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2017年12月14日 (木)

BNDからの2017年12月分分配金

【12月12日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

129,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

55,148千円

■損益率

42.8%

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WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2017年12月分の分配金が支払われました。税引き後で242.59ドルです。

これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。

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続きまして債券に関する雑感です。

先日、とある米国株ブログの記事を拝見しました。そこでの要旨はコスト(信託報酬)がかからない米国の個別株をバイ&ホールドし続けることによって、たとえ保有株の価額が大幅に下落しようとも、しっかり配当をもらえることで老後の生活資金が補填できるというものでした。

投資のリターンはキャピタルゲイン+インカムゲインのトータルで測るものという原則に照らせば、「株価の暴落は無視してOK、配当がしっかり出る(米国株だ)から安心」という考えには違和感があります。

老後の生活費の補填として月100千円、年間1,200千円を配当収入で得たいとするならば、配当率1.5%では80,000千円分の個別株式が必要です。保有株が暴落をうけて20%棄損した場合、▲16,000千円となりますが、そのような多額のキャピタルロスをくらっておいて、配当が引き続き1,200千円もらえたラッキーと喜ぶことが正しいのでしょうか。

配当金を10年分、12,000千円貰っていても、一方でその間16,000千円のキャピタルロスが続くとすれば、トータルでは4,000千円の損失であります。これでニッコリできますか?

配当金もしくは分配金をもらって素直に喜べるのは、投資元本の変動が小さいことが前提です。その意味では株式よりもずっと値動きが少ない債券から得られる分配金であれば心おきなく生活費として使い切ることができるでありましょう。

ちなみにBNDはWATNAOが2013年末に80.48ドルで購入しましたが、それに対してここ1年間で82ドル±1ドルで推移しています。1%強の値動きにすぎません。

件の米国株ブログ記事を拝見して、インカムゲインはとっておいて再投資にまわす方が良いと頭でわかっていても、目の前に差し出された現金(配当金)はかくも魅力的なのかと今更ながら感じました。

関連記事

配当金はほんの一部、そしてかりそめのリターンにすぎません(2016/6/14)

2017年12月12日 (火)

「お金は寝かせてふやしなさい」は市井の個人投資家におくるナイスリーな投資本

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(あのブログでは猫なので、ここでは犬をのせてみました。)

著名なインデックス投資ブロガーであり、この駄ブログにもブログを相互リンクいただいている水瀬ケンイチさんの単著「お金は寝かせて増やしなさい」が先日発刊されました。

Amazon.comで購入して送られてきたこの2冊、WATANKOはどちらから読もうか小1時間迷ったあとに、おもむろに本書を読み始めました。

■漫画とプロローグでツカミはOK

冒頭、漫画で始まり、その後にインデックス投資を勧める理由を簡単にまとめています。本書のさわりということで内容は深入りせず、わかりやすい内容です。書店で立ち読みして興味を持った人は、ここで本書を買うべくレジに向かうことでしょう。

ただ、ひとつだけ違和感があるのは「インデックス投資の長期実践者が少ないのはなぜ?」という問いかけを、プロローグの、しかも冒頭に持ってきた狙いはなんだったのか。
述べられていたことについては全くの賛成ですが、ここは第4章のひとつの項でもよかったのではないかと思いました。

■本書は「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」の濃縮版

さて第1章から第3章、第6章にわたっては、インデックス投資のビークルとなる投資信託という金融商品の解説に始まり、インデックス投資の具体的な実践法(ノウハウ)、投資を後押しするNISAやiDeCoといった税制優遇制度の紹介、出口戦略(終わらせ方)と続きます。

いずれの内容も、公知公用の部分を除いてほとんどは著者のブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」にて綴られた記事の濃縮版です。4ケタにも及ぶ記事の全てを読み切るには時間がかかりますが、ブログに書かれたかなりのエッセンスについて本書で触れることができるでしょう。

一方でやはりブログには、その時々の時勢にあわせて色々な記事が展開されていますので、リアリティというか、インデックス投資の臨場感をもっと味わいたい方にはブログ記事を読まれることもお勧めします。

