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2018年10月29日 (月)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)-これから買う人、手を上げてください

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(うーん、商品の良さは認めるけれど...)

先日、発表と同時に個人投資家の間で話題となったeMAXIS Slim全世界株式(オール・)カントリー)(以下、Slimオール・カントリー)がいよいよ10月31日に設定されます。

周回おくれ感が満載ですが、今回はこの投信についてどう見るかについて取り上げます。

■コスト面からみて

この商品はMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)と連動することを目指します。

これまで「日本抜き」は他にもありましたが、ACWIに連動する商品はステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが全世界株式インデックス・ファンド昨年9月に設定して以来です。

全世界株式インデックスファンドは信託報酬が0.48%(税抜、以降同じ)と、昨今のインデックス投信の信託報酬のレベルと比べれば高めであります。そのせいか設定から1年たった2018年9月末でも純資産は733百万円と低迷しています。

それに対して今回のSlimオール・カントリーは信託報酬0.142%という低コストで設定されます。

これも三菱UFJ国際投信の経営努力と本気度のなせるわざなのか、それともステート・ストリートの旧態依然としたコスト感覚と値付けなのか。…おそらく両方でしょう。

なおSlimオール・カントリーの日本のベンチマークはMSCI・ジャパン・インデックス(配当込み)をベンチマークとするマザーファンドが設定されるため、この部分のコスト高を心配する向きもあります。

しかしながら日本が占める割合は1割にも満たないこと、そしてそれ以外の先進国と新興国を対象としたeMAXIS全世界株式インデックスでは信託報酬と実質コストの乖離が小さいことからして、日本部分が仮にコストが高くても影響は限定的であり、商品トータルとしてみれば信託報酬と実質コストの乖離はそれほど開かないのではないかと予想します。

参照記事

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
【全世界株式】低コストインデックスファンド徹底比較 2018年9月末

むしろ、このSlimオール・カントリーを本当に評価し、資産形成のビークルとして活用すべきと判断したら、積み立て購入商品をこちらに直ちに切り替えてもおかしくはありません。

■購入・保有商品のモメンタムを変えるのは難しい

このSlimオール・カントリーのターゲットはずばり楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)であり、こちらからの乗り換えをターゲットにしていると思われます。

しかしながらいまから追撃を開始して、楽天VTにどれだけ追い付くことができるのか。道のりは決して簡単ではありません。

既に楽天VTを積み立て投資している個人投資家ならば、楽天VTこそ長期で積み立て投資をするにベストな商品であると信じて、これまでずっと買い続けてきたわけです。

個人投資家のそのような連続してきた商品購入と保有のモメンタム(勢い)を止めて、切り替えさせるだけの価値が果たしてSlimオール・カントリーにあるのか。

なお不幸なシナリオとしては、eMAXIS Slimの他の個別アセットクラスの商品またはバランスファンドを積み立て購入している個人投資家が、Slimオール・カントリーに乗り換えることです。これではまさにタコ足の商品乗り換えになってしまいます。


■まとめ

三菱UFJ国際投信は、このSlimオール・カントリーでもって、少なくとも他社の商品を購入・保有している個人投資家のアセットアロケーションのうち、株式部分を根こそぎゲットしたいと考えていてもおかしくはありません。もしも個人投資家が株式アセットのみをリスク資産としている場合ならば総取りということになります。

これだけの低コストならば、これから新規にインデックス投資を始める人たちにとっては大いに有力な候補となり得るでしょう。

それでは既存の個人投資家はどうでるか。

現在見える状況下では楽天VTよりも、Slimオール・カントリーの方がおそらく低コストである可能性が高いとWATANKOはふんでいますが、もしその通りになったとしても保有分、積み立て投資分含めてSlimオール・カントリーへの乗り換えがどれだけ進むのか。

今後に要注目であります。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)をこれから買う人、いたら手を上げてください。

評論だけでなく手金でもって本当に買う人、いたら手を上げて下さい。

2018年10月27日 (土)

スーパーカーの定義と現実を知る一冊

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(スーパーカーといえば、やっぱりイタ車!)


先日、日本経済新聞電子版の紹介記事のもとになったインタビューを受けた際、記者の方から冒頭に「スーパーカーとはどんな車のことを指しているのでしょうか。」と質問を受けました。

WATANKOの答えは以下でした。

★エンジンはマルチシリンダー、いわゆる6気筒以上で排気量が比較的大きい。
★サイズはやや大きめ。とくに全幅は大きめで車高は低め。
★強いエッジまたは滑らかな曲線で構成された人の目を引くデザイン。
★その他実用車の視点から見れば無用なものであるが、モデルひいてはそのブランド価値を高めるために様々な装備や技術が採用されている。

即興で答えたのですが、このようにスーパーカーの定義を他人から聞かれた時には、答え方は多少異なっていても、だいたいこのような内容をあげています。

それと、このような場合にいつもひとつだけ留意していることがあります。

それはドイツ車や日本車、あとはアメリカ車あたりまでを対象とした車づくりの世界における超高性能車、山のいただきにあるモデルはスーパーカーとは呼べないということです。

具体的にいえばメルセデスベンツSL(たとえAMGであっても同じ)、BMWのM6あたりはそれぞれ超高性能車ではありますが、「スーパーカー」という言葉をあてはめるのはスーパーカーが好きで詳しいWATANKOとしては、ちょっと違和感があります。

スーパーカーとはドイツ・日本・アメリカの車づくりの山とは別の山のいただきにある車です。

そうなるとイギリス車がちょっと真面目過ぎな面もありますが、スーパーカーの領域にかなり近づきます。

しかしなんといってもスーパーカーにふさわしいのはフェラーリ、ランボルギーニ、マセラティに代表されるイタリア車です。

幅広くて低い車高。凝ったデザインで見るからに馬力が高そうである等、車の生活実用品的な香りがほとんどしないただの「見せびらかし車」ですね。

でも周囲からは、一体どれくらい馬力が出て、どれくらい速いのか。乗った感じはどうなのか。いくらくらいするのか。などと関心を引くことうけあいです。

さて前置きがだいぶ長くなりましたが、ここでスーパーカーの定義と現実について書かれた一冊の図書を紹介します。

本書にはスーパーカーの定理、真実、現実、そしてスーパーカー(ビジネス)の将来について取り上げられており、誤解をおそれずにごく簡単に述べるとすれば、昔のスーパーカーとは性能はカタログに遠く及ばず、品質は良いとはいえず、技術的にも保守的といったハッタリだらけのモデルが多かったことが語られています。

