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2018年8月25日 (土)

2018夏、ETF収益分配金の再投資-VTI

【8月24日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

145,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

50,851千円

■損益率

35.1%

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前回とりあげました国内ETFの1306、1308の収益分配金の再投資に続く第2弾として、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)の直近1年間に支払われた4回の収益分配金を、先日まとめて再投資しましたので報告します。

再投資にあたっては、収益分配金に加えて1年前の購入時に余っていた預金の約19千ドルも合わせて実行しました。


Notes)表中の金額単位はドルです。

201808251

VTIの基準価額は、1年前に2,600口購入した際の126.66ドルに比べて、今回再投資での基準価額は146.43と15%も高い金額です。

でも、例えば「せめて135ドルくらいまで下がってから再投資しようか。」などと、実現の見通しも建てられない方針を掲げたとしても、結局は実行に移せずに無策のままに過ごすのと同じになりそうです。

それに今回の再投資の結果、平均購入単価は126.66から127.83と上昇は1ドル余りにすぎません。このわずか1ドル余りの平均購入単価の上昇=利益体質の低下にビビるくらいでは長期投資なんて続けることはできません。

一方で今後は再投資分の株式口数分だけ、収益分配金が更に支払われることになり、これは着実に見通しが立つことであります。

こうして収益分配金を再投資することで、いわゆる「資産が雪だるま式に膨れていく」プロセスを肌感覚として身につけていく。

それもまた長期投資に資するお作法であります。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「うーん、今年の収益分配金は、どのコスメ予算に充てようかしら・・・。」

WATANKO「え~、残念ながら再投資に廻してしまいました。」

妻ミサト「私のブイティーアイを勝手に弄ってはいけません!貴方だって飲み代にあてたくせに(前回記事参照)」

WATANKO「!!!」

2018年8月22日 (水)

2018夏、ETFからの収益分配金を再投資-1306&1308

前回記事で保有する国内ETFのTOPIX連動型上場投資信託(1306)と上場インデックスファンドTOPIX(1308)から支払われた収益分配金について、昨年以前分とあわせて再投資する旨を書きました。

今回、再投資を実行に移しましたので報告です。


Notes)表中の金額単位は円です。

201808221


さらに今回の再投資の結果、それまでと現在を比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

201808222

こうやってETFからの収益分配金を手動で再投資してみると、「嗚呼、私は複利で運用している。」と実感が湧いてきます。

しかしながら再投資するといっても、収益分配金の支払いは相対的に税金の前払いを生じさせているので、そこはちょっと残念なところではありましょう。

また個人投資家の中には、目の前に支払われた収益分配金を趣味のための資金需要に充ててしまいたくなる欲求に駆られている方がいるかもしれません。

こらえて、こらえて、再投資。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「そんなこと言っていいのかしら。貴方はたしか初めてもらった1306、1308の収益分配金を飲んで使ってしまったじゃないかしら。」

WATANKO「!!!(どうしてそれを・・・)」

2018年8月20日 (月)

1306&1308からの収益分配金が入金 2018

WATANKOが保有している国内ETFのTOPIX連動型上場投資信託(1306)と上場インデックスファンドTOPIX(1308)から“残暑お見舞い”の収益分配金の入金がありました。過去の履歴も含めて以下のとおりです。

201808201

Notes)
*金額単位は円です。
*収益率をみるときには本来、分配金を除する分母には当期の平均評価額を用いるべきなのかもれしれませんが、最終的には投入した元本に対してなんぼ儲かったのかということが現実の評価となるため、ここでは購入額を分母としております。

さて、この収益分配金ですが、2つのETFで累計400千円ほどになります。このうち250千円を再投資済みであり、残りの150千円を来月に再投資にまわすことにします。(実は1年前もまったく同じことを書いていたのですが、やらず仕舞いでした。今年こそ実行する予定です。)

実際にはニッセイ日経225インデックスファンドを購入する予定です。ETFのリターンでもってインデックス投信を買う、いわば“逆リレー投資”といったところでしょうか。

この2本のETFはあわせても保有資産全体の中では2%程度のシェアしかありませんので、正直言って保有商品の整理の観点からは売却しても構わないのですが、一方でそれ以外に積極的に売却する理由も見当たらず、放置しています。

上記のように考えられるのもひとえにこの2商品の信託報酬がとても安い(下記注)ので、保有し続けることに抵抗がないためです。

(注)信託報酬(税抜)
1306 0.11%
1308 0.088%

しかしながらもしも資金需要が発生して、保有ファンドを売却する必要が生じた時には先ずこれらを売却する予定でもあります。

(あとがきにかえて)

WATANKO「年に一度の分配金なんて正直忘れているし、間隔が空きすぎて実感に乏しいなあ。やっぱり給与と同じように分配金も毎月貰う方が有難味がありそうだ。」

妻ミサト「毎月分配型投信、アウト!」

WATANKO「!!!(しまった。不覚をとったか!)」

2018年8月18日 (土)

大比較!コスパで選べ、スーパーカー(その4)選び方まとめ

201808159

(前回からの続き。今回で完結です。)

スーパーカーの選択は、何をもとにして考えればよいのでしょうか。

リビドーに駆られてすきなブランド、好きなデザインの中からひたすら選ぶのもOKですが、今回の記事にてとりあげた視点を持つことも車の世界に対する広がりがあって、他の車、ひいては他者の車趣味を理解するよいきっかけであります。


■他にもある指標

車の性能を測る指標としては今回の記事にてとりあげたPWRのほかにもいろいろなものがあげられます。


●トルク・ウェイト・レシオ

パワーの代わりにトルクの数値をもちいた指標です。最高回転域をもとに算定されるパワーよりも、日常の運転は常用回転域でのトルクが重要なので、PWRよりはこちらの方が実用的な指標であるかもしれません。

●ホイールベース・トレッド比

ホイールベースを前後のトレッドの平均で割って算定する数値です。車の縦横比のようなものです。これが1.0に近いほど 機動性(回頭性)が高くスポーツカー寄りの性格、逆に2.0に近いほど 安定性(直進性)を重視した人と荷物の運搬車寄りの性格にそれぞれなります。

●ホイールベース・全長比(通称:アンコ比)

これはWATANKO独自の指標であり、ホイールベースを全長で割った数値(%)を表します。これが高いほど全長に占めるホイールベースの割合が大きい、すなわち前後のオーバーハングが短い、タイヤがボディの四隅にあり運動性能が高いとなります。また一概にはいえませんが、ボディサイズの割には室内が相対的に広めであることも期待できます。

