無料ブログはココログ

ブログランキング

2017年3月20日 (月)

積み立て投資の記事を読んで、その解釈を考えさせられた件

Twitterのタイムラインで紹介されてきた記事(ちょっと古いですが)を読んで、この万年素人個人投資家は色々と考えさせられました。

日経電子版 NIKKEI STYLE
マネー研究所 積み立て投資は10年続けよ 「勝率」は9割

記事にて取り上げられているデータ比較の内容をざっとあげると以下のとおりです。

①過去データをもとに基本4資産を均等にしたポートフォリオについて、10年間積み立て投資した場合と一括投資した場合の損益率を比較

②投資期間を3年、5年、10年と区切ってみて、損益が黒字になっているケース(勝率)の比較

③資産配分を9パターンに分けて、それぞれ10年間投資した場合の比較

■積み立て投資が一括投資に負けている

さて先ず①の比較結果のグラフをよく見ると(いや、よく見なくてもすぐわかりますが)なんと10年間積み立て投資した結果よりも、一括投資の結果の方が優れていることがわかります。

201703201

当該記事は積み立て投資が有益であることを唱える記事であるならば、積み立て投資よりも優れている一括投資の結果を併記している理由は何でしょうか。

記事中にも以下のとおり明示されています。

一方、一括投資の平均利益は54.8%で、積み立ての2倍程度の利益が出た。少しずつ資金を投じる積み立てに比べ、一括投資の方が利益が大きくなりやすいといえる。

さらに期間配分や資産配分を変えてみた②、③のデータ比較をみても、同様に積み立て投資よりも一括投資の方が、全てのケースで良い結果が出ています。

201703202

201703203

積み立て投資の方が期間分散が効いているので、成績が最大の時には負けていても、成績が最小の時には勝っているというわけでもなく最大、最小いずれの場合でも一括投資に対して一方的に負けています。

当該記事のタイトルは『積み立て投資は10年続けよ 「勝率」は9割』とあり、データをみると確かにそのとおりです。

しかしながら、そんなことよりも重要な結果が出ていることを、上述の引用のとおり、さらりと言ってのけている意図がWATANKOには当初、全くわかりませんでした。

■本当に推奨しているのは「一括投資を積み立てる」こと

当該記事で書かれている内容を有益に理解するとなれば、次のとおりです。

「手元にまとまった資金があれば、小分けして期間をとり分散投資するのではなく、一気に投資した方が良い。」

「投資期間が長いほど成績が良いので、はやく投資を始めること。そして投資元本のうち少しでも多くの分をできるだけ長い期間、市場に投じておくと、そのリターンは相対的に高くなる。」

少しでも高いリターンを狙う場合の積み立て投資のあるべき姿としては、余裕資金が出来た時点でその全額を一括して投資にまわす。またしばらくして余裕資金ができれば同様に即座に一括投資する。つまりは一括投資を繰り返して積み上げる「積み立て投資」が有効であるというわけです。

■海外資産の比率を高くしても心配ない

また資産の内外比率についても、「海外資産の割合が高い方が成績が良い」という、興味深いデータが紹介されています。

201703203_2

201703204

しかも上記データによるとリターンを左右するアセットアロケーションの肝は、株式と債券の比率よりも、資産の内外比率の方にあるとのこと。

たとえば為替の影響を心配する向きもありますが、たとえ円高局面で海外資産が目減りすることがあっても、長期間であれば一方で円安局面も迎えることもあり、トータルではイーブンであると言えます。(厳密に言えば総体としては徐々に円高の傾向もみられますがここでは割愛。)

そして世界の市場経済は長期的には成長軌道にのっているとなれば、その恩恵をしっかりとうけることができるというわけです。

■まとめ

サラリーマンをはじめとする一般の個人投資家が、投資を行う場合、WATANKOが上記にあげた、「余裕資金ができたら(リスク資産に振り分けられる分を特定したのち)直ちに全てを投資にまわす。」という行動をとっている人はたくさんいると思われます。

であるならばそういった個人投資家を後押しする当該記事のタイトルとしては「投資の勝率を上げるために、一括投資を長期間積み立てよ」あたりがふさわしいのではないでしょうか。

2017年3月13日 (月)

自分の資産運用のコストを「見える化」してみる@2017

Pig632116_6401

(コスト、見えてますか)

資産運用の成果は金融商品を購入・保有・売却して利益を得ることです。そのためこれらにかかわる費用は資産運用の成果を希求するにあたって障害となる存在ですので、なるべく抑えたいものです。

投資信託における費用とは主に信託報酬(%)で語られています。しかし個人の経済生活は何事も実際の金額で測られるもの。ではそれにならい、たまには資産運用のコストを金額で把握しておくことが、実態をより正しくとらえるために必要でありましょう。

ということでWATANKOは2年前に自分の資産運用のコストを「見える化」してみました。

関連記事
自分の資産運用のコストを「みえる化」してみる(2015/3/7)

試算結果を再掲します。

Notes)
1.金額単位は千円
2.年間コスト率について海外ETFは経費率、それ以外は実質コスト率(税込)