いまではそれらはだいぶ改善されて、本当の高性能を備えた車へと変貌を遂げてきましたが、要はそのようなことよりも、スーパーカーにとって大事なことは何かということについて触れています。

本書ではページの大半がフェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、デ・トマソの歴史について書かれています。それらについて興味がある方はともかく、WATANKOからはそれらのページよりも第1章「誰も知らないスーパーカーの真実」、第2章「スーパーカー業界の現代」、そして最後の7章「ス―パーカーブランドの将来」を読まれんことをお勧めします。

この駄ブログタイトル「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」でいうところのスーパーカーはメルセデスベンツのうんとこさ高いモデルをイメージしているわけではありません。

ベンツがいくら高くて高級なあつらえであり、静かでバカ太いトルクを持つエンジンを積んでいたとしても、なんだか所詮はビジネスマンの世界の延長にあるモデル、スーツを着て乗る車の域を出ません。

スーパーカーとはイタリア車に代表される無駄に美しく、作り手の情熱が宿った(ように見える)工芸品、半美術品のようなものであります。

(あとがきについて)

妻ミサト「それじゃあ、ポルシェってどうなの?ドイツ車だからスーパーカーではないの?」

WATANKO「いいところをつきますね。ポルシェは『実用性を忘れていない高性能スーパースポーツカー』と『スーパーカー』の狭間にあるモデルであり、人によってスーパーカーかどうかは意見が分かれるところでしょう。」

妻ミサト「ペキペキなデザインのランボルギーニと並べてみると、たしかにポルシェは乗用車然と見えるわね。」

WATANKO「あなたのお好みはどちらでしょうか。」

妻ミサト「エンジン音がうるさくない方がいいわ。近所迷惑だもの。」

WATANKO「!!!」


2018年10月25日 (木)

預金残高10万円-1990年代後半の辛い時代

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(お金がありません)

2018年秋は10年前に起きたリーマンショックを振り返る記事を書く個人投資家ブロガー達にとってセンチメントな時節であります。

中でも相互リンクさせていただいていますインデックス投資日記@川崎のkenzさんは、勤務先のリストラ話を詳しく取り上げており、リアリティ満載であります。

参照記事

インデックス投資日記@川崎
10年前のリーマン・ショック当時の世界同時株安の体験その1

さてリーマンショックは100年に一度と言われるくらいの大不況でしたが、そこまで大規模ならずとも?過去の経済不況はなにもリーマンショックだけではありませんでした。

そこで今回は日本で1997〜1998年頃に起きた経済不況の頃、WATANKOが体験した勤務先のリストラの記憶をとりあげてみます。

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時に西暦1998年

アジアでは前年にタイ発の通貨危機が発生、当年では日本では金融危機が起こり、証券会社、そして絶対に潰れないと言われていた銀行がいくつか経営破綻しました。金融機関の中小企業に対する「貸し渋り」が流行語になるなど金融業界は低迷の時期にありました。

WATANKOが働く勤務先は、主たる顧客である海外からの発注が減る中、1994年頃から生じた円高の影響により国際競争力が急速に低下、新興国の競合先に仕事を奪われる展開が続きました。その結果、業績が一気に悪化、経営陣は入れ替え、金融機関からの支援を受けるなどの事態に陥りました。

そしてリストラが始まります。全社員!を対象に早期退職制度が導入され、その一方で主に中高年を対象に戦力外通告、肩たたきが行われた結果、社員は大幅に減りました。

そのあとに残った社員にとっても給与・賞与は大幅カットされ悲惨な状態が始まりました。

WATANKOの周りでも転職先紹介会社のリストが出回っていたり、残った社員達もこの沈みゆく泥舟に残っていて良いものか、いつ破綻するのかと疑心暗鬼な中で仕事をする日々です。誰かが辞めると「ああ、あいつも会社に見切りを付けたか」とよく思ったものです。

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さて当時のWATANKO自身はどのような状況であったか。

結婚して数年が経ち妻と幼い長男の3人暮らしであり、将来かかるであろう教育費や住宅の購入に向けて貯蓄をしていかなければならない状況でした。いわゆる若夫婦の「貯め時」にあたりました。

そこへ給与・賞与の大幅カットが直撃したのですからひとたまりもありません。

加えて間の悪いことに、1994年~1996年に所有していたマイカーのシトロエンXMが札付きの不良モデルであり、故障が頻発して修理費が嵩みすぎた結果、貯金がかなり減ってしまいました。

当時のWATANKO若夫婦にとってのお金はフローが細くなり、ストックも激減する状態です。

将来に向けた天引きの財形貯蓄で年間1,000千円程度を貯めることはなんとか続けられましたが、残ったお金での生活はなかなか大変でした。毎月通帳残高とにらめっこをする有様です。

ワースト記録としては預金残高が100千円を切る時もありました。

家計は当然ながら節約が続きます。妻が地元の激安スーパーで買ってくるのは3丁100円の豆腐です。週末は当時住んでいた県内にある大きな公園に幼い長男を連れて行くなどお金をかけない余暇の過ごし方が続きました。

幸いなことにまだ社宅が残っており、住居費は比較的安価に抑えることができました。家電など耐久消費財は結婚当初に色々と揃えたので当面は買い替えが不要でした。

やがて2000年代の半ばにさしかかると勤務先の業績は回復に向かい、給与カットはなくなり、賞与の支給額も徐々に上がっていきました。

一方で家計の節約は継続していましたので、銀行の預金残高はみるみる増えていきました。

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あの頃のリストラ、そして家計が苦しい状態であれば、とてもリスク金融商品による投資などはする気にはなれなかったでしょう。

