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2017年9月17日 (日)

とうとう、ようやくマッチング拠出開始

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(給与からも年金掛金を追加拠出させていただきます!)

昨年から今年にかけて、NISAと並んで個人投資家の間で話題にあがったiDeCoですが、WATANKOの場合、勤務先でマッチング拠出が導入されることになりましたので、一方でiDeCoを用いることがなくなりました。

■11月からマッチング拠出開始

個人投資家ブログ界隈では、金融機関の間で繰り広げられる管理手数料の低廉化や商品ラインナップの充実化の記事がいっとき飛び交り活況を呈しましたが、当ブログの運営者WATANKOとしてはiDeCoの利用よりも勤務先にてマッチング拠出を実現してもらう野望を持っておりました。

WATANKOの勤務先では2007年から確定拠出年金が導入され、それがWATANKOのリスク金融商品を用いた投資の世界に入るきっかけの一つとなったわけです。その後、投資についてそこそこに学び得たWATANKOは、勤務先の人事部に対してマッチング拠出の導入予定を何度も問いかけてきました。

関連記事
マッチング拠出?なにそれ?(2012/11/17)

勤務先(の人事部)にとっては一従業員の(切実なる?)声になかなか耳を傾けてくれることはありませんでしたが、ここにきてiDeCoのスタートを契機に、本年11月からマッチング拠出導入が実現する運びとなりました。

余談ですが、なぜiDeCoか契機になったかというと、勤務先の確定拠出年金の資産管理・運用を担っている金融機関からみれば、取り扱い先の従業員が各々で独自にiDeCoを始めた場合、その拠出資金(の運用によって得られる手数料)は他の金融機関に流れてしまいます。そこで従業員たちに年金向け商品の購入余力と意欲があるならば、それは自社の商いの中にて取り込みたいので、勤務先にマッチング拠出の提案を持ちかけたかと想像しています。

■増えた説明会参加者

金融機関の思惑はともかく、勤務先ではマッチング拠出導入の告知だけでなく、説明会まで開催されました。ところがそこでもちょっとしたサプライズがありました。

実は勤務先では、これまでも従業員向けに老後に備えた資産形成をテーマとした説明会を何度か開催してきましたが、聴講者の人数はほんのわずかでした。皆、仕事と定期預金で十分なのか?

関連記事
勤務先でおなじみの資産形成の説明会に参加する(2016/7/27)


ところが今回の説明会では、従前よりも遥かに多くの参加者が集まりました。年齢層も幅広く、若い人も結構混じっています。中には入社3年目、先日社内結婚したばかりの20代の女性社員の姿も見かけます。

■分散投資+長期投資の紹介

さて今回の説明会では、金融機関の担当者が見事な滑舌と身近な話題を豊富に織り交ぜつつ、マッチング拠出だけでなく、確定拠出年金制度や資産運用の考え方も詳しく紹介してくれました。

ここで紹介された資産運用の考え方は一言でいえば「分散投資+長期投資」、とくに後者は確定拠出年金にマッチした考え方であります。担当者の説明内容の詳細は、これまで色々な図書・雑誌・ブログで散々見聞きしてきたインデックス投資の考え方と全く同じ内容であります。WATANKOは話を聞いていて、午前中にもかかわらず思わず眠くなってしまいました。

ここでも邪推を働かせるとすれば分散投資を勧めることで沢山の商品の購入、長期投資を勧めることで長期に渡るマージン獲得をそれぞれ狙いたい金融機関のお気持ちもあったことでしょう。これに対しては市井の個人投資家としてはコア資産を対象としたローコストなインデックス投信を提供し続けてくれれば利害は一致します。

■商品ラインナップは少し改善

説明が一通り終えると、わずかな割り当て時間ですが質疑応答がありました。WATANKOはラインナップされた商品の信託報酬の見直しや、商品自体の拡充の見通しについて質問しようとしました。

ところがふと手元にある商品一覧表をみると、MSCI-KOKUSAI連動のインデックス投信の信託報酬が0.25%から0.23%(いずれも税抜)に引き下げられていたり、8資産を対象としたバランスファンドが追加設定されていたことがわかりました。

確定拠出年金の運用状況は特定口座やNISA口座よりもさらにほったらかしなので、こういった動きに気がつくのがすっかり遅れておりましたが、多少なりとも改善の動きがみられたので質問は取りやめました。

なお一方で、依然として信託報酬を1.9%もせしめる海外株式のアクティブ投信がラインナップされていたりもします。金融機関からみれば、おそらくは保有者がいるため除外するわけにはいかないのでしょうが、パフォーマンスはともかくとして、せめてiTrustシリーズなみの低廉なアクティグ投信を追加するくらいの良心は見せてほしいものです。

(あとがきにかえて)

いまさら言うまでもありませんが、WATANKOの資産運用は特定口座でもNISA口座でも、そして確定拠出年金でも変わりません。そこに用いるべきはインデックス投資です。その中にあって一般公募のインデックス投信についてはローコスト化が進んでいるので、DC商品にも今後更なるローコスト化を期待したいところです。

Activeな未来のための投資はPassiveでOKであります。
(ん?どこかの著名インデックス投資ブログタイトルと被っているような...)

