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2017年4月16日 (日)

世界的にインデックス運用へのシフト進む。日本株市場では投資信託の8割、年金運用の7割

【4月14日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

76,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

34,307千円

■損益率

45.1%

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日曜版とはいえ、日経の一面に載るとは、インデックス運用も大分メジャーになりました。

2017/4/16付日本経済新聞
株指数運用、市場を席巻
低コスト強み、投信の8割 企業選別機能衰えも

(閲覧には会員登録が必要です。)

世界の株式市場で株価指数の構成銘柄を丸ごと買うインデックス運用が急激に広がっている。日本株市場では投資信託の8割、年金運用の7割に達してきた。低コストで市場平均並みの成績を狙うのが効率的との見方が強まっているからだ。(中略)アクティブ運用からインデックス運用に資金を移す投資家が後を絶たない。(中略)インデックス運用へのシフトは世界的な現象。16年度は世界で6888億ドル(約75兆円)と過去最大の資金が流入した。

資金流入の原因として、運用先をインデックス連動商品にシフトする年金マネーが増えたことがあげられています。なおWATANKOから言わせてもらせば、年金マネーの運用を今までアクティブ運用でやっていたこと自体が結構怖いなあと思えるくらいです。

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WATANKOは個別株の取引経験が皆無ですが、そんな外野からでもひとこと言わせてもらえれば、日本の株式市場にベットしている法人や個人にとってアクティブ運用は本当に難しい側面があるということです。

業績があがり、それが今後も長期に渡って期待できるという企業価値を向上させた企業はどこなのか。そのような企業の株価が果たして真っ当に上がるのか。上がった株価はそのまま持続ないし更に上昇するのか。なぜ理由もなく下がるのか。

こういった疑問を抱えながらも、市場平均の超過に果敢に挑む行動に、どれだけの勝算があるものなのか。


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一方でIRに力を入れている上場企業にとって、このような動向にどう対処すべきでしょうか。

「どうせ何を発信しても、投資家にとっては自社の株式もまたインデックス運用の一粒に過ぎない。自社株を沢山買ってくれるわけではない。」としてIRにかけるコストを縮小するのか。

それとも

「このような時だからこそ、投資家の目にとまり、少しでも自社株の買いが増えるように、IRを積極的に展開していくべきだ。」とピンチをチャンスと捉えて攻めの行動に出るのか。

今日の記事を読んで、上場企業のIR責任者に対して、今後対応を問うアンケートでもやってみたくなるWATANKOでした。

2017年4月15日 (土)

積立NISAを広める方法

2014年にスタートした現行NISAの現状を踏まえて、装いも新たに2018年から積立NISAがスタートします。

投資に関する非課税制度を用いて、国民の現金預金を有価証券に振り替えさせる一大国家プロジェクトの加速化が図られております。(大げさ)

その準備の一環として、金融庁が個人向けに積立NISAの説明会を開催しました。説明会に参加した方々の中には個人投資家ブロガーも少なからず含まれていました。それら個人投資家ブロガーの皆さんが、次々と自身のブログにて積立NISAの紹介記事を書かれていました。代表して説明会の案内役をされた虫とり小僧さんの記事を紹介させていただきます。

参照記事
いつか子供に伝えたいお金の話
「積立NISA」説明会(金融庁会議室)に行ってきました

WATNKOはじめ説明会に参加していない個人にとって虫とり小僧さん他皆さんが紹介記事を書いてくれたことはありがたく、とても参考になりました。

■対象商品の条件設定の徹底ぶりが特徴

積立NISAの内容に関して、大小着目すべきところがありますが、中でもやはり長期・積立・分散に資する商品に投資してもらうために、対象商品の条件設定の徹底ぶりが特徴的です。

参照記事
NIKKEI STYLE マネー研究所 投信調査隊
積立NISA 金融庁がアクティブ型にダメ出しの理由

上記記事によると投資対象商品の条件は次のとおりです。

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アクティブ型の場合、上記②、③、④あたりの条件でもってスクリーニングすると対象商品はかなり絞られてくるのではないでしょうか。案の定、記事によると条件をすべて満たすアクティブ型はわずか6本とのこと。これはアクティブ型投信の事実上の締め出しです。

一方のインデックス型に目を向けると、信託報酬の条件が今時の目線からみると若干緩く思えます。国内、海外ともに設定されたパーセンテージの半分でも良い気がします。しかしそうなるとインデックス投信の中でもニッセイやたわらなど正にローコスト投信のフロントランナー群しか対象とならず、SMTやeMAXIS(“Non”Slim)の一部商品が対象外となってしてしまいますので、それもやり過ぎといえます。

■器は揃った。次はどう広めるか

積立NISAは個人の資産形成に資する長期・積立・分散投資を促進させるための制度として現行NISAよりもよく練られています。これだけ肝入りの制度ですから、狙いどおり普及させることが必要でありましょう。現行NISAは口座は開設されるもその半数は実際には使われていないというレポートもあります。積立NISAはこれをどう改善していくか。

