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2019年2月28日 (木)

インデックス投資をはじめて満11年-終着駅までたどり着いてみたい

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(自分の投資の行きつく先はどこなのだろう)

時に西暦2008年2月末

リーマンショックが起こる半年余り前、米国で発生したサブプライムショックにより株価がすでにジリジリと下がり気味の季節。

WATANKOはジョインベスト証券(当時名称 現:野村ネット&コール)に開設した口座から「三菱UFJインデックスファンド225」を200千円発注し、3月初に約定しました。これがインデックス投資の始まりです。

あれからちょうど満11年が経ちました。


■サラリーマン+不動産投資、そこへインデックス投資

WATANKOは首都圏にて働くごく普通のサラリーマンです。しかし資産形成については、結婚後に始めた給与天引きの一般財形だけで投資の世界とは無縁でした。

ではサラリーマン生活は安泰であったかというとそうでもなく、過去には勤務先での業績不振と大リストラに直面し、子どもが生まれたというのに給与カット、ボーナスカットが数年続きます。この時サラリーマンの収入だけに頼ることの怖さを体験しました。

やがて30代半ばになると年老いた父に代わり、実家が営む不動産賃貸業を徐々に継承しました。新規の投資も行い段々と軌道に乗ってくる一方で、賃料の値下げ要請や未払い、物件の破損、隣地所有者との諍いなど様々なトラブルを経験してきました。サラリーマンを行う傍らで週末、不動産投資家を続けていくことは大変です。

40歳になる頃、マイホームや介護、相続の問題が概ね片付き、勤務先でのキャリアも巡航状態を迎えた時に、手持ちの余裕資金をもっと活用して利を得たいと考えるようになりした。でも不動産投資を更に拡大することは限界であり、もっと手間がかからないであろう金融商品に着目しました。

ところが定期預金では利回りの水準がお話にならないくらい低いですし、かといって個別株やFXについてはそのリスクにとても正面切って立ち向かえる勇気(蛮勇?)はありませんでした。

嗚呼、神様よ。決して欲はかき過ぎません。WATANKOが子どもの頃に定期預金で目にした4~5%の年間利回りで十分ですから、リスクを抑えてそれを達成できそうな投資方法はないものか。

WATANKOは当時このように資産運用の新しい道を探索していたところにインデックス投資と出会い、これを採用して現在に至っています。

サラリーマンに不動産投資、そしてこれらにトッピングする(できる)投資方法として手間が少ないインデックス投資がピッタリでありました。

勤務先(給与所得)の浮沈や不動産投資(賃料収入)のリスクがある以上、証券投資においてはリスクコントロールを念頭においてインデックス投資を選んだということです。

■前半期はいろいろ弄っていたけれど現在はバイ&ホールドが完全定着

インデックス投資というと、インデックスファンドをただ買うだけでなく、合わせ技として積み立て購入、バイ&ホールドなどが模範的な手法でありましょう。

しかしWATANKOはこれまでの11年間のうち前半期には、

▼リーマンショックからの一時的な回復期を捉えて、一部の投信を「やれやれ売り」

▼証券優遇税制の終了にあわせて商品の売却と再購入、つまりはクロス取引

を行ったりしました。今思えばリターン面では大した効果はなく、メリットは保有商品の数を絞り込むことができたことくらいでした。

この反省から2014年にNISAがスタートして以降は、保有商品の売却は行っていません。

以下はこれまで11年間のインデックス投資の運用成果です。

まずは購入元本と資産評価額の推移です。(金額単位:千円 以下同じ)

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つぎに評価損益と損益率の推移です。

201902272

このグラフを見るたびに、リーマンショックの頃の損失は、今現在の評価額の変動に比べれば小さなものであり、また損益率が変動しても慌てずに積み立て投資を続けてきたことが分かります。

インデックス投資は今や自分の資産運用手法として完全に定着していることを実感します。

■途中下車はせず、たどり着く先までみてみたい

WATANKOはインデックスファンドを対象に毎月積み立て投資を行い、投資元本の累計額を20年間かけて1.5倍に増やすことを定量的な目標として掲げていました。

昨年はその定量的な目標について、実際の金額を対外的に明示しました。

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1月末の資産残高は約200百万円なので、株価と為替が今後も現在の水準を平均して維持し続けると仮定すれば、目標の300百万円まで残り9年間で100百万円となります。

この100百万円の達成確度については余裕資金の積み上げ、ETFからの収益分配金、退職金、不動産物件の今後売却額をあわせれば、なんとか到達しそうな状況となりました。

さらにこれにリスク資産のキャピタルゲインが加算される可能性はありますが、逆もまたしかりであります。

いずれにしてももうこれ以上のリスク金融商品の追加購入はやめてしまっても構わないのではないかというところまで到達しました。

ではもう新たな積み立て投資は辞めるのか。

・・・いえ、そんなことはありません。

これまで11年間、自分で正しいと信じて続けてきたインデックスファンドの積み立て投資。これを当初の予定どおりリタイアする日まで続けた結果、どんなゴールが待っているのか。

自分の投資について途中下車することなく、その終着駅の風景を見てみたいです。

自分のインデックス投資の予定期間は当初20年間でした。現在は半分ちょっと経過して、残り9年です。また60歳定年前に早期リタイアするとなればこれは更に縮まりますが、この残存期間の中でもう一度くらい暴落を経験することがあるかもしれません。

現在、WATANKOの運用資産残高は200百万円に達していますので、この水準で暴落が来たとしたら、資産減少は50~60百万円、いやもっと大きいかもしれません。

その時であっても自分はリーマンショックの時と同様に積み立て投資、あるい追加スポット投資を続けることができるだろうか。

そしてその暴落を乗り越えた先にWATANKOのインデックス投資が大団円を迎えるのか。

そんな将来展開があるのかなと勝手に妄想して、インデックス投資を続ける万年素人個人投資家がここにいましたとさ。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「ねえ、投資をいつまで続けるつもりなの」

WATANKO「昔、銀河鉄道999ってTVアニメがあったでしょ。主人公の長い旅が最後にどこにいきつくのか。それを見てみたかったように、自分の投資は当初の目的自体は達成がみえてきたけど、それでもまだまだ続けてどこまでいきつくのか見てみたくなりました。」

妻ミサト「男の浪漫ってやつですか!」

WATANKO「そうそう。浪漫よ。」

妻ミサト「浸るのはいけど、私の老後資金分は途中下車してくださいな。」

WATANKO「!!!」


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