■第4章、第5章は他書にはない内容

第4章はタイトルにもある「寝かせる」ための秘訣についていろいろと記されています。そこには同じくインデックス投資を実践する者が直面する色々な悩みに対して、著者からのアドバイスがふんだんに紹介されています。

最も重要なポイントはただひとつ。如何に売らずにホールドし続けるか。

そして第5章は著者の15年にもおよぶインデックス投資歴の紹介です。ここでは当時の出来事を紹介しつつ、著者の投資金額とその成果についても紹介されています。

この投資金額とその成果ですが、やはり実額を載せると説得力が出てきます。とはいえ一般書籍の中で私有財産を公開するとは思い切りました。ここにも「インデックス投資の良さを多くの人に知ってもらいたい。」という著者の本書における意気込みを感じます。

一方で著者は今後もインデックス投資を10年単位で継続していくのでしょうから、本書で紹介された金額もやがては過去の数字、通過点に過ぎなくなるでしょう。

ちなみに公開された資産額以外にも別途、生活防衛資金をかなり(10百万円くらい?)積んでいるだろなあと想像します。

■まとめ

小難しい投資本が書店に平積みされる中、わかりやすく、実践しやすい投資本に巡り会う機会は案外とありません。そんな中にあって本書は市井の個人投資家におくるナイスリーな1冊であります。

もしも本書が10年前に発刊されていたら、今頃はどれだけの数のインデックス投資家が育っていたでしょうか。読後にそんな妄想をちょっとしてみたくなったWATANKOでありました。

最後にプロには到底及びませんが、鉛筆サラサラ書きした本田未来ちゃんにて〆たいと思います。

Hm


2017年12月10日 (日)

(続)あの境界線を確かめろ

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(もう、いいのさ。)


<関係者>
斉藤氏:WATANKOが造成工事を行った土地の北側の隣地所有者。故人。
大林:斉藤氏の義弟。造成工事にあたって斉藤氏の代理人としてクレームをつけてきた。
斉藤Jr:斉藤氏の長男。斉藤氏の死後、所有地を相続する。

晩秋の寒空の朝、斎藤Jrの依頼に応じて、WATANKO含む4名が同氏の所有地に隣接する土地の所有者ということで集まりました。

そこにはかつてのクレーマーの大林の姿はありません。もっともその者がいなくとも境界線の確認には一向に支障はありませんが。

■境界線の確認

斎藤Jrの所有地と接する土地の所有者が順番に斉藤Jrと境界線の確認を行います。やがてWATANKOの番になりました。

WATANKOの所有地と、斎藤Jrの所有地は以前のトラブルが起きる前から明確であります。境界線には曲がりがあるごとに杭がしっかりと打ち込まれており、お互いが杭にピタリと接する形にて斎藤Jr.側は擁壁を作り、WATANKO側はブロックを積んであります。境界の位置は疑いの余地がありません。

もしもここで斎藤Jrが少しでも何か異を唱えてきたならば、WATANKOは積年の感情を抑えきれなかったかもしれません。

しかし斎藤Jr.からは特に異論も出ず、確認は淡々と進み、終わりました。

全ての境界線の確認は1時間ほどで終わり、土地家屋調査士を交えて、所有者たちはしばらく雑談をした後に解散となりました。

田舎の土地所有者ばかりなので皆、そこそこ顔見知りです。中にはWATANKO家の代替わりを知らない人もいて、WATANKOに「お父さんは元気かね?」と近況を聞く始末です。

WATANKOとしても自分の所有地の近隣の土地の現在の所有者の顔ぶれがわかり参考になりました。

■相手から聞いたその一言

解散の際になってWATANKOは、意を決して斎藤Jrに、以前WATANKOが所有地を造成した時に出てきた大林は今どうしてるかと尋ねました。

斎藤Jrは聞かれたくないことを聞かれてしまったような嫌な表情を一瞬見せながら、一言だけ返答しました。

「もうあそことはつきあいはない。」

斎藤Jrが嫌な顔をしたのは、WATANKOに聞かれたくはないことを聞かれたからでありましょう。そしてその表情はWATANKOに対して向けられたのか、それとも斉藤Jrと大林との間に起きた何かを思い出し、それに対して向けられたのか。

