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2019年3月22日 (金)

近所の葬儀の手伝いも楽になったもんだ


WATANKOが住む地方都市は、ザ・田舎の風習がまだ一部に残っています。15年前に実家の敷地内に新居を建てて住み始めたころから、実家が属していた隣組のお付き合いを行っています。そのひとつに同じ隣組の家で葬儀があれば、その手伝いに出るという相互扶助です。

その葬儀の手伝いも近年はだいぶ楽になりました。とくに次の3点の簡略化が目立ちます。
(注:なお以下の内容はあくまでWATANKOが住む地域での内容であり、他の地域によっては色々と異なる部分もありますことご了解ください。)


1.御葬儀記録帳のカード化

昔は弔問客の受付にて、各人に記録帳に一人ずつ住所、名前などを記名して貰う一方で、受付の背後にある帳場の手伝いがそれを受け取り、御香典の記録帳(名前と金額)を同時に作成していました。
弔問客に書いてもらう記録帳と、御香典等の記録帳の2つを作成するという手伝いにとって非効率でミスが生まれやすい方式でした。弔問客にとっても混んでくると記帳のために並んで待つことになり、面倒でした。
それが10年くらい前からはカード方式に変わりました。弔問客は受付に行く前に、自分で名前、住所をカードに書き込み、御香典等と一緒に出すだけです。それを受け取った帳場を御香典等の中身の金額を取り出し、封筒に記載された金額との一致を確認後、カードに金額を追記して、カードホルダーにファイリングします。
これならば複数の弔問客が同時に記帳することが可能で、受付は迅速に進みます。受け取る帳場もカードに金額を追記するだけなので大変楽です。


2.帳場の金額合わせが不要

以前はカード方式であって御香典等の紙幣を封筒から取り出してまとめます。そして各カードに書かれた金額の合計と、取り出してまとめた紙幣の合計が一致するかチェックします。もしもここで2つが合わないとなると、個々の封筒に記載された金額と記帳カードの金額とのチェックにまでさかのぼって確認しなければなりません。それでも合わないとなるともうお手上げであり、非常に気不味い状況になります。
葬儀業者は葬儀の段取りと当日運営をキッチリと行いますが、この御香典等の受領、集計、喪主への引き渡しだけは全くタッチしません。ここだけは手伝いの責任のもとにやらなければなりません。
これについて最近は、御香典等を受け取った際の紙幣の金額と封筒に記載の金額が合致していることをチェックしたら、紙幣は封筒から出さずに封筒ごとそのままを箱に入れてまとめてしまいます。
つまり紙幣とカード記載額の合計の合致のチェックは不要となり、葬儀後にそのまま喪主に引き渡してしまいます。


3.出棺見送りで解散

以前は告別式のあと、葬儀場から火葬場へ向けて出棺すると、手伝いも火葬場まで一緒に移動し、そこで荼毘に付した後、さらにお墓まで移動して、納骨するところまでずっと付き合いました。(納骨は家によっては別途後日行うケースもわりとありましたが・・・)
さらに納骨が終わると別の会場に移動して、そこで喪主から手伝いに対する振る舞いの会食が執り行われます。
ここまでやると告別式から会食までほぼ一日仕事になります。手伝う側は実はグッタリです。
それが最近はさすがに手伝い達をそこまで拘束するのは気の毒であると、喪主家族が思い始めて、今では葬儀場から出棺するところを手伝いは見送り、そこで仕事完了となりました。
手伝いにとって拘束時間は以前の半分程度まで減少するので、これはだいぶありがたかったです。


■そもそも、もう手伝いはほとんど不要

伝聞の限りではありますが、かなり昔は、葬儀を当人の自宅で執り行うことが一般的でありました。その場合、色々な裏方仕事をこなす人は一定する必要となり、同じ隣組からら集まった人たちでてんやわんやでありました。

それでは現在ではすっかり葬儀業者任せになり、残された手伝いで担当する仕事は受付と帳場まわりだけ、それも段々と合理化されてきました。

実は先日、同じ隣組のおじいさんが亡くなり、WATANKOは昨夜はお通夜、本日は告別式の手伝いに出向いていました。同じ隣組での葬儀はかなり久しぶりであったのですが、そこでは今や前述の1~3も含めて手伝いの役割は限りなく縮小されていることを実感しました。

「みんな、集まってもらったけど、手伝うことはほとんどないよね。」


もはや手伝いはほとんど不要とさえ言えるのかもしれません。それではなぜ隣組から人が集まるのかとういうと、それはもう葬儀のたびに顔合わせをすることで親睦を深めるくらいしか意義を見出せないのでした。

更に10年、20年と年月が経てばどうなるでしょうか。もはや葬儀の手伝いという風習も消え去るかもしれません。


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コメント

祖父の時までは自宅で葬儀でしたが私が喪主の時(亡父の時)は会場にしました。私が小さいころは自宅での葬儀がほとんどで岩おこしというお菓子が決まって配られていました。

たんちんさん

自宅でやっていた時代は家によっては十分なスペースが確保できなかったり、什器が揃わらなかったこともあったりで、大変だったと思います。

あと岩おこし、は知りませんでした。調べてみたら雷おこしみたいなものですかね。

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