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2018年7月17日 (火)

ニッセイ、信託報酬最安値の座 2018

投信のローコスト競争は現在、ニッセイアセットマネジメント(以下、ニッセイ)と三菱UFJ国際投信(以下、三菱)のガチバトル、そこに商品ラインナップではやや異なりますが楽天投信投資顧問が絡んだ3社にてチャンピオンの座を争っております。

競争の中核はニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズと三菱のeMAXIS Slimシリーズ、中でも先進国株式インデックス連動の商品を対象として信託報酬引き下げの競争が続いています。ニッセイがクラス最安値へ信託報酬を引き下げれば、三菱がすかさず同率1位となるようにeMAXIS Slimシリーズの信託報酬を引き下げてきます。

ニッセイは先行者、三菱は追随者の立場にありますが、昨年末、ここに第三者が割り込む形にでSBIアセットマネジメントがEXE-i つみたて 先進国株式ファンドをクラス最安値の信託報酬(0.1095%、税抜、以降同じ)で設定すると、三菱はこれに追随してeMAXIS Slimの信託報酬を同率まで引き下げました。

さてこの三菱の動きをみて、ニッセイは<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬を引き下げるのか。半年余りの沈黙を破ってニッセイは6月末にニッセイ外国株式インデックスファンド(以下、外国株式)の信託報酬を0.109%に引き下げると発表し、またまた単独最安値を更新しました。

そしてほどなく三菱もまたSlimシリーズの設定時の方針に従ってeMAXIS Slim先進国株式インデックス(以下、Slim)の信託報酬を同率まで信託報酬を引き下げて現在に至っております。

■ニッセイは先進国株式アセットでは絶対に負けられない

<購入・換金手数料なし>のうち、外国株式は純資産が957億円(2018年6月現在、以降同じ)に達し、古豪であるSMTグローバル株式インデックス(675億円)をとうに上回って、ローコストなインデックス投信で断トツのチャンピオンであります。毎月30億円もの資金流入があり、個人投資家からいかに厚く支持されているかが窺える純資産の伸びであります。

しかしながら<購入・換金手数料なし>シリーズ全体の純資産は、12商品合計で1.330億円にとどまり、このうち外国株式が957億円と7割強を占めています。このシリーズは商品ラインナップの多くで信託報酬が最安値となっていますが、その純資産は外国株式の次がTOPIXで180億円、先進国債券が93億円となっており、信託報酬が安い割には伸びてはいません。

つまりはニッセイにおいては<購入・換金手数料なし>シリーズのうち、外国株式こそが個人投家の支持と収益の中心であります。外国株式がひとえにシリーズ全体の純資産の伸長の牽引役となっているというエビデンスがあるからこそ、三菱が追随するとわかりつつも信託報酬最安値の座をゆずるわけにはいきません。

■晩秋まで待てなかったニッセイ

ニッセイは毎年11月に<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬を引き下げてきました。それはあたかも同年のFund of the yearのトップ獲りを狙ったタイミングかのように思えます。

その真否はともかく、今年は例年の傾向に反してはや6月に信託報酬を引き下げてきました。

ニッセイのこの早い決断は、個人投資家にとってはありがたいですが、その背景を推察するに、外国株式とSlimの資金流入の推移が影響しているかもしれません。

直近1年の外国株式とSlimの月次の資金流入を比較してみます。

Notes)金額単位は億円です。

201807171

2017年12月までは外国株式には毎月30億円の資金流入がありましたが、2018年に入ってからは、資金流入が2割から3割目減りしてきています。

一方のSlimは12月に前述のとおり、EXE-i つみたて 先進国株式ファンドにあわせて信託報酬を引き下げ、その結果、外国株式を下回ったことによる影響からか、資金流入が2017年の水準から一気に4倍前後にまで急激に伸びています。

外国株式の目減りと同時期におきたSlimの急激な伸び。

WATANKOがもしニッセイの担当であれば、この2つを結び付けて危機感をもったことでしょう。

<購入・換金手数料なし>シリーズの唯一にして大黒柱である外国株式。その背後にはSlimがヒタヒタと迫ってきたわけです。潮目が変わってきたのかもしれないと捉えてもおかしくはありません。

