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2018年4月11日 (水)

ダウの負け犬であなた自身が「負け犬」にならないように

【4月10日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

145,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

47,220千円

■損益率

32.6%

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(この方法で本当に良いのかしら)

マラソンの基本的なコツはペースを乱さずにキッチリ走り切ることであります。

途中でつい前を走る人を追い抜きたくなってダッシュしてみたりすることを繰り返すと、スタミナをよけいに消耗するだけでトータルタイムが悪くなります。

給水所で立ち止まってもいけませんし、突然競歩やうさぎ跳び、スキップに切り替えてもダメです。余計な策を弄さずにペースを決めて淡々と距離をこなしていくことが、結果として一番良いタイムに近づくことでしょう。

■「ダウの負け犬作戦」という投資方法

さて足元では軟調かもしれない株式相場ですが、それでもここ数年間では全般的に好調と言えます。

多くの株式投資家は幸運と自分の実力の区別がつかないものの、とにかくは持ち株の含み益にホクホクな日々をすごしていることでしょう。

しかし中にはやがてだんだん物足りなくなって来る人も出てきます。もっと儲けたい。早く儲けたい。ほかの投資家を出し抜きたい。バフェット太郎さんに勝ってSNSでマウンティングしたい。こんな欲望が頭をもたげてくるかもしれません。

そんな人向けに一つの処方箋として、「ダウの負け犬作戦」という投資方法が紹介されています。

関連記事

NIKKKEI STYLE マネー研究所
「ダウの負け犬」作戦、日本株で実践 配当利回り高く
TOPIXコア30を対象に分散投資

ダウの負け犬作戦とは、配当利回りが高い企業30社の上位から投資候補とする戦略です。かつ記事によると、実際に選ぶ場合には複数の業種・企業に分散させ、1年に1回は銘柄入れ替えを行うということです。

どんな初心者でもすぐに実行可能、なのにインデックスファンドより有利になりやすい。

記事の冒頭ではこう謳っていますが、本当にそのとおりでしょうか。

■「やってみなけりゃわからない」ではなびけない

ダウの負け犬作戦が、インデックス運用を上回ることができるのでしょうか。ちなみにここで言う「上回る」とは、少なくとも恒常的にトータルリターンで1.5〜2%以上を上回らないと、個人投資家の関心は引かないでしょう。ゼロコンマ%の超過リターンでは誤差の範囲です。

ひょっとしたらダウの負け犬作戦は、一定期間は有効となるかもしれません。でもそれが10年、20年と続けてインデックス運用に勝ち続けることができますでしょうか。

そんなに勝ち続けることができるなら、投資家の間で投資の定石のごとく、もっと普及していても良いでしょう。

ほかにもタクティカル・アセット・アロケーションとか、バリューインデックスとかなんやかやと色々ありますが、手間暇かけて策を施して、それがどれだけインデックス運用を上回れるのか。

これら様々な方法は結局のところはどれも「やってみなけりゃわからない。」です。

つまるところそうなのかもしれませんが、個人投資家からみれば大事な種銭をリスクに晒すだけでなく、余計な売買コストや手間を増やすわけですので、「やってみなけりゃわからない」では採用に踏み切れません。

また作戦Aをやってみて上手くいかなければ、作戦Bに切り替える。それも上手く行かず作戦C・・・成果がでないとみるや、いろいろな作戦に切り替えて試行の繰り返し。

そのような投資方法をコロコロ変えていくスタイルに対して運用資産残高が積み上がっていくイメージをWATANKOは持てません。

長い期間をかけて投資を続け、それなりの成果を得たいと考えるのではあれば、冒頭のマラソンのコツのように、最も普遍的で無難なあり、大穴をあけることがない投資方法をコツコツ続けるスタイルが必要ではないでしょうか。

■投資の「負け犬」にならないように

最後にダウの負け犬作戦に一言。配当利回りを重視するといっても、その一方で株価が買値から半分に下がったとしたら、3%の高配当でも含み損をカバーする利益を上げるためには単純計算で17年もかかります。そこから先がやっと真水の利益になります。

かように元本の毀損は軽視出来ないのに、配当だけに焦点をあてるのはどうも合点がいかないWATANKOでありました。

ダウの負け犬作戦を採用したあなた自身が、くれぐれも投資の「負け犬」にならないようにお気をつけください。

(あとがきにかえて)

