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2017年10月19日 (木)

それぞれの世代に、それぞれのNISA

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(このお金、どのNISAで運用しますか?)

WATANKOは一般NISAを導入開始時の2014年以降、毎年非課税枠の全額を使ってインデックス投信を購入してきました。いよいよ来年は非課税5カ年分の最後の年になります。このままいけば来年も1,200千円の非課税枠を目一杯使い、5カ年合計で一般NISAを適用する投資総額は5,600千円となります。(2014年、2015年は年間枠がそれぞれ1,000千円。2016年以降は1,200千円)

自分の年齢とあわせてみると47歳~51歳にかけて5,600千円まで投資額を増やしきました。

そしてこの5カ年分投資枠合計5,600千円は、各年度枠をそのまま随時ロールオーバーすることによって52歳~56歳までの間維持することになります。

その後57歳~60歳まで4カ年かけてロールオーバー総額も年を追うごとに減っていき、60歳を過ぎるころには一般NISAによる非課税の恩恵は終わりとなります。

■WATANKOは一般NISAを全うします

最近の他のブログ記事を拝見してわかったことですが、つみたてNISAを使い始めるとこの一般NISAのロールオーバーができなくなるようです。

参照記事

楽天証券 トウシル つみたてNISAのメリットと注意点って?


それではWATANKOは一般NISAのロールオーバーをあきらめて、、つみたてNISAを新たにスタートさせるか?

つみたてNISAの非課税枠が一般NISAの3分の1にとどまること、その見返り?として20年間という長期の非課税期間が設定されていますが、50歳をすぎたWATANKOにはもはや20年間という長期間の枠を十分には活用できそうもありません。

それよりも年間1,000~1,200千円という相対的に大きな非課税枠を60歳まで使い切ることで十分であります。

■つみたてNISAは子ども達に期待

WATANKOは年齢からみて、つみたてNISAを活用する年数はとれそうもありませんが、一方でこの先長い人生がまっている子ども達にとっては、つみたてNISAがよくフィットしそうです。

つみたてNISAの投資期間は2018年~2037年の20年間と長く、それぞれの年度枠の非課税期間は20年間とこれまた長いです。つまり2018年から20年間連続でつみたて投資を行い、最後の2037年の非課税投資枠が非課税期間を満了するのはなんと2056年、いまから38年後です。(38年後というと、つみたてNISAを導入した金融庁の職員の大半が定年を迎えていなくなっているでしょう。WATANKOにいたっては生きているかどうかもわかりません。)

今現在21歳の長男、13歳の次男は、まさにつみたてNISAによる資産形成とともに生きる世代です。(ちょっと大げさ)

さらにつみたてNISAも普及がすすめば、年間非課税枠の増額や非課税期間の延長だってありえるかもしれません。

考えてもみてください。一般NISAが導入されてわずか4年足らずでここまでNISAがバリエーションを増やし、利便性も向上されてきたではありませんか。(そのおかげでNISAが3つも並立してわかりにくくなっているという側面もみられますが。)

つみたてNISAがこのまま38年間もの間、何一つ変わらずに継続すると考える方がむしろ不自然ではないでしょうか。

数年後にはさっそく年間非課税枠が600千円、800千円と増えていくかもしれませんよ。(おっと金融庁さん、年間の非課税枠は12の倍数でお願いします。)

■それぞれのNISA

上述したとおり、NISAは現在3つならんでいます。

●未成年向けに親や祖父母らが資金拠出する「ジュニアNISA」

●ヤングからミドルまで、いろいろと生活費がかかるけど、長期間の非課税運用ができる「つみたてNISA」

●(結果的にこうなってしまった感もあるが)資産がある程度積み上がったシニア層にとって、非課税期間が短いが、非課税枠が大きくて使い出がある「一般NISA」

それぞれの年代にあわせて?それぞれのNISAが揃った格好となりました。

つみたてNISAフェスティバル2017で紹介された、NISAに関する個人投資家の要望の中に、NISAの統合がありました。しかし一方で無理やり統合することによって、それぞれのNISAがもつ良さが損なわれては元も子もありません。

統合はよいですが、一方で各NISAの利用がもっと伸びるように、それぞれの使い勝手がもっとよくなることも期待したいです。

2017年10月17日 (火)

2017年10月の積み立て購入商品

【10月13日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

129,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

49,414千円

■損益率

38.3%

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WATANKOは給与所得と不動産賃貸収入から得た余裕資金をもって日本株式、先進国株式、新興国株式のインデックス投信をSBI証券にて毎月積み立て購入しています。

