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2019年7月 8日 (月)

インデックス投資ナイト2019に参加しました-若者も女子もたくさん参加

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(個性あふれんばかりの登壇者の皆様方)

インデックス投資家にとって恒例の夏フェス、チケットの入手困難さは嵐のコンサート並み?といわれるインデックス投資ナイト2019に参加してきました。

 

WATANKOはこれで5年連続5回目の参加となります。会場は2年前から渋谷に移りましたのでそれ以前よりも断然行きやすくなりました。渋谷開催は今年で3回目になるので場所もすっかり覚えました。

以前は迷って遅れるといけないので時間に余裕をもって早めについたため、近くにあったラーメン日高屋(チェーン店はどんな一等地に立っていても値段は変わらないのがメリット)で軽く腹ごしらえをしたことは内緒のエピソード1です。

 

さて今年のプログラムとWATANKOが各々について印象に残ったことをあげてみます。

 

■第1部 「インデックス投資の生みの親 John C. Bogle氏追悼」

 

今年1月に逝去されたインデックスファンドの父でありバンガードの創設者の一人、ジョン・C・ボーグル氏の生涯を振り返り、個人の資産運用にもたらした変革などを登壇者が語ります。

 

<登壇者>

・塚本俊太郎氏(バンガード・インベストメンツ・ジャパン 投資戦略部長)

・今井利友氏(総務企画局 政策課 総合政策室 金融税制調整官)

・田村正之氏(日本経済新聞社 編集委員兼紙面解説委員)

・水瀬ケンイチ氏(インデックス投資ブロガー)

・司会 イーノ・ジュンイチ氏

 

ボーグル氏の生涯の振り返りの中で、同氏の数々の名言が紹介されました。中には低コストで広く分散されたインデックスファンドをバイ&ホールドすることの意義を唱えたものがあります。半世紀近く前からインデックス投資の価値を唱え続け、今でもそれは生きた教えとなっています。おそらく数十年後においてもボーグル氏が残した名言は廃れることはなく個人投資家にとって意義あるものであり続けるでしょう。

 

また積み立てNISAの対象商品が準拠するインデックスの中には「FTSE Global All Cap Index」「CRSP U.S. Total Market Index」が含まれています。当初は対象インデックスの中にはありませんでしたが、今井氏がインデックス・ファンドを初めてつくり、これを広めたボーグルの功績を尊重し、この2つの指数を追加採用したとのこと。

日本の積み立てNISAにそのような米国の魂が宿っていることにWATANKOはちょっと驚きました。

 

■第2部 投資ブロガー座談会「若手投資ブロガーさん、集まれ!!」

 

若手投資ブロガー4名が投資やブログについて語る座談会です。

 

<登壇者>

・シオイ氏(投資ブロガー)

・青井ノボル氏(投資ブロガー)

・柴崎シュンスケ氏(投資ブロガー)

・ザリガニ氏(投資ブロガー)

・司会 カン・チュンド氏(しんようFPオフィス)

 

壇上はさながら仮面舞踏会。数は少年隊よりも1人多いけれども、皆さんまず外見からしてなかなかに個性を出していました。

皆さんのお話を聞くと、どなたもWATANKOが投資(=インデックス投資)を始めた40歳よりもずっと若いうちから家計管理をしっかりと行い、堅実な投資に着手している方々ばかりです。

 

来年もまた新しい投資ブロガーが登壇されると、このイベントも新味が保てて良いのではないかと思います。

 

■第3部 ゲスト座談会「なぜインデックス投資は広まらないのか?日本のインデックス投資の未来

 

税制優遇や低コスト商品が登場しつつも、インデックス投資の広がりは大勢とはいえず。インデックス投資はなぜ広まらないのか。これをテーマとした各人による討論会です。

 

<登壇者>

・山崎元氏(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員)

・柴山和久氏(ウェルスナビ代表取締役)

・虫とり小僧氏(投資ブロガー)

・司会 ASK

 

当日の対話内容については当初のテーマは割と置き去りにされ(笑)、登壇者の個性を緩やかにぶつけあう流れでありました。山崎氏はいつもどおり安定のアクティブダメ節。虫とり小僧さんはいつものツッコミをやりつつバランス取りの役目も担っていました。

そして今回初登壇であったウェルスナビの柴山氏がやはり印象的でした。WATANKOは柴山氏の話を聞くのは初めてでしたが、同氏のスタンスを一言で言えば長期分散投資、インデックス投資の慈愛に満ちた印象です。商品は何でもよいからとにかくインデックス投資を続けてほしいし、これを広めたいとあらゆるインデック投資家のタイプを包み込む温かい言葉で語る方でした。

 

やはり若手同様に新登壇者はこのイベントの大いなる魅力であります。

 

■まとめ

 

WATANKOは今年1月の「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」の表彰式ならびに懇親会を、開催日直前になってインフルエンザに罹患したため欠席してしまいました。ですから今年のインデックス投資ナイト2019は是非参加したかったです。

 

今年の参加者については、また一段と若者と女子が増えた印象でした。WATANKOがご挨拶をさせていただきました方々の中には学生の方もいました。皆さん、若い時から実に賢くて偉い方々です。素晴らしい。

加えて女子の人数もかなり多く見かけました。5年前にWATANKOが初めて参加した時はカップルで参加している男女をみかけるのが精々であった記憶ですが、近年は女子がみるみる増えた感があります。

 

会場に集まった個人投資家の方々の中には、WATANKOが知っている方だけでも数十人はお見かけしました。限られた時間内で全ての方々に挨拶してまわるには限界があります。それでも皆さん、とても元気な様子である(このイベントに来ているくらいだから、おそらく投資も続けているであろう)ことにちょっと安堵しました。長期投資は退屈な旅です。こうした刺激が年1回くらいあっても良いですね。

さらには普段ツイッターでやり取りをしていたり、ブログを拝見している方々に対して新たにお会いしてご挨拶ができたことも嬉しかったです。とりわけ首都圏以外の地域から来られた方々とお会いできるのは貴重でありました。

ちなみに普段ツイッターでやりとりをやっていると、いざ対面した時でも(WATANKOは)距離感ゼロで会話できる感じします。これぞSNSとオフ会の正にシナジー効果であります。

 

結局、数十枚もってきたブロガー名刺が尽きてしまうほど新しいご挨拶をさせてもらうことができました。皆様、ありがとうございます。

 

(あとがきにかえて)

さて、今年の本イベント参加にてWATANKO個人にとって特筆すべき事態がありました。WATANKOが会場入りした後、檀上の方を向いて座ることができる席はないものかとウロウロしていたところ、知り合いの素敵女子ブロガーに声を掛けていただきまして隣に座らせてもらいました。するとそこはみると左右対面ほぼすべて素敵女子ばかり。マジか。参加5年目にしてこの快挙!といそいそと素敵女子たちに愛嬌を振り撒く駄ブロガーでありました。

当日、ご一緒させていただきました素敵女子の方々をヘタ絵ですが以下に描いてみました。皆さま、ありがとうございました!!