今回も万年素人個人投資家の直観的な記事をお届けましたが、ご高覧いただきました聡明なる個人投資家の皆様におかれましては、上記と異なるご自身の見識があれば、↓のコメント欄にて是非ともご披露いただけますと幸甚であります。

2018年3月25日 (日)

最低2年間は積立投資をつづけよう

【3月23日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

145,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

43,450千円

■損益率

30.0%

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(投資の成果を得るには時間がかかります。)

たまたま拝見しました個人投資家のブログ記事で引用されていた記事が目に留まりました。

参照記事

THE PAGE
「つみたてNISA」はほったらかしでOK?非課税期間20年の意味をあらためて問う

上記記事では、「積立を始めた人の多くが2年以内にすべて売却してしまう、中には1年も経たずして積立をやめてしまうケースも少なくないという実態」に触れています。

■そもそも積立投資に何を期待していたのか

積立投資とは、毎月捻出できる投資可能な資金を用いてリスク金融商品を欠かさずに買い続ける行為です。

さらにインデックス投資であれば購入商品は投資対象が幅広く分散されたもの、市場平均をめざすものです。

買い付ける期間も長期におよぶため、購入価額が相対的に高値買いまたは安値買いをする月もあるでしょう。

投資対象が広く分散された商品を、高低様々な値段でミックスして買う手法からすると、そこから期待できる成果は、飛びぬけた水準ではなく中庸なところになります。これは細かい統計手法を用いずとも、直観的に想像がつくでしょう。

しかもそこに到達するにしても、期間中はリスク(標準偏差)に晒され続けるために、評価益または評価損に見舞われます。そんな波風に一喜一憂せずに、継続することが積立投資であります。

先週は日経平均株価が1,000円近く下がりました。くわえて為替もドル円が105円を切る状況になりました。ここ1年以内くらいに積立投資を始めた方におかれましては、運用残高がそれなりに減少したことでしょう。

しかしここで挫折してしまうとなれば、それはリスクとは何か、積立投資とは何かを十分に理解していなかった、リスク金融商品に長期投資することで目指すものを信じていなかったということであります。

「テンバガーとはいかないまでも、たとえば+50%~60%くらい儲けたい。その結果も早くほしい。」

「積立投資を始めて1年ちょっと経ったけど、現在▲10%。こんな調子だと来年はもっと下がっているかも。」

「下落相場でもどこそこの株で儲けたという話が、どこかのブログに載っていた。やはり銘柄を選んでいかないと利益は出せない。」

分散投資でリスクを抑えたはずなのに、それすらにも耐えられずに、もっと早く結果がほしいがゆえに自分でも気がつかないうちにもっと大きなリスクをとってしまう。

そんな状態に陥らないようにしたいものです。

■黙って2年は続けよう

毎月の積立投資を続けていると最初のうちは「今月は安く買えただろうか。それとも高値だっただろうか。」と気になるものです。

それ自体はよくある話ですが、どんな買い値であろうともここは黙って2年は積立投資を続けることをお勧めします。

例えば2年の間、毎月10,000円を積立投資すれば、3年目を迎える時点で投資元本は240,000円に達しています。

こうなってくると3年目の最初の月の10,000円が、240,000円に対して占める割合はわずか4%でしかありません。10,000円の金融商品が割高か割安かと気になってみたところで、投資元本総額に与える影響は4%にすぎません。

つまり2年も投資を続けていれば、そこから先は1回あたりの積立投資の元本が総額に与える影響は軽微であります。

さらにこの先も積立投資を続けていくことで1回の投資額が総額に与える影響はどんどん軽減されていきます。

つまり3年目を迎えた時点以降から、月当たりに買った値段のことなどどうでもよくなってきます。

それでは最初の2年間で投資した240,000円に関して、大きな含み損を抱えていたらどうするのか。

それは上記の説明を逆転して考えればわかりますが、仮に240,000円に関して大きな含み損を抱えていたとしても、3年目以降も買い続けることで240,000円に関する含み損の影響は軽減されていくから、心配の度合いはどんどん減っていきます。

もしも3年目以降になって相場が好転すれば240,000円に対する含み損は解消される方向に動きます。

一方3年目以降も相場下落ないしは低迷が続く場合は、その期間中も安値で積立投資ができるので、平均購入単価がどんどん下がっていきます。

市場平均に連動する商品に投資し続けていれば、やがて相場が回復するにしたがいあっという間に含み益に転じることでしょう。

以上のようなことを肌感覚として身に着けるためにも、もう一度言いますが最低2年間は積立投資を続けることをWATANKOはお勧めします。

関連記事

積み立て投資、2年もたてば毎月の購入価額の高低にジタバタしなくなる(2015/12/24)

