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2017年10月29日 (日)

サムライズジャパンプロジェクトで資産運用の出口戦略とFPについて話を聞いてきました

金融機関に属さない独立系ファイナンシャルプランナー(FP)の岩城みずほ氏が主催する勉強会、「サムライズジャパンプロジェクト」(以下、サムライズ)に先日参加してきました。WATANKOは相互リンクいただいている安房さんのブログ記事でこの勉強会を知り、今回初めて応募しました。

参照サイト
 
第30回サムライズ勉強会 サムライズ30回記念「人生100年時代の個人の資産形成と出口戦略」

この勉強会は30回記念ということで今回はレストランを会場にして、およそ60名の参加者が集まり、食事をとりながらの3時間のトークセッションが開催されました。

今回のテーマは次のふたつです。

1.人生100年時代を踏まえたお金の「出口戦略」について

2.ファイナンシャル・アドバイザーのフィデューシャリー・デューティー

特にWATANKOは上記の1.について興味があり今回応募しました。

当日は岩城みずほ氏の司会進行のもとに、3名の登壇者による話を聞くことができました。(以下、当日紹介順)

●I-O ウェルス・アドバイザーズ株式会社 代表取締役社長 岡本和久氏
●金融庁総務企画局政策課総合政策室金融税制調整官 今井利友氏
●経済評論家の山崎元氏

上記のうち、WATANKOにとって岡本和久氏は今回初めてお目にかかる方です。

■参加者の概要

今回は『人生100年時代を踏まえたお金の「出口戦略」について』というテーマゆえに、当日の参加者にはシニアが多いのかと想像していましたが、実際には幅広い年齢層の方が参加されていました。

また参加者の3分の1強が女性であり、女性の間でも年齢層は幅広かったです。サムライズの主催者の岩城みずほさんが女性ということで参加者にも女性が比較的多く含まれていたのかもしれません。

さらには60名の参加者の中にはFPが多く含まれていたのだろうと推察します。

おっと中には日本経済新聞社の田村正之氏の姿もお見かけしました。

■登壇者のお話

(1)岡本和久氏の「教育」

投資教育家とも称されている岡本氏からは、ステージごと人生観に投資を絡めた訓話的内容のお話をうかがいました。投資教育についてはアメリカの事例を紹介されていました。

配布された新聞記事には同氏のこれまで経歴が取り上げられており、投資教育のパイオニアとして活躍されてきたことがよくわかります。

(2)今井利友氏の「税制」

金融庁に所属される今井氏からは、DCの税制優遇について強調されたお話を聞けました。DCは課税繰延制度が適用され、拠出時は所得控除、運用時は特別法人税あるも現在凍結、払出時は退職控除と、各ステージにおいても実質的には非課税となっているという主旨です。

自分の老後資産は自分で作り上げてください、そのため税金面では最大限優遇していますというメッセージ。従来からある仕組みですが、改めて紹介されました。

(3)山崎元氏の「公式」

今回のテーマであった「出口戦略」について、リタイア時点での保有資産額をもとにして年間取崩可能額を試算する公式を披露されるほか、配布資料には国に対する提言など興味深い内容が書かれていました。

■独立系FPは食っていけるのか

それと今回のもうひとつのテーマである、「ファイナンシャル・アドバイザーのフィデューシャリー・デューティー」については、具体的な話題として「独立系のFPは食っていけるのか」が取り上げられました。

その背景として、世のFPの中には、相談者に対してFPがタイアップする保険等の金融商品を斡旋する人がいるそうです。相談者が商品購入を契約すれば、FPに手数料が入る仕組みです。

ここは山崎氏の名言を紹介しましょう。

「金融商品を売っている人からは、買ってはいけない。」

販売とコンサルティングの双方を提供する売り手の場合、利益相反が起きる。資産の増やし方についてコンサルティングを受けたいならば、それに対する正当な対価を相談者はFPに払うべきということです。

相談者にとって本当に必要な商品なのかどうかとは別に、商品を売りつけるといいう商法が横行する現状に異を唱える岩城氏ら独立系FPは、あくまで資産運用のやり方自体をコンサルティングすることで収益をあげていくこと是としています。

そのようなスタイルの独立系FPが果たして食っていけるのかが論点でありました。

なおFPのこの話題については、この駄ブログで後日また取り上げてみる予定です。


■感想

この他にQ&Aでは、「親が毎月分配型投信を買っているが、どうしたらやめさせられるか。」「ビットコインについてどう考えるか」など身近な話題、流行の話題が取り上げられましたが、最後にWATANKOの全般的な感想を述べておきます。

(1)資産運用の出口戦略というテーマについては、実際のところ各登壇者がもともと持っているトークネタから関連のありそうなものを披露したというくらいの趣きでした。

この集まりが有料講演会ではなく勉強会というスタイルをとっている以上、このあたりが限界であり、仕方がありませんでしたが、WATANKOとしては個人の資産形成に関するこのような集団の活動があることを知っただけでも十分な収穫でした。

(2)参加者同士の交流がもっとあるとよかったです。とくにこの勉強会にはFPの方が多く参加していると思われましたので、一人でも多くのFPと接して、皆さんのFPとしての見識や行動価値観をうかがってみたかったです。

(3)この手のイベントに参加して常々思うのですが、イベントで話された内容は実はイベント参加者以外の人達にこそ広く聴いてもらいたいというジレンマがあります。

参加者は健全な投資に関する意識・リテラシーを備えた方々あるいはそのポテンシャルを十分にお持ちの方々ばかりです。(だからイベントにやってきた。)よって参加者以外の市井のお金に真面目に悩む人達、さらにはお金を貯めて増やすことをおざなりにしている人達に今回イベントのような内容をいかに伝えていくか。

