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2017年11月27日 (月)

テスラ、新型ロードスター登場-EVならではの魅力あるスポーツカーに期待

Tesra

(注:NSXではありません。)


テスラがロードスターをフルモデルチェンジしました。先代はテスラが創業期に初めてリリースしたモデルとあって、シャシーのベースはロータス・エリーゼのそれを用いていましたが、今回は自社製のシャシーを開発したうえでのフルモデルチェンジです。

エクステリアデザインの詳細は以下のツイートをご参照ください。

超高性能なEVスポーツカー。それは未来感覚にあふれた先進的なギアであり、並べてみればマルチシリンダーのガソリンエンジンカーが古色蒼然に見えてしまいます。

・・・とまで言うには早計です。EVが100%電気で動くこと自体だけを付加価値にして商売をしているうちはまだ内燃機関の車を凌駕するには至りません。EVのメリットを最大限発揮する一方で、利便性や信頼性についてユーザーにデメリットを感じさせないように仕立てることが必要です。

さてそれではテスラの新型ロードスターについて、公開された写真と性能から読みとれることをあげてみます。

■動力性能

新型ロードスターの0-60mph 加速(日本では0-100km加速が該当)は驚異の1.9秒とのこと。これがいかに凄い加速力であるかは以下のサイトをご参照ください。

参照サイト

ドライブが楽しくなるブログ2017
2017】国産車・輸入車の0-100km/h加速 etc.!

新型ロードスターは、並みいる超絶スーパーカーに対して、これらを凌駕するスタートダッシュの加速力を発揮することになります。

しかしながら普段の街乗りの場面では出力をおさえた走行ができるように、ドライブモードの切り替え機能は必須でしょう。

またアクセルonによる単純な加速だけでなく、そこには胸のすくような気持ち良い演出も必要です。具体的には音や振動の出し方、発生するトルクの抑揚などです。そしてこの高出力を支える足周りはどうかという点も気になります。

■車両重量

新型ロードスターの航続距離は1,000km。日産リーフ400kmの2.5倍です。おそらく相当な量のリチウムイオンバッテリーを搭載しており、その分は車両重量を増加させる要因となっているでしょう。

一方で新型ロードスターには軽量化のための技術がどこまで取り入れられているのか。もしも軽量化などお構いなしであり、車両重量が1,600kgを大幅に超えるようであれば、ビークルダイナミズムを軽視した、所詮はその程度の志のモデルにすぎません。(参考数値:ランボルギーニ・アヴェンタドール 車両重量1,575kg)

■デザイン

新型ロードスターはフロントボンネットが低く、フロントシートの後ろにも空間がみられません。エンジンは前にも後ろにも入っていないからです。

EVはガソリン/ディーゼルエンジンのようなかさばる機器がありません。したがいそれを活かしたデザインを追求できます。

さらにはエンジンのような重量物がない(慣性の大きな物体を積んでいない)ということが走行性能上でもとてもプラスになります。

新型ロードスターは公開写真からわかる範囲以外でも、デザインにどれだけのこだわりをみせているのか。インテリアも含めて生産型モデルの詳細が知りたいところです。

■まとめ

現時点で判明した新型ロードスターの情報をもとに、語ることができる同車の性能・デザインについて、取り上げてみました。

★動力性能は素晴らしい、しかし足周りや演出はどんな仕上がりか。
★軽量化にどこまでこだわっているのか。
★EVならではデザインをもっと知りたい。

もっと詳しい情報が揃ったら、再び記事にしてみたいと思います。

テスラのスーパースポーツカーは、果たしてWATANKOがインデックス投資で忍耐を重ねて増やしたお金でもって買うに値する候補の1台となりえるのか。

テスラがフェラーリやランボルギーニ、ポルシェに伍するためにはまだまだ備えるべきことがたくさんあるでしょう。これからの進化に大いに注目であります。

2017年11月25日 (土)

今、ゼロから投資を始めると仮定したらどうするか@WATANKO

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(もしも、やりなおせるとしたら?)


WATANKOは先日、Twitterを覗いて興味深いブログ記事を拝見しました。

参照記事

神経内科医ちゅり男のブログ
2017年11月時点で、ゼロから投資を始めると仮定したらどうするか?

毎月30本、平均するとほぼ毎日ブログ更新をされているとても意欲的なちゅり男さんの上記ブログ記事にならってWATANKOもまた今、ゼロから投資を始めると仮定したらどうするか。ただしここではもっと若かったならばという仮定を加えてみます。

前提条件については以下の通りとします。

*年齢が30歳。現在の勤務先に努めて60歳になるまで30年間投資を続ける。
*投資元本は給与所得から捻出する余裕資金を充てる。(検討がややこしくなるので不動産投資収益は除外)
*余裕資金は月50千円、ボーナス時200千円×2回で年間1,000千円
*金融商品や投資に関する税制は現状どおり。

さて投資方法、具体的な商品等についての検討結果は次の通りです。

■選ぶべき投資方法/ポートフォリオ/具体的な商品

(1)投資方法に関しては当然ながら長期・分散・積み立て投資を旨とするインデックス投資です。SBI証券に口座を開設してほったらかし投資です。

(2)目標ポートフォリオは以下。目標に対して実際のシェアが大きく乖離した場合に限ってノーセルリバランスを行います。

①日本株式   10%
②先進国株式 35%
③新興国株式 15%
④先進国債券 20%
⑤預金      20%

myINDEXの資産配分ツールでこのパートフォリオのパフォーマンスを調べてみると以下のとおりです。

過去平均リターン  5.4%
リスク         12.7%
シャープレシオ    0.42

投資を30年間行い、リターンを5%と設定、年収の増加を踏まえて後半期は投資の原資を2倍にできるとなれば投資元本合計45百万円を含む資産残高が72百万円となります。さらに退職金が20百万円でるとすれば合わせて1億円近くにまで到達できます。