かくしてニッセイは、晩秋の定期引き下げ時期まで待ってはおれず半年近く前倒しで信託報酬の引き下げを実行した・・・。そんな風にWATNKOは読み取れました。

■まとめ

三菱とのローコスト競争に勝つために、ニッセイは今年、例年よりも早く信託報酬を引き下げできました。WATANKOは、ニッセイのこの判断は正しいと考えます。ともかくも薄利で商売を続ける以上、多額の資金流入を維持することが必須の要件だからです。

今回の信託報酬の引き下げにあたって、ニッセイにおける販売会社との交渉はいままで同様に大変であったかと推察しますが、その際の最大の説得材料が「引き下げによって高い資金流入が今後の見込まれる」ことであったでしょう。

ニッセイの外国株式は、純資産がもうすぐ1,000億円にと届こうかという水準です。一方のSlimはまだ100億円半ばの水準です。

信託報酬は同率、純資産の差は800億円もある。三菱は信託報酬で単独最安値を目指すわけではない。

これらを総合すると、今はまだニッセイの天下といっても良いでしょう。

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ニッセイ、信託報酬最安値の座 2015(2015/11/14)

ニッセイ、信託報酬最安値の座 2016(2016/10/22)

ニッセイ、信託報酬最安値の座 2017(2017/10/7)


2018年7月15日 (日)

天に星、地には花、君にロードスターを

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(空と大地と繋がっている)

WATANKOは20代の頃、マツダのロードスター(NA)を愛車にしていました。その頃のオープンカーライフが忘れられずに21年を経て2015年7月にふたたびロードスター(ND)のオーナーとなりました。

NDが我が家にやって来た時には、長年離れていた恋人に再会したような懐かしさと嬉しさがこみ上げてきたものです。

関連記事

NAからNDへ、ふたたびロードスターと過ごす日々の始まり(2015/7/19)

(続)NAからNDへ、ふたたびロードスターと過ごす日々の始まり(2015/7/20)

NDロードスター@1,000km(2015/9/21)

ロードスター NAとNDを乗り比べ(2015/12/4)

再びロードスターのオーナーになって1年が過ぎました(2016/7/29)

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(早朝、とある田園にて)


さてNDのオーナーとなって今月でちょうど丸3年が経ちました。

■インプレッションは不変

オーナーとしてNDを3年間ドライブしましたが、購入当初の印象は今も変わりません。

ロードスターは初代モデルのNAも、そして現行のNDでもエンジンパワーが乏しく、非力だという意見を時折聞きます。

しかしながら実際に操ってみると、ドライバーにほんのすこしの技量と度胸があれば高速道路以外の市街地や郊外では、軽量ボディによる軽快な走りでもって大抵の他車をリードすることが可能であります。

排気量1.5L、たった131馬力ですが、小さくて1t前後の軽いボディはとりまわしがよく、街中でも郊外でも小気味よく加速しますし、コーナーにも思い切ってとび込んでいけます。そして制動距離も短いので止まるのが簡単です。

車にどんな挙動が起きても手の内でコントロールできるように思えてきます。

まさに軽量ボディは、エンジンのパワーに勝るとも劣らない車のバリューであります。

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(懐かしのNAとの2ショット、その1)


■空と大地とドライバーがひとつに繋がる

オープンカーは上を見上げれば屋根はなく、ドライバーの目線はそのまま空に向かいます。ちょっと大げさに言えばドライバーの身体は車の中にありながらも空とも繋がっています、

さらには外部の風と気温と湿度に触れながら、草花の香りを嗅ぎながら走ると、ドライバーはまるで大地の一部であるかのように感じます。

そこには空と大地とドライバーが一つに繋がっていく感覚が広がっているのです。

その上で、ロードスターはあたかもドライバーの身体の一部となったかのように4つのタイヤで大地をたしかに捉えなら、俊敏なチーターのように疾走します。

ボディが軽いためタイヤを通じて路面の状態がしっかりと伝わります。綺麗に舗装された道は滑らかに、凸凹した道はボディがせわしなく揺れます。

そこにはまたドライバーにとって自分の足で走っているがごとくダイレクト感があります。

まさに天に星、地には花、そして私にはロードスターがあります。これで十分です。

車好きにとって、この他にあと何が必要なのでしょうか。

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(自然との素晴らしき一体感)