■何を基準にスーパーカーを選ぶか

今回選出された32台の中では、PWRや馬力あたり価格が優れたモデルでもって理詰めでランキングを決めてきました。その結果コルベットZ06がもっとも合理的な判断となりました。この他にはテスラはセダンですので横に置いておくとしても、ロータス エキシージスポーツ410や日産 GT-R NISMOもかなり良い選択です。

これらモデルが高いランキングを得た理由は馬力あたり価格が安い点が大きいです。ロータス エキシージスポーツ410は34千円、日産 GT-R NISMOは31千円とそれぞれ低く抑えられています。

一方で「いや、馬力あたり価格が割高であっても絶対的な馬力が魅力だ。」という御仁がいても、彼を否定したりはしません。馬力はスーパーカーにとって大事なロマンの部分です。どうぞフェラーリ 812スーパーファストやランボルギーニ アヴェンタドールSでもいっちゃってくださいとしか言いようがありません。

でも一つ言えるのは馬力競争には終わりはありません。しかもこれからはスーパーカーの世界にもEVが食い込んでくることが予想されます。エンジンとモーターによるトータルシステムの馬力となると、これもまた際限なく上がって行くことでしょう。

それに馬力だけでなくスーパーカーのデザインやエンジニアリングの面から見た魅力も大事であります。

良いデザインやエンジニアリングの車はいつまでたっても色褪せません。

例えばデザインならフェラーリなら1980年代に作られた328GTB、ランボルギーニならミウラやカウンタック等。またそこまで古くなくともフェラーリ 360モデナやランボルギーニ ガヤルド、ポルシェ 911(TYPE997)のデザインはとても素敵です。エンジニアリングならマクラーレンやロータス各車等が素晴らしいでしょう。


価格、馬力、デザインやエンジニアリング、スーパーカー選びにおいてこれらの要素ひとうつひとつに貴方はどこまでこだわるでしょうか。

■ロジックとリビドーの混合

つまるところ大枚はたいてスーパーカーを買うのであれば、どの要素を重要視するか。そこをハッキリさせる必要があります。なにせ高い買い物ですからね。

★パワーを求める。馬力こそスーパーカーの絶対価値なのだ!大排気量、ターボチャージャー大歓迎。俺は600馬力を得るために金を突っ込むぜ!

★内外のデザインが多少ショボくても一般の量産車には採用されない最高のエンジニアリングが用いられた究極のスポーツドライビングを味わいたい!

★性能が高いことは勿論だけど、欠かせないのが素晴らしいデザイン、流麗なボディワークと内装の仕立てこそが非日常を楽しむ相手にふさわしい!

とまあ色々あるでしょう。ただしどの場合も、それ以外の要素を全く無視しているわけではなく、馬力派はデザインも気にしているし、エンジニアリング派やデザイン派も馬力を譲れないと考えていることでしょう。

ロジックとリビドーの混合でもってスーパーカーは選ばれていくのです。

■パーソナルチョイス

本稿の〆としてWATANKO自身のパーソナルチョイスを示しておきます。

WATANKOは昔のスーパーカーへの憧れを体現するとなれば、当時の主要メーカーのモデルを選びたいです。そうなるとおのずとフェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニあたりになってきます。

ああっ、フェラーリのV8ミッドシップ、ポルシェのターボモデル、ランボルギーニのウエッジの効いたバリバリのデザイン

でも一方でフェラーリあたりを選ぶとあまりにエキゾチックすぎて普段の用事には使えません。こうなるとギリギリオーケーなのはポルシェくらいでしょうか。(ポルシェだって無理か。)

この辺りのバランスも考えつつ、パーソナルチョイスは以下の通りです。

1.マクラーレン 570Sスパイダー

なんだよ、リストにないモデルじゃないかとのお叱りを受けるかもしれませんが、カーボンモノコックボディを採用し、外連味ではなくあくまでもスポーツドライビングを追求したマクラーレンのモデルを選びます。

車雑誌のインプレでは乗り心地が良いと書かれており、イタリアンに比べればギリギリ街乗りOKな控えめのデザインという点も勘案しました。

なおWATANKOはオープンモデル志向ですのでリストにありました540S見合いのオープンということで570Sスパイダーです。

2.ポルシェ ボクスターGTS

引き続き、これもリストにないモデルですがケイマンGTS見合いということであげます。馬力あたり値段は良好、街乗りも十分にOK。お値段も財布に比較的やさしいです。これですと実現する日がググッと近づいてきます。

3.BMW M5

前述ですが、やはり20,000千円を切る車両価格で600馬力というのはかなりお買い得。セダンなので実用性も文句なし。ビジネスマンエクスプレスです。(あ、これを乗り回している頃はリタイアしているか。)

4.レクサス LC500 Sパッケージ

妻ミサトがお気に入りなので一応あげておきます。日本のおもてなしに期待。あ、ボディカラーは赤が好きで、自分は助手席専用だそうです。ハイハイ、なんでもどうぞ。

※テスラ ロードスター

リスト外ですが、今後期待の一台として2020年発売予定の新型ロートスターを上げておきます。0-100kmが驚異の1.9秒ということでPWRは凄い数値になりそうです。でもモデルSのただの2ドア版なら買いません。EVスーパーカーの魅力はいかに?

2018年8月17日 (金)

大比較!コスパで選べ、スーパーカー(その3)馬力当たり価格で比較する

201808155

(前回からの続きです。)

前回では比較対象の32台につき馬力、そしてPWRの点からランキングを行い、加速性能の優劣をみてきました。

・・・といってもどのモデルもその数値から想像するに、十分に強烈な加速を得られるという推測も成り立ちますけれども。

さて次は車両価格を勘案した比較です。

■馬力あたり価格

車の性能比較でPWRを取り上げるケースは前回の参照記事にもあるようによく見られるケースです。

それでは今度は車両価格÷馬力でもって、各モデルが1馬力あたりいくらとなるのか。1馬力をいくらで買えるのかという比較です。

この馬力あたりの価格を比べる発想のルーツは、WATANKOが10年くらい前にメルセデス・ベンツのモデルを眺めていたときでした。

当時、バリオルーフを備えたオープン2シーターのSLKが強烈に欲しくなり、グレードと価格を調べていました。

そこで、そもそもグレード別の値段はどうやって決まっているのか。グレードと値段の関係に法則性はあるのかと思い、ためしに車両価格を馬力で割ってみたところ、SLKのどのグレードも確か記憶では33千円とピタリ一致したのです。