201703161

この時の試算ではリスク資産残高およそ85百万円に対して、年間コスト比率(保有商品の実質コスト比率の加重平均の結果)は0.48%と判明しました。金額に換算すると月額34千円、年額408千円のコストを支払っていることになります。

ちなみにアクティブ投信を購入した場合ですと3倍以上のコストがかかり、年額1,000千円を越えることになります。


■現在の資産運用コストはいくらであるか

あれから2年が経過し、資産運用コストはどう変わったか。再度集計してみました。

201703162

なおデータ及び算出方法については以下のブログ記事を参照させていただきました。
(当該ブロガーの皆様、ありがとうございます。)

参照記事

インデックス投資日記@川崎
低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2017年2月更新)

ますい画伯とインデックス投資?
主要インデックスファンド一覧

ひと手間くわえた積立投資で資産形成
国内ETFの実質コスト計算方法

結論から言うと、資産残高は85百万円から93百万円と+8百万円、1割近く増加したのに対して、年間コスト比率は0.48%から逆に0.43%と低下しました。

その結果、資産残高が増えたにもかかわらず、資産運用コストは年額で408千円に対して407千円とほぼ横這いとなりました。

年間コスト比率が引き下がった原因としては、ひとつには資産残高の増分8百万円のうち約5百万円を<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドが占めており、同投信の低いコストが寄与していることが挙げられます。

しかしもっと大きな原因としては、以前から保有している商品群(以下)が運用の年数を重ねるにつれて、運用が安定化し、軒並み実質コストが漸減してきたことが挙げられます。これもまた年間運用コストの抑制に寄与しました。

SMTやeMAXIS、Funds-iなど、ひと世代前のインデックス投信群は、信託報酬においてはニッセイ他に差をつけられているもの、実質コストがヒタヒタと低くなってきていることについては、“グッジョブ”と言っておきたいです。

■まとめ

投信のコスト把握においては、信託報酬だけでなく実質コストを把握すること。さらにそれが経年でどう変わるのかウオッチすることが重要だと改めて認識しました。

そして実質コストが年月を経ると低下するのであれば、それもまた長期バイ&ホールドのインセンティブになることは言うまでもないでしょう。

皆さんも、時折、手持ちの資産残高に対して支払っているコストの実額を試算してみて、その多寡を把握されてはいかがでしょうか。

さて資産運用コストについては、2年後に三度検証記事をUPする予定です。

その時には今よりもローコスト投信が占める割合が増えていると思われますので、合計の年間コスト比率はさらに引き下がることを期待しています。

2017年3月 1日 (水)

(続)インデックス投資が満9年、ブログ開設が満7年を迎えました

Adult1836445_960_7201

(よくも続いたもんだ。)

時に西暦2010年2月末

万年素人個人投資家WATANKOが綴る駄ブログ「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」がスタートしました。あれから今月末でちょうど満7年が経ちました。赤ん坊が生まれて小学校入学するまでの年月と同じです。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

元来飽きっぽいWATANKOが、よくもまあ7年間もブログを続けられたものだと我ながら感心します。実は多くのインデックス投資ブロガーと同様?にブログ記事を書くことは、インデックスファンドを用いた資産運用よりも遥かに時間がかかることなので、尚更です。

せっかく手間いらず、時間かからずのインデックス投資を選んだ個人投資家なのに、一方で時間を費やすブログをなぜ書いているのか。

それはブログというプラットフォームが、テーマはもちろん、分量も頻度も問われない自由な形式で発信できるセルフ・ジャーナリズムだからです。

もちろんながらそこには他者に対する誹謗中傷や、公序良俗に反する表現はNGですが、それを守れば、あとはそこには大いなる言論の海原が広がっているのです。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

WATANKOはインデックス投資を始めるようになって、素晴らしい諸先輩方のインデックス投資ブログを日々拝見してきました。

やがて2年近く経ってくると、インデックス投資に関して、小さいながらも自分自身の中に湧いてくる意見を発信してみたいという欲求にかられました。

インデックス投資についての記事は速報性、専門性等においては、先輩方ブロガーにはとてもかないませんが、自分なりのユニーク(固有)の意見なら言えます。

また業界情報を伝える際にも、この駄ブログでは「So What」の視点をなるべく盛り込むようにしています。(偉そうですみません)

そしてブログで綴る主張には「因果」をつけるようにしています。つまり原因と結果、主張と根拠をセットで語る事です。

根拠については客観的なデータである場合、自分の経験則に基づく場合、あるいは多くの伝聞から帰納的に導き出した場合など様々です。

あとブログのユニークを打ち出す意味においては、インデックス投資という個人投資家間における共通テーマ以外に、「自動車趣味」「不動産投資」という2つにテーマを添えています。

しかしながらインデックスファンドという流動資産を語るブログを標榜しているわりには、一方で自動車や不動産といった固定資産を語っているとは、なんともごった煮な感が否めないブログと言われてしまうかもしれません。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

WATANKOはブログをはじめてから5年くらいは、個人投資家の集まりなどオフ会にでることは想定していないスタンスでした。

しかしブログを続けてきているうちに、ブログを継続するモチベーションをもっと高めたいこと、皆さんに駄ブログながらもっと読んでもらえるような記事を書けるようになるためのヒントが欲しくなったことを理由に、2015年から徐々に個人投資家の皆さんとお会いできるイベントに出ることに方針転換しました。