■人生は有限

再びロードスターのオーナーになって3年。若い時の記憶にある感動と気持ち良さは20年以上経った今でも不変でした。

空と大地との一体感。豊かな自然の中でそれを感じる時にWATANKOはドライビングの根幹的な楽しさを味わっています。

人生は有限ですので、WATANKOは車を運転する場合には、極力その喜びを最大限得るルートとモデルを選びたいです。混雑がなくて自然に囲まれた道をロードスターのようなオープンカーで走ることがまさにピッタリです。

また、もし息子たちが、オープンドライブの魅力をWATANKOと同じように十分に理解して、欲しがったとしたらその時は、ワタンコのNDを譲ろうと思います。

でも、たとえNDを譲ったとしても、WATANKOの今後のカーライフにはオープンカーは欠かせません。その後の車選びにおいてもオープンカーないしはタルガトップを選ぶことに躊躇はしないでしょう。

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(懐かしのNAとの2ショット、その2)


(あとがきにかえて)

街中でミニバンと並走していると、ミニバンに乗っている子どもが物珍しいオープンカーに見入ってきます。そんなときWATANKOは子どもに手を振ります。すると大抵の子どもは驚きつつも、嬉しそうに手を振り返してくれます。

子どもたちはわかっているのです。

オープンカーがいかに素敵な乗り物であるかを。

そしてそれを運転するドライバーがいかに幸せであるかも。

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(40kmで走っても楽しい車)

2018年7月14日 (土)

2018年7月の積み立て購入商品

【7月13日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

145,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

57,660千円

■損益率

40.0%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

WATANKOは給与所得と不動産賃貸収入から得た余裕資金をもって日本株式、先進国株式、新興国株式のインデックス投信をSBI証券にて毎月積み立て購入しています。

さて今月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

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さらに7月の仕入れの結果、6月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)
*表中の金額単位は円です。
*NISAは暦年ごとに損益を認識する必要があるため2018年の分のみの表記としています。

201807313

さて、新興国株式クラスにおいて基準価額の下落が続いています。いまや米国株ブームの中、新興国株式など誰も見向きもしなくなっているのかもしれませんが、ここにバーゲンセール有りみて、買いに走る個人投資家がいてもおかしくはありません。

こうしたナンピン買いは個別株ではそら恐ろしくてとてもできませんが、市場全体となればその垣根はかなり低くなるのではないでしょうか。

今日の基準価額を明日以降上回る日が決してやってこない。

そんなことはありませんよね。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「私達の今日の夫婦愛のレベルも、明日以降、上回る日は決して来ないのかしら?」

WATANKO「それは貴女次第でしょうね。(キッパリ)」

妻ミサト「!!!(先に言われた。)」

2018年7月12日 (木)

BNDからの2018年7月分分配金

WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2018年7月分の分配金が支払われました。税引き後で442.15ドルです。

これまでの推移は以下のとおりです。

201807311

続きまして債券に関する雑感です。

自分の購買物には、高いけどその効能が大当たりかまたはハズレな商品があれば、安くて品質が安定している商品もあります。

たとえば後者については、いつも食べる定番の定食や、ちょっとお気に入りの普段着等が該当するかもしれません。WATANKOにとってはBNDもまた同様であり、経費率は低く、ボラティリティが小さい、分配金も安定しているという「安くて品質が安定した」商品のひとつであります。

いつも本記事の冒頭には、外国債券不要論に対するアンチテーゼとして「資産運用のひとつの実験」と題していますが、BNDについてはもう実験の域は脱して「実証された良品」と認め、これを長くホールドしていきたいと思います。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「じゃあ、わたしも『安くて品質が安定した』妻かしら?」

WATANKO「私の口からはとても答えられません・・・。」

妻ミサト「!!!(どういう意味よ!?)」

2018年7月 8日 (日)

インデックス投資ナイト2018に参加しました-今年も光った個人投資家の登壇

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(今年も参加してまいりました。)

インデックス投資家にとって、すっかり恒例となった夏フェスであるインデックス投資ナイト2018に参加してきました。

関連記事

インデックス投資ナイト2018のチケットを入手-投資のイベントに参加するようになった理由(2018/6/16)