まずは投資を実行しておりかつ長期・積立・分散を志向する人が積立NISAを始めることはかなり期待ができます。彼らは積立NISAの価値を現時点でよく理解している層であります。したがって彼らにとってはそもそも投資対象商品の細かい縛りなど不要であり、ほっておいてもそれ向きの商品を積立NISAに充てることでしょう。

この駄ブログでわざわざ唱えるまでもありませんが、積立NISAの普及のために金融庁が狙うべきはいまだ大多数派である投資に関心がない人達です。彼らにどうやったら関心を持ってもらうことができるか。ポイントは「適度な危機感」「税金面でいかにお得であるか」を彼らにしつこいくらいにインプットすることでしょう。

その伝道役の一つとしては、やはり金融機関の存在が欠かせません。全国に店舗があり、一般市民の生活に密着している金融機関を如何にドライバーに仕立てるか。

金融機関に対して長期投資に不向きなアクティブ投信を厳しく規制する手もありますが、それだけでは積立NISAの普及に必ずしも結びつかないおそれがあります。儲けのよい別の手段に金融機関を走らせるだけかもしれません。

むしろWATANKOとしては、積立NISAの対象となる購入商品の販売額に応じて、アクティブ投信の販売規制枠を調整するやり方を提案します。儲かるアクティブ投資をたくさん売りたければ(利ザヤのよい商品をたくさん売りたければ)、一方で積立NISA向けの商品についても一定の販売ノルマを義務付けるやり方です。

例えば米国における自動車メーカーは自社の車によるCO2の総排出量が規制されており、CO2排出量が大きい車(大型で儲かる車)を売りたければ、一方でCO2排出量が小さい車(低燃費車)も売らないと総排出量の規制をクリアできない仕組みと似たイメージです。

このように金融機関に対してアメとムチ、優遇と規制をセットで与えることがひとつ効果がありはしないかと市井の個人投資家は考えています。

さあ、積立NISAに関する金融庁のあと一押しのマーケティングに期待しようではありませんか。

関連記事

積立NISAでも現行NISAでもお好きにどうぞ【記事訂正あり】(2016/9/19)

(続)積立NISAでも現行NISAでもお好きにどうぞ(2016/9/20)

積立NISA、10年どまりがちょっと残念(2016/12/5)

積立NISA、やっぱり20年に。金融庁グッジョブ(2016/12/7)


2017年4月11日 (火)

(続)日本株式アセットクラスはインデックス投資では儲からないのか

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(前回からの続きです。)

前回、「長期・積立・分散」という資産運用の王道が日本で普及しない現状に対して、過去のレコードではなく、日本株式市場の現在と今後の動向こそが大事であり、そこに目を向けましょうと述べるとともにWATANKOのこれまでの投資成績を紹介しました。

■リターンの高いアセットクラスが事前にわかるのか

個人投資家の方々の中には、当初は教科書通りに多数のアセットクラスに分散投資したポートフォリを組成したものの、パフォーマンスの悪いアセットクラスを嫌気し、これを引き揚げて、パフォーマンスのよいアセットクラスに絞り込んでいく人もいるかもしれません。

例えば具体的には過去のリターンを比較して、日本株式よりも先進国株式の方が優れている(※)ことを根拠に、先進国株式(やがては米国株)だけに投資先を絞ろうとする行動です。

(※)30年間のリターンを比較するとTOPIX(配当込み)が+0.7%に対して、MSCI-KOKUSAIが+7.7%
(わたしのインデックスmy INDEX 2017年4月10日現在)

投資でも仕事でも、はたまた家の掃除でも段々と馴れていくと効率を高めようと考えるのは自然な成り行きであり、その意からすればリターンの高いクラスに投資先を絞りこみたくなるのもわかります。

しかし忘れてはならないのは、それでは今後、高いリターンをたたき出すクラスは一体どこなのかということを事前に判断できるかということです。

とあるアセットクラスが過去にたまたま好成績であったからといって、今後もそうだとは限りません。例えば新興国株式はかつてリーマンショックから他のアセットクラスよりも比較的早く回復しました。しかしだからといって新興国株式だけのポートフォリオを組んでしまうと現在はかなり運用成果が悪化していることになるでしょう。(ただし今後また運用成果が向上してくる可能性もあります。)

現在、好成績であるアセットクラスに投資を集中してしまう。分散投資を心がけて来たのに、気が付くと分散の度合いを狭めてしまって特定のアセットクラスに資金を偏在させてしまうリスクを高めてしまう状況に陥っていませんでしょうか。

また資金を複数のアセットクラスを分散させて投資する効能は、リスクの抑制にあるだけでなく、同時に毎年変わる高リターンをたたき出すアセットクラスを外すことなく、そこに漏れなくベットする意があることも忘れてはならないでしょう。

ですから色々なアセットクラスに分散投資することが必要であり、日本株式アセットクラスも、将来が完璧な右肩下がりではない以上、投資対象に含む価値があります。

■自国内の投資対象である点も活かそう

あと日本株式は自国内のアセットクラスであるがゆえに、その動向は海外資産に比べて把握しやすいことも、投資対象として適正であるといえます。

日本の株価の動きは新聞やTVで頻繁に報じられており、日本に住む者としては海外資産の値動きよりも、はるかに記憶に残りやすいです。WATANKOもまたここ半年間の先進国REITの動きはさっぱり記憶していませんが、日経平均株価であれば、大まかに直近の動向を覚えています。