その結果、これまで合計60名以上の個人投資家の方々(その多くが投信ブロガー)とお会いすることができました。

皆様の多くは30代から40代前半と、アラフィフのWATANKOより若い方々ですが、皆様の輪に入って、いろいろなお話をうかがえてきたことが大いに刺激となりました。

これまでイベントやオフ会でお会いした皆様、本当にありがとうございます。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

さて3月から「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」は8年目に突入です。

毎年、年度末は勤務先での仕事柄、極めて忙しいのですが、めげずに地味にブログ更新を続けていきます。また今年は不動産投資もリブートしますので、そちら関連の記事も昨年に比べれば、色々と書けそうな予感もします。

皆様の引き続きのご来訪をお待ち申し上げます。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「わたしからも一言いわせてもらっていいかしら。」

WATANKO「どうぞ、どうぞ」

妻ミサト「毎晩、駄ブログばかり書いていないで、早く寝なさい!」

WATANKO「・・・はい。(小学生のように反省)」

2017年2月28日 (火)

インデックス投資が満9年、ブログ開設が満7年を迎えました

Adult1836445_960_7201

(ここまで頑張れた。)


時に西暦2008年2月末

WATANKOのインデックス投資は、三菱UFJインデックスファンド225というインデックス投信を初めて買ったところからスタートしました。あれから今月末でちょうど満9年が経ちました。

■サラリーマン兼不動産投資家のWATANKO

WATANKOは首都圏にて働くどこにでもいる、ごく普通のサラリーマンです。しかし過去には勤務先が倒産しかけて大リストラを行いました。当時まだ30歳すぎのWATANKOもまた10%給与カット、ボーナスは半減という収入減に直面します。結婚して子どももできたばかりのWATANKOにとっては大変な痛手でした。

個人が経済面で勤務先の企業にのみ100%依存することの危うさを、身をもって知ることになります。

またその数年後には年老いた父に代わり、実家が営むいくつかの不動産物件の賃貸業を徐々に継承しました。しかしこれも賃料の値下げ要請や未払い、物件の破損、隣地所有者との諍いなど様々なトラブルが生じましたし、想定外の支出もかかりました。収支計画をしっかり立てて管理しないと手残りする利益もどんどん目減りするものです。

またサラリーマンを行う傍らで週末、不動産投資家を続けていくことは大変ですし、今もそれは続いています。

■インデックス投資による資産運用のスタート

マイホームや介護、相続の問題が概ね片付き、勤務先でのキャリアも巡航状態を迎えた時に、手持ちの余裕資金をもっと活用して利を得たいと考えるようになりした。そうなると金融商品の売買、証券投資に目が向きます。

しかし定期預金では利回りの水準がお話にならないくらい低いですし、かといって個別株やFXについては「いつ」「何を」買っていいか、その目を養える自信も時間もまったくといっていいほどありませんでした。

嗚呼、神様よ。決して欲はかき過ぎません。WATANKOが子どもの頃に定期預金で目にした4~5%の年間利回りで十分ですから、リスクを抑えてそれを達成できそうな投資方法はないものか。

WATANKOは当時このように資産運用の新しい道を探索していたところにインデックス投資と出会い、これを採用して現在に至っています。なお、勤務先にて確定拠出年金を導入したこともきっかけのひとつであります。

WATANKOの総合的な資産形成においては、勤務先(給与所得)の浮沈や不動産投資(賃料収入)にはどうにも拭い難いリスクが潜んでします。しかもこれらには多大な時間をとられることも頻繁です。

したがいこれら2つのリスク・手間がかかる稼得手段にさらにトッピングする第3の道として、リスクコントロールが行いやすく、手間が少ないインデックス投資がとてもよくマッチしています。

換言すれば勤務先(給与所得)の浮沈や不動産投資(賃料収入)のリスクがある以上、証券投資においては過度なリスクはとれないためインデックス投資を選んだということです。

■商品を売却した過去もあるけれど、現在はバイ&ホールドが定着

インデックス投資というと、インデックスファンドの積み立て購入、バイ&ホールドなどが模範的な手法でありましょう。

しかしWATANKOはここに至るまでにリーマンショックからの一時的な回復期を捉えて、一部のインデックス投信の「やれやれ売り」をやってきたり、証券優遇税制の終了にあわせて商品の売却と再購入、つまりはクロス取引を行ったりしました。