そもそも10年前のトラブルの時に、斎藤側から出て来たのは大林一人でした。斎藤氏当人や、斎藤Jr.は一切出てきませんでした。こちらも胸糞が悪くなる相手を増やす気にもなれず、そのままでした。

あのクレームはひょっとして大林の独断だったのか。それとも斎藤氏の指示のもとに動いていたのか。そして斎藤Jrはどこまでそれを承知していたのか。

当時を思い起こして気になるところもでてはきましたが、誰が一番の悪党であったかを今更詮索してもあの時の苦痛は忘れられないし、癒されることもありません。

ただ一つ言えることは、あの斎藤Jrの態度からみて、現在の斎藤家は大林との交流を絶っていることがうかがえました。おそらくはもうWATANKOの所有地に関して文句を言ってくることはないでしょう。そもそも大林とておそらくはかなりの高齢となっており、どんな生活を送っていることやら‥‥。

それと今回、昔のことを荒立てなかったのはもう一つ理由がありました。WATANKOが所有する土地の中には斎藤家の所有地と接しているところが他にもあるのです。そこは遊休地なので将来の活用ないし処分を考えていかねばなりません。その時には斉藤Jrとの間でまた境界線の確認が必要になります。

将来のその時に備えて、斉藤Jrと険悪な関係に陥ってしまうわけにはいきませんでした。そして隣接している斎藤Jrの土地もまた遊休土地なので、向こうからみても同様の事情があります。

■今の幸せの前には些細なトラブルにすぎず

WATANKOは10年前、経験がまだ浅く、慣れない不動産投資に四苦八苦していました。流動資産は乏しく、現預金もそれほど持っていない状態です。サラリーマンとしても中堅層になり、いよいよ忙しくなっていました。そのような状況でW田畑のトラブルは本当に辛かったです。

翻って今はインデックス投資というリーズナブルな投資法を続けて来た結果、不動産投資のみの場合と比べて1.5倍の資産額を築くことができました。両親の介護と相続も済みました。仕事の忙しさは相変わらずですが、それ以外はほとんど順調な日々を送っています。

物心共に満たされたこの幸せの前には、斎藤家とのトラブルもいまや路上の小石のような些細な出来事であったと言えるでしょう。こんな矮小なトラブルについての怨嗟を持ち続けることに意味はありません。

いつか斎藤Jrの真意を確かめることができる日が来るのかわかりませんが、たとえそのような日が来なくともWATANKOと子どもたちの未来にはいささかの支障もないことを強く信じています。

WATANKOが遺すエンディングノートにはそう綴っておくことにします。

以上、「あの土地を埋め立てろ」の後日談でした。

2017年12月 9日 (土)

あの境界線を確かめろ

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(あれから10年が経ちました。)

WATANKOの不動産投資は、もともと所有している物件の収益化をすすめる観点から実施してきました。所有物件の中には田畑であったところもあり、これについては賃貸に供する前に土地の造成を行い更地にする必要があります。

WATANKOは2005年~2007年にかけて所有する田畑を造成して隣接する自動車ディーラーに駐車場として貸し出すことにしました。

当該田畑(農地)を他の用途に転用するにあたっては、開発行為として許可申請手続きが必要となり費用や手間が色々とかかりました。さらには隣地所有者とのやりとりも発生しました。

その中には悪意をもつ者がおり、WATANKOはそのような輩と対峙していかねばならず、物理的、心理的、金銭的な負担が生じました。とくに時間に余裕がないサラリーマン兼業不動産投資家にとっては大変でありました。

以下はその経緯を綴った過去ブログ記事です。合計12回にわたる長編記事であり、それだけ色々なことが起きたことを現しています。

関連記事

あの土地を埋め立てろ-(その1)田畑の再活用(2014/9/9)

あの土地を埋め立てろ-(その2)隣地の所有者との協議の日々(2014/9/10)

あの土地を埋め立てろ-(その3)排水不良で田畑が水浸しに(2014/9/11)