2017年9月 4日 (月)

長男が資産運用を、インデックス投資を学び始めたよ

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(父さん、インデックス投資の詩を送るよ。)

WATANKOは金融商品を用いた資産運用を始めて10年目になります。齢50を数えようとする身とすれば、その経験は決して長くはありません。それであってもこれからさらに相場や為替の変動の波に晒され、経験を積み、含み損への耐性を更につけたのち、その資産運用を子ども達に語る日がくることを想像しています。

その日に備えて、我が家の引き継ぎ書ともいうべきエンディングノートを残す一方で、この駄ブログを書き連ねています。

ところがWATANKOが子ども達に、その資産運用を語る日は思いのほか、早く訪れました。

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WATANKOが長男(21歳)に対して、資産運用への関心の予兆を見つけたのは先々月、家族で外食した時でした。注文した食事が運ばれてくるのを待つ間、長男が読んでいた本に何気なくみるとちょっとサプライズです。

彼が読んでいたのは、ダイヤモンド社が発行する『一番売れてる投資の雑誌ザイが作った「FX」入門』でした。

どうやら大学の友達あたりから「FXでひと儲け」的な話でも聞いたのか。

しかしWATANKOは「FXなんて、ルーレットの赤黒当てと同じであり、勝ち続けることは極めて難しいから、やめておこう。」

と軽く諭しました。社会勉強のひとつとしてほんのお小遣い程度でいっとき試してみるならばともかく、FXにのめり込んで貯金を使い果たしたり、また結果に一喜一憂する無駄な時間を過ごすことは学生の過ごし方としてよくありません。

でもそれであっても長男がマネー関連に興味をもつこと自体はWATANKOとしても歓迎すべき展開でした。

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その後、数週間経って市内にある新しくできた温浴施設に家族で出かけた時のことです。

やはり食事を待つ間、WATANKOがTwitterのタイムラインを一通り眺めたあと、長男が読んでいる本が目に留まりました。

「ふーん、竹川美奈子氏の本を読んでいるんだ。知っているよ。竹川さんって...。」などと風呂上りのややのぼせた頭で思っていると、やがて....

え!それってインデックス投資を紹介した本じゃあないの!


長男に聞くと、本人いわく

これまでのアルバイトである程度お金が貯まった。これから大学の高学年になると国家試験の勉強などがあって今迄のようにアルバイトできなくなるから、せめて貯めたお金を増やす方法を探っていた。友達の中には、将来、米国株を買いたいなんて言っている人もみかける。だから自分も図書館でいくつかマネー本を借りて読んできた。WATANKOがやっている投資は順調なようなので、その方法について詳しく教えてほしい。

とのこと。

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WATANKOが実践しているインデックス投資は、個別株やFX等のようなサプライズはあまり起きない種類の投資ですが、それに比べて長男のこの宣言の方が遥かに驚きました。

もともとWATANKOの資産運用の長男へ伝授は、当人が社会人デビューして、仕事にも慣れて結婚して家庭を持ちそうなる頃(あくまで想像)、30歳近くなる2025年頃に想定していました。それがこんなにも早く実行する日が来ようとは思いもよりませんでした。

ともかくも投資に対する長男の目はここに開かれ始めました。想定よりも早期繰上げではありますが、伝えねばなりません。先ずは、どこかの週末でお酒でも飲みながら、WATANKOのインデックス投資について、ゆっくりと語る予定です。

長男にはそれまでの間、WATANKOの蔵書から以下の3冊を渡して読んでおくように勧めました。どれも初心者向けに分かりやすく書かれた名著ばかりです。


さて最終的にどうするかは本人次第となりますが、もしもインデックス投資を始めたときはまさにこの駄ブログが役立つ時がくるかもしれません。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「たしかに貴方のブログはとても役立つわね。」

WATANKO「いや~それほどでも~」

妻ミサト「ブログの右側に貼ってあるたくさんのブログのリンクのところが役立つわね。」

WATANKO「!!!」


2017年8月24日 (木)

インデックス投資の対象や手法に迷ったら半分だけやってみる、両方やってみる

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(大事なことは「長期投資」)

インデックス投資を実践する個人投資家の方々をブログで数多く拝見しておりますが、皆さんは一口にインデックス投資を行っているといってもその対象や手法は様々であります。

●一括投資か、積み立て投資か
●バイ&ホールドか、タイミング投資か
●積み立て投資オンリーか、スポット買いを加えるのか
●インデックス投信か、ETFか
●個別アセット商品を組み合わせるか、バランスファンドにするのか
●どのバランスファンドを選ぶべきか
●外国債券クラスを持つべきか、否か
●日経225かTOPIXか
●新興国クラスは必要か、不要か
●コモディティクラスは持つべきか、不要か
●米国株に集中投資か、世界分散投資か
●安い商品がでたら既存商品の保有分も乗り換えるべきか、否か
●相場が上昇し続けている状況でも購入するべきか、下落を待つべきか

など等

投資を初めて間もない個人や、あるいはひょっとして一定年数を経た人であっても、投資の対象や手法に対して「YESかNOか」「どちら又はどれを選ぶか」といった選択に迷う方が少なくないかもしれません。

そこでWATANKOから、個人投資家の皆様に現実的なご提案を申し上げたと思います。

■迷ったら半分だけやってみる

とある投資の対象や手法について、採用するかどうか迷っている場合であれば、採用した場合に投入すると想定している資金のうち、まずは半分だけを投入することをお勧めします。

