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2019年4月30日 (火)

Intermission-平成から令和へ、本当の豊かさに満ちた世とならんことを願って

 

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もう間もなく平成の時代が終わり、令和の時代が始まろうとします。

WATANKOは平成3年4月に就職したので、これまでの社会人生活のすべてを平成のもとに送りました。まだ就業は続きますが、ここで改元という世の移り変わり、まさにIntermission(幕間)のいま、1本の記事をお届けします。

 

■商品・サービスの値段が上がらなかった平成

 

平成の時代を語る切り口は色々ありますが、この駄ブログらしく家計にスポットを当ててみると、とにかく商品・サービスの値段があまり上がらなかったなあという印象が強いです。

 

日本はバブル経済の崩壊以降、内需全体が劇的に向上する傾向がみられない一方で、〇〇ショックなどという不景気に何度か見舞われました。さらには金融システム危機や幾度かの大震災もありました。

 

そうした時代の中、商品・サービスの需要は限られ、企業がその限られたパイを奪いあう時代が続きました。供給が需要を上回るので価格は自然と下がります。一番象徴的なのは牛丼チェーンに代表される外食産業でしょうか。また各工業製品は液晶テレビ、PC、携帯電話などを代表例として商品の拡充する機能の割には値段が上がらない、逆に下がるものも出てくるという傾向がみられました。

 

先日、WATANKOは高校の同級生と飲んだ後にカラオケにいきましたが、そういえばカラオケもだいぶ安くなりました。

 

WATANKOの好きな車も同様です。絶対的な値段はいくらか上昇はしたものの、それをはるかに上回る走行性能の向上、安全装置と快適装置の充実が見られます。相対的に車は安くなったといえるでしょう。

 

■近年にみえてきた兆し

 

しかしこれらは日本の国民の所得が頭打ちのまま推移したという^_^決して褒められたものではない一面があったことを忘れてはなりません。WATANKOは時にあまりに安いと感じる商品・サービスに接した時には、同じく企業で働く者としてその商品・サービスの背後にいる人たちの給与・待遇のことをつい考えてしまいます。

 

商品・サービスを安く提供できるコスト構造を成り立たせるために、彼らの給与は決して高くはない水準かもしれませんし、くわえて固定給でかなりの長時間労働を強いられることによって実質の労働単価が相当に低くくなっているかもしれません。

 

この商品・サービスの単位あたりの粗利益は一体いくらなのか、必要とする利益を得るためにはどれだけの薄利多売をしなければならないのか・・・。需要は限られているというのに。

 

しかしながら、こうしたデフレとあがらない賃金が長く続いた時代からここ数年は変化の兆しは出てきました。商品・サービスの値段は徐々に上がり始めるとともに首都圏での最低賃金は9001,000円の水準にまで高まってきました。

 

教科書通りでいけば「緩やかなインフレによる経済と家計の水準の向上」が現れ始めて^_^きたのです。

 

■令和の世は本当の豊かさが実現してほしい

 

平成に続く令和の世は、今見られる「緩やかなインフレによる経済と家計の水準の向上」が続いてほしいと願っています。

 

そりゃあ商品・サービスの値段は徐々にとはいえ上がることは辛い面があります。

 

でもそれを相殺してなお必要十分なる賃金を得られる労働者、そのような労働者を実現できる企業と社会の変革が可能であればインフレも怖くはありません。

 

もともと少子高齢化が続き生産年齢人口は減ることは今後も不可避なので、一人あたり時間あたりの労働の生産性を引き上げていかないと社会全体の生産力は衰えていくばかりです。

 

そのためには(滅茶苦茶端折った言い方ですが)規制緩和と技術革新はもっとどんどん進んでほしいです。また日々の業務というミクロなところでも「判子の文化」に代表される生産性の悪い仕事の仕方なども変えていくべきでしょう。

 

また我々は生産者だけでなく、立場を変えて消費者としては時には自分の周囲の生産者の立場も思いやり、少しだけ生活の不便さを甘受することが大事かもしれません。

 

平成の大部分を占めた経済と家計がともに縮小均衡していく世とは異なり、令和の世は商品・サービスの値段と労働者の賃金が良いバランスを保つことができる「本当の豊かさ」が実現してほしいです。

 

そして忘れてはならないのは、こうして緩やかに経済成長する社会の到来は、企業とその価値の総体である株式市場の長期的な上昇にも繋がります。

 

信じるに足る未来がそこにあるのならば、株式への投資は輝かしくて大いに知的な経済行動として今よりももっとたくさんの人たちの間に広まることでしょう。

 

さようなら、そしてありがとう平成。そして令和の世に大いに期待。

 

 

【クルマ記事Refrain2019】車両重量が重い車は、今やほとんど買うに値しません

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(車両重量が軽いとこんな風に軽やかです。←大嘘)

良い車の条件として最も大事なことはタイヤがボディの四隅にあること、そして車の運動性能の質を決める最も重要な項目はホイールベースであるということを前々回、前回記事にしました。

 

良い車にはさらにあと二つ大事な要素があり、今回はそのひとつについて述べます。

 

自動車の設計とはその多くがトレードオフのせめぎ合いです。つまりはあちらを立てればこちらが立たず。ある性能を追求すれば、別の性能を我慢しなければなりません。

 

乗り心地を良くしようとすればサスペンションを柔らかくしますが、一方でフニャフニャした挙動になってしまい操縦性がおぼつきません。空気抵抗を少なくしようとしてボディを鋭角にデザインすれば、一方で室内空間が狭くなり、居住性が損なわれます。

 

しかしながらトレードオフではなく、絶対的に追及してしかるべき項目も少なからずあります。そのひとつが車両重量です。車両重量に関してはトレードオフの面はなく、その数値は軽いほど良いわけであり、重くなれば良い点というのはちょっと見当たりません。

 

現代の車はだんだんと重くなる傾向にあります。これは、

 

1.FMCを繰り返す毎に大きく立派にみせようとしてボディが大きくなった。走行性能を高めるためにボディ剛性やシャシーを構成する部品点数が増えた。

 

2.安全装備、ラグジュアリ装備、そのほか先進装備の付加がすすんで装備品の重量がかさんだ。

 

といった事情によります。

 

こうした車両重量の増加に伴う動力性能の低下への対策としてはエンジンの排気量をあげて馬力アップが考えられますが、排気量を上げることによってエンジン重量が重くなりますので車両重量がさらに重くなるわけであり、馬力アップ分が相殺されてしまいます。それを補うためにさらに馬力アップを行えば...以降、車両重量の増加の負のスパイラルに陥ります。

 

さらに言うまでもありませんが、車両重量が重い車は、

 

▼発進加速が悪い(思うような加速ができない。またアクセルをつい踏みすぎて燃費が悪化する。)

▼制動距離が長くなる(=止まりにくい車になる。またブレーキに負担がかかり、フェードしやすくなる。)

▼操縦性が悪化する(車両の動きはキビキビではなく鈍重となる。衝突回避性からみてもマイナス)