会場は昨年から渋谷に移転した東京カルチャーカルチャーです。アクセスも会場のレイアウトも本イベントにちょうどよい印象であります。

本イベントは例年同様、今年も大いに盛り上がりましたので、参加されたブロガーの方々から順次詳細がブログ記事としてUPされるでしょう。

おっと早速1本UPされた模様ですので、以下にて紹介させていただきます。

相互リンクいただいている青井ノボルさんのブログ記事です。

紹介記事

インデックス投資で長期縦走へ
インデックス投資ナイト2018に参加しました

イベントの詳細な模様については、今後も他の投資ブログで熱くレポートされると想定して、本稿ではWATANKOの感想を取り上げていきます。


■第一部 ブロガー対談 「米国株投資と国際分散投資、どっちがいいの?」

たぱぞうさん、水瀬ケンイチさんの2大投資ブロガーに行司役?の日経新聞の田村正之氏を加えてイーノ・ジュンイチさんの司会進行のもとに表題テーマについてのトークショーです。

米国株投資と国際分散投資の優劣論は、今一番ホットなテーマかもしれません。今年の本イベントのプログラムのトップバッターにもってくるとは実行委員の皆さんのセンスにとても納得です。

成長が期待できる優れたインデックスに特化する形としての米国株投資と、予想が困難な将来のリスクへの備えとしての国際分散投資。この2つの比較は突き詰めればリターンとリスクのどちらを優先するかという選択ではないでしょうか。

ただしここ数年は、米国の株式市場が好調なため(田村氏は、これを「追い風参考記録」と絶妙に表現)国際分散投資のリスク低減の主張はやや劣勢な印象がありました。(あくまでWATANKOの印象です。)

ただしもしも本イベントが、株式相場がそこそこ下落している時に開催されていたらどうであったでしょうか。

個人投資家達はリスクへの感応度が一気に高まっていたことでしょうし、国際分散投資の説得力が増す地合いとなっていただろうとWATANKOは予想します。

それともうひとつ。今回、登壇された米国株ブロガーのたぱぞうさんの語り口はとても印象的でありました。

たぱぞうさんは、おそらくは米国株ブロガーでもっとも著名な部類に入る方ですが、偉ぶることなく自身のこれまでの投資遍歴や今の投資行動、考え方について、ひとりの個人投資家として肩肘張らずに等身大で親しみが持てるコメントを、ユーモアを交えつつ落ち着いた口調で発していました。その内容は聞き取りやすく素晴らしい語り口でした。

■第二部 特別ゲスト登壇「金融庁になんでも聞いてみよう!」

つみたてNISAフェスティバル等金融庁のイベントでお馴染みの今井利友氏(金融庁 総務企画局 政策課 総合政策室 金融税制調整官)を迎えたQ&Aセッションです。進行役は今年の本イベントの実行委員長のASKさんです。

今井氏からは、複数のNISA制度がある意義や利用法についての説明の他、NISAの恒久化を目指す旨のコメントがありました。

税制の優遇措置について、恒久化というのはハードルが高いとWATANKOは考えますが、いち国民として、期待をしておきたいところです。

がしかし、それよりもつみたてNISAの年間非課税枠の引き上げこそが次に実現すべき課題であるとWATANKOは考えます。年間非課税枠が例えば600千円に引き上げられれば、毎月の投資額もキリがよくなりますね。

あと、個人投資家においても恒久化を訴えるのではあれば、彼らは当然ながら先行してNISAは積極的に活用すべきでしょう。つみたてNISAは20年間非課税ですが、わずか(!)20年間の期間すら活用し切れない人が、さらに長期に活用が可能となる恒久化を求めることなどおかしな話ではありませんか。

上述のつみたてNISAの年間投資枠の引き上げも含めて、制度の拡充を求めるのではあれば、完璧とは言えない現行の制度であってもこれを活用することで個人のNISA活用の実績を上げていくことが必要です。

民間企業でも官公庁でも事業・制度を拡充させていくにあたっては実績がモノを言うはずであることは、今更WATANKOが述べずとも、聡明なる個人投資家諸氏にとっては十分にご存知でありましょう。

■第三部 有識者座談会「インデックス投資を継続するためのメンタリティ」

山崎元氏、竹川美奈子氏、投資ブロガーのゆうきさん、個人凍死家テリーさん(当日発表のサプライズ参加)らによるパネルディスカッション。進行役はお馴染みのカン・チュンド氏です。

山崎氏はいつも通りの辛口を添えた見識を披露されました。ひとつあげるとすれば、投資の手法というものは誰それが、いかなる状況下でやろうとしても、それに左右されずに手法の是々非々は決まっているという考え方です。