あの土地を埋め立てろ-(その4)いろいろと忙しい日々、そしてやっと着工(2014/9/12)

あの土地を埋め立てろ-(その5)悪意をもつクレーマーの登場(2014/9/13)

あの土地を埋め立てろ-(その6)悪意をもつクレーマーが引き起こす騒動(2014/9/14)

あの土地を埋め立てろ-(その7)悪意をもつクレーマーへの対策(2014/9/15)

あの土地を埋め立てろ-(その8)悪意をもつクレーマーとは交渉せず(2014/9/16)

あの土地を埋め立てろ-(その9)工事再開に向けた日々(2014/9/17)

あの土地を埋め立てろ-(その10)帰国、そして(2014/9/18)

あの土地を埋め立てろ-(その11)御礼、そして次の資産運用へ(2014/9/19)

Intermission 2014/9/19-「あの土地を埋め立てろ」あとがきにかえて(2014/9/19)

■その後の経過

本件で出てくるWATANKOが所有するW田畑(上記記事参照)と隣接してトラブルを引き起こした土地のオーナーである斉藤氏(仮名 以降同じ)は、WATANKO家の近くに住んでいるのですが、その後ほとんど見かけなくなりました。

やがて高齢なので認知症が進み、隣り街の病院への長期入院を経て今年5月に亡くなりました。現在は斉藤氏の息子(50歳代後半、仮称 斉藤Jr)が家を継いでいる模様です。そして当時クレーマーとして出張ってきた大林(斉藤氏の義理の弟)は上記エピソードの後、近所では全く見かけなくなりました。

斉藤氏の死後、息子の斉藤Jrは父の資産相続を行い、それまで長らく遊休地であった所有物件について色々と処分や活用を行っている模様です。

関連記事

葬式があると、3年後にはアパートが建っている(2016/3/21)

■境界線の確認願いが届く

おそらくその一環と思われますが先日、斉藤Jrからこの度自身が相続した土地と、隣地であるWATANKOが造成したW田畑(現在は自動車ディーラーの駐車場)との間の境界線について、立ち会い確認の依頼の通知が届けられてきました。

その通知に添付された公図を見つめていると、かつてWATANKOが大林からうけた惨いクレームの記憶がふつふつとこみ上げてきます。

かつては矛を収めたWATANKOですが大林、そして斉藤氏に対する怨嗟、そして復讐というブラックな執念を今回どこかでぶつけてやろうか。そんなダークサイドに陥りそうな気持ちをかろうじてこらえつつ、指定された日時に現地へ赴くのでした。

(つづく)

2017年12月 8日 (金)

不動産を貸す覚悟

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(不動産賃貸とはお金の貸し付けにも等しいです。)

NIKIKEI STYLE マネー研究所に興味深い記事が載っていました。

参照記事

NIKKEI STYLE マネー研究所
眠れぬ人の法律クリニック
土地は貸すと戻ってこない? 地主の「死角」こんなに

一言でいえば土地オーナーは一度他人に土地を貸すと、その賃借人には賃貸を続けることができる強固な権利が備わることがあり、オーナーが賃借人を退去させようとしても時間と労力がかかるケースがあることを警告しています。

不動産を借りた当人わはそこに資金を投じて私有財産を構築ないし保有するのですから、それを簡単に棄損させるようなことはオーナーと言えど簡単にはできません。

昔は土地を持つ者が強く、その土地を借りて生計を立てる者は立場が弱かったでしょう。そういった歴史的背景を踏まえて不動産の借り手に対する賃借権を保護する動きが、遥か明治の時代から続いてきて今日の法制が成り立っています。

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WATANKOはこの駄ブログにて、サラリーマン兼業の不動産投資活動のエピソードを語ってきましたが、その多くはトラブルや苦労話、失敗例であります。

そんなWATANKOの不動産ヘタレ物語を読んで「これは事業用不動産物件の特殊なケースであり、一般的な居住用不動産物件ではこんなことは起きない」と捉える方も少なくないかもしれません。