▼一般的には資材を多く使うのでコストが高くなる。

 

と、このように安全面、経済面からみて何一つ良いことはありません。

 

また自動車好きの視点からみても車両重量が重い車は意のままに運転する方向とは真逆になります。ヒラリヒラリとした旋回を楽しむどころか、鈍重でいつも重いものをよっこらしょと動かしている感じです。

 

WATANKOはこのような車両重量が嵩んだ鈍重な鉄の塊に数百万円も払う気にはなれません。そのような車は今やほとんど産業廃棄物といってもよいくらいです。

 

WATANKOが日本の道路上でオーナードライバーが日常的にスポーティなドライビングをするために、心地よい軽さを感じるとする基準をあえて指摘するとなれば、経験的にみて車両重量は1,500kgくらいが上限でしょうか。

 

勿論、現実的には自動毎のクラス分けからして許容される車両重量の範囲というのはあります。メルセデス・ベンツSクラスを車両重量1,200kg未満で製造しろとまではいいません。そのような車種はそのキャラクターにあった走らせ方と車両車重がありますし、同クラスの競合他車よりも車両重量が相対的に少なければ十分合格であります。

 

先日、「貴方は自分のマイカーのホイールベースの寸法をご存じですか」という問いかけをブログ記事として載せましたが、同様に車両重量もご存じでしょうか。

 

ちなみにWATANKOのマイカーのうちNDロードスターとミラ・イースはともに、軽量ボディが特徴であります。ロードスターでおよそ1,000kg(参考:フェアレディZ 1,480kg、トヨタ86 1,210kg)、ミラ・イースは650kg(参考:ダイハツ タント920kg、スズキ ワゴンR 730kg)しかありません。

 

貴方のマイカーの車両重量は同じクラスの他車種と比べて重いか、軽いか。そして(ここから大事)なぜ重いのか。はたまた軽いのか。それが他の要求性能、必要な装備、許容コストとどのようなトレードオフのもとに企画し、設計されているのが探求することです。

 

メーカーが志低くテキトーに企画・設計・製造され車両重量の嵩んだ車のオーナーとなり、毎日ストレスを感じながら、そしてガソリン代を余分に払いながら走らせつづけているとなれば自動車好きのWATANKOとて、そんな車は手放したくなってきます。

 

 

 

 

2019年4月29日 (月)

【クルマ記事Refrain2019】貴方のマイカーのホイールベースはいくつですか-諸元表をよくチェックしよう

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(この車のホイールベースはおいくつ?)

車の前後車軸の中心線間の寸法をホイールベース(以下WB)といいますが、さてマイカーをお持ちの皆さんには自分のマイカーのWBについてご存じでしょうか。

 

普通の方の場合、マイカーのWBを即座に答えられる方は、おそらく100名中ほぼゼロではないかと思われます。それほどに普通のオーナーにとって関心が薄い数値なのですが、車の諸元表の中に並んでいるいろいろな数値の中でもWBは自動車の仕様ひいては設計を決める最も重要な数値です。

 

WBが決まると、そこを起点にいろいろな設計要素が決まってきます。

 

具体的に言えばWB内に収めるエンジン、キャビン、トランクのスペース(=パッケージ)が決まります。WB内にエンジンのスペース、トラックのスペースをどれだけ食い込ませるか。

 

同じWBであればこれらのスペースを取るほど、キャビンのスペースが狭くなります。しかし一方で前後の車輪軸上の重量バランスからみれば特にエンジンはボディの中心になるべく近づけたいです。トランクもリアオーバーハングを最小限化するためにはある程度WB内に食い込ませたいです。したがいエンジン、キャビン、トランクのスペースのトレードオフをどうバランスとるかという点がポイントになります。

 

この設計の結果、フロント/リアのオーバーハングについての必要なサイズが見えてくるので、全長が決まります。さらにWBとのバランスから全高が決まります。こうしてWBをもとに決められた外寸の制約からエンジン、駆動系など主要コンポーネンツが決まり、そこから車のグレードや動力性能、車重などの基本的な仕様が決められていきます。

 

・・・とこのようにWBから物理の法則と工業製品としての設計技術、そこに商品企画の要素が入って、車のデザインが決められていきます。その大元になるWBはかように車の性格を決める重要な数値です。

 

WBが短いと車が曲がりやすくなります。例えばWBが長いバス、トラックがキビキビを曲がることが出来ないことを思い浮かべればわかりやすいでしょう。

 

一方で初代ロードスター(NA)のWBはわずか2,265mmと短くて旋回性能抜群です。当時の他のスポーツカーではフェアレデZが2,570mm、RX-7が2,425mmであり、これらと比べても各段に短いです。おかげでロードスターは左コーナリングでは誰かが左のリアフェンダーを蹴飛ばしたかのようにヨー慣性モーメントが発生します。

 

また一方で室内広い車、乗り心地が良い車を選ぶならWBが長い車です。前輪と後輪の間が長ければ(ボディ剛性の高低は別にすると)、NVH(騒音・振動・ハーシュネス)は低減します。

 

以前マイカー記事で紹介したシトロエン・エグザンティアはWBが2,740mmと長く、乗り心地の良化に寄与しています。(参考:当時の同クラスではコロナ2,580mm、プリメーラ2,550mm

 

コーナリングに優れるスポーツカーを選んだつもりが、曲がりにくいロングWBのモデルを選んでいないか。

 

広い室内を求めてミニバンを買ったのに、競合他社よりもWBが短くて室内が狭いモデルを選んでないか。

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

このようにWBは車の使用・性能を大分左右する数値です。その他も車にはその基本的な性能を決める大事な要素がいくつかあります。それらを記載したのが諸元表と呼ばれるデータです。

 

そのため車選びにおいてはカタログの写真を眺めていたり、カラーバリエーションの中からお気に入りの色を選んでみたり、オプションカタログから何つけようかと睨めっこしたりする前に、先ず諸元表を見ましょう。

 

そこには一見無味乾燥にみえる数値群が並んでいますが、その中からWBをみつけその数値を意味するところを旧モデル、競合他社との比較、他の数値との関連を頭に入れながら考えます。

 

そうやって目の前のモデルがもともとのコンセプトに対して設計が甘っちょろくなされたのか、よくよく考えてなされているのか推し量ることがテキトー車と入魂車の違いを見分ける大事なひとつの手段です。

 

車は1モデルあたり5,000枚の図面をもとに30,000点の部品でもってつくられた工業製品です。どのモデルも現代の自動車関連法規を順守しつつ走る、曲がる、止まる機能を満たしてはいます。

 

しかしそんな中にあって「自動車メーカーのサラリーマンはルーティンワークで作ったモデル」と「車に対する哲学・見識をもったカーガイ(車好き野郎)が入魂で作ったモデル」の違いは確かに存在しています。

 

WATANKOは自動車業界の外の人ですが、モデルに対する選球眼を少しでも養って、いい車選びを続けたいですね。

 