試しにメルセデスベンツのCクラスやEクラスも調べてみるとそれぞれのモデルの中でグレード別の馬力あたり価格はほぼ一致したのです。

高い馬力のモデルの車両価格は当然に高い。でも馬力あたりの金額は同じなのでリーズナブルであり、過度な割高感はないということでした。また裏を返せば輸入車の値付けは馬力×馬力あたり単価で決められているというやや安直な事実でした。

その後、車のトレンドはエンジンのダウンサイズターボが流行ったり、様々なボディタイプのバリエーションが出てきたりして、車の付加価値は実に多様化、複雑化しました。したがい馬力あたり価格の法則は一概には言えなくなってきています。

それゆえに、WATANKOは気になるスポーティモデルが発売されるとPWRだけでなく馬力あたり価格を見て、どれくらいのお買い得度なのか大体の感覚を掴んできました。

馬力はすごいけど、それ以上に値段がすごいとなるとこの数値が高くなります。

馬力あたりの価格は国産車だとザックリ20千円。輸入車の中でプレミアムクラスのモデルは30千円といった水準です。32台はここからいくらの上乗せになるでしょうか。

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さて前置きが長くなりましたが、32台の順位をみてみます。馬力あたり価格が同じモデルは馬力が高い順に並べました。

201808156

ここでは馬力やPWRで見られたものとは全く異なったランキングになっています。

ワンツーフィニッシュを飾ったのはテスラ モデルS P100Dとシボレー コルベットZ06のアメ車二台です。ともに600馬力超の極めてハイパワーモデルですが、車両価格が10,000千円台前半と32台の中ではかなり安価な部類です。

もともとコルベットは車両価格のわりには馬力が高いことは知られており、コスパが良いであろうとは想像してましたが、そのコルベットを抑えてEVのテスラがトップに立つとはこれも時代の流れでしょうか。

上位2台に続くのは、アウディ TT RS、ポルシェ ケイマンGTS、BMW M3といったミドルクラスのスポーティカーです。

馬力の絶対的数値ではハイパワークラスのスーパーカーには到底およびませんが、それでも400馬力前後のハイパワーであります。高速道路で出会う車の99.99%に優る動力性能でありましょう。

また7位につけているBMW M5もなかなかコストパフォーマンスが良いモデルです。600馬力のモデルが20,000千円を切る価格で手に入り、しかもセダンですので実用性抜群、BMWのMモデルということで車好きの間でのブランド力も申し分無しの1台です。

さらにみていると馬力あたり30~35千円くらい、つまり国産車の1.5~1.7倍程度までが、お得感を感じるモデルです。日産 GT-R NISMO、ジャガー F-Type SVR、ロータス エキシージスポーツ410等、馬力あたり価格が安く値頃感のあるモデルばかりです。

これが40千円を超えて50千円近くなってくると馬力の割には割高な印象が段々とでてきます。裏を返せばそれだけプレミアムなブランドであるということなのでしょう。

なおBMW i8はPHVであるという特殊事情から31位とブービーになりました。一方、EVのテスラが1位であり、両極端な結果となりました。

■PWRと馬力あたり価格のバランス

最後に32台をPWRと馬力当たりのランキングの平均順位、性能とお買い得感からみた総合順位をみてみます。

201808157

トップはコルベットZ06でした。テスラは車両重量が2tを超えるためPWRが10位と後退したことが響き、コルベットの逆転勝ちです。

つづく3位のロータス エキシージスポーツ410、4位の日産 GT-R NISMOの2台はPWRも馬力あたり価格も比較的上位にはいっています。

これら4台はどれも性能と価格のバランスが非常に良いモデルばかりですが、その代わりに欠けているところがあることを指摘しておきましょう。

コルベットの内装は外連味がなく、とてもライバル車に太刀打ちできる出来栄えとはいえません。またタルガトップを手動でヨイショと取り外すなんて、まるで20世紀の仕様です。

ドライバーが震えたつようなエンジン音もなく、ボディも大柄で車重も重いテスラは、ドライバーにスポーツドライビングのフィールを一体どれだけ感じさせ、興奮させてくれるでしょうか。

ロータスにはラグジュアリー感が乏しく、乗り心地も相当に固いです。長距離ツーリングの快適さもないでしょう。

日産には無骨さばかりが目立ち、デザインについても賞賛された話をついぞ聞いたことがありません。

さて、さらにランキングを下っていくと、ランボルギーニやフェラーリはPWRの順位は高い一方で、馬力あたり価格はかなり下位になります。

スーパーカーのものすごいスペックを手に入れるためには、かなり割高な、ブランド力でもって高くなっている値札を受けいれる必要があります。たくさんの馬力を手に入れるためには、馬力の単価もまた高くつくのです。

また一方でBMW M3、ポルシェ ケイマンGTS、アウディ RS5クーペ等はPWRは劣るものの(それでも並みのモデルに比べればかなり高いスペック)、かなりお買い得感があります。

それではPWR,馬力当たり価格がともに低い順位であったアストンマーティンやマセラティが、買うに値しないかというとそんなことはなく、ため息をつくようなすばらしい優雅なデザインは、それだけでもう買う価値を持ってしまった人がいてもおかしくありません。

なお今回ランキング最下位となったBMW i8ですが、これもアウディR8 GTと並んでとても未来的なデザインで魅力的です。

ちなみにですが、WATANKOは先代のアストンマーティンのV8ヴァンテージのデザインがとても素敵に思えており、いつかは所有してみたいと思っているくらいです。カーセンサーで調べると10,000千円前後でちょうどよいタマがゴロゴロあるんですよね・・・。

(つづく。次回で完結です。)

2018年8月16日 (木)

大比較!コスパで選べ、スーパーカー(その2)パワー・ウエイト・レシオで比較する

201808152

(前回からの続きです。)

さてブログタイトルに見合った?記事としてスーパーカーの比較、前回の続きです。

独伊英米日の各メーカーから選んだ合計32台について馬力、車両重量、車両価格を対象に、性能面の比較をながめつつ、値頃感も比較して最後には性能と価格のバランスがとれたモデルを選んでいきます。

