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2017年12月10日 (日)

(続)あの境界線を確かめろ

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(もう、いいのさ。)


<関係者>
斉藤氏:WATANKOが造成工事を行った土地の北側の隣地所有者。故人。
大林:斉藤氏の義弟。造成工事にあたって斉藤氏の代理人としてクレームをつけてきた。
斉藤Jr:斉藤氏の長男。斉藤氏の死後、所有地を相続する。

晩秋の寒空の朝、斎藤Jrの依頼に応じて、WATANKO含む4名が同氏の所有地に隣接する土地の所有者ということで集まりました。

そこにはかつてのクレーマーの大林の姿はありません。もっともその者がいなくとも境界線の確認には一向に支障はありませんが。

■境界線の確認

斎藤Jrの所有地と接する土地の所有者が順番に斉藤Jrと境界線の確認を行います。やがてWATANKOの番になりました。

WATANKOの所有地と、斎藤Jrの所有地は以前のトラブルが起きる前から明確であります。境界線には曲がりがあるごとに杭がしっかりと打ち込まれており、お互いが杭にピタリと接する形にて斎藤Jr.側は擁壁を作り、WATANKO側はブロックを積んであります。境界の位置は疑いの余地がありません。

もしもここで斎藤Jrが少しでも何か異を唱えてきたならば、WATANKOは積年の感情を抑えきれなかったかもしれません。

しかし斎藤Jr.からは特に異論も出ず、確認は淡々と進み、終わりました。

全ての境界線の確認は1時間ほどで終わり、土地家屋調査士を交えて、所有者たちはしばらく雑談をした後に解散となりました。

田舎の土地所有者ばかりなので皆、そこそこ顔見知りです。中にはWATANKO家の代替わりを知らない人もいて、WATANKOに「お父さんは元気かね?」と近況を聞く始末です。

WATANKOとしても自分の所有地の近隣の土地の現在の所有者の顔ぶれがわかり参考になりました。

■相手から聞いたその一言

解散の際になってWATANKOは、意を決して斎藤Jrに、以前WATANKOが所有地を造成した時に出てきた大林は今どうしてるかと尋ねました。

斎藤Jrは聞かれたくないことを聞かれてしまったような嫌な表情を一瞬見せながら、一言だけ返答しました。

「もうあそことはつきあいはない。」

斎藤Jrが嫌な顔をしたのは、WATANKOに聞かれたくはないことを聞かれたからでありましょう。そしてその表情はWATANKOに対して向けられたのか、それとも斉藤Jrと大林との間に起きた何かを思い出し、それに対して向けられたのか。

そもそも10年前のトラブルの時に、斎藤側から出て来たのは大林一人でした。斎藤氏当人や、斎藤Jr.は一切出てきませんでした。こちらも胸糞が悪くなる相手を増やす気にもなれず、そのままでした。

あのクレームはひょっとして大林の独断だったのか。それとも斎藤氏の指示のもとに動いていたのか。そして斎藤Jrはどこまでそれを承知していたのか。

当時を思い起こして気になるところもでてはきましたが、誰が一番の悪党であったかを今更詮索してもあの時の苦痛は忘れられないし、癒されることもありません。

ただ一つ言えることは、あの斎藤Jrの態度からみて、現在の斎藤家は大林との交流を絶っていることがうかがえました。おそらくはもうWATANKOの所有地に関して文句を言ってくることはないでしょう。そもそも大林とておそらくはかなりの高齢となっており、どんな生活を送っていることやら‥‥。

それと今回、昔のことを荒立てなかったのはもう一つ理由がありました。WATANKOが所有する土地の中には斎藤家の所有地と接しているところが他にもあるのです。そこは遊休地なので将来の活用ないし処分を考えていかねばなりません。その時には斉藤Jrとの間でまた境界線の確認が必要になります。

将来のその時に備えて、斉藤Jrと険悪な関係に陥ってしまうわけにはいきませんでした。そして隣接している斎藤Jrの土地もまた遊休土地なので、向こうからみても同様の事情があります。

■今の幸せの前には些細なトラブルにすぎず

WATANKOは10年前、経験がまだ浅く、慣れない不動産投資に四苦八苦していました。流動資産は乏しく、現預金もそれほど持っていない状態です。サラリーマンとしても中堅層になり、いよいよ忙しくなっていました。そのような状況でW田畑のトラブルは本当に辛かったです。

翻って今はインデックス投資というリーズナブルな投資法を続けて来た結果、不動産投資のみの場合と比べて1.5倍の資産額を築くことができました。両親の介護と相続も済みました。仕事の忙しさは相変わらずですが、それ以外はほとんど順調な日々を送っています。

物心共に満たされたこの幸せの前には、斎藤家とのトラブルもいまや路上の小石のような些細な出来事であったと言えるでしょう。こんな矮小なトラブルについての怨嗟を持ち続けることに意味はありません。

いつか斎藤Jrの真意を確かめることができる日が来るのかわかりませんが、たとえそのような日が来なくともWATANKOと子どもたちの未来にはいささかの支障もないことを強く信じています。

WATANKOが遺すエンディングノートにはそう綴っておくことにします。

以上、「あの土地を埋め立てろ」の後日談でした。

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