積み立て購入にあたってはSBI証券を利用しています。月に1度、ログインして注文を出すときだけ、自分が投資を行っている実感がほんのちょっぴりだけ湧いてきます。

さて今月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

201710312

さらに10月の仕入れの結果、9月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

201710313

Notes)
*表中の金額単位は円です。
*NISAは暦年ごとに損益を認識する必要があるため2017年の分のみの表記としています。

今月より購入商品の開示を一部追加します。新興国株式アセットクラスの積み立て商品は、8月から野村インデックス・ファンド新興国株式(Funds-i)に代わって、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(以下、eMAXIS Slim)を選んできました。

関連記事

2017年8月の積み立て購入商品-eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの積み立て購入開始(2017/8/19)


8月以降は新興国株式に200千円投資しているのですが、もう少し詳しく述べますと200千円のうち、NISA口座、特定口座にそれぞれ100千円ずつ振り分けて、双方とも同じeMAXIS Slimを購入しています。

ところがたまたまですが8月、9月の購入商品記事においては後者の特定口座の分の記載が漏れていましたので当月から追加掲示しています。

さて表中にあるとおり、現在は日本株式100千円:先進国株式100千円:新興国株式200千円の割合で積み立て購入していますが、来年はどうするか。

実は今年は飲食店舗の解体工事費や自宅のセカンドカーであるミラ・イースを購入費用が発生したこと、それらにくわえて不動産物件の売却に伴い、来年は不動産譲渡税の支払いが発生すること等の事由により、2018年のキャッシュフローがかなりタイトになる見通しです。

そのため2018年の積み立て投資にまわせる資金はかなり少なくなるでしょう。いっそ1年は積み立て投資を中断することになるかもしれません。

この駄ブログによくコメントいただく方からのお言葉を借りて言えば、「休むも相場」かもしれませんね。

・・・・などと言っておいて、相場下落すれば手持ちの投資待機資金を取り崩して、大幅追加買いに走ることは明白なのですが。

2017年10月15日 (日)

ロードスター、NDとNAで秋の山中を駆け抜ける

紅葉シーズン目前の10月上旬、WATANKOは知り合いのNさんと一緒に秋のツーリングにくり出しました。

Nさんは以前、当ブログで紹介しましたが、WATANKOが住む街で中古車販売を営む40代の方です。2年前に一緒にツーリングした時の様子を記事にしています。

関連記事
ロードスター NAとNDを乗り比べ(2015/12/4)

今回のツーリングは高速道路を使って房総半島の中腹まですすみ、そこから養老渓谷とその周辺の山中を駆け抜けるというルートです。

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(養老渓谷にある粟又の滝)

そこで今回は様々なコースでのドライビングとツーリングの素晴らしさについて紹介します。

■上り坂~コーナリング~下り坂

上り坂ではNAもNDも決してパワフルなエンジンではありません。だから山中の上り坂を走る時には3速にギアをおとしてアクセルを躊躇なくしっかり踏み込む必要があります。そうすると息の長い加速とともに、空に駆け上がっていくような上昇感に包まれます。

ちなみにこれがハイパワーターボモデルだと、もっとトルクをモリモリ感じながら更に速く駆け上がることができます。しかしそのエクストラな速さのあまり、加速するプロセスがあっという間に終わってしまいます。加速し切る前にコーナーに出くわしてしまい、その度に軽いフラストレーションを感じます。

例えるなら目にも止まらないすごい速さのジェットコースターに乗った結果、あっと言う間に周回が終わってしまい、楽しむ時間が短いという感じです。

NAやNDでは上記とは異なり、パワーをしっかりと出し切って、加速のプロセスを楽しみつつ走ります。

次にコーナリングでは、軽量ボディはひらりひらりと左右のコーナーを走り抜けます。ロードスターのフロントは軽く、ハンドルの操舵に前輪タイヤが速すぎない程度に反応し、車が曲がり始める力が発生すると、これに対して後輪タイヤは変に突っ張ることなく、収まりよくついてきます。かといって後輪タイヤが頼りなく、不安定かというとそうではなく、グリップはしっかりと感じ取れているので安心です。