2018年3月21日 (水)

【補稿】あなたのコスト、いまいくら?-信託報酬の引き下げを求めるココロ

【3月20日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

145,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

48,560千円

■損益率

33.5%

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(コスト、コストとうるさくてすみませんが)

「インデックス投資家はコスト、コストとうるさい。」
「コストを上回るリターンを出せばよいだけ。アクティブ運用ではそれが可能。」

このような声を、無数のブログ他SNSで拝見してきました。ここではなぜコストにこだわるのか。当ブログに御来訪される聡明なる個人投資家諸氏にとってはいわずものがなのテーゼばかりですが、以下にあげておきます。

■コスト抜きには物事は考えられない

世の中、コスト抜きに成り立つものなど何一つありません。言い換えればビジネスの世界ではコスト度外視であれば、どんな商品・サービスでも提供が可能です。

事業者はいかにコストを抑えて採算を確保するか、それと資金ショートを回避するか、この2つばかり考えているといっても過言ではありません。

新しいビジネスを構築するときには、先ず発想とスキームを企画したあと、それからはコスト、その次にコスト、最後までコストです。

この記事をご覧の方々の中にはバリバリ働く社会人の方も多いことでしょうが、コストのことを考えない日は一日足りとてないことでしょう。

また一見、コストとは縁が薄そうなスポーツ選手やNPO団体等諸々も、コストについての手当てを考えないことはありません。

こうした中で、とりわけガソリンや定期預金と同じく、多くの企業が同質的な商品を提供するインデックス投信の競合においてはコストが勝負を決めることは明白ですし、顧客も低コストを求めます。

コストに甘い姿勢をもつ相手に対して、WATANKOの反応はこうです。

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■お金を増やすことが目的

WATANKOがインデックスファンドを買うのは、お金を増やすことが目的です。企業を応援したいとか、社会貢献したいとか、カリスマ社長の○○の考えに賛同するとかは全くの目的外であります。

お金を増やすための商品を購入・保有するにあたり、それと相反するコストはできるだけ抑えるべきです。コストは目的に対して真逆の存在です。

ああ、もうここでわざわざ書かなくても皆さん、十二分にご存知ですよね。

もう今回の記事はこれで終わりにしようかと思いましたが、続けます。

■インデックスファンドは労働集約型サービスではない

インデックスファンドは、従業員が顧客一人一人に対して、個別に労働を提供して成り立たせるという類のサービスではありません。

もしもそのような労働集約型サービスであれば、日本人が1時間働くと一体どれくらいコストがかかるかをわかっている社会人なら、信託報酬を「3分の1に、半分にカットしろ」「継続的に引き下げ続けろ」などとは言いません。

労働集約型サービスにおいてそんなことを要求する人は、モノの値段がわかっていない御仁であります。

インデックスファンドのような金融用品は、その製造と提供において労働集約型なサービスではありません。雑な言い方ですが金融商品を提供するITシステムを構築して稼働させるだけです。

ITシステムという資本を使った商売ですので、収益を上げるためには資本の回転率を上げる、すなわちどんどん稼働させることです。

稼働を高めるためには取扱量を増やすことが必要であり、その資本をつかって提供する商品・サービスが他社のそれと比べて同質的な特徴しか持ち得ないのであれば、あとは提供する際のコストが販売、採算両面での勝負になります。

インデックスファンドのコストが引き下がって、労働単価が減り生活が苦しくなって自殺者が発生したというニュースは、WATANKOはこれまで聞いたいことがありませんし、これからも聞くことはないでしょう。

WATANKOは、ビジネス目線で上記のような構造が透けてみえるので、安心して万年「インデックスファンドのコストを引き下げてほしい。」と、世界の片隅のこの駄ブログで叫んでいます。

(あとがきにかえて)

前回の記事にて記しましたが、WATANKOは資産運用に関して現在、年間で資産残高比0.33%、500千円近いコストを負担しています。

おそらく10年後には現在の2倍くらいまで運用残高が増える見通しなので、信託報酬の水準は現行のままであれば、年間コストは1,000千円前後にまで到達するでしょう。

金額としては少なくない金額ですが、比率でみると世の中にある様々な手数料の料率とくらべて、まあまあリーズナブルな水準かと捉えています。

それであっても、より低コストなインデックスファンドが引き続き登場してくれることを期待しています。

それを提供する金融機関に対して、少なくともWATANKOの今後10年間の投資資金が流れていくわけでありますから、各社の頑張りに期待しております。


2018年3月19日 (月)

あなたのコスト、いまいくら?-自分の資産運用のコストを「見える化」してみる@2018

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(あなたのコスト、いまいくら?)


