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2017年11月23日 (木)

eMAXIS Slim新興国株式が公言どおり、そして期待を裏切らない信託報酬の引き下げを実施

【11月22日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

129,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

52,545千円

■損益率

40.8%

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Logo_emaxis_slim1

(またまた、やってくれました。)


信託報酬最安値追随型インデックス投信のeMAXIS Slimシリーズが、またまた他社商品にあわせて信託報酬を引き下げました。この引き下げの動きは以前からありましたが、今回は今までで一番インパクトがあるのでないでしょうか。

三菱UFJ国際投信
(すみません、リンクが上手く張れず、上記サイトよりプレスリリースを辿ってください。)

■eMAXIS Slim新興国株式の戦歴

新興国株式のインデックス投信の信託報酬の引き下げ競争について、以前、iFreeシリーズがMSCIとは異なるインデックス(使用料が安いと想定される)を採用して、MSCIを採用する他社商品を下回る信託報酬にてiFree新興国株式を設定してきました。

その際に、三菱UFJ国際投信(以下、三菱)はインデックスが異なることを言い訳にせず、iFree新興国株式と同率の信託報酬にて、MSCIのインデックスを採用するeMAXIS Slim新興国株式(以下、Slim新興国株式)を設定しました。なおそれによって当時、MSCIを採用する新興国株式インデックス投信の中で単独最安値ともなったわけです。

その後、信託報酬最安値の座にあるニッセイと同率の信託報酬となり、信託報酬引き上げ競争のトップランナーに位置していました。

そこへきて新たに楽天・バンガード・ファンドがバンガードのETFに国内公募投信の利便性を加味する形で更に信託報酬が低い楽天・新興国株式インデックス・ファンド(信託報酬0.26%、税抜き・以降同じ)を設定、さらにネット証券の覇権をかけて(大げさ)SBI証券もやはり楽天・バンガード・ファンドと同じくETFを投資対象とするEXE-i つみたて 新興国株式ファンド(信託報酬0.19%)をそれぞれ設定してきました。

さて三菱はこれらETFに投資する投信勢に対してどう出るか。

その回答は明快かつ初志貫徹でありました。インデックスが異なっていようが、スキームが異なっていようが、信託報酬が最安値となった他社商品に追随してきたわけです。

同じ新興国株式インデックス投信というカテゴリーに括られる商品群の中で、四の五の言い訳せずに信託報酬の同率最安値を今回も実現させてきました。

■新興国株式アセットクラスへの投資のインセンティブ高まる

アセットクラス別の信託報酬を概観すると、従前より先進国株式に対して、新興国株式は信託報酬が0.3ポイント程度高い水準にいつもありました。

このコスト負担を嫌気して新興国株式クラスへの投資を抑制していた個人投資家がいたとしたら、彼らにとって今回のSlim新興国株式は先進国株式インデックス投信とほぼ同じ信託報酬ですから、購入商品としてうってつけです。

またSlim新興国株式は、同クラスのローコストなETFの雄であるVWO(経費率0.14%)に対して、EXE-i つみたて 新興国株式ファンドと同じく、0.5ポイントまで近づきました。(実質コストではなくあくまで信託報酬ではありますが。)

それにしても新興国株式のインデックス投信の信託報酬がここまで下がるとは驚きというほかありません。

2008年にSTAM新興国株式インデックス・オープン(当時)が信託報酬0.83%で設定され、当時のWATANKOは新興国株式インデックス投信が安く買えると喜んだものです。

それが10年経たずに現在は信託報酬7割以上も引き下がっています。この10年間で金融業界に革新的な技術開発が起きたわけでもありません。ひとえに市場・競合環境の変遷に起因する価格体系の変化です。個人投資家と国の動きに挟まれて金融機関も変わってきたというのは言い過ぎでしょうか。

■他社がボヤボヤしている間に、eMAIXS Slimに資金がどんどん流入するか

さてSlim新興国株式のタイムリーな信託報酬の引き下げによって、楽天・新興国株式インデックス・ファンド、EXE-i つみたて 新興国株式ファンドはそれぞれ出鼻をくじかれる格好となり、目論見踊りの資金流入が得られなくなるのか。

さらにはニッセイをはじめとする他社においては、信託報酬の引き下げに追随して真正面から競合するか、それとも別のアセットクラスでチャンピオンを取りに行くか、それとも商品のバリエーションを増やして局地戦を避ける方向に向かうのか。

いずれにしても無策のままにボヤボヤしていると、その間にSlim新興国株式に資金がどんどん流入しかねません。

(あとがきにかえて)

このSlim新興国株式はWATANKOが「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」にて持ち点5点を全て投じた商品です。今回その期待を裏切らない動きをみせてくれたことに安堵し、NISA枠・特定口座枠双方で引き続き積み立て投資先として購入を続ける意を強くしました。

なお、こうなってくると「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」での得票が楽しみです。この動きが、もしもあと1カ月早かったなら、かなりの得票が期待できたかもしれませんが、それであっても今回の善戦を期待しましょう。

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