20年前に信託報酬0.109%(税抜)の超低コストで、世界の先進国22か国に分散投資できるeMAXIS Slim先進国株式インデックスが設定されていたとしても、たとえ1万円でもあっても購入する気にはなれなかったでしょう。

投資は余裕資金で行うことが鉄則ですが、家計がとてもきつかった当時のWATANKOにとっての余裕資金はゼロ、そしてリスク許容量もまたゼロでありました。

遠い20年前の出来事であります。

(あとがきにかえて)

この後に徐々に認知症にかかった父に代わって実家の不動産賃貸業を手掛け始め、さらに数年後にはインデックス投資を始め、現在に至ります。

もしもタイムマシンがあったなら20年前の自分に資金援助をしてあげたいという気もおきますが、一方であの頃の節約の経験がその後、収入が増えても浪費しない家計を形づくる土台となっていたので、今となってはとても良い経験でありました。


2018年10月23日 (火)

華麗なる法人成りを考える際の現実的な視点

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(法人成りは慎重に)

個人投資家諸氏の中には自分が行っている副業を個人事業から法人へと転換し、その経済面のメリットを享受しようと考える方、そして実行に移す方をWeb上でもリアルでもみかけることがあります。いわゆる法人成りであります。

自営業においてのそれは、商売が一定規模以上になってきたときには至極当然の発想であり、行動でありましょう。

WATANKOはその昔、アパート経営を始めた時に、アパート建築・仲介会社から法人成りを勧められました。アパート経営の売上と給与所得をあわせて、年収が20百万円程度を越える場合、法人成りした方がオトクとのことです。

はたしてWATANKOのようなサラリーマン兼業不動産投資家にとって法人成りは妥当な選択なのでしょうか。

■法人成りのメリットの現実的な視点

法人成りのメリットとそれに対するWATANKOがみた現実的な視点は次のとおりです。

「一定額の所得以上であれば、税率は個人よりも法人の方が低いです。」

「家族を役員にして所得を分散させ、累進課税率を引き下げます。」

⇒これは税務的にはそのとおりですが、金額的に十分なメリットになり得るためにはそれなりの所得規模があることが必要です。後述しますが、法人化にともなう維持コストの発生をカバーするとどこまで手残りの利益があがるのか。

「個人では認められない経費も法人なら認められます。」

「さらなる節税方法として保険を購入して利益圧縮できます。」

⇒自家用車の減価償却費も計上できることにはグッときます。しかし冷静になればこれは税金分がかからないという話であり、出費自体は個人も法人も同じです。費用計上できるからといって、浮いた税金分以上に無駄な出費自体を増やしてしまっては元も子もありません。また個人事業主であっても経費での落とし様は色々とあり、法人の場合との差もどれだけあるのかについては一概には言えません。

「欠損金がでれば繰り越しして、後年の利益とぶつけて節税できます。」

⇒赤字が出ることを前提としたメリットが果たしてメリットと言えるのでしょうか。これは赤字に対する税制面の救済であり、赤字自体を丸ごと補填するものではありません。セーフティネットのようなものと勘違いしているとしたら危険です。

「法人なので信用力があがります。」

「債務に関して有限責任にできます。」

⇒個人事業主が法人成りした会社に対して、その個人以上の与信など付きようがありません。借り入れをしようとすれば、個人保証を求められるケースが多いのではないでしょうか。その意味からすればこれらはほとんど幻想にすぎません。

■不自由で手間がかかる点を覚悟すべき

一方で法人成りに対するデメリットもあります。

「赤字でも税金の支払いが発生します。」

「設立費用が掛かることに加えて毎年の決算、税務などの事務コストが増えます。」

上記はよく指摘される内容ですが、現実的な視点からみれば、ことはそう簡単ではありません。

1.スキームが複雑化

法人形態を導入することで、自分の所有不動産に関わるスキームが複雑になり、所有不動産の将来のマネジメントに制約をうけることがあります。

将来、子どもなど後継者が法人や不動産を引き継ぐ時に、このスキーム含めてきちんとできるのか?個人の死後、後継者はひょっとしたら法人の清算や不動産の売却を行うやもしれません。そのときに複雑なスキームを残しておくと恨まれそうです。

2.都度、専門家の費用がかかる

何か追加アクションを起こそうとするたびに、専門家に依頼することになり、諸経費が発生します。あわせて手間暇もかかってきます。

こういった費用は法人成りで得た節税分を結構相殺してしまうやもしれません。

3.法人の資産を勝手に利用できない

法人成りによって、法人名義の現預金がある程度たまる仕組みとなります。法人名義のこの現預金を使って、個人が自分の名義で勝手に別途資産を買うわけにはいきません。

その場合、かたいことをいえば法人と個人の間で金銭貸借の契約を交わし、個人は法人に一定の金利を支払う必要があります。また返還をしないならば、永久に契約の更新が必要です。

■まとめ

上記1~3の問題は、個人が法人経営に余裕時間のかなりを割いて取り組み、かつそれ自体にやる気をもって取り組み、十分なシミュレーションの上に実行すれば、最終的には個人事業よりも経済的な便益も得られるでしょう。

自営業の方であれば法人成りのメリットを徹底活用すべく、こうして知力と体力を投入することは十分可能かもしれません

しかしながら、サラリーマンが兼業の形態として、単に節税のために気軽に法人成りを実行することには慎重になるべきです。当初思いもしていなかった手間や費用負担が発生する、複雑かつ制約があるスキームのために資産利用や法人の移管がとても大変となる、といった現実的なデメリットが生じる可能性を忘れてはなりません。

(あとがきにかえて)

本記事では専門的な税務アドバイスととられかねないように、税制に関する具体的な数値には言及していません。税制面の詳細については関係官庁・自治体やしかるべき専門家に確認いただきますようお願い致します。

2018年10月20日 (土)