そしてなんといってもサプライズはテリーさんの登壇であります。大げさに言えばテリーさんの正体が明るみになった時点でもうこのセッションは終わって決まってしまったようなものでした。

テリーさんとはオフ会でも何度かお会いしており、当人の投資に対するスタンスや考え方はWATANKOにとっては既知のものでしたから、今回のテリーさんのトーク内容には特段に驚きはありません。テリー氏の投資に対する飾り気ゼロで、あまりに正直(失礼)な意見に思わずニヤリとさせられました。

■まとめ

今年のインデックス投資ナイトを後で振り返った時に一番記憶に残るのは、たぱぞうさんの語り口やテリーさんの本音トークでありましょう。

本を書いたり、マスコミに出てくる有識者、それに関係官庁の方々の話はとても参考になりますが、彼らが発進する内容はメディアや官庁主催のイベントでいくらでも触れる機会があります。

しかし一方で、我々と同じ等身大の個人投資家が発する言葉こそが、このイベントの一番の醍醐味であると改めて強く思いました。

やはりこのイベントにおける最も魅力的なコンテンツの提供者は市井の個人投資家であります。

これからも個性的でありながらも参加者の共感を得られるような素晴らしい個人投資家の方々が、このイベントで登壇し続けることを期待しています。

実行委員の皆様におかれましては、素晴らしいイベントを企画・運営いただきましてありがとうございました。いち参加者にすぎませんが、御礼の言葉を述べさせていただきます。

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(登壇された方々です。)

2018年7月 7日 (土)

VTIからの2018年2Q分配金

WATANKOは所有する不動産物件のなかにある遊休物件について、これを処分して、「不動産を賃貸して得る収入」から、「証券をバイ&ホールドして得る分配金収入」に運用方法を切り替えています。

そのビークルとして採用した証券はバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)。購入元本は1株126.66ドル×2,600株=329,336.60ドルです。当時の換算レート(111.26円/$)で36,643千円です。

■分配金収入

さてVTIの分配金は年4回、四半期ごとの支払いであり、WATANKOはVTIを購入して以来、4回目となる2018年第2四半期(2Q)の分配金を受領しました。税引き後で1,128.16ドルです。円換算すると6月末換算レート(110.78円/$)にて124,978円になります。

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合計4回の累計をもとに単純年換算すると496千円、円建ての分配金利回りは1.35%となります。

■トータルリターン

元本投資額の評価額について、3月末に比べると外貨建てで基準価額は上昇かつ円安となり、円建て評価額は40,440千円に上昇して評価益は+3,797千円、+10.4%まで拡大しました。

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分配金収入合計とあわせて13か月でのトータルリターンは+4,293千円、+11.7%となりました。

■証券投資VS不動産賃料収入

さて冒頭に書いたとおり、WATANKOは不動産賃料収入を証券保有による分配金収入に切り替えたわけですが、この13ヶ月間での分配金収入496千円は月額になおすと38千円となります。売却した遊休土地を賃貸に供した場合に得られる月額収入(数十万円)の水準には遠く及びません。

比較としてはこれにキャピタルゲインを加えるべきですが、そのキャピタルゲインにしても変動があるため、いっときの結果をもって一喜一憂しても仕方がありません。これは比較する不動産の方にしても同じことがいえます。こちらは証券と異なり、時価がそうそうにはわかりませんのでキャピタルゲインを比較しようがありません。

結局は証券投資が不動産投資よりもよいリターンを出すことができるかどうか、かなり長期間を経たあとの結果を待ってみないとある程度の推測すらも難しいでしょう。

前回報告と同様にバイ&ホールドを続けるとしましょう。

2018年7月 4日 (水)

確定拠出年金-2018年6月末運用状況

WATANKOの勤務先では2007年1月から確定拠出年金(DC)を導入しており、当ブログでは半年毎にその運用状況を紹介しています。

制度開始当初はメガバンクの3年定期預金を選んでいましたが、その後、余裕資金でインデックス投資を開始したことにあわせて、DCでもインデックスファンドを組み合わせたポートフォリオでもって運用開始しました。

現在は積み立て購入を先進国株式インデックス投信1本に絞り、その他は売却して3年定期預金にてストックしています。

そのシンプルなポートフォリオの現在の運用状況は以下のとおりです。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆金額単位は千円です。