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妻ミサト「・・・・・随分と楽しかったようね・・・。」

 

WATANKO「!!!」

2019年6月29日 (土)

コスト感覚がひしひしと伝わった三菱UFJ国際投信ブロガーミーティングに参加しました@2019年6月

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(インデックス運用の現場を見てきました。)

WATANKOは先日、三菱UFJ国際投信(以下、MUKAM)が開催するブロガーミーティングに参加しました。前回開催に続いての参加であります。

その内容詳細については、いきなりですが相互リンクいただいております青井ノボルさんのブログ記事をご紹介させていただきます。

参照記事

インデックス投資で長期縦走へ

三菱UFJ国際投信の運用現場見学付きブロガーミーティングに参加

 

■ファンド・マネージャーによるインデックス運用の実務紹介

今回のプログラムの中での目玉はMUKAMのファンド・マネージャーによるインデックス運用の実務的な紹介と運用現場の見学であります。お話の聞き手役はカン・チュンド氏です。

お二人の対話を通して、ファンド・マネージャーを含めたインデックス運用を行う担当部署の仕事の流れ、インデックスに合わせるためのテクニックが披露されました。併せてその流れの中でインデックス運用について、例えば完全法と最適化法の違い、ファンドにかかる費用の内訳といった基礎知識やその他費用のファンド間比較の限界などの見識もわかりやすく説明され有益でした。

 

さらにはファンド・マネージャーの諸々の説明からはコストセーブにつながる様々な手法もまた紹介されました。

コストセーブの要素のひとつには商品の調達面がありますが、そこでの基本は大量取引と早期取引です。小売業や製造業と同様に金融業でもここを徹底していること、様々な手段を都度、臨機応変に活用することで1取引ではほんのわずかでしかないコストセーブを、何十倍、何百倍、何千倍にも膨らましている様子がうかがえました。

ファンド・マネージャーはコストを下げるのは運用の成果としてはっきりと出るので、それがインデックス運用をやっている充実感と最後に述べられていました。

その感覚は例えば生活固定費を抑えようとSIMフリーのスマホに切り変えてコストセーブする賢明な節約家兼投資家に通じるものがあります。

「投資先が値上がればよかろうなのだあああ~~」というアクティブ運用とは異なり、インデックス運用のファンド・マネージャーは自身でマネージできる領域で徹底したプロの仕事を行っているわけです。

 

なお当日の配布資料についてはMUKAMのHPに掲載されるとのことなので、是非チェックしてみてください。これだけでも超オススメです。

 

■運用現場の見学

お二人による対話のあとに現場見学が行われました。これは例えるならWATANKOのような自動車好きが工場の中で自動車が作られる工程を実際に見学するがごとく、インデックス投信の保有者であれば、自分の保有資産の品質が日々どうやって保たれているかを覗き見ることができる貴重な機会です。

MUKAMのオフィスは有楽町から丸の内にかけて広がる三菱村のビル街の一角にあることから、その現場はあたかも東証の写真のような最新のガラスリッチで電光掲示と各種サインに囲まれた煌びやかな現場を想像していました。こんな感じです。

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しかし実際に覗いてみるとオフィスのビジュアルは三菱村の中で古くて賃料が安いビルに入居しているためか天井高は低く、採光も普通です。机と机のスパンも普通。単価の高い什器を使っている様子もみられません。中堅IT企業の仕事場のようにPCのモニタや筐体が沢山並んでおり、一部にはやや乱雑な印象さえあります。

ガイドにしたがいトレーディング、国内株式、海外株式の担当者のデスクを囲んで実務の様子を紹介してもらいました。各種データのモニタリングのための専用端末も一部ありましたが、彼らが使っているのはもっぱらマクロをたっぷり組み込んだExcel。複数人で同じ業務をチェックすることでミスを防止しているとのことです。

インデックス運用の担当部の人員は25名。この規模であれば専用の大規模な業務基幹システムなどは不要でしょうし、先のファンド・マネージャーの説明に加えて、ここでもコストも抑えられたオペレーションだと感じました。

 

■まとめ

MUKAMのブロガーミーティングは1回あたりの参加者規模が二十数名と限られています。今回のテーマは今後とも定期的に開催いただいて一人でも多くのインデックス投資家にファンド・マネージャーのプロフェッショナルに触れてもらうことはインデックス・ファンドのバイ&ホールドにプラスになると強く感じます。

また個人投資家にとってもこの種のミーティングは書籍やwebでは知り得ない情報に触れることが出来たり、自分の意見や質問をぶつけてみたり、はたまた参加者同士の交流のきっかけにもつながったりと刺激が盛り沢山です。まだ未経験の方はどうぞご参加を検討されてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

2019年6月 9日 (日)

インデックス投資ナイト2019のチケットを入手

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(今年も参加させていただきます!)

冬の「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year」と並んでインデックス個人投資家の夏の祭典である「インデックス投資ナイト」が今年も開催されます。

インデックス投資ナイト2019(公式サイト)

 

個人投資家有志によるボランタリーなこのイベントは大変貴重です。なぜなら商業ベースに縛られない内容構成であり、そこには金融機関が手数料をたんまり取れる商品の宣伝などは一切出てきません。個人投資家が同じ個人投資家のためになる情報と交流のために開催する本音ベースのイベントだからです。

WATANKOは以前オフ会などの直接交流するイベントには消極的でしたが、数年前から考えを改めまして、機会があれば参加するようになりました。

関連記事

インデックス投資ナイト2018のチケットを入手-投資のイベントに参加するようになった理由(2018/6/16

 

さてこのイベントは例年人気が高くてチケットは発売開始と同時に即完売してしまいます。WATANKOは毎年、地元の地方都市の住宅街にあるファミリーマートの店頭端末から申し込みをしています。運が良いことに今年もチケットが取れました。WATANKOは子どもの頃からクジ運が悪い記憶しかないのですが、ホント、このイベントについては毎年買うことができて幸運です。

公開されたプログラムをみると、今年はこの駄ブログでも相互リンクいただいておりますシオイさん(お気楽インデックス投資ジャーニー)、青井ノボルさん(インデックス投資で長期縦走へ)ら若手ブロガーによる座談会が新味あるイベントです。他の登壇者の方々も含めまして壇上でのハプニング、不規則発言(笑)を楽しみにしています。

WATANKOは普段、ブログ記事やツイートを拝見している方々にひとりでも多くご挨拶を申し上げつつ、皆様の投資の考えや普段の悲喜こもごもな投資の話題に触れたりするなどして楽しく過ごしたいと思います。

なかでも関西や北海道などから来られる個人投資家ともお会いできる貴重な機会でもあります。これもまたありがたいことです。

なお会場で相席となった方々にむけて、WATANKOからはそうですね、ブログには書いていない不動産の話題でも披露しましょうか。会話の流れにもよりますが。

 

なおツイッターを眺めていると当日はこのイベントがトリガーとなって、開催前の時間帯をつかった0次会やお茶会が設けられたり、またはチケットが取れなかった人たちが集まりイベントと同時刻に裏オフ会が行われる等、個人投資家の交流がインデックス投資ナイトに収まらずさらに厚くなったり広がったりというムーブメントも見えております。

まさにインフニティ(∞)オフ会の様相

WATANKOもまたこの記事を書いているうちに段々と楽しい気分が湧いてきました。子どもが遠足の日を楽しみに待つように76日を楽しみにしつつ、明日も仕事を頑張ることにします。

 

  

2019年4月21日 (日)

プレスリリース2件と共に開かれた三菱UFJ国際投信ブロガーミーティングに参加しました@2019年4月

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(肝心なレポが抜けております。)

 

WATANKOは先日、三菱UFJ国際投信(以下、三菱)が開催するブロガーミーティングに参加しました。参加は今回で3回目になります。

 

今回のミーティングの参加者募集にあたって三菱からあらかじめ開示されていたテーマは「商品性の変更」とあるだけで、事実上の非開示でありました。

 

これをみてWATANKOは三菱のブロガーミーティングも定期的な開催が続き、最近はネタ切れになったのか。三菱にとってただのルーティン・ワークになったのか。今回のテーマがマイナーなので、事前にオープンにするとブロガーが集まらないと危惧しているのか。などと色々邪推しながら当日を迎えました。

 