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018-楽天VT、ニッセイ外国株式、そしてeMAXIS Slimシリーズの三つ巴を予想 #foy2018

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今年も恒例のアワードのシーズンがやってきました。個人投資家ブロガーによるスポンサーレスのもとに行われる人気ファンドの投票大会です。

前回2017年のTOP10は以下のとおりです。

【第1位】楽天・全世界株式インデックス・ファンド
【第2位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
【第3位】楽天・全米株式インデックス・ファンド
【第4位】野村つみたて外国株投信
【第5位】eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
【第6位】ひふみ投信
【第7位】eMAXIS Slim新興国株式インデックス
【第8位】たわらノーロード先進国株式
【第9位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
【第10位】iFree S&P500インデックス

そして2018年のサイトも開設されました。

該当サイト

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018

さて今年はどのファンドが第1位を獲得するのか、どの商品が上位に食い込んでくるのか。早速WATANKOも三流競馬新聞記者の面持ちで予想してみたいと思います。

■3つのファンドシリーズでトップは争われる

2014年~2016年と3年連続で第1位を獲得した<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ)ですが、2017年は楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)にその座を譲りました。さて2018年はどうなるでしょうか。

そして今年、個人投資家の支持が拡大して、資金流入を伸ばしてきた三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズが個人投資家の支持を広げてきています。

2018年はニッセイ、楽天にeMAIXS Slimを加えた三つ巴の争いになると予想します。それぞれの特徴をとりあげてみます。

【楽天VT】

順調に資金流入を続けてきた楽天VT。株式相場の好調を背景に順当にいけばV2の可能性は高いです。昨年楽天VTを選んだブロガーが他社商品に鞍替えする積極的な理由は見当たりません。

初年度の決算を迎えて実質コストが高いことが話題にあがりましたが、SNSをざっと眺めるかぎり、現在は沈静化している模様です。

楽天・全米株式インデックス・ファンドと得票が分散することも予想されますが、昨年はそれでも1位を獲得しています。これも本家VTの高い人気のなせるわざでしょうか。

【ニッセイ】

首位奪還なるか。今年夏に信託報酬の最安値を更新して、日本株式インデックス投信の水準をも置き去りにする驚異の低信託報酬0.109%(税抜、以降同じ)を実現しました。

しかしそれ以外の話題性は乏しく、目立っている楽天やeMAXIS Slimシリーズのファンドに負けずに地道にどこまで得票できるでしょうか。eMAXIS Slimの伸び具合によっては2位はおろか、3位に転落する可能性もあります。

【eMAXIS Slimシリーズ】

eMAXIS Slimシリーズは先日、日本を含む全世界株式が設定されるなど話題を集めています。信託報酬最安値追随型、そして実質コストも安いとなれば新しく積み立て投資を始める人ならコレ一択です。(これって「思考停止」でしょうか。)

ただ第1位を狙う点からみると、複数の商品に得票が分散してしまう恐れがあります。

本命はおそらくは先進国株式ですが、8資産均等型も2017年に第5位とバランスファンド最上位を獲得したので人気があります。

また上述の全世界株式も設定間もないとはいえ注目は高く、TOP10くらいには入ってくるかもしれません。

三菱UFJ国際投信は、悲願?の第1位獲得のためには今から「投票は先進国株式インデックスにお願いします。」とキャンペーンを張るしかありません・笑。

■TOP10入りが微妙なファンド

トップ3の予想は以上ですが、第4位以下はどうなるでしょうか。WATANKOの予想では、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は分散度合いと低コストで現在、バランスファンドのほぼチャンピオンと目され、これはTOP10の中盤のランクを維持できるでしょう。

しかしそれ以外の5商品は順位を下げる、さらにはTOP10外になると予想します。

野村つみたて外国株投信、iFree S&P500インデックスは、「あの野村がガチ勝負の低コスト投信を出してきた」、「ありそうでなかったS&P500連動の投信の登場」ということで、設定時であった2017年は話題を集めて一定の得票がありました。

がしかし話題性だけで毎年ランキングを維持するほどこのアワードは甘くありません。

ひふみ投信は最近、アクティブ投信としてのパフォーマンスが芳しくない日が散見されていること、eMAXIS Slim新興国株式インデックスはそもそも対象とするアセットクラス自体の低迷が続くという、それぞれ成績面の不安が得票に影響しそうです。

たわらノーロード先進国株式は信託報酬の引き下げ競争に追いつけておらず、支持が伸びるか怪しい、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)は楽天VTへ人気がシフトする傾向が強まるのではないかとそれぞれ予想します。

■まとめ

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の投票期間は2018年11月1日から11月30日です。

資格要件を満たした投信ブロガーの皆さんにおかれましては、もれなく投票をすませてこのアワードを盛り上げていきましょう。

おっと、最後に大事なお知らせです。

このアワードは例年、年明けの1月に発表イベントが行われます。専用サイトによると今回は2019年1月13日(日)に予定されています。

そしてさらに例年同様、発表イベントの後は、懇親会イベントが企画・準備されています。

当該サイト

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018懇親会を開催します #foy2018

こちらもお忘れなく!

2018年10月17日 (水)

目標3億円の取り崩し方と売却損19万円の反省

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(皆様、日経記事閲覧ありがとうございます。)

昨日、日本経済新聞のインタビュー記事を紹介致しました。記事の中では、この駄ブログでは今まで触れていなかった数字『目標3億円』『売却損は19万円だけ』について言及しています。

そこで今回はそこのところを補完する内容をお届け致します。

■目標3億円

WATANKOは給与所得と不動産賃料収入から得た余裕資金でもって40歳からインデックス投資をはじめました。

当初は年間10百万円を投資にまわして定年を迎える60歳までの20年間で投資元本を2億積み上げる計画でした。

それを年間平均利回り5%で運用します。20年間の平均投資残高は1億円。これに5%×20年分として運用益が1億円。

投資元本2億円とあわせて3億円を目指す青写真でした。

これまでこの駄ブログでは「平均年利5%で運用し、20年かけて投資元本を1.5倍にまで増やす」と述べてきましたが、今回のインタビュー記事では具体的金額までを明示した次第です。

