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2018年2月26日 (月)

VTとeMAXIS Slim、安さを感じるのはどちら

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(どちらも安い!)

毎年この季節になると皆さんお待ちかねのバンガードETFの経費率改定(引き下げ)のシーズンであります。

2、3年くらい前から「もう十二分に安いのですけれど」と思いつつも、バンガードはコスト引き下げの手綱を緩めません。そして今年も3つのETFを対象に改定が行われてきました。

参照記事

バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社
2018年バンガードETF®経費率改定のお知らせ

なかでも大注目はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の経費率が0.11%から0.10%へと引き下げられたことです。

個人投資家の皆さんに大人気のVTの経費率引き下げは、ビックニュースですね。

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さて、VTが海外ETFのチャンピオンとすれば、コスト面からみると一方で外国株式に広く投資するインデックス投信のチャンピオンは現在、eMAXIS Slim先進国株式(以下、Slim先進国株式)でありましょう。

信託報酬は0.1095%(税抜、以降同じ)とこれまた驚異的にローコストです。少し前まで先進国株式のインデックス投信といえば信託報酬0.2%台であり、これでも十分に安いと感じたくらいでしたが、Slim先進国株式は異次元の安さであります。

Slim先進国株式自体では儲けは非常に薄いため、運用会社の三菱UFJ国際投信はおそらくこれだけで儲けようとは考えてはおらず、Slimシリーズは他の同種商品に資金が流れるのを食い止めるための戦略的な商品展開であろうことは明白であります。

とはいえ市井の個人投資家としては素直にこのSlim先進国株式を買うことで、そのローコストを享受するのが全く合理的でありましょう。

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さてこの駄ブログにお越しの皆様におかれましては、VTとSlim先進国株式を比べて、一体どちらのローコストが魅力的に映るでしょうか。どちらのコスト引き下げをより驚異的だと考えるでしょうか。

志としては、VTの引き下げに関しては投資家に寄り添い、共に繁栄していこうというバンガードの姿勢の方に崇高なものをやや感じますが、一方で日本のインデックス投信業界?において三菱UFJ国際投信がとった戦略は、新旧多くの競合商品をほとんど葬りかねない程に、あざといながらも見事であると認めざるを得ません。

この2つの商品のどちらのコスト引き下げに魅力を感じ、そして購入するか。それはまた一方でその個人投資家が海外ETF、インデックス投信のどちらを選好するかというスタイルの違いの現れでありましょう。

どちらにしても、とびきりローコストなインデックスファンドが買える時代。

少々相場がヘナクソになってきたとしても、購入を避けるには惜しいほどにどちらも魅力的な金融商品であることに違いはありません。

・・・おおっと忘れるところでした。VTの経費率の引き下げは、VTのみならずこれを投資対象としている楽天バンガード・全世界株式インデックスファンドにとっても信託報酬の引き下げにも繋がります。こちらも0.23%(税抜、以降同じ)から0.22%に引き下げされることでしょう。

でも投資対象のVTの経費率が引き下げられるたびに、一方で楽天のマージン0.12%の割高感がますます増してしまうのが何とも皮肉に思えてくるのはWATANKOだけでしょうか。

(あとがきにかえて)

当ブログでは「インデックスファンド」とはインデックス投信、ETFを総称する場合に用いております。一方で日本の一般公募の投資信託を指す場合には「インデックスファンド」とは表さずに、必ず「インデックス投信」と呼称しております。

