(続)先進国株式インデックスファンドのシェア@2018
(前回からの続きです。)
前回、先進国株式アセットクラスのインデックスファンドの純資産ならびに資金流入におけるシェアを調べてみました。
その続きとして次に信託報酬と資金流入の関係を見てみます。
■商品の分布図
信託報酬と資金流出入の2軸の中に各商品をプロットした分布図を作成してみました。
Notes)
横軸は信託報酬(税抜)、縦軸は資金流出入の直近6か月(2018年1月~6月)の平均月次額です。
分布図をみると、旧年金積立、旧中央三井などリーマンショック前から設定されている古豪の商品、SMTやeMAXISなどかつてローコスト投信と呼ばれていた商品、そして今のローコスト商品の3つのグループに分けられます。
これをみると32本も商品があっても人気があるのは前回の指摘と同様にニッセイ、Slim、あとはせいぜいたわらくらいです。あとの野村インデックスファンド・外国株式(Funds-i)、SMT、SS外国株式、EXE-i などは残っている既存顧客が買い続けてくれてなんとか命脈を保っています。それ以外のものは投資先のマザーファンドから見ればないよりはマシといった存在にすぎないかもしれません。
2年おきに比較を続けていますが、だんだんと優勝劣敗がはっきりしてくる傾向が強まっている印象です。
■信託報酬
さていまどきの先進国株式インデックスファンドのコスト水準を測るべく、32本の商品の信託報酬の単純平均を算定すると0.469%となりました。
これは2014年の0.591%、2016の0.568%から引き下がってきています。
原因としては信託報酬0.2%以下の商品が32本中12本もあり、これらが全体の平均を引き下げているためでありましょう。
■まとめ
先進国株式インデックスファンドのこれから先の勢力図はどう変わっていくでしょうか。
WATANKOの勝手な予想ですが、今後、よほどの新商品が出てこない限りニッセイ、Slim、そしてたわら以外は資金流入の面では廃れていきそうな予感がします。
さらにはニッセイやSlimにとって当面資金流入を争う相手は、他の先進国株式インデックスファンドではなくて、米国株式インデックスファンドかもしれません。
参考までに、楽天・全米株式インデックス・ファンドのデータは以下のとおりです。
純資産 154.8億円
資金流入 16.66億円
2017年8月設定から1年たらずでこの数字です。結構積み上がっています。
ニッセイやSlimはこれとも競っていかねばなりません。
次回2020年、オリンピックの年はどんな一体どんな様相でしょうか。
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