(3)具体的な商品

投信のコスト競争がつづく現下であれば、具体的な商品は何を選ぶでしょうか。答えは次のとおりです。

①日本株式  ニッセイ日経225インデックスファンド
②先進国株式 eMAXIS Slim先進国株式インデックス
③新興国株式 eMAXIS Slim新興国株式インデックス
④先進国債券 バンガード・トータル債券市場ETF(BND)
⑤預金      SBIハイブリッド預金(又は国債変動10)

①について、ニッセイ日経225インデックスファンドは信託報酬の面から見れば0.25%(税抜、以降同じ)と、最近のローコスト競争の水準から見ると劣後していますが、SBIポイントの付与対象の投信ですので0.1%~0.2%の還元があることを勘案しますと、コスト面のメリットはいまだ大きいのでこれを選びます。

なおもしもSBIポイントを除外したケースであれば、他の株式アセットクラスの商品と同様にeMAXIS Slimシリーズを選ぶでしょう。

②について、現実には<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドをガンガン買っていますが、一から積み立て投資するならば、信託報酬最安値追随型のメリットを重視してeMAXIS Slimを選びます。これならばより低廉な商品が後から出てきても乗り換えが不要となります。③の選択も同様の理由からです。

④については現況の金利下では日本債券インデックス投信を選ぶ気にはとうていなれず、次善策としてBNDでもって代用します。⑤は残高が貯まって来たならば、その一部について国債変動10を買うもの一手です。

①②③は毎月50千円の余裕資金、④⑤はボーナスを丸ごとあてるイメージです。

■今と大差ないスタイル

さて、今の投資環境下で証券投資による資産運用について改めて考えてみたWATANKOですが、結果は現時点の実際に選択している方法と大きな差はありませんでした。

例え一から投資方法と商品を考えることになったとしても、バランスファンド1本に絞ってさらに手間を省くこと、米国株にもっと傾斜すること、海外ETFを投資対象とする投信を選好することといったベクトルはありませんでした。

これは裏を返せば、一から考え直したとしても大差がないイコール現在の投資方法にそれだけ満足をしているという証左であります。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「20年前に戻って、パートナーを選ぶとしたら、果たして誰を選んでいたかしらね。」

WATANKO「!!!」

2017年11月23日 (木)

eMAXIS Slim新興国株式が公言どおり、そして期待を裏切らない信託報酬の引き下げを実施

【11月22日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

129,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

52,545千円

■損益率

40.8%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

Logo_emaxis_slim1

(またまた、やってくれました。)


信託報酬最安値追随型インデックス投信のeMAXIS Slimシリーズが、またまた他社商品にあわせて信託報酬を引き下げました。この引き下げの動きは以前からありましたが、今回は今までで一番インパクトがあるのでないでしょうか。

三菱UFJ国際投信
(すみません、リンクが上手く張れず、上記サイトよりプレスリリースを辿ってください。)

■eMAXIS Slim新興国株式の戦歴

新興国株式のインデックス投信の信託報酬の引き下げ競争について、以前、iFreeシリーズがMSCIとは異なるインデックス(使用料が安いと想定される)を採用して、MSCIを採用する他社商品を下回る信託報酬にてiFree新興国株式を設定してきました。

その際に、三菱UFJ国際投信(以下、三菱)はインデックスが異なることを言い訳にせず、iFree新興国株式と同率の信託報酬にて、MSCIのインデックスを採用するeMAXIS Slim新興国株式(以下、Slim新興国株式)を設定しました。なおそれによって当時、MSCIを採用する新興国株式インデックス投信の中で単独最安値ともなったわけです。

その後、信託報酬最安値の座にあるニッセイと同率の信託報酬となり、信託報酬引き上げ競争のトップランナーに位置していました。

そこへきて新たに楽天・バンガード・ファンドがバンガードのETFに国内公募投信の利便性を加味する形で更に信託報酬が低い楽天・新興国株式インデックス・ファンド(信託報酬0.26%、税抜き・以降同じ)を設定、さらにネット証券の覇権をかけて(大げさ)SBI証券もやはり楽天・バンガード・ファンドと同じくETFを投資対象とするEXE-i つみたて 新興国株式ファンド(信託報酬0.19%)をそれぞれ設定してきました。

さて三菱はこれらETFに投資する投信勢に対してどう出るか。

その回答は明快かつ初志貫徹でありました。インデックスが異なっていようが、スキームが異なっていようが、信託報酬が最安値となった他社商品に追随してきたわけです。

同じ新興国株式インデックス投信というカテゴリーに括られる商品群の中で、四の五の言い訳せずに信託報酬の同率最安値を今回も実現させてきました。

■新興国株式アセットクラスへの投資のインセンティブ高まる

アセットクラス別の信託報酬を概観すると、従前より先進国株式に対して、新興国株式は信託報酬が0.3ポイント程度高い水準にいつもありました。

このコスト負担を嫌気して新興国株式クラスへの投資を抑制していた個人投資家がいたとしたら、彼らにとって今回のSlim新興国株式は先進国株式インデックス投信とほぼ同じ信託報酬ですから、購入商品としてうってつけです。