これも前後重量配分50:50の賜物です。前輪と後輪に等しく、そしてボディ四方全体に遠心力を均等に散らしている感じです。

そして下り坂。某漫画風に言えばダウンヒル。エンジンのパワーの影響が少ないセッションです。ここがまた面白い。

ロードスターは軽量なのでブレーキが良く効いて安心です。その制動力のおかげでコーナリングでは思い切ってブルーキを遅らせることができます。

もともとフロントヘビーな車ではないので、下り坂の走行で荷重移動の結果、前輪に荷重が大きくかかってもタイヤのグリップ力はまだまだ十分に余裕があります。

さらにはMTの良さを活かして、積極的にシフトダウンを行いエンジンブレーキを強く効かせることもできます。

軽くてすぐに止まれるロードスターのダウンヒルのコーナリングは、他のスポーツで例えれば、スキーの緩やかなスラロームを右に左にとクイックに下り抜ける感じに近いです。

■Vスペシャルを走らせてみて

今回、Nさんが駆ってきたロードスターは、91年式のNAのVスペシャル、ボディカラーは緑、ほぼノーマル状態です。積算走行距離は18万キロにも達していますが、その割には内外装は綺麗です。この個体はWATANKOが27年前に購入した個体とほぼ同じものであり、なんだか昔の愛車そのものと伴走している気分に何度も浸りました。

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WATANKOはツーリングの途中でNDと運転交代して、そのVスペシャルを走らせてみたのですが、一番驚いたのはマフラーの音です。ノーマルですが実にいい音を出しています。ことさら派手ではありませんが、アクセルをじわっと踏みながらずっと聴いていたくなるいい音です。(ブログではこれ以上表現できないのがもどかしいです。)

四半世紀以上経っているボディはさすがにくたびれており、ボディのリア部分がガタガタでありましたが、タワーバーでも装着すれば大分改善されるでしょう。

NさんによるとこのVスペシャルの元オーナーは、新車でこれを買った後、ずっと維持していたとのこと。WATANKOは、それほど愛着あるモデルをよくもまあ手放したものだと少し驚きましたが、買い換えたのはロードスターRFと聞いて納得しました。

■素晴らしきツーリングとロードスター

今回のツーリングは天候に非常に恵まれ、とても快適でした。特にオープンカーで走ると天候の良さをしみじみと感じます。さらにルートはそれほど混む道ではなかったので遅い前走車に出くわすことも少なく思い切ったドライビングができました。

その一方で、WATNAKOらと同じようにツーリングを楽しむ他のロードスターとたくさん出会いました。

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(養老渓谷の駐車場にて。NさんのNA、WATANKOのNDと並んで、もう一台NDが留まっていました。)

中にはすれ違いざまに手を振るロードスタードライバーもチラホラいて、楽しくなってきます。もちろんWATANKOも手を振りかえします。そういえば昔、WATANKOがVスペシャルに乗っていた時もロードスターをすれ違うと手を振り合って挨拶することがよくありました。

メルセデスベンツSLとポルシェ・カブリオレに乗ったお互い見も知らぬドライバーが、すれ違いざまに手を振り合うことなど絶対にないでしょう。でもロードスターのドライバー同士なら、見も知らない相手に対しても思わず挨拶してしまう光景が生まれます。

ロードスターは自己を威張ってみせる道具でも、経済力を誇示する道具でもありません。好きな時に好きな道を走らせて自由を楽しむ相棒です。だからロードスターにはオーナーを誇張して見せるためのものは何一つついていませんが、そのかわり純粋にドライビングを楽しむすべてのものが備わっています。

今回のようなツーリングを楽しむたびに、そのように強く感じるWATANKOでありました。

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2017年10月13日 (金)

BNDからの2017年10月分分配金

【10月12日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

129,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

49,265千円

■損益率

38.2%

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WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2017年10月分の分配金が支払われました。税引き後で241.83ドルです。

これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。

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続きまして債券に関する雑感です。

つみたてNISAのスタートをにらんで運用会社から新しいローコスト商品が設定されてきていますが、その中にあって特に注目を浴びている商品が楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドではないでしょうか。


さらにバンガード・インベストメンツ・ジャパンと楽天投信投資顧問はバンガード・グループが運用するETFを主たる投資対象とするインデックス型投資信託「楽天・バンガード・ファンド」を立ち上げました。

今後は上述の2商品以外にもバンガードのETFに信託報酬を上のせして国内投信として設定される商品が増えてくると予想されます。

その対象にはWATANKOがバイ&ホールドしているこのBNDも含まれるかもしれません。

はたしてそれが実現するのか。

WATANKOはインデックス投資を始めた頃、勇んで海外ETFを購入してみたものの、積み立て投資の視点からみると手間がかかる煩わしさから、以降は海外ETFを敬遠しがちでありました。