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勤務先が加入しているDCのサポートサイトから運用状況の詳細を知ることができ、そのサイトによると設定来の運用利回りは5.7%(前回記事17年12月末時点では6.35%)とのこと。3年定期預金分は利回りには影響しておらず、前回からの変動はもっぱら先進国株式インデックス投信の基準価額の変動によるものです。

一方で、このポートフォリオについて「my INDEX」で過去平均リターン、リスク、シャープレシオを測ってみると以下です。(カッコ内は17年12月末時点)

●過去平均リターン
 3.5%(4.4%)

●リスク
 12.1%(12.0%)

●シャープレシオ
 0.29(0.36)

DCの運用状況は半年おきに損益状況をチェックするのみですが、前回17年12月末に比べてリターンは悪化しました。

さてWATANKOの確定拠出年金のうち、3年定期預金分はかねてよりリスク商品への振り替えを行うと過去記事で宣言し続けておりました。

しかしながらここで欲が出てしまって相場の下落を待ってしまい、今に至るまで振り替えができていません。

さてどうしたものかと考えたところ、今現在のWATANKOの特定口座、NISA口座も含めたトータルでのポートフォリオにおいては、長年の積み立て投資の結果、3年定期預金分のシェアは1%強まで低下しました。

よってリスク商品への振り替えについて、急ぎ真剣な検討に入る気にはなれず、ほったらかしの状態でもよいかと考えています。

相場の下落が起きれば、先進国株式インデックス投信に振り替えますし、たとえそれが起きなかったとしても、それはそれで良しとします。

2018年7月 2日 (月)

最後のキャリア-本日から新しい職場で仕事開始

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(今日から新しい職場、頑張るぞい。)

WATANKOは以前、勤務先での人事異動の内示を受けておりました。今まで経験のない新しい分野で7月から仕事をする予定でありました。

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新しい仕事に取り組むから、早期リタイアの検討は一時中断(2018/1/29)

ところが6月に入って昨年の自分の業績評価のフィードバックを受けようと上司を訪ねた際に、当初異動を予定していた社内部署から突然、異動先の変更をあわせて告げられました。

おいおい、異動まで1カ月を切るこの時点で変更かいと思いつつも、詳しい内容を聞くと社内での異動ではなく、子会社のC社に出向することになりました。

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実はC社はWATANKOがかつて30代前半に3年ほど出向した経験がある会社でした。あの頃のWATANKOは勤務先(親会社)では営業を担当しており、出向先の子会社でも同じく営業を担当しました。

出向当初、C社には知り合いもおらず、一人で取り扱い商品を覚え、顧客をまわらなければなりません。更には今までの上司の指示のもとに動くスタイルから、C社ではポジションが1つ上がり、自分で判断し、社内を動かし、結果を出さねばならない立場となりました。

当時は関東各地はもちろんのこと、長野や大阪、大分など各地をまわって顧客や競合先と切った張ったをやってきたものです。

そこでは頼る者も乏しく、いやがおうにも自分自身の判断力と行動力が鍛えられることになり、ビジネスマンとして成長する機会を得ることができました。

やがて3年の出向期間を半年残す頃になって、当時、C社の社長と営業本部長から、このままC社に残ってはくれまいかと誘いをうけました。二人とも親会社から転籍してきた役員でWATANKOのことを買ってくれており、WATANKOもまたとても信頼を寄せる人達でした。

WATANKOは、この時すでにC社での仕事に大きな自信と愛着を持ってはいたものの、まだ30代前半であり、次は親会社に戻って自分がどこまでやれるのか試したい気持ちの方がまさっていました。

「お誘いは嬉しいですが、また親会社での仕事をやり切ってはおりません。将来、どこかの子会社に移れと言われる日がきたら、間違いなくC社を選びます。」と2人に告げて、親会社に戻っていきました。

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WATANKOは親会社に戻ってから以降、営業からは外れて3つの部署と海外子会社を渡り歩き気がつけば16年が経っていました。そして50歳の今年、C社への2度目への出向の機会が巡ってきたというわけです。

今回の出向を聞いた際に、なんと本当にC社でまた働く機会を得ることになろうとは、これはいかなる僥倖、はたまたは呪いなのかと驚いたものです。ともかくも以前の気持ちは変わらず、出向する子会社を選べるのであれば、WATANKOにとってC社以外の選択肢はありません。