またSlim新興国株式は、同クラスのローコストなETFの雄であるVWO(経費率0.14%)に対して、EXE-i つみたて 新興国株式ファンドと同じく、0.5ポイントまで近づきました。(実質コストではなくあくまで信託報酬ではありますが。)

それにしても新興国株式のインデックス投信の信託報酬がここまで下がるとは驚きというほかありません。

2008年にSTAM新興国株式インデックス・オープン(当時)が信託報酬0.83%で設定され、当時のWATANKOは新興国株式インデックス投信が安く買えると喜んだものです。

それが10年経たずに現在は信託報酬7割以上も引き下がっています。この10年間で金融業界に革新的な技術開発が起きたわけでもありません。ひとえに市場・競合環境の変遷に起因する価格体系の変化です。個人投資家と国の動きに挟まれて金融機関も変わってきたというのは言い過ぎでしょうか。

■他社がボヤボヤしている間に、eMAIXS Slimに資金がどんどん流入するか

さてSlim新興国株式のタイムリーな信託報酬の引き下げによって、楽天・新興国株式インデックス・ファンド、EXE-i つみたて 新興国株式ファンドはそれぞれ出鼻をくじかれる格好となり、目論見踊りの資金流入が得られなくなるのか。

さらにはニッセイをはじめとする他社においては、信託報酬の引き下げに追随して真正面から競合するか、それとも別のアセットクラスでチャンピオンを取りに行くか、それとも商品のバリエーションを増やして局地戦を避ける方向に向かうのか。

いずれにしても無策のままにボヤボヤしていると、その間にSlim新興国株式に資金がどんどん流入しかねません。

(あとがきにかえて)

このSlim新興国株式はWATANKOが「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」にて持ち点5点を全て投じた商品です。今回その期待を裏切らない動きをみせてくれたことに安堵し、NISA枠・特定口座枠双方で引き続き積み立て投資先として購入を続ける意を強くしました。

なお、こうなってくると「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」での得票が楽しみです。この動きが、もしもあと1カ月早かったなら、かなりの得票が期待できたかもしれませんが、それであっても今回の善戦を期待しましょう。

2017年11月20日 (月)

インデックス投信で採用されるインデックスの理解と選択

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(さらば、MSCI!?)

さて、今回も万年素人個人投資家らしい記事をひとつお届け致します。

2015年から始まった投信のローコスト革命は2年経った今でも続いています。ほとんどの皆さんが自身のポートフォリオの中心に据えている株式アセットクラスの信託報酬については、今や日本株式は0.1%半ば、先進国株式は0.1後半、新興国株式は0.3%前半です。これはローコスト革命以前に比べて、ザックリ言って半分近い水準です。先進国株式でいえば、低コストが売りであった海外ETFをも下回っています。

投信のローコスト革命を牽引する主な運用会社としては三井住友DC、アセットマネジメントOne(たわら)、ニッセイ等を核として、大和証券投資信託委託(iFree)、りそな(Smart-i)等の新規組が続きます。一方で古豪ともいえる三菱UFJ国際投信や、三井住友アセットマネジメントも忍耐の限界を超えたのか、今年に入って従来の投信シリーズとは別にローコストなシリーズを立ち上げています。

さて投信のローコスト革命、もっと具体的にいえば信託報酬の引き下げについて、これは信託報酬が販売会社、運用会社、委託会社の三者のマージンで構成されているため、一口に引き下げるといっても容易ではありません。とくに現在は信託報酬の水準が上述のとおり相当に低いところまで下がってきています。

これまで続いてきた投信のローコスト革命は、ここにきて限界に限りなく近づいているとなれば、運用会社は今度は信託報酬の引き下げに新しいアプローチを用いてきました。

その一つは海外ETFを投資対象とする投信の設定です。海外ETFは経費率がとても低く、これに日本の3社がマージンを乗せて売ることによって従来の同種商品よりもさらに信託報酬を引き下げた投信に仕上げています。

そしてこの動向がもたらす傾向として見ておくべきは、連動するインデックスの種類を変えてきたことです。

■採用するインデックスの見直しで更なるコスト引き下げを図る

以前から先進国株式インデックス、新興国株式インデックスとして日本の市井の個人投資家にとってメジャーであったのが、それぞれMSCI-コクサイ・インデックス、同エマージング・マーケット・インデックスでした。信託報酬の引き下げ競争の中心はこれらMSCIのインデックスを採用する投資信託がメインでした。

しかしここにきてこれらMSCIインデックス以外のインデックスを採用した(海外ETF)を投資対象とする商品の新登場が目立ってきています。

海外ETFの経費率がなぜ低いのかというとその主因のひとつに採用しているインデックスの使用料が安いという想定があります。

楽天・全世界株式インデックスファンドはVTに投資していますが、そのVTがベンチマークとしているのがFTSEグローバルオールキャップインデックスです。またそれに対抗すべく設定されるEXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンドもまたFTSEグローバルオールキャップインデックスをベンチマークとして海外ETFを複数組み合わせています。

つまりこれらの商品を買うということは、とどのつまり保有ポートフォリオのコストダウンのために、FTSEグローバルオールキャップインデックスに連動する商品を買う事、MSCIからFTSEにインデックスを切り替えるということであります。