毎月、毎年と積み立て投資を続けていけばいくほど、資産残高は通常積み上がっていきますが、一方で個別株と違ってファンドの場合、信託報酬などの維持コストもまた積み上がってきます。

コツコツと積み立て投資をされている皆さんは、ご自身の資産運用のコスト(負担しているファンドの維持費用の総額)をどれだけ把握しているでしょうか。

WATANKOは資産残高が1億円に近づくあたりから、この資産運用のコストが気になり始めてきたので、定期的に確認しています。

前回の関連記事です。

自分の資産運用のコストを「見える化」してみる@2017(2017/3/13)

前回記事時点(2017年3月)で、2年後にまた検証する旨を書いていますが、昨年VTIを多額購入したこともあり、資産運用のコストがどう変わってきたのか気になるので、この度確認してみました。

まず前回、2017年3月時点のコストのおさらいです。

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続いて今回、2018年3月時点のコストです。

コストデータの主な参照元としては、前回同様に相互リンクいただいています、ますい画伯さんのブログ記事を採用させていただきました。(ますい画伯さん、ありがとうございます。)

参照記事

ますい画伯とインデックス投資?
主要インデックスファンド一覧

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さて集計の結果、149百万円を運用するコストは月額41千円、年額にして494千円と判明しました。

これは1年前と比べると、資産残高は6割近くUPしているのにもかかわらず、一方でコストは2割強にとどまっています。

ここまでコストセーブが効いている理由としては、昨夏購入し、現在ポートフォリオの4分の1を占めるVTIが経費率0.04%と破格の低コストであることの寄与が大きいためです。

先進国株式だけのコスト比率をみると、前回の0.5%から今回0.26%を大幅に低コストになっています。

やはり海外ETFの低コストは依然として無視できない魅力です。運用資産の残高が多くなればなるほど恩恵は大きいです。

余談ですが、投資対象となる海外ETFのコストに加えて0.12%(税抜)ものマージンをとる楽天・バンガード・ファンドに対してはなかなか食指が湧いてきません。

【ご参考】eMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬は0.1095%(税抜)です!

なお現在の資産運用残高を全て実質コスト1.62%(税込)のアクティブファンドでもって運用した場合、年間の資産運用コストは約2,500千円にもおよびます!

前回までは1,500千円程度であり、「軽自動車が買える水準」と揶揄していましたが、今回はアップグレードして「普通車が買える水準」と指摘しておきましょう。

◆◆◆あなたの資産運用のコスト、いまいくらでしょうか?◆◆◆

普段支払っている様々な生活固定費と比較してみると面白いかもしれませんね。

(あとがきにかえて)

海外ETFは確かに低コストですが、定額投資が行えない、分配金の自動再投資ができないなど長期投資のビークルとして使いにくい一面があることも頭に隅に入れておくべきであることは言うまでもありません。

2018年2月12日 (月)

コア・サテライト戦略、あなたの捉え方はいかが

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(わたしなら、こう考えるわ)

個人投資家が自分のポートフォリオを組成する際の考え方のひとつにコア・サテライト戦略があります。

参照サイト
投信資料館
コア・サテライト戦略とは?

コア・サテライト戦略の一般的な定義は上記サイトから引用すると次のとおりです。

コア・サテライト戦略とは、資産運用の手法の一つです。ポートフォリオ(運用資産全体)を中核(コア)となる部分と、非中核(サテライト)部分に分けて構築する方法です。

例えば、コア部分では低コストで広範に分散投資されたインデックスファンドを利用し、サテライト部分では、アクティブ運用型の商品や個別銘柄などを活用します。そうすることで、コア部分で市場平均程度のリターンを確保しつつも、サテライト部分で市場平均を上回るリターンの獲得を目指し、ポートフォリオ全体としても、リスクとコストを抑えながら、市場平均に勝つ可能性を追求することが可能であると言われています。