今思えばリターン面は大した効果はなく、メリットは保有商品の数を絞り込むことができたことくらいでした。

2014年にNISAがスタートして以降は、保有商品の売却はほとんど行っていません。

以下はこれまで9年間のインデックス投資の運用成果です。

2017022810

このグラフを見るたびに、インデックス投資が今や自分の資産運用手法として完全に定着していることを実感します。

■これからどんな展開になるか

WATANKOのインデックス投資による資産運用期間を当初20年間、2028年までと想定しています。あと11年間あるわけですが世界はどうかわるのか。

東京オリンピック以降、日本の景気はどう推移するのか。米国の大統領は少なくともあと2回は変わりますが、ロシアや中国の指導者は誰になっているのか。

日本の不動産市場はどうなっているのか。新興国はどれだけ発展するのか。日経平均株価やMSCI-KOKUSAI、ドル円の為替はどうなっているのか。

ウォーレン・バフェットはじめ偉大なるシニア投資家はみないなくなり、個人投資家達は誰の声を聴いているのか。

未来のことはわかりません。しかしWATANKOが、おそらくポートフォリオはかわりこそすれ、インデックス投資を続けていることはかなり高い確率で予想できます。

なぜならそれは自分の意思で決めた資産運用なのですから。

(つづく)

2017年2月19日 (日)

60歳で資産運用の期間満了-その時どうするか

Pocketwatch1637393_960_7201

(60歳になりました。さあ、どうする?)

WATANKOは今年50歳を迎えます。当初想定しているリスク金融商品による資産運用の期間満了は60歳なので、あと10年あまりとなります。

さてそれでは60歳になった時点でリスク資産による資産運用をどうするか。

だいぶまだ時間がありますが、ちょっと事前に整理してみます。

■【ケースA】60歳時点で資産運用の目標金額を達成した場合⇒リスク資産を全額売却

60歳時点で資産運用が目標金額を達成した場合、すべてのリスク金融商品を売却して国債の変動10に代表される無リスク資産に置き換えます。リスク資産よ、さようなら。あとは徐々に毎年、必要十分な金額を取り崩していくだけです。

長所)60歳以降で保有資産の元本割れを被ることはありません。
短所)60歳以降で保有資産を増やす機会はほとんどありません。ひたすら取り崩すだけですので、先々において資産残高に不安な面を残します。

長期に渡りリスク資産をバイ&ホールドしてきた身としては、これ以上、資産を増やすことをほぼ放棄することに対して、機会損失という印象を強く持つかもしれませんが、「目標はきっちりと達成した。何ごとも欲をかきすぎてはいけない。」との自制心もまた大事でしょう。

なおこの場合、60歳まであと数年とせまった際には、残りの運用期間が短期間となることを鑑みて、投信の積み立てを停止するかもしれません。わずか1~2年後に売却する予定の中でギリギリまで積み立てしても成果は薄く、リスクにあわないと考えるからです。

■【ケースB】60歳時点で資産運用の目標金額が未達の場合⇒リスク資産を保有継続、追って目標到達した時点で売却実行

60歳時点で資産運用が目標金額に未達の場合、しばらくバイ&ホールドを継続します。生活に必要な最低限の資金の分だけ取り崩して、あとは(取崩し分を控除したベースの)目標金額を達成した時点で全額を売却します。

長所)60歳以降も資産残高を増やす機会があります。
短所)長所の裏返し、すなわちリスク資産の更なる下落に直面するかもしれません。

WATANKOの場合、補足すれば60歳以降、最長70歳まではリスク資産の保有を許容できると考えています。リーマンショックからの立ち直りが4年程度かかったことを踏まえれば60歳時点で相場が大きく下落し、かなりの円高となっていても、60歳から先、10年間あれば、どこかで相場は一定レベルまで回復し、最低でも「やれやれ売り」くらいはできると予想しています。(甘いでしょうか。)

関連記事
個人投資家は投資のゲームセットを自分で決められる【Refrain 2014】

それに60歳以降の相場下落時に、追加投資(ナンピン買い)を行い保有資産の平均購入単価を引き下げるのも一手と考えています。もちろんながらここで投入できる追加投資は余裕資金の範囲内であることは言うまでもありません。

■【ケースC】60歳時点の資産運用の成果にかかわらず、引き続き余裕資金で積み立て投資、そしてバイ&ホールドを続行

60歳は単なる通過点。給与所得は無くなりますが、引き続き不動産賃貸業から得た余裕資金でもって積み立て投資を続行し、バイ&ホールドします。生活等のためにお金が必要になればその分だけ売却します。

長所、短所はケースBと同様ですが、ケースBがサッカーでいえば延長サドンデス方式であるのに対して、ケースCは延長戦をフルタイムこなすというわけです。

そして70歳になった時点で、成果のいかんにかかわらず強制的に終了です。

WATANKOは年金支給開始年齢を70歳に後ろ倒しすることを考えています。70歳になれば年金がもらえる(しかも65歳時点支給ケースよりも割増)ので、資産運用の成果が最後の最後でヘナクソに終わってもなんとかなるかなと楽観しています。

■まとめ

上記3つのケースをよくよく比べてみると、つまるところ資産運用のケースCで良いのかもしれません。

ところが実際にはこれに以下の変動要素が加わってくることになります。これら変動要素の影響によってはケースA、Bはおろか70歳未満で、資産運用の目標未達の状態であってもリスク資産を全額売却するかもしれません。

▼自分や家族の健康状態
▼不動産投資の状況
▼子どもたちへの資産継承のすすめ方
▼スーパーカーの購入・保有(←特に重要!)