また自国内のアセットクラスであるため、海外アセットクラスよりもローコストでかつ商品の種類が多い点も魅力的です。自分のポートフォリオにしっかりと組み込んで、そのメリットを十分享受したいものです。

(あとがきにかえて)

最後にひとつだけ付け加えるとすれば、WATANKOが働く企業の株式もまた日本株式市場の一部を構成しており、WATANKOは(正直ちょっと遠大な言い方になりますが)勤務先の企業価値の向上ひいてはそれが正当に評価されることによる株価の上昇を目指して働いています。企業を応援するために、そこの株式を購入するのではなく、まさに自分自身が当事者の一人、1プレイヤーであります。

ですからWATANKOはそんな自分自身と同じ目的で働いている多くの人達が帰属する企業の総和に対してベットすることに納得をしています。

2017年4月10日 (月)

日本株式アセットクラスはインデックス投資では儲からないのか

Twitterのタイムラインで興味深い記事を拝見しました。

参照記事
ダイヤモンド社 書籍オンライン
「ポートフォリオは主菜、個別銘柄はスパイス」という運用常識に日本の投資家が真逆をいく理由

上記の記事では「長期・積立・分散」という資産運用の王道が日本で普及しない理由と、それゆえにバブル経済崩壊後、日本人の間で短期売買、個別銘柄への投資が選好されてきた事情が述べられています。

それに記事の内容と符合するように、日本株式アセットクラスについては以前から「インデックス運用(市場全体への分散投資)では儲からない。アクティブ投資こそが必要だ。」という意見を聞くことがあります。

■昔のレコードでなく、将来に目を向けることが必要

日経平均株価は1989年末に38,957円の史上最高値をつけて以降、27年以上超過することがありませんでした。またバブル崩壊後から現在までをみれば、大きなボックス相場とも言えることから「日本株式に右肩上がりはないから、長期投資は報われない。」という意見が出てくることもうなずけます。

しかしながら27年以上も前に記録した、それも実体経済から乖離したバブル経済がゆえのレコードに、今尚こだわるべき価値が一体どれだけあるのでしょうか。

大事なことはこれから余裕資金を用いて投資を行う個人から見た日本株式市場の現在と今後の動向ではないでしょうか。

今後、わずかであっても、またその歩みが遅くとも日本株式市場全体が上昇するのであれば、そこに手金を張ることによって、昨今の預貯金などでは到底得るべくもないリターンを獲得することができます。

一方、これから下落すると予想するのであれば、毎月着実に積み立て投資を行い、徐々に購入した証券の平均購入単価を引き下げていきます。

そして上述のとおり、ボックス相場が続くのであれば、相場はいつかは回復局面に転じます。そこで安い単価で、たくさん仕入れた口数がみるみるうちに損益を好転させるでしょう。

もしも下落局面で追加投資を行い、より多くの口数を仕入れていれば、損益好転がもっと加速します。

日経平均株価がたとえこれから未来永劫38,957円を超過することが起きなくとも、日本株式市場全体への投資によって投入元本を増やすことは十分可能であります。

重要なことなのでもう一度、繰り返しますが過去のレコードの高低など、2010年代後半に投資を行っている我々に一体何の教訓となるでしょうか。必要なことは日本株式市場全体がこれから、上昇していくことを期待して長期投資を続けること。ボックス相場であってもコツコツ投資を続けてリターン獲得をあきらめないことであります。

■日本株式アセットクラスへの投資の運用成果

さてここで、WATANKO自身の日本株式アセットクラスへの投資の運用成果を紹介します。

2017年3月末運用状況は次のとおりです。

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上記の結果をみて、こう考える人がいるかもしれません。

「所詮はリーマンショック後の株価低迷期に安価に積み立て購入を行った分が、アベノミクスのおかげで高いリターンをたたき出すことができたのだろう。100年に1度のラッキーボーナスを紹介されても再現性に乏しいのではないか。」

それはある程度は当たっていることではありますが、まんざらそれだけでもありません。

例えば上記の保有商品の中にあるニッセイ日経225インデックスファンド(以下、ニッセイ日経)を取り上げてみます。

ニッセイ日経は2009年6月から2017年3月までの7年9か月間、途中で他の同種商品に積み立て先を一時変更していたなどの空白期間がありますが、概ね8割の期間で積み立て投資を続けてきました。