こうなるとマスメディアの役割がいかに重要であるかをひしひしと感じます。民間の媒体はどうしても営利が伴いますので、例えばNHK教育チャンネルで幼児教育だけでなく、資産形成の教育番組も企画・放送してもらうなどがあると良いです。

それと一方で、今回のイベントに参加して、岩城氏や登壇者の方々の考えに賛同されるFPの方々におかれましては、日々のコンサルティングを通して、市井の人々に対して啓蒙を続けるという現場の草の根運動も大事です。

投資をやったことが無い人が、第1歩を踏み出すことは難しい。そこでその第1歩を健全なかたちで踏み出せるようになるために、FP含め業界は何ができるのか。

彼らの見識と行動力について大いに期待しております。

(あとがきにかえて)

参加者向けに登壇者の著作が数種類、合計十数冊がプレゼントされました。ジャンケンの結果、WATANKOは山崎元氏と岩城みずほ氏の共著をゲットしました。

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初心者向けのわかりやすい内容でしたので、妻へのお土産にしたことはいうまでありません。

WATANKO「『美ST』と『日経ヘルス』だけじゃなくて、これも読んでください。」

妻ミサト「その前に、貴方の本棚から借りて読み終わった本を返しておくわ。」

WATANKO「んんん、何でしょうか?」

妻ミサト「『ウォール街のランダム・ウォーカー』よ。」

WATANKO「!!!」

【追記】

冒頭紹介した安房さんのブログにて今回イベントの内容詳細が紹介されております。

参考記事

海舟の中で資産設計を ver2.0  サムライズ「人生100年時代の個人の資産形成と出口戦略」

2017年10月27日 (金)

リタイア後の資産の取り崩し方

【10月25日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

129,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

51,537千円

■損益率

40.0%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

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(うーん、どうしよう・・・)

先日、WATANKOは50歳になりました。四捨五入でアラフィフではなく、正真正銘、大台に乗りました。当初予定ではあと10年、60歳まで証券投資を続ける予定です。

それでは60歳を過ぎたら証券投資をどうするか。言い換えれば仕事をリタイアしてリスク金融資産を取り崩していくステージに突入したらどのような取り崩しを始めれば良いか。

資産形成の目的・目標・方法は人それぞれなので、資産取り崩しもまた同様ですが、類型化として以下3つをあげてみます。

(1)リスク資産は一気に全て現金化して、そこから計画的に取り崩す。運用するとしてもせいぜい日本国債どまり。リスクはとりません。

これは投資のリスクから脱却する点では、一番安心確実ですが、一方で資産残高がただひたすら減少していくという、別の面での不安がつきまといます。そのためかひょっとしたら現役時代よりも慎重度が増して、お金を節約してばかりいる老後になってしまうかもしれません。

(2)現役時代と同様、株式メインのポートフォリオを継続してリターンを狙いながら、一方で取り崩す。

リタイア以降もリスク管理しながらしっかりと投資のリターンを狙います。この場合、相場低迷時(=投資のリターンが振るわない時)は取崩しに慎重になってしまうかもしれません。また(1)よりはリスクコントロールの手間がかかりますし、そのまま子孫に相続させる意思がないならば、どこかで出仕舞いが必要です。

(3)債券など値動きが安定した商品に乗り換えて、分配金をもらいつつ、あわせて残高を取り崩す。

これは(1)と(2)の中間的イメージであり、双方からある程度いいとこ取りした方法です。しかしながら問題点はこの方式に適した債券ファンドが果たしてどれくらいあるかということです。

只今現在では、マイナス金利の影響をうけて日本債券のファンドはふるいません。それにもともと日本債券の投信の場合、インデックス型であってもその信託報酬に対して過去平均リターンが低いため、なかなか買おうという気にはなれませんでした。

そうなれば先進国債券も候補に挙がりますが、為替リスクをどこまで許容できるかがポイントです。円安のときには少し売っておくか、円高のときには少し買っておくか、といったリスクコントロールも少しは求められるでしょう。

(あとがきにかえて)

今回は結論めいたことには触れることができませんでした。まだまだ先のことではありますが、ちょっと悩んでみたいです。

そこで、ここはひとつセミナーにでも出向いて、専門家の知恵にふれてこようかと思います。

2017年10月19日 (木)

それぞれの世代に、それぞれのNISA

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(このお金、どのNISAで運用しますか?)

WATANKOは一般NISAを導入開始時の2014年以降、毎年非課税枠の全額を使ってインデックス投信を購入してきました。いよいよ来年は非課税5カ年分の最後の年になります。このままいけば来年も1,200千円の非課税枠を目一杯使い、5カ年合計で一般NISAを適用する投資総額は5,600千円となります。(2014年、2015年は年間枠がそれぞれ1,000千円。2016年以降は1,200千円)

自分の年齢とあわせてみると47歳~51歳にかけて5,600千円まで投資額を増やしきました。

そしてこの5カ年分投資枠合計5,600千円は、各年度枠をそのまま随時ロールオーバーすることによって52歳~56歳までの間維持することになります。

その後57歳~60歳まで4カ年かけてロールオーバー総額も年を追うごとに減っていき、60歳を過ぎるころには一般NISAによる非課税の恩恵は終わりとなります。

■WATANKOは一般NISAを全うします

最近の他のブログ記事を拝見してわかったことですが、つみたてNISAを使い始めるとこの一般NISAのロールオーバーができなくなるようです。

参照記事

楽天証券 トウシル つみたてNISAのメリットと注意点って?


それではWATANKOは一般NISAのロールオーバーをあきらめて、、つみたてNISAを新たにスタートさせるか?