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コメント

株式インデックスの投資という意味では、似たものかもしれませんが、
資産運用とは何かについて、確固たる信頼性があるのはVTですね。
20年、30年先に本当に資産運用していくのか
そのために、できることはコストの引き下げだけなのか
投資資産の質に目を向けるとやはりVTの信頼は揺るぎませんね。
0.1%にまでコストが下がると、後は投資しやすさをとるのか
投資の質をとるのかですね。
本来かかっているはずの購入や売却の手数料を価格に組み込んだり、
それぞれの企業の事情による配当額を享受することは、一社一社の
株式そのものを時価に所持している本当の時価総額保有に近いと
思いますね。
投資信託は、効率やなじみやすさはあるのでしょうが、
一企業の息吹というものがかなりオブラートされていまっていて
所有した感覚が異なりますね。
今は、eMAXIS Slimが正義のように書かれているブログが多いのですが、
どうも、STM、eMAXIS、インデックスe、ニッセイ、たわら、楽天、Slimと次々に
第1候補となるファンドが変遷してきた日本のインデックス投資信託事情に
比べると、なんとわかりやすいのだろうというのが米国ETFですね。
コスト以外のなんらかの理由により、Slimシリーズも第1候補ではなくなる
のだろうなと思います。何に投資しても個人の自由ですが、日本人の
流れやすさからすると、おすすめファンドに一気に流れてしまうと、
償還はなされなくても、事実上衰退したファンドとなってしまいますので、
どうも、日本人が信頼できないというか、ゆえに日本の投資信託に本気で
任せることができないというか、そういう感じがします。
そういう点で、10年後もVTの投資対象としての問題なしの可能性は、90%
以上はありと言えます。でも、日本の投資信託では、残念ながら、10年後も
問題なし(どうして、こんなの買っているの、こっちのほうがいいよという
正義であるかのような嫌は気持ちをもつことがないこと)といえる銘柄は、
1つもないですね。5年ともたないじゃないですか。コストが安くても
運用に問題がある、実質コストが高い、純資産が伸び悩む、ライバルのほうが
絶対にお得、配当込み指数かどうか、などなど、もう面倒を通り越しました。
VTは、やっぱりすごいんですよ。メルセデスベンツのような感じでしょうか。

(名無しさん)

駄ブログ史上、最長のコメントを頂戴しましてありがとうございます。
文面からインデックス投資についての長い経験と見識、そして熱意を感じます。

>0.1%にまでコストが下がると、後は投資しやすさをとるのか
投資の質をとるのかですね。

★コスト競争は信託報酬0.1%台と、もう行きつくところまで来てしまった感があります。
もうこれからのコスト競争は1ベーシスあるいはそれ未満の引き下げレベルであり、コストを引き下げたからといって他社商品よりも確実に優位にたてるかというと微妙なところでしょう。

>コストが安くても運用に問題がある、実質コストが高い、純資産が伸び悩む、ライバルのほうが
絶対にお得、配当込み指数かどうか、などなど、もう面倒を通り越しました。

★インデックス投信には色々と考慮すべき点があり、気になりだしたらきりがありませんね。それはらくちん、ほったらかし投資というスタイルに逆行します。
なおインデックス投資ブロガーにとっては格好のネタが満載なのですが・笑。

>今は、eMAXIS Slimが正義のように書かれているブログが多いのですが、
どうも、STM、eMAXIS、インデックスe、ニッセイ、たわら、楽天、Slimと次々に
第1候補となるファンドが変遷してきた日本のインデックス投資信託事情に
比べると、なんとわかりやすいのだろうというのが米国ETFですね。

★WATANKOは数年前までは、少なくとも自身がインデックス投資をやっている20年間の間はSMT、eMAXIS、インデックスeの時代がずっと続くと予想していました。
彼ら先駆者は大きなリード(純資産と資金流入)をきづき、フォロワー商品の入り込む隙など果たしてあるのかといった具合です。
でも今や、そんな予想はすっかり外れています。それにならえばSlimの天下(なのか?)が5年後、10年後どうなっているのかわかりません。

>資産運用とは何かについて、確固たる信頼性があるのはVTですね。
20年、30年先に本当に資産運用していくのか
そのために、できることはコストの引き下げだけなのか
投資資産の質に目を向けるとやはりVTの信頼は揺るぎませんね。

★VTとて将来はわかりませんので、ここはWATANKOは一応保留としておきたいところです。

>VTは、やっぱりすごいんですよ。メルセデスベンツのような感じでしょうか。

★車好きにはピンとくる例えですね。もう一歩踏み込んでいえば「1990年代初頭までのメルセデスベンツ」といったところでしょう。


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