それがBNDを3年以上バイ&ホールドすることで心理的に慣れてきて、さらにVTIも購入するに至りました。

ところが今になってBNDを国内投信で販売する展開となったことはちょっと皮肉なことであります。

しかしもしもBNDが国内非上場投信の利便性を備えて売られ始めたとしたら、素直にこれを祝福しておきたいと思います。

でも信託報酬1.2%上乗せはちょっと多いなあ。とくにBNDは債券ですから期待リターンに対するマイナス影響は株式よりも大きいです。

関連記事

商品そのものの御代にくらべて付帯サービスが高い楽天投信投資顧問の新商品

2017年10月11日 (水)

長男に語り始めた家のこと、投資のこと

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(伝えたいことがたくさん、あるんだ。)

WATANKOはリスク金融商品を用いた投資を始めて10年近く経ちますが、最近になって子どもに投資を語り始めることになりました。

関連記事

長男が資産運用を、インデックス投資を学び始めたよ

投資を語るといっても、WATANKOが語ることができるのは次の2つだけです。

1.市場平均を狙う投資、長期投資、分散投資、積み立て投資といったインデックス投資に関する一連の手法

2.半ば家業としてつづけてきた事業用土地、アパート、駐車場などと言ったいくつかの種類の賃貸業を伴う不動産投資

これ以外についての個別株やFX等の投資手法についてはごく概説にとどまるところ迄ですが、WATANKOとしては自分の子どもには推奨しない種類の投資ですからこれで十分だと考えています。

■長男との対話

さて先日、長男(21歳)がアルバイトから帰って来たあと二人で、夜、地元の店にくりだしました。移動するタクシーの中からすでに親子の会話はスタートして、店に到着してからも以降、WATANKOはずっと長男に語りっぱなしですし、長男からも質問が矢のように飛んできました。

そこで先ずWATANKOから語り、長男から問われたことは親族の状況や亡くなった祖父母が遺したものについてです。まずこれまで起きてきたこと、その結果としての現在の姿といった我が家の基礎情報について十分に説明し、理解してもらうことが先決でした。

子ども達にはこのようなことについて、WATANKOが思っていたよりは詳しくは話してこなかったことが、ここで浮き彫りとなりました。

WATANKO家の現況を説明する流れから、ようやく話は自然と不動産投資につながり、その後にようやくインデックス投資の話ができました。

とはいえ、伝えたいこと全てを2時間あまりで語り切ることは到底できません。まだまだ対話の機会が必要であります。加えて話しっぱなしでは子どもの理解が十分なのか不安な面もあります。

■引き継ぎ書も必要

よって我が家のことについて伝えるべき内容については口頭以外にも、何かに書き残しておくことが必要だと痛感します。やはりエンディングノート、いやWTATANKOが亡くなるずっと前から、子ども達が理解して実践してほしいことについて書き留めた引き継ぎ書が必要です。

WATANKO自身のケースを思い出しますと、父から生前、不動産投資を引き継ぐ形で徐々に家のことについて知り得てきたのですが、父が晩年にあれよあれよという間に認知症となってしまい、父からは少なくない事項について聞く機会を逸してしまいました。残された母に聞いても、家のことがほとんど全て父任せであったため得られた情報はこれまた限られていました。

聞くことができなかった事項については、残された書類と親類からの証言によってある程度補完ができたのですが、果たして十分であったのか、今でも少し謎が残ります。

■忘れかけていた対話

この他にも長男の大学卒業後の進路について、当人の考えていることを聞いたり、相談されたりもしました。WATANKOからは「それはダメ、これにしなさい。」という押しつけモードは極力控えて、先ず今回は聞き役に徹してみました。長男の進路についてもまだまだ当人との対話が必要であります。

働き盛りの会社員の場合、ひょっとしたら勤務先で上司や同僚、部下との会話する時間よりも家族と話す時間の方がうんとこさ少ないことがあるかもしれません。

仕事をリタイアした後、子どもと対話する時間をたっぷりととれることになったとしても今度は子ども達が就職してバリバリと働く年代に達してしまいます。そう考えると子どもが成人してから就職するまでの期間に、親の側から子どもとの対話の機会をもっともっと設けておくべきでしょう。

2017年10月 9日 (月)

eMAXIS Slimへの資金流入はいつまでたってもスリムなままですか

【10月6日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

129,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

48,972千円

■損益率

38.0%

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eMAXISシリーズにおける投信ローコスト革命への対応商品として一物二価のそしりを覚悟?で設定されたeMAXIS Slimシリーズ。発売から半年以上が過ぎて、さてどれくらいの資金流入となったでしょうか。

そこでシリーズの中でも代表格となるeMAXIS Slim先進国株式インデックスファンド(以下、Slim先進国株式)の半年間の資金流入状況を主な競合商品と比較してみます。(金額単位は億円です。データ元は投信まとなび、以降同じ。)

