが、いくつかのケースでみられた「信頼できるアクティブ投信を選んで投資する」という意見に対して、一遍の妥協もなく、バッサリと切り捨てた岩城みずほ氏のコメントがとても清々しかったです。同氏の口調は一貫してブレがなく、自信に満ちておりました。
なお紹介されたケースのひとつに相互リンクいただいております、なるたくさんが登壇されました。なるたくさんのケースはとても共感できる内容でありましたし、檀上でのトークの掛け合いも上手くて、楽しめました。
■個人投資家からの税制改正要望 ベスト5
事前に募集されたNISAに関する改正要望の紹介です。プレゼンターはこれまた相互リンクいただいている虫とり小僧さんです。金融庁との太いパイプ?がある虫とり小僧さんは我々市井の個人投資家を代表するスポークスマン(報道官)ともいえるかもしれませんね。
さて紹介された改正要望のトップ5は次のとおりです。
第1位 NISA制度の恒久化(制度の恒久化、非課税期間の恒久化)
第2位 つみたてNISAの投資上限額の拡大(含む「12で割り切れる金額にしてほしい」)
第3位 NISA制度の1本化(一般、ジュニア、つみたての1本化。ジュニアをつみたてと同様にする。)
第4位 対象商品の見直し(インデックス投信の信託報酬基準の引き下げ、アクティブ投信の要件のシンプル化、投資対象商品の拡大)
第5位 スイッチングさせてほしい
番外編
*海外赴任の際にもNISAを継続できる制度にしてほしい
*NISAシニアプラス(50歳超向けの優遇制度)
改正要望のトップ5に挙げられた内容はどれも納得の内容です。番外編についても非常に面白い視点であると思いました。
■パネルディスカッション ~つみたてNISA から考える日本の投資信託~
投資信託事情編集長 島田 知保氏
ファンド情報編集長 岡田 篤氏
経済評論家 山崎 元氏
日本経済新聞社編集委員 田村 正之氏
らによる小気味良いディスカッションが続きました。
WATANKOの印象は島田知保氏の明快な語り口の素晴らしさと、インデックス投資家にとっては著書や新聞記事でお馴染みの田村正之氏のトークが聴けたことにとても満足しました。
以上の各セッションにつき、さらに詳しい内容については、相互リンクいただいている個人投資家じゅんさんの以下のブログ記事をご参照ください。
参照記事
投信で手堅くlay-up!(インデックス投資ブログ)
「つみたてNISAフェスティバル 2017」レポート。制度の普及に向けた金融庁の意気込みを見た。
中でもひとつだけ紹介するとすれば、パネルディスカッションにおいて唱えられた投資の3つのアドバイス-「一に続ける」「二に続ける」「三に続ける」は、個人投資家にとっての大切な行動規範であり、また武器でもある長期投資を象徴するものとして印象的でありました。
■まとめ
フェスティバルはとても内容が充実しており、2時間があっという間に過ぎました。このイベントが、“インデックス投資ナイト”や“投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year”のように継続していくことを期待したいと思います。
なおWATANKOは、お馴染みの個人投資家の皆さんに加えまして、新たに米国株投資ブロガーである、はちどうきゅうどうさんを始め、何人かの方々にご挨拶をさせていただきました。
参照ブログ
アメリカ株でアーリーリタイアを目指す
この他にも若い個人投資家の方々をみるにつけ、来年は長男を誘ってみるかと刹那思うシニア個人投資家でありました。
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