例えば外国債券クラスを持つべきか、否かと迷うのであれば、持った場合には1,000千円投資したいと考えるならば、実際には半分の500千円まで保有してみて経験を積んでみるわけです。

またポートフォリオの中で日本株式のシェアについて10%では少ない。30%では多いと迷うのであればその中庸の20%でとりあえずスタートするという考え方であります。

■迷ったら両方やってみる

とある投資の対象や手法について、候補が2つあり、どちらを採用するか迷っている場合には、投下する資金を2つの候補に半分ずつ割り当ててみてはいかがでしょうか。

例えば日経225かTOPIXか迷うならば、それぞれに連動するインデックス投信を半分ずつ購入して様子を見てみる。個別アセット商品を組み合わせて保有か、バランスファンドにするのか迷うなら2つのグループに分けて並行してみる等です。

■欲に駆られて極端に走らない、選択ミスを緩和する

太陽が西から昇ることがないように、自然科学における法則はほとんどが明確でありますが、一方で社会科学の法則は必ずしもその通りになるかはわかりません。投資の世界もまたしかりであり、その対象や手法について、唯一絶対の正解はありません。

個人投資家がとある投資の対象や手法に迷っているという状況は、当人にとってみれば例えばAを選ぶことのメリットを欲し、デメリットを恐れている状態を表しています。そうであれば分量を当初想定の半分に抑えることで、メリットをそこそこ享受する一方、デメリットをある程度緩和するわけです。

またBとCという相反する選択肢、またはどちらも捨てがたい選択肢の場合、それぞれ両方をやってみて、それぞれのメリットを一定分得つつ、デメリットを緩和するわけです。

なおそうして経験を積んできた結果、Aを採用したがやめることになった、BとCのうちCオンリーに切り替えたという展開になることも、否定するわけではありません。

気を付けるべきは、欲に駆られて投資の効率を最大限追求せんがために、唯一絶対の対象や手法に100%突っ込んでしまい、そのデメリットを大きく受けてしまう事態となることです。

■すべては長期投資に資するかどうかが重要

市井の個人投資家の大半にとって投資とは、オリンピックや世界選手権に出場するレベルにまで達したり、投資の技能でもってお金を稼ぐことができるプロフェッショナルになることではありません。そうであるならもっとラフであっても構わないのではないでしょうか。

ただしその中にあって、WATANKOが考える個人投資家の世界における大原則は、「長期投資を続けること」であります。

決められた期間内で結果を出すことを要求されるプロの投資家と違って、個人投資家にとっては長期投資ができることが武器でありますし、そもそも投資とは成果が出るまでに時間がかかるものであります。

よって個人投資家は、それぞれが長期投資を続けるために資すると判断できる行動をとることが重要であります。

関連記事

個人投資家は投資のゲームセットを自分で決められる【Refrain 2014】(2014/11/27)

投資のリターンがでるには時間がかかる【Refrain 2015】(2015/11/8)


■まとめ

今回WATANKOが紹介した考え方は、投資の対象や手法に関してポリシーがはっきりしない、不恰好な体裁にみえるかもしれません。

しかし繰り返しますが、全ては長期投資を続けることにプラスになるか否かの視点で物事を考える事が重要であります。

インデックス投資の世界において、今後も新商品や新サービスが登場してきたり、手法や考え方が流布されることがあるでしょう。それらの採用に迷った時には大原則に立ち返り、「その商品・サービスや手法・考え方は、自分自身の長期投資に資する内容か否か」という視点で柔軟にみていきたいものです。

時には矛盾する2つのことを同時に進めてもいいじゃあないか。本に書いてあること、先人の知恵が大事であるし活かしたいが、当てはまることがない時もあるでしょう。自分にとって大原則を踏み外さず、ある程度正しいと判断したことを、のめり込みすぎない程度に採用していく。

個人の投資とはこのような塩梅ではないでしょうか。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「昨日から短い夏休みが始まっているわね。これを機会に私たち夫婦の塩梅についても話し合いましょうか。」

WATANKO「ささっ、先ずは品川で買ってきたこのお土産のチョコタルト詰め合わせをお納めください。それと本日から連日のお出かけプランをご用意しております。」

妻ミサト「!!! なるほど、良い塩梅ね。」


2017年6月20日 (火)

米国株への集中投資を選んでも良いがリスクコントロールを忘れずに

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(投資先といえば、やっばり米国!?)

ここのところ株式相場が好調、ドル円の為替相場も安定しているとあって、個人投資家ブログの間では上昇気流にもっとのらんばかりと、中でも特に調子がよい米国株への集中投資を実践するところが目につくようになりました。

そこへきて相互リンクいただいているフクリさんから、ブログ記事閲覧者に向けて

株式は幅広く分散した方がよいのか、米国への集中投資がよいのか、みなさんはどう思われますか?できれば読者さんや他のインデックス投資ブロガーさんの考えを教えていただきたいです。

との問いかけあり。

参照記事
フクリの海外ETF長期投資
(インデックス投資の疑問) 株式はアメリカのみに投資をすればいいと思いますか?