つみたてNISAの非課税枠が一般NISAの3分の1にとどまること、その見返り?として20年間という長期の非課税期間が設定されていますが、50歳をすぎたWATANKOにはもはや20年間という長期間の枠を十分には活用できそうもありません。

それよりも年間1,000~1,200千円という相対的に大きな非課税枠を60歳まで使い切ることで十分であります。

■つみたてNISAは子ども達に期待

WATANKOは年齢からみて、つみたてNISAを活用する年数はとれそうもありませんが、一方でこの先長い人生がまっている子ども達にとっては、つみたてNISAがよくフィットしそうです。

つみたてNISAの投資期間は2018年~2037年の20年間と長く、それぞれの年度枠の非課税期間は20年間とこれまた長いです。つまり2018年から20年間連続でつみたて投資を行い、最後の2037年の非課税投資枠が非課税期間を満了するのはなんと2056年、いまから38年後です。(38年後というと、つみたてNISAを導入した金融庁の職員の大半が定年を迎えていなくなっているでしょう。WATANKOにいたっては生きているかどうかもわかりません。)

今現在21歳の長男、13歳の次男は、まさにつみたてNISAによる資産形成とともに生きる世代です。(ちょっと大げさ)

さらにつみたてNISAも普及がすすめば、年間非課税枠の増額や非課税期間の延長だってありえるかもしれません。

考えてもみてください。一般NISAが導入されてわずか4年足らずでここまでNISAがバリエーションを増やし、利便性も向上されてきたではありませんか。(そのおかげでNISAが3つも並立してわかりにくくなっているという側面もみられますが。)

つみたてNISAがこのまま38年間もの間、何一つ変わらずに継続すると考える方がむしろ不自然ではないでしょうか。

数年後にはさっそく年間非課税枠が600千円、800千円と増えていくかもしれませんよ。(おっと金融庁さん、年間の非課税枠は12の倍数でお願いします。)

■それぞれのNISA

上述したとおり、NISAは現在3つならんでいます。

●未成年向けに親や祖父母らが資金拠出する「ジュニアNISA」

●ヤングからミドルまで、いろいろと生活費がかかるけど、長期間の非課税運用ができる「つみたてNISA」

●(結果的にこうなってしまった感もあるが)資産がある程度積み上がったシニア層にとって、非課税期間が短いが、非課税枠が大きくて使い出がある「一般NISA」

それぞれの年代にあわせて?それぞれのNISAが揃った格好となりました。

つみたてNISAフェスティバル2017で紹介された、NISAに関する個人投資家の要望の中に、NISAの統合がありました。しかし一方で無理やり統合することによって、それぞれのNISAがもつ良さが損なわれては元も子もありません。

統合はよいですが、一方で各NISAの利用がもっと伸びるように、それぞれの使い勝手がもっとよくなることも期待したいです。

2017年10月11日 (水)

長男に語り始めた家のこと、投資のこと

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(伝えたいことがたくさん、あるんだ。)

WATANKOはリスク金融商品を用いた投資を始めて10年近く経ちますが、最近になって子どもに投資を語り始めることになりました。

関連記事

長男が資産運用を、インデックス投資を学び始めたよ

投資を語るといっても、WATANKOが語ることができるのは次の2つだけです。

1.市場平均を狙う投資、長期投資、分散投資、積み立て投資といったインデックス投資に関する一連の手法

2.半ば家業としてつづけてきた事業用土地、アパート、駐車場などと言ったいくつかの種類の賃貸業を伴う不動産投資

これ以外についての個別株やFX等の投資手法についてはごく概説にとどまるところ迄ですが、WATANKOとしては自分の子どもには推奨しない種類の投資ですからこれで十分だと考えています。

■長男との対話

さて先日、長男(21歳)がアルバイトから帰って来たあと二人で、夜、地元の店にくりだしました。移動するタクシーの中からすでに親子の会話はスタートして、店に到着してからも以降、WATANKOはずっと長男に語りっぱなしですし、長男からも質問が矢のように飛んできました。

そこで先ずWATANKOから語り、長男から問われたことは親族の状況や亡くなった祖父母が遺したものについてです。まずこれまで起きてきたこと、その結果としての現在の姿といった我が家の基礎情報について十分に説明し、理解してもらうことが先決でした。

子ども達にはこのようなことについて、WATANKOが思っていたよりは詳しくは話してこなかったことが、ここで浮き彫りとなりました。

WATANKO家の現況を説明する流れから、ようやく話は自然と不動産投資につながり、その後にようやくインデックス投資の話ができました。

とはいえ、伝えたいこと全てを2時間あまりで語り切ることは到底できません。まだまだ対話の機会が必要であります。加えて話しっぱなしでは子どもの理解が十分なのか不安な面もあります。

■引き継ぎ書も必要

よって我が家のことについて伝えるべき内容については口頭以外にも、何かに書き残しておくことが必要だと痛感します。やはりエンディングノート、いやWTATANKOが亡くなるずっと前から、子ども達が理解して実践してほしいことについて書き留めた引き継ぎ書が必要です。

WATANKO自身のケースを思い出しますと、父から生前、不動産投資を引き継ぐ形で徐々に家のことについて知り得てきたのですが、父が晩年にあれよあれよという間に認知症となってしまい、父からは少なくない事項について聞く機会を逸してしまいました。残された母に聞いても、家のことがほとんど全て父任せであったため得られた情報はこれまた限られていました。