そして最後に一つだけつけ加えるとすれば、3つ(4つ?)のケースのどれになるかは、60歳を迎えた時点での資産運用の成果や上記の変動要素の影響もさることながら、自分自身がその時に資産運用に対して興味・関心をどれだけ持ち続けているかにも左右されるでしょう。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「重要な変動要素がぬけているわ。」

WATANKO「はいはい、『妻に対する夫の愛情』ですね?」

妻ミサト「いーえ、私名義の資産残高よ。60歳時点で目標到達しているかしら。」

WATANKO「!!!(ストレートすぎる)」

2017年2月 4日 (土)

今、自分が29歳なら資産形成をどうするか

【2月3日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

76,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

35,054千円

■損益率

46.1%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

A0003_001911

(WATANKO、29歳)


さてWATANKOは現在アラフィフ(49歳)、今年はジャストフィフ(50歳)になろうかというオジサンです。(当人いわく気持ちはいつも20代ですが。)

ところでもしもWATANKOがインデックス投資を知り、現在のリスク金融商品とサービスが揃っている環境下であと20歳若かったから、どうやって資産形成を行っていたか。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

20年前の29歳の頃のWATANKOの金融リテラシーはレベル0でした。

せいぜい、「複利効果というのはとても素晴らしい。(=借金の利息が雪ダルマのように膨れるので恐ろしい)」とか、「外貨預金は金利に対して為替変動が大きく、割に合わない商品だ」という意識をもっていた程度です。

「投資信託?なにそれ?美味しいの?」という状態です。

そんなWATANKOはひたすら「給与天引きに勝る貯蓄無し」という愚直さのもとに、勤務先が提携する信託銀行が提供する一般財形貯蓄をつかって資産形成を行っていました。

具体的には給与とボーナスから年間1,000千円以上を天引きして一般財形貯蓄に投入です。半年毎についた利息はそのまま自動的に再投資され、複利効果を生み出していました。

しかし複利効果といっても、もともとの利息が微々たるレベルでしたので、その複利効果もまた元本に比べれば微々たるレベルでしかありませんでした。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

さて、もし今のWATANKOが29歳であったなら、以降、どのような資産形成を行っていくでしょうか。金融リテラシーのレベルは20年前に比べればまあまあ上がっており(本当か)、インデックス投資を知っています。

市井の個人が長期間、積み立て投資を行うためのビークルとして、現在は多くのアセットクラスでそれぞれ安価なインデックスファンドが揃っています。

加えてネット証券がサービスを充実させているため商品の購入・保有・売却における利便性もあります。国も税制優遇措置を儲けていて投資のインセンティブを提示しています。

個人の資産形成を促進させる環境がこれだけととのっている時代です。

WATANKO@29歳であれば、しっかり節約に励んで年間の平均貯蓄額1,000千円を確保。

ここまでは20年前と同じです。さてここからですが、今のWATANKOであれば、これを普通預金200千円、国債に400千円、積み立てNISA枠でインデックス投資に400千円それぞれ振り分けます。

積み立てNISA枠400千円を使って毎月20千円、年2回のボーナス時にそれぞれ80千円のインデックス投信を購入します。諸々手間がかかり、かつ定額購入がしにくいETFは避けます。アセットアロケーションは日本株式:先進国株式:新興国株式=1:2:1。

年間平均貯蓄額1,000千円×30年=30,000千円。30,000千円+退職金20,000千円=50,000千円。これにNISA枠を用いた投資のリターンを数百万円上乗せすることが期待できます。これは信託銀行が提供する一般財形貯蓄ではとうてい望むべくもない状況です。

実際には年を重ねると年間貯蓄額をもっと増やすこと(=投資にまわす金額も増えて、リターン増も期待できること)が出来るかもしれません。または逆に住居費や教育費の負担が重くて貯蓄できる金額が減ったり、退職金がそれほど貰えなかったりするかもしれません。

しかし上記のような貯蓄額の変動はあるも、市井の大卒サラリーマンのひとりとしてコツコツとリスク商品を用いた投資に励み、その恩恵を享受することが期待できそうです。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

20年前と現在とでは、身に付けている金融リテラシーの違い、そしてリスク金融商品を取り巻く環境の違いでもって資産形成の方法がこうも異なります。

唯一共通しているのは、どちらもほったらかしな手法であることくらいです。

十分な金融リテラリーを持ち得ており、かつインデックス投資を行う環境が整っている30歳前後あるいはもっと若い年代の人達の皆さんは、20年前のWATANKOよりも「お金を使ってお金を稼ぐ」ことが期待できるでしょう。

そんな皆さんをちょっぴり羨ましく思うWATANKOでありました。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「そんなに若い人が羨ましいなら、自分にも出来ることがあるでしょう?」

WATANKO「???」

妻ミサト「長男(20歳)に金融リテラシーをつけさせるとか。」

WATANKO「その手がありました!!!」

2017年1月29日 (日)

【一部改題】集中投資の損失はすごろくで振り出しに戻る感が半端ない

Headache1910644_960_7201

(ああ、私は一体いつになったら儲けられるのだろうか。)

相互リンクいただいております著名なインデックス投資ブログにて興味深い記事を拝見しました。

参照記事
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー
肉食系アクティブ投資女子がピンチ!