そこで万年素人個人投資家 兼 駄ブロガーWATANKOも僭越ながら、自身の考えを述べたいと思います。

【原則】個人投資家にとって今の投資インフラ環境下であれば、リスクコントロールができるかぎり国際分散投資、米国への集中投資、いずれでも構わない。

WATANKOは基本的には国際分散投資を支持しているので、もうそれで十分、完結なのですが、米国への集中投資も許容できます。ただしそれはリスクコントロールをしっかりと行うことが付帯条件です。

■リスクコントロールだけはお忘れなく

ドラマ「小さな巨人」の香坂課長代理(長谷川博己)ではありませんが、「米国への集中投資を選択する人の気持ちになって」考えてみました。

☆世界中に分散投資すると、そこには日本のように経済成長ひいては株価上昇が緩慢な国々が含まれてしまいリターンが抑制される。

☆米国は移民による人口増と経済成長、それらに裏打ちされた株式市場の上昇が見込まれる。単一国としては規模が突出しており、また企業統治や株式上場制度がしっかりと機能しているため投資環境としても整備が進んでいる。(=国単位でみると投資先として世界でもっとも魅力的である。)

☆日本から米国株へ投資するにあたっては、広範な銘柄・商品が十分にあり、かつ手数料が廉価なネット証券の存在があり、時差も考慮すれば環境が整っている。

・・・よし、世界の経済成長の最もおいしい上澄み部分ともいえる米国株に集中投資をすることで、限られた資金を効率よく増やしていこう!

米国株への集中投資したくなる人も気持ちはざっと上述なところでしょうか。

さて、他の多くのブロガーがブログ記事で指摘しているのと同様に、WATANKOもまた世界経済の動向ひいては米国株の今後の値動きがどうなるかなどわかるはずもありません。

それであっても米国株への集中投資が国際分散投資よりも良いリターンを得られると信じる個人を止めることはできません。

そこで一言だけいっておきたいです。「リスクコントロールだけはお忘れなく」

具体的には、次の2つがあげられます。

■その1.単一国に投資することになる分、リスクマネー総額を抑えること

言うまでもなく、米国株への集中投資は国際分散投資よりもリスクが高いです。これは国際分散投資よりも高いリターンを狙う以上は当然でしょう。ならば相場の暴落により生じた損失をリスク許容量の範囲内に抑えるべく、そもそも国際分散投資よりもリスクマネー自体を少なくする必要があります。

イメージでいえば、国際分散投資の場合のリスクマネーが10,000千円の時に、米国株に置き換えるとリスクがより大きいので貼ることができるリスクマネーが8,000千円に抑制する必要があるということです。

リターンの総額はリスクマネー×リターン(%)となりますが、この場合だとリターン(%)の高い投資先を選んでも、貼ることができるリスクマネー自体が減ってしまうことになります。それであれば国際分散投資と米国株への集中投資との間でリターン総額の開きがどれほどあるでしょうか。

■その2.米国株であっても十分な分散投資を行う事

次にあげるのは米国株であっても、その中でリスクを抑えるべく十分な分散投資を行うことをお勧めします。

ちょうど米国株の分散投資を簡単に実践できる商品として、バンガードを始めとする優れた運用会社がローコストな米国株の海外ETFをラインナップしてくれています。こいつを活用しない手はありません。

ただしここで少し現実を見ておきたいところです。

バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)と同トータルストックマーケットETF(VTI)を、それぞれ国際分散投資と米国株(の分散投資)の代表として最近の配当利回りを比較してみると次のとおりです。

・トータル ワールド ストックETF(VT) 1.50%
・トータルストックマーケットETF(VTI) 1.44%

最近だけでなく、過去時期の比較を見ても2つのETFの間には大きな差異は見られません。これを見る限りではわざわざ米国株を選ぶ動機が湧いてきません。

■まとめ

さて米国株への集中投資を行う個人投資家向けに、僭越ながらリスクコントロールをお忘れなく、と進言申しあげました。

でもそのとおりにすると、上記に表したとおり米国株への集中投資は、国際分散投資よりも突出したリターン総額を得られるという裏付けはWATANKOは確認できませんでした。

それでも貴方は米国株への集中投資を選ぶのでしょうか。

(あとがきにかえて)

「そうじゃあないんだよ。AppleやAmazon(←ここにはお好きな銘柄をどうぞ)のように日本株では望みえないような異次元の株価上昇が期待できる株を買う事が米国株の妙味なんだよ。」と声高に述べる方もいるかもしれません。

そうなるともはや国を単位とした投資スタイルの違いではなく、どこの国であっても大きく儲ける個別株に集中投資する形となります。ならば米国云々以前に個別株のリスクを獲れますかという問いかけになり、WATANKOはそのようなリスクはとても取れませんし、他の市井の個人投資家にもお勧めできません。

AppleやAmazon(←くどいですが、ここにはお好きな銘柄をどうぞ)に集中投資される紳士・淑女の方々におかれましてはどうか火傷を負われぬよう、十分ご注意下さい。

2017年5月25日 (木)

The インデックス投資家の凄み

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東証が開設する「東証マネ部!」というサイトではいろいろな個人投資家が紹介されています。

とはいっても東証のサイトだけあってか、怪しい商材に手を出して財を築いた投資家などは紹介されません。(そちら系は週刊S〇A!あたりか)