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先進国株式アセットクラスのインデックス投信で資金流入がダントツなのは<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ)であり、これにかなりの差をつけられながらもなんとか追随しているのがたわらノーロード先進国株式(以下、たわら)です。

ではSlim先進国株式はというと、ニッセイの10分の1、たわらの3分の1以下と資金流入は圧倒的に少ないです。eMAXIS Slimシリーズは、信託報酬はニッセイやたわらがどんなに引き下げても、しっかりついていき同額の信託報酬にて運用しますとアピールしているにもかかわらず、これだけではニッセイやたわらの顧客を引き寄せるには十分とは言えないようです。(他の同種商品すべての資金流入を調べきった訳ではありませんので推察の域ですが。)

■振るわないeMAXIS Slim

かつて廉価なインデックス投信の先駆けであったSMTやeMAXISが出た後、Funds-iや i-mizuhoなどの後発組が同率の信託報酬で登場するも、ごく一部を除いて資金流入はサッパリ伸びませんでした。個人投資家から見れば同率1位ならわざわざ後発商品に乗り換える動機がでてきません。eMAXISシリーズを設定、販売してきた三菱UFJ国際投信(以下、三菱)はこういった歴史を知らないのでしょうか。

それでも本当に売れないインデックス投信は資金流入が月あたり1億円未満ですから、それらと比べればSlim先進国株式は半年間の平均が2.3億円、多い時には4億円以上の資金を集めているからまだ良い方かもしれません。しかし三菱が目論んだ Slim先進国株式の販売目標が果たしてこの水準であったのでしょうか。

さらには旧来のeMAXIS先進国株式インデックス(以下、“FAT”先進国株式)は直近半年間では資金流出が続いています。同じ老舗のSMTシリーズよりも遥かに大きな資金流出です。

まさか“FAT”先進国株式の保有者が、安い(三菱にとっては収益があがらない)slim先進国株式の方にどんどん乗り換えているのでしょうか。もしそうだとしたら共食いもいいところです。

このままではSlim先進国株式の資金流入は伸びず、元々の安いマージンと相まって三菱の収益貢献はほとんど見込めません。三菱は一体、何がしたかったのでしょうか。

■もっと値付けを考えよう

一方で、eMAXIS Slimシリーズは、8資産均等のバランスファンドにおいてはそれまで最安値であったiFreeシリーズと信託報酬が同一ではなく、0.01ポイント下回るといった同率1位を超える打ち手を講じています。

また新興国株式アセットクラスではではベンチマークが異なる商品であっても、信託報酬を最安値に合わせてきた(結果、同じベンチマークの最安値競合に対しては大きく下回る水準となりました。)など細かい動きの違いが見られます。

これらの結果、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)はわずか4カ月合計でおよそ33億円の資金流入となり、Slim先進国株式を超えています。eMAXIS Slim新興国株式インデックスファンドは発売開始の8月だけで5億円の資金流入となり、これまたSlim先進国株式の6カ月平均を超えています。

このあたりを眺めてみると、おそらくは三菱はeMAXIS Slimシリーズのプライシングについて、他社の競合商品の動向や各商品の値付けをにらみつつ、まだその一部を模索中ではないでしょうか。

三菱がeMAXIS Slimシリーズを今後伸ばしていくために、二の矢、三の矢をどのように放っていくのでしょうか。それともこれで終わりであり、あとは放置だとしたら、同シリーズへの資金流入はいつまでたっても文字通りスリムなままです。

個人投資家からみれば、別にeMAXIS Slimシリーズがどのように扱われてもまったく心配ありません。なぜならニッセイやたわら、三井住友DCといったローコストなインデックス投信は他にもたくさんあるのですから。

2017年10月 7日 (土)

ニッセイ、信託報酬最安値の座 2017

Photo

(「あなたの資産運用計画にピッタリハマる!」がイイネ)


ニッセイアセットマネジメント(以下、ニッセイ)は、自社で展開する<購入・換金手数料なし>シリーズについて、その時々の競合状況をにらみながら2015年、2016年と連続して信託報酬を引き下げてきました。

ニッセイ、信託報酬最安値の座 2015(2015/11/14)

ニッセイ、信託報酬最安値の座 2016(2016/10/22)

そして今年も他社の信託報酬の最安値をみて、これを下回るべく<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬の引き下げを発表しました。

ニッセイアセットマネジメント株式会社
<購入・換金手数料なし>シリーズ5商品の 信託報酬率引下げ(投資信託約款変更)について

今回引き下げされる商品の中で、個人投資家の注目が高いものは以下の株式アセットクラスでしょう。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
信託報酬(税抜、以降同じ)変更前0.200%⇒変更後0.189%