車は高価であり、かつライフスタイルに大きく影響を与える買い物ですから。

2019年4月28日 (日)

【クルマ記事Refrain2019】良い車の条件は「タイヤがボディのなるべく四隅にあること」

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(GW中の幕間記事です。)

 

この駄ブログは2010年3月に開設し、以来112か月が経過しましたが、今までUPしてきた記事の中から、自分自身の投資やライフスタイルその他についての考え方を記したものを1年に一度、Refrainと称して何本かとりあげて再度紹介しています。(なお初回時に対して一部追記・修正してあります。)

 

今年は車に関する過去記事から何本かとりあげます。この投資駄ブログにおけるGW期間中の幕間記事としてご笑覧いただければ幸いです。また車に関心がある人にむけての適度なコーヒーブレイク記事になれたら嬉しいです。

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

車に詳しい人もそうでない人もマイカーを買うときには、様々な制約がある中でできるだけ良い車選びをしたいと考えることでしょう。

 

なにせ家の次に高く保険、教育費と並んでかなりの出費を必要とする買い物ですからね。そういった中、良い車の条件とは何か?完璧とはいかないまでもいくつかの指針を持ってみることは有用です。

 

車の構成要件としてデザインについては機能・設計と主観・感性の部分が入り混じり論議は単純ではありません。一方で物理的側面、移動体的観点からみれば良い車の要件は客観的事実に拠る部分が大半なので、比較的明確にあげることができます。

 

今回WATANKOが物理的側面、移動体的観点から掲げる良い車の条件は、「タイヤがボディのなるべく四隅にあること」です。

 

どんな高性能車であっても路面と接しているのはタイヤ4本。はがき4枚分の接地面積です。車が良好な運動性能を発揮するためには、その4つのタイヤを四隅とした空間(以下、四隅空間)の中にエンジンや機器類、人が座る空間、荷室を適切に納めることが最も大事です。

 

例えばキャビンの設計が甘く、四隅空間内に人が座るスぺースを冗長にとりすぎると、四隅空間を大幅にはみ出してエンジンや荷物を納めるトランクなどの重量物ないしスペースを配置することになります。

 

四隅空間内に重量物を収めた車に対して、4つのタイヤの地面の踏ん張り点を結んだ四隅空間を超えてこのような重量物が配置されている車は運動性能の面で劣後します。

 

このような前輪軸を超えたフロントオーバーハング(要するに前輪軸から前の出っ張り)が長い車、後輪軸を超えたリアオーバーハング(同じく高輪軸から後ろにはみ出したトランク等のスペース)が長い車はどうなるか。四隅空間を超えて前後に重い分銅がついているようなものですから以下のとおりとなります。

 

(1)フロントオーバーハングが長いと前輪軸にかかる重量が増すため、制動時に車がおじぎをする格好になるため、前輪のブレーキ負担が大きくなり制動距離が長くなる。つまりは衝突回避性能が劣後する。

 

(2)フロントオーバーハングが長いとフロントヘビーになり普段からアンダーステア(ハンドルをきった分に対して、車の曲がりが少ないこと)が強くなる。曲がりにくい車になる。

 

(3)リアオーバーハングが長いと、多くの車で採用されている前輪駆動車の場合、加速時に前輪軸が浮いてグリップがかからなくなり、エンジンの回転数の上昇に対して加速しない。したがい加速性能が悪いばかりか、アクセルを多く踏みがちになるので燃費の悪化にもつながる。

 

(4)フロント・リアのオーバーハングが多いことでピッチング(車の前や後の部分の上下動のこと。凹凸面を走る時に目立つ。)が増えて乗り心地が悪化する。またピッチングをおさえようとサスペンションを固めに設定すれば、それもまた乗り心地が悪化する要因となる。

 

など等

 

さらにわかりやすいイメージで言えば、ヒョウの頭がサイのように大きく重くなったり、尻尾が巨大恐竜のように大きいと俊敏に走ることはできませんし、一度付ついたスピードの制御は難しくなります。

 

人間に例えるなら長い棒を担いでその前端、後端に重りをつけて走ろうとしてもスピードのアップ・ダウンや曲がることがなかなかうまくいきません。

 

もしこれらの現象を車で実体感したければマイカーのトランクの後端にバーベルでも沢山積んだり、フロントにゴツイ鋳鉄製のカンガルーバーも取り付ければ可能となります。ここまで書けば実際に行動に移さずとも結果が容易に想像できますね。

 

さて車選びにおいては四隅空間にエンジン、キャビン、トランクがどのように収められているか、前後のオーバーハングがどれだけ詰められているか。そこに着目する必要があります。

 

具体的には前後オーバーハングの長さそのものをチェックすること。ホイールベース÷全長によるホイールベース比率や、ホイールベースに占める室内寸法の割合<通称『アンコ比率』©WATANKO>を競合車種と比較してみることです。

 

またオーバーハングの長短はそこに車重が絡んでくるとより重要になります。重量が大きくて、しかもその原因がオーバーハングにある場合、そのモデルはかなりダメ車といっても過言ではありません。

 

こうして設計パッケージの質の程度をある程度つかむことでそのモデルの走行性能の素性がかなりわかります。

 

ちなみに「タイヤがボディのなるべく四隅にある車」の究極はレーシングカーであります。これは運動性能を極限まで突き詰めて速く走るためだけに開発された類の車ですが、物理的側面、移動体的観点からみれば日常の乗用車にとってもレーシングカー同様にタイヤがボディの四隅にあることは大変重要です。

 

うーん、でもここまで書くと今度はホイールベースの話を書きたくなってきました。次回はホイールベースを取り上げたいと思います。

2019年4月27日 (土)

2019年4月末運用状況

ついに平成の終わりと令和の始まりを含むGW10連休がスタートしました。社会インフラにかかわる仕事や様々なサービス業に従事する方々にとっては丸々お休みというわけにはいかないかでしょうが、WATANKOはありがたいことに(正確には自宅で1日くらい仕事をする見込みですが)10連休を頂戴することができます。

 

普段なかなか取り組めなかった自宅の整理整頓、日帰りでのお出かけ、そのほか家族と過ごす時間がタップリととれそうです。

 

投資に関しては本記事のUPをもってGW中はスッパリと忘れます。

 ・・いや、普段からかなり忘れていましたね。

 

ということでインデックス投資を始めてちょうど112カ月、134ヶ月が経ちました。2019年4月末の運用状況です。

 

Notes

◆商品名は略称です。

◆アセット毎に、購入順に並んでいます。

◆表中の金額単位は千円です。

◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。

◆海外ETFの円換算レートは111.74円/ドルです。

◆NISA枠にて購入した商品も含みます。

◆投資待機資金には以下が含まれます。

①購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金

②評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

 

表中の投資待機資金における①購入元本と②評価損益の差額については、過去に保有商品を売却した際の税引き後の売却益、SBIポイントの還元分、SBI証券のキャンペーン現金還元分等が含まれています。

 

 ◆評価記号の内容は以下です。

(投資期間の長期化に伴い、201712月から評価基準を引き上げました。)