■インデックスそのものの理解と選択はどうするか

インデックス投信の選び方というと、我々はこれまでは同じインデックスに連動する商品であれば、まず信託報酬の安いところをおさえて、その次に主に実質コスト、純資産、トラッキングエラーの3つを比較して商品の優劣を判断してきました。

しかしこれからはこれにインデックス自体が異なるというケースが加わってきます。同じアセットクラスであってもインデックスが複数あり、それぞれをベンチマークとする商品が混在する場合、投資マニアではない市井の個人投資家としてはどう選べばよいのでしょうか。

もしも複数のインデックスの間にて、その良し悪しの差が大きいのであればコストや純資産云々以前にインデックスの選択自体が重大な問題です。

一つの意見としては、しかしそういったところで市井の個人投資家にインデックス自体の良し悪しはなかなか判断できません。各インデックスには、それぞれが定義するところの“市場”があり、それに基づく値動きのレコードなのですから。

だから一定の評価が得られ、普及しているインデックスであれば、なんであれ信じるほかなく、あとはひたすら低い信託報酬ほか従前の判断基準でもって商品を選べばよいということが考えられます。

それともやはり別意見としては、同一アセット内に存在する複数のインデックスの違いを十分に理解して、自分なりに商品選択の基準に用いるべきでしょうか。(ただし繰り返しますが、個人投資家が実際にどこまでインデックスの優劣を判別できるかという課題もあります。)

どちらにしても運用会社の今後のローコスト商品の展開における採用インデックスがどこまでの広がりをみせるのか、大いに気になるところであります。


2017年11月17日 (金)

届かなかった褒章

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(亡くなった後でも、きっとどこかで見守っている。)

WATANKOの亡き母は8人兄弟姉妹でしたので、WATANKOからみると、いわゆる母方の従兄弟がたくさんいます。大半の従兄弟とは疎遠な間柄でありましたが、そんな中にあって同じ市内に住んでいる、とある従兄弟のNさんとは比較的交流がありました。

Nさんは、従兄弟といっても15歳も年上です。その昔、WATANKOが大学生だったころ、Nさんの子どもの勉強を見る機会があったりしましたが、WATANKOが成人になってからは、冠婚葬祭の時に会って会話するのがもっぱらでした。

Nさんは地元の消防署に長年務め、特に年配になってからは後進を指導する役職につき、大層慕われたそうです。そして長年の努力が認められてこの秋の叙勲では、褒章をもらうに至りました。

褒章はとても名誉なことです。WATANKOは賞状を拝見させてもらいました。しかしその褒章はNさんに直接届くことはなかったのです。

なぜなら褒章が届く直前に、Nさんは急病で亡くなっていたからです。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

Nさんは地元の消防署で若い頃は救急隊員として勤め、後年は指導者として活躍していました。また長男として自分の祖父母と両親の合計4人の面倒を最後まで見続け、一方で結婚して二人の娘を育てあげました。

63歳になってようやく仕事を完全にリタイアし、二人の娘の子ども達、4人の孫に囲まれながら、奥さんとようやく悠々自適な老後生活を始めました。週末になると孫を含めた娘家族と、あちらこちらに食事に出かける話から、Nさんの幸せな老後生活の様子がうかがえました。

WATANKOは妻から以前より「Nさんて、従兄弟の中でも特にあなたによく似ているわ。外見もなんとなく似ているけど、それ以上に中味というかキャラクターが似ていて、すごく親和する感じ。」と何度か言われていました。

それはWATANKOも同様に感じており、Nさんとは他人な気がしませんでした。(実際にも血のつながりはあるのですが。)まるでNさんは、ちょうどWATANKOの15年先を生きている、アナザーWATANKOのような存在でありました。

ですからNさんの急な逝去がとても他人事に思えませんでした。まるで自分の15年後を予言されたかのようです。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

Nさんは社会のために働き続け、家族の面倒を見続け、やっと自分自身が自由に過ごせる時間をおくる時がやってきたというのに、あっという間に亡くなってしまいました。

働き続けていた頃とて、公私ともに充実した日々を送っていたかもしれませんが、それでもやはりリタイア後に残された時間のあまりの短さが悔やまれます。

もしもWATANKOがリタイアした後も、Nさんが元気であったならば、改めて交流する機会をもうけることもあったかもしれません。

Nさんは急病によって65歳という年齢で亡くなってしまいました。自分自身でもよもやこれほどに早く世を去らねばならないとは想像だにしなかったでしょう。

褒章をもらうようになるまで働き続けるのではなく、早くリタイアして家族との時間をたくさん過ごした方がよかったのかもしれません。

人生の終焉がいつになるか、それをはるか前からわかりえる人はいません。WATANKOは、アナザーWATANKOともいえるNさんの逝去を目の当たりにして、自分は一体いつまで生き続けられるのか。ひょっとして早死にする人生であるならば定年まで働き続けて後悔しないのか。と答えの出ない問答を心の中で繰り返すのでした。

献杯。

2017年11月14日 (火)

2017年11月の積み立て購入商品

WATANKOは給与所得と不動産賃貸収入から得た余裕資金をもって日本株式、先進国株式、新興国株式のインデックス投信をSBI証券にて毎月積み立て購入しています。

積み立て購入にあたってはSBI証券を利用しています。月に1度、ログインして注文を出すときだけ、自分が投資を行っている実感がほんのちょっぴりだけ湧いてきます。

さて今月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

201711302

さらに11月の仕入れの結果、10月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)
*表中の金額単位は円です。
*NISAは暦年ごとに損益を認識する必要があるため2017年の分のみの表記としています。