この駄ブログに御来訪される聡明なる個人投資家の皆さんにとっては、今さら特段の解説が必要な言葉ではありますまい。

ところが資産運用を一定年数続けてきた個人投資家の中には、コア・サテライトの捉え方についてユニークな面をもつ方もいますので、ここに紹介致します。

■その1:“リバース”コア・サテライト戦略

参照記事
インデックス投資で億万長者
世間で流布されている「コア・サテライト戦略」は間違っている

相互リンクいただいているAKIさんの上記記事によるとコア・サテライト戦略の捉え方は以下です。

・コアに「ハイリスク」、サテライトに「ローリスク」を据える

・期待リターンの高いものをコアで運用しましょう。でも、コアはハイリスクだから、抑えとしてサテライトでローリスク運用をして、安定性を持たせよう。

つまり一般的に言われているコアとサテライトに対して、正反対を唱えています。

上記の場合、コアとサテライトの比率は当然ながらコアの方が大きいため、通常のコア・サテライト戦略よりもリスクをとったものです。(サテライトの方の比率が高ければ、言葉が入れ替わっているだけで、それはすなわち通常のコア・サテライト戦略と同義になってしまいます。)WATANKOはこれを勝手に“リバース”コア・サテライト戦略と名付けてみましたが、このときには一体どんなポートフォリオが思いつくのでしょうか。

もしもこの駄ブログ記事を読まれた個人投資家の方々の中に、この“リバース”コア・サテライト戦略を採られている方がいらしたら、組成しているポートフォリオをご紹介ください。

■その2:サテライト戦略はサテライト戦略の愚かさから投資家を守るために存在する

参照記事
iシェアーズMSCIロシア・キャップトETF太郎のETF投資
ぼくには確信を持って言えるリターンを改善するための3つの提言がある ①サテライト戦略の真の意味に気づけ ②株価を確認するな ③アイディアを思いついてすぐ売買をやめろ

上述のAKIさんのブログ記事で引用されていた個人投資家のiシェアーズMSCIロシア・キャップトETF太郎さん(御芳名が長いので、以降、ETF太郎さんとお呼びします。)のブログ記事です。

この記事におけるコア・サテライト戦略の捉え方は次のとおりです。

・リターン最大化が目指せるのがサテライト部分ならコア部分など持たずにサテライト戦略100%にすればよろしい。

・結局コア部分になる世界分散された低コスト株式インデックスのリターンを長期で上回るのはほとんどの人にはできないのです。

・なのでとても優秀な株式インデックス投資のリターンを個人投資家の愚かな行動から守らなければならない。

・そこで推奨されているのがコアサテライトというわけです。

・どうせ負けるけどこいつら絶対自分の判断で変な投資先でギャンブルしたがるだろうな。
と考案者たちが気を使ってこいつら馬鹿だと思ってることを悟られぬようかつ満足度を上げるように作られた優しい陰謀なのです。

つまりはETF太郎さんによると、資産運用はインデックス投資をコアとしてやっていれば十分だが、個人投資家が余計なアクティブ運用をメインに据えたりすることがないように、脇役というかガス抜きとしてサテライトなる枠を設けて好きにさせる仕掛けがコア・サテライト戦略というわけです。

これもETF太郎さんが5年間の投資経験から身をもって実感したものだということですがコア・サテライト戦略についてのひとつの面白い見方であります。

というかサテライト戦略をバッサリ切っている印象すら感じて、WATANKOは清々しく感じるくらいです。

なおコア・サテライト戦略の捉え方について、WATANKOはETF太郎さんに近い考え方を持っております。

投資でワクワクドキドキとスリルと感動を味わいたい方や、一発当ててやろうという勝負師ではなく、リスクをきちんとコントロールしつつ、手間をかけずに地道に資産形成していきたい市井の個人投資家にとって、コア・サテライト戦略を選ぶ意義はほとんどありません。

関連記事
コア・サテライト戦略-市井の個人投資家にはサテライト投資にまわすお金など1円もありません【Refrain 2015】(2015/11/6)

おりしも只今現在、相場が乱高下するなかで、前回記事でリスクや分散投資について再確認しようと唱えましたが、その延長線上として紳士・淑女の皆様におかれましてはコア・サテライト戦略について、ご自身の中でどのように咀嚼されているのでしょうか。

2018年2月10日 (土)

2週間で12百万円が減っても投資はもちろん続けます

【2月7日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

145,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

47,700千円

■損益率

32.9%

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(運用資産が減るのは想定内です)

今週は米株急落を発端に再び世界同時株安が進みました。日本市場もほぼ全面安となりました。個人投資家の多くは、たとえ世界分投資を行っていたとしてもダメージをくらったことでしょう。