◎:+50.0%

○:+35.0%+50.0%

△:+20.0%+ 35.0%

▲:+5.0%~ +20.0%

×:+5.5%

 

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続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201904305

 

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

 

●過去平均リターン

5.3%5.5%

 

●リスク

14.9%14.7%

 

●シャープレシオ

0.360.37

 

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

 

●購入元本+投資待機預金元本分

150,000千円(150,000千円)

 

●評価損益+確定損益分

64,818千円(58,329千円)

 

●運用期間

134ヶ月(133ヶ月)

 

●元本平均残高

64,904千円(64,265千円)

 

●平均年間利回り

8.9%8.2%

 

<概況>

 

昨年末に一旦落ち込んだ相場は今年にはいってから上昇に転じており、WATANKOの運用資産残高も2月、3月に続いて4月末も前月比で増加しました。各アセットクラスともイイ感じで上昇しております。累計リターンも43.2%と昨年9月と同水準に戻りました。

 

おそらく他の国内外の株式アセットに投資する方々、アクティブ運用の方々、バランスファンド派の方々、皆々様とも同様の状況ではないかと思います。

 

え、俺の保有株だけはダダ下がりですか?

 

投資は自己責任でございます。個別株のリスクを甘受することから、はじめてリターンを狙うことができます。どうか爆上げした際には早速ブログを開設してその運用手腕をご披露ください。

2019年4月24日 (水)

長期投資家にとってGW10連休はスルーでいこう

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(草木燃ゆる5月GW)

いよいよGW10連休が近づいてまいりました。日本のビジネスマンにとって会社が10日間もお休みする事態などほとんど初めてのことではないでしょうか。

 

WATANKOはといえば、過去3年は所属していた部署の業務の都合により、GW休日の半分強は休日出勤しておりました。それが今年は部署を異動したので実に4年ぶりにGW休日を丸々休むことができます。

 

さてGWによって10日もの間、日本では株式相場における通常の売買ができない状態となります。世界のどこかで何かが起こり、それが海外の株式市場に大きな変動を引き起こすことがあったとしても、日本の個人投資家は指をくわえて眺めているほかありません。

 

世界の株式と為替の動きは10日間、一体どうなってしまうのか。それに対して個人投資家はどう備えたらよいのか。

 

GW突入前という期間限定の旬なこの命題に対して、巷ではああしよう、こうすべき等と指南する記事をよく見かけます。

 

「相場が下落した場合に備えて、キャッシュポジションを大目に持っておこう。」

「改元祝儀ふくめて相場が上昇する可能性があるから、今のうちに仕込んでおこう。」

このほかにも下落あるいは上昇に備えたもっともらしい様々な打ち手が紹介されております。

 

ですが長期投資家にとってはこのように巷で喧伝されている情報に振り回されないことが大事であります。

 

まずもってGWに世界の政治・経済にどんなことが起こり、それが世界の株式市場や為替相場にどのような影響を及ぼすことかは誰も正確に予想などはできません。そもそもこれはGWの10日間に限った話ではないのですが。

 

しがたって正確な予想が出来ない以上、それを前提とした打ち手をあらかじめ講じたとしても、想定通りの効果が発揮されるかわかりません。むしろ予想と逆のこと、予想外のことが起きることで却って打ち手がマイナスダメージを与えることにもなりかねません。

 

ことさらGWが近づいてきたからといって右往左往しても、報われない手間暇となにがしかのコストの無駄遣いに終わるだけであります。

 

長期投資家としては、ここは大いにスルー(見送り、放置、No Action)ということでいきましょう。

 

そのためには余計なメディア記事と触れることは避けた方が無難です。QUICK Money World

NIKKEI STYLE マネー研究所も見ない。SBI証券も楽天証券にもログインしない。日経新聞もキッパリ10日間読まない。

 

とまあ、これくらい経済情報を遮断しておきたいくらいです。

 

余談ですがWATANKOは昔、日曜日と月曜日の日経新聞は読む価値がないと考えていました。前日に経済や企業の動きがほとんどみられないので読むべき記事が乏しいからです。

 

このように書いている以上、WATANKOも4月末の運用状況の記事をUPした後は、GW中は相場や為替に関する情報からは自分を完全にシャットアウトする予定です。

 

それではこの駄ブログの記事はどうするかというと、車趣味の記事をUPする予定でいます。

 

それに冒頭、過去3年はGW休日の半分強は出勤していたと述べましたが、ちょうどその期間はNDロードスターを買った翌年からの3年間でもあり、これまで5月の極めて爽やかなオープンドライブの機会を大分損なってきました。

 

今年のGWはNDロードスター購入後、初めて5月の爽やかなオープンドライブを存分に満喫できそうであります。ヒャッハー!!

 

(あとがきにかえて)

 

妻ミサト「インデックス投資ネタが少なくて最近、更新をサボリ気味だったけど、5月のGW中は大丈夫そうね。でも自動車記事でどれだけPVが維持できるかしら。」

 

WATANKO「!!!」

 

2019年4月21日 (日)

プレスリリース2件と共に開かれた三菱UFJ国際投信ブロガーミーティングに参加しました@2019年4月

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(肝心なレポが抜けております。)

 

WATANKOは先日、三菱UFJ国際投信(以下、三菱)が開催するブロガーミーティングに参加しました。参加は今回で3回目になります。

 

今回のミーティングの参加者募集にあたって三菱からあらかじめ開示されていたテーマは「商品性の変更」とあるだけで、事実上の非開示でありました。

 

これをみてWATANKOは三菱のブロガーミーティングも定期的な開催が続き、最近はネタ切れになったのか。三菱にとってただのルーティン・ワークになったのか。今回のテーマがマイナーなので、事前にオープンにするとブロガーが集まらないと危惧しているのか。などと色々邪推しながら当日を迎えました。

 

ところがネタを明かすと今回のテーマのメインは当日開示したプレスリリース2件でありました。

 

1.ベンチマークの「配当込み指数」への変更について

 

⇒インデックスファンドにおいて採用するベンチマークにつき、配当を含まない指数から配当を含む指数へと変更するとのことです。ただし収益分配金の払い出しが必須となっているETFについては適用外とのこと。

 

今までは配当を含まない指数を採用しているためトラッキングエラーの乖離がファンドそのもの運用の巧拙なのか、配当分に起因するのか把握ができずファンドの評価が悩ましかったです。

 

この点は従来より著名な個人投資家ブロガーからも指摘されており、配当除く指数を採用するファンドは配当込み指数を採用するファンドに比べ、1ランクは大げさといえども、0.5ランクくらい劣後した商品であるかのような印象をもたれた方もいたかと思います。

 

これについて三菱のように古くからマザーファンドを持っている運用会社は、そのマザーファンドについて配当を除く指数を採用してきた事情があったとのこと。

 

またWATANKOは三菱が「現在、社内では配当込みをもとに運営している」と以前説明していたことを記憶しています。

 

