投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018-楽天VT、ニッセイ外国株式、そしてeMAXIS Slimシリーズの三つ巴を予想 #foy2018
今年も恒例のアワードのシーズンがやってきました。個人投資家ブロガーによるスポンサーレスのもとに行われる人気ファンドの投票大会です。
前回2017年のTOP10は以下のとおりです。
【第1位】楽天・全世界株式インデックス・ファンド
【第2位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
【第3位】楽天・全米株式インデックス・ファンド
【第4位】野村つみたて外国株投信
【第5位】eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
【第6位】ひふみ投信
【第7位】eMAXIS Slim新興国株式インデックス
【第8位】たわらノーロード先進国株式
【第9位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
【第10位】iFree S&P500インデックス
そして2018年のサイトも開設されました。
該当サイト
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018
さて今年はどのファンドが第1位を獲得するのか、どの商品が上位に食い込んでくるのか。早速WATANKOも三流競馬新聞記者の面持ちで予想してみたいと思います。
■3つのファンドシリーズでトップは争われる
2014年~2016年と3年連続で第1位を獲得した<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ)ですが、2017年は楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)にその座を譲りました。さて2018年はどうなるでしょうか。
そして今年、個人投資家の支持が拡大して、資金流入を伸ばしてきた三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズが個人投資家の支持を広げてきています。
2018年はニッセイ、楽天にeMAIXS Slimを加えた三つ巴の争いになると予想します。それぞれの特徴をとりあげてみます。
【楽天VT】
順調に資金流入を続けてきた楽天VT。株式相場の好調を背景に順当にいけばV2の可能性は高いです。昨年楽天VTを選んだブロガーが他社商品に鞍替えする積極的な理由は見当たりません。
初年度の決算を迎えて実質コストが高いことが話題にあがりましたが、SNSをざっと眺めるかぎり、現在は沈静化している模様です。
楽天・全米株式インデックス・ファンドと得票が分散することも予想されますが、昨年はそれでも1位を獲得しています。これも本家VTの高い人気のなせるわざでしょうか。
【ニッセイ外国株式】
首位奪還なるか。今年夏に信託報酬の最安値を更新して、日本株式インデックス投信の水準をも置き去りにする驚異の低信託報酬0.109%(税抜、以降同じ)を実現しました。
しかしそれ以外の話題性は乏しく、目立っている楽天やeMAXIS Slimシリーズのファンドに負けずに地道にどこまで得票できるでしょうか。eMAXIS Slimの伸び具合によっては2位はおろか、3位に転落する可能性もあります。
【eMAXIS Slimシリーズ】
eMAXIS Slimシリーズは先日、日本を含む全世界株式が設定されるなど話題を集めています。信託報酬最安値追随型、そして実質コストも安いとなれば新しく積み立て投資を始める人ならコレ一択です。(これって「思考停止」でしょうか。)
ただ第1位を狙う点からみると、複数の商品に得票が分散してしまう恐れがあります。
本命はおそらくは先進国株式ですが、8資産均等型も2017年に第5位とバランスファンド最上位を獲得したので人気があります。
また上述の全世界株式も設定間もないとはいえ注目は高く、TOP10くらいには入ってくるかもしれません。
三菱UFJ国際投信は、悲願?の第1位獲得のためには今から「投票は先進国株式インデックスにお願いします。」とキャンペーンを張るしかありません・笑。
■TOP10入りが微妙なファンド
トップ3の予想は以上ですが、第4位以下はどうなるでしょうか。WATANKOの予想では、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は分散度合いと低コストで現在、バランスファンドのほぼチャンピオンと目され、これはTOP10の中盤のランクを維持できるでしょう。
しかしそれ以外の5商品は順位を下げる、さらにはTOP10外になると予想します。
野村つみたて外国株投信、iFree S&P500インデックスは、「あの野村がガチ勝負の低コスト投信を出してきた」、「ありそうでなかったS&P500連動の投信の登場」ということで、設定時であった2017年は話題を集めて一定の得票がありました。
がしかし話題性だけで毎年ランキングを維持するほどこのアワードは甘くありません。
ひふみ投信は最近、アクティブ投信としてのパフォーマンスが芳しくない日が散見されていること、eMAXIS Slim新興国株式インデックスはそもそも対象とするアセットクラス自体の低迷が続くという、それぞれ成績面の不安が得票に影響しそうです。
たわらノーロード先進国株式は信託報酬の引き下げ競争に追いつけておらず、支持が伸びるか怪しい、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)は楽天VTへ人気がシフトする傾向が強まるのではないかとそれぞれ予想します。
■まとめ
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の投票期間は2018年11月1日から11月30日です。
資格要件を満たした投信ブロガーの皆さんにおかれましては、もれなく投票をすませてこのアワードを盛り上げていきましょう。
おっと、最後に大事なお知らせです。
このアワードは例年、年明けの1月に発表イベントが行われます。専用サイトによると今回は2019年1月13日(日)に予定されています。
そしてさらに例年同様、発表イベントの後は、懇親会イベントが企画・準備されています。
当該サイト
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018懇親会を開催します #foy2018
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