聞くことができなかった事項については、残された書類と親類からの証言によってある程度補完ができたのですが、果たして十分であったのか、今でも少し謎が残ります。

■忘れかけていた対話

この他にも長男の大学卒業後の進路について、当人の考えていることを聞いたり、相談されたりもしました。WATANKOからは「それはダメ、これにしなさい。」という押しつけモードは極力控えて、先ず今回は聞き役に徹してみました。長男の進路についてもまだまだ当人との対話が必要であります。

働き盛りの会社員の場合、ひょっとしたら勤務先で上司や同僚、部下との会話する時間よりも家族と話す時間の方がうんとこさ少ないことがあるかもしれません。

仕事をリタイアした後、子どもと対話する時間をたっぷりととれることになったとしても今度は子ども達が就職してバリバリと働く年代に達してしまいます。そう考えると子どもが成人してから就職するまでの期間に、親の側から子どもとの対話の機会をもっともっと設けておくべきでしょう。

2017年10月 5日 (木)

つみたてNISAの対象商品が公表-リストには信託報酬を併記してください

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(このお金で買う商品は?)

先日、金融庁からつみたてNISAの対象商品が公表されました。

参照サイト
つみたてNISA対象商品届出一覧(運用会社別)
つみたてNISA対象商品届出一覧(対象資産別)

6,000本を超える一般公募の投信から、低コストなど長期積み立てに相応しい要件を満たしものに絞り込まれた結果、対象商品は103本にまで激減しました。6,000本に対しておよそ1.7%です。

103本であれば、その気になれば全ての商品に目を通すことも不可能ではありませんので、商品選択の対象数としてはギリギリ許容できる数と言えます。(また後述しますが実質的な本数はもっと絞ってみることができます。)

103本のあらましは、各アセットクラスのインデックス連動するインデックス投信、それらを束ねたバランスファンド(ここまでで90本)、そしてアクティブ投信(13本)の3つに大別できます。

対象商品についてさらに詳しく知りたい方におかれましては、相互リンクさせていただいています安房さんのブログ記事を紹介させていただきます。

参照記事
海舟の中で資産設計を ver2.0
つみたてNISAの対象ファンド発表。良好な投資環境と投資商品の提供に関する、運用会社の本気と販売会社の本気が試される

■三菱UFJ国際投信の濫造気味なラインナップ

安房さんの記事内容以外に、WATANKOから1つだけ指摘をさせていただきます。

対象商品を運用会社別一覧で見ますと、インデックス投信(含むバランスファンド)は12の運用会社による合計90本があげられていますが、このうち三菱UFJ国際投信(以下、三菱)だけで27本、ちょうど3割を占められています。他社に比べてダントツに多いです。

しかしながら中身を見ると各商品の特徴が商品名だけではわかりにくいものばかりであります。フットボールプレイヤーに例えた呼称をつけた「最適化バランス」や、想定保有者の年代別に分けた「マイマネージャー」なんて、それぞれ別の担当者がてんでバラバラに企画した商品に思えてなりません。さらには4資産均等や8資産均等が複数あったりしてまぎらわしいです。あっ、よくみればeMAXISと銘打ってはいない商品もありました。

運用会社が繰り出すインデックス投信シリーズの中にあって、特に三菱は商品バリエーションの展開に熱心でありましたが、その結果、インデックス投信全体を見た時に商品ごとの違いがわかりにくくなりました。俯瞰しにくいです。

なお、上記はつみたてNISAとは直接関連がありませんが、今回改めて浮き彫りになった傾向であります。

■103本は実質的に見て半分以下に

対象商品103本をよく見れば、同じインデックスに連動する商品や同じアセットアロケーションの組み合わせをもつ商品が、複数の運用会社からあげられています。例えばTOPIXに連動する商品は11点、8資産均等型のバランスファンドが5、6点もあがっています。

これらは商品の種類としては皆同じなのでこれらを1種類の商品として括ってしまうとすれば、実質的な商品バリエーションの数は103本から50本弱とさらに半分以下にまで絞り込まれます。

このように捉えてみると、商品選択はますます容易となるでしょう。

■リストには大事な情報が抜けている

飲食店でメニューを見たときに各料理の名前とともに値段が載っていなかったら、そんなメニューは役には立ちません。

新車カタログにだって各グレードことの価格表が添えられています。

一方で今回のつみたてNISA対象商品は、その重要な選定条件として低コストがあげられます。

そうであるならば金融庁が自信を持って選んだ商品名の横には、低コストであることをしっかりとアピールするために、各々の低廉なる信託報酬の数値を並べる必要があるのではないでしょうか。

特に同種のインデックス投信が並ぶ横にそれぞれの信託報酬が、その商品のバリューを誇るがごとく並ぶのですが、そこでは信託報酬が高い商品は見向きもされないでしょう。

そしてこのリストに新たに名前を連ねて真っ当に競合しようと考えるならば、どれくらいの信託報酬の水準でないと話にならないのかについても一目瞭然であります。


(あとがきにかえて)

つみたてNISAの利用を拡大させるとなれば、対象商品の質、量ともに向上することが必要です。そのためには先ずはこの103本の対象商品について、それ以外の商品よりも資金流入が伸びたという実績が必要です。

各馬、ゲートに入り終えて、あとはスタートをまつばかりです。どの商品は伸びるでしょうか。


2017年9月17日 (日)

とうとう、ようやくマッチング拠出開始

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(給与からも年金掛金を追加拠出させていただきます!)