それがこの度、名実ともに「配当込み指数」の採用に踏み切ったわけでありました。

 

三菱によると今回の指数の切り替えにあたっては240社に説明キャラバンを行ったとのこと。240社は少ない数とは決して言えませんが、一度定量的なゴールが定まればあとはやるだけ。eMAIXSのスタッフの張り切った様子が目に浮かびます。(違うかな。)

 

eMAXIS Slimは信託報酬は最安値を保証しているので評価するけど、○○○や●●●の点が惜しいなあ。」

 

こんな類の不満にしっかりと応えたわけです。

 

ただ冷静に見ると、今回の結果はたわらノーロードシリーズやニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズに肩を並べたにすぎないとも言えます。

 

それとも「いやいや他に配当を含まない指数を採用する運用会社はまだまだ沢山ある中で、今回指数の切り替えを行った三菱はやはりブラボーである」と評するか。

 

WATANKOは前述のとおり変更前から社内では配当込みをもとに運営してきたとのことなので、今回はあまりサプライズとは感じませんでした。

 

さて、もうひとつのプレスリリースはこれです。

 

2.業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』 信託報酬率の引き下げを実施

 

eMAXIS Slimシリーズは信託報酬最安値ファンドに追随する方針ですが、その追随対象にこれまで含まれていなかった個人型確定拠出年金(iDeCo)を今後対象に含むことになりました。ついてはiDeCoにおいてeMAXIS Slimシリーズよりも信託報酬が安価の商品があったので、早速eMAXIS Slimシリーズの同種商品の信託報酬を同率迄引き下げるとのことです。

 

WATANKOは勤務先で企業型確定拠出年金を採用しているため、iDeCo商品の状況にはこれまでほとんど注目していませんでしたが、eMAXIS Slimシリーズの信託報酬が引き下がるきっかけが増えることは素直に喜ばしいです。

 

3.FOY2018に寄せられた声に対する返答

 

今回のミーティングではプレスリリースの2件のほかに「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」でeMAXIS Slim先進国株式インデックスが第1位を獲得したことをうけて、同時に寄せられた投票の選定・評価理由に対する三菱からの返答が述べられました。

 

投票者①)「非Slimシリーズの信託報酬を下げず、Slimを設定した。情弱はコストの高い非Slimをかっておけと言わんばかりの姿勢はマイナスです。」

 

⇒三菱からの返答)eMAXISの場合、販社が82社もある。各販社は運用会社とは売値のポリシーがそれぞれ異なる。非SlimSlimではスタートの段階で売値のつけ方、コストのかけ方等の商品性が異なる。ただし非Slimに対しては問題意識をもっており、引き続き検討していかなければならない。

 

⇒⇒WATANKOコメント)世の中の商品・サービスは一物二価がそこかしこにて存在していること、そして残念なことでありますが情弱な方が高コストに甘んじざるをえないことについて違和感がありません。

 

なおWATANKOは対面販売をしている販社から、limを発売した三菱に対してクレームが出てきて、それがSlimの商品展開に対する阻害要因になっていないかと心配していました。

 

これについてはミーティングのQ&Aで質問したところ、以下回答でした。

 

・販社からのクレームは特に出ていない。むしろ販社の中にはSlimを取り扱いところもあるが販売戦略上、難しい模様。

 

eMAXIS先進国株式インデックスの資金流出については、主にネット証券からによるもの。

 

投票者②)「当社のインデックスファンドの品質向上の余地が大きい事を知りました。これからも期待したい。」

 

⇒三菱からの返答)今回の配当込み指数の採用が改善のひとつである。この他にも例えばトラッキングエラーとリターンのどちらを重視するのかについては、どちらも大事だが超過リターンをやや重視する。

 

⇒⇒WATANKOコメント)これについては話の流れにややついていけず。超過リターンを重視とは、ベンチマークの上方乖離を是としている意味なのか。

 

投票者③)「あくまで『独占1位』でないことが残念。ニッセイ外国株と同率ではなく、少しでもいいから信託報酬を下げ勝ってくれたら…。」

 

⇒三菱からの回答)500億円を超える分については信託報酬を0.5ベーシス、1,000億円を超える分は同1ベーシスを引き下げるという還元方式を採用している点をアピールしたい。先進国株式はこのままの資金流入ペースでいけばあと3カ月で500億円に到達する見通し。

 

⇒⇒WATANKOコメント)上記の還元方式について、発表当時はだいぶシブチンだな、いつになったら500億円を超える単独商品が出てくるのかと思っていましたがここにきて現実味を帯びてきました。

 

それと純資産の部分によって適用される信託報酬が異なることから、複合した結果、信託報酬がいくらになるのか(なったのか)を運用報告書で開示してほしいとのリスエストをWATANKOは伝えました。

 

4.mattocoの今後

 

三菱が始めた直販チャネルであるmattocoについても取り上げられ、その狙いや今後改善の意思表明などがありました。主な内容は次のとおりです。

 

mattocoのターゲットは資産形成層、「たまひよ」の層。特に家計の7割は女性が握っている。女性、そしてまだ投資信託を買ったことがない人にリーチしたい。彼らと接点を広げて資産形成の選択肢を提供したい。

 

・会社側にとって直販の最大のメリットは顧客の行動特性を解析し理解することができること。それを既存の販社と共有しつつ買ってくれそうな層にアプローチする。

 

・顧客にとってのメリットについてはお得感が足りないのではないかという声を聴いている。これについてはmattocoではまずはクズ投信を排除している点をアピールしたい。なお社内からも改善事項が集まっている。長い目でみて継続して改善していく。

 

mattocoは基盤のないゼロからのスタート。少しでもメディアによる取り上げがあるとありがたい。

 

mattocoの商品ラインナップには日本株アクティブがある理由は日本の運用会社として日本株はアクティブで勝負したい一面があるから。レオスと競いたい。あの運用成績がなぜレオスにできてうちにできないのか。運用会社としてとことん戦いたい。

 

5.まとめ

 

今回のミーティングは、冒頭述べたとおりテーマが事前にはよくわからない状況だったのですが、ふたを開けてみるとWATANKOからみればサプライズ級のテーマはないものの、Q&Aが予定時間を超過してたっぷりとあったことも含めてなかなか充実した内容でありました。

 

Q&Aの中で一つ紹介するとすれば、隠れコストのついてのやりとりがありました。三菱によると、隠れコストの定義は業界としての取り決めが曖昧であり、各社の取引形態の違いによってまちまちであることを考慮する必要がある。ただし全てのコストは基準価額に反映されているとの解説でありました。

 

今回のミーティングの参加者は二十数名。これに加えて三菱側の当日応対者が十名前後揃っていました。決して大規模ではありませんが、WATANKOとしては他の参加者や主催側との十分なコミュニケーションがとれました。

 

特にまだ参加したことがないけれど、興味があるという方におかれましては、一度出向かれてはいかがでしょうか。次回は6月~7月開催予定とのことです。

 

(あとがきにかえて)

 