現在のC社を調べてみると、かつてWATANKOが出向していた頃に親しくなった同年代の同社社員たちの多くが部課長として残っているのをみつけて嬉しくなりました。

WATANKOはこれまでと比べて、C社ではポジションも2つほどあがりことにあり、その分責任も重大でありますが、以前出向した時に感じた孤独な気持ちはありません。

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50歳のWATANKOが、この時期に子会社に出向するというのはなんとも微妙であります。もしこれが銀行などの金融機関であればまず間違いなく肩叩きであったことでしょう。

WATANKOの今回の出向がそれに該当するかどうかは実際のところわかりませんが、重要なことはWATANKOは今回の出向に際して仕事のモチベーションをどれだけ持てるかということであります。

それに関しては、早期リタイアを望む身からすれば残念なことではありますが、WATANKOの仕事のモチベーションは今回の出向によって上がってしまいました。

C社から戻ってから以降の16年の仕事経験をフルに活かして、この会社をどこまで変えることができるか。WATANKOにとってリタイアする前に取り組むのにちょうどよい最後のキャリアとなるかもしれません。

「将来、どこかの子会社に移れと言われる日がきたら、間違いなくC社を選びます。」と告げた日から16年。

C社の当時の社長と営業本部長、WATANKOは約束どおり戻ってきましたよ。

今日からC社に出勤開始です。いってまいります。

2018年7月 1日 (日)

2018年6月末運用状況

気がつけば梅雨明けとなり、猛暑で迎えた6月末日。グッタリであります。

オープンカー乗りにとっては高温多湿、紫外線MAXのシーズンは屋根を開けるのをためらいます。仕方なく代わりに乗りまわずのは11年落ちのくたびれたセダン。でもエアコンが効いた車内は至極快適です。

ついでに言うと相場もまずます快適です。3月末以降、3か月連続で評価損益は前月末を上回りました。

ということでインデックス投資を初めて10年4ヶ月、124ヶ月が経ちました。2018年6月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは110.76円/ドルです。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
①購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
②評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

表中の投資待機資金における①購入元本と②評価損益の差額については、過去に保有商品を売却した際の税引き後の売却益、SBIポイントの還元分、SBI証券のキャンペーン現金還元分等が含まれています。


◆評価記号の内容は以下です。
(投資期間の長期化に伴い、2017年12月から評価基準を引き上げました。)
◎:+50.0%~
○:+35.0%~+50.0%
△:+20.0%~+ 35.0%
▲:+5.0%~ +20.0%
×:+5.5%~

201806304

続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201806305

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
4.5%(4.6%)

●リスク
13.2%(13.3%)

●シャープレシオ
0.34(0.35)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
145,000千円(145,000千円)

●評価損益+確定損益分
51,748千円(51,276千円)

●運用期間
124ヶ月(123ヶ月)

●元本平均残高
58,244千円(57,538千円)

●平均年間利回り
8.6%(8.7%)

<概況>

WATANKOのポートフォリオについてみますと、5月末比にて日本株式は横ばい、先進国株式と先進国債券は増益、新興国株式は減益となりました。合計では5月末比で473千円とわずかながら増益を達成です。

この473千円ですが、6月末の運用残高196,749千円に対しては0.2%であるため、「わずかながら」と記しましたが、一方で一般的なサラリーマンの収入の目線からみれば、給与とは別に、わずか1カ月でこの利益を得ていることはちょっと驚きです。

473千円とは勤続28年目のWATANKOの額面給与から各種税金・社会保険料、生命保険料、確定拠出年金のマッチング拠出額を控除した毎月の手取り給与額に近い金額です。

毎日、上司にペコペコ、部下から突き上げをくらう悲哀の中間管理職が汗水たらして働いて得るお金に近い金額が、ファンド(あるいは個別株、その他リスク金融商品)を買って保有するだけであっさり獲得できるわけです。この魅力に取りつかれる個人がたくさん出てくるのも頷けます。

一方で、その裏でWATANKOは1億円を超える元本をリスクに晒していることも忘れてはなりません。リスクに晒す以上、WATANKOはこんな大金を分散なしには市場に投入できません。これからも「リターンが高いからXXXに集中投資をしよう」なんて決して考えないでしょう。

投資のリターンとはかくも甘美、リスクとは恐ろしいものです。


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