ところがネタを明かすと今回のテーマのメインは当日開示したプレスリリース2件でありました。

 

1.ベンチマークの「配当込み指数」への変更について

 

⇒インデックスファンドにおいて採用するベンチマークにつき、配当を含まない指数から配当を含む指数へと変更するとのことです。ただし収益分配金の払い出しが必須となっているETFについては適用外とのこと。

 

今までは配当を含まない指数を採用しているためトラッキングエラーの乖離がファンドそのもの運用の巧拙なのか、配当分に起因するのか把握ができずファンドの評価が悩ましかったです。

 

この点は従来より著名な個人投資家ブロガーからも指摘されており、配当除く指数を採用するファンドは配当込み指数を採用するファンドに比べ、1ランクは大げさといえども、0.5ランクくらい劣後した商品であるかのような印象をもたれた方もいたかと思います。

 

これについて三菱のように古くからマザーファンドを持っている運用会社は、そのマザーファンドについて配当を除く指数を採用してきた事情があったとのこと。

 

またWATANKOは三菱が「現在、社内では配当込みをもとに運営している」と以前説明していたことを記憶しています。

 

それがこの度、名実ともに「配当込み指数」の採用に踏み切ったわけでありました。

 

三菱によると今回の指数の切り替えにあたっては240社に説明キャラバンを行ったとのこと。240社は少ない数とは決して言えませんが、一度定量的なゴールが定まればあとはやるだけ。eMAIXSのスタッフの張り切った様子が目に浮かびます。(違うかな。)

 

eMAXIS Slimは信託報酬は最安値を保証しているので評価するけど、○○○や●●●の点が惜しいなあ。」

 

こんな類の不満にしっかりと応えたわけです。

 

ただ冷静に見ると、今回の結果はたわらノーロードシリーズやニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズに肩を並べたにすぎないとも言えます。

 

それとも「いやいや他に配当を含まない指数を採用する運用会社はまだまだ沢山ある中で、今回指数の切り替えを行った三菱はやはりブラボーである」と評するか。

 

WATANKOは前述のとおり変更前から社内では配当込みをもとに運営してきたとのことなので、今回はあまりサプライズとは感じませんでした。

 

さて、もうひとつのプレスリリースはこれです。

 

2.業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』 信託報酬率の引き下げを実施

 

eMAXIS Slimシリーズは信託報酬最安値ファンドに追随する方針ですが、その追随対象にこれまで含まれていなかった個人型確定拠出年金(iDeCo)を今後対象に含むことになりました。ついてはiDeCoにおいてeMAXIS Slimシリーズよりも信託報酬が安価の商品があったので、早速eMAXIS Slimシリーズの同種商品の信託報酬を同率迄引き下げるとのことです。

 

WATANKOは勤務先で企業型確定拠出年金を採用しているため、iDeCo商品の状況にはこれまでほとんど注目していませんでしたが、eMAXIS Slimシリーズの信託報酬が引き下がるきっかけが増えることは素直に喜ばしいです。

 

3.FOY2018に寄せられた声に対する返答

 

今回のミーティングではプレスリリースの2件のほかに「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」でeMAXIS Slim先進国株式インデックスが第1位を獲得したことをうけて、同時に寄せられた投票の選定・評価理由に対する三菱からの返答が述べられました。

 

投票者①)「非Slimシリーズの信託報酬を下げず、Slimを設定した。情弱はコストの高い非Slimをかっておけと言わんばかりの姿勢はマイナスです。」

 

⇒三菱からの返答)eMAXISの場合、販社が82社もある。各販社は運用会社とは売値のポリシーがそれぞれ異なる。非SlimSlimではスタートの段階で売値のつけ方、コストのかけ方等の商品性が異なる。ただし非Slimに対しては問題意識をもっており、引き続き検討していかなければならない。

 

⇒⇒WATANKOコメント)世の中の商品・サービスは一物二価がそこかしこにて存在していること、そして残念なことでありますが情弱な方が高コストに甘んじざるをえないことについて違和感がありません。

 

なおWATANKOは対面販売をしている販社から、limを発売した三菱に対してクレームが出てきて、それがSlimの商品展開に対する阻害要因になっていないかと心配していました。

 

これについてはミーティングのQ&Aで質問したところ、以下回答でした。

 

・販社からのクレームは特に出ていない。むしろ販社の中にはSlimを取り扱いところもあるが販売戦略上、難しい模様。

 

eMAXIS先進国株式インデックスの資金流出については、主にネット証券からによるもの。

 

投票者②)「当社のインデックスファンドの品質向上の余地が大きい事を知りました。これからも期待したい。」

 

⇒三菱からの返答)今回の配当込み指数の採用が改善のひとつである。この他にも例えばトラッキングエラーとリターンのどちらを重視するのかについては、どちらも大事だが超過リターンをやや重視する。

 

⇒⇒WATANKOコメント)これについては話の流れにややついていけず。超過リターンを重視とは、ベンチマークの上方乖離を是としている意味なのか。

 

投票者③)「あくまで『独占1位』でないことが残念。ニッセイ外国株と同率ではなく、少しでもいいから信託報酬を下げ勝ってくれたら…。」

 

⇒三菱からの回答)500億円を超える分については信託報酬を0.5ベーシス、1,000億円を超える分は同1ベーシスを引き下げるという還元方式を採用している点をアピールしたい。先進国株式はこのままの資金流入ペースでいけばあと3カ月で500億円に到達する見通し。

 

⇒⇒WATANKOコメント)上記の還元方式について、発表当時はだいぶシブチンだな、いつになったら500億円を超える単独商品が出てくるのかと思っていましたがここにきて現実味を帯びてきました。

 

それと純資産の部分によって適用される信託報酬が異なることから、複合した結果、信託報酬がいくらになるのか(なったのか)を運用報告書で開示してほしいとのリスエストをWATANKOは伝えました。

 

4.mattocoの今後

 

三菱が始めた直販チャネルであるmattocoについても取り上げられ、その狙いや今後改善の意思表明などがありました。主な内容は次のとおりです。

 

mattocoのターゲットは資産形成層、「たまひよ」の層。特に家計の7割は女性が握っている。女性、そしてまだ投資信託を買ったことがない人にリーチしたい。彼らと接点を広げて資産形成の選択肢を提供したい。

 

・会社側にとって直販の最大のメリットは顧客の行動特性を解析し理解することができること。それを既存の販社と共有しつつ買ってくれそうな層にアプローチする。

 

・顧客にとってのメリットについてはお得感が足りないのではないかという声を聴いている。これについてはmattocoではまずはクズ投信を排除している点をアピールしたい。なお社内からも改善事項が集まっている。長い目でみて継続して改善していく。

 

mattocoは基盤のないゼロからのスタート。少しでもメディアによる取り上げがあるとありがたい。

 

mattocoの商品ラインナップには日本株アクティブがある理由は日本の運用会社として日本株はアクティブで勝負したい一面があるから。レオスと競いたい。あの運用成績がなぜレオスにできてうちにできないのか。運用会社としてとことん戦いたい。

 

5.まとめ

 

今回のミーティングは、冒頭述べたとおりテーマが事前にはよくわからない状況だったのですが、ふたを開けてみるとWATANKOからみればサプライズ級のテーマはないものの、Q&Aが予定時間を超過してたっぷりとあったことも含めてなかなか充実した内容でありました。

 

Q&Aの中で一つ紹介するとすれば、隠れコストのついてのやりとりがありました。三菱によると、隠れコストの定義は業界としての取り決めが曖昧であり、各社の取引形態の違いによってまちまちであることを考慮する必要がある。ただし全てのコストは基準価額に反映されているとの解説でありました。

 