201711303

さて今年にはいってからは前年以上に株式相場の好調が続く中、投信の基準価額は上昇傾向にあります。それではこれまでの積み立て投資の結果、平均購入単価はどう移り変わって来たでしょうか。

WATANKOの事例として、お馴染みの<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ)を取り上げます。

ニッセイは外国株式インデックスeに代わって2015年1月から積み立て投資を始めています。以降、途中4カ月間ほど余裕資金がなくて中断したほかは、2017年11月まで31カ月間、積み立て投資を続けてきました。

その結果、平均購入単価は積み立て投資を始めた2015年1月と現在(2017年11月)ではどう違うか。

①2015年1月  12,293円

②2017年11月  12,238円(▲55円)

なんと今年に入ってから基準価額がかなり上昇し続けているにもかかわらず、平均購入単価は逆に下がっています。

31回の積み立て投資の推移を見てみると次のとおりです。

Notes)
*左軸は円、右軸は口数を表します。

201711134

①と②があまり変わらない価額になっている原因としては、2017年以降に基準価額が大きく伸びてきていても、それ以前の2016年にて基準価額が12,000円を切るレベルで購入した元本が累計の平均購入単価の上昇を抑制する働きをしているためです。

なお、もし足元が相場下落・低迷期であれば、引き続き積み立て投資を続けていくことで安値買いの分が蓄積され、下落・低迷前の相対的に高い平均購入単価をジリジリと引き下げる効果が生じます。

どちらにしても積み立て投資を長く続けていくことによって、平均購入単価の値動きはどんどんマイルドになってきます。やがていっときの購入価額が気にならなくなる状態となります。ここまでくればもう積み立て投資に対する迷いはほとんどふっきれるのではないでしょうか。

あなたの積み立て投資、何ヶ月目?

関連記事

積み立て投資、2年もたてば毎月の購入価額の高低にジタバタしなくなる(2015/12/24)

2017年11月12日 (日)

BNDからの2017年11月分分配金

【11月10日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

129,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

52,973千円

■損益率

41.1%

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WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2017年11月分の分配金が支払われました。税引き後で248.54ドルです。

これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。

201711301

続きまして債券に関する雑感です。

株式相場は好調が続きますが、いずれ調整期に入り下落・低迷基調に入るでしょう。そんな時こそが債券ファンドに注目が集まる時です。

近年は異なるアセット間の相関関係が強まってきており、暴落する時はどのアセットも同じであると主張する声を聞きます。前回のリーマンショックの時はたしかに株式と同様に債券もまた下がりました。

しかし一方で、債券アセットのダメージは相対的に軽く、WATANKOのポートフォリオが負った傷をある程度緩和してくれました。リーマンショック後の暗黒期にあって、それはあたかも希望の星でありました。(ちょっと大げさ)

やがてそこに急回復してきた新興国株式アセットが加わり、続いて国内外のREITが好成績を出すようになりました。こうして日本株式と先進国株式が回復するまでの長い間、助演男優・助演女優がいい仕事をしてくれていたわけです。

WATANKOは一時期、管理の煩雑さを嫌って債券やREITのインデックス投信を整理してしまいましたが、債券のこうした働きを思い出し、さらにBNDの保有を通じて株式以外のアセットクラスをポートフォリオに組む意義を再発見しています。

リタイア後の資産運用について、もしも債券100%を選択した場合には、このBNDを200百万円くらい保有して、年間の分配金4百万円+年金2百万円=合計6百万円を基礎生活費に充てるという皮算用をつらつらと考えてしまいます。

「債券ファンドの安定的な普通分配」

それはリタイア生活者にとっての魅惑的な響きに聞こえてきます。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「昔はこの駄ブログで、ローラみたいなノリで『株式オンリーで、オッケー!』なんて豪語していたわよね。」

WATANKO「50歳になって、幸いなことに資産運用にも一定の成果がでてきたし、昔よりも、少しだけガツガツさが減ったかもしれません。」

妻ミサト「そんなこと言って、リスク資産残高が150百万円もあって、暴落が来たらどうするの?」

WATANKO「個人投資家は投資のゲームセットを自分で決めることができるから大丈夫。元に戻るまで待つことにします。下落したところでスポット買いを入れれば平均購入単価が引き下がり、損失回復のスピードをUPさせることもできます。何より市場全体は上がれば下がる、下がれば上がると信じています。不祥事をやらかしたり、経営破綻に追い込まれそうな個別銘柄の株価みたいな心配はしていません。」

妻ミサト「フーン、それはそうとして・・・大事な個別銘柄を保有していることを忘れていないかしら?」

しばし考える。

WATANKO「・・・ハイハイ、それで今日はどちらまで?」

ロードスターがまた妻のエクスプレスになる週末

2017年11月10日 (金)

【お知らせ】数日間、更新をお休みさせていただきます

自宅パソコンの調子が悪く、ブログ更新がままなりません。

よって数日間、ブログ更新をお休みさせていただきます。

m(  )m


(週末、じっくりメンテナンスする予定)

1642611

2017年11月 6日 (月)

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」に投票しました #foy2017

Foy2017ttle1

(今年も来たよ、この季節)


投信ブロガーによる投票イベント、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」の投票が始まりました。

