BNDからの2019年3月分分配金
【3月8日終値ベース運用状況速報】
■投資元本(待機資金含む)
150,000千円
■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)
55,326千円
■損益率
36.9%
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WATANKOは外国債券のETFであり、自身のポートフォリオに組み込む価値があると判断しているBNDのバイ&ホールドを実行中です。
さてBNDから2019年3月分の分配金が支払われました。税引き後で448.83ドルです。
これまでの推移は以下のとおりです。
さて、債券に関する雑感です。
投資における当世の流行は米国株投資、それも配当重視派です。しかし投資のリターンはインカムゲイン+キャピタルゲインのトータルで測るものという大原則からすれば、配当金はかりそめの利益でしかありません。まずもってここは投資の大基本として押さえたいところです。
その上で、配当金に関してひとつ価値を見出すとすれば、個人投資家にとって長期投資を続けるためのインセンティブとして有効なところでありましょう。
毎年、配当金が支払われる。このキャッシュが自分の懐に入ってくるさまを実際に体験すれば、それは当人にとってあたかも定期預金の利子の払い出しがごとく甘美なものと映り、これをもらい続けんがためにバイ&ホールドを続ける気持ちが更に強固になっていくわけです。
しかしもう一度言いますが、投資のリターンはインカムゲイン+キャピタルゲインのトータルで測るものという大原則からすれば、例えばリーマンショック級の大暴落が起きた時、大きなキャピタルロスが生じた株式アセットから、たとえ配当金を受け取っても、ラッキーなどとはおちおち言ってはいられないでしょう。その肝心の配当金とて減配する可能性も十分に考えられます。
インカムゲインを比較的安心して受け取れるのは元になるアセットの基準価額がいつも上昇かあるいせめて横這いに推移するものであります。
そして前者を特定するのは難しいですが、後者であれば債券ファンドが比較的該当するのではないでしょうか。とくに先進国の格付けの高い債券であれば安定した値動きが期待できます。
債券ファンドから受け取る収益分配金はそのリターンの多寡はさておき、企業の配当金よりも比較的安心して受け取り、使えるものであります。
(あとがきにかえて)
WATANKOは上記のとおりと理解しているのですが、なにか盲点があるならばご指摘いただけますとありがたく。
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「インカムゲインはかりそめの利益?」
投資のリターンは「インカム」+「キャピタル」の合計で、「キャピタル」はフローだから確定できないは、その通りだと思います。しかし、オークは「インカム」は「かりそめ」ではないと考えます。「インカム」は確定した利益で減価する事はありません。WATANKOさんの18997$は減る事はありません。「インカム」を蓄えて、次の投資資金に振り向ければ、複利効果が得られます。
ドル投資であれば、市場を通さず手にしたドル(インカム)を円転せずに再投資すれば「為替リスク」低減効果も得る事が出来ると考えます。
投稿: オークX32 | 2019年3月12日 (火) 18時28分
オークX32さん
いつもコメントありがとうございます。
かりそめと言ったのはキャピタルゲイン/ロスとあわせた全体のリターンが決まらないうちにインカムだけで、「XXXドル儲けた」といっても中途結果に過ぎないという意味です。
でもキャピタルにかかわらず、インカムというリターンは確かに積みあがりますね。
投稿: WATANKO | 2019年3月12日 (火) 21時24分