<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
信託報酬(税抜、以降同じ)変更前0.180%⇒変更後0.159%


(余談その1)
上記をみると外国株式(先進国株式)とTOPIXの信託報酬の差は、わずか0.03ポイントしかありません。2015年の投信ローコスト革命は起こる以前は外国株式が0.5%、TOPIXが0.3%という水準であり、その差は0.2ポイントもあったのに対して、今般はこれほどに縮みました。ここからいかに外国株式の低コスト化が進んだのかがうかがえます。

■ギリギリの攻防だが、リードは保てる

過去2回にも増して今回の信託報酬引き下げは、ニッセイにとってギリギリの攻防であります。なぜなら引き下げ後に最安値となるニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズですが、2番手となる競合商品との信託報酬の差はわずか0.001%です。以前の引き下げ時は、2番手に対してもう1桁大きな差を築いていましたが、今回は本当にミニマムの下回りです。

また1年前とくらべて安穏とはしていられません。なぜならニッセイからみれば、競り合う商品としては、以前はたわらノーロードと三井住友DCくらいでしたが、現在は加えてiFreeやeMAXIS Slimも現れて、その動向が気になります。

特にeMAXIS Slimは信託報酬最安値追随型なので、ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズの今回の引き下げ後の信託報酬に早晩、並んでくることでしょう。

しかしながらeMAXIS Slim、さらにはたわらや三井住友DC、iFreeが信託報酬で並んできたとしても、そこ止まりであるならばニッセイの牙城は揺るがないでしょう。

ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズを積み立て購入商品として選んできた個人投資家にとっては、たとえ一時的に信託報酬を更に下回る他社商品が出てきたとしても、ニッセイは必ずこれを下回ってくれるという過去実績があるため安心です。

またあとから他社が同じ信託報酬に引き下げてきたとしても。同率にすぎないので他社の商品にわざわざ積み立て先を変更する動機がでてきません。

ニッセイは今後最低でも信託報酬の同率1位の座さえ維持できれば、純資産において他社との差が縮まる可能性は少ないとWATANKOはみています。ニッセイが他社に対してこれまで築いてきたリードはとても大きく、これを維持するだけでインデックス投信の販売をエンジョイできるでしょう。

一方の他社は現状の信託報酬引き下げの競争下では、ニッセイに追いつくのは容易ではありません。

(余談その2)
ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズのサイトには過去からの純資産の推移が載っています。

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半期ごとの純資産残高が載っていますが、よく見るとなぜか2016年9月末時点の実績がスキップされています。2016年3月末に比べて伸び悩んだのでしょうか。それとも他に都合の悪い真実が隠されているでしょうか?(大げさ)ささいなことですがちょっとだけ気になりました。

■まとめ

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of The Year」にて<購入・換金手数料なし>外国株式インデックスファンドが3年連続で第1位を獲得していることからわかるように、ニッセイへの個人投資家の支持は相当に厚いです。

その期待に応えてニッセイは今回も信託報酬を引き下げました。これで前述のイベントにおける次回の第1位の座も極めて高くなったでしょう。

ニッセイのチャンピオンの座が途切れる兆しはいまのところ見当たりません。

(あとがきにかえて)

WATANKOはここまで書いて、ふと他社のことも気になりました。たわらノーロードについては、アーリーリタイアされたどこかの男爵がよくブログ記事にしているので、この駄ブログとしてはeMAXIS Slimを次回取り上げてみます。

2017年10月 5日 (木)

つみたてNISAの対象商品が公表-リストには信託報酬を併記してください

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(このお金で買う商品は?)

先日、金融庁からつみたてNISAの対象商品が公表されました。

参照サイト
つみたてNISA対象商品届出一覧(運用会社別)
つみたてNISA対象商品届出一覧(対象資産別)

6,000本を超える一般公募の投信から、低コストなど長期積み立てに相応しい要件を満たしものに絞り込まれた結果、対象商品は103本にまで激減しました。6,000本に対しておよそ1.7%です。

103本であれば、その気になれば全ての商品に目を通すことも不可能ではありませんので、商品選択の対象数としてはギリギリ許容できる数と言えます。(また後述しますが実質的な本数はもっと絞ってみることができます。)

103本のあらましは、各アセットクラスのインデックス連動するインデックス投信、それらを束ねたバランスファンド(ここまでで90本)、そしてアクティブ投信(13本)の3つに大別できます。