公式サイトは以下であります。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017


WATANKOは昨日投票を済ませました。運営事務局の指示に従い、なりすまし投票を防止するために本記事にて投票完了を告知致します。

■WATANKOが過去選んだファンド

WATANKOは今年で8回目の投票となります。

過去の投票履歴は次のとおりです。初めて投票した2010年こそ複数のファンドに分散して投票していますが、翌2011年以降は1本に絞って5点を投じています。(名称は当時)

2010年 以下の投信に各1点ずつ割り振り
・CMAM外国株式インデックスe
・ニッセイ日経225インデックスファンド
・eMAXIS新興国株式インデックス
・STAM新興国債券インデックスオープン、
・セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド

2011年 ニッセイ日経225インデックスファンド
2012年 年金積立 インデックスファンド海外新興国株式
2013年 ニッセイ日経225インデックスファンド
2014年 ニッセイ日経225インデックスファンド
2015年 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
2016年 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

振り返ってみれば、ほとんど毎年、ニッセイの商品を選んでいますが、これは全く意図しているわけではありません。

毎年この季節になって、自分の胸に手をあてて「流行り廃りではなく、総合的にみて、今一番信頼できる、評価しているファンドは何か。」と考えて、確たる理由とともに頭に浮かんだファンドがたまたまニッセイのファンドであった年が多かったにすぎません。

なおこの他にWATANKOのマイルールとして、自分が実際に購入・保有しているファンドの中から選ぶこととしています。自分が身銭を切って買っていることが、そのファンドに対する最大の評価であり、他人にも勧められると考えているからです。

■WATANKOが今年選んだファンド

前述のルールに照らして選び、5点を投じたファンドは今年はこれになりました。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
信託報酬0.34%(税抜)

WATANKOにとっては、ニッセイ日経225インデックスファンドや、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドのバリューが決して衰えたわけではありません。

しかしながら、長らく期待されたMSCIエマージング・マーケット・インデックス連動のインデックス投信の信託報酬を大きく引き下げたこの商品のインパクトは大きかったです。

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eMAXIS Slim 新興国株式インデックス登場-eMAXISは再び新興国株式アセットで輝けるだろうか(
(2017/7/15)

さてこのeMAXIS Slim 新興国株式インデックスは、今年のアワードでどこまで食い込んでくるでしょうか。TOP10入りするかどうか要注目であります。

なお、このアワードは投票期間が今月30日までなので、投信ブロガーの中でまだ投票されていない方は、どうぞお忘れなく!


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投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017 >"なんちゃって"予想一番乗り #foy2017(2017/10/21)

2017年11月 5日 (日)

東京モーターショー2017にいってきました-ハリボテはいらない、2年以内に売る車を展示してください

日本の車好きにとってはおそらく最もメジャーイベントである東京モーターショーに先日行ってきました。WATANKOはシニアドライバーにさしかかろうとする年代の自動車好きとして、ちょっと放言を綴ってみたいと思います。


■ハリボテはいらない

モーターショーに出展する各メーカーにとって展示ブースの一番中央には、最先端の技術トレンドを反映したもっとも先進的なコンセプトカーが飾られていることが多いです。来場者はコンセプトカーを通して未来の車社会、カーライフを想像し、それらの到来に少しばかりの興奮を覚えます。

はじめてモーターショーを見る人達の中にはそのような体験をもつ人が少なくないかもしれません。1989年に初めてモーターショーを見に行ったWATANKOもそんな一人でした。

しかしモーターショーを見に行く経験を何度か重ねると、そのようなコンセプトカーには飽きてきます。なにせコンセプトカーが描いた未来予想図は、次回2年後のモーターショーにて新しいコンセプトカーと共に洗い替えられることがわかっており、段々と白けてくるからです。

見るからにハリボテな佇まいのモデルを見ても、モーターショーを見慣れた人にとって、そこに見えるのは逃げ水のような未来しかありません。

そのコンセプトカーについても、もう少し言わせてらえば、多少は走る個体、そして実用面を二の次にしてでも最先端技術を取り入れたモデルであって欲しいです。たとえワンオフモデルであっても現実に街中を走る市販車のような実物であること。イメージ先行、どこかの学生が描いた習作のようなクレイモデルを見に、我々は入場料1,800円を支払っているわけではありません。


■2年以内に売るモデルがみたい

若い来場客にとってどうかはわかりませんが、WATANKOの年齢が比較的高いシニアの来場客にとっては、20年後の未来の車を見せられても、自己の年齢を鑑みると、それらを将来、保有や運転が出来るかはたして怪しいです。

シニアにとってお目当ては、未来を語るコンセプトカーよりもむしろ近々(次回モーターショーが開催されるまでの2年間に)市販される可能性が高いニューモデルです。

具体的には次のとおりです。

1)もうすぐ発売される予定のモデルをフューチャーしたコンセプトモデル

マツダの魁(kai)コンセプトやBMWのコンセプト8シリーズ、コンセプトZ4等です。

これらはコンセプトカーといってもそれぞれが発表を控えた市販車モデルのエクステリアを強調したモデルなので、見る者にとってはいやおうにも市販車への期待を高めてくれます。

★マツダの魁(kai)コンセプト

Img_1455

次期アクセラをイメージしたデザイン。マツダのデザインはますます魅力を増しそうです。これに噂の新エンジンが搭載されるということで大注目です。

★BMW8シリーズコンセプト、コンセプトZ4

Img_1446


Img_1450

8シリーズは6シリーズのグレードアップでしょうか。どちらにしても先代よりも男性らしさ、マッチョ度が増しています。オープンカーのZ4はトヨタ・スープラの姉妹車となる模様。楽しみです。