▼運用資産は12百万円減りました

WATANKOの場合、1月26日時点で205,289千円あった運用資産(1月27日ブログ記事冒頭で掲示)が、ちょうど2週間で192,700千円と12,589千円、評価益ベースで比較すると2割強がなくなりました。

12,589千円とは、スーパーカーでいえばあのポルシェ911カレラの新車が買える金額であります。

★投資の世界にあって常勝はない

WATANKOは今回、運用資産の少なくない金額を減らしましたが全く心配はしておりません。WATANKOの資産運用のビークルは投資信託であり、その利益の期待は標準偏差の上に成り立っています。そのため運用資産の下落は上昇と表裏一体であり、常にワンサイド(常勝)というわけにはいきません。運用資産が12,589千円減ったということは12,589千円が増えたという事と同義なのであります。

参照記事

All About マネー
投資信託のリスクは標準偏差でわかる!

価格変動リスクがある商品を購入・保有しているのに、このような事態を一時的にせよ受け入れることができない個人であるならば、一方で運用資産の増加を期待する資格もまた持ちえません。

何事も不確実な投資の世界にあって常勝はありません。

とかく損失を抱えた時には忘れがちになる上述の投資の法則を胸に刻んでおきたいものです。

さらに助言を加えるとすれば、個人投資家は余裕資金を用いてリスク資産を運用している以上、慌てて評価損または目減りした利益を確定する必要も義理も道理もありません。ゆっくりと市場の回復を待てばよいのです。

関連記事

個人投資家は投資のゲームセットを自分で決められる【Refrain 2014】(2014/11/27)

ただし特定の銘柄に集中投資を行っている個人投資家であれば、保有しているリスク資産が今回の下落からいつ立ち直れるか全く目途が立たないという事態になるかもしれません。その上での判断として損切りを選ぶ場合、それは分散投資をしなかったために支払う手痛い授業料です。

今回の相場下落はリスクとは何か、分散投資とは何か、自分自身がこれらをどこまで理解し、信じているのか。それを再確認するリトマス試験紙でありましょう。

2018年1月12日 (金)

2018年の投資計画

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(2018年の投資!)

さて2018年のWATANKOの投資計画についてとりあげます。

といっても答えは簡潔。例年同様に日本株式、先進国株式、新興国株式のアセットクラスを対象に、それぞれ投資待機資金から毎月積み立て投資を行います。対象商品と積み立て金額は次のとおりです。

●日本株式
ニッセイ日経225インデックスファンド
特別口座   100千円/月

●先進国株式
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
特別口座   100千円/月

●新興国株式
eMAXIS Slim新興国株式インデックス
特別口座    100千円/月 
NISA口座 100千円/月 

合計3クラスで400千円/月です。年間合計4,800千円。昨年の5,500千円/月(VTIの一括購入36,643千円を除く)と比較するとやや控えめです。

ただし2018年中に相場の下落が生じれば、積み立て購入額を増加させます。米国株式が下落すれば最大30,000千円までVTIを買い増しする用意があります。

これは積み立て投資を主軸とするも、下落時に安値買いを続けることで長期投資のモチベーションをさらに高めるためであります。安く買った商品が値上がりするまでじっくり待つわけであります。

なおWATANKOのリスク許容量は元本の▲50%迄です。現在の投資元本は145,000千円ですからその半額73,000千円まで評価損益込みの運用総額が減少した場合、WATANKOはリスク商品による資産運用から退場します。

現在の運用総額は約204,000千円なのでこれが73,000千円まで減少するとなると▲65%という水準です。

ちなみにそこまでリスクをとれるのであれば個別株投資など他の投資対象でテンバガーの資産UPをねらうのはどうかという見方もあります。

しかしながらWATANKOにはこれらの投資で成功を狙うために、多くのインテリジェンスと時間をかける意欲は湧いてきません。

その分はサラリーマンの本業と家族のために時間をかけたいというのが本心であります。

さらには不動産賃貸業も営んでおり、そこに潜在する事業リスクにも常に晒されています。そのため証券投資においてはせいぜい市場平均を求める程度にとどめておきたいというバランス感覚もあります。

以上の本心にマッチした投資方法としてインデックス投資が自分にはちょうどあっています。

2017年12月 1日 (金)

もしもインデックス投資をやっていなかったなら@WATANKO

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(前々回の記事と同じく、もしもネタです。)