■3億円の取り崩し方

それでは60歳で3億円を達成できた場合はどうするのか。これについては逆に年間10百万円ずつ、30年間をかけて取り崩していく考えです。

毎年10百万円の資金用途は以下の3つです。

★ゆとりある生活のための費用

★子ども達への相続資金(毎年少しずつ進める予定です。)

★スーパーカーの減価償却費(←ここ重要)

なお出口戦略の議論でよく取り沙汰される質問として「取り崩しステージにおいて相場が下落して売却損が出たらどうするのか」という質問については、「相場が上昇して60歳以降も運用益を稼ぐことができたらどうするか」という質問を返しましょう。

要は売却損が出たら、後年の売却益とぶつけて相殺するということです。

そしてWATANKOは70歳になったらリスク商品による運用を一切辞めます。


■売却損19万円の反省

それとWATANKOは長期投資、バイ&ホールドが身上ですと普段言っている割には、過去に売却経験があることもこの際懺悔しておきましょう。

2012年末のアベノミクスが始まった頃と、2013年末の2度にわたってインデックス投信、ETFを合計24本売却しました。

当時の背景・事由は次のとおりです。

1.積み立て商品を度々切り替えてきた結果、保有商品が30本近くにまで膨れ上がり、信託報酬が比較的高めの商品を中心に絞り込みを行いたかった。

2.1の中でも5年近く含み損を抱えた商品は、相場が上向いて損益トントン近くになりさえすれば処分したかった。

3.証券優遇税制が2013年末で終了するので、税メリットを最後に享受したかった。

その結果、アベノミクスが始まり相場が上昇してようやく基準価額もあがり、損失が急激に縮小している最中、「先々になったらまたどうなるかわからない、すぐまた下落するかもしれない。」というプレッシャーに抗しきれず、24本の商品を売却しました。そしてこのうち6本については売却損が合計19万円発生したのです。

売却した商品の一覧は次のとおりです。

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これが10年間でWATANKOが被った損失の全てです。

これが正しい選択であったかどうかはその後から現在まで続く相場好調をみればいうまでもありません。売るにしてもせめてもっと評価損益が改善してからにすべきでした。

なおこれらの売却により得た資金の大半は直ちに当時信託報酬が最安値であったインデックス投信の購入資金に充てました。

これについては直ちに実施して正解でした。欲をかいて「相場がまた下落してから買い戻そう」と預金のままホールドしていたら、どれだけの機会損失になったことでしょうか。


■まとめ

個人が様々な環境の変化、心境の変化におかれながらも長期投資を続けていくことは、想像以上に忍耐力が求められます。

10年続けてきたWATANKOも前半期はいろいろと迷ったり、試行錯誤しました。

近年、長期投資を決意して船出を始めた方々におかれましては、一度決めた方針はよほどの見込み違いが判明しない限りはブレなく続けていくことをお勧めします。

途中変更が必ずしも吉と出るかどうかわかりません。

1番大事なことは続けること、2番目に大事なことは続けること、そして3番目に大事なことは続けることであります。

May god bless you!

(あとがきにかえて)

妻ミサト「ピピピーッ、最後の言葉は、某投資イベントで言われたフレーズのパクリであります。」

WATANKO「良いことは誰が何べん言ってもいいんです!(キリッ)」

2018年10月16日 (火)

日本経済新聞電子版の投信コラムにて紹介されました。そして当ブログご挨拶

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(WATANKOです。よろしく。)


投資ブログを運営していると、いろいろな機会に巡り合うことがあります。ブログをきっかけにオフ会に参加させていただいたり、雑誌のインタビューを受けたり、講演の依頼が来たりと…それらは大変ありがたくも貴重な体験であります。

さてこの度は投信ブロガーを対象にしたQUICK資産運用研究所の取材にうけ、それが本日の日本経済新聞電子版の投信コラムにて詳細されました。

該当記事

日本経済新聞電子版 投信コラム
ワタンコさんのハイブリッド運用(投信ブロガー)

2017年11月からこれまで24名の個人投資家ブロガーが紹介されており、僭越ではございますがWATANKOが25番目として続くことになりました。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

さて上記記事をきっかけに当ブログにお越しいただきました皆様、投資ブログ「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」を運営するサラリーマン兼業投資家のWATANKOでございます。

WATANKOの投資行動の前提条件やこれまでの投資歴などは、上記記事や当ブログ左上にあるプロフィールをご覧いただけますとありがたく。

当ブログはインデックスファンドによる資産運用がメインテーマです。しかしながらWATANKO自身は金融リテラシーがそれほど高くはなく、資産運用の面では初心者の域をいつまでたっても出ない市井のビジネスマンです。

したがって当ブログはよく勉強されている個人投資家のブログのような有益情報満載、知見の披露、主張の発信のようなブログではありません。

しかしながらそれであっても凡人ビジネスマンの目線でもって資産運用に関する率直な疑問や感想、意見を自分の言葉で書き連ねていきたいです。

またインデックス投資だけでなく不動産投資のリアル、家計ネタ、自動車オタクの大言壮語あるいは重箱の隅つつき他を題材として織り交ぜながら月15回~20回のペースにて記事更新します。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

正直言ってお金に特別大きな執着はありませんが、一般的にビジネスマンとしても個人としても資本(お金)があれば、それを活かしてもっと増やそうと考えるのは自然な発想のひとつであります。

しかしタダ同然で銀行に預けておくのは悔しいですし、一定のリスクを取ることを許容しています。でもその取り方はというと、みすみす敗残する手法は選びたくはありません。そこでいきついたのが長期投資、分散投資、積み立て投資の世界でありました。

なお目指している投資のリターンの水準はというと年間平均5%前後であり、それは一見するとつつましいレベルかもしれません。

しかし企業が事業活動の結果得られる最終利益の水準や、それを獲得するためにとっているビジネスのリスクを土台として考えれば、このリターン目標には十分な妥当性があると考えています。