2)もうすぐ新発売される予定のモデル(含むワールドプレミアム)

もうすぐ発売する市販車ほぼそのものを、コンセプトと称して展示するものです。クラウンコンセプトやアウディA8がその代表例でしょう。ほとんど展示車の姿のままでデビューすると思われますが、今のところショーでしか見ることができません。すでに買い替え候補にいれている日本の旦那連中からさぞや熱い視線を浴びたことでしょう。


★トヨタ・クラウンコンセプト

Img_1436

初めて6ライトを採用。そのおかげでCピラーからトランクリッドにいたるデザインが流麗で若々しくなりました。フロントエンドも洗練されています。まるでジャガー...いや、やめておきましょう。

3)新発売されたばかりのニューモデル

新発表されたばかりのモデルです。レクサスLSの他、BMW X3やボルボXC60など輸入車勢に目立ちました。ニューモデルのデザインの良し悪しは写真だけではわかりません。実物を眺めてみると新しい発見がたくさんあります。

★レクサスLS

Img_1467

(フロントエンドがうるさすぎるデザインと思えるのはWATANKOだけ?)


輸入車について付け加えるとすれば、たとえ既存の市販車であっても、普段街中ではなかなかみかけないモデルをまとめて眺めることができるだけでも嬉しいです。

と思ったらアメリカのメーカーは出展していませんでした。フォードは日本市場から撤退しているから止む無しとしても、GM、クライスラー(フィアットも含む)、テスラ、いずれも出展していません。アルファロメオ・ジュリア・・・実車を見たかった。


■まとめ

前回2015年の東京モーターショーはおよそ80万人でした。今年も同じくらいかもしれませんが、それでも近年、来場者数は減少傾向にあり、昔のピーク時の約半分の規模です。

しかし半分にまで減ったとはいえ、80万人もの人々が来場するこのイベント。多くの皆さんの期待に応える展示車をメーカーには用意してもらいたいものです。

それもうんとこさ先の未来でなくて結構。今度の冬のボーナスを頭金にして、買ってみたくなるような、“もうすぐ発売されるモデル”を1台でも多く披露してほしいですね。

(あとがきにかえて)

相互リンクいただいいてるブログの中から、東京モーターショーについて書かれた記事を紹介します。

紹介記事

もっとお金の話がしたい
【東京モーターショー2017】 BMW、マツダ、レクサス、トヨタ、ダイハツの注目モデル!

投資家目線のモーターショー。日本の自動車産業は大丈夫か!?

株と投資信託と個人型DCと。
東京モーターショーに行ってきた

2017年11月 3日 (金)

2017年10月末運用状況

10月末時点の運用状況です。衆議院選挙では自民党が大勝し、株式相場へのサプライズは起きませんでした。そのためか今月も好調な株式相場と円安が続き、10月末の運用残高はまたも過去最高を更新しました。とくにここ2か月での伸びが著しく、8月末時点の運用資産総額に対して、10月末では11百万円超も上昇しています。

巷の個人投資家ブログを拝見しますと、皆さんともに運用状況は絶好調で、口々に投資の素晴らしさを説き、ブログ記事は大変前向きな傾向が見てとれます。

かくいうWATANKOもまた、今月はどれだけ資産が増えているかなあと楽しみな気持ちでもって集計しているものまた事実。

いつか醒める夢ならば、もうしばらくは浸っておくのも悪くないかもしれません。

ただしリスクの取り過ぎは注意していきたいものですね。

ということでインデックス投資を初めて9年8ヶ月、116ヶ月が経ちました。2017年10月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは114.01円/ドルです。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
①購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
②評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

表中の投資待機資金における①購入元本と②評価損益の差額については、過去に保有商品を売却した際の税引き後の売却益、SBIポイントの還元分、SBI証券のキャンペーン現金還元分等が含まれています。

◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+5.0%~ ▲5.0%
×:▲5.0%~

201710314

続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201710315

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
5.1%(5.1%)

●リスク
13.8%(13.6%)

●シャープレシオ
0.37(0.37)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
129,000千円(129,000千円)

●評価損益+確定損益分
52,739千円(46,497千円)

●運用期間
116ヶ月(115ヶ月)

●元本平均残高
52,398千円(51,732千円)

●平均年間利回り
10.4%(9.4%)

<概況>

冒頭にも触れたとおり、運用状況は絶好調であります。先進国株式も新興国株式も伸びました。8月からバイ&ホールドをスタートさせたVTIはたった2カ月で累計リターンが+7.5%です。そしてなんといっても伸びたのが日本株式クラス。とうとう投資元本の2倍にまで残高が膨れ上がりました。

さて今回は資産運用残高について、保有商品別シェアを円グラフで表してみました。

(Notes)
1.金額単位は千円です。
2.赤字は現在、積み立て購入している商品

201710316

これをみると預金を除いてシェアの高いVTI、外国株式インデックスe、ニッセイ日経225インデックスファンド、野村インデックスファンド・新興国株式(Funds-i)の4商品で半分強のシェアを占めています。

外国株式インデックスe、野村インデックスファンド・新興国株式(Funds-i)の2つはもう積み立て購入を辞めてしまった商品ですが、WATANKOのポートフォリオの中では依然として小さくはない存在であります。

これらにSMTグローバル株式インデッククスやeMAXIS新興国株式インデックスを加えた商品群をかつて安値で仕入れ続けることができたからこそ、現在の良好な運用成果が達成できています。