WATANKOは親から継いだ不動産賃貸業に疲れ果てて、証券投資を模索した結果、インデックス投資を知り、2008年にこれを始めました。

もしもインデックス投資に出会わずにいたままであったならどうしたでしょうか。

■不動産投資を追求

疲れ果てたとはいえそれなりに不動産投資の経験を積んだWATANKOは、心身の回復を待って不動産投資をリスタートしていたことでしょう。

現実ではアパートは一棟しか所有していませんが、遊休土地を利用して二棟目、三棟目までは建てていたか。借入金の総額残高はおそらくピーク時で1億数千万円にも達する一方で、かなりの賃貸リスクに晒されていることになります。

天災、人災、大幅な空室率の上昇などが起きていたらどうなっていたことやら‥‥。


■所有土地の処分も早期リタイアも進まず

不動産投資以外のお金の増やし方を知らないままなので、有休土地を処分してその資金を別途増やそうなどとは考えにくかったかもしれません。

また不動産投資リスクに怯えるあまり、その備えとしてサラリーマンの安定収入を重要視して早期リタイアなどとてもする気にはなれなかったでしょう。

さらには子供達にインデックス投資を始めとする証券投資を語ることもないでしょう。親として伝えることができるのが手間がかかる不動産投資だけとはちょっと残念です。

そしてこの駄ブログのタイトルも「不動産投資で好きなクルマを手に入れよう!」と煩悩も控えめ、スーパーカーからトーンダウンしていたかもしれません。(そもそもブログを開設していたかも疑問です。)

■複数で多様な収入源を持つ強み

資産形成において給与所得以外の収入源を持つことは、忙しくなる一面もありますが経済生活において安定感が出てきます。

不動産投資について諸手を挙げて進めるわけではありませんが、インデックス投資もあわせてやることで不動産投資一辺倒に比べたら、リスク分散にも繋がる面もあります。それ故に翻って不動産投資も検討する余地が出てくるのではないでしょうか。

(注)単体比較として現物の不動産投資とREITを比べるならはWATANKOの推奨はあくまでREITです。

インデックス投資とは手間いらずの投資なので他の投資との併用やサラリーマンとしての本業に十分に打ち込む為にも相性の良い選択肢と言えるでしょう。

2017年11月25日 (土)

今、ゼロから投資を始めると仮定したらどうするか@WATANKO

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(もしも、やりなおせるとしたら?)


WATANKOは先日、Twitterを覗いて興味深いブログ記事を拝見しました。

参照記事

神経内科医ちゅり男のブログ
2017年11月時点で、ゼロから投資を始めると仮定したらどうするか?

毎月30本、平均するとほぼ毎日ブログ更新をされているとても意欲的なちゅり男さんの上記ブログ記事にならってWATANKOもまた今、ゼロから投資を始めると仮定したらどうするか。ただしここではもっと若かったならばという仮定を加えてみます。

前提条件については以下の通りとします。

*年齢が30歳。現在の勤務先に努めて60歳になるまで30年間投資を続ける。
*投資元本は給与所得から捻出する余裕資金を充てる。(検討がややこしくなるので不動産投資収益は除外)
*余裕資金は月50千円、ボーナス時200千円×2回で年間1,000千円
*金融商品や投資に関する税制は現状どおり。

さて投資方法、具体的な商品等についての検討結果は次の通りです。

■選ぶべき投資方法/ポートフォリオ/具体的な商品

(1)投資方法に関しては当然ながら長期・分散・積み立て投資を旨とするインデックス投資です。SBI証券に口座を開設してほったらかし投資です。

(2)目標ポートフォリオは以下。目標に対して実際のシェアが大きく乖離した場合に限ってノーセルリバランスを行います。

①日本株式   10%
②先進国株式 35%
③新興国株式 15%
④先進国債券 20%
⑤預金      20%

myINDEXの資産配分ツールでこのパートフォリオのパフォーマンスを調べてみると以下のとおりです。

過去平均リターン  5.4%
リスク         12.7%
シャープレシオ    0.42

投資を30年間行い、リターンを5%と設定、年収の増加を踏まえて後半期は投資の原資を2倍にできるとなれば投資元本合計45百万円を含む資産残高が72百万円となります。さらに退職金が20百万円でるとすれば合わせて1億円近くにまで到達できます。

(3)具体的な商品

投信のコスト競争がつづく現下であれば、具体的な商品は何を選ぶでしょうか。答えは次のとおりです。

①日本株式  ニッセイ日経225インデックスファンド
②先進国株式 eMAXIS Slim先進国株式インデックス
③新興国株式 eMAXIS Slim新興国株式インデックス
④先進国債券 バンガード・トータル債券市場ETF(BND)
⑤預金      SBIハイブリッド預金(又は国債変動10)