記事によると、ブログ管理人の水瀬ケンイチさんの勤務先の知人がレバレッジをかけて個別株を空売りしたものの、目論見が外れて大きな損失を被っている様子が紹介されています。

上記記事に出てくる個人にとって、このレバレッジをかけた個別株の空売り分が、当人の投資金額全体の中でどれくらいのウェイトを占めているのかわかりませんが、記事から伝わる様子では決して少なくないと推察されます。

WATANKOはこの手の話を聞くたびに、個別株に代表される集中投資で損失を発生させると、それはあたかもすごろくでいえばまた振り出しに戻ったかのようであり、そこには徒労感だけを感じます。

■中小の勝利の積み重ねが1つの大敗北ですべて帳消しになる投資

個別株でもFXでもよいのですが、それらのビークルを用いて投資を始めた場合の展開を想像してみましょう。

当初は慎重な行動をとり、中小規模の成功を収めながら経験値を積んでいく。やがて自分の中に成功の実績とともに少しずつ自信がついてくる。すると投資の成功をたくさん手に入れたくなる、早く手に入れたくなる。そこで大きな相場や為替の上下動の動きを予想して、大きくベットする。

しかしそこでしくじれば被る損失は大きく、それまでの中小規模の成功でおさめた資産を吹き飛ばしてしまう。いや吹き飛ばすだけならまだしも、さらなる損失を食らってしまう。

それはあたかもすごろくでコツコツと駒を進めていたところへ、大きなペナルティをくらい振り出しに戻ってしまったかのようです。これまでかけてきた時間と手間は無駄となり、資産形成ではX年前に戻ってハイ、やり直しというわけです。

中小の勝利の積み重ねが1つの大敗北ですべて帳消しになる投資。これを繰り返していてはいつまで経っても資産は増やせま

「一体、私の資産運用はいつになったらゴールにたどり着けるのだろうか。いやそもそも現時点でどれくらいのところまで到達したのか、それすらもわからない。」


■長い時間と忍耐をかけて焦ることなく資産を増やす投資

WATANKOは投資のビークルとして個別株を完全否定しているわけではありません。ただ成功を収める難しさの前に、時間と労力をかける気がおきないだけであります。

WATANKOのような市井の個人投資家が取り組むことができるスタイルとしては、続けられる範囲内で節約を行い、蓄えた資金でもってリスク許容量の範囲内で投資を行う。長い時間と忍耐をかけて焦ることなく資産を徐々に、着実に増やす。マラソンのようなスタイルです。

そこには鮮やかなる逆転劇や、胸のすくようなカタルシスなんかありません。高額な宝くじにあたったような幸運も伴っていません。地道ながらも止まることなく走り続けるだけです。

WATATNKOはインデックス投資を約9年続けています。9年の間、余裕資金でインデックスファンドをバイ&ホールドして資産を積み上げてきました。そこには自分の資産が9年前から着実に増えている様子がわかります。そこに逆戻りはありません。

201612204

もうひとつ、おまけに確定拠出年金の分も貼っておきましょう。

201612317


■もしも相談をうけたならば

集中投資でいっとき儲けたと思えば、次には損をする。それを繰り返している結果、資産形成においては、いつも同じステージをぐるぐる回っているだけで時間と労力の消耗戦をしている。

自分の周囲にそんな友人がいて、彼からアドバイスを求められたら、上記の図表をみせてコツコツと投資をするスタイルの意義を伝えたいと思います。

勿論、当人にインデックス投資を強制するつもりはありません。WATANKOは彼の投資の結果に対して責任を負えませんから、当人が最終的な判断を下すことになります。

(あとがきにかえて)

そういえば今月発売された日経マネーには、株式投資でン億円も儲けた個人投資家がたんまりと紹介されています。個別株で投資を続ける個人は彼らに憧れ、彼らを目指しつづけるのか。それが果たして見果てぬ夢とならなければよいのですが。

2017年1月21日 (土)

SBI証券の投信マイレージが低コストなインデックス投信にも適用-競合は商品・サービスの向上につながる

Business1839191__3401

(SBI証券、グッジョブ!)

WATANKOは投信信託の積み立て購入にSBI証券を利用しています。その理由のひとつに投信マイレージと称する投資信託の保有額に応じたポイントサービスがあげられます。

投信マイレージは投信の月平均保有額が10百万円未満なら0.1%、10百万円以上なら0.2%のポイントが付与されます。(いずれも年率)さらにSBIカードを利用することにより20%アップ、つまり0.1%→0.12%、0.2%→0.24%となります。(WATANKOの投信保有にもSBIカードを利用して0.24%が適用されています。ごっつあんです。)

ただしここ数年登場した信託報酬が0.2%から0.3%台の低コストなインデックス投信(以下、低コスト投信)の場合、投信マイレージの対象外となっていました。売り手からすれば低マージンでありますので、対象外は致し方ないところでした。

それが本年2月1日より、低コスト投信に対しても投信マイレージが適用されることになります。以下のSBI証券のお知らせをご参照ください。

参照サイト
【2/1(水)より】投信マイレージがリニューアル!ポイントが貯まりやすくなります!