世の中、5%を稼ぐのも大変ですよ。

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冒頭の紹介記事の中でWATANKOの投資を一言で語る際のキーワードとして、不動産投資とインデックス投資を併用する「ハイブリッド運用」という言葉が用いられております。

投資とはいろいろな手法があり、それらのうち大半は勉強が必要なものばかりであり、「時間」と「手間」と、それから儲けることを目的とした行動に対して逆説的ですが「お金」がかかるものであります。

このような投資手法と比較してインデックス投資は誰にでもわかりやすく、手間がかからず、市場のリスクと自分のその許容量を理解していれば取り組み易い手法であります。

つまり他の様々な投資手法と併用する投資手法として相性がよいです。

なおこのようなことを声高に申しあげなくとも、我々の年金資産はGPIFによってインデックスファンドを用いた運用が行われているため、間接的ではありますが既にインデックス投資との接点ができていることも添えておきましょう。

というわけで忍耐と煩悩、蓄財と消費のパフォーマンス・ストーリー、「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」

皆様ご笑覧のほどよろしくお願い致します。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「ちょっと!大事な紹介が抜けているのですけれど。」

WATANKO「ああ、そうだ。時折こうして末尾に妻からのツッコミと、私からの返しがあります。」

妻ミサト「老後の資産は夫婦で築くものなので当然よね。」

WATANKO「そうですねー。(棒読み)」

2018年10月14日 (日)

2018年10月の積み立て購入商品

【10月12日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

145,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

51,866千円

■損益率

35.8%

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WATANKOは給与所得と不動産賃貸収入から得た余裕資金をもって日本株式、先進国株式、新興国株式のインデックス投信をSBI証券にて毎月積み立て購入しています。

さて今月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

201810312

さらに10月の仕入れの結果、9月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)
*表中の金額単位は円です。
*NISAは暦年ごとに損益を認識する必要があるため2018年の分のみの表記としています。

201810313

ちょうど先月15日の同記事では「運用益が58,461千円と運用開始以来の最高額を更新しました。」と正直ちょっとうれしい気持ちを隠し切れず書いてしまいましたが、運用成績はジェットコースターにように急降下です。

9月末の運用益62,718千円から51,866円と10,000千円以上も下落しました。

しかしながらこれくらいの下落は過去に何度も経験しております。

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そしてその度に相場はやがて復活して、最近では9月末の結果に至っております。

ですから長期投資家としては今回の騒動?も完全にデジャヴューであり、せいぜい「少しスポット買いをしておくか?」くらいの興味しか湧いてきません。

WATANKOと同じく長期投資を目指す個人投資家の方々におかれましては、マスコミが過度に騒ぐ時限的なプチ狂騒曲に振り回されることなく、そうですね、秋の紅葉を楽しむ旅行でも計画されてはいかがでしょうか。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「下落!?、相場がもっと下がらないうちに換金しましょう!!」

WATANKO「アカンですよ。長期投資はまだ終わってないって言うじゃな~い。しかもまとまった資金需要もありませんから!残念!!“損切り”斬り!!」

妻ミサト「先月に続いてまた古い一発漫才ネタなの?いい加減にしましょう!」

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2018年9月の積み立て購入商品(2018/9/15)9


2018年10月12日 (金)

BNDからの2018年10月分分配金-株式下落したから債券いっとく?

【10月11日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

145,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

52,673千円

■損益率

36.3%


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WATANKOは外国債券のETFであり、自身のポートフォリオに組み込む価値があると判断しているBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2018年10月分の分配金が支払われました。税引き後で447.95ドルです。

これまでの推移は以下のとおりです。

201810311

さて、債券に関する雑感です。

昨日11日の東京株式市場で、日経平均株価は前日の米国株急落を受けて一時1,000円超と大きく下落しました。終値で見ると下落率は前日比で4%未満ですが、ダウ平均の下落も影響してか個別株取引や信用取引を行っている個人投資家の中にはもっとどえらいダメージを受けた方もいるさまがSNSを通してうかがい知れます。

かくいうWATANKOも9月末比で10百万円、5%近くの資産残高が減少しました。全く気にしてはいませんが。

さあこれで株式投資で肝を冷やされた御仁におかれましては、アセットアロケーションの一部に値動きがマイルドな債券を組み入れてはいかがでしょうか。

ブラックコーヒーに適度なミルクを入れることで苦みが緩和される。そんな扱いにも似たポートフォリオのマイナーチェンジを考える機会にしてもいいかもしれません。

妻ミサト「そんなこといったって、あなたご自慢のBNDも債券のくせに下がっているわよ。」

WATANKO「ううう、でも値下がりはマイルドであります。」

2018年10月10日 (水)

アクティブ個人投資家の本当の実力をみてみたい

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(アクティブ個人投資家の実力とは?)

アクティブ運用を信条とする個人投資家がブログやTwitterなどで、自身のアクティブ投資の成功をアピールされている様子をよくみかけます。

どれどれと詳しく拝見すると、大体リーマンショックで大損、そして最近は大儲けという履歴を辿っており、インデックス投資と同じ傾向なので、そこに驚きを覚えることは少ないです。

2016年の米国大統領選以降、一時的な停滞はみられたものの年単位でみれば相場の好調が持続しています。

インデックス投資を行う個人投資家は、自身の運用の成果は市場全体の伸びに起因していること理解している方が多いです。よって運用成果をことさら自分の才能とその成果として自慢するような人はあまりみられません。

しかし一方でアクティブ個人投資家は、ブログやTwitterを眺めてみるとだいぶ鼻息が荒いです。

「俺の資産運用の成績はここ2年で+200%だ。俺の銘柄選び、商品選び、特定のアセットクラスへ山を張ったことは正しい。これで俺の投資の手法は的確であり、成功の秘訣として立証された。」

などと個人投資家としての誇りと幸せはMAX状態かもしれません。

たしかにアクティブ投資として、インデックス(市場平均)に対してしっかりとベータをとれたのでしょう。おめでとうございます。

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しかしながらそのような好成績をずっと続けることが果たしてできますでしょうか。