①について、ニッセイ日経225インデックスファンドは信託報酬の面から見れば0.25%(税抜、以降同じ)と、最近のローコスト競争の水準から見ると劣後していますが、SBIポイントの付与対象の投信ですので0.1%~0.2%の還元があることを勘案しますと、コスト面のメリットはいまだ大きいのでこれを選びます。

なおもしもSBIポイントを除外したケースであれば、他の株式アセットクラスの商品と同様にeMAXIS Slimシリーズを選ぶでしょう。

②について、現実には<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドをガンガン買っていますが、一から積み立て投資するならば、信託報酬最安値追随型のメリットを重視してeMAXIS Slimを選びます。これならばより低廉な商品が後から出てきても乗り換えが不要となります。③の選択も同様の理由からです。

④については現況の金利下では日本債券インデックス投信を選ぶ気にはとうていなれず、次善策としてBNDでもって代用します。⑤は残高が貯まって来たならば、その一部について国債変動10を買うもの一手です。

①②③は毎月50千円の余裕資金、④⑤はボーナスを丸ごとあてるイメージです。

■今と大差ないスタイル

さて、今の投資環境下で証券投資による資産運用について改めて考えてみたWATANKOですが、結果は現時点の実際に選択している方法と大きな差はありませんでした。

例え一から投資方法と商品を考えることになったとしても、バランスファンド1本に絞ってさらに手間を省くこと、米国株にもっと傾斜すること、海外ETFを投資対象とする投信を選好することといったベクトルはありませんでした。

これは裏を返せば、一から考え直したとしても大差がないイコール現在の投資方法にそれだけ満足をしているという証左であります。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「20年前に戻って、パートナーを選ぶとしたら、果たして誰を選んでいたかしらね。」

WATANKO「!!!」

2017年10月27日 (金)

リタイア後の資産の取り崩し方

【10月25日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

129,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

51,537千円

■損益率

40.0%

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(うーん、どうしよう・・・)

先日、WATANKOは50歳になりました。四捨五入でアラフィフではなく、正真正銘、大台に乗りました。当初予定ではあと10年、60歳まで証券投資を続ける予定です。

それでは60歳を過ぎたら証券投資をどうするか。言い換えれば仕事をリタイアしてリスク金融資産を取り崩していくステージに突入したらどのような取り崩しを始めれば良いか。

資産形成の目的・目標・方法は人それぞれなので、資産取り崩しもまた同様ですが、類型化として以下3つをあげてみます。

(1)リスク資産は一気に全て現金化して、そこから計画的に取り崩す。運用するとしてもせいぜい日本国債どまり。リスクはとりません。

これは投資のリスクから脱却する点では、一番安心確実ですが、一方で資産残高がただひたすら減少していくという、別の面での不安がつきまといます。そのためかひょっとしたら現役時代よりも慎重度が増して、お金を節約してばかりいる老後になってしまうかもしれません。

(2)現役時代と同様、株式メインのポートフォリオを継続してリターンを狙いながら、一方で取り崩す。

リタイア以降もリスク管理しながらしっかりと投資のリターンを狙います。この場合、相場低迷時(=投資のリターンが振るわない時)は取崩しに慎重になってしまうかもしれません。また(1)よりはリスクコントロールの手間がかかりますし、そのまま子孫に相続させる意思がないならば、どこかで出仕舞いが必要です。

(3)債券など値動きが安定した商品に乗り換えて、分配金をもらいつつ、あわせて残高を取り崩す。

これは(1)と(2)の中間的イメージであり、双方からある程度いいとこ取りした方法です。しかしながら問題点はこの方式に適した債券ファンドが果たしてどれくらいあるかということです。

只今現在では、マイナス金利の影響をうけて日本債券のファンドはふるいません。それにもともと日本債券の投信の場合、インデックス型であってもその信託報酬に対して過去平均リターンが低いため、なかなか買おうという気にはなれませんでした。

そうなれば先進国債券も候補に挙がりますが、為替リスクをどこまで許容できるかがポイントです。円安のときには少し売っておくか、円高のときには少し買っておくか、といったリスクコントロールも少しは求められるでしょう。

(あとがきにかえて)

今回は結論めいたことには触れることができませんでした。まだまだ先のことではありますが、ちょっと悩んでみたいです。

そこで、ここはひとつセミナーにでも出向いて、専門家の知恵にふれてこようかと思います。

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