これら旧来のインデックス投信の残高を眺めながら、今までの積み立て投資を続けてきた履歴を思い起こすWATANKOでありました。

2017年11月 1日 (水)

三菱UFJ国際投信による投資家ミーティングに参加してきました

Emaxis

昨日、三菱UFJ国際投信(以下、三菱)が開催する投資家ミーティングに参加してきました。

プログラムは次のとおりです。

1.プレゼンテーション

「ストレスフリーな投資のすすめ」 
三菱UFJ国際投信(株)取締役 代田秀雄氏

2.パネルディスカッション

・司会進行役
竹川美奈子氏(LIFE MAP,LLC代表/ファイナンシャル・ジャーナリスト)

・パネラー
島田知保氏(「投資信託事情」発行人・編集長)、
renny氏(投信ブロガー、ブログ『rennyの備忘録』発行人)、
代田秀雄氏(三菱国際UFJ投信)

3.意見交換

■プレゼンテーション「ストレスフリーな投資のすすめ」

プレゼンは初心者抜けに投資に踏み出すための処方箋を説くといった内容です。一貫したキーワードは「ストレスフリー」です。

『どれを買って良いかわからない。いつ買って良いかわからない。間違った選択をしたのではないかということがストレスになる。・・・という悩みから解放されること(ストレスフリー)が、長く投資を続ける原動力となる。』

というトーンで積み立て投資、市場平均を狙う投資、分散する投資のら意義についてわかりやすい解説が盛り込まれました。

後半はeMAXISの各シリーズの解説です。最適化バランスやマイマネージャーなどeMAXISのバリエーションがそれぞれ紹介されました。なおSlimシリーズに関しては「信託報酬最安値をいつも達成する。これも高い買い物をしなくてすむといつストレスフリー」とも謳われました。

なお配布されたプレゼン資料はシンプルでわかりやすい見やすい内容に仕上がっており、家族や知人にインデックス投資を紹介するといったシーンにピッタリのアイテムにもなります。

■パネルディスカッション

続いて、竹川氏の司会進行のもとに島田氏、renny氏、代田氏によるパネルディスカッションです。

島田氏はリターンが一番良いアセットクラスは年ごとに変わっていくことから分散投資の有効性についてふれていました。「分散投資はすごく儲ける投資ではなくて、むしろ当てない投資」とも。

renny氏は自身が2003年からコツコツ積み上げ続けてきた投資の元本と評価額の推移を示して、長期積み立て投資の意義について説明されていました。

印象的だった言葉は「投資の成功体験とは評価益ではなく、元本を積み上げ続けてきたこと。」

上述の通り、このセッションもまた投資初心向けに長期・分散・積み立て投資の意義を説くといった内容でした。

■意見交換

Q1)Slimシリーズ設定とは別に、従来のeMAXISの信託報酬を引き下げることは検討しなかったのか。
A1)同業他社のインデックス投信はネット販売がメインであるのに対して、従来のeMAXISは地方銀行をはじめとする全国で60社を超える販売先がある。各社が対面販売を行うためには紙の配布資料が必要でありコストがかかる。また信託報酬引き下げ競争に即応しようとして運用会社だけが信託報酬を引き下げても他社の水準に伍していくには難しいだろう。
今回ネットを中心に購入する人向にSlimを用意するとともに、一緒にコストを引き下げてくれる販売先だけを加えててSlimを始めた。

Q2)株式中心で時価総額方式で組まれた商品を出して欲しい。
A2)社内で議論したことあり。今回のミーティングではそのような意見をたくさんいただき、社内で取り上げていきたい。

Q3)他社で気になるところはどこか。
A3)各社とも動きが激しい。例えばニッセイだけを見ていればよいというわけにもいかない。

Q4)eMAXIS Slim 先進国株式の資金流入に比べて、従来のeMAXIS 先進国株式は最近の資金流出が大きいが、どう分析しているか。
A4)流出の原因は利益確定の売りだろう。相場感で動いている投資家もいる。一方でバランス型の商品は着実に伸びてきている。

Q5)ポートフォリオについてアドバイスあれば。
A5)長期間保有することを固く決めている場合は、株式メインの方がトータルで上昇が期待できるので、そちらを勧める。バランスファンドは損失を抑えたい人向き。

Q6)NISAの期限を鑑みると保有商品の売り時はいつが適当か。
A6)資金が必要になったら売れば良い。制度を活用して税金を払わなくて済む手を考えるより、儲かったのだから、潔く税金くらい払うという考え方もある。

Q7)つみたてNISAを採用すると、従来NISAのロールオーバーが使えなくなる。つみたてNISAに切り替えるべきか、
A7)年間投資額が400千円以内にとどまり、対象商品でよいのならつみたてNISAだろう。もっと多額の投資がしたい、広範な商品から選びたいとなれば従来NISAだろう。


(あとがきにかえて)

ミーティングの後に催された懇親会では、WATANKOは代田氏をはじめ三菱のスタッフの方々にご挨拶の上、記事には書いていない色々なお話をうかがうことができました。

惜しむらくは事前の宣伝が不十分であったためか、参加した個人投資家がやや少なかったことです。

三菱の方々によれば、今後もミーティングを続けて行きたいとのこと。三菱の皆さんからはブロガーであるか否かにかかわらず個人投資家の意見を聞きたいという意欲をWATANKOは感じとりました。

皆さんも次回は是非参加されてみてはいかがでしょうか。

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