インデックス投資を実践されている水瀬ケンイチさんや虫とり小僧さん、吊られた男さんなどこの駄ブログでも相互リンクいただいている個人投資家の方々が紹介されています。

そこにきてまた一人、皆さんにとって範となるといってもよい個人投資家が紹介されました。これまた相互リンクいただいているPassiveな投資とActiveな未来のybさんです。

参照サイト
東証マネ部!
40代で1億円の資産形成に成功!
投資ブロガー・ybさん「本業を頑張ったからこそ資産を築けた」

■ybさんのプロファイル

上記記事および当人のブログ記載のプロフィールによると、ybさんのプロファイルは次のとおり。

給与水準が高そうな企業に勤め、共働きで子どもは一人。生活費は配偶者の収入で賄いつつ質素な暮らし。自分の収入を丸々投資に当てる豪胆さ。11年間コツコツとインデックス投資を続けてきた。

つまりは比較的高い世帯収入であるにもかかわらず、しっかりと節約し、できるだけ大きな投資元本をつくり、それをリスクコントロールができる投資手法でもって、10年以上も地道に長く運用を続けてきた。

「貯める力」と「続ける力」の掛け合わせでもって、市井のサラリーマンが44歳で1億円を築いたというわけです。

これこそがまさに「The インデックス投資家」であり、その凄みを見せつけられました。

ybさんの事例をみて、中には「所詮は投資の元本が大きい」「年間3%のリターンではないか」と、当人の成果を矮小に捉える人がいるかもしれません。しかしながら、そのような人はそもそも、その矮小と評する成果すらも出せる力を果たして備えているでしょうか。WATANKOは聞いてみたくなります。

■ここでちょっと参考図書の紹介

「貯める力」を会得したい方におすすめの図書

「続ける力」を涵養したい方におすすめの図書


■ybさんをモデルとして頑張ろう

WATANKOを含めインデックス投資を実践する皆さんにおかれましては、ybさんをひとつのモデルケースとして、日々の節約と投資に励んでいこうではありませんか。

もちろんながら個々人の置かれた経済環境や家庭環境は様々であり、それぞれにとって節約の規模、投資の規模は異なります。そのためにだれもが1億円を築きあげられるとは限りませんが、

★経済的自立
★早期リタイア
★安心して暮らせる老後生活

これらのためにインデックス投資を続ける人々にとって、ybさんというエビデンスはとても心強いものとなるでしょう。

2017年5月23日 (火)

ついに妻の証券口座を開設

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(ついに開設!)

保有する遊休土地、通称”バスの食堂”跡地について売却を手続き中のWATANKOですが、この土地は妻の名義になっています。

関連記事
“バスの食堂”があった土地を売る日が来た

この理由はWATANKOの実親が亡くなった際の相続税対策ならびにその後の所得税を軽減するための策として、WATANKOは妻をWATANKOの実親と養子縁組しました。その結果、上述の遊休土地は妻が相続したことによります。

さてこの土地の処分に伴って売却代金が妻に支払われます。これを機会にこの代金の収納先として、妻に証券口座を作ることを提案しました。

妻に説明したポイントは次のとおりです。

「WATANKOに万が一のことがあった場合に、その時点で妻名義の金融資産がしっかりあった方が使い勝手があってよい。」

「もともと夫婦である間に稼得した資産は夫婦の共有資産であり、その視点から見ても夫婦それぞれの名義で資産を事前に分割保有していた方が実態に合っていて良い。」

「WATANKOの資産、妻の資産はそれぞれが亡くなった場合は、残った配偶者には相続せずに、そのまま子ども達に相続するという将来構想あり。」

3つ目については、相続における配偶者控除の枠(上限1.6億円)は大変魅力的なるも、次に残った配偶者が亡くなる際には、その資産はやはり相続税の課税対象になるので、資産を目減りさせないかぎりは課税の先送りにすぎません。したがい配偶者への横滑り相続は重視しておらず、WATANKOも妻も、亡くなった際には各人の名義資産を直接子ども達に相続してもらう考えです。(注:このあたりは実際には個人の資産状況によって損得事情が異なります。)

というわけで、妻名義の証券口座の開設手続きを行いました。もちろんながら選んだのはWATANKOと同じSBI証券です。そしてこの資金をもとに妻名義のインデックス投資をスタートさせていきます。

妻は投資には消極的ではありますが、もともとWATANKOの実親から相続した不動産を売却して得たお金なので、その収納先や運用についてはWATANKOの意見を聞いてくれています。

ついにインデックス投資苦節10年目にして、妻に証券口座を作らせることができました。

さてこの口座に入れた余裕資金で何を購入するか。

妻はWATANKOよりも、さらにほったらかしといいますか、投資に興味がありません。そこで現在の最有力候補はローコストな海外ETFのバイ&ホールドへの一括投資としました。

値動きが穏やであることを前提としてインカムゲイン重視でいくか、それともキャピタルゲインと併せてトータルリターン狙いの鉄則を守るのか。

ここはじっくりと考えてみたいと思います。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「変な商品は買わないでよ!」

WATANKO「と、いうと?」

妻ミサト「元本が減るやつ!」

WATANKO「でも配当が毎月入る商品もあるよ!」

妻ミサト「・・・うーん、それ良いわね!」

WATANKO「ニヤリ。」

2017年4月16日 (日)