なお「つぶやき」の後に続くパラグラフはWATANKOの主観的なコメントであります。

■馬力の比較

スーパーカーのスペックでもっとも威張れるものはなんといっても馬力であります。ドラゴンボールでいえばスカウターで測る戦闘力ですね。

WATANKOが子どもの頃に流行ったスーパーカーの馬力は300馬力半ば、それも公称数値であり実際に測ってみるともっと下回るという説も聞きました。

それが今や500馬力を超えるのがスーパーカーの称号です。スーパーサイヤ人の戦闘力のように一体どこまであがっていくのでしょうか。

では選出した32台を馬力でみた順位は次のどおりです。

201808153

32台のうち21台、およそ3分の2が500馬力以上です。スーパーカーを集めたのですからあたりまえといえばそれまでですが、それにしても500馬力以上はフェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニあたりのハイエンドモデルくらいとおもいきや、結構ゴロゴロありますね。これらは一般道路はもちろん高速道路でも到底使いきれないハイパワーです。

その中にあってトップはフェラーリ 812スーパーファストの800馬力。さすがスーパーカーの王者にふさわしい馬力です。

それとEVであるテスラ モデルS P100Dが他のスーパーカーをうっちゃりまして2位につけています。なんとアヴェンダドールSよりも高馬力なのです!

ちなみに21台のうち半数近くの9台が4輪駆動です。500馬力以上のハイパワーを受け止めるには4輪駆動は至極当然の選択肢でありましょう。

その中にあってもフェラーリの2台、マクラーレンの3台はいずれも後輪駆動です。男気があるというか、おそろしいというか・・・。F1マシン(これも後輪駆動のみ)のメーカーの矜持というか・・・。普段はトラクションコントロールがビンビンに効いていて、もっている馬力の半分も出せないのでしょう。

「つぶやき」

フェラーリは古の308から続くV8ミッドシップモデルの人気が高く、812スーパーファストがたとえ800馬力を誇っていても、それがどこまで魅力的にみえるかは人それぞれです。812スーパーファストと同じくロングノーズのFRモデルならWATANKOにはアストンマーティンの方がデザインがはるかに素晴らしく魅力的に見えます。

■パワー・ウエイト・レシオの比較

さていくら馬力があっても、そのために大排気量の重いエンジンを積んでいては車両重量は嵩み、加速力がかえって鈍ります。また重い車両重量は車の曲がる、止まる性能においてもマイナス要因であります。

そこで車の性能を測る指標の一つとして、車両重量を馬力で割った数値であるパワー・ウエイト・レシオ(PWR)を見ることがあります。

この数値が低いほど、実質的な加速性能が高いです。さらに同じPWRであれば、車両重量が軽いほど物体の慣性が小さいので運動性能に優れます。

では今度はPWRのランキングをみてみます。同じPWRの場合には馬力が高い順に並んでいます。

201808154

PWRは通常の乗用車であれば2ケタ、スポーティなモデルで10未満、ランエボやインプWRXなど国産最速クラスで4.0台です。

なお国産車の詳しいランキングについては以下をご参照ください。

参照サイト
greeco channel
カタログのスペックをあれこれと比較して楽しむ自動車ブログもどきサイト
国産車・日本車のパワーウェイトレシオ ランキング (全車種・総合)

さて今回の比較対象となった32台はすべて5.0を切る数値であり、納得の加速性能です。

そして馬力ではトップであったフェラーリ 812スーパーファストに代わってトップとなったのは、812スーパーファストよりも200kgも軽量なマクラーレン 720Sです。

720Sは812スーパーファストやランボルギーニ アヴェンタドールSをライバルとしてマーケティングされているモデルですので、面目躍如といったところです。

また812スーパーファストをはさんで3位には同じくマクラーレン 600LTがランクインしています。

これらマクラーレンの強みはカーボンモノコックボディを採用することで高い強度と軽量を得ていることです。マクラーレンはスーパースポーツカーにとって本当に重要なアーキテクチャーが何であるかわかっています。このことだけでも数千万円を支払って買う価値があります。

「つぶやき」

720Sは確かに高性能だけど、胴長に見えてミッドシップの悪いデザインになっているし、あのフロントマスクは白いボディカラーだとパンダに見えてどうしても吹き出してしまうなあ。

それに体感的には4.0を切るモデルというのは、サーキットで走りでもしないかぎりその動力性能をほとんど活かすことはできないモデルです。

そうなると40,000千円も支払って812スーパーファストやアヴェンタドールSを手に入れても、その下の30,000千円、20,000千円クラスのスーパーカー、あるいはもっと廉価なクラスに比べて値段分の差を実感できる機会は相当に限られるかもしれません。

実際のところはランキング下位にあるBMW M3(24位)やポルシェ911(25位)ですら、アクセルをひとたびベタ踏みすれば、強烈な加速が得られます。12,000千円程度の予算で十分な速さが手に入ります。


なお馬力の順位とPWRの順位を比べてみると馬力の時よりもPWRの順位が上がっているモデルがいくつか見られます。

*ロータス エキジージスポーツ410
28位⇒9位

*マクラーレン 540S
17位⇒8位

*ポルシェ 911GT3
21位⇒14位

(前者が馬力ランキング、後者がPWRランキング、以降同じ)

これらは絶対的な馬力だけでなく、ライバル車よりも比較的軽量ボディであるため、PWRで浮上してきたモデルです。車好きであればおもわずニヤリと選びたくなるモデルばかりではありませんか。

一方でいくら馬力があっても車両重量が嵩むため、PWRではランキングを下げたモデルもあります。

*テスラ モデルS P100D
2位⇒10位

*アウティ RS7スポーツバック
8位⇒19位

*BMW M5
9位⇒18位

どのモデルも後部座席や大きなトランクを備えるセダンボディであるため、車両重量が嵩むのは致し方ないところです。

なおPWRをとりあげておいてなんですが、車の走りのトータル性能をみる点ではPWRだけでなく車両重量や重心高もかかせません。

たとえばトヨタヴェルファイアVLは301馬力、車両重量2,100kg、PWRは7.0。一方のNDロードスター スペシャルパッケージは131馬力、車両重量1,010kg、PWRは7.7。PWRはベルファイアの方が低いですが、高速道路でのかなりのハイスピード走行以外の走りの点ではNDロードスターの圧勝でしょう。

PWRはひとつの指標であることを為念追記しておきたいと思います。

(つづく)

2018年8月15日 (水)

大比較!コスパで選べ、スーパーカー(その1)32台を選出

A0782_001183

(32台を比べます!)