今回のミーティングの参加者は二十数名。これに加えて三菱側の当日応対者が十名前後揃っていました。決して大規模ではありませんが、WATANKOとしては他の参加者や主催側との十分なコミュニケーションがとれました。

 

特にまだ参加したことがないけれど、興味があるという方におかれましては、一度出向かれてはいかがでしょうか。次回は6月~7月開催予定とのことです。

 

(あとがきにかえて)

 

妻ミサト「家事をほっておいてダラダラと書いた記事のわりには肝心なことが抜けているわね。」

 

WATANKO「え、なんでっしゃろ?」

 

妻ミサト「食レポよ!」

 

WATANKO「いやー、君から厳しく糖質制限されていたから手を付けなかったよ。」

 

妻ミサト「!!!」

 

WATANKO「(ウソウソ、牛カツサンド、美味しくいただきました。)」

 

2019年1月28日 (月)

サムライズ勉強会「人生100年時代の正しい資産形成と保険について考える」に参加してきました

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(保険についてもう少し勉強しよう・・・)

金融機関に属さない独立系ファイナンシャルプランナーが運営する勉強会「サムライズプロジェクトジャパン」に参加してきました。2017年10月に初めて参加して以来、今回が2回目となります。

今回のテーマは表題のとおり「資産形成」と「保険」であります。勉強会は以下の登壇者の方々による討論形式で進められました。

今井 利友氏 金融庁 総合政策局 総合政策課 金融税制調整官

斎藤 英明氏 アクサダイレクト生命保険 代表取締役社長

田村 正之氏 日本経済新聞社 編集委員

森 亮介氏 ライフネット生命保険 代表取締役社長

山崎 元氏 経済評論家

横尾 光輔氏 金融庁監督局保険課長

岩城 みずほ氏(コーディネイター) ファイナンシャルプランナー CFP® 認定者 オフィスべネフィット代表

参照サイト

【第33回サムライズ勉強会】FD企画第2弾 徹底討論100min「人生100年時代の正しい資産形成と保険について考える」


登壇者の面々を見れば2つのテーマのうち、「資産形成」について取り上げられる内容は、WATANKOをはじめとしたインデックス投資ナイト等に参加したことがある者にとっては容易に想像がつきます。もうひとつのテーマである「保険」についてどのような話が出てくるのかが、WATANKOにとって新鮮味があり特に楽しみな部分でありました。

■勉強会で取り上げたられた内容

勉強会にて取り上げあれた主なトピックスならびに各人から出た意見をあげてみると次のとおりです。

<生命保険の特徴>
●生命保険とは中身がわかりにくい一方で高額な買い物。
●商品の情報開示が不十分。CMで情動的に宣伝しているだけ。
●生命保険(相互会社)は証券会社に比べてはるかに厳しい規制がある。銀行と同じくらい厳しい。
●保険と投信は違う。保険は商品認可に時間がかかるし、一物一価の規制あり。
●生命保険は本来、相互扶助であったが段々と消費者の手から離れてしまってきた。フィデューシャリー・デューティー(FD)を各社がどう解釈するかが課題。

<外貨建て保険の伸長>
●最近、外貨建て保険の売上がとても伸びている。しかしその一方で苦情も増えている。
●実際には保険の部分はとても薄い。薄皮一枚。ほぼ貯蓄性の商品。そうなると他の低コストの投信と比べてコストが高い。
●つみたてNISAを広めようとすると、もっと儲かる商品があるといわれて外貨建て保険を勧められた。

<情報開示と商品比較>
●保険商品は貯蓄性では投信と同じ。では投信のような商品比較がなぜできない。保険商品について徹底的な価格の比較があってもよい。運用について語った目論見書のような資料が保険ではなぜできないのか。
●特に各社の付加保険料(保険会社の運営コスト+利益)の開示が必要だ。付加保険料の比較が分からず、どれだけボッタくっているのかわからない。
●ライフネット生命では付加保険料を開示しているが、他社が開示していないため高いか安いかわからない。
●(ライフネット生命への提案)相手に反論の機会を与えておけばよいのであって、他社の付加保険料も推計でもいいから取り上げた比較を開示すべきではないか。
●純保険料の算定式も各社ごとに違うし、それに対する付加保険料の割合も異なる。付加保険料の金額だけをみるとミスリードにつながるおそれあり。要はトータルの保険料を見るべきである。
●(情報開示の要望に対して)金融庁としては手数料などは開示済みと理解。また付加保険料の開示は各社の自由。規制しているわけではない。また保険会社の利益を知りたいならは会社全体の損益情報をみればよい。

<保険の販売方法の課題>
●複雑な商品は顧客本位ではない。「保険の見える化」のために必要なことは何か。わかりやすい商品を分かりやすい方法で伝えるべき。
●資産運用をアドバイスするFPが特定の保険を売っている。なぜならFPにとって利潤が大きいから。
●商品とコンサルサービスは別々にしてそれぞれに対価を支払う姿が望ましい。
●生保業界はサプライサイドが多い。人が多くて何か売る必要がある。自分たちの組織を維持するために高額な商品を売ることになってしまっている。

<スマホの台頭>
●ネット生保のここ数年の伸び悩み-ネットの発達、とくにPCからスマホへとユーザーシフトへの対応が遅れた。スマホでの取引が急増してきたがこの傾向は続く。
●スマホの履歴を調べれば、顧客がどこで理解不足に陥ったのかわかるので改善ポイントが見える。これを続けていけばやがて対面販売を凌駕していくのではないか。

また勉強会の最後に登壇者から寄せられた「資産形成と保険についての一言」も紹介します。(発言順)

(田村氏)
長期分散、低コストな運用に加えて公的年金のフル活用につきる。一番の資産形成は働き続けて厚生年金を受け取れる女性と結婚すること。

(山崎氏)
合理的な割り切りが大事。保険は投信と同じだが、保険の場合、マーケット・リスクのみならず、それを売る人についてもリスクがある。人を介して商品を買ってはダメ、自分で決めてくことが大事。同じ商品を選べば効率性は変わらない、あとはリスクの取り方を決めればOK。現状では売りたい人が何を売るかを決めている。一体誰が購買の決定者なのか。消費者側が強くならなければならない。なおこれからは人よりもスマホを恐れる時代かもしれない。

(今井氏)
資産形成には関心が第一。NISAの失敗として口座は増えたが変な商品が買われている現実あり。無関心な人にも関心をもってもらうようにしたい。

(横尾氏)
ライフプランと必要なお金を決める。色々やってみないとわからない。ただし余裕資金内でやること。

(斎藤氏)
元気をもつことと勉強すること。貯蓄と保険の最適な組み合わせを考える。自分で判断したことならば、あきらめもつきやすい。

(森氏)
若いときは色々と物入りになるし、サラリーもまだ低いけれども資産形成は早くから始めるべき。

■保険リテラシーを高めていくか

WATANKOにとって保険とは、他の金融商品と比べて関心が低く、内容を理解するきっかけが中々つかめない商品でありました。その主因は保険商品に対して昔から貯蓄性をほとんど不要と考えてきたからです。したがって保険とは専ら保障サービスの方が重要でありましたし、支払った保険料とうけられる保障のバランスについても突き詰めて考える機会があまりありませんでした。

今回「付加保険料」をはじめとする興味深いキーワードや生保業界の現状を垣間見る話を聞くことができたので、これをきっかけに自分の金融リテラシーの中の保険リテラリーを少しは高めておこうというマインドが出てきました。

幸いにも仕事の負荷が最近は下がってきたので、色々と余裕もでてきました。このタイミングのもとで今回の勉強会に参加しことは、投資に対する勉強を再び加速させるよいきっかけとなりました。