しかしながら事業用でも居住用でも、一般個人が不動産投資に手を出す際には留意すべきことは共通であります。

WATANKOがこれまで語ってきた不動産投資の注意点を煎じつめて述べるとすれば以下になります。

1.情報の偏在、交渉はいつも不利

一般個人は不動産業者よりも物件や取引についての情報に乏しいです。特に取引する価格となるとその割安/割高の判断が難しいです。一方で不動産業者はたくさんの取引情報やノウハウを持っていますので、交渉の際にはそれを活かすことができるでしょう。

建築業者や設備業者が出してくる見積もその高低の判断が難しいです。いつも相見積もりがそろえばまだ良いですが、それでも比較は簡単ではありません。

2.脆弱な債権回収力、強固な賃借権

不動産オーナーは賃借者が賃料未払い他の債務不履行をおこしても打つ手が限られています。訴訟しても時間と費用倒れになる可能性が多分にあります。対策として一番有効なのは敷金や保証金をあらかじめタップリもらっておくことですが、そのような条件が通るケースは多くはありません。

一方、借り手は賃料未払いでも直ちに追い出されることはまれです。やっていることは万引き、無銭飲食と同じか、もっと多額という意味では重罪ですが、居住権は保護されています。

3.賃借者の事業・生活の影響を大きく被る

事業用物件の賃借者が事業に失敗して破産したり、火事で物件を損失させた。入居者が乱暴で室内を壊したり、事故事件を引き起こした。これらの事業や生活においてトンデモ事態が引き起こされると、あなたの所有する不動産は、普段の賃料の累積ではとうていカバーしきれないほどの損耗を受ける場合があります。

貴方の不動産がもたらす収益は、縁故のない第三者の事業の才覚や、生活態度から大きな影響をうけることになります。

4.対策に時間がとれないため利益減に引き起こす

以上3つあげた留意点への対策は、それぞれないわけではありませんが、一般個人、それもサラリーマンと兼業で不動産投資を行う者であればこれらへの対処に時間をかけられません。

その結果、対策が遅れによる費用の発生や増加、妥協やあきらめ、手間かけない手段や短期解決を図ってしまうがために費用が嵩む、収益をあきらめるという事態を招いてしまいがちです。

■まとめ

脅すわけではありませんが、多額な資産価値がある私有財産を他人の支配下におく不動産投資とは、それ相応の覚悟が必要な投資であります。

1千万円の価値がある不動産を賃貸に供するということは、他人に1千万円をあずけて、そこから毎月お金をもらうことと同義なのです。

不動産投資について、上述のようなデメリットがあるにもかかわらず取り組むのであれば、全ての収益減、費用増のリスクを織り込んでなお株式と同等以上のリターンがでる物件であれば、そのような物件は投資する価値があるでしょう。

そのような物件を探し求める不動産投資、そこに飽くなき夢とロマンを求める者に幸あれ!

(あとがきにかえて)

妻ミサト「よく飽きもせず不動産投資について心配する記事ばかり書くわね。」

WATANKO「世の中、書籍・雑誌でもセミナーでもブログでも不動産投資を推奨する内容が大半です。でも不動産投資のリスクを語る者はまだまだ少ない。不動産投資で不幸になる人を減らすためにも、せめてこの世界の片隅にある駄ブログでアンチテーゼを唱え続けているんです。」

妻ミサト「zzz・・・」

WATANKO「寝るなーっ!」

妻ミサト「あ、そういえばご近所から、なにやら書類が届いているわよ。『境界線の確認願い』ですって。」

ガサガサッ。

WATANKO「これは・・・! この土地は・・・!!」


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甦る10年前の記憶、・・・いや悪夢か。

(つづく)

2017年12月 6日 (水)

待望のラーメン店、しかし開店せず

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(早くラーメンが食べたい!)