その結果、投資元本累計7,500千円に対して2017年3月末時点にて評価額13,522千円、評価益6,022千円、+80.3%となっています。

これについて、投資元本を積み立て期間別に2つに分けて、それそれに対するリターンを比較してみます。

A:2009年6月~2012年11月(42ヶ月間)に積み立て投資した元本に対する現在までのリターン

投資元本    :4,500千円
投資期間    : 94ヶ月
リターン総額  :5,489千円
平均残高    :3,486千円
年平均リターン :20.1%

B:2014年1月~2017年3月(39ヶ月間)に積み立て投資した元本に対する現在までのリターン

投資元本    :3,000千円
投資期間    : 39ヶ月
リターン総額  : 533千円
平均残高    :1,767千円
年平均リターン :9.3%

上記のうち、Aはリーマンショック以降の安価な仕入れ期間にあたり、アベノミクスによる相場上昇によって好成績となっています。

一方のBはアベノミクス以降のボックス相場の期間における成績でありますが、Aにはとどかないものの、リターンとしては十分な水準であり、悪くありません。

Bのようなボックス相場にあっても積み立て投資でまあまあ満足のいく成績をあげることができたというわけです。

積み立て投資を詳しく知りたい方にはこちらの参考図書をどうぞ。


(つづく)

2017年3月20日 (月)

積み立て投資の記事を読んで、その解釈を考えさせられた件

Twitterのタイムラインで紹介されてきた記事(ちょっと古いですが)を読んで、この万年素人個人投資家は色々と考えさせられました。

日経電子版 NIKKEI STYLE
マネー研究所 積み立て投資は10年続けよ 「勝率」は9割

記事にて取り上げられているデータ比較の内容をざっとあげると以下のとおりです。

①過去データをもとに基本4資産を均等にしたポートフォリオについて、10年間積み立て投資した場合と一括投資した場合の損益率を比較

②投資期間を3年、5年、10年と区切ってみて、損益が黒字になっているケース(勝率)の比較

③資産配分を9パターンに分けて、それぞれ10年間投資した場合の比較

■積み立て投資が一括投資に負けている

さて先ず①の比較結果のグラフをよく見ると(いや、よく見なくてもすぐわかりますが)なんと10年間積み立て投資した結果よりも、一括投資の結果の方が優れていることがわかります。

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当該記事は積み立て投資が有益であることを唱える記事であるならば、積み立て投資よりも優れている一括投資の結果を併記している理由は何でしょうか。

記事中にも以下のとおり明示されています。

一方、一括投資の平均利益は54.8%で、積み立ての2倍程度の利益が出た。少しずつ資金を投じる積み立てに比べ、一括投資の方が利益が大きくなりやすいといえる。

さらに期間配分や資産配分を変えてみた②、③のデータ比較をみても、同様に積み立て投資よりも一括投資の方が、全てのケースで良い結果が出ています。

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積み立て投資の方が期間分散が効いているので、成績が最大の時には負けていても、成績が最小の時には勝っているというわけでもなく最大、最小いずれの場合でも一括投資に対して一方的に負けています。

当該記事のタイトルは『積み立て投資は10年続けよ 「勝率」は9割』とあり、データをみると確かにそのとおりです。

しかしながら、そんなことよりも重要な結果が出ていることを、上述の引用のとおり、さらりと言ってのけている意図がWATANKOには当初、全くわかりませんでした。

■本当に推奨しているのは「一括投資を積み立てる」こと

当該記事で書かれている内容を有益に理解するとなれば、次のとおりです。

「手元にまとまった資金があれば、小分けして期間をとり分散投資するのではなく、一気に投資した方が良い。」

「投資期間が長いほど成績が良いので、はやく投資を始めること。そして投資元本のうち少しでも多くの分をできるだけ長い期間、市場に投じておくと、そのリターンは相対的に高くなる。」

少しでも高いリターンを狙う場合の積み立て投資のあるべき姿としては、余裕資金が出来た時点でその全額を一括して投資にまわす。またしばらくして余裕資金ができれば同様に即座に一括投資する。つまりは一括投資を繰り返して積み上げる「積み立て投資」が有効であるというわけです。

■海外資産の比率を高くしても心配ない

また資産の内外比率についても、「海外資産の割合が高い方が成績が良い」という、興味深いデータが紹介されています。

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しかも上記データによるとリターンを左右するアセットアロケーションの肝は、株式と債券の比率よりも、資産の内外比率の方にあるとのこと。

たとえば為替の影響を心配する向きもありますが、たとえ円高局面で海外資産が目減りすることがあっても、長期間であれば一方で円安局面も迎えることもあり、トータルではイーブンであると言えます。(厳密に言えば総体としては徐々に円高の傾向もみられますがここでは割愛。)

そして世界の市場経済は長期的には成長軌道にのっているとなれば、その恩恵をしっかりとうけることができるというわけです。

■まとめ

サラリーマンをはじめとする一般の個人投資家が、投資を行う場合、WATANKOが上記にあげた、「余裕資金ができたら(リスク資産に振り分けられる分を特定したのち)直ちに全てを投資にまわす。」という行動をとっている人はたくさんいると思われます。

であるならばそういった個人投資家を後押しする当該記事のタイトルとしては「投資の勝率を上げるために、一括投資を長期間積み立てよ」あたりがふさわしいのではないでしょうか。

2017年3月13日 (月)

自分の資産運用のコストを「見える化」してみる@2017

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(コスト、見えてますか)

資産運用の成果は金融商品を購入・保有・売却して利益を得ることです。そのためこれらにかかわる費用は資産運用の成果を希求するにあたって障害となる存在ですので、なるべく抑えたいものです。