サムライズの勉強会、これからも楽しみであります。

(あとがきにかえて)

WATANKO「大変遅まきながら、保険の見直しにこれから取り組んでいこうと思うのだけれど・・・」

妻ミサト「そうね、生命保険会社の言いなりになっていると保険料は無邪気に上がる一方だわ。」

WATANKO「そうだね、もう私も年だし、資産もある程度貯まったから過度な保険は不要でしょう。」

妻ミサト「私もそう思って、貴方の食生活についても最近は昔ほど五月蠅く言わなくなったわ。」

WATANKO「それって・・・ホラーです。」


2019年1月14日 (月)

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」の投票結果と感想 #foy2018

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(今回は表彰式&懇親会に出席できず残念でした。)

個人投資家ブロガーにとって毎年恒例のイベント「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」。WATANKOは2日前からインフルエンザを発症してしまい、表彰式も懇親会も泣く泣く欠席となりました。その分、今回の結果について例年よりもちょっと長目の感想を綴ります。

まずは昨年のトップ10のおさらいであります。
【第1位】楽天・全世界株式インデックス・ファンド
【第2位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
【第3位】楽天・全米株式インデックス・ファンド
【第4位】野村つみたて外国株投信
【第5位】eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
【第6位】ひふみ投信
【第7位】eMAXIS Slim新興国株式インデックス
【第8位】たわらノーロード先進国株式
【第9位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
【第10位】iFree S&P500インデックス


初登場の楽天・全世界株式インデックス・ファンドが、三連覇の王者 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを破り、第1位を獲得しました。楽天の新ファンドはある程度得票してくると予想されましたが、第1位、第3位を獲得するとは「バンガードのブランド力おそるべし」と、日本の運用会社は戦慄をおぼえました(かどうかはわかりませんが、インパクトはありました。)

さて今年の結果は如何様であったか。

昨年10月に予想記事を書いておりますが、そこでは楽天、ニッセイ、eMAXIS Slimの三つ巴の競争になると予想していましたが、蓋を開けてみるとそこには「予想通り」と「予想外」の景色が見える結果となりました。

今回2018年の結果です。ドン!
なお名称の後の( )は昨年からの順位変動です。

【第1位】eMAXIS Slim先進国株式インデックス(初登場)

【第2位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(±0)

【第3位】eMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー(初登場)

【第4位】楽天・全米株式インデックス・ファンド(▼1)

【第5位】eMAXIS Slim バランス8資産均等(±0)

【第6位】セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(△5)

【第7位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)(△2)

【第8位】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(初登場)

【第9位】楽天・全世界株式インデックス・ファンド(▼8)

【第10位】eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)(初登場)

詳しい内容hは専用サイトをご参照ください。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018

毎年ならばここでTOP10入りしたファンドについて、一本ずつ感想を書くのですが、今回はいくつかのトピックスにまとめて記したいと思います。

■悲願の第1位獲得、eMAXISシリーズ

ついにeMAXISシリーズのインデックス投信が第1位を獲得する時がきました。同シリーズは、かつてSMTシリーズと並んで低コストのインデックス投信シリーズの先駆的存在であり、2009年、2010年と2年連続でeMAXIS新興国株式インデックスが第2位を獲得しました。しかしその後2014年あたりから低コスト競争に追随できず、このアワードでもeMAXISシリーズは2015年、2016年とTOP10から外れる有様でした。

そこで三菱UFJ国際投信は満を持してeMAXIS Slimシリーズを新規展開。信託報酬最安値追随型というコバンザメ手法について、当初は冷ややかな目を向ける個人投資家もいました。

しかしながら信託報酬が最安値の他社商品が発売され、それがたとえ異なるインデックスをベンチマークとしていても同じアセットクラスならば言い訳無し、迷うことなく追随して同率まで信託報酬を引き下げるという徹底ぶりを見せ始めた頃からじわりじわりと支持を得始めます。

今回第1位のeMAIXS Slim先進国株式インデックス(以下、Slim先進国株式)は、他社商品に追随する流れからいっとき王者ニッセイよりも信託報酬が下がる時期があったりしたことから着実に資金流入を伸ばしてきました。

それが2017年末頃の状況であり、その後1年かけてさらに支持を継続してきた成果がここに結実したということでしょう。その意味ではSlim先進国株式の動きは、このアワードに向けて絶好のタイミングでありました。

三菱UFJ国際投信は、かつてeMAXISシリーズで獲得できなかった第1位の座を今回得ることができて本当に嬉しいことでしょう。

なにせ金融業界、金融商品とは多くの場面において同質的な競争を強いられる世界であります。商品の差別化を打ち出しても、他社がすぐに追随してくる。御上の規制や指導のおかげで破天荒なマーケティングをするわけにもいかない。現場では他所でも売っている商品を人的努力で懸命に売っている。

そんな世界にあって、スポンサー抜きのユーザー投票、しかも一般の人々に比べて金融リテラシー、商品知識にとんだ見識ある個人投資家たちから最も評価される。他社商品よりも貴社の商品が1番優れていると明確に表彰されるわけですから、これほど嬉しく、そして誇らしいことはないでしょう。

「おんなじモン売っているのに、ウチが一番ですか!?」

今やSlim先進国株式は同アセットクラスにおいては、ニッセイ外国株式と並んで毎月20億円近くの資金流入を得ているSlimシリーズの看板商品であり、ニッセイとはもう1年近く拮抗している状態にあります。我々はここにも大いに注目すべきであります。

なぜならこのトップを争う拮抗状態にあっては、各社はお互い相手に劣後しないために、相手が打ち出してきた新しい策について、常に対抗策を講じていかねばなりません。この動きがお互いの商品の中身・サービスが向上していくことにつながり、ユーザーはそのメリットを享受することになるからであります。ライバル同士の切磋琢磨、大歓迎であります。

それにしても今回TOP10中、eMAXIS Slimシリーズは5本もランクインしており、人気面では圧勝です。ですが中にはWATANKOからみて話題性に押されてランクインしたとみる向きの商品もあり、来年以降はここまでSlimシリーズがランクインするとは思えません。

でも今はこの絶頂の結果を素直に祝福しておきます。

■第1位は逃してもニッセイは王者の風格

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ)は今回も第1位を逃しました。得票結果だけみれば投票人数、得票はSlim先進国の約3分の2にとどまりましたが、それでも2年連続2位を獲得しています。過去に2年連続で第2位を獲得したファンドは上述のeMAXIS新興国株式に次いで2番目のレア記録です。

ニッセイは第1位を3年連続+第2位を2年連続と合計5年間もこのアワードのほぼ頂上に君臨しているわけですが、このアワードにおいて5年連続でこれほどの支持を獲得し続けているファンドをWATANKOは他に知りません。

前回、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)、そして今回、Slim先進国株式よりも得票が伸びなかったのはともに両者の話題性に負けたところがあったからではないかと捉えています。

それとTwitterのタイムラインを通して知ったのですが、ニッセイは更なるコスト引き下げとして信託報酬以外の「その他費用」の一部である監査報酬について引き下げを行っていたとのこと。

個人投資家は、低コストでは個人投資家を決して裏切らないニッセイの姿勢を新たに垣間見ることができて、その支持を更に厚くしたのではないでしょうか。なおWATANKOは前回に続いて、今回もニッセイの受賞のスピーチだけは是非とも聞いてみたかったです。

ニッセイ、第1位を逃しても王者の風格を感じさせる結果でした。

■コスト対策はもう不可避な楽天

さてWATANKOは今回のアワードは楽天、ニッセイ、eMAXIS Slimの三つ巴になると予想していましたが、大きく外したのが楽天・全世界株式インデックス・ファンドのランクダウンです。

