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2017年10月 5日 (木)

つみたてNISAの対象商品が公表-リストには信託報酬を併記してください

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(このお金で買う商品は?)

先日、金融庁からつみたてNISAの対象商品が公表されました。

参照サイト
つみたてNISA対象商品届出一覧(運用会社別)
つみたてNISA対象商品届出一覧(対象資産別)

6,000本を超える一般公募の投信から、低コストなど長期積み立てに相応しい要件を満たしものに絞り込まれた結果、対象商品は103本にまで激減しました。6,000本に対しておよそ1.7%です。

103本であれば、その気になれば全ての商品に目を通すことも不可能ではありませんので、商品選択の対象数としてはギリギリ許容できる数と言えます。(また後述しますが実質的な本数はもっと絞ってみることができます。)

103本のあらましは、各アセットクラスのインデックス連動するインデックス投信、それらを束ねたバランスファンド(ここまでで90本)、そしてアクティブ投信(13本)の3つに大別できます。

対象商品についてさらに詳しく知りたい方におかれましては、相互リンクさせていただいています安房さんのブログ記事を紹介させていただきます。

参照記事
海舟の中で資産設計を ver2.0
つみたてNISAの対象ファンド発表。良好な投資環境と投資商品の提供に関する、運用会社の本気と販売会社の本気が試される

■三菱UFJ国際投信の濫造気味なラインナップ

安房さんの記事内容以外に、WATANKOから1つだけ指摘をさせていただきます。

対象商品を運用会社別一覧で見ますと、インデックス投信(含むバランスファンド)は12の運用会社による合計90本があげられていますが、このうち三菱UFJ国際投信(以下、三菱)だけで27本、ちょうど3割を占められています。他社に比べてダントツに多いです。

しかしながら中身を見ると各商品の特徴が商品名だけではわかりにくいものばかりであります。フットボールプレイヤーに例えた呼称をつけた「最適化バランス」や、想定保有者の年代別に分けた「マイマネージャー」なんて、それぞれ別の担当者がてんでバラバラに企画した商品に思えてなりません。さらには4資産均等や8資産均等が複数あったりしてまぎらわしいです。あっ、よくみればeMAXISと銘打ってはいない商品もありました。

運用会社が繰り出すインデックス投信シリーズの中にあって、特に三菱は商品バリエーションの展開に熱心でありましたが、その結果、インデックス投信全体を見た時に商品ごとの違いがわかりにくくなりました。俯瞰しにくいです。

なお、上記はつみたてNISAとは直接関連がありませんが、今回改めて浮き彫りになった傾向であります。

■103本は実質的に見て半分以下に

対象商品103本をよく見れば、同じインデックスに連動する商品や同じアセットアロケーションの組み合わせをもつ商品が、複数の運用会社からあげられています。例えばTOPIXに連動する商品は11点、8資産均等型のバランスファンドが5、6点もあがっています。

これらは商品の種類としては皆同じなのでこれらを1種類の商品として括ってしまうとすれば、実質的な商品バリエーションの数は103本から50本弱とさらに半分以下にまで絞り込まれます。

このように捉えてみると、商品選択はますます容易となるでしょう。

■リストには大事な情報が抜けている

飲食店でメニューを見たときに各料理の名前とともに値段が載っていなかったら、そんなメニューは役には立ちません。

新車カタログにだって各グレードことの価格表が添えられています。

一方で今回のつみたてNISA対象商品は、その重要な選定条件として低コストがあげられます。

そうであるならば金融庁が自信を持って選んだ商品名の横には、低コストであることをしっかりとアピールするために、各々の低廉なる信託報酬の数値を並べる必要があるのではないでしょうか。

特に同種のインデックス投信が並ぶ横にそれぞれの信託報酬が、その商品のバリューを誇るがごとく並ぶのですが、そこでは信託報酬が高い商品は見向きもされないでしょう。

そしてこのリストに新たに名前を連ねて真っ当に競合しようと考えるならば、どれくらいの信託報酬の水準でないと話にならないのかについても一目瞭然であります。


(あとがきにかえて)

つみたてNISAの利用を拡大させるとなれば、対象商品の質、量ともに向上することが必要です。そのためには先ずはこの103本の対象商品について、それ以外の商品よりも資金流入が伸びたという実績が必要です。

各馬、ゲートに入り終えて、あとはスタートをまつばかりです。どの商品は伸びるでしょうか。


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