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2018年4月 7日 (土)

SlimシリーズにeMAXISの命運がかかっているか

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(近頃やっぱり気になるeMAXIS Slim)

先日参加した三菱UFJ国際投信ブロガーミーティングの資料を片付けていると、eMAXISシリーズの残高推移を示す資料に目が留まりました。

20180407


写真の中のグラフのうち、オレンジ色がSlimシリーズを指しています。残高の絶対額自体はまだまだeMAXIS全体の中では少ないものの、その伸長はなかなかに勢いがあります。

■潮目が変わってきたのか

それでは他社の競合商品と比べてどんなもんか。eMAXIS Slimシリーズを代表して、先進国株式の直近6カ月の資金流入額を取り上げてみます。比較対象としては<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ)とたわらノーロード先進国株式インデックス(以下、たわら)の2つを上げれば十分でありましょう。なおデータは投信まとなびから引用しました。

まずは王者ニッセイと、それに必死にくらいつくたわらです。

201804071

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ニッセイは直近6カ月の資金流入額の平均が30億円弱です。インデックス投信の中では相変わらず高い水準です。たわらも10.5億円と粘っています。両者とも1月に比べて2月は資金流入額を下げています。

さて対するeMAXIS Slim先進国株式(以下、Slim)はどうかというと、以下のとおりです。

201804073

2017年12月と比べると1月、2月と2カ月連続で資金流入額を大きく伸ばしています。とくに2月ではニッセイにかなり近づいてきました。

3月以降もこのままニッセイとSlimとの差が縮まり、やがては逆転していくのでしょうか。今後の資金流入額を要注視であります。


■eMAXISの資金流出が目立つ

このニッセイ、たわらとSlimの資金流入額の攻防は、単なる局地戦ではなく今後のeMAXISシリーズ全体の資産残高の推移の点からみても重要であります。

Slimシリーズの登場は、多くの販路に支えられて堅調に伸びている本家eMAXISシリーズの上にトッピングされたネット証券限定のディスカウント商品とWATANKOは位置づけていました。

ところが2017年2月にSlimシリーズが登場する直前の半年間、2016年7月~同年12月のeMAXISシリーズの主要商品の資金流入を調べてみますと以下のとおりです。

まずはTOPIXです。

2018040741

資金流出が拡大しています。

次は先進国株式です。

201804075

これもTOPIXと同様です。

先進国株式の場合、グラフに示されている2016年9月から現在の2018年2月までなんと18ヶ月連続して資金流出しています。

この他に同期間の新興国株式とバランス(8資産均等型)についても、調べてみるとTOPIXや先進国株式と同じ半年間でみると資金流入が下がり続けて、2016年12月には資金流出へと転じています。

201804076

201804077

4つの主要商品の合計は以下の通りです。

201804078

主要商品の傾向からみるかぎり、eMAXSIシリーズ全体は2016年の後半期に入ってきて資金流入がみるみる下がっていると思われます。

つまりSlim登場の背景にはこうした本家eMAXISシリーズの明らかな不振が挙げられます。

■SlimシリーズにはeMAXISの命運がかかっているか

三菱UFJ国際投信(以降、三菱)としては、Slimシリーズは一部の顧客向けのサービス商品ではなくて、衰退の傾向がみられてきた既存のeMAXISシリーズに代わる主力商品との位置付けではないでしょうか。

三菱は、Slimシリーズとはインデックス投信のコスト競争に適度に付き合っておくためのラインナップではなく、こいつが売れないとeMAXIS全体が沈んでしまうとの危機感を持っているやもしれません。

先日のブロガーミーティングで三菱は、「銀行の対面販売とネット専売とそれぞれの売り方にあった商品を揃えていく」と涼しい顔でどちらも伸ばしていくと言わんばかりのトークでしたが、内心はどうであるか。

以上のようなことをつらつらと考えながらSlimシリーズの今後動向に注目していきたいと思います。

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コメント

こう見ると潮目が変わりつつあるのが分かりますね~。

つみたてNISAでは私もslimを買っています。

たぱぞうさん

コメントありがとうございます。

三菱は本家eMAXISからの資金流出をSlimで補うべく必死でしょう。

一時、eMAXISのHPにあるシリーズ純資産合計の推移をピンクのふき出しで隠していましたね。
何故見難い位置にあるのかと訝しげに思っていましたが、やはり伸び悩みを隠すためだったようです。

読者さん

コメントありがとうございます。

本家eMAXISは既に終わっているかもしれません。Slimのこれからに期待です。

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