昨年から今年にかけて、NISAと並んで個人投資家の間で話題にあがったiDeCoですが、WATANKOの場合、勤務先でマッチング拠出が導入されることになりましたので、一方でiDeCoを用いることがなくなりました。

■11月からマッチング拠出開始

個人投資家ブログ界隈では、金融機関の間で繰り広げられる管理手数料の低廉化や商品ラインナップの充実化の記事がいっとき飛び交り活況を呈しましたが、当ブログの運営者WATANKOとしてはiDeCoの利用よりも勤務先にてマッチング拠出を実現してもらう野望を持っておりました。

WATANKOの勤務先では2007年から確定拠出年金が導入され、それがWATANKOのリスク金融商品を用いた投資の世界に入るきっかけの一つとなったわけです。その後、投資についてそこそこに学び得たWATANKOは、勤務先の人事部に対してマッチング拠出の導入予定を何度も問いかけてきました。

関連記事
マッチング拠出?なにそれ?(2012/11/17)

勤務先(の人事部)にとっては一従業員の(切実なる?)声になかなか耳を傾けてくれることはありませんでしたが、ここにきてiDeCoのスタートを契機に、本年11月からマッチング拠出導入が実現する運びとなりました。

余談ですが、なぜiDeCoか契機になったかというと、勤務先の確定拠出年金の資産管理・運用を担っている金融機関からみれば、取り扱い先の従業員が各々で独自にiDeCoを始めた場合、その拠出資金(の運用によって得られる手数料)は他の金融機関に流れてしまいます。そこで従業員たちに年金向け商品の購入余力と意欲があるならば、それは自社の商いの中にて取り込みたいので、勤務先にマッチング拠出の提案を持ちかけたかと想像しています。

■増えた説明会参加者

金融機関の思惑はともかく、勤務先ではマッチング拠出導入の告知だけでなく、説明会まで開催されました。ところがそこでもちょっとしたサプライズがありました。

実は勤務先では、これまでも従業員向けに老後に備えた資産形成をテーマとした説明会を何度か開催してきましたが、聴講者の人数はほんのわずかでした。皆、仕事と定期預金で十分なのか?

関連記事
勤務先でおなじみの資産形成の説明会に参加する(2016/7/27)


ところが今回の説明会では、従前よりも遥かに多くの参加者が集まりました。年齢層も幅広く、若い人も結構混じっています。中には入社3年目、先日社内結婚したばかりの20代の女性社員の姿も見かけます。

■分散投資+長期投資の紹介

さて今回の説明会では、金融機関の担当者が見事な滑舌と身近な話題を豊富に織り交ぜつつ、マッチング拠出だけでなく、確定拠出年金制度や資産運用の考え方も詳しく紹介してくれました。

ここで紹介された資産運用の考え方は一言でいえば「分散投資+長期投資」、とくに後者は確定拠出年金にマッチした考え方であります。担当者の説明内容の詳細は、これまで色々な図書・雑誌・ブログで散々見聞きしてきたインデックス投資の考え方と全く同じ内容であります。WATANKOは話を聞いていて、午前中にもかかわらず思わず眠くなってしまいました。

ここでも邪推を働かせるとすれば分散投資を勧めることで沢山の商品の購入、長期投資を勧めることで長期に渡るマージン獲得をそれぞれ狙いたい金融機関のお気持ちもあったことでしょう。これに対しては市井の個人投資家としてはコア資産を対象としたローコストなインデックス投信を提供し続けてくれれば利害は一致します。

■商品ラインナップは少し改善

説明が一通り終えると、わずかな割り当て時間ですが質疑応答がありました。WATANKOはラインナップされた商品の信託報酬の見直しや、商品自体の拡充の見通しについて質問しようとしました。

ところがふと手元にある商品一覧表をみると、MSCI-KOKUSAI連動のインデックス投信の信託報酬が0.25%から0.23%(いずれも税抜)に引き下げられていたり、8資産を対象としたバランスファンドが追加設定されていたことがわかりました。

確定拠出年金の運用状況は特定口座やNISA口座よりもさらにほったらかしなので、こういった動きに気がつくのがすっかり遅れておりましたが、多少なりとも改善の動きがみられたので質問は取りやめました。

なお一方で、依然として信託報酬を1.9%もせしめる海外株式のアクティブ投信がラインナップされていたりもします。金融機関からみれば、おそらくは保有者がいるため除外するわけにはいかないのでしょうが、パフォーマンスはともかくとして、せめてiTrustシリーズなみの低廉なアクティグ投信を追加するくらいの良心は見せてほしいものです。

(あとがきにかえて)

いまさら言うまでもありませんが、WATANKOの資産運用は特定口座でもNISA口座でも、そして確定拠出年金でも変わりません。そこに用いるべきはインデックス投資です。その中にあって一般公募のインデックス投信についてはローコスト化が進んでいるので、DC商品にも今後更なるローコスト化を期待したいところです。

Activeな未来のための投資はPassiveでOKであります。
(ん?どこかの著名インデックス投資ブログタイトルと被っているような...)

2017年9月 4日 (月)

長男が資産運用を、インデックス投資を学び始めたよ

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(父さん、インデックス投資の詩を送るよ。)

WATANKOは金融商品を用いた資産運用を始めて10年目になります。齢50を数えようとする身とすれば、その経験は決して長くはありません。それであってもこれからさらに相場や為替の変動の波に晒され、経験を積み、含み損への耐性を更につけたのち、その資産運用を子ども達に語る日がくることを想像しています。

その日に備えて、我が家の引き継ぎ書ともいうべきエンディングノートを残す一方で、この駄ブログを書き連ねています。

ところがWATANKOが子ども達に、その資産運用を語る日は思いのほか、早く訪れました。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

WATANKOが長男(21歳)に対して、資産運用への関心の予兆を見つけたのは先々月、家族で外食した時でした。注文した食事が運ばれてくるのを待つ間、長男が読んでいた本に何気なくみるとちょっとサプライズです。