もしも市場が下落・低迷モードに切り替わった場合、成功したアクティブ個人投資家の運用は、自身がとった投資の手法や採択した基準が逆作用を起こし、それまで獲得したベータと同じかそれ以上のダメージを被るようになるかもしれません。それでは元の木阿弥であります。

そこでWATANKOがアクティブ個人投資家に関して注目しているところは、相場下落時に市場平均の下落に対して、まさにアクティブに運用手法を切り替えて、市場平均に対して相対的にどこまで優れた結果を残せるかであります。

典型的な例をひとつあげるとすれば、相場が下落する時期に差し掛かってきたと判断したら個別株ならショートを張る、手持ちファンドなら一斉に売却するという行動を果敢に行う必要があります。

とくにSNSの世界にその名前を轟かせている?〇〇〇〇〇郎さんや□□□□□男さんにおかれましては、是非ともその手腕を発揮してもらいたいとこです。

その意味においては、はやく市場の暴落がやってこないものかと、これを待っているWATANKOでありました。


2018年10月 8日 (月)

NISA2014年ロールオーバー手続き完了

2014年からスタートしたNISA(少額投資非課税制度)ですが、その初年度が所定の5年間の非課税期間の満了を迎えます。そこでWATANKOは自分が投資した2014年の非課税枠について、2019年の取り扱いをどうするか先日記事にてUPしました。

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NISAの運用の軌跡は長期投資の縮図(2018/9/27)

(続)NISAの運用の軌跡は長期投資の縮図(2018/9/29)


結論はロールオーバーでありまして、WATANKOは早速SBI証券に手続きを申し込みました。

すると1週間程度でSBI証券から連絡が入り、ロールオーバーの手続きが完了したとのこと。

画面キャプチャーをドン!

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画面上にある野村インデックスファンド・新興国株式(Funds-i)は2014年から2017年にかけて4年連続でNISAにて積み立て投資を行ってきた商品です。

このうち、2014年中に購入した718,586口分に対して、最終的には2018年12月末の基準価額を乗じた評価額がロールオーバー、つまり持ち越しされるわけです。

でも718,586口といってもピンときませんよね。これは当時の購入元本では900千円となります。

いわずもがなですが基準価額が高ければ購入していた口数は少なくなっており、逆に低ければ口数は多い記録となっています。

つまりその2014年当時の購入した口数に2018年末の基準価額を乗じるということは、当時の基準価額と現在の基準価額との差異によって2018年末時点の評価損益が決まるわけです。

損益がプラスであれば非課税となり、ロールオーバーした際に、そのプラス分が丸々新たな元本として組み入れられることになります。

あともうひとつ2014年のNISAで購入していたニッセイ日経225インデックスファンドもまた53,804口がロールオーバーされます。

現在の基準価額の水準で2018年末を迎えたとしたら、2つのインデックス投信の評価額は1,200千円近くになります。

こうしてNISAの2014年はなんとか良い成績でロールオーバーできそうです。(まだ楽観はできませんが)

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しかし2015年以降はどうなるでしょうか。年によっては高めの基準価額で投信を購入したときもあるでしょう。そのような年は5年経つと評価損にまみれているかもしれません。

それならばと、こうした事態を回避すべく評価益が出ているうちに売却してしまうという行動に出る個人投資家がいるかもしれません。

しかしその個人投資家は売却してしまった非課税枠の分が、その後さらに伸びた場合に得られたはずの利益を逸してしまう可能性があることを十分に想像すべきです。

少しだけ賢い人間であれば、投資に限らず、起こりえなかったこと、人生において選ばなかった選択肢の先にある光景を想像することは難しくはないでしょう。

結局、市場の先読みができない以上、適切な売却のタイミングを読むこともまた叶わずであります。

よってWATANKOはNISA5年分はすべてロールオーバーする予定です。

(あとがきにかえて)

え?市場の先読みができて、売却のタイミングが読める?

そのような紳士淑女におかれましては、NISAなんてケチ臭いスキームに頼らずに、どうかレバレッジを利かせて集中投資とタイミング投資に励んでください。

2018年10月 6日 (土)

VTIからの2018年3Q分配金

WATANKOは所有する不動産物件のなかにある遊休物件について、これを処分して、「不動産を賃貸して得る収入」から、「証券をバイ&ホールドして得る分配金収入」に運用方法を切り替えています。

そのビークルとして採用した証券はバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)。購入元本は1株127.83ドル×2,760株=352,765.40ドルです。購入時の平均換算レート(111.28円/$)で39,257千円です。

■分配金収入

さてVTIの分配金は年4回、四半期ごとの支払いであり、WATANKOはVTIを購入して以来、5回目となる2018年第3半期(3Q)の分配金を受領しました。税引き後で1,419.39ドルです。円換算すると9月末換算レート(113.49円/$)にて161,087円になります。

201809306

合計5回の累計をもとに単純年換算すると670千円、円建ての分配金利回りは1.71%となります。

■トータルリターン

元本投資額の評価額について、6月末に比べると外貨建てで基準価額は上昇かつ円安となり、円建て評価額は46,875千円に上昇して評価益は+7,619千円、+19.4%まで拡大しました。

201809307

分配金収入合計とあわせて19か月でのトータルリターンは+8,288千円、+21.1%となりました。

■売却した遊休物件のその後

さて冒頭にて触れたとおり、このVTIの購入資金は遊休物件を売却して得たものです。

その手放した物件は更地なのですが、売却後1年近く現状のままであり、買い取った不動産業者が最近になってようやく敷地の片隅にショールームを兼ねた事務所を立てて営業を始めました。

売却当時は敷地内に分譲マンションを建てると聞きましたが、はたしてその後はどうなったのか。目論見通りに事はすすんでいるのか。それとも予期せぬ事態となって計画の見直しでもやっているのか。

ともかくWATANKOはこの土地についての所有のリスクを回避しました。あとは新たな所有者となった不動産業者がこのリスクを収益獲得の機会にどう変えていくのか。

WATANKOが手放した空き地が立派に利用され、地域の人々の幸せに繋がるならばよいでしょう。

マンション開発・分譲には特に関心を持ちえないWATANKOにとっては、ここから先は不動産業者の成功を記念するばかりであります。


2018年10月 4日 (木)

不動産を子ども達の足枷にはしたくない

【10月3日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

145,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

62,466千円

■損益率

43.1%

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(この物件、どうしますか?)