考えられる原因は4つです。

①初年度決算における実質コストが高かった
②投資対象のETF(VT)の経費率に比べて楽天のマージン(0.12%)が高い
③分散投資よりも米国集中投資のトレンドにおされた
④類似するeMAXIS Slim 全世界株式オールカントリーに票を奪われた

しかしながら①は一過性と理解している人も少なくないはず。③であれば、本家VTほか複数のアセットクラスに投資するファンドのランキングと符合せず。では②なのでしょうか。

ちなみにWATANKOは楽天のこのシリーズに対してマージンが高いことをずっと指摘してきました。バンガードのブランドに胡坐をかいているだけだと、本気でトップを取りにきているニッセイや三菱UFJ国際に勝ち続けることはできませんし、個人投資家にも見透かされます。

ニッセイが監査報酬まで引き下げたなんて話が伝わる一方で、楽天が2019年もコスト面で動きがなければ、次回はTOP10から落ちることは必至でしょう。

あとはやはり④の影響が大きいかもしれません。しかしだとすれば、楽天が④に対抗する意味からしても、やはりマージンの引き下げは検討すべきであったといえるでしょう。

■低いロイヤリティが露呈したひふみ

ほんの2年前は、姉妹商品のひふみプラス、ひふみ年金とあわせてシリーズとして得票し、特別賞まで獲得したひふみ投信。それが今回はTOP10外におわりました。

このアワードはその年々で成績が良いファンドが高い順位を獲得する性格なのでしょうか。新興国株式の事例をみるとたしかにその傾向も多少はあるかもしれませんが、このアワードは何より投信ブロガーが個人投資家にとってバイ&ホールドを続ける永続的な価値のあるファンドを推奨するものではないかと捉えています。

その意からすればひふみが、長年コケにしてきたTOPIXに最近負け続けている、「守りながら増やす」がここのところできていないからといってすぐさま手のひらをかえすように放逐するのは早計であり、これが今まで得てきた支持者の真実の姿であれば、なんとも薄っぺらいものであります。

所詮、ひふみの支持者は確実に儲かるという“魔法の”投信を選びたいだけだったのかもしれません。そしてひふみがそうでないと判断するやいなや信条も信頼もなく、去っていったのかもしれません。

繰り返しますが、このアワードはその年で成績の良いファンドを称えるイベントなのか。ひふみの栄枯盛衰を見て、そんな疑問が湧き出てきました。そのようなアワードなら、どこかの商業雑誌あるいは業界団体が、成績をもとに年初に機械的に算出した結果をWebなどで開示すれば十分でしょう。

■「話題性」と「ゆるぎない支持」の混在

このアワードを毎年眺めていますと、得票するのは以下の2つの特徴のファンドが混在しています。

A:その年々で話題となったファンド

B:複数年に渡って支持を獲得し続けている定番ファンド

Aの中にはいわゆる一発芸人のヒットに近いものもあれば、その後Bと変化していくファンドもあります。これまで大半は前者であり、それがヒットした時点でWATANKOはブログ記事にこそ書きませんが「来年はないな」と予感してしまいます。なお毎年入れ替わりますので振り返ってみると過去のトレンドがつかめるかもしれません。

一方でBに該当するファンドはいまのところ先進国株式アセットクラスのファンドかまたはバランスファンドに限られています。さらには第1位を獲得するのもこの属性が備わっています。それであってもBとなるのは容易ではなく、現在該当しているのは、セゾン・バンガードとVTのみであり、ここにきてニッセイが加わったところです。

具体的にはセゾン・バンガードは2007年からずっと得票しており、2012年、2017年を除いて毎回TOP10入り、これまで12回の平均順位は6.1位です。VTは2008年以降得票、毎回TOP10入りしており、合計11回の平均順位は3.5位です。

この2つがダントツで長期的に支持されているファンドであり、ここにニッセイが続いていて5年連続で得票し、平均順位は1.4位です。これは驚異的に上位です。

なおこのBに日本株式アセットクラスのファンドがインデックスであれ、アクティブであれ該当してこないのは、日本国民としてはちょっと寂しいですね。日本株式アセットクラスの世界はやはり個別株派が圧倒的なのでしょうか。自国の株式相場が対象だから個別株にも詳しくなれるし、30年前の日経平均株価の最高値をいまだ更新できていない市場平均には投資する気にはなれないのでしょうか。

■まとめ

以上、今回の結果を通して見えたトピックスを上げてみました。見出し風に言えば、

「eMAXIS Slimアゲアゲ、ニッセイは堅い、楽天ヤバイ、ひふみ消えた、セゾンとVTは今年もしぶとかった。」

といったところです。

さて気が早いですが、2019年は一体どうなるでしょうか。eMAXIS Slimの進撃は一旦落ち着く、ニッセイは引き続き盤石、くらいは予想できますが、あとは相場次第です。もしも米国株式が大きく下落するとなれば米国アセット系のファンドはダメージを受け、それが得票にも影響を及ぼすかもしれません。(繰り返し言いますが、この傾向は本アワードの趣旨とは合っていないと思います。)

そして世界全体の株式相場が揺れれば、リスク回避色が強まる=分散志向が強まる=バランス型ファンドの注目が高まるという展開を予想しています。

最後に今年の表彰式イベントの模様について速報記事を紹介します。

毎年表彰式の速報記事を書いておられるインデックス投資業界の“ロイター通信”ことすぱいく(“ひらがな”です。)さんのブログ記事を紹介します。

参照記事

1億円を貯めてみよう!chapter2
【速報】 投信ブロガーが選ぶ!Funds of the Year 2018速報 【第一部 「リーマンショックから10年/つみたてNISA」アンケート結果発表】 #foy2018

【速報】 投信ブロガーが選ぶ!Funds of the Year 2018速報 【第二部 みんなの【声】を聞いてみよう!個人投資家が注目ファンドに寄せる「熱いコメント」一挙紹介!!!】 #foy2018

【速報】 投信ブロガーが選ぶ!Funds of the Year 2018速報 [1位から20位までの結果発表] #foy2018

(あとがきにかえて)

例年の感想記事より長めになり、最後までお読みいただきました方には感謝申しあげます。

それにしても今年の表彰式&懇親会を欠席せざるを得なかった喪失感は拭いがたいです。さらには懇親会では裏方手伝いも予定したので、他の手伝いの方にもご迷惑をかけてしまいました。

次回は体調管理を徹底して、是非とも参加したいと思います。

2018年11月 3日 (土)

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」に投票しました #foy2018

Foy2018ttle1

(忘れないうちに投票実行!)

