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2019年6月29日 (土)

コスト感覚がひしひしと伝わった三菱UFJ国際投信ブロガーミーティングに参加しました@2019年6月

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(インデックス運用の現場を見てきました。)

WATANKOは先日、三菱UFJ国際投信(以下、MUKAM)が開催するブロガーミーティングに参加しました。前回開催に続いての参加であります。

その内容詳細については、いきなりですが相互リンクいただいております青井ノボルさんのブログ記事をご紹介させていただきます。

参照記事

インデックス投資で長期縦走へ

三菱UFJ国際投信の運用現場見学付きブロガーミーティングに参加

 

■ファンド・マネージャーによるインデックス運用の実務紹介

今回のプログラムの中での目玉はMUKAMのファンド・マネージャーによるインデックス運用の実務的な紹介と運用現場の見学であります。お話の聞き手役はカン・チュンド氏です。

お二人の対話を通して、ファンド・マネージャーを含めたインデックス運用を行う担当部署の仕事の流れ、インデックスに合わせるためのテクニックが披露されました。併せてその流れの中でインデックス運用について、例えば完全法と最適化法の違い、ファンドにかかる費用の内訳といった基礎知識やその他費用のファンド間比較の限界などの見識もわかりやすく説明され有益でした。

 

さらにはファンド・マネージャーの諸々の説明からはコストセーブにつながる様々な手法もまた紹介されました。

コストセーブの要素のひとつには商品の調達面がありますが、そこでの基本は大量取引と早期取引です。小売業や製造業と同様に金融業でもここを徹底していること、様々な手段を都度、臨機応変に活用することで1取引ではほんのわずかでしかないコストセーブを、何十倍、何百倍、何千倍にも膨らましている様子がうかがえました。

ファンド・マネージャーはコストを下げるのは運用の成果としてはっきりと出るので、それがインデックス運用をやっている充実感と最後に述べられていました。

その感覚は例えば生活固定費を抑えようとSIMフリーのスマホに切り変えてコストセーブする賢明な節約家兼投資家に通じるものがあります。

「投資先が値上がればよかろうなのだあああ~~」というアクティブ運用とは異なり、インデックス運用のファンド・マネージャーは自身でマネージできる領域で徹底したプロの仕事を行っているわけです。

 

なお当日の配布資料についてはMUKAMのHPに掲載されるとのことなので、是非チェックしてみてください。これだけでも超オススメです。

 

■運用現場の見学

お二人による対話のあとに現場見学が行われました。これは例えるならWATANKOのような自動車好きが工場の中で自動車が作られる工程を実際に見学するがごとく、インデックス投信の保有者であれば、自分の保有資産の品質が日々どうやって保たれているかを覗き見ることができる貴重な機会です。

MUKAMのオフィスは有楽町から丸の内にかけて広がる三菱村のビル街の一角にあることから、その現場はあたかも東証の写真のような最新のガラスリッチで電光掲示と各種サインに囲まれた煌びやかな現場を想像していました。こんな感じです。

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しかし実際に覗いてみるとオフィスのビジュアルは三菱村の中で古くて賃料が安いビルに入居しているためか天井高は低く、採光も普通です。机と机のスパンも普通。単価の高い什器を使っている様子もみられません。中堅IT企業の仕事場のようにPCのモニタや筐体が沢山並んでおり、一部にはやや乱雑な印象さえあります。

ガイドにしたがいトレーディング、国内株式、海外株式の担当者のデスクを囲んで実務の様子を紹介してもらいました。各種データのモニタリングのための専用端末も一部ありましたが、彼らが使っているのはもっぱらマクロをたっぷり組み込んだExcel。複数人で同じ業務をチェックすることでミスを防止しているとのことです。

インデックス運用の担当部の人員は25名。この規模であれば専用の大規模な業務基幹システムなどは不要でしょうし、先のファンド・マネージャーの説明に加えて、ここでもコストも抑えられたオペレーションだと感じました。

 

■まとめ

MUKAMのブロガーミーティングは1回あたりの参加者規模が二十数名と限られています。今回のテーマは今後とも定期的に開催いただいて一人でも多くのインデックス投資家にファンド・マネージャーのプロフェッショナルに触れてもらうことはインデックス・ファンドのバイ&ホールドにプラスになると強く感じます。

また個人投資家にとってもこの種のミーティングは書籍やwebでは知り得ない情報に触れることが出来たり、自分の意見や質問をぶつけてみたり、はたまた参加者同士の交流のきっかけにもつながったりと刺激が盛り沢山です。まだ未経験の方はどうぞご参加を検討されてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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