世界的にインデックス運用へのシフト進む。日本株市場では投資信託の8割、年金運用の7割

【4月14日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

76,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

34,307千円

■損益率

45.1%

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日曜版とはいえ、日経の一面に載るとは、インデックス運用も大分メジャーになりました。

2017/4/16付日本経済新聞
株指数運用、市場を席巻
低コスト強み、投信の8割 企業選別機能衰えも

(閲覧には会員登録が必要です。)

世界の株式市場で株価指数の構成銘柄を丸ごと買うインデックス運用が急激に広がっている。日本株市場では投資信託の8割、年金運用の7割に達してきた。低コストで市場平均並みの成績を狙うのが効率的との見方が強まっているからだ。(中略)アクティブ運用からインデックス運用に資金を移す投資家が後を絶たない。(中略)インデックス運用へのシフトは世界的な現象。16年度は世界で6888億ドル(約75兆円)と過去最大の資金が流入した。

資金流入の原因として、運用先をインデックス連動商品にシフトする年金マネーが増えたことがあげられています。なおWATANKOから言わせてもらせば、年金マネーの運用を今までアクティブ運用でやっていたこと自体が結構怖いなあと思えるくらいです。

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WATANKOは個別株の取引経験が皆無ですが、そんな外野からでもひとこと言わせてもらえれば、日本の株式市場にベットしている法人や個人にとってアクティブ運用は本当に難しい側面があるということです。

業績があがり、それが今後も長期に渡って期待できるという企業価値を向上させた企業はどこなのか。そのような企業の株価が果たして真っ当に上がるのか。上がった株価はそのまま持続ないし更に上昇するのか。なぜ理由もなく下がるのか。

こういった疑問を抱えながらも、市場平均の超過に果敢に挑む行動に、どれだけの勝算があるものなのか。


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一方でIRに力を入れている上場企業にとって、このような動向にどう対処すべきでしょうか。

「どうせ何を発信しても、投資家にとっては自社の株式もまたインデックス運用の一粒に過ぎない。自社株を沢山買ってくれるわけではない。」としてIRにかけるコストを縮小するのか。

それとも

「このような時だからこそ、投資家の目にとまり、少しでも自社株の買いが増えるように、IRを積極的に展開していくべきだ。」とピンチをチャンスと捉えて攻めの行動に出るのか。

今日の記事を読んで、上場企業のIR責任者に対して、今後対応を問うアンケートでもやってみたくなるWATANKOでした。

2017年4月15日 (土)

積立NISAを広める方法

2014年にスタートした現行NISAの現状を踏まえて、装いも新たに2018年から積立NISAがスタートします。

投資に関する非課税制度を用いて、国民の現金預金を有価証券に振り替えさせる一大国家プロジェクトの加速化が図られております。(大げさ)

その準備の一環として、金融庁が個人向けに積立NISAの説明会を開催しました。説明会に参加した方々の中には個人投資家ブロガーも少なからず含まれていました。それら個人投資家ブロガーの皆さんが、次々と自身のブログにて積立NISAの紹介記事を書かれていました。代表して説明会の案内役をされた虫とり小僧さんの記事を紹介させていただきます。

参照記事
いつか子供に伝えたいお金の話
「積立NISA」説明会(金融庁会議室)に行ってきました

WATNKOはじめ説明会に参加していない個人にとって虫とり小僧さん他皆さんが紹介記事を書いてくれたことはありがたく、とても参考になりました。

■対象商品の条件設定の徹底ぶりが特徴

積立NISAの内容に関して、大小着目すべきところがありますが、中でもやはり長期・積立・分散に資する商品に投資してもらうために、対象商品の条件設定の徹底ぶりが特徴的です。

参照記事
NIKKEI STYLE マネー研究所 投信調査隊
積立NISA 金融庁がアクティブ型にダメ出しの理由

上記記事によると投資対象商品の条件は次のとおりです。

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アクティブ型の場合、上記②、③、④あたりの条件でもってスクリーニングすると対象商品はかなり絞られてくるのではないでしょうか。案の定、記事によると条件をすべて満たすアクティブ型はわずか6本とのこと。これはアクティブ型投信の事実上の締め出しです。

一方のインデックス型に目を向けると、信託報酬の条件が今時の目線からみると若干緩く思えます。国内、海外ともに設定されたパーセンテージの半分でも良い気がします。しかしそうなるとインデックス投信の中でもニッセイやたわらなど正にローコスト投信のフロントランナー群しか対象とならず、SMTやeMAXIS(“Non”Slim)の一部商品が対象外となってしてしまいますので、それもやり過ぎといえます。

■器は揃った。次はどう広めるか

積立NISAは個人の資産形成に資する長期・積立・分散投資を促進させるための制度として現行NISAよりもよく練られています。これだけ肝入りの制度ですから、狙いどおり普及させることが必要でありましょう。現行NISAは口座は開設されるもその半数は実際には使われていないというレポートもあります。積立NISAはこれをどう改善していくか。

まずは投資を実行しておりかつ長期・積立・分散を志向する人が積立NISAを始めることはかなり期待ができます。彼らは積立NISAの価値を現時点でよく理解している層であります。したがって彼らにとってはそもそも投資対象商品の細かい縛りなど不要であり、ほっておいてもそれ向きの商品を積立NISAに充てることでしょう。