妻ミサト「家事をほっておいてダラダラと書いた記事のわりには肝心なことが抜けているわね。」

 

WATANKO「え、なんでっしゃろ?」

 

妻ミサト「食レポよ!」

 

WATANKO「いやー、君から厳しく糖質制限されていたから手を付けなかったよ。」

 

妻ミサト「!!!」

 

WATANKO「(ウソウソ、牛カツサンド、美味しくいただきました。)」

 

2019年4月15日 (月)

退職金でリスク商品を買うことはお勧めしません

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(退職金は慎重に扱いましょう)

サラリーマンでリタイアを迎えた方が、インフレや医療費の負担増、年金の将来動向を心配しつつ、老後生活における家計対策として、退職金で資産運用を始めようとするケースをよく聞きます。

 

なかにはそのようなニーズを持つ人に対して、色々と高コストでリスクが大きい金融商品を勧める輩もいれば、そこまで酷くなくともアセットクラスを分散したポートフォリオを形成し、長期投資(年齢面からみて果たしてどれだけ「長期」となるか不透明ではありますが)に取り組むスタイルを勧める者もいることでしょう。

 

WATANKOはここでの主張は「退職金でリスク商品を買うことはお勧めしない」です。

 

リタイアするまでの間でのリスク商品による資産運用の経験の有無にかかわらず、退職金でリスク商品を買うことはお勧めしないです。

 

「有無にかかわらず」と述べた詳細理由について以下に表します。

 

1.リタイア前に資産運用を行ってきた場合

 

(1)資産運用がまずまず又はそれ以上の成果を達成できた方

 

当初立てた運用の目標の高低の違いはあるかもしれませんが、それなりに成果が出た方におかれましては退職金迄わざわざリスク商品の購入にあてる必要性は小さくなっていることでしょう。

 

また成果が出ても利確しておらず、評価益を抱えている状態であれば、今後の資産全体のリスクを下げるべく、退職金は安全資産で運用すべきでしょう。

 

言い換えますとリアイアすればその時点で退職金というまとまった多額の資金が一気に手に入るので、それをあらかじめ見越しておくことで、一方でリタイアまでは大きなリスクを遠慮なく取り続けることができるという見方であります。

 

(2)資産運用がうまくいかず目標が大きく未達であった方

 

残念なことにリスクを取りすぎ、それが具現化してしまった。あるいは損失確定ではないけれど、座視できない評価損を含んでしまっている方におかれましては、資産全体がリタイア時点よりも、この先下振れが更に加速することは避けねばなりません。

 

そこで退職金は今後の資産全体のリスクを下げるべく、(1)と同様に安全資産で運用すべきでしょう。今まで資産運用がうまくいかなかった方がリアイア後には一転してうまくいくなんて、確かな根拠でもない限り、普通は考えられません。

 

2.リアイア前に資産運用を行ってこなかった場合

 

そこにはいろいろな理由や事情があるにせよリタイアまでの期間、リスク商品を用いた資産運用を行ってこなかった方はどうでしょう。

 

リスク商品は買わずとも堅実な貯蓄を行ってきてそれなりに安全資産をお持ちの方であれば、退職金をことさらリスクに晒さなくともよいのではないでしょうか。

 

また貯蓄が不十分な方にとっては、退職金が資産全体に占めるウェイトが大きいため、資産運用にはますますもって慎重にならざるを得ません。

 

なお資産運用の経験が無い貴方が、それに着手しようとしたときに、そこにつけ込んで貴方に接近してくる輩はどこにでもいるものです。

 

気を付けましょう。今日もまた誰かがうまい話で高齢者を勧誘して老後資金を集めてドロンしたというニュースが流れてくるかもしれません。

 

3.そうはいっても老後資産が足りないという方へ

 

上記に対して「いやいややっぱり資産額全体が心許ないから、資産は取り崩して使いつつも、運用していきたい」というニーズを訴える方もいることでしょう。

 

そこには単なる定期取り崩し機能をつけてバカ高いコストを要求する毎月分配型投信が売れる風景がかつてありました。(昔ほどではなくとも現在でも結構見かける風景?)

 

しかし忘れずに頭に入れておくべきことは、運用対象となる資産のパイの大きさ自体は、取り崩しを続けるごとに小さくなります。つまりはそこから得られるリターン実額もまた段々減少していくことになります。

 

実際にはどれだけの実入りが期待できることでしょうか。

 

その一方で、多額の金額をリスクに晒していることにどこまで耐えられるでしょうか。一旦暴落が起きれば、回復まで時間がかかります。

 

4.3つの対策

 

「退職金を使った資産運用は避けろというならば、それでは老後資金が少なくて心配な我々はどうすればよいのか。」

 

最後はこの質問に行き着くことになるわけですが、ここでは3つの対策をあげておきます。

 

・・・といってもそのうち、2つは「就業の継続」と「倹約の徹底」であり、この駄ブログで今更、世紀の発見がごとく解説する必要はないでしょう。

 

3つ目の対策として、WATANKOがあげるのは「お金のかからない、身体を動かす趣味を持つこと」です。これは倹約を後押しするだけでなく、心身の健康に繋がることが期待できるからです。健康を維持すること=医療費の負担軽減に寄与します。

 

5.まとめ

 

完全リタイアした方にとって退職金は年金をのぞけば「最後に手に入るお金」であります。

 

その使い方は、その人の人生においてもっとも慎重にすべきであります。その慎重度からすれば現役時代に確保していた生活防衛資金の比ではありません。

 

少し残酷な言い方をすれば、あなたの資産形成という課題はその達成度の如何にかかわらずリタイアした時点で決着しているのです。資産形成とはリタイアするまでの期間が大事であり、その期間での頑張り次第で老後の家計の水準は概ね決まってしまうのです。

 

退職金をフル活用して、現役時代に実現できなかった資産を獲得しようとするのは、サッカーでいえば後半残り5分というタイミングで、3点差を覆して勝つことのような困難を表しています。選手は疲れている(運用を成功する確信的な手段はない)し、何より絶対的な時間が足りません。

 

退職金の使い方にはくれぐれも慎重になられんことをお勧めします。

 

関連記事

60歳を過ぎてデビューすべきは投資家でなくて節約家(2016/7/16

(続)60歳を過ぎてデビューすべきは投資家でなくて節約家(2016/7/18

 

 (あとがきにかえて)

 

妻ミサト「リタイアしたら退職金も出ることだし、飛鳥Ⅱで世界一周旅行でも行きましょう!」

 

WATANKO「この記事を100万回読んでください!」

2019年4月13日 (土)

2019年4月の積み立て購入商品-あなたの平均購入単価はここ1年でどれくらい増減しましたか

 

■投資元本(待機資金含む)

 

150,000千円

 

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

 

64,154千円

 

■損益率

 

42.8%

 

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WATANOは給与所得と不動産賃貸収入から得た余裕資金をもって日本株式、先進国株式、新興国株式のインデックス投信をSBI証券にて毎月積み立て購入しています。

 

2019年から月額積み立てを600千円に設定しております。

 