WATANKOは半ば家業ともいえる不動産賃貸業を父から継いで十数年が経とうとしています。今夏、所有する物件のひとつである飲食店舗・土地について賃貸先との契約が解除となり、新たにチェーン系のラーメン店を経営するフランチャイジーW社との間で、土地の賃貸契約を締結しました。

関連記事

父が遺した最後の賃貸契約の終焉④-新しい賃貸先みつかる(2017/6/11)

WATANKOが既存の店舗を解体撤去したのち、W社が新たに店舗を建設のうえ、11月下旬にオープンする予定でした。解体工事、それに続く建設工事は無事完了し、予定通り店舗が出来上がったのですが、12月に入った現在もラーメン店はオープンしていません。

・・・W社の社長いわく、「人が集まらない」そうです。なんてこった!

■店舗は無事完成するも人が集まらず

WATANKOは不動産投資、そして賃貸業を長年やっている中で、色々なトラブルを経験してきました。

賃料や更新料の未払い・延滞、所有地の水浸し、様々なゴミ捨て、設備の更新費用負担、境界線の確認、地中にゴミが埋められる、店子の暴力沙汰、ボヤ騒ぎ、賃貸先の経営不振や病気による撤退など等です。

しかし今回の人が集まらないというトラブルは初めてでした。

W社の社長は夏の終わりごろに面会した際に、従業員を集め始めているが、なかなか厳しいと漏らしていました。パート・アルバイトを率いて店舗を切り盛りする中核たる従業員となると、それなりにしっかりとした人材が必要であります。

一方で昨今コンビニのバイトですら時間帯によっては時給1,000円をこえようかという人手不足の最中にあって、人材を集めようとすればそれなりの待遇を用意する必要がありますが、採算面からみて限界もあります。

11月下旬になって、W社の社長から「人が集まらなくて開店日が延びることになった。いつになるか、まだ見通しも立たない。」と連絡が入ってきました。

既に賃貸契約は開始しているため、店舗の開店の有無にかかわらずW社からWATANKOには賃料が支払われています。

しかしだからといって他人事ではいられません。なにせこのような事態が長引けば、W社の経営へのダメージが蓄積し、賃貸契約そのものが危うくなるのは明らかなのですから。

■賃貸先の経営に巻き込まれるリスク

事業用不動産のオーナーからみれば、賃貸先は経済活動における重要なパートナーとも言える位置付けにあたります。

オーナーは数千万円規模の資産価値がある不動産物件を、契約の縛りをかけて賃貸先に長期間にわたって貸し出すわけです。

賃貸者はその借りた不動産を用いて事業を行い収益を得るわけですが、オーナーに賃料を支払い続けるためには事業を軌道に乗せて、当初予定の収益を必要があります。言い換えればオーナーが賃料を毎月無事獲得できるかどうかは、賃貸者の経営手腕にかかっているといえます。

関連記事

中小事業者の危うい経営につきあわされる日々(2014/6/14)

オーナーは賃貸する前から「この賃貸者であれば経営能力が十分であり、安心して契約できる。」といった確信を100%持てるわけではありません。オーナーが個人であれば、賃貸先の経歴や与信、人脈や資産について調べられることは限られており、最後は賃貸者の経営能力に賭ける面があります。(その意味では個別株に似た側面があります。)

さらには仮に賃貸者の経営能力が十分であったとしても、それを超えた事業環境の変化に直面する場合もあります。今回の人が集まらないというトラブルはどちらかといえば、この部類に入るのではないかとWATANKOは捉えています。その点ではW社の社長に同情する面もありますが、ともかくも一日も早い開店を待つほかありません。

続報が入りましたら、またお知らせする予定です。

2017年12月 3日 (日)

2017年11月末運用状況

以前より拝見していた個人投資家ブログのうち、いくつかが最近、突然削除されてしまいました。中には相互リンクいただいていたブログもあります。

それ以外にも当ブログの右サイドに相互リンクを張り続けさせていただいているブログの中にも更新が途絶えてしまったものもあります。

削除あるいは更新停止したブログの運営者は、ブログを続けるモチベーションがなくなってしまったのか、それとも止む無き理由や事情があったのか。

ブログは気軽に始めることができる一方で、ある日突然に止めて消し去ることもできます。だからこそ熱心に更新されているブログがいつまでも続くかわからないゆえに、続いている間はありがたく拝見し続けたいと思います。

