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2017年11月 1日 (水)

三菱UFJ国際投信による投資家ミーティングに参加してきました

Emaxis

昨日、三菱UFJ国際投信(以下、三菱)が開催する投資家ミーティングに参加してきました。

プログラムは次のとおりです。

1.プレゼンテーション

「ストレスフリーな投資のすすめ」 
三菱UFJ国際投信(株)取締役 代田秀雄氏

2.パネルディスカッション

・司会進行役
竹川美奈子氏(LIFE MAP,LLC代表/ファイナンシャル・ジャーナリスト)

・パネラー
島田知保氏(「投資信託事情」発行人・編集長)、
renny氏(投信ブロガー、ブログ『rennyの備忘録』発行人)、
代田秀雄氏(三菱国際UFJ投信)

3.意見交換

■プレゼンテーション「ストレスフリーな投資のすすめ」

プレゼンは初心者抜けに投資に踏み出すための処方箋を説くといった内容です。一貫したキーワードは「ストレスフリー」です。

『どれを買って良いかわからない。いつ買って良いかわからない。間違った選択をしたのではないかということがストレスになる。・・・という悩みから解放されること(ストレスフリー)が、長く投資を続ける原動力となる。』

というトーンで積み立て投資、市場平均を狙う投資、分散する投資のら意義についてわかりやすい解説が盛り込まれました。

後半はeMAXISの各シリーズの解説です。最適化バランスやマイマネージャーなどeMAXISのバリエーションがそれぞれ紹介されました。なおSlimシリーズに関しては「信託報酬最安値をいつも達成する。これも高い買い物をしなくてすむといつストレスフリー」とも謳われました。

なお配布されたプレゼン資料はシンプルでわかりやすい見やすい内容に仕上がっており、家族や知人にインデックス投資を紹介するといったシーンにピッタリのアイテムにもなります。

■パネルディスカッション

続いて、竹川氏の司会進行のもとに島田氏、renny氏、代田氏によるパネルディスカッションです。

島田氏はリターンが一番良いアセットクラスは年ごとに変わっていくことから分散投資の有効性についてふれていました。「分散投資はすごく儲ける投資ではなくて、むしろ当てない投資」とも。

renny氏は自身が2003年からコツコツ積み上げ続けてきた投資の元本と評価額の推移を示して、長期積み立て投資の意義について説明されていました。

印象的だった言葉は「投資の成功体験とは評価益ではなく、元本を積み上げ続けてきたこと。」

上述の通り、このセッションもまた投資初心向けに長期・分散・積み立て投資の意義を説くといった内容でした。

■意見交換

Q1)Slimシリーズ設定とは別に、従来のeMAXISの信託報酬を引き下げることは検討しなかったのか。
A1)同業他社のインデックス投信はネット販売がメインであるのに対して、従来のeMAXISは地方銀行をはじめとする全国で60社を超える販売先がある。各社が対面販売を行うためには紙の配布資料が必要でありコストがかかる。また信託報酬引き下げ競争に即応しようとして運用会社だけが信託報酬を引き下げても他社の水準に伍していくには難しいだろう。
今回ネットを中心に購入する人向にSlimを用意するとともに、一緒にコストを引き下げてくれる販売先だけを加えててSlimを始めた。

Q2)株式中心で時価総額方式で組まれた商品を出して欲しい。
A2)社内で議論したことあり。今回のミーティングではそのような意見をたくさんいただき、社内で取り上げていきたい。

Q3)他社で気になるところはどこか。
A3)各社とも動きが激しい。例えばニッセイだけを見ていればよいというわけにもいかない。

Q4)eMAXIS Slim 先進国株式の資金流入に比べて、従来のeMAXIS 先進国株式は最近の資金流出が大きいが、どう分析しているか。
A4)流出の原因は利益確定の売りだろう。相場感で動いている投資家もいる。一方でバランス型の商品は着実に伸びてきている。

Q5)ポートフォリオについてアドバイスあれば。
A5)長期間保有することを固く決めている場合は、株式メインの方がトータルで上昇が期待できるので、そちらを勧める。バランスファンドは損失を抑えたい人向き。

Q6)NISAの期限を鑑みると保有商品の売り時はいつが適当か。
A6)資金が必要になったら売れば良い。制度を活用して税金を払わなくて済む手を考えるより、儲かったのだから、潔く税金くらい払うという考え方もある。

Q7)つみたてNISAを採用すると、従来NISAのロールオーバーが使えなくなる。つみたてNISAに切り替えるべきか、
A7)年間投資額が400千円以内にとどまり、対象商品でよいのならつみたてNISAだろう。もっと多額の投資がしたい、広範な商品から選びたいとなれば従来NISAだろう。


(あとがきにかえて)

ミーティングの後に催された懇親会では、WATANKOは代田氏をはじめ三菱のスタッフの方々にご挨拶の上、記事には書いていない色々なお話をうかがうことができました。

惜しむらくは事前の宣伝が不十分であったためか、参加した個人投資家がやや少なかったことです。

三菱の方々によれば、今後もミーティングを続けて行きたいとのこと。三菱の皆さんからはブロガーであるか否かにかかわらず個人投資家の意見を聞きたいという意欲をWATANKOは感じとりました。

皆さんも次回は是非参加されてみてはいかがでしょうか。

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