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2018年12月 6日 (木)

一足お先に分散ベクトルに切り替えてはいかが

日本でアベノミクスがスタートしてからもう丸6年が経とうとしています。リーマンショックから始まった出口の見えない忍耐の日々は今やもう思い出話です。

この6年間、相場は時々乱気流に巻き込まれてきましたが、概ね順調なフライトを続けてきました。

そんな相場が続くと個人投資家のアセットアロケーションについて、分散を利かせたものを築くよりも、資産増加のスピードを早めたいがために利回り追求を志向する人をSNSで見かけます。

それはここ2~3年で投資をはじめた人たちのみならず、WATANKOと同じかそれ以上長く投資を続けてきた割とベテラン達の間からも、「来年はアブレッシブに行きます」宣言が飛びだす光景もチラホラみかけます。

さてそこで今時の個人投資家のアセットアロケーションがどのあたりまでを対象としているのか。

■投資対象を考えるベクトル

株式アセットクラスを投資対象の中心に据えたとして、そこから伸びるベクトルは2つの方向があります。

201812051

それぞれについてふれると次のとおりです。

『集中ベクトル』

「儲かるアセットに集中投資や。手金は限られているし、早く資産を増やしたい。効率第一やろ!」

このベクトルはエスカレートしていくと、次のとおり投資対象が絞り込まれていきます。

>全海外株式
「株式アセットと言っても市場全体がボックス株みたいな日本株式は不要。円高が恐ければヘッジ付きもあるさ。」

>>先進国株式
「新興国は全然浮上してこない。先進国の企業は新興国で儲けて、それを自国(先進国)に還元する。よって先進国株式に投資すれば十分だ。」

>>>米国株式

「先進国株式の6割は米国だから、米国だけでOK。ここは株式市場がよく整備されているし透明性も高い。欧州他の先進国はオワコンだ。

>>>>セクター又は高配当株ETF
「成長を続ける米国の中でも、一番伸びがあるセクター、配当が高いグループに特化すればもう最強だ。これしかない。」

これの行きつく先はアマゾンに代表されるFANG個別株でしょうか。

そして今度は逆のベクトルです。

『分散ベクトル』

「儲かりやすいということは、損失も被りやすいということ。相場のボラティリティに屈することなく長期投資を続けるためには、とにかく分散やで!」

このベクトルはエスカレートしていくと、次のとおり投資対象がどんどん拡大していきます。

>全世界株式
「海外株式だけだと為替の影響をモロ被りだ。日本企業だって影響はあるけれど地域分散は大事だ。なんなら世界各地の中小株式まで範囲を拡大してもよい。」

>>株式+債券

「暴落に備えて債券も混ぜておくべき。リスクコントロールにおける調整弁の役割がある。個人投資家のブログでも時折、債券を組み入れることの効能が唱えられているではないか。」

>>>株式+債券+REIT+金+コモディティ・・・
「とにかく幅広くベットしておけば、どれかは当たる。単一商品は8資産分散あたりが限界だが、さらに他アセットの商品も併せて買えばいい。」

これの行きつく先には仮想通貨までも対象に分散投資をする、でしょうか。(もう下火か)こうなるといくらでも対象が拡大しそうです。

以上、2つのベクトルを示してみました。

さて、駄ブログにご来訪いただきました聡明なる個人投資家の皆さんにおかれましては、投資対象はどのあたりまででしょうか。そしてどちらのベクトルを志向しているのでしょうか。

■一足お先に分散ベクトルに切り替えてはいかが

相場好調が続くと、上記の図の中で段々と右寄りにシフトする人が増えてきます。下落リスクを忘れて、より上方リスクばかりを追い求めてしまいます。

やがて相場の下落が始まると、今度はリスクコントロール志向が強まり、左に振れてくるようになります。

ここで大事なことは、ただいま現在、集中ベクトルを志向している人であっても、相場が下落する前に一足早く左寄り、つまり分散べクトルに切り替えることで、自分のポートフォリオの下方耐性をあらかじめ強めていくことが必要ではないでしょうか。

集中投資を続けたところへ、相場下落に直面して保有資産は一時的に半減したとしても、回復を信じて何年でもじっと待てるとう筋金入りの集中投資派であれば、こんなアラームも蹴飛ばして、集中投資を継続されるとよいでしょう。(ただし予定した投資期間の最後にかならずハッピーエンドが待っているとは限りません。)

しかしながら集中投資を志向した人は、資産を早く増やしたくて、よって効率重視でもって眼前で利回りのよいアセットクラスに集中的に投資しているのだとしたら、ひとたび集中投資したアセットクラスが下落に見舞われ、回復に時間がかかるとした場合、そのような状態に我慢ができるのでしょうか。

その場合、我慢ができなくて別のすぐまた儲かりそうなアセットクラスに投資先を鞍替えする、そして下落にあたってしまい、また回復に時間がかかる。そんなことを繰り返す恐れはないでしょうか。

大事なことは、一定の期間で結果を出し続けなければならない機関投資家と異なり、個人投資家は長期間、しぶとく投資を続けることができる利点を活かして、「急がば回れ」の精神でもって、慌てず欲をかき過ぎず、資産をふやしていくことであります。

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コメント

「3年前にベクトルチェンジしました 」
オーク現在66歳、9年前前職(旅行関係)早期退職して、厚労省の嘱託職員として
毎日勤務する常用労働者です。妻も近所でパート労働者です。2人の娘は既に
家を出て外で暮らしています。夫婦共に年金を満額受給しています。
63歳の時、大きくアセットアロケーションを切り替えました。

国内債券 0 ⇨ 10
国内株式 30 ⇨ 15
日本リート 10 ⇨ 15
海外株式 30 ⇨ 10
海外債券 30 ⇨ 50

変更した理由は会の通りです。
①60歳を越えて、リスク資産の比率を下げたかった。
②株式である程度、利益が出ていた。
③キャピタルゲイン重視からインカムゲイン重視へのシフト。
④増やす視点から減らさない視点重視へのシフト。

この先は、日本男性の健康寿命73歳まで、アグレッシブに生活しようと実践してます。
①年1回のビジネスクラス利用の海外旅行(今年は8月にスイス12日間行ってきました。)
②年2回の3泊4日の国内旅行 (今年は、春は若狭湾と京都 、秋は岡山の奥津渓、倉敷)
③趣味のフォークソングでライブに2回は参加する。
④ゴルフを仲間たちと楽しむ。
⑤出来る限り、現在の仕事を続ける。(学生達の就職支援はやり甲斐がある)

もし、NYダウが、15000ドルを割った時は、シフトチェンジするかも?

オークX32さん

コメントありがとうございます。

楽しいシニアライフの様子が伝わってきますね。

なお現在、海外債券50%とは驚きました。参考になります。

>もし、NYダウが、15000ドルを割った時は、シフトチェンジするかも?

このあたりも正直です・笑

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