この駄ブログのタイトルは「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」ですが、タイトルに掲げている割にはスーパーカーを語る記事が少ないです、というごく一部のブログ閲覧者の声にお応えして、今回はインデックスファンド選びならぬ、スーパーカー選びの記事です。

スーパーカー選びなんて、中味はどうであれ個人が気に入ったものを予算があえば選べばいいと考えている貴方。貴方は正しい。しかしながら魅力的なスーパーカーが居並ぶなかにあって、選び方の基準を提供することも当ブログの隠された使命なのです。(ホントかよ。)

ではいってみましょう。(ブログ運営者はノリノリ)

スーパーカーの選び方の基準に辿り着くために、まずはいくつかのスーパーカーを比較してみて、その結果見えてくることはないか、というアプローチを辿ってみます。

今回比較対象とするスーパーカーをメーカー別にざっとあげてみます。

なお様々な比較をする観点から、いわゆるエキゾチックなスーパーカーだけでなく、

★メーカーのフラッグシップとなっているハイエンドのクーペ
★ハイパワーエンジンを搭載したスポーティセダン
★クラスでは一つ下になるがミドルクラスのスポーティカー

もいくつか対象に含んでいます。その他は以下の通り。

★ブガッティやパガーニなど1億円を超える超高級モデルは除きます。貴族や石油王向けの記事ではありませんので。

★各モデルでもハイチューンとなった派生モデルではなく、標準モデルを選んでいます。例えばポルシェ・911ターボならターボSではなく標準のターボモデル、ランボルギーニ・ウラカンならペルフォルマンテではなくLP610-4といった具合です。

それではメーカー別に選出したモデルの紹介です。

1.ポルシェ(4台)

有名なスーパーカーの筆頭といえばフェラーリと並んでまずはポルシェです。最近は随分高くなりましたが、それでもまだイタリアン・スーパーカーよりも、性能のわりにはずっとお求めやすい価格です。

まず王道の911。昔の無骨なカエル顔からいまや流麗なフロントデザインへと変わりました。911はあまりにバリエーションが幅広いので、素の911に加えて自然吸気のハイエンドモデルであるGT3、高速クルージング向けともいえるターボの計3モデルをあげました。また1クラス下になりますが、ミッドシップレイアウトでふた昔前のスーパーカーのスペックをもつケイマンGTSを加えました。

2.メルセデス・ベンツ(2台)

純粋なスーパーカーというより、フラッグシップの一つであるハイパワークーペモデルを選びます。SLのハイグレードモデルであるAMG SL63と、さらにその上位に位置付けられるAMG GT-Rを選びました。

3.BMW(4台)

スポーティセダンとして有名で人気があるM3とM5、ハイエンドクーペとしてM6クーペ、そして未来的なフォルムを身にまとったPHVスーパーカーであるi8を加えました。なかでもPHVのi8がどのような比較結果になるか。

4.アウディ(4台)

メルセデス・ベンツ、BMWと並んでドイツプレミアム御三家のひとつであるアウティからはケイマンと同じく1クラス下からTT RSを選ぶ他、BMWのM3、M5のガチンコ・ライバルとしてRS5クーペ、RS7スポーツバック、そして未来的なフォルムではBMWのi8と双璧をなすフラッグシップモデルのR8 GTです。

5.フェラーリ(2台)

お馴染みスーパーカーといえば、すぐ頭に浮かぶメーカーであるフェラーリ。ここは大看板のV8ミッドシップモデルである488GTB、そしてV12搭載のフラッグシップである812スーパーファストです。なおカルフォルニアTは本国で後継モデルのポルトフィーノが発表されていますので今回は見送りました。

6.ランボルギーニ(2台)

フェラーリに対して、その真っ向ライバルとイメージづけられているランボルギーニ。1970年代のスーパーカーブームではカウンタックやミウラが大人気でした。ここからは488GTBのライバルであるウラカンLP610-4、812スーパーファストのライバルであるアヴェンタドールSを選ぶことに異論はないでしょう。

7.マセラティ(2台)

フェラーリのエンジンを搭載するお洒落系のマセラティ。フィアットからみれば4ドアモデルをもたないフェラーリを補完する位置付けでしょうか。ここからはクアトロポルテGTS、グラントゥーリズモの2つを選びました。気品度ではトップクラスです。

8.アストンマーティン(2台)

スーパーカーといえばイタリアンを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、近年は大英帝国もかなり充実しております。まずアストンマーティンからはフルモデルチェンジしたばかりのヴァンテージ、そして上位モデルのこれまた比較的新しいDB11 V8です。アストンマーティンは似たようなモデルが多いので選ぶのに悩みました。気品度ではマセラティとトップを争うメーカーです。

9.マクラーレン(3台)

近年立ち上げられたスーパーカーブランドですが、F1を知る者であればフェラーリと同等のブランドであると認知されることでしょう。ここからスポーツクラスからの選出として540Sと上位の600LT、さらにひとつ上のスーパークラスからは720Sを選びました。なおここもアストンマーティン同様に、似たようなモデルが多くて、選ぶに悩みました。ニューモデルを頻繁に出し過ぎです。しかもどれもよく似ているものばかり。

10.その他(7台)

さて以降は1メーカーあたりハイエンドなスポーツモデルを1つずつ選んでいます。イギリス車2台、アメリカ車2台、日本車3台の計7台です。

これらをマイナーと侮るなかれ。一目しただけで上位の結果に食い込んできそうなモデルをちらほらみかけます。

-ジャガー F-Type SVR

-ロータス エキシージスポーツ410

-シボレー コルベットZ06

-テスラ モデルS P100D

-レクサス LC500 Sパッケージ

-ホンダ NSX

-日産 GT-R NISMO

以上、独伊英米日から合計32台の選出とします。

一覧表は以下のとおりです。

201808151


具体的な比較の方法としては32台の馬力、車両重量、車両価格を対象に、性能面の比較をながめつつ、値頃感も比較して最後には性能と価格のバランスがとれたモデルを選んでいきます。

32台の中に貴方のご贔屓がありますでしょうか。そのモデルの結果やいかに。

(つづく)

2018年8月13日 (月)

お盆の日くらい、亡くなった父母に会って話してみたい

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(父母との会話が懐かしくなるお盆)

田舎では8月13日から15日はお盆シーズンです。帰省ラッシュ、高校野球、戦争記録のDVDの宣伝、そしておじいさん、おばあさんが孫たちとショッピングモールやレストランで楽しそうに過ごす様…。どれもお盆のキービジュアルです。