親から不動産を相続した方々におかれましては、その不動産を将来どうするのでしょうか。

なかには不動産そのものだけではなく、「土地は唯一無二の財産。先祖代々から受け継がれた土地を自分の代で手放すわけにはいかない。」という固定観念までも一緒に親から引き継いでいる方がいるかもしれません。

ところで「先祖代々の土地」とはいいますが、そもそも土地が有難われたのは、そこを田畑として利用することで米をはじめとする農作物を収穫することによって経済的な基盤となったからです。また戦後の高度成長期は事業用地、居住用地として賃貸ないし売買で大金を得られたからです。

しかし今やそんな土地神話は、一部の都市圏を除けばかなり廃れており、持っていてもお金を生む財産として活用するにはそれなりの工夫と努力が必要です。

今の世の中には土地の有り難みが以前に比べればグッと減ってきています。

特に田舎にいけば境界線がはっきりしない、接道がほとんどないという条件の土地を受け継いでいるケースも見られ、現地を見て「さて、どうしたものか」と頭を抱える子孫もチラホラ・・・

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もしも先祖代々の土地と称される不動産を相続した貴方が、その不動産の処分を考えた時に親類から「先祖代々の土地を売るなんでとんでもない」とクレームを受けたのなら、どうしますか。

WATANKOなら、そんな相手に対して「それならあなたが固定資産税を普段してくれますか?それとも適当な賃貸先を斡旋してくれますか?なんなら斡旋の謝礼を支払ってもいいですよ。」と問い返したいです。

先代から受け継いだ「家」を守る。その象徴的な行動が、継承した不動産をキープし続けることでしょうか。

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先祖から受け継いで次代に残すものがあるとしたら、それは先祖の血脈を持つ者の「繁栄」ではないでしょうか。

つまり親がすべきことは、子ども達にたいした利用価値がなくなった不動産を後生大事に引き渡すのではなく、子ども達が経済的に自立して立派になってくれるよう道筋をつけたりタイムリーな支援をすることではないでしょうか。その方がよほど先祖は喜ぶでしょう。

子ども達が努力を積み重ねてひとかどの成功を収めることの方がはるかに素晴らしい。そのためにお金が必要となれば、親は先祖代々の土地を処分しても構わないでしょうし、継承した子ども達が必要と思えば手放してもよいでしょう。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

以上のような考え方のもとにWATANKOは保有する不動産をそっくりそのまま子ども達に引き渡すことは考えていません。

事業用地、居住用地であってもいざとなれば売却が比較的容易な物件は残して継承してもらうメリットがあります。

しかし一方で売り手がつきにくい、何らかのトラブルを抱えた不動産は自分の代でその始末をつけておきたいと考えます。そのような不動産を子どもたちに継承させたとしたら、それは問題の先送りであります。さらに子どもたちが将来、解決を図ろうとしても時間の経過とともに情報が飛散し、当時の関係者も居なくなるなど今よりも不利な状況におかれる確率は高いです。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

WATANKOは子ども達に対して管理の手間がかかったり、活用や処分が容易ではない特定の不動産に縛られた生き方をさせたくはありません。子どもに足枷となる不動産を渡したくはありません。

したがい普段はほったらかしでよい、いざとなれば処分が容易な事業用ないし居住用の不動産だけを最低限残して、あとの不動産が時間をかけて処分をすすめることに決めました。

2018年10月 1日 (月)

2018年9月末運用状況--評価益最高額を更新

国内外ともに相場が上昇かつ円安で9月の運用状況はとても好調でした。おそらく個別株取引をされている個人投資家諸氏におかれましては、とても儲かった方がいらしたことでしょう。一方のWATANKOは市場平均で十分な野郎なので、そこそこ上がった程度で満足であります。

そして相場全体が上昇したにもかかわらず、保有株がなぜか下落した方々におかれましては、これを機に報われない投資手法からの転換をご検討されてはいかがでしょうか。

ということでインデックス投資を初めて10年7ヶ月、127ヶ月が経ちました。2018年9月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは113.49円/ドルです。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
①購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
②評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

表中の投資待機資金における①購入元本と②評価損益の差額については、過去に保有商品を売却した際の税引き後の売却益、SBIポイントの還元分、SBI証券のキャンペーン現金還元分等が含まれています。

◆評価記号の内容は以下です。
(投資期間の長期化に伴い、2017年12月から評価基準を引き上げました。)
◎:+50.0%~
○:+35.0%~+50.0%
△:+20.0%~+ 35.0%
▲:+5.0%~ +20.0%
×:+5.5%~

201809304

続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201809305

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
5.2%(4.5%)

●リスク
13.5%(13.7%)

●シャープレシオ
0.39(0.33)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
145,000千円(145,000千円)

●評価損益+確定損益分
62,718千円(58,365千円)

●運用期間
127ヶ月(126ヶ月)

●元本平均残高
60,293千円(59,621千円)

●平均年間利回り
9.8%(9.3%)

<概況>

WATANKOのポートフォリオは、各アセットともに評価損益率が前月から2~3ポイント上昇しました。特に日本株式については11ポイントも上昇です。

その結果、評価損益合計は63百万円と運用開始以来最高益を更新しました。

一体いつまでこの好調な相場が続くのか。それはだれにもわかりませんから、これまで自分がやってきた投資のスタイルは変えることなく続けるのみです。

下手に自分からスタイルを変えてみても、大したメリットは生まれてこない。それが10年以上、インデックス投資を続けてきた身が学んだことであります。


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