彼が読んでいたのは、ダイヤモンド社が発行する『一番売れてる投資の雑誌ザイが作った「FX」入門』でした。

どうやら大学の友達あたりから「FXでひと儲け」的な話でも聞いたのか。

しかしWATANKOは「FXなんて、ルーレットの赤黒当てと同じであり、勝ち続けることは極めて難しいから、やめておこう。」

と軽く諭しました。社会勉強のひとつとしてほんのお小遣い程度でいっとき試してみるならばともかく、FXにのめり込んで貯金を使い果たしたり、また結果に一喜一憂する無駄な時間を過ごすことは学生の過ごし方としてよくありません。

でもそれであっても長男がマネー関連に興味をもつこと自体はWATANKOとしても歓迎すべき展開でした。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

その後、数週間経って市内にある新しくできた温浴施設に家族で出かけた時のことです。

やはり食事を待つ間、WATANKOがTwitterのタイムラインを一通り眺めたあと、長男が読んでいる本が目に留まりました。

「ふーん、竹川美奈子氏の本を読んでいるんだ。知っているよ。竹川さんって...。」などと風呂上りのややのぼせた頭で思っていると、やがて....

え!それってインデックス投資を紹介した本じゃあないの!


長男に聞くと、本人いわく

これまでのアルバイトである程度お金が貯まった。これから大学の高学年になると国家試験の勉強などがあって今迄のようにアルバイトできなくなるから、せめて貯めたお金を増やす方法を探っていた。友達の中には、将来、米国株を買いたいなんて言っている人もみかける。だから自分も図書館でいくつかマネー本を借りて読んできた。WATANKOがやっている投資は順調なようなので、その方法について詳しく教えてほしい。

とのこと。

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WATANKOが実践しているインデックス投資は、個別株やFX等のようなサプライズはあまり起きない種類の投資ですが、それに比べて長男のこの宣言の方が遥かに驚きました。

もともとWATANKOの資産運用の長男へ伝授は、当人が社会人デビューして、仕事にも慣れて結婚して家庭を持ちそうなる頃(あくまで想像)、30歳近くなる2025年頃に想定していました。それがこんなにも早く実行する日が来ようとは思いもよりませんでした。

ともかくも投資に対する長男の目はここに開かれ始めました。想定よりも早期繰上げではありますが、伝えねばなりません。先ずは、どこかの週末でお酒でも飲みながら、WATANKOのインデックス投資について、ゆっくりと語る予定です。

長男にはそれまでの間、WATANKOの蔵書から以下の3冊を渡して読んでおくように勧めました。どれも初心者向けに分かりやすく書かれた名著ばかりです。


さて最終的にどうするかは本人次第となりますが、もしもインデックス投資を始めたときはまさにこの駄ブログが役立つ時がくるかもしれません。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「たしかに貴方のブログはとても役立つわね。」

WATANKO「いや~それほどでも~」

妻ミサト「ブログの右側に貼ってあるたくさんのブログのリンクのところが役立つわね。」

WATANKO「!!!」


2017年8月24日 (木)

インデックス投資の対象や手法に迷ったら半分だけやってみる、両方やってみる

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(大事なことは「長期投資」)

インデックス投資を実践する個人投資家の方々をブログで数多く拝見しておりますが、皆さんは一口にインデックス投資を行っているといってもその対象や手法は様々であります。

●一括投資か、積み立て投資か
●バイ&ホールドか、タイミング投資か
●積み立て投資オンリーか、スポット買いを加えるのか
●インデックス投信か、ETFか
●個別アセット商品を組み合わせるか、バランスファンドにするのか
●どのバランスファンドを選ぶべきか
●外国債券クラスを持つべきか、否か
●日経225かTOPIXか
●新興国クラスは必要か、不要か
●コモディティクラスは持つべきか、不要か
●米国株に集中投資か、世界分散投資か
●安い商品がでたら既存商品の保有分も乗り換えるべきか、否か
●相場が上昇し続けている状況でも購入するべきか、下落を待つべきか

など等

投資を初めて間もない個人や、あるいはひょっとして一定年数を経た人であっても、投資の対象や手法に対して「YESかNOか」「どちら又はどれを選ぶか」といった選択に迷う方が少なくないかもしれません。

そこでWATANKOから、個人投資家の皆様に現実的なご提案を申し上げたと思います。

■迷ったら半分だけやってみる

とある投資の対象や手法について、採用するかどうか迷っている場合であれば、採用した場合に投入すると想定している資金のうち、まずは半分だけを投入することをお勧めします。

例えば外国債券クラスを持つべきか、否かと迷うのであれば、持った場合には1,000千円投資したいと考えるならば、実際には半分の500千円まで保有してみて経験を積んでみるわけです。

またポートフォリオの中で日本株式のシェアについて10%では少ない。30%では多いと迷うのであればその中庸の20%でとりあえずスタートするという考え方であります。

■迷ったら両方やってみる

とある投資の対象や手法について、候補が2つあり、どちらを採用するか迷っている場合には、投下する資金を2つの候補に半分ずつ割り当ててみてはいかがでしょうか。

例えば日経225かTOPIXか迷うならば、それぞれに連動するインデックス投信を半分ずつ購入して様子を見てみる。個別アセット商品を組み合わせて保有か、バランスファンドにするのか迷うなら2つのグループに分けて並行してみる等です。

■欲に駆られて極端に走らない、選択ミスを緩和する

太陽が西から昇ることがないように、自然科学における法則はほとんどが明確でありますが、一方で社会科学の法則は必ずしもその通りになるかはわかりません。投資の世界もまたしかりであり、その対象や手法について、唯一絶対の正解はありません。