WATANKOもお盆の直前に自宅の隣にある実家(WATANKOの生家)を年1回の大掃除を行います。そのあと仏壇に簡単ながら飾りつけを行います。

以前、父がいた頃は父の弟や妹たちが子ども、つまりはWATANKOの従兄弟をつれてお墓参りに来て、その後にこの実家で集まって宴会をやっていました。

1人っこであったWATANKOにとって、集まった従兄弟たちと遊ぶこのひと時がとても嬉しくて、毎年楽しみにしていたものです。(40年後にはまた集まって大酒飲んでいるのですが。)

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父が亡くなって13回忌、母が亡くなって6年がそれぞれすぎましたが、この間には実にいろいろなことがありました。

人気漫画ドラゴンボールには、亡くなった人を一日だけ現世に呼び戻すというエピソードがありますが、それにならって亡くなった父母と一日だけ会えるとしたら、何を伝えようか、どんな会話をしようか。

●父母の遺品はまだかなり整理し切れずに残っている。父の日記や母がよく聞いていた演歌のカセットテープは捨てられないよ。ネクタイは1本だけ形見でもらって使っている。

●親戚や知人のXさん、Yさん、Zさんらは皆亡くなった。介護施設に入った。大分少なくなったよ。彼らに伝言しておくことはないかい。

●実家は地震で建具が傷んで住めなくなった。屋根もかなり傷んで雨漏りが心配だ。いつ取り壊そうか。それともとっておいてほしいか。

●あの不動産に関する書類がみつからない。どこにしまってあるのか。それともそもそもないのか教えて欲しい。みつからなくて随分苦労したよ。

●所有地の造成でいろいろもめました。弁護士も使ってようやくおさめました。父母が苦労したかもしれない近隣との関係や心配事のいくつかは私が片付けました。

●遊休所有地の一部は売却したよ。この他にも子ども達には引き継がせるには厄介な土地は処分していくから。父母が一生懸命守ってきた土地だったのかもしれないけどごめんよ。

●2人の子どもは大学生と中学生でこんなに大きくなったよ。特に長男は父に、次男は母によく似ているだろう。

●不動産賃貸は物件を更新しつつも、むやみな拡大をせず堅調にやってきたよ。賃料収入は放蕩せずに、ちゃんと蓄えているよ。その蓄えを更に堅実に増やす方法も覚えたよ。

●仕事は新卒で入った会社でこれまでずっと働き続けて来たよ。定年まで働くか少し早く辞めるかわからないけど、今はもう、それを自分で選択できる自由があるよ。

●子ども達の教育と相続の道筋をつけて、仕事も満足いくところまでやりきれば、もうリタイアしてもいいよね。怠け者なんて呼ばないでおくれ。

など等


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実際には、仏壇に線香をあげながら、色々なことを語りかけます。

でも、何一つ返事はかえってきません。


今とこれからのことは、生きている者でしか決められません。

WATANKOは、父母にとって唯一の子どもでしたので、今は誰に頼ることもできず、なおさらそう思います。


では孤独なのかというとそうではありません。

妻と、父母によく似た2人の子どもがいますから。

今日は迎え盆です。昔のように親戚が集まってにぎやかになることはもうありませんが、家族と一緒に父母を偲びながら食事にでもいきましょう。

妻や子ども達にまだ話していない父母のエピソードは何だったかな。

いまやもうWATANKOの脳裏にしか残っていない父母の記憶を辿る暑い夏の日。

2018年8月12日 (日)

2018年8月の積み立て購入商品

WATANKOは給与所得と不動産賃貸収入から得た余裕資金をもって日本株式、先進国株式、新興国株式のインデックス投信をSBI証券にて毎月積み立て購入しています。

さて今月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

201808312

さらに8月の仕入れの結果、7月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)
*表中の金額単位は円です。
*NISAは暦年ごとに損益を認識する必要があるため2018年の分のみの表記としています。

201808313

さて、先日の記事で投信のコストの中で、最近は信託報酬だけでなく、諸費用を含めた実質コストを気にし始めましたという主旨を書きました。

実質コストの高低にこだわって積み立て商品を検討するとなれば、全てeMAXIS Slimシリーズに切り替えてしまうのがファイナル・アンサーです。

いまニッセイやたわらを購入している個人投資家が、ひとたびeMAXIS Slimシリーズに切り替えてしまえば、同シリーズの信託報酬最安値追随型の特徴と諸費用の安さからして、コスト面を理由に更に別の商品に切り替える機会はほぼなくなくでしょう。

かくいうWATANKOもそのひとりです。

ニッセイやたわらとeMAXIS Slimとの今後の資金流入の推移が見逃せません。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「私への資金流入も見逃してはいけませんことよ。よろしくて?」

WATANKO「!!!(これ以上、ムリ)」

2018年8月11日 (土)

BNDからの2018年8月分分配金

【8月10日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

145,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

56,327千円

■損益率

38.8%

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WATANKOは外国債券のETFであり、自身のポートフォリオに組み込む価値があると判断しているBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2018年8月分の分配金が支払われました。税引き後で456.71ドルです。

これまでの推移は以下のとおりです。

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さてここで分配金の支払いに関して過去履歴の訂正があります。

実は本年6月には通常の毎月上旬における分配金の支払いに加えて、下旬には外国源泉税の還付金の支払い218.72ドルがありましたが※、6月の当記事ではこれについて集計漏れをしておりました。

8月になってようやくそのことに気がつきましたので、還付金の支払いについて冒頭の推移に追記しました。

※外国源泉税の還付とは、米国が自国外からの米国市場への投資を促進するために、自国外の居住者が得た利子所得については非課税をすることに伴う措置です。昨年の分配金の支払いに関して一旦源泉徴収された税金が、今年になって還付されたわけです。

さて、債券に関する雑感です。

楽天・バンガード・ファンドシリーズには、すでに株式アセットクラスを対象としてETFに投資する投信を発売する一方、BNDのような債券ETFを対象にした投信はでてきていません。はたしてBNDに投資する楽天・バンガード・ファンドの投信は発売されるのか。

もっとも、BNDのような債券ETFの場合、リターンが株式ETFよりも低く、その一方で楽天がマージンを現行で0.12%(税抜き)もとるようでは楽天BND(?)を買う気にはなれません。

楽天・バンガードはこのマージンを引き下げることは考えていないのでしょうか。だとしたら、ちょっと残念です。

2018年8月 7日 (火)