投資信託における費用とは主に信託報酬(%)で語られています。しかし個人の経済生活は何事も実際の金額で測られるもの。ではそれにならい、たまには資産運用のコストを金額で把握しておくことが、実態をより正しくとらえるために必要でありましょう。

ということでWATANKOは2年前に自分の資産運用のコストを「見える化」してみました。

関連記事
自分の資産運用のコストを「みえる化」してみる(2015/3/7)

試算結果を再掲します。

Notes)
1.金額単位は千円
2.年間コスト率について海外ETFは経費率、それ以外は実質コスト率(税込)

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この時の試算ではリスク資産残高およそ85百万円に対して、年間コスト比率(保有商品の実質コスト比率の加重平均の結果)は0.48%と判明しました。金額に換算すると月額34千円、年額408千円のコストを支払っていることになります。

ちなみにアクティブ投信を購入した場合ですと3倍以上のコストがかかり、年額1,000千円を越えることになります。


■現在の資産運用コストはいくらであるか

あれから2年が経過し、資産運用コストはどう変わったか。再度集計してみました。

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なおデータ及び算出方法については以下のブログ記事を参照させていただきました。
(当該ブロガーの皆様、ありがとうございます。)

参照記事

インデックス投資日記@川崎
低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2017年2月更新)

ますい画伯とインデックス投資?
主要インデックスファンド一覧

ひと手間くわえた積立投資で資産形成
国内ETFの実質コスト計算方法

結論から言うと、資産残高は85百万円から93百万円と+8百万円、1割近く増加したのに対して、年間コスト比率は0.48%から逆に0.43%と低下しました。

その結果、資産残高が増えたにもかかわらず、資産運用コストは年額で408千円に対して407千円とほぼ横這いとなりました。

年間コスト比率が引き下がった原因としては、ひとつには資産残高の増分8百万円のうち約5百万円を<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドが占めており、同投信の低いコストが寄与していることが挙げられます。

しかしもっと大きな原因としては、以前から保有している商品群(以下)が運用の年数を重ねるにつれて、運用が安定化し、軒並み実質コストが漸減してきたことが挙げられます。これもまた年間運用コストの抑制に寄与しました。

SMTやeMAXIS、Funds-iなど、ひと世代前のインデックス投信群は、信託報酬においてはニッセイ他に差をつけられているもの、実質コストがヒタヒタと低くなってきていることについては、“グッジョブ”と言っておきたいです。

■まとめ

投信のコスト把握においては、信託報酬だけでなく実質コストを把握すること。さらにそれが経年でどう変わるのかウオッチすることが重要だと改めて認識しました。

そして実質コストが年月を経ると低下するのであれば、それもまた長期バイ&ホールドのインセンティブになることは言うまでもないでしょう。

皆さんも、時折、手持ちの資産残高に対して支払っているコストの実額を試算してみて、その多寡を把握されてはいかがでしょうか。

さて資産運用コストについては、2年後に三度検証記事をUPする予定です。

その時には今よりもローコスト投信が占める割合が増えていると思われますので、合計の年間コスト比率はさらに引き下がることを期待しています。

2017年3月 1日 (水)

(続)インデックス投資が満9年、ブログ開設が満7年を迎えました

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(よくも続いたもんだ。)

時に西暦2010年2月末

万年素人個人投資家WATANKOが綴る駄ブログ「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」がスタートしました。あれから今月末でちょうど満7年が経ちました。赤ん坊が生まれて小学校入学するまでの年月と同じです。

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元来飽きっぽいWATANKOが、よくもまあ7年間もブログを続けられたものだと我ながら感心します。実は多くのインデックス投資ブロガーと同様?にブログ記事を書くことは、インデックスファンドを用いた資産運用よりも遥かに時間がかかることなので、尚更です。

せっかく手間いらず、時間かからずのインデックス投資を選んだ個人投資家なのに、一方で時間を費やすブログをなぜ書いているのか。

それはブログというプラットフォームが、テーマはもちろん、分量も頻度も問われない自由な形式で発信できるセルフ・ジャーナリズムだからです。

もちろんながらそこには他者に対する誹謗中傷や、公序良俗に反する表現はNGですが、それを守れば、あとはそこには大いなる言論の海原が広がっているのです。

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WATANKOはインデックス投資を始めるようになって、素晴らしい諸先輩方のインデックス投資ブログを日々拝見してきました。

やがて2年近く経ってくると、インデックス投資に関して、小さいながらも自分自身の中に湧いてくる意見を発信してみたいという欲求にかられました。

インデックス投資についての記事は速報性、専門性等においては、先輩方ブロガーにはとてもかないませんが、自分なりのユニーク(固有)の意見なら言えます。

また業界情報を伝える際にも、この駄ブログでは「So What」の視点をなるべく盛り込むようにしています。(偉そうですみません)

そしてブログで綴る主張には「因果」をつけるようにしています。つまり原因と結果、主張と根拠をセットで語る事です。

根拠については客観的なデータである場合、自分の経験則に基づく場合、あるいは多くの伝聞から帰納的に導き出した場合など様々です。

あとブログのユニークを打ち出す意味においては、インデックス投資という個人投資家間における共通テーマ以外に、「自動車趣味」「不動産投資」という2つにテーマを添えています。

