ニッセイ、信託報酬最安値の座 2017
(「あなたの資産運用計画にピッタリハマる!」がイイネ)
ニッセイアセットマネジメント(以下、ニッセイ)は、自社で展開する<購入・換金手数料なし>シリーズについて、その時々の競合状況をにらみながら2015年、2016年と連続して信託報酬を引き下げてきました。
ニッセイ、信託報酬最安値の座 2015(2015/11/14)
ニッセイ、信託報酬最安値の座 2016(2016/10/22)
そして今年も他社の信託報酬の最安値をみて、これを下回るべく<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬の引き下げを発表しました。
ニッセイアセットマネジメント株式会社
<購入・換金手数料なし>シリーズ5商品の 信託報酬率引下げ(投資信託約款変更)について
今回引き下げされる商品の中で、個人投資家の注目が高いものは以下の株式アセットクラスでしょう。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
信託報酬(税抜、以降同じ)変更前0.200%⇒変更後0.189%
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
信託報酬(税抜、以降同じ)変更前0.180%⇒変更後0.159%
(余談その1)
上記をみると外国株式(先進国株式)とTOPIXの信託報酬の差は、わずか0.03ポイントしかありません。2015年の投信ローコスト革命は起こる以前は外国株式が0.5%、TOPIXが0.3%という水準であり、その差は0.2ポイントもあったのに対して、今般はこれほどに縮みました。ここからいかに外国株式の低コスト化が進んだのかがうかがえます。
■ギリギリの攻防だが、リードは保てる
過去2回にも増して今回の信託報酬引き下げは、ニッセイにとってギリギリの攻防であります。なぜなら引き下げ後に最安値となるニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズですが、2番手となる競合商品との信託報酬の差はわずか0.001%です。以前の引き下げ時は、2番手に対してもう1桁大きな差を築いていましたが、今回は本当にミニマムの下回りです。
また1年前とくらべて安穏とはしていられません。なぜならニッセイからみれば、競り合う商品としては、以前はたわらノーロードと三井住友DCくらいでしたが、現在は加えてiFreeやeMAXIS Slimも現れて、その動向が気になります。
特にeMAXIS Slimは信託報酬最安値追随型なので、ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズの今回の引き下げ後の信託報酬に早晩、並んでくることでしょう。
しかしながらeMAXIS Slim、さらにはたわらや三井住友DC、iFreeが信託報酬で並んできたとしても、そこ止まりであるならばニッセイの牙城は揺るがないでしょう。
ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズを積み立て購入商品として選んできた個人投資家にとっては、たとえ一時的に信託報酬を更に下回る他社商品が出てきたとしても、ニッセイは必ずこれを下回ってくれるという過去実績があるため安心です。
またあとから他社が同じ信託報酬に引き下げてきたとしても。同率にすぎないので他社の商品にわざわざ積み立て先を変更する動機がでてきません。
ニッセイは今後最低でも信託報酬の同率1位の座さえ維持できれば、純資産において他社との差が縮まる可能性は少ないとWATANKOはみています。ニッセイが他社に対してこれまで築いてきたリードはとても大きく、これを維持するだけでインデックス投信の販売をエンジョイできるでしょう。
一方の他社は現状の信託報酬引き下げの競争下では、ニッセイに追いつくのは容易ではありません。
(余談その2)
ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズのサイトには過去からの純資産の推移が載っています。
半期ごとの純資産残高が載っていますが、よく見るとなぜか2016年9月末時点の実績がスキップされています。2016年3月末に比べて伸び悩んだのでしょうか。それとも他に都合の悪い真実が隠されているでしょうか?(大げさ)ささいなことですがちょっとだけ気になりました。
■まとめ
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of The Year」にて<購入・換金手数料なし>外国株式インデックスファンドが3年連続で第1位を獲得していることからわかるように、ニッセイへの個人投資家の支持は相当に厚いです。
その期待に応えてニッセイは今回も信託報酬を引き下げました。これで前述のイベントにおける次回の第1位の座も極めて高くなったでしょう。
ニッセイのチャンピオンの座が途切れる兆しはいまのところ見当たりません。
(あとがきにかえて)
WATANKOはここまで書いて、ふと他社のことも気になりました。たわらノーロードについては、アーリーリタイアされたどこかの男爵がよくブログ記事にしているので、この駄ブログとしてはeMAXIS Slimを次回取り上げてみます。
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推察どおり、私もそう考えておりました、期待を裏ぎらないのでよかったです。好感度もアップしました。楽天のVT系のファンドも気になってましたが当分このままでいくつもりです。
投稿: たんちん | 2017年10月 7日 (土) 09時22分
たんちんさん
コメントありがとうございます。なんか毎年同じ記事を書いている気がしますが、それだけニッセイがずっと競争力を保っている証です。
それと楽天VTとVT Iがなぜあんなに話題になるのか、私にはちょっと疑問です。国内投信という薄皮一枚に信託報酬1.2%を上乗せする価値はないと思うのですが。
投稿: WATANKO | 2017年10月 7日 (土) 11時32分