今更ですが、実質コストに注目してみる

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(実質コストは一体いくらでしょうか。)

今日は涼しいですね。これで台風が来なければ言うことなしなのですが、皆さん、備えは十分でしょうか。

さて今日もまた万年素人個人投資家らしい駄ブログ記事を一発いってみます。

投信のコスト比較には2ステップがあります。

まず1stステップとして販売手数料の有無と金額、それから信託報酬の金額の比較です。(信託財産留保額は一概にコストとは言えず、ここでは除外します。)これらは投信の目論見書に明示されていますので、あらかじめわかります。

2ndステップとしては実質コストがあります。信託報酬に諸費用を加えた実績のコストです。

諸費用とは証券の売買手数料や保管コスト等を指しています。なおこれらは日本よりも海外の方が、先進国よりも金融システムが整備されていない新興国のアセットの方がよりかかることは容易に想像できるでしょう。ですから先進国や新興国のアセットの商品において特に注目すべきところです。

また当該の商品が投資対象としているマザーファンドが大きければ、単位あたりのコスト負担はスケールメリットにより軽減されます。

こういった諸費用は事前にはわからないこと、年度によって変動するとこから、投信選定におけるコスト比較においてちょっと面倒くさいです。

■実質コストをあまり重要視していなかったWATANKO

信託報酬+諸費用=実質コストなのですが、WATANKOはかつて以下の理由からほとんど無視していました。

1.実質コストは変動するのでいちいち追いかけてフォローするのが面倒さくい

実質コストは毎年変動するため、年ごとに最安値を確認するのが面倒くさいです。

それにもしも積立投資している投信が実質コストの最安値でなくなった場合には、最安値となった他商品に切り替えるのか。そんな風に積み立て商品を毎年、猫の目のように実質コスト最安値商品に切り替えるのか。

いやはや、何とも面倒くさいですね。

2.信託報酬に比べて諸費用は少ないので、その増減には目をつぶっていた

先進国株式ですと、以前は信託報酬が0.5〜0.8%の水準である一方で、諸費用は0.1〜0.2%くらいなので、相対的に信託報酬よりも軽微でした。

よって諸費用の変動までフォローするよりも、信託報酬の低減の動きをしっかりと追うことをWATANKOは重視していました。

なかには信託報酬が最安値であっても諸費用があまりに高いケースもあり、その時は実質コストを基準として低コストな商品選びをしてきましたが、通常は信託報酬を用いて商品選びをしてきました。信託報酬の最安値商品を追いかけるだけでも手間がかかります。


■信託報酬の低減で諸費用の負担も気になってくる

しかしながら、インデックス投信の低コスト競争の結果、近年は信託報酬の最安値ゾーンが0.1~0.2%の状況となって来たので、諸費用の存在も段々と無視できなくなってきています。

それを踏まえると、低コスト商品選びにおける実質コスト(信託報酬+諸費用)の重要性が以前よりも高まってきているのではないでしょうか。

WATANKOは変動があるとはいえ実質コストをもって商品選びをすべきではないかと考え始めています。

幸いにも最近は熱心かつ著名なインデックス投資ブロガーの方々が実質コストを算定した商品比較を記事としてあげていただいています。かの方々の記事はとても参考になります。そのうちひとつを追って紹介します。

ありがたや。ありかがたや。

■運用会社から見た場合、もっと実質コストをアピールしても良いのではないか

さて運用会社からみた場合はどうでしょうか。

インデックス投信の信託報酬の低減競争は、ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズ(以下、ニッセイ)がリードをとり、eMAXIS Slimシリーズ(以下Slim)がこれに追随しています。なお、たわらノーロードシリーズ(以下、たわら)他はこれについていけず現在、白旗状態です。

一方で実質コストで見てみると、少し様相は変わります。

先進国株式クラスを事例としてとりあげます。

参照記事

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
【先進国株式】低コストインデックスファンド徹底比較 2018年6月末


相互リンクいただいている著名ブロガー、水瀬ケンイチさんの上記記事を参照ください。

信託報酬ではニッセイとSlimが同率で並びますが、実質コストで比較するとSlimがニッセイよりもはるかに低コストです。さらにたわらもまた信託報酬はニッセイよりも大きいものの、実質コストでは逆転してニッセイを下回ります。

私が三菱UFJ国際投信の担当であれば、HPやセミナーで「投信のコストは実質コストが大事。実質コストで比べればSlimはニッセイを凌駕しています。本当の低コスト単独No.1はSlim」と大いにアピールするでしょう。

私がアセットマネジメントOneの担当であれば、HPやセミナーで「投信のコストは実質コストが大事。配当込みインデックス連動の商品の中で(←何気にこれも重要)実質コストでくらべれば、たわらはニッセイよりも低コストです。」と大いにアピールするでしょう。

運用会社にとっては信託報酬で最安値でなくとも、実質コストが最安値であるならば、「実質的な最安値は当社の商品です」ともっとアピールしても良いのではないでしょうか。

もちろん年度が変わって実質コストもまた変動し、最安値を謳えなくなった時は、そういったアピールを取り下げるほかありませんが。

そして毎年、「実質コスト最安値」とアピールするためには、諸費用の低減化にむけた努力を続けることが重要です。←ここが一番大事なところです。


(あとがきにかえて)

なお本稿はやはり相互リンクいただいているなるたくさんのブログ記事にインスパイアされて書きましたことを申し添えて〆とさせていただきます。

関連記事

低コストの投資信託で資産形成 | LoLo Investors
今も「たわらノーロード先進国株式」を買い続ける理由。


なるたくさん!参考になりました。ありがとうございます。

2018年8月 5日 (日)

低コストなインデックス投信は資金を集める手綱をゆるめてはいけない

証券会社のリテール(個人営業)部門の収益が芳しくないそうです。2018年4~6月期決算では、株式相場の膠着で個別株の売買が細ったうえに、各社が力を入れてきた投信からの収入減が目立ったとのことです。

参照記事

2018/8/1日本経済新聞
証券、柱の個人部門失速 4~6月、販売手数料が急減

(閲覧には会員登録が必要です。)

投信からの収入減については金融庁が訴える「顧客本位の営業」を背景に毎月分配型や新規設定のテーマ型といった、かつてドル箱だったタイプの投信の販売が落ちたことに加えて、商品数を絞った長期保有を顧客に勧めた結果、売買頻度は低下し、販売手数料が減ってきたとのことです。