しかしながらインデックスファンドという流動資産を語るブログを標榜しているわりには、一方で自動車や不動産といった固定資産を語っているとは、なんともごった煮な感が否めないブログと言われてしまうかもしれません。

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WATANKOはブログをはじめてから5年くらいは、個人投資家の集まりなどオフ会にでることは想定していないスタンスでした。

しかしブログを続けてきているうちに、ブログを継続するモチベーションをもっと高めたいこと、皆さんに駄ブログながらもっと読んでもらえるような記事を書けるようになるためのヒントが欲しくなったことを理由に、2015年から徐々に個人投資家の皆さんとお会いできるイベントに出ることに方針転換しました。

その結果、これまで合計60名以上の個人投資家の方々(その多くが投信ブロガー)とお会いすることができました。

皆様の多くは30代から40代前半と、アラフィフのWATANKOより若い方々ですが、皆様の輪に入って、いろいろなお話をうかがえてきたことが大いに刺激となりました。

これまでイベントやオフ会でお会いした皆様、本当にありがとうございます。

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さて3月から「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」は8年目に突入です。

毎年、年度末は勤務先での仕事柄、極めて忙しいのですが、めげずに地味にブログ更新を続けていきます。また今年は不動産投資もリブートしますので、そちら関連の記事も昨年に比べれば、色々と書けそうな予感もします。

皆様の引き続きのご来訪をお待ち申し上げます。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「わたしからも一言いわせてもらっていいかしら。」

WATANKO「どうぞ、どうぞ」

妻ミサト「毎晩、駄ブログばかり書いていないで、早く寝なさい!」

WATANKO「・・・はい。(小学生のように反省)」

2017年2月28日 (火)

インデックス投資が満9年、ブログ開設が満7年を迎えました

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(ここまで頑張れた。)


時に西暦2008年2月末

WATANKOのインデックス投資は、三菱UFJインデックスファンド225というインデックス投信を初めて買ったところからスタートしました。あれから今月末でちょうど満9年が経ちました。

■サラリーマン兼不動産投資家のWATANKO

WATANKOは首都圏にて働くどこにでもいる、ごく普通のサラリーマンです。しかし過去には勤務先が倒産しかけて大リストラを行いました。当時まだ30歳すぎのWATANKOもまた10%給与カット、ボーナスは半減という収入減に直面します。結婚して子どももできたばかりのWATANKOにとっては大変な痛手でした。

個人が経済面で勤務先の企業にのみ100%依存することの危うさを、身をもって知ることになります。

またその数年後には年老いた父に代わり、実家が営むいくつかの不動産物件の賃貸業を徐々に継承しました。しかしこれも賃料の値下げ要請や未払い、物件の破損、隣地所有者との諍いなど様々なトラブルが生じましたし、想定外の支出もかかりました。収支計画をしっかり立てて管理しないと手残りする利益もどんどん目減りするものです。

またサラリーマンを行う傍らで週末、不動産投資家を続けていくことは大変ですし、今もそれは続いています。

■インデックス投資による資産運用のスタート

マイホームや介護、相続の問題が概ね片付き、勤務先でのキャリアも巡航状態を迎えた時に、手持ちの余裕資金をもっと活用して利を得たいと考えるようになりした。そうなると金融商品の売買、証券投資に目が向きます。

しかし定期預金では利回りの水準がお話にならないくらい低いですし、かといって個別株やFXについては「いつ」「何を」買っていいか、その目を養える自信も時間もまったくといっていいほどありませんでした。

嗚呼、神様よ。決して欲はかき過ぎません。WATANKOが子どもの頃に定期預金で目にした4~5%の年間利回りで十分ですから、リスクを抑えてそれを達成できそうな投資方法はないものか。

WATANKOは当時このように資産運用の新しい道を探索していたところにインデックス投資と出会い、これを採用して現在に至っています。なお、勤務先にて確定拠出年金を導入したこともきっかけのひとつであります。

WATANKOの総合的な資産形成においては、勤務先(給与所得)の浮沈や不動産投資(賃料収入)にはどうにも拭い難いリスクが潜んでします。しかもこれらには多大な時間をとられることも頻繁です。

したがいこれら2つのリスク・手間がかかる稼得手段にさらにトッピングする第3の道として、リスクコントロールが行いやすく、手間が少ないインデックス投資がとてもよくマッチしています。

換言すれば勤務先(給与所得)の浮沈や不動産投資(賃料収入)のリスクがある以上、証券投資においては過度なリスクはとれないためインデックス投資を選んだということです。

■商品を売却した過去もあるけれど、現在はバイ&ホールドが定着

インデックス投資というと、インデックスファンドの積み立て購入、バイ&ホールドなどが模範的な手法でありましょう。

しかしWATANKOはここに至るまでにリーマンショックからの一時的な回復期を捉えて、一部のインデックス投信の「やれやれ売り」をやってきたり、証券優遇税制の終了にあわせて商品の売却と再購入、つまりはクロス取引を行ったりしました。

