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2018年5月14日 (月)

叔母夫婦の葬儀の費用

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(あなたはだれに看取られますか)

WATANKOは父が13年前、母が6年前にそれぞれ他界しています。思い起こせば父の葬儀のときには、悲しみにくれている暇などほとんどなく、老齢でほとんど何もできない母に代わって当時36歳のWATANKOが一切を取り仕切りました。

それはもうほとんどイベントの現場マネージャーでした。葬儀業者かかなり段取りをしてくれるのですが、それでも実質的な喪主として色々判断を下したり、訪れた人達に沢山の挨拶をしたり、あちこちを足が棒になる程歩き回ったりしたものです。

なおそれから7年が経って母が亡くなった時にはこうした父の葬儀の経験がだいぶ生きました。

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さて両親の他界後、親族の今後の葬儀で気にかかるのは、近所に住む子どもがいない老いた叔母夫婦のことです。父の妹である叔母とその連れ添いの義理の叔父の夫婦が亡くなった時には甥であるWATANKOが葬儀をあげる必要があると半ば覚悟しています。

義理の叔父の方の親族は、遠くに住んでいるか、音信不通ばかりで当事者能力を欠いており、またWATANKOは幼いころからこの叔母夫婦にだいぶかわいがってもらい、もう一組の両親に近いイメージです。

しかしこの夫婦には貯蓄が全くありません。現在はほとんど叔母の国民年金だけで暮らしており、家計的にはやっと生きながらえているといった状態です。自分たちの墓もありません。自分達名義の家もなく、WATANKOの所有地に亡き父が建てた小さな家屋に住んでいます。

このような叔母夫婦なので亡くなった際の葬儀については、費用面からみて、いわゆる葬儀場のホールを使った葬儀など行えうるはずもなく、それどころかお寺関連の出費も自分達で到底出せない状態です。

WATANKOは上述のとおり、この叔母夫婦に対しては、“もうひとつの両親”のような親近感をもっているのですが、葬儀の出費となると話は別です。葬儀は形式ばった、装飾めいた事柄は一切省き、かかる費用は極力抑える方針です。

なぜなら叔母夫婦が亡くなった後の葬儀にWATANKOが金を使ったとしても、それをありがたがる叔母夫婦自身も子どもそこにはいないからです。

それに数百万円をかけて伝統的な形式の葬儀一式を行うくらいであれば、その分のお金を生活に困窮する現時点の叔母夫婦に渡した方がよほど“生きた金”になるでしょう。(なおWATANKOから叔母夫婦に対する経済的な支援はすでに数年前から実行しています。)

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叔母夫婦の葬儀にかかる費用について、実質的な喪主になると予想するWATANKOは、いざその時が来た時にそなえて、イメージをもっておく必要があります。

葬儀のハードウェアとしては、最近は家族だけで小規模にすませる家族葬を段取りする葬儀業者が増えてきており、それを活用することで伝統的な葬儀よりもかなりコストが抑えられそうです。

問題はソフトウェア?であるお寺関連です。お坊さんにお経をあげてもらう。戒名をつけてもらう等はどうするか。

そんな折、少し古いですが山崎元氏の記事を拝見しました。

参照記事

DIAMOND Online 山崎元のマルチスコープ 2016.11.30
「墓なし・坊主なし」の弔いをやってわかったこと

記事では山崎氏がご自身の父親の葬儀についての実録を語っています。葬儀にはお寺を介さず、近親家族だけで飾ることなく静かに見送ったとのこと。さらにすごいことには父親が亡くなる以前から母親がすでにお墓を撤去していたことです。これはなかなかできません。先にお墓を撤去してしまえば、葬儀の時にはお坊さんの世話になりようがなく、戒名料をはじめとしたお寺関連の費用が丸々かかりません。さらには葬儀の体裁についてもかなり自由度が増えるので安く済ませることもやりやすいでしょう。

WATANKOの叔母夫婦の葬儀の際には、山崎氏の記事を大いに参考にしたいものです。

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最後にひとつだけ追加。

葬儀のお金のかけ方について述べてきましたが、当の亡くなる人にとって本当にありがたいことは、葬儀のお金の有る無しではありません。自分の葬儀を取り仕切ってくれるひとの存在なのです。こればかりはお金では買えません。

通常であればそれは当人の子ども又は孫が該当するでしょう。しかし終生独身あるいは子どもがいない夫婦の場合、どうするか。交流がある甥や姪がいればまだ良いですが、彼らにとっては実の両親以外の世話なので余計な負担を感じる面があることも否めません。

その意味においては、叔母夫婦にとってWATANKOという息子にも似た親族がいたことは幸運でありました。

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家計の管理と支出」カテゴリの記事

コメント

私がご喪主をする場合は家族葬のような安価な葬儀を考えております。イオンならある程度無駄な費用も少ないと思います。後は心の中でずっと供養ですねえ。

たんちんさん

コメントありがとうございます。

今は葬儀の形式について、選択肢が増えましたね。それだけニーズがあるということでしょう。

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