さらに上記サービスをわかりやすく解説したブログ記事をひとつ紹介致します。

1億円を貯めてみよう!chapter 2
SBI証券の投信マイレージサービスがリニューアルで大幅改善に【2月1日から】

まずはSBI証券、グッジョブです。

■最近の販売で注目される低コスト投信

SBI証券にとっておそらく最大のライバルは楽天証券でありましょう。その楽天証券が低コスト投信にもポイントサービスを適用しているのに対して、SBI証券ではこれまで低コスト投信にはポイントサービス(投信マイレージ)の対象外としてきました。

それが今回、低コスト投信にもポイントサービスを適用するようになったのはなぜでしょうか。

WATANKOのような部外者からは詳しい実績はうかがい知れませんが、そこには低コスト投信の販売の伸び率が上昇してきたこと、インデックス投信の販売シェアでは低コスト投信がメインとなっている事実があるのではないかと推測できます。

ネット証券でインデックス投信を積み立て購入する個人投資家は、SMTシリーズやeMAXISシリーズはパッタリと買わなくなり、代わりにニッセイ、たわら、三井住友DC、iFreeといった低コスト投信がもっぱら購入される。そのような実態が透けて見えてくるようです。

そこでSBI証券は低コスト商品という売れ筋商品の販売に適用するサービスにて、楽天証券に劣後している事実がだんだんと無視できなくなってきた。よって今回の投信マイレージの適用に至ったのではないでしょうか。

ただし低コスト投信はもともと低マージンですので、その他の投信に比べてポイントの付与率は少ないです。それであってもそこにはSBI証券の低コスト投信に対する注目度と競合他社を意識したマーケティングが見えてきます。

■SBI証券ユーザーのWATANKOが楽天証券に期待!?

消費者・ユーザーにとって企業が提供する商品・サービスがよりよいものになるためには適正な競争環境が欠かせません。

その意味からすれば、WATANKOは楽天証券を利用していませんし、現時点では新規利用する予定はありませんが、その存在と提供するサービスには大いに期待しています。

楽天証券のサービスが向上すると、競合するSBI証券のサービスも向上が期待できるからです。

今回の件も、楽天証券との低コスト投信の販売競争がより激しくなれば、低コスト投信に適用される低いポイント付与率がやがてはUPされるかもしれません。

そんな将来展開も期待しながら、WATANKOはコツコツと積み立て投資を続けていきます。

関連記事
頑張れ、楽天証券その他のネット証券のみなさん(2015/4/27)

やめられないSBI証券の投信マイレージサービス(2013/12/30)

2017年1月13日 (金)

新興国株式クラスは不要なのか-アセットクラスの流行り廃り

インデックスファンドを用いた国際分散投資を実践されている個人投資家諸氏の中には最近、「新興国株式クラスはパフォーマンスが劣っているので、ポートフォリオに加える必要はない」という方針転換のもと、新興国クラスのウェイトを引き下げようとする方が散見されます。

ここでWATANKOはどこかのシンクタンクのマクロ経済のレポートなんぞをかき集め、引用してきて「ほら、新興国はまだまだこれから経済成長する。投資対象としてふさわしい。」など口角泡を飛ばして説得するつもりはありません。

ただちょっとだけ昔の話を書き留めておきましょう。

■ひと昔前、新興国株式は逞しかった

時に西暦2010年12月末。

前年秋に発生したリーマン・ショックのダメージを引きずりながら他の個人投資家同様、WATANKOのポートフォリオもまたほとんどのアセットクラスで評価損を抱える状態が続いていました。

そんな中にあって他のアセットクラスよりもいち早くリーマン・ショックの相場下落から回復してきたのが新興国株式クラスとREITでした。

2010年12月末の運用状況は以下のとおりです。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは81.26円/$です。
◆赤字は現在、積立中の商品です。
◆野村MRFの評価益には、他の商品の購入資金をネット証券口座に一時プールしていた期間における利回り分も含まれています。
◆評価記号の内容は以下です。
◎:+15.0%~
○:+ 5.0%~+15.0%
△:+ 5.0%~▲ 5.0%
▲:▲ 5.0%~▲15.0%
×:▲15.5%~

201012311_2


日本や先進国クラスが軒並み評価損を抱え続ける中、円高水準にあったにもかかわらず、新興国株式クラスは評価益を得ており、REITとあわせてポートトフォリオをどうにか黒字にしてくれました。

一筋の光明としてWATANKOのポートフォリオを照らしてくれていたのです。

不況からいち早く回復した新興国クラスの逞しさがありがたく、「究極シンプルなポートフォリオとして新興国株式+無リスク資産としての国債で十分じゃないか」とすら当時考えたくらいです。

一方で先進国株式なぞ成長鈍化がすすみ、しばらくは回復しないだろうなどと悲観したりもしました。


■アセットクラスの流行り廃り

さてしばらくポートフォリオの評価益の源泉の中心にいた新興国株式クラスですが、2013年後半頃から伸び悩み、以降、ズルズルと低迷が続いています。

この3~4年の値動きをみて新興国株式クラスの保有に嫌気した個人投資家が出てきたとういうことでしょうか。

今回の新興国株式クラスだけでなく、かつてリーマン・ショックに始まりアベノミクスを迎えるまでの期間中は「日本経済はこれから全体として成長しない。だから日本株式クラスをインデックス投資の対象にするのはふさわしくない。したがい上場株のうち、自分の選球眼でもってアクティブ運用していくほかない。」という主張に出くわしたインデックス投資家のブログ記事を何度も目にしました。