そして注目すべきは、販売手数料は無料、信託報酬は低い低コストのインデックス運用が個人投資家に広がりつつあると指摘されています。預かり残高は同じでも、投信を買い替えるタイミングで低コスト商品に乗り換える個人が増え、手数料全体を押し下げている模様です。

記事を読むと運用会社がお気の毒に見えてきますが、国内には自動車やPC等が売れないゆえに販売報奨金を積まなければならないメーカーなんてたくさんあります。金融機関も他業種並みの競争環境にようやく近づいてきたというのは言い過ぎでしょうか。

■マージンでみた先進国株式インデックスファンド

さて上記記事からインスパイアされた話題をひとつ。

WATANKOが集計して、先進国株式インデックスファンドの純資産ならびに資金流入の現況を先日ブログでUPしました。

関連記事

先進国株式インデックスファンドのシェア@2018(2018/7/22)

そこでの集計をもとに各商品が実際にはどれくらいのマージン(信託報酬「額」)を得ているのか、純資産×信託報酬率で算出し、それをランキングしてみました。

(金額単位は億円)

201808051

これを見ると、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ)純資産がダントツトップなるも、信託報酬がとても低いため、マージンではランキング4位に低下しています。

代わりにトップ3をしめたのは、長年の販売で純資産が積み上がる一方、相対的にはそこそこ高い信託報酬率のままでいるSMTグローバル株式インデックス・オープン(以下、SMT)、eMAXIS 先進国株式インデックス、ステート・ストリート外国株式インデックス・オープンです。

さらにニッセイに続いては、インデックスファンド海外株式(ヘッジなし) 、外国株式インデックスe、野村インデックスファンド・外国株式といった商品が並んでいます。

これらニッセイを除く商品のほとんどには、資金流入はニッセイには遠く及ばないものの、数千万円程度から2~3億円といった水準が継続しています。そのためこのままでいってもまずまずのマージンが期待できると読めます。

典型例としては、インデックスファンド海外株式(ヘッジなし)、いわゆる旧年金積立は純資産はニッセイの1割強なのに、信託報酬が相対的に高いので9割近いマージンを得ています。資金流入も1月~6月平均で月あたり29百万円あります。ろくな販促もやっていないとすれば、これはおいしいなあとWATANKOには思えます。

一方でニッセイのマージンは104百万円であり、SMTの約3分の1に過ぎません。SMTを超えるためには、ニッセイは現在の純資産の3倍の残高が必要になります。今のニッセイの資金流入の勢いでいけば5~6年で到達できそうですが、SMTもまた純資産を伸ばしていくので、追いつくのは容易ではないでしょう。

ニッセイが名実ともに先進国株式インデックスファンドのチャンピオンの座につくのはいつになるか。

■低コストなインデックス投信は資金を集める手綱をゆるめてはいけない

ニッセイのマージン104百万円のうち、運用会社の取り分(信託報酬0.109%のうち0.04425%)は42百万円です。こう見ると1,000億円近い残高のわりには少ないとみるか、いやいや手数料の料率だからこんなものだとみるか。

個人ひとりひとりにとっては、それぞれ携わっているビジネスを背景として、その受け止め方は様々でありましょう。

その中にあってWATANKOは、金融商品は労働集約型サービスではなく、システムオペレーションでサービスを提供する性質であるため、現在の低コスト商品の水準は妥当であると考えます。

関連記事

【補稿】あなたのコスト、いまいくら?-信託報酬の引き下げを求めるココロ(2018/3/21)

ともかくも運用会社各社は、インデックス投信については信託報酬が0.2%前後にまで引き下がった現状では、ひたすら資金を集めるしかありません。

そのためには信託報酬は最安値水準とすることを必須として、実質コストを引き下げること、トラッキングエラーを最小限にすること、プロモーションと組み合わせて販路をひろげること、パブリック記事を広めて認知度をあげることetc・・・。

ニッセイほか運用会社各社は、これらに取り組んでいき、総合評価として選ばれるインデックス投信を目指すほかありません。

マージン減を嘆く前にやるべきことをやっていただきたいです。

2018年8月 2日 (木)

2018年7月末運用状況

WATANKOは7月に勤務先の子会社に出向して以降、結構張り切っています。昼はゴリゴリ仕事をして、夜はほぼ毎日懇親飲み会が続いています。出向前と同様に毎日帰宅が遅くなりますが、不思議なことに昔のような辛さは微塵もありません。今は解放されて天衣無縫にひたすらに仕事をして酒を飲む毎日です。

そういえば運用状況はどうだったかな。

ということでインデックス投資を初めて10年5ヶ月、125ヶ月が経ちました。2018年7月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは112.03円/ドルです。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
①購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
②評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

表中の投資待機資金における①購入元本と②評価損益の差額については、過去に保有商品を売却した際の税引き後の売却益、SBIポイントの還元分、SBI証券のキャンペーン現金還元分等が含まれています。


◆評価記号の内容は以下です。
(投資期間の長期化に伴い、2017年12月から評価基準を引き上げました。)
◎:+50.0%~
○:+35.0%~+50.0%
△:+20.0%~+ 35.0%
▲:+5.0%~ +20.0%
×:+5.5%~

201807314

続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201807315

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
4.5%(4.5%)

●リスク
13.4%(13.2%)

●シャープレシオ
0.34(0.34)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
145,000千円(145,000千円)

●評価損益+確定損益分
56,681千円(51,748千円)

●運用期間
125ヶ月(124ヶ月)

●元本平均残高
58,938千円(58,244千円)

●平均年間利回り
9.2%(8.6%)

<概況>

WATANKOのポートフォリオは、6月末比にて日本株式は横ばいですが、それ以外の各アセットクラスは増益となりました。合計では6月末比で4,933千円と増益を達成です。

今月の増益は4,933千円と比較的多額ですが、これでも運用資産総額の2.4%にすぎません。株式相場や為替相場はひと月の間に2~3%上下に変動することくらいはざらなので、今月の増益にはまったく驚きもしてません。

それにくらべて人気のあるアクティブ投信が1、2%と少しばかり減益となったくらいで、保有者が文句を言ったり、説明を求めたりする様子をTwitterで拝見しますと、アクティブ投信のファンドマネージャーも大変だなと同情してしまいます。

投資の世界において、他者が知り得ていない情報を駆使でもしない限り、”常勝”を求めるなんて無理ゲーですし、そんな少年ジャンプのような価値観を押しつけられても運用会社としては困るでしょう。

投資はすべからく自己責任。

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