投信ブロガーによる投票イベント、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」の投票が始まりました。

公式サイトは以下であります。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018

WATANKOは本日投票を済ませました。運営事務局の指示に従い、なりすまし投票を防止するために本記事にて投票完了を告知致します。

■WATANKOが過去に選んだファンド

WATANKOは今年で9回目の投票となります。

過去の投票履歴は次のとおりです。初めて投票した2010年こそ複数のファンドに分散して投票していますが、翌2011年以降は1本に絞って5点を投じています。(名称は当時)

★2010年 以下の投信に各1点ずつ割り振り
・CMAM外国株式インデックスe
・ニッセイ日経225インデックスファンド
・eMAXIS新興国株式インデックス
・STAM新興国債券インデックスオープン、
・セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド

★2011年 ニッセイ日経225インデックスファンド

★2012年 年金積立 インデックスファンド海外新興国株式

★2013年 ニッセイ日経225インデックスファンド

★2014年 ニッセイ日経225インデックスファンド

★2015年 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

★2016年 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

★2017年 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

なお本アワードの投票におけるWATANKOのマイルールとして、自分が実際に購入・保有しているファンドの中から選ぶことにしています。自分が身銭を切って買っていることが、そのファンドに対する最大の評価であり、他人にも勧められると考えているからです。

■WATANKOが今年選んだファンド

今年5点を投じたファンドはこれになりました。

★<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

またニッセイかと思われるかもしれませんが、三菱UFJ国際投信のようなフォロワーと異なり、投信のローコスト競争のフロントランナーとしての変わらない立ち位置を改めて評価した次第であります。

そして自分の胸に手をあてて「流行り廃りではなく、総合的にみて、今一番信頼できる、評価しているファンドは何か。」と考えてみた結果でもあります。

さてこの<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、今回第1位を楽天・全世界株式インデックスから奪還できるでしょうか。一方ではeMAXIS Slim シリーズという強力な第3勢力が伸びてくることが予想されるため、争いは三つ巴、結果は僅差で決まる激しい争いになると予想します。

なお、このアワードは投票期間が今月30日までなので、投信ブロガーの中でまだ投票されていない方は、どうぞお忘れなく!

関連記事

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018-楽天VT、ニッセイ外国株式、そしてeMAXIS Slimシリーズの三つ巴を予想 #foy2018(2018/10/20)

2018年10月20日 (土)

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018-楽天VT、ニッセイ外国株式、そしてeMAXIS Slimシリーズの三つ巴を予想 #foy2018

Foy2018ttle1

今年も恒例のアワードのシーズンがやってきました。個人投資家ブロガーによるスポンサーレスのもとに行われる人気ファンドの投票大会です。

前回2017年のTOP10は以下のとおりです。

【第1位】楽天・全世界株式インデックス・ファンド
【第2位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
【第3位】楽天・全米株式インデックス・ファンド
【第4位】野村つみたて外国株投信
【第5位】eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
【第6位】ひふみ投信
【第7位】eMAXIS Slim新興国株式インデックス
【第8位】たわらノーロード先進国株式
【第9位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
【第10位】iFree S&P500インデックス

そして2018年のサイトも開設されました。

該当サイト

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018

さて今年はどのファンドが第1位を獲得するのか、どの商品が上位に食い込んでくるのか。早速WATANKOも三流競馬新聞記者の面持ちで予想してみたいと思います。

■3つのファンドシリーズでトップは争われる

2014年~2016年と3年連続で第1位を獲得した<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ)ですが、2017年は楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下、楽天VT)にその座を譲りました。さて2018年はどうなるでしょうか。

そして今年、個人投資家の支持が拡大して、資金流入を伸ばしてきた三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズが個人投資家の支持を広げてきています。

2018年はニッセイ、楽天にeMAIXS Slimを加えた三つ巴の争いになると予想します。それぞれの特徴をとりあげてみます。

【楽天VT】

順調に資金流入を続けてきた楽天VT。株式相場の好調を背景に順当にいけばV2の可能性は高いです。昨年楽天VTを選んだブロガーが他社商品に鞍替えする積極的な理由は見当たりません。

初年度の決算を迎えて実質コストが高いことが話題にあがりましたが、SNSをざっと眺めるかぎり、現在は沈静化している模様です。

楽天・全米株式インデックス・ファンドと得票が分散することも予想されますが、昨年はそれでも1位を獲得しています。これも本家VTの高い人気のなせるわざでしょうか。

【ニッセイ外国株式】

首位奪還なるか。今年夏に信託報酬の最安値を更新して、日本株式インデックス投信の水準をも置き去りにする驚異の低信託報酬0.109%(税抜、以降同じ)を実現しました。

しかしそれ以外の話題性は乏しく、目立っている楽天やeMAXIS Slimシリーズのファンドに負けずに地道にどこまで得票できるでしょうか。eMAXIS Slimの伸び具合によっては2位はおろか、3位に転落する可能性もあります。

【eMAXIS Slimシリーズ】

eMAXIS Slimシリーズは先日、日本を含む全世界株式が設定されるなど話題を集めています。信託報酬最安値追随型、そして実質コストも安いとなれば新しく積み立て投資を始める人ならコレ一択です。(これって「思考停止」でしょうか。)

ただ第1位を狙う点からみると、複数の商品に得票が分散してしまう恐れがあります。

本命はおそらくは先進国株式ですが、8資産均等型も2017年に第5位とバランスファンド最上位を獲得したので人気があります。

また上述の全世界株式も設定間もないとはいえ注目は高く、TOP10くらいには入ってくるかもしれません。

三菱UFJ国際投信は、悲願?の第1位獲得のためには今から「投票は先進国株式インデックスにお願いします。」とキャンペーンを張るしかありません・笑。

■TOP10入りが微妙なファンド

トップ3の予想は以上ですが、第4位以下はどうなるでしょうか。WATANKOの予想では、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は分散度合いと低コストで現在、バランスファンドのほぼチャンピオンと目され、これはTOP10の中盤のランクを維持できるでしょう。

しかしそれ以外の5商品は順位を下げる、さらにはTOP10外になると予想します。

野村つみたて外国株投信、iFree S&P500インデックスは、「あの野村がガチ勝負の低コスト投信を出してきた」、「ありそうでなかったS&P500連動の投信の登場」ということで、設定時であった2017年は話題を集めて一定の得票がありました。

がしかし話題性だけで毎年ランキングを維持するほどこのアワードは甘くありません。

ひふみ投信は最近、アクティブ投信としてのパフォーマンスが芳しくない日が散見されていること、eMAXIS Slim新興国株式インデックスはそもそも対象とするアセットクラス自体の低迷が続くという、それぞれ成績面の不安が得票に影響しそうです。

たわらノーロード先進国株式は信託報酬の引き下げ競争に追いつけておらず、支持が伸びるか怪しい、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)は楽天VTへ人気がシフトする傾向が強まるのではないかとそれぞれ予想します。

■まとめ

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の投票期間は2018年11月1日から11月30日です。

資格要件を満たした投信ブロガーの皆さんにおかれましては、もれなく投票をすませてこのアワードを盛り上げていきましょう。

おっと、最後に大事なお知らせです。

このアワードは例年、年明けの1月に発表イベントが行われます。専用サイトによると今回は2019年1月13日(日)に予定されています。

そしてさらに例年同様、発表イベントの後は、懇親会イベントが企画・準備されています。

当該サイト

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018懇親会を開催します #foy2018

こちらもお忘れなく!

2018年7月 8日 (日)

インデックス投資ナイト2018に参加しました-今年も光った個人投資家の登壇

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(今年も参加してまいりました。)

インデックス投資家にとって、すっかり恒例となった夏フェスであるインデックス投資ナイト2018に参加してきました。

関連記事

インデックス投資ナイト2018のチケットを入手-投資のイベントに参加するようになった理由(2018/6/16)

会場は昨年から渋谷に移転した東京カルチャーカルチャーです。アクセスも会場のレイアウトも本イベントにちょうどよい印象であります。

本イベントは例年同様、今年も大いに盛り上がりましたので、参加されたブロガーの方々から順次詳細がブログ記事としてUPされるでしょう。

おっと早速1本UPされた模様ですので、以下にて紹介させていただきます。

相互リンクいただいている青井ノボルさんのブログ記事です。

紹介記事

インデックス投資で長期縦走へ
インデックス投資ナイト2018に参加しました

イベントの詳細な模様については、今後も他の投資ブログで熱くレポートされると想定して、本稿ではWATANKOの感想を取り上げていきます。


■第一部 ブロガー対談 「米国株投資と国際分散投資、どっちがいいの?」

たぱぞうさん、水瀬ケンイチさんの2大投資ブロガーに行司役?の日経新聞の田村正之氏を加えてイーノ・ジュンイチさんの司会進行のもとに表題テーマについてのトークショーです。