この駄ブログでわざわざ唱えるまでもありませんが、積立NISAの普及のために金融庁が狙うべきはいまだ大多数派である投資に関心がない人達です。彼らにどうやったら関心を持ってもらうことができるか。ポイントは「適度な危機感」「税金面でいかにお得であるか」を彼らにしつこいくらいにインプットすることでしょう。

その伝道役の一つとしては、やはり金融機関の存在が欠かせません。全国に店舗があり、一般市民の生活に密着している金融機関を如何にドライバーに仕立てるか。

金融機関に対して長期投資に不向きなアクティブ投信を厳しく規制する手もありますが、それだけでは積立NISAの普及に必ずしも結びつかないおそれがあります。儲けのよい別の手段に金融機関を走らせるだけかもしれません。

むしろWATANKOとしては、積立NISAの対象となる購入商品の販売額に応じて、アクティブ投信の販売規制枠を調整するやり方を提案します。儲かるアクティブ投資をたくさん売りたければ(利ザヤのよい商品をたくさん売りたければ)、一方で積立NISA向けの商品についても一定の販売ノルマを義務付けるやり方です。

例えば米国における自動車メーカーは自社の車によるCO2の総排出量が規制されており、CO2排出量が大きい車(大型で儲かる車)を売りたければ、一方でCO2排出量が小さい車(低燃費車)も売らないと総排出量の規制をクリアできない仕組みと似たイメージです。

このように金融機関に対してアメとムチ、優遇と規制をセットで与えることがひとつ効果がありはしないかと市井の個人投資家は考えています。

さあ、積立NISAに関する金融庁のあと一押しのマーケティングに期待しようではありませんか。

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2017年4月11日 (火)

(続)日本株式アセットクラスはインデックス投資では儲からないのか

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(前回からの続きです。)

前回、「長期・積立・分散」という資産運用の王道が日本で普及しない現状に対して、過去のレコードではなく、日本株式市場の現在と今後の動向こそが大事であり、そこに目を向けましょうと述べるとともにWATANKOのこれまでの投資成績を紹介しました。

■リターンの高いアセットクラスが事前にわかるのか

個人投資家の方々の中には、当初は教科書通りに多数のアセットクラスに分散投資したポートフォリを組成したものの、パフォーマンスの悪いアセットクラスを嫌気し、これを引き揚げて、パフォーマンスのよいアセットクラスに絞り込んでいく人もいるかもしれません。

例えば具体的には過去のリターンを比較して、日本株式よりも先進国株式の方が優れている(※)ことを根拠に、先進国株式(やがては米国株)だけに投資先を絞ろうとする行動です。

(※)30年間のリターンを比較するとTOPIX(配当込み)が+0.7%に対して、MSCI-KOKUSAIが+7.7%
(わたしのインデックスmy INDEX 2017年4月10日現在)

投資でも仕事でも、はたまた家の掃除でも段々と馴れていくと効率を高めようと考えるのは自然な成り行きであり、その意からすればリターンの高いクラスに投資先を絞りこみたくなるのもわかります。

しかし忘れてはならないのは、それでは今後、高いリターンをたたき出すクラスは一体どこなのかということを事前に判断できるかということです。

とあるアセットクラスが過去にたまたま好成績であったからといって、今後もそうだとは限りません。例えば新興国株式はかつてリーマンショックから他のアセットクラスよりも比較的早く回復しました。しかしだからといって新興国株式だけのポートフォリオを組んでしまうと現在はかなり運用成果が悪化していることになるでしょう。(ただし今後また運用成果が向上してくる可能性もあります。)

現在、好成績であるアセットクラスに投資を集中してしまう。分散投資を心がけて来たのに、気が付くと分散の度合いを狭めてしまって特定のアセットクラスに資金を偏在させてしまうリスクを高めてしまう状況に陥っていませんでしょうか。

また資金を複数のアセットクラスを分散させて投資する効能は、リスクの抑制にあるだけでなく、同時に毎年変わる高リターンをたたき出すアセットクラスを外すことなく、そこに漏れなくベットする意があることも忘れてはならないでしょう。

ですから色々なアセットクラスに分散投資することが必要であり、日本株式アセットクラスも、将来が完璧な右肩下がりではない以上、投資対象に含む価値があります。

■自国内の投資対象である点も活かそう

あと日本株式は自国内のアセットクラスであるがゆえに、その動向は海外資産に比べて把握しやすいことも、投資対象として適正であるといえます。

日本の株価の動きは新聞やTVで頻繁に報じられており、日本に住む者としては海外資産の値動きよりも、はるかに記憶に残りやすいです。WATANKOもまたここ半年間の先進国REITの動きはさっぱり記憶していませんが、日経平均株価であれば、大まかに直近の動向を覚えています。

また自国内のアセットクラスであるため、海外アセットクラスよりもローコストでかつ商品の種類が多い点も魅力的です。自分のポートフォリオにしっかりと組み込んで、そのメリットを十分享受したいものです。

(あとがきにかえて)