そして一方で、Webから消えていなくなった個人投資家であっても、リアルな世界では未来にむけてきっと投資を続けているであろうことを祈念します。

以上、消えたブログに対する鎮魂歌でした。

ということでインデックス投資を初めて9年9ヶ月、117ヶ月が経ちました。2017年11月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは112.69円/ドルです。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
①購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
②評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

表中の投資待機資金における①購入元本と②評価損益の差額については、過去に保有商品を売却した際の税引き後の売却益、SBIポイントの還元分、SBI証券のキャンペーン現金還元分等が含まれています。

◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+5.0%~ ▲5.0%
×:▲5.5%~

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続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

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さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
5.5%(5.1%)

●リスク
13.8%(13.8%)

●シャープレシオ
0.40(0.37)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
129,000千円(129,000千円)

●評価損益+確定損益分
53,701千円(53,372千円)

●運用期間
117ヶ月(116ヶ月)

●元本平均残高
53,053千円(52,398千円)

●平均年間利回り
10.4%(10.4%)

<概況>

足元ではジリジリと円高になっていて、海外アセットは10月末比で下がっているのですが、一方で日本株式とVTI(ドル建て)がしぶとく伸びた結果、わずかですが運用残高は10月末を超過し、またもや最高記録を更新しました。

さて今月末、つまり2017年の終わりはどのような評価損益でもって迎えることになるでしょうか。ここまできたら2017年は最後まで右肩上がりであり続けているところを見てみたいです。下がり始めるのは2018年からでお願いします。相場の神様。

そうなるとつみたてNISAは2018年から始まるのですから、最初からディスカウントモードに突入して安値買いから始めた方が、のちのちのお楽しみが増えるというものです。

2017年12月 1日 (金)

もしもインデックス投資をやっていなかったなら@WATANKO

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(前々回の記事と同じく、もしもネタです。)

WATANKOは親から継いだ不動産賃貸業に疲れ果てて、証券投資を模索した結果、インデックス投資を知り、2008年にこれを始めました。

もしもインデックス投資に出会わずにいたままであったならどうしたでしょうか。

■不動産投資を追求

疲れ果てたとはいえそれなりに不動産投資の経験を積んだWATANKOは、心身の回復を待って不動産投資をリスタートしていたことでしょう。

現実ではアパートは一棟しか所有していませんが、遊休土地を利用して二棟目、三棟目までは建てていたか。借入金の総額残高はおそらくピーク時で1億数千万円にも達する一方で、かなりの賃貸リスクに晒されていることになります。

天災、人災、大幅な空室率の上昇などが起きていたらどうなっていたことやら‥‥。


■所有土地の処分も早期リタイアも進まず

不動産投資以外のお金の増やし方を知らないままなので、有休土地を処分してその資金を別途増やそうなどとは考えにくかったかもしれません。

また不動産投資リスクに怯えるあまり、その備えとしてサラリーマンの安定収入を重要視して早期リタイアなどとてもする気にはなれなかったでしょう。

さらには子供達にインデックス投資を始めとする証券投資を語ることもないでしょう。親として伝えることができるのが手間がかかる不動産投資だけとはちょっと残念です。

そしてこの駄ブログのタイトルも「不動産投資で好きなクルマを手に入れよう!」と煩悩も控えめ、スーパーカーからトーンダウンしていたかもしれません。(そもそもブログを開設していたかも疑問です。)

■複数で多様な収入源を持つ強み

資産形成において給与所得以外の収入源を持つことは、忙しくなる一面もありますが経済生活において安定感が出てきます。

不動産投資について諸手を挙げて進めるわけではありませんが、インデックス投資もあわせてやることで不動産投資一辺倒に比べたら、リスク分散にも繋がる面もあります。それ故に翻って不動産投資も検討する余地が出てくるのではないでしょうか。

(注)単体比較として現物の不動産投資とREITを比べるならはWATANKOの推奨はあくまでREITです。

インデックス投資とは手間いらずの投資なので他の投資との併用やサラリーマンとしての本業に十分に打ち込む為にも相性の良い選択肢と言えるでしょう。

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