ご近所の不動産投資家列伝
WATANKOはサラリーマンをする傍らで、半ば家業ともいうべき不動産賃貸業を営んでいます。しかしながら営むといっても、主に週末ベースで出来る範囲でやっています。したがい活動範囲もそれほど広範でもありません。
ところでWATANKOの近所には、同じように不動産賃貸業を営む個人(または法人成り)の知り合いが何人かいます。かれらは親が所有していた不動産を活用して不動産投資を行っています。彼らのアグレッシブな不動産投資を紹介します。
■吉田拓郎さん(仮名)の場合
交通量が多い幹線道路沿いに広い土地をもっている吉田さんは、中規模の商業施設を運営する会社に賃貸していました。しかし商業施設は近隣の競合店に押されて営業不振になり、閉店。やがて契約解除になり施設は取り壊されました。
すると今度はその跡地を分割して、回転寿司店、和風のファミレス、コンビニと次々に新規出店を開始します。そこはもともと交通量が多い立地でしたので集客を見事回復し、今はどれも大繁盛です。
いずれの店舗も吉田さん自身が自ら経営するわけではなく、他者に運営させているようです。店舗の中には自己保有物件があるかもしれませんし、そうであれば資金借り入れも相当なものでありましょう。
吉田さんは最初の商業施設の失敗にもめげずに保有土地を再度開発して、見事、不動産賃貸業で成功を得ました。WATANKOがもしも吉田さんと同じような広い土地をもっていたとしても同じような決断ができたとは思えません。
■山下達郎さん(仮名)の場合
WATANKO家と遠縁にあたる山下さん。WATANAKOがその昔、就職活動でお世話になったこともありました。長年、県内のマスコミで仕事をしたのち定年退職後、所有土地を利用して不動産投資を行います。
先ずは2階建ての商業テナント施設を立て、飲食業や美容室、服飾店などを店子にしてちょっとした賑わいスポットにしています。その中の一つには自分の娘にラーメンン店を経営させています。
それから次に老人介護施設を建設して介護のデイサービスを始めます。近隣には既に競合がたくさんあるというのになんと積極的な事業展開。
一方で幹線道路から離れた所有土地は、商業向きではないと判断して売却するなど思い切りもよいです。売却代金で十分な老後生活が送れるとおもいますが、どうやら次の不動産投資も検討しているようです。
■桜井和寿さん(仮名)の場合
桜井さんは薬剤師の資格をとり、よその薬局で修行を積んだあとに、親か所有、経営していた薬局を複数店舗引継ぎました。
しかしそれにあきたらず、近隣の後継者がいない他の個人経営の薬局をいくつか買い取り、自分の薬局の支店に仕立て上げています。そうやって地元の薬局のちょっとしたチェーン展開を行っています。
なにせ買い取った薬局には近隣のお客がもともとついており、売上が見込めます。店舗自体も前の所有者があつらえていたものを居抜きで利用するので、改装コストも抑えられます。
複数の店舗は市内に点在するので毎日見てまわることができ、不在時はアルバイトでカバーするので人の雇い入れをおさえて人件費もあまりかけません。
そして次の一手として、居抜きの改装店だけでなく、薬局の新規出店を計画しているようです。
■アグレッシブに不動産投資をする人達
不動産投資の積極派3人を紹介しました。皆さんはもともと不動産を所有していたという利点はあるも、そこから更に果敢にリスクをとっている人達です。彼らは普通のサラリーマンではありません。専業の不動産投資家であったり、事業者として不動産投資を行っています。
WATANKOは彼らを見ているとすごいなあと思う一方、自分には彼らほどの活発な不動産投資はできないとつくづく感じます。
証券投資、その中でも無難な手法としてのインデックス投資を併用した形にて、不動産投資の過度なリスクはとらないようにしていきます。
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