最後にひとつだけ付け加えるとすれば、WATANKOが働く企業の株式もまた日本株式市場の一部を構成しており、WATANKOは(正直ちょっと遠大な言い方になりますが)勤務先の企業価値の向上ひいてはそれが正当に評価されることによる株価の上昇を目指して働いています。企業を応援するために、そこの株式を購入するのではなく、まさに自分自身が当事者の一人、1プレイヤーであります。

ですからWATANKOはそんな自分自身と同じ目的で働いている多くの人達が帰属する企業の総和に対してベットすることに納得をしています。

2017年4月10日 (月)

日本株式アセットクラスはインデックス投資では儲からないのか

Twitterのタイムラインで興味深い記事を拝見しました。

参照記事
ダイヤモンド社 書籍オンライン
「ポートフォリオは主菜、個別銘柄はスパイス」という運用常識に日本の投資家が真逆をいく理由

上記の記事では「長期・積立・分散」という資産運用の王道が日本で普及しない理由と、それゆえにバブル経済崩壊後、日本人の間で短期売買、個別銘柄への投資が選好されてきた事情が述べられています。

それに記事の内容と符合するように、日本株式アセットクラスについては以前から「インデックス運用(市場全体への分散投資)では儲からない。アクティブ投資こそが必要だ。」という意見を聞くことがあります。

■昔のレコードでなく、将来に目を向けることが必要

日経平均株価は1989年末に38,957円の史上最高値をつけて以降、27年以上超過することがありませんでした。またバブル崩壊後から現在までをみれば、大きなボックス相場とも言えることから「日本株式に右肩上がりはないから、長期投資は報われない。」という意見が出てくることもうなずけます。

しかしながら27年以上も前に記録した、それも実体経済から乖離したバブル経済がゆえのレコードに、今尚こだわるべき価値が一体どれだけあるのでしょうか。

大事なことはこれから余裕資金を用いて投資を行う個人から見た日本株式市場の現在と今後の動向ではないでしょうか。

今後、わずかであっても、またその歩みが遅くとも日本株式市場全体が上昇するのであれば、そこに手金を張ることによって、昨今の預貯金などでは到底得るべくもないリターンを獲得することができます。

一方、これから下落すると予想するのであれば、毎月着実に積み立て投資を行い、徐々に購入した証券の平均購入単価を引き下げていきます。

そして上述のとおり、ボックス相場が続くのであれば、相場はいつかは回復局面に転じます。そこで安い単価で、たくさん仕入れた口数がみるみるうちに損益を好転させるでしょう。

もしも下落局面で追加投資を行い、より多くの口数を仕入れていれば、損益好転がもっと加速します。

日経平均株価がたとえこれから未来永劫38,957円を超過することが起きなくとも、日本株式市場全体への投資によって投入元本を増やすことは十分可能であります。

重要なことなのでもう一度、繰り返しますが過去のレコードの高低など、2010年代後半に投資を行っている我々に一体何の教訓となるでしょうか。必要なことは日本株式市場全体がこれから、上昇していくことを期待して長期投資を続けること。ボックス相場であってもコツコツ投資を続けてリターン獲得をあきらめないことであります。

■日本株式アセットクラスへの投資の運用成果

さてここで、WATANKO自身の日本株式アセットクラスへの投資の運用成果を紹介します。

2017年3月末運用状況は次のとおりです。

2001704091

上記の結果をみて、こう考える人がいるかもしれません。

「所詮はリーマンショック後の株価低迷期に安価に積み立て購入を行った分が、アベノミクスのおかげで高いリターンをたたき出すことができたのだろう。100年に1度のラッキーボーナスを紹介されても再現性に乏しいのではないか。」

それはある程度は当たっていることではありますが、まんざらそれだけでもありません。

例えば上記の保有商品の中にあるニッセイ日経225インデックスファンド(以下、ニッセイ日経)を取り上げてみます。

ニッセイ日経は2009年6月から2017年3月までの7年9か月間、途中で他の同種商品に積み立て先を一時変更していたなどの空白期間がありますが、概ね8割の期間で積み立て投資を続けてきました。

その結果、投資元本累計7,500千円に対して2017年3月末時点にて評価額13,522千円、評価益6,022千円、+80.3%となっています。

これについて、投資元本を積み立て期間別に2つに分けて、それそれに対するリターンを比較してみます。

A:2009年6月~2012年11月(42ヶ月間)に積み立て投資した元本に対する現在までのリターン

投資元本    :4,500千円
投資期間    : 94ヶ月
リターン総額  :5,489千円
平均残高    :3,486千円
年平均リターン :20.1%

B:2014年1月~2017年3月(39ヶ月間)に積み立て投資した元本に対する現在までのリターン

投資元本    :3,000千円
投資期間    : 39ヶ月
リターン総額  : 533千円
平均残高    :1,767千円
年平均リターン :9.3%

上記のうち、Aはリーマンショック以降の安価な仕入れ期間にあたり、アベノミクスによる相場上昇によって好成績となっています。

一方のBはアベノミクス以降のボックス相場の期間における成績でありますが、Aにはとどかないものの、リターンとしては十分な水準であり、悪くありません。

Bのようなボックス相場にあっても積み立て投資でまあまあ満足のいく成績をあげることができたというわけです。

積み立て投資を詳しく知りたい方にはこちらの参考図書をどうぞ。


(つづく)

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