フォト
無料ブログはココログ

ブログランキング

にほんブログ村

  • 記事紹介

« 待望のラーメン店、しかし開店せず | トップページ | あの境界線を確かめろ »

2017年12月 8日 (金)

不動産を貸す覚悟

A1180_013655

(不動産賃貸とはお金の貸し付けにも等しいです。)

NIKIKEI STYLE マネー研究所に興味深い記事が載っていました。

参照記事

NIKKEI STYLE マネー研究所
眠れぬ人の法律クリニック
土地は貸すと戻ってこない? 地主の「死角」こんなに

一言でいえば土地オーナーは一度他人に土地を貸すと、その賃借人には賃貸を続けることができる強固な権利が備わることがあり、オーナーが賃借人を退去させようとしても時間と労力がかかるケースがあることを警告しています。

不動産を借りた当人わはそこに資金を投じて私有財産を構築ないし保有するのですから、それを簡単に棄損させるようなことはオーナーと言えど簡単にはできません。

昔は土地を持つ者が強く、その土地を借りて生計を立てる者は立場が弱かったでしょう。そういった歴史的背景を踏まえて不動産の借り手に対する賃借権を保護する動きが、遥か明治の時代から続いてきて今日の法制が成り立っています。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

WATANKOはこの駄ブログにて、サラリーマン兼業の不動産投資活動のエピソードを語ってきましたが、その多くはトラブルや苦労話、失敗例であります。

そんなWATANKOの不動産ヘタレ物語を読んで「これは事業用不動産物件の特殊なケースであり、一般的な居住用不動産物件ではこんなことは起きない」と捉える方も少なくないかもしれません。

しかしながら事業用でも居住用でも、一般個人が不動産投資に手を出す際には留意すべきことは共通であります。

WATANKOがこれまで語ってきた不動産投資の注意点を煎じつめて述べるとすれば以下になります。

1.情報の偏在、交渉はいつも不利

一般個人は不動産業者よりも物件や取引についての情報に乏しいです。特に取引する価格となるとその割安/割高の判断が難しいです。一方で不動産業者はたくさんの取引情報やノウハウを持っていますので、交渉の際にはそれを活かすことができるでしょう。

建築業者や設備業者が出してくる見積もその高低の判断が難しいです。いつも相見積もりがそろえばまだ良いですが、それでも比較は簡単ではありません。

2.脆弱な債権回収力、強固な賃借権

不動産オーナーは賃借者が賃料未払い他の債務不履行をおこしても打つ手が限られています。訴訟しても時間と費用倒れになる可能性が多分にあります。対策として一番有効なのは敷金や保証金をあらかじめタップリもらっておくことですが、そのような条件が通るケースは多くはありません。

一方、借り手は賃料未払いでも直ちに追い出されることはまれです。やっていることは万引き、無銭飲食と同じか、もっと多額という意味では重罪ですが、居住権は保護されています。

3.賃借者の事業・生活の影響を大きく被る

事業用物件の賃借者が事業に失敗して破産したり、火事で物件を損失させた。入居者が乱暴で室内を壊したり、事故事件を引き起こした。これらの事業や生活においてトンデモ事態が引き起こされると、あなたの所有する不動産は、普段の賃料の累積ではとうていカバーしきれないほどの損耗を受ける場合があります。

貴方の不動産がもたらす収益は、縁故のない第三者の事業の才覚や、生活態度から大きな影響をうけることになります。

4.対策に時間がとれないため利益減に引き起こす

以上3つあげた留意点への対策は、それぞれないわけではありませんが、一般個人、それもサラリーマンと兼業で不動産投資を行う者であればこれらへの対処に時間をかけられません。

その結果、対策が遅れによる費用の発生や増加、妥協やあきらめ、手間かけない手段や短期解決を図ってしまうがために費用が嵩む、収益をあきらめるという事態を招いてしまいがちです。

■まとめ

脅すわけではありませんが、多額な資産価値がある私有財産を他人の支配下におく不動産投資とは、それ相応の覚悟が必要な投資であります。

1千万円の価値がある不動産を賃貸に供するということは、他人に1千万円をあずけて、そこから毎月お金をもらうことと同義なのです。

不動産投資について、上述のようなデメリットがあるにもかかわらず取り組むのであれば、全ての収益減、費用増のリスクを織り込んでなお株式と同等以上のリターンがでる物件であれば、そのような物件は投資する価値があるでしょう。

そのような物件を探し求める不動産投資、そこに飽くなき夢とロマンを求める者に幸あれ!

(あとがきにかえて)

妻ミサト「よく飽きもせず不動産投資について心配する記事ばかり書くわね。」

WATANKO「世の中、書籍・雑誌でもセミナーでもブログでも不動産投資を推奨する内容が大半です。でも不動産投資のリスクを語る者はまだまだ少ない。不動産投資で不幸になる人を減らすためにも、せめてこの世界の片隅にある駄ブログでアンチテーゼを唱え続けているんです。」

妻ミサト「zzz・・・」

WATANKO「寝るなーっ!」

妻ミサト「あ、そういえばご近所から、なにやら書類が届いているわよ。『境界線の確認願い』ですって。」

ガサガサッ。

WATANKO「これは・・・! この土地は・・・!!」


Mp550x550mattefffffft3u11

甦る10年前の記憶、・・・いや悪夢か。

(つづく)

« 待望のラーメン店、しかし開店せず | トップページ | あの境界線を確かめろ »

不動産投資」カテゴリの記事

コメント

WATANKOさん、こんばんは。
いつも楽しくブログ拝見してます。
(2年ぶりにコメさせてもらいます)

不動産部門の記事は大家さんの大変さが伝わってきて好きです。
話は変わりますがJ REITを少々買いましたが、なんかREITってz自分にはしっくりしないけど株とは違うのでこのままホールドする予定です。

こんたさん

いつも駄ブログをご笑覧いただきまして、ありがとうございます。

またコメントありがとうございます。

REITは分散投資先のひとつとしては適切ですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95774/66137281

この記事へのトラックバック一覧です: 不動産を貸す覚悟:

« 待望のラーメン店、しかし開店せず | トップページ | あの境界線を確かめろ »

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

応援クリックいただけるとありがたく

参考ブログ&サイト