さて積み立て購入商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

 

Notes)表中の金額単位は円です。

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 さらに4月の仕入れの結果、3月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

201904303

Notes)

*表中の金額単位は円です。

 

さて上記のとおり毎月積み立て購入した結果、平均購入単価は前月比でどのように増減したかについて紹介していますが、年単位でこれをみるとどうなるか。

まずは積み立て購入してきた元本の直近1年間(2018年5月から2019年4月)の増加率は以下のとおりです。

 

日本株式  + 17.8%

先進国株式 + 26.5%

新興国株式 +177.8%

 

1年前の時点での購入元本の残高が相対的に少ないアセットクラスはおのずと増加率が上がります。

 

一方で直近1年間で積み立て投資を続けた結果としての平均購入単価の増減率は以下のとおりです。

 

日本株式  + 8.1%

先進国株式 +18.5%

新興国株式 ▲ 7.1%

 

これは相場や為替の変動だけでなく、上述した1年前の残高と毎月の購入額のバランスによってまちまちになります。

 

注目すべきは新興国株式。購入元本を約1.8倍にふやしてきた一方で、平均購入単価は減少しました。安値買いを続けてきたことを1年単位で振り返ってみたわけです。

 

積み立て投資は総じて言えば、これを始めた1年生であれば大きな増減になっている可能性が相対的に高く、積み立て10年選手であれば、それほどでもないでしょう。毎月の積み立て投資が購入元本に与える影響が軽微になっていくからです。

 

長く続ければ続けるほど積み立て投資が楽になる、気にならならなくなる。

 

積み立て投資を始めた方々におかれましては、その領域にたどり着くまでは雑念を払ってコツコツ続けられんことを祈念致します。

2019年4月11日 (木)

BNDからの2019年4月分分配金

【4月10日終値ベース運用状況速報】

 

■投資元本(待機資金含む)

 

150,000千円

 

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

 

62,663千円

 

■損益率

 

41.8%

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

WATANKOは外国債券のETFであり、自身のポートフォリオに組み込む価値があると判断しているBNDのバイ&ホールドを実行中です。

 

さてBNDから2019年4月分の分配金が支払われました。税引き後で488.16ドルです。

 

これまでの推移は以下のとおりです。

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さて、債券に関する雑感です。

 

まだ先の話ですが、WATANKOは自身のリタイア後の資産運用について、つらつら考えることがしばしばあります。年を取りリタイアした後の資産運用は、あまりリスクをとるわけにはいきません。WATANKOはどんなに遅くとも70歳になればすべてのリスク資産を売却して無リスク資産に切り替える予定です。

 

ではその際の金融資産の置き場所としては、どこがふさわしいか。

 

そのひとつには国債(変動10)が有力な候補として浮かんできます。信用面、流動性の面は安心ですし、欲をかかなければこれでもよいかもしれません。

 

しかし少しは「欲をかきたい」こともまた事実。

 

WATANKOがインデックス投資を始めた2008年頃は変動10の金利は0.6%0.8%程度、良い時には1%にまで達していました。

 

それが今やご承知のとおりの0.05%の最低保証金利。少ない。あまりにも少ない。1億円を1年預けてたったの50,000円。いや銀行預金よりかはまだマシとはいえ、とても国債に預ける気がしないです。

 

ならばと海外の債券に目が向くのは当然の流れかもしれません。

たとえそこに為替リスクが待ち構えていたとしても。

2019年4月 8日 (月)

オートモービルカウンシル2019に行きました

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先週末、幕張メッセで開催されたオートモービルカウンシル2019を見てきました。丁度春の温かさの中、オープンドライブの行き先としてうってつけでありました。

 

■オートモービルカウンシルとは

 

通常、自動車メーカーやインポーターが出展の中心となる自動車の展示ショーとは異なり、このオートモービルカウンシルはもっと自動車を文化として紹介する、自動車趣味人のためのイベントです。そこには東京モーターショウのような派手さはありませんが、分かる人にはわかる自動車の様々な価値を紹介する場でありました。

 

関連サイト

オートモービルカウンシル2019

 

 以下はこのイベントのフィロソフィーです。

 

『戦後劇的な成長を遂げた我が国。

その中心的役割を果たした自動車産業は、瞬く間に成功の階段を登りつめ、今や世界最大の自動車生産国になりました。戦後 70 年。輸入車の対する尊敬と憧れを含め、我が国には世界に誇れる自動車の歴史、ヘリテージが存在します。しかし残念ながら、自動車の文化的側面は十分に成熟しているとはいえません。(中略)我々、AUTOMOBILE COUNCIL は、日本の自動車文化、日本独自のカーライフを創造し、その魅力を世界に向けて発信したいと考えます。個別のメーカーやインポーター、中古車、修理会社等の垣根を越えて、自動車(ヘリテージカー)の様々な愛好家と共に、チームジャパンとして横断的に手を携え、日本の自動車の歴史に市民権を与えようではありませんか。(以下略)』

 

会場は幕張メッセの2ホールを使った、自動車イベントとしてはそれほど大規模ではないイベントです。それでも話題のニューカーをたくさん陳列したショーでもないので来客は思ったより少なく、WATANKOはゆったりと見て回ることができました。

 

■展示車両の趣き

 

展示されていた車両の傾向をまとめると以下のとおりです。

 

★1960年代から1970年代の名車たち

 

イタリアのカロッツェリア(工房)が隆盛していた時代。レース車両に欧米メーカーの様々なモデルが用いられていた時代。環境や安全の規制が現在よりも少なく自由なデザインやエンジニアリングが採用された時代。スーパーカーの時代でもあります。

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流麗なマセラティ・ギブリ。フェラーリのようなギラギラ感がなく気品あふれるデザイン。今でもイケます。

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フェラーリ・デイトナ。フロントのロングノーズには古式ゆかしいV12エンジン搭載。

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スーパーカーといえばお約束のランボルギーニ・ミウラ。ターコイズブルーの展示車は本当に美しい。

 

 

★メーカーのアーカイブ

 

日本メーカーからはトヨタ、ホンダ、日産、マツダ等の各社が出展しており、1970年代~1980年代の様々な記録媒体とともに懐かしのモデルを展示していました。

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トヨタ・スープラ(A70)。今年復活しましたが、やはりスープラといえばこのモデルにつきます。わかりやすいカッコよさが満載です。

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フェアレディZ(Z32)。GT-Rと並んで日産のスポーツモデルの横綱。スープラのタルガトップに対して、こちらはTバールーフ。当時はとてもギラギラした印象でした。

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レア物としてはマツダ・ロードスターのプロトタイプ、初代NAが発表される5年前にこのモデルを試作してアメリカの路上を走らせたところ大反響であったことは有名な逸話です。

 

 

★懐かしのちょっと有名だった市販車

 

1970年代~1990年代の各メーカーの様々なモデル群。いわゆるヤングタイマーです。各ショップの選りすぐりの車両が展示されており、即売も行われていました。

 

