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2018年4月15日 (日)

ファンドラップを選んだ個人投資家がやるべきこと(その1)コスト負担が大きい事を覚悟すべし

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(ええっ、こんなに払うの?)

WATANKOのような泡沫個人投資家ブロガーがブログ記事ネタに困ったときには、NIKKEI STYLE マネー研究所を覗いてみれば記事ネタが転がっています。

前々回の記事に続き、今回も目に留まったものがありましたので取り上げてみます。

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NIKKEI STYLE  マネー研究所
「ファンドラップ」再び注目 大手が資産管理営業で力

金融庁が金融機関に対して「フィデューシャリー・デューティー(顧客本位の業務運営)」を求める環境下、金融機関が打ち出したのがファンドラップを用いた資産管理型営業というわけです。

大手の金融機関がひとたび方針転換の舵を切れば、それは支店の末端まで徹底され、かつ業界横並びなものですから、ファンドラップの残高はグングン伸びて推計8兆円にも達しました。

同じく分散投資の典型であるバランス型ファンドの残高8.5兆円とあわせると16.5兆円となり、追加型株式投信全体の4分の1を超える規模とのこと。

いつのまにかすごい規模にまで膨らんでいます。

ところでファンドラップを選んだ個人投資家が肝に銘じておくべきことは何でしょうか。

少々長くなりますが、本記事を含めて4回にわけて記しておきます。(長くてすみません、と最初にお詫びしておきます。)


■資産管理の視点はGOOD

記事によるとファンドラップを用いた資産管理型の特徴は「長期運用」と「分散投資」です。どちらもインデックス投資を実践されている個人投資家の皆様にとっては今さら説明は不要でありましょう。

これを金融機関に関して極めて好意的な立場から言えば、

★「長期運用」は、従前の手数料稼ぎを目的とした投信の短期乗り換え(回転売買)をやってきたことに対する反省

★「分散投資」は、リスクがとても高いアクティブ投信を、その時々の流行り廃りにあわせて勧めてきたことに対する懺悔

ということでしょうか。

さらに個人顧客に対してポートフォリオのコア・サテライト戦略を掲げ、リターン追求とリスクの低減をきちんと考慮しているとのことです。


■リスクとリターンを抑えた運用に対してコストの負担は大きい

記事によるとこのファンドラップにかかる費用は、金融機関自体に支払う年間1.5%の運用管理費に投資先ファンドの信託報酬が加わり、年間2%超から3%程度のコストがかかります。

一方でファンドラップの運用について、リスクを抑えるためにアセットアロケーションにおいては国内債券や海外債券(為替ヘッジ付き)の比率が高いとのことです。

これについてどう捉えるべきか。

個人投資家からみれば高いコストを支払いながら、その実、選ばれているアセットアロケーションは債券の比率が高いものであることから、高いコストを控除した後に得られる実質的なリターンの水準が果たして満足のいくものかどうか疑念があります。

例えばFTSE/シティグループ 世界国債インデックス 除く日本 (円)の過去10年の配当込み平均リターンは+2.8%、MSCI コクサイ・インデックス (KOKUSAI) (円)は同じく+7.4%です。

これを用いて試算してみますと債券:株式を7:3とするアセットアロケーションの場合、加重平均でリターンは+4.2%となります。ここから3%もコストを天引きされたら残りわずか1.2%にしかなりません。

この水準の通りとなった場合、専門家に一任した割にはかなりお寒いリターンです。

足元では内外の株式相場の好調に支えられてリターンはこれほどに悪くはないかもしれません。

しかしひとたび相場が下落に転じた時に、ファンドラップの運用成果は、自身の高いコストを支えきれなくなる可能性が高いのではないでしょうか。

<次回予告>

そしてこうしたコストとリターンのバランスの他に、ファンドラップを選んだ個人投資家がまず認識しておいてほしいことがあります。

(つづく)


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コメント

初めまして、Watankoさん。私の母も某対面証券会社で、ファンドラップに加入していました。営業に勧められたと、1000万円もの資金を投資していました。すでにご指摘されていますように、ファンドラップはインデックスで運用しているにも関わらずトータル手数料がとても高く、また、一括の投資や解約しかできない等の制限も多く、お勧めできない商品です。

体験談をシェアさせて頂きますと、パターンは6段階に設定されており、プロファイリングで「安定重視」の枠に入った母の内訳は、日本・外国債券7割、日本株式1割強、外国株式1割強、REIT1割弱となっていました。外国債券およびREITに至っては、1年以上も前から、配当として「元本払戻金」が支払われており、さらに2015年開始後、2017年まで含み損が続きましたが、もちろんその間も年間十数万円の手数料は差し引かれていました。母にそのことを説明すると驚き、今年年初に14万円程の運用益(税引前)が出た時に解約しました。(解約に付き添ったのですが、営業の方に露骨に嫌な顔をされ、衝撃でした!苦笑)。この反省から、母もインデックスファンドや海外ETFに移行し、一括ではなく定期的に購入、自分で運用し始めました。

Nikkei Styleの記事を読むとまだまだ金融機関にとって「良いお客様」が多いようで、日本人全体の金融資産がなかなか増えないのもこの辺にも一因がある気がします。長くなりましたが、Watankoさんのファンドラップシリーズの続編を楽しみにしています!

めぐっぺさん

コメントありがとうございます。

また体験談の詳細ありがとうございます。参考になります。

ただ、だいたい思い浮かべていたとおりの内容でしたが。

>ファンドラップシリーズの続編を楽しみにしています!

第2弾を先ほどUPしました。どうぞご笑覧ください。

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