米国株投資と国際分散投資の優劣論は、今一番ホットなテーマかもしれません。今年の本イベントのプログラムのトップバッターにもってくるとは実行委員の皆さんのセンスにとても納得です。

成長が期待できる優れたインデックスに特化する形としての米国株投資と、予想が困難な将来のリスクへの備えとしての国際分散投資。この2つの比較は突き詰めればリターンとリスクのどちらを優先するかという選択ではないでしょうか。

ただしここ数年は、米国の株式市場が好調なため(田村氏は、これを「追い風参考記録」と絶妙に表現)国際分散投資のリスク低減の主張はやや劣勢な印象がありました。(あくまでWATANKOの印象です。)

ただしもしも本イベントが、株式相場がそこそこ下落している時に開催されていたらどうであったでしょうか。

個人投資家達はリスクへの感応度が一気に高まっていたことでしょうし、国際分散投資の説得力が増す地合いとなっていただろうとWATANKOは予想します。

それともうひとつ。今回、登壇された米国株ブロガーのたぱぞうさんの語り口はとても印象的でありました。

たぱぞうさんは、おそらくは米国株ブロガーでもっとも著名な部類に入る方ですが、偉ぶることなく自身のこれまでの投資遍歴や今の投資行動、考え方について、ひとりの個人投資家として肩肘張らずに等身大で親しみが持てるコメントを、ユーモアを交えつつ落ち着いた口調で発していました。その内容は聞き取りやすく素晴らしい語り口でした。

■第二部 特別ゲスト登壇「金融庁になんでも聞いてみよう!」

つみたてNISAフェスティバル等金融庁のイベントでお馴染みの今井利友氏(金融庁 総務企画局 政策課 総合政策室 金融税制調整官)を迎えたQ&Aセッションです。進行役は今年の本イベントの実行委員長のASKさんです。

今井氏からは、複数のNISA制度がある意義や利用法についての説明の他、NISAの恒久化を目指す旨のコメントがありました。

税制の優遇措置について、恒久化というのはハードルが高いとWATANKOは考えますが、いち国民として、期待をしておきたいところです。

がしかし、それよりもつみたてNISAの年間非課税枠の引き上げこそが次に実現すべき課題であるとWATANKOは考えます。年間非課税枠が例えば600千円に引き上げられれば、毎月の投資額もキリがよくなりますね。

あと、個人投資家においても恒久化を訴えるのではあれば、彼らは当然ながら先行してNISAは積極的に活用すべきでしょう。つみたてNISAは20年間非課税ですが、わずか(!)20年間の期間すら活用し切れない人が、さらに長期に活用が可能となる恒久化を求めることなどおかしな話ではありませんか。

上述のつみたてNISAの年間投資枠の引き上げも含めて、制度の拡充を求めるのではあれば、完璧とは言えない現行の制度であってもこれを活用することで個人のNISA活用の実績を上げていくことが必要です。

民間企業でも官公庁でも事業・制度を拡充させていくにあたっては実績がモノを言うはずであることは、今更WATANKOが述べずとも、聡明なる個人投資家諸氏にとっては十分にご存知でありましょう。

■第三部 有識者座談会「インデックス投資を継続するためのメンタリティ」

山崎元氏、竹川美奈子氏、投資ブロガーのゆうきさん、個人凍死家テリーさん(当日発表のサプライズ参加)らによるパネルディスカッション。進行役はお馴染みのカン・チュンド氏です。

山崎氏はいつも通りの辛口を添えた見識を披露されました。ひとつあげるとすれば、投資の手法というものは誰それが、いかなる状況下でやろうとしても、それに左右されずに手法の是々非々は決まっているという考え方です。

そしてなんといってもサプライズはテリーさんの登壇であります。大げさに言えばテリーさんの正体が明るみになった時点でもうこのセッションは終わって決まってしまったようなものでした。

テリーさんとはオフ会でも何度かお会いしており、当人の投資に対するスタンスや考え方はWATANKOにとっては既知のものでしたから、今回のテリーさんのトーク内容には特段に驚きはありません。テリー氏の投資に対する飾り気ゼロで、あまりに正直(失礼)な意見に思わずニヤリとさせられました。

■まとめ

今年のインデックス投資ナイトを後で振り返った時に一番記憶に残るのは、たぱぞうさんの語り口やテリーさんの本音トークでありましょう。

本を書いたり、マスコミに出てくる有識者、それに関係官庁の方々の話はとても参考になりますが、彼らが発進する内容はメディアや官庁主催のイベントでいくらでも触れる機会があります。

しかし一方で、我々と同じ等身大の個人投資家が発する言葉こそが、このイベントの一番の醍醐味であると改めて強く思いました。

やはりこのイベントにおける最も魅力的なコンテンツの提供者は市井の個人投資家であります。

これからも個性的でありながらも参加者の共感を得られるような素晴らしい個人投資家の方々が、このイベントで登壇し続けることを期待しています。

実行委員の皆様におかれましては、素晴らしいイベントを企画・運営いただきましてありがとうございました。いち参加者にすぎませんが、御礼の言葉を述べさせていただきます。

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(登壇された方々です。)

2018年6月16日 (土)

インデックス投資ナイト2018のチケットを入手-投資のイベントに参加するようになった理由

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(今年もチケットとれてうれしい、このイベント)

来月7日に渋谷にある東京カルチャーカルテャーにて開催されるインデックス投資ナイト2018のチケットが本日発売されました。

参照サイト

インデックス投資ナイト

このイベントは毎年、チケットが発売開始からわずか数分で完売してしまうほどの人気です。WATANKOは2015年に初めて参加してから以降、幸運にも過去3年間連続してチケットを入手することができました。

そして今回、2018年もファミマポートからの申し込みで無事チケットを入手することができました。これで4回目の参加となります。

当日は1人でも多くの参加者にご挨拶させてもらい、皆さんそれぞれの投資についての考え方や実践方法についてお尋ね出来たら嬉しいです。

■以前はWebだけの世界にとどまっていた

WATANKOはこの駄ブログ開設当初から5年間くらいは、いわゆるオフ会やこの手のイベントに参加して、Webでやりとりしている個人投資家の方々と直接お会することについてはネガティブでありました。

それはブログ上で自分の意見をよりピュアな内容と表現でもって発信したかったからです。オフ会等で他の個人投資家の方々と出会って親しくなってしまうと、自分のブログで意見を発信しようとする際に、彼らが持っている投資の考え方や実践方法と抵触すること避けてしまう癖、バイアスがつきはしないかと危惧したからです。

■SNS番長にはなりたくはなかった

しかし長年ブログを運営しつつ、他の個人投資家ブログをこれまで沢山拝見してきますと、中には自分が信じて実践する投資以外を、汚い表現で否定したり、それらの投資をする人達をバカ呼ばわりしていたりする人を見かけます。

あえて言いますが、そのようなタイプの人達はWebの世界だけに留まり浸り、匿名であるがゆえに上述のような振る舞いができる人達です。

Web上で発信した内容や表現を、そのままそこでやりとりしている相手達に対して実際に面と向かって肉声で伝えることができるとは到底思えません。

Webにはこのような“SNS番長”が一定数いて、WATANKOもまたSNS上だけでの発信であれば、同種な人になりかねないと考えるようになりました。

長年ブログをやっていると、マンネリ化して無用な刺激を求めるあまり他者の批判ばかりする記事を書いたり、アクセス数を稼ぎたくて自ら炎上させるような中傷ネタを記事にしたりする。