個人投資家がとある投資の対象や手法に迷っているという状況は、当人にとってみれば例えばAを選ぶことのメリットを欲し、デメリットを恐れている状態を表しています。そうであれば分量を当初想定の半分に抑えることで、メリットをそこそこ享受する一方、デメリットをある程度緩和するわけです。

またBとCという相反する選択肢、またはどちらも捨てがたい選択肢の場合、それぞれ両方をやってみて、それぞれのメリットを一定分得つつ、デメリットを緩和するわけです。

なおそうして経験を積んできた結果、Aを採用したがやめることになった、BとCのうちCオンリーに切り替えたという展開になることも、否定するわけではありません。

気を付けるべきは、欲に駆られて投資の効率を最大限追求せんがために、唯一絶対の対象や手法に100%突っ込んでしまい、そのデメリットを大きく受けてしまう事態となることです。

■すべては長期投資に資するかどうかが重要

市井の個人投資家の大半にとって投資とは、オリンピックや世界選手権に出場するレベルにまで達したり、投資の技能でもってお金を稼ぐことができるプロフェッショナルになることではありません。そうであるならもっとラフであっても構わないのではないでしょうか。

ただしその中にあって、WATANKOが考える個人投資家の世界における大原則は、「長期投資を続けること」であります。

決められた期間内で結果を出すことを要求されるプロの投資家と違って、個人投資家にとっては長期投資ができることが武器でありますし、そもそも投資とは成果が出るまでに時間がかかるものであります。

よって個人投資家は、それぞれが長期投資を続けるために資すると判断できる行動をとることが重要であります。

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■まとめ

今回WATANKOが紹介した考え方は、投資の対象や手法に関してポリシーがはっきりしない、不恰好な体裁にみえるかもしれません。

しかし繰り返しますが、全ては長期投資を続けることにプラスになるか否かの視点で物事を考える事が重要であります。

インデックス投資の世界において、今後も新商品や新サービスが登場してきたり、手法や考え方が流布されることがあるでしょう。それらの採用に迷った時には大原則に立ち返り、「その商品・サービスや手法・考え方は、自分自身の長期投資に資する内容か否か」という視点で柔軟にみていきたいものです。

時には矛盾する2つのことを同時に進めてもいいじゃあないか。本に書いてあること、先人の知恵が大事であるし活かしたいが、当てはまることがない時もあるでしょう。自分にとって大原則を踏み外さず、ある程度正しいと判断したことを、のめり込みすぎない程度に採用していく。

個人の投資とはこのような塩梅ではないでしょうか。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「昨日から短い夏休みが始まっているわね。これを機会に私たち夫婦の塩梅についても話し合いましょうか。」

WATANKO「ささっ、先ずは品川で買ってきたこのお土産のチョコタルト詰め合わせをお納めください。それと本日から連日のお出かけプランをご用意しております。」

妻ミサト「!!! なるほど、良い塩梅ね。」


2017年6月20日 (火)

米国株への集中投資を選んでも良いがリスクコントロールを忘れずに

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(投資先といえば、やっばり米国!?)

ここのところ株式相場が好調、ドル円の為替相場も安定しているとあって、個人投資家ブログの間では上昇気流にもっとのらんばかりと、中でも特に調子がよい米国株への集中投資を実践するところが目につくようになりました。

そこへきて相互リンクいただいているフクリさんから、ブログ記事閲覧者に向けて

株式は幅広く分散した方がよいのか、米国への集中投資がよいのか、みなさんはどう思われますか?できれば読者さんや他のインデックス投資ブロガーさんの考えを教えていただきたいです。

との問いかけあり。

参照記事
フクリの海外ETF長期投資
(インデックス投資の疑問) 株式はアメリカのみに投資をすればいいと思いますか?

そこで万年素人個人投資家 兼 駄ブロガーWATANKOも僭越ながら、自身の考えを述べたいと思います。

【原則】個人投資家にとって今の投資インフラ環境下であれば、リスクコントロールができるかぎり国際分散投資、米国への集中投資、いずれでも構わない。

WATANKOは基本的には国際分散投資を支持しているので、もうそれで十分、完結なのですが、米国への集中投資も許容できます。ただしそれはリスクコントロールをしっかりと行うことが付帯条件です。

■リスクコントロールだけはお忘れなく

ドラマ「小さな巨人」の香坂課長代理(長谷川博己)ではありませんが、「米国への集中投資を選択する人の気持ちになって」考えてみました。

☆世界中に分散投資すると、そこには日本のように経済成長ひいては株価上昇が緩慢な国々が含まれてしまいリターンが抑制される。

☆米国は移民による人口増と経済成長、それらに裏打ちされた株式市場の上昇が見込まれる。単一国としては規模が突出しており、また企業統治や株式上場制度がしっかりと機能しているため投資環境としても整備が進んでいる。(=国単位でみると投資先として世界でもっとも魅力的である。)

☆日本から米国株へ投資するにあたっては、広範な銘柄・商品が十分にあり、かつ手数料が廉価なネット証券の存在があり、時差も考慮すれば環境が整っている。

・・・よし、世界の経済成長の最もおいしい上澄み部分ともいえる米国株に集中投資をすることで、限られた資金を効率よく増やしていこう!