いまにおいては上記のような主張を真正面からぶつけてくるブログやWeb記事はだいぶみかけなくなりました。

わずか数年の相場変動で、かくもアセットクラスの流行り廃りがあるものです。

■リスクをとりすぎていると感じたらまた分散投資へ

ここで基本に立ち返ってみると、おそらくインデックス投資を実践されている個人投資家の方々はほぼ皆さんが分散投資を行っていると思われます。

分散投資の意義はリスクコントロールにありますが、一方で投資先クラスを分散させていることはすなわち非効率であるという側面があります。

なぜなら相対的にパフォーマンスが劣るアセットクラスを抱えることになるわけで、投資パフォーマンスの点からすれば成績が良いアセットクラスに特化した方が効率がよいからです。(それが事前にわかるかどうかという点はここではちょっと横においておくとして。)

インデックス投資とは相場の変動を受けいれつつ、長期でじっくりと相場が上向いていくことを期待するわけですが、一定期間投資を続けてくると待ちきれずに、もっと大きな成果を出したい、早く出したいとすこしばかり焦ってくる人がでてきてもおかしくありません。

そのために各アセットクラスの中から、足元の過去平均リターンの良いものに特化しよという発想もでてくるでしょう。

ただし相場の変動をいちいちトレースして、アセットクラスの取捨選択にまで展開してしまうことには注意が必要です。

いつのまにか分散投資の狙いから外れ、ご自身でも思いがけない集中投資にベクトルが向いていないでしょうか。

まあ、いっとき山っ気だしてアセットクラスを絞ってみて、思いのほかパフォーマンスがあがらず、リスクばかりに振り回されていると感じたら、その時にはひっそりとまた分散度合いを高める方向に戻ってくればよろしいかと考えます。

2017年1月11日 (水)

2017年の投資計画

【1月6日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

76,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

36,293千円

■損益率

47.8%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

A0003_001820

(よし、今年はこれに投資するゾ←毎年同じ)

さて2017年のWATANKOの投資計画であります。基本はこれまでと同じです。

日本株式、先進国株式、新興国株式のアセットクラスを対象にそれぞれ余裕資金から毎月積み立て投資を行います。対象商品と積み立て金額は次のとおりです。

●日本株式
ニッセイ日経225インデックスファンド
 100千円/月

●先進国株式
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
 300千円/月

●新興国株式
野村インデックスファンド・新興国株式(Funds-i)
 100千円/月 <NISA>

合計3クラスで500千円/月です。昨年は400千円/月でしたから100千円/月のUPです。

理由は投資待機資金がだいぶ厚くなってきましたので、もう少しリス久オンするゆとりができてきたからです。

もしも1年後も相場と為替が現状の水準ならさらに月次の積み立て投資を増やして行きます。さらには何年後かわかりませんし、読みもしませんが、相場暴落が起きればさらに金額を増やします。

なおWATANKOのリスク許容量は元本の▲50%迄です。現在の投資元本は76,000千円ですからその半額38,000千円まで評価損益込みの運用総額が減少した場合、WATANKOはリスク商品による資産運用から退場します。

現在の運用総額は110,000千円なのでこれが38,000千円まで減少するとなると▲65%という水準です。

ちなみにそこまでリスクをとれるのであれば個別株投資でもって数倍どころか数十倍の資産UPをねらうのはどうかという見方もあります。

しかしながらWATANKOは候補先企業が開示する有価証券報告書や事業報告書、企業のHPやプレスリリース、その他関連ニュース程度の情報で投資先企業を選定できるほどの選球眼を持ち合わせてはおりませんし、投資にそれほどのインテリジェンスと時間をかける意欲も湧いてきません。

その分はサラリーマンの本業と家族のために時間をかけたいというのが本心であります。

さらには不動産賃貸業として家業も営んでおり、そこに潜在する事業リスクにも常に晒されています。そのため証券投資においてはせいぜい市場平均を求める程度にとどめておきたいというバランス感覚もあります。

以上の本心にマッチした投資方法としてインデックス投資が自分にはちょうどあっています。

インデックス投資を続けているブロガーの皆さんの中には、さらに大きな成果を、もっと早く達成したいという欲求が高まってきた人もいるようで、投資先のアセットを近年のリターンの良いものに絞り込んだり、タイミング投資の指向を強めたり(現行のNISAもまたそれを助長しています。)、サテライト投資をあれこれはじめたりといろいろな方をみかけるようになりました。

もしも彼らがインデックス投資の意義を理解し、その有用性をいまだに認知しているのならば、あまり寄り道しすぎてヘタな火傷を負われないことをお祈りいたします。

より以前の記事一覧

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

応援クリックいただけるとありがたく

参考ブログ&サイト

にほんブログ村

  • 記事紹介