今思えばリターン面は大した効果はなく、メリットは保有商品の数を絞り込むことができたことくらいでした。

2014年にNISAがスタートして以降は、保有商品の売却はほとんど行っていません。

以下はこれまで9年間のインデックス投資の運用成果です。

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このグラフを見るたびに、インデックス投資が今や自分の資産運用手法として完全に定着していることを実感します。

■これからどんな展開になるか

WATANKOのインデックス投資による資産運用期間を当初20年間、2028年までと想定しています。あと11年間あるわけですが世界はどうかわるのか。

東京オリンピック以降、日本の景気はどう推移するのか。米国の大統領は少なくともあと2回は変わりますが、ロシアや中国の指導者は誰になっているのか。

日本の不動産市場はどうなっているのか。新興国はどれだけ発展するのか。日経平均株価やMSCI-KOKUSAI、ドル円の為替はどうなっているのか。

ウォーレン・バフェットはじめ偉大なるシニア投資家はみないなくなり、個人投資家達は誰の声を聴いているのか。

未来のことはわかりません。しかしWATANKOが、おそらくポートフォリオはかわりこそすれ、インデックス投資を続けていることはかなり高い確率で予想できます。

なぜならそれは自分の意思で決めた資産運用なのですから。

(つづく)

2017年2月19日 (日)

60歳で資産運用の期間満了-その時どうするか

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(60歳になりました。さあ、どうする?)

WATANKOは今年50歳を迎えます。当初想定しているリスク金融商品による資産運用の期間満了は60歳なので、あと10年あまりとなります。

さてそれでは60歳になった時点でリスク資産による資産運用をどうするか。

だいぶまだ時間がありますが、ちょっと事前に整理してみます。

■【ケースA】60歳時点で資産運用の目標金額を達成した場合⇒リスク資産を全額売却

60歳時点で資産運用が目標金額を達成した場合、すべてのリスク金融商品を売却して国債の変動10に代表される無リスク資産に置き換えます。リスク資産よ、さようなら。あとは徐々に毎年、必要十分な金額を取り崩していくだけです。

長所)60歳以降で保有資産の元本割れを被ることはありません。
短所)60歳以降で保有資産を増やす機会はほとんどありません。ひたすら取り崩すだけですので、先々において資産残高に不安な面を残します。

長期に渡りリスク資産をバイ&ホールドしてきた身としては、これ以上、資産を増やすことをほぼ放棄することに対して、機会損失という印象を強く持つかもしれませんが、「目標はきっちりと達成した。何ごとも欲をかきすぎてはいけない。」との自制心もまた大事でしょう。

なおこの場合、60歳まであと数年とせまった際には、残りの運用期間が短期間となることを鑑みて、投信の積み立てを停止するかもしれません。わずか1~2年後に売却する予定の中でギリギリまで積み立てしても成果は薄く、リスクにあわないと考えるからです。

■【ケースB】60歳時点で資産運用の目標金額が未達の場合⇒リスク資産を保有継続、追って目標到達した時点で売却実行

60歳時点で資産運用が目標金額に未達の場合、しばらくバイ&ホールドを継続します。生活に必要な最低限の資金の分だけ取り崩して、あとは(取崩し分を控除したベースの)目標金額を達成した時点で全額を売却します。

長所)60歳以降も資産残高を増やす機会があります。
短所)長所の裏返し、すなわちリスク資産の更なる下落に直面するかもしれません。

WATANKOの場合、補足すれば60歳以降、最長70歳まではリスク資産の保有を許容できると考えています。リーマンショックからの立ち直りが4年程度かかったことを踏まえれば60歳時点で相場が大きく下落し、かなりの円高となっていても、60歳から先、10年間あれば、どこかで相場は一定レベルまで回復し、最低でも「やれやれ売り」くらいはできると予想しています。(甘いでしょうか。)

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それに60歳以降の相場下落時に、追加投資(ナンピン買い)を行い保有資産の平均購入単価を引き下げるのも一手と考えています。もちろんながらここで投入できる追加投資は余裕資金の範囲内であることは言うまでもありません。

■【ケースC】60歳時点の資産運用の成果にかかわらず、引き続き余裕資金で積み立て投資、そしてバイ&ホールドを続行

60歳は単なる通過点。給与所得は無くなりますが、引き続き不動産賃貸業から得た余裕資金でもって積み立て投資を続行し、バイ&ホールドします。生活等のためにお金が必要になればその分だけ売却します。

長所、短所はケースBと同様ですが、ケースBがサッカーでいえば延長サドンデス方式であるのに対して、ケースCは延長戦をフルタイムこなすというわけです。

そして70歳になった時点で、成果のいかんにかかわらず強制的に終了です。

WATANKOは年金支給開始年齢を70歳に後ろ倒しすることを考えています。70歳になれば年金がもらえる(しかも65歳時点支給ケースよりも割増)ので、資産運用の成果が最後の最後でヘナクソに終わってもなんとかなるかなと楽観しています。

■まとめ

上記3つのケースをよくよく比べてみると、つまるところ資産運用のケースCで良いのかもしれません。

ところが実際にはこれに以下の変動要素が加わってくることになります。これら変動要素の影響によってはケースA、Bはおろか70歳未満で、資産運用の目標未達の状態であってもリスク資産を全額売却するかもしれません。

▼自分や家族の健康状態
▼不動産投資の状況
▼子どもたちへの資産継承のすすめ方
▼スーパーカーの購入・保有(←特に重要!)