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BMW535i(E12)。この赤青のストライプはBMWの昔のレーシングモデルを彷彿させます。あのころはBMではなくて「ベンベ」と呼ばれていました。

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プジョー306カブリオレ。プジョーがピニンファリーナにデザインを委託していたころのお洒落な4シーターカブリオレ。実用性が期待できるオープンモデルとしてWATANKOもいっとき購入を真剣に考えていた時がありました。あれからもう20年が経ちました。

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メルセデス・ベンツE190 2.6ホロモゲのエボⅡ、ジャガー E-Type Sr。1 DHC、マツダ・コスモスポーツとメーカーも時代もごちゃ混ぜの展示。でもそれぞれが展示されている理由は車好きなら納得です。

 

この他にはシトロエンのAMI6やシトロエンSM(窓ガラス無し!)、フィアット500やアウトビアンキ、シムカ、ルノーゴルディーニ、ゴルフⅡ、ジェッタ、沢山のメルセデス等々。統一感のない展示がまた面白くもありました。

 

 

■今の車の将来は

 

20世紀が終わる頃から自動車の世界にはミニバンやハイブリッドが普及し、ユーティリティ一辺倒や家電染みたモデルばかりが路上を走りました。

 

車を生活の道具、消耗品として見ればそれは当然の流れかもしれません。ですが果たしてミニバンやハイブリッドが2030年後にヤングタイマーとしてもてはやされるでしょうか。

 

いまやもう将来、ヤングタイマーとして人気が出そうなモデルと言えば限られています。ならば今のうち、数少ない将来のヤングタイマー候補を新車で購入してずっと大事に乗り続けるか、目の前にあるヤングタイマーを機を逃さず購入して大事にするか。

 

そこにはいくばくかの寂寥感が漂うマイカー選びの視点がありました。

 

2019年4月 6日 (土)

春の到来を楽しみたい

【3月8日終値ベース運用状況速報】

 

■投資元本(待機資金含む)

 

150,000千円

 

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

 

63,379千円

 

■損益率

 

42.3%

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

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WATANKOは地方都市暮らしなので、都会に比べれば多くの自然に囲まれて暮らしています。春を迎えれば冬の無色透明な世界から一転して、色と香りと音に囲まれた暮らしが始まります。

 

朝は鳥のさえずり、たまにウグイスが鳴いてきて起こしてくれます。目覚まし時計は要りません。

 

日中、花であれば桜が咲き、やがては椿やその他の花が咲き乱れます。新緑も目立ちはじめ、これら花と草木が香りを発して生活の周囲を包み込みます。

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自宅の庭先では蜜蜂やモンシロチョウ、キチョウが飛び交い、時にはアゲハ蝶も見かけます。それらの様子を眺めているだけで一刻が過ぎてしまいます。

 

夜は、天を見上げるとオリオン座や北斗七星をはじめとした星々がはっきりと眺めることができ(無料のプラネタリウム)、地ではそばの田んぼからカエルの鳴き声の大合唱が聞こえ生き物の躍動を感じます。

 

こうして自然の様々な息遣いに触れていると、職場での悩み事や不動産賃貸のトラブルからくるストレスで疲れた心が癒されてきます。さらには目の前に立ちはだかった悩み事やトラブルに立ち向かってみるかと元気が出てきます。

 

そういえば今月末からGW10連休がスタートします。ここ5年は仕事柄、半分くらい休日出勤していましたが、今年は久方ぶりに全日休暇がとれそうです。

 

早朝、日の出とともに起きて軽くドライブに行き、朝食のあとは庭先でテーブルとリクライニングチェアーをならべて読書でもしながらのんびり過ごし、グリルで肉でも焼いてランチにする。夕方になれば、風呂に入ったあと夕涼み、さらには星空を眺めながら少しだけお酒を飲んで一日を終える。

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今年はこんな風に自然に囲まれたつつましい暮らしを送りたいと考えています

 

(あとがきにかえて)

 

妻ミサト「あーたしかに春になると庭先で雑草がみるみる伸びたり、スズメ蜂が軒下に巣をつくろうと飛び回っていたり、野良猫が活発に動きまわって芝生に糞をしたりと生命の息吹を強く感じますわ。庭のメンテナンスで忙しくなるシーズンが始まるわね。よろしく。」

 

WATANKO「・・・ハイ」

 

 

2019年4月 2日 (火)

VTIからの2019年1Q分配金

WATANKOは所有する不動産物件のなかにある遊休物件について、これを処分して、「不動産を賃貸して得る収入」から、「証券をバイ&ホールドして得る分配金収入」に運用方法を切り替えています。

 

そのビークルとして採用した証券はバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)。購入元本は1株127.83ドル×2,760株=352,765.40ドルです。購入時の平均換算レート(111.28/$)で39,257千円です。

 

■分配金収入

 

さてVTIの分配金は年4回、四半期ごとの支払いであり、WATANKOはVTIを購入して以来、7回目となる2019年第1半期(1Q)の分配金を受領しました。税引き後で2,200.69ドルです。分配時の為替レート(109.36/$)にて240,667円になります。

これまでの分配金収入は次のとおりです。

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それにしても今回は分配金が前回の約1.5倍とかなり多額です。なぜにこれほどまで上昇したのか不明ですが、これもまた米国企業群の増配力がなせる業(わざ)としておきましょう。

【2019/4/8追記】

 買い増しして株式数が増えていることを見落としていました。分配金も増えて当然です。

 

■トータルリターン

 

元本投資額の評価額について、12月末に比べると外貨建てで基準価額は上昇し、為替は円安となり、円建て評価額は43,678千円と上昇しました。結果、元本対比で評価損益は+4,42211.3%となりました。

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分配金収入合計とあわせて20か月でのトータルリターンは+5,474千円、+13.9%となりました。

 

■不動産賃貸と違って赤字も「手間なし」

 

さて冒頭にて触れたとおり、WATANKOは不動産賃貸に代えて証券のバイ&ホールドを行っているわけですが、どちらの投資でもあっても収益にはリスクが伴います。

 

不動産賃貸の場合、年間の維持費用に対して入居率が下がったり、あるいは費用が予定を超えて嵩んだりすれば、ある年は収支が赤字になることもあるでしょう。そこでは色々と手間暇をかけて対策を取ったとしても報われず、赤字が不可避になってしまうこともあります。

 

しかし証券のバイ&ホールドであれば同じ赤字でも、そこには手間暇は伴いません。そもそも努力を払う術はなく、ただ相場が下落して赤字になるときはなりますし、逆にほっておいてもそのうちに回復することもあります。

 

実際に3カ月前はトータルリターンが初めてマイナスとなりましたが、今回はかなり回復しました。米国万歳!トランプもついでに万歳!

 

(あとがきにかえて)

 

妻ミサト「↑↑↑あなたってVTIの分配金の記事を書くときだけは、ニワカ米株投資家みたいね。」

 

WATANKO「ニワカ愛妻家よりは良いでしょう?」

 

妻ミサト「!!!」

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