対象商品についてさらに詳しく知りたい方におかれましては、相互リンクさせていただいています安房さんのブログ記事を紹介させていただきます。

参照記事
海舟の中で資産設計を ver2.0
つみたてNISAの対象ファンド発表。良好な投資環境と投資商品の提供に関する、運用会社の本気と販売会社の本気が試される

■三菱UFJ国際投信の濫造気味なラインナップ

安房さんの記事内容以外に、WATANKOから1つだけ指摘をさせていただきます。

対象商品を運用会社別一覧で見ますと、インデックス投信(含むバランスファンド)は12の運用会社による合計90本があげられていますが、このうち三菱UFJ国際投信(以下、三菱)だけで27本、ちょうど3割を占められています。他社に比べてダントツに多いです。

しかしながら中身を見ると各商品の特徴が商品名だけではわかりにくいものばかりであります。フットボールプレイヤーに例えた呼称をつけた「最適化バランス」や、想定保有者の年代別に分けた「マイマネージャー」なんて、それぞれ別の担当者がてんでバラバラに企画した商品に思えてなりません。さらには4資産均等や8資産均等が複数あったりしてまぎらわしいです。あっ、よくみればeMAXISと銘打ってはいない商品もありました。

運用会社が繰り出すインデックス投信シリーズの中にあって、特に三菱は商品バリエーションの展開に熱心でありましたが、その結果、インデックス投信全体を見た時に商品ごとの違いがわかりにくくなりました。俯瞰しにくいです。

なお、上記はつみたてNISAとは直接関連がありませんが、今回改めて浮き彫りになった傾向であります。

■103本は実質的に見て半分以下に

対象商品103本をよく見れば、同じインデックスに連動する商品や同じアセットアロケーションの組み合わせをもつ商品が、複数の運用会社からあげられています。例えばTOPIXに連動する商品は11点、8資産均等型のバランスファンドが5、6点もあがっています。

これらは商品の種類としては皆同じなのでこれらを1種類の商品として括ってしまうとすれば、実質的な商品バリエーションの数は103本から50本弱とさらに半分以下にまで絞り込まれます。

このように捉えてみると、商品選択はますます容易となるでしょう。

■リストには大事な情報が抜けている

飲食店でメニューを見たときに各料理の名前とともに値段が載っていなかったら、そんなメニューは役には立ちません。

新車カタログにだって各グレードことの価格表が添えられています。

一方で今回のつみたてNISA対象商品は、その重要な選定条件として低コストがあげられます。

そうであるならば金融庁が自信を持って選んだ商品名の横には、低コストであることをしっかりとアピールするために、各々の低廉なる信託報酬の数値を並べる必要があるのではないでしょうか。

特に同種のインデックス投信が並ぶ横にそれぞれの信託報酬が、その商品のバリューを誇るがごとく並ぶのですが、そこでは信託報酬が高い商品は見向きもされないでしょう。

そしてこのリストに新たに名前を連ねて真っ当に競合しようと考えるならば、どれくらいの信託報酬の水準でないと話にならないのかについても一目瞭然であります。


(あとがきにかえて)

つみたてNISAの利用を拡大させるとなれば、対象商品の質、量ともに向上することが必要です。そのためには先ずはこの103本の対象商品について、それ以外の商品よりも資金流入が伸びたという実績が必要です。

各馬、ゲートに入り終えて、あとはスタートをまつばかりです。どの商品は伸びるでしょうか。


2017年10月 3日 (火)

2017年9月末運用状況

9月末時点の運用状況です。好調な相場と円安が持続していることをうけて、9月末の運用残高は過去最高を更新しました。積み立て投資、バイ&ホールドを継続している個人投資家の多くは同様の結果ではないでしょうか。

ちなみに上のセリフ、今年にはいってからほぼ毎月言っています。どれだけ相場好調が続くのでしょうか。

そういえば近々衆議院選挙が予定されています。思い起こせば5年前の選挙で政権が自民党に戻り、そこからアベノミクスがスタートしました。金融政策によって株式相場は上昇し、証券投資を行った者はその恩恵をうけています。今度の選挙の結果はどうなるのか。コイケミクス?