そして最後に一つだけつけ加えるとすれば、3つ(4つ?)のケースのどれになるかは、60歳を迎えた時点での資産運用の成果や上記の変動要素の影響もさることながら、自分自身がその時に資産運用に対して興味・関心をどれだけ持ち続けているかにも左右されるでしょう。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「重要な変動要素がぬけているわ。」

WATANKO「はいはい、『妻に対する夫の愛情』ですね?」

妻ミサト「いーえ、私名義の資産残高よ。60歳時点で目標到達しているかしら。」

WATANKO「!!!(ストレートすぎる)」

2017年2月 4日 (土)

今、自分が29歳なら資産形成をどうするか

【2月3日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

76,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

35,054千円

■損益率

46.1%

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(WATANKO、29歳)


さてWATANKOは現在アラフィフ(49歳)、今年はジャストフィフ(50歳)になろうかというオジサンです。(当人いわく気持ちはいつも20代ですが。)

ところでもしもWATANKOがインデックス投資を知り、現在のリスク金融商品とサービスが揃っている環境下であと20歳若かったから、どうやって資産形成を行っていたか。

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20年前の29歳の頃のWATANKOの金融リテラシーはレベル0でした。

せいぜい、「複利効果というのはとても素晴らしい。(=借金の利息が雪ダルマのように膨れるので恐ろしい)」とか、「外貨預金は金利に対して為替変動が大きく、割に合わない商品だ」という意識をもっていた程度です。

「投資信託?なにそれ?美味しいの?」という状態です。

そんなWATANKOはひたすら「給与天引きに勝る貯蓄無し」という愚直さのもとに、勤務先が提携する信託銀行が提供する一般財形貯蓄をつかって資産形成を行っていました。

具体的には給与とボーナスから年間1,000千円以上を天引きして一般財形貯蓄に投入です。半年毎についた利息はそのまま自動的に再投資され、複利効果を生み出していました。

しかし複利効果といっても、もともとの利息が微々たるレベルでしたので、その複利効果もまた元本に比べれば微々たるレベルでしかありませんでした。

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さて、もし今のWATANKOが29歳であったなら、以降、どのような資産形成を行っていくでしょうか。金融リテラシーのレベルは20年前に比べればまあまあ上がっており(本当か)、インデックス投資を知っています。

市井の個人が長期間、積み立て投資を行うためのビークルとして、現在は多くのアセットクラスでそれぞれ安価なインデックスファンドが揃っています。

加えてネット証券がサービスを充実させているため商品の購入・保有・売却における利便性もあります。国も税制優遇措置を儲けていて投資のインセンティブを提示しています。

個人の資産形成を促進させる環境がこれだけととのっている時代です。

WATANKO@29歳であれば、しっかり節約に励んで年間の平均貯蓄額1,000千円を確保。

ここまでは20年前と同じです。さてここからですが、今のWATANKOであれば、これを普通預金200千円、国債に400千円、積み立てNISA枠でインデックス投資に400千円それぞれ振り分けます。

積み立てNISA枠400千円を使って毎月20千円、年2回のボーナス時にそれぞれ80千円のインデックス投信を購入します。諸々手間がかかり、かつ定額購入がしにくいETFは避けます。アセットアロケーションは日本株式:先進国株式:新興国株式=1:2:1。

年間平均貯蓄額1,000千円×30年=30,000千円。30,000千円+退職金20,000千円=50,000千円。これにNISA枠を用いた投資のリターンを数百万円上乗せすることが期待できます。これは信託銀行が提供する一般財形貯蓄ではとうてい望むべくもない状況です。

実際には年を重ねると年間貯蓄額をもっと増やすこと(=投資にまわす金額も増えて、リターン増も期待できること)が出来るかもしれません。または逆に住居費や教育費の負担が重くて貯蓄できる金額が減ったり、退職金がそれほど貰えなかったりするかもしれません。

しかし上記のような貯蓄額の変動はあるも、市井の大卒サラリーマンのひとりとしてコツコツとリスク商品を用いた投資に励み、その恩恵を享受することが期待できそうです。

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20年前と現在とでは、身に付けている金融リテラシーの違い、そしてリスク金融商品を取り巻く環境の違いでもって資産形成の方法がこうも異なります。

唯一共通しているのは、どちらもほったらかしな手法であることくらいです。

十分な金融リテラリーを持ち得ており、かつインデックス投資を行う環境が整っている30歳前後あるいはもっと若い年代の人達の皆さんは、20年前のWATANKOよりも「お金を使ってお金を稼ぐ」ことが期待できるでしょう。

そんな皆さんをちょっぴり羨ましく思うWATANKOでありました。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「そんなに若い人が羨ましいなら、自分にも出来ることがあるでしょう?」

WATANKO「???」

妻ミサト「長男(20歳)に金融リテラシーをつけさせるとか。」

WATANKO「その手がありました!!!」

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