米国株への集中投資したくなる人も気持ちはざっと上述なところでしょうか。

さて、他の多くのブロガーがブログ記事で指摘しているのと同様に、WATANKOもまた世界経済の動向ひいては米国株の今後の値動きがどうなるかなどわかるはずもありません。

それであっても米国株への集中投資が国際分散投資よりも良いリターンを得られると信じる個人を止めることはできません。

そこで一言だけいっておきたいです。「リスクコントロールだけはお忘れなく」

具体的には、次の2つがあげられます。

■その1.単一国に投資することになる分、リスクマネー総額を抑えること

言うまでもなく、米国株への集中投資は国際分散投資よりもリスクが高いです。これは国際分散投資よりも高いリターンを狙う以上は当然でしょう。ならば相場の暴落により生じた損失をリスク許容量の範囲内に抑えるべく、そもそも国際分散投資よりもリスクマネー自体を少なくする必要があります。

イメージでいえば、国際分散投資の場合のリスクマネーが10,000千円の時に、米国株に置き換えるとリスクがより大きいので貼ることができるリスクマネーが8,000千円に抑制する必要があるということです。

リターンの総額はリスクマネー×リターン(%)となりますが、この場合だとリターン(%)の高い投資先を選んでも、貼ることができるリスクマネー自体が減ってしまうことになります。それであれば国際分散投資と米国株への集中投資との間でリターン総額の開きがどれほどあるでしょうか。

■その2.米国株であっても十分な分散投資を行う事

次にあげるのは米国株であっても、その中でリスクを抑えるべく十分な分散投資を行うことをお勧めします。

ちょうど米国株の分散投資を簡単に実践できる商品として、バンガードを始めとする優れた運用会社がローコストな米国株の海外ETFをラインナップしてくれています。こいつを活用しない手はありません。

ただしここで少し現実を見ておきたいところです。

バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)と同トータルストックマーケットETF(VTI)を、それぞれ国際分散投資と米国株(の分散投資)の代表として最近の配当利回りを比較してみると次のとおりです。

・トータル ワールド ストックETF(VT) 1.50%
・トータルストックマーケットETF(VTI) 1.44%

最近だけでなく、過去時期の比較を見ても2つのETFの間には大きな差異は見られません。これを見る限りではわざわざ米国株を選ぶ動機が湧いてきません。

■まとめ

さて米国株への集中投資を行う個人投資家向けに、僭越ながらリスクコントロールをお忘れなく、と進言申しあげました。

でもそのとおりにすると、上記に表したとおり米国株への集中投資は、国際分散投資よりも突出したリターン総額を得られるという裏付けはWATANKOは確認できませんでした。

それでも貴方は米国株への集中投資を選ぶのでしょうか。

(あとがきにかえて)

「そうじゃあないんだよ。AppleやAmazon(←ここにはお好きな銘柄をどうぞ)のように日本株では望みえないような異次元の株価上昇が期待できる株を買う事が米国株の妙味なんだよ。」と声高に述べる方もいるかもしれません。

そうなるともはや国を単位とした投資スタイルの違いではなく、どこの国であっても大きく儲ける個別株に集中投資する形となります。ならば米国云々以前に個別株のリスクを獲れますかという問いかけになり、WATANKOはそのようなリスクはとても取れませんし、他の市井の個人投資家にもお勧めできません。

AppleやAmazon(←くどいですが、ここにはお好きな銘柄をどうぞ)に集中投資される紳士・淑女の方々におかれましてはどうか火傷を負われぬよう、十分ご注意下さい。

2017年5月25日 (木)

The インデックス投資家の凄み

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東証が開設する「東証マネ部!」というサイトではいろいろな個人投資家が紹介されています。

とはいっても東証のサイトだけあってか、怪しい商材に手を出して財を築いた投資家などは紹介されません。(そちら系は週刊S〇A!あたりか)

インデックス投資を実践されている水瀬ケンイチさんや虫とり小僧さん、吊られた男さんなどこの駄ブログでも相互リンクいただいている個人投資家の方々が紹介されています。

そこにきてまた一人、皆さんにとって範となるといってもよい個人投資家が紹介されました。これまた相互リンクいただいているPassiveな投資とActiveな未来のybさんです。

参照サイト
東証マネ部!
40代で1億円の資産形成に成功!
投資ブロガー・ybさん「本業を頑張ったからこそ資産を築けた」

■ybさんのプロファイル

上記記事および当人のブログ記載のプロフィールによると、ybさんのプロファイルは次のとおり。

給与水準が高そうな企業に勤め、共働きで子どもは一人。生活費は配偶者の収入で賄いつつ質素な暮らし。自分の収入を丸々投資に当てる豪胆さ。11年間コツコツとインデックス投資を続けてきた。

つまりは比較的高い世帯収入であるにもかかわらず、しっかりと節約し、できるだけ大きな投資元本をつくり、それをリスクコントロールができる投資手法でもって、10年以上も地道に長く運用を続けてきた。

「貯める力」と「続ける力」の掛け合わせでもって、市井のサラリーマンが44歳で1億円を築いたというわけです。

これこそがまさに「The インデックス投資家」であり、その凄みを見せつけられました。

ybさんの事例をみて、中には「所詮は投資の元本が大きい」「年間3%のリターンではないか」と、当人の成果を矮小に捉える人がいるかもしれません。しかしながら、そのような人はそもそも、その矮小と評する成果すらも出せる力を果たして備えているでしょうか。WATANKOは聞いてみたくなります。

■ここでちょっと参考図書の紹介

「貯める力」を会得したい方におすすめの図書

「続ける力」を涵養したい方におすすめの図書


■ybさんをモデルとして頑張ろう

WATANKOを含めインデックス投資を実践する皆さんにおかれましては、ybさんをひとつのモデルケースとして、日々の節約と投資に励んでいこうではありませんか。

もちろんながら個々人の置かれた経済環境や家庭環境は様々であり、それぞれにとって節約の規模、投資の規模は異なります。そのためにだれもが1億円を築きあげられるとは限りませんが、

★経済的自立
★早期リタイア
★安心して暮らせる老後生活

これらのためにインデックス投資を続ける人々にとって、ybさんというエビデンスはとても心強いものとなるでしょう。

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