ということでインデックス投資を初めて9年7ヶ月、115ヶ月が経ちました。2017年8月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは112.71円/ドルです。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
①購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
②評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

表中の投資待機資金における①購入元本と②評価損益の差額については、過去に保有商品を売却した際の税引き後の売却益、SBIポイントの還元分、SBI証券のキャンペーン現金還元分等が含まれています。

◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+5.0%~ ▲5.0%
×:▲5.5%~

201709304

続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201709305

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
5.1%(4.8%)

●リスク
13.6%(13.5%)

●シャープレシオ
0.37(0.36)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
129,000千円(129,000千円)

●評価損益+確定損益分
46,497千円(41,892千円)

●運用期間
115ヶ月(114ヶ月)

●元本平均残高
51,732千円(51,054千円)

●平均年間利回り
9.4%(8.6%)

<概況>

8月からVTIのバイ&ホールドをスタートさせたのですが、これは妻の口座による投資分なので、運用成績を集計するときにWATANKO名義分と合わせるためちょっと煩雑になりました。

そうなると、またぞろ保有商品の整理整頓がしたくなってきます。たとえば日経225インデックスe(残高901千円)あたりを売却したくなってきます。

ああ、資金需要もないのに余計なことを考えがちになってきますので、この辺りでやめておきます。

2017年10月 1日 (日)

(続)初チャリン!-VTIからの2017年3Q分配金

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(前回からの続きです。)

WATANKOは所有する遊休不動産物件について、新たな賃貸先を見つけ収益化していくことを断念し、物件を売却して、その資金でもって証券を保有し分配金収入を得る方針に切り替えました。

証券投資のビークルとして選んだのはバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)であり、先日、購入後はじめての分配金収入がありました。

しかしながら、もし遊休不動産物件を賃貸できたであろうなら得られた賃料収入に比べて、VTIの分配金収入は数分の一、あるいはそれ以下であります。

やっぱり分配金収入では賃料収入には到底代わるものとはなり得ないのか。

■不動産の賃料に潜むリスク

不動産の賃料収入は、以下のリスクに晒されています。

1.希望する賃料を条件とした賃貸先が確保できるか。
2.賃貸先が賃料支払いを順守できるか、減額を要求してこないか。
3.賃貸先が契約を解約しないか。解約した場合⇒1.に戻る。

ファンドを10年間保有すれば、通常なら10年分の分配金収入はまず獲得できるでしょうが、不動産賃料は10年間の間で非稼働の期間があれば、直ちに減収となり、それを後から取り戻すことはできません。

たとえ賃貸先がついたとしても上記2や3のリスクをいつもはらんでいます。同じ賃貸先であっても数年前と現在では経済状況が異なり、与信も変わってくるというのもよくあるケースです。

そこに加えて費用面からみると、

1.固定資産税や仲介手数料
2.(建屋所有の場合)損害保険料、募集・管理費、修繕維持費等

といった発生がほぼ不可避であり、収入-費用の結果、手元に残る賃料手取り分となれば、それは分配金収入との差が何割かは縮んでいることでしょう。

■資産自体についての価値比較は容易ではない

では分配金VS賃料というインカムゲインの比較の次に、キャピタルゲインの比較としてみますと、これまた不動産物件のほうは良く見えません。

不動産物件の現時点の金額換算した価値は簡単には把握できません。なぜなら買い手があってはじめて金額換算した価値が測定できるので、定期的に把握するためには買い手探しをして値段条件を提示してもらう必要があります。

一方のファンドの場合は、言うまでもありませんが、不動産物件に比べればすぐにわかります。

まとめますと、

インカムゲインでは、表面上は不動産賃料>分配金収入でありますが、賃料の減収リスクや色々な諸費用の負担を考慮すると、両者の差は縮まります。

キャピタルゲインでは、そもそも不動産の金額価値の測定は簡単にはいかないので、どちらが値上がりするかという比較自体が困難です。


■WATANKOが証券保有に切り替えた理由

さてここまでの内容は一般論ですが、WATANKOがなぜ遊休物件に対して、賃貸収入をあきらめて、これを処分して証券保有(VTI購入)に切り替えたのか。

①遊休物件に対する賃貸先の確保が難しいと判断したから。条件を引き下げれば確保できるかもしれませんが、今度は手間のわりには儲からない事態となり、証券保有との差が縮まります。もしも両者のインカムゲインの水準が近くなれば、楽ちんな証券保有の方を選びたくなります。

②昔のような土地神話がすでに期待できない日本の地方都市における不動産物件の今後の値上がりと、世界経済(WATANKOの場合は米国経済)の成長と、どちらの上昇率が高いかと考えた時に、後者を選択しました。

また将来、子ども達に相続する事態を想定した場合、不動産よりも証券の方が事後も含めて容易だと判断しました点もあります。

(あとがきにかえて)

VTIのバイ&ホールドはまだ始めて2か月であり、長い航海はこれから始まります。思い起こせばインデックス投資自体を始めたきっかけのひとつが、自分の資産ポートフォリオにおいて、手間のかかる不動産投資のシェアを引き下げたいという願望がありました。

今回のVTI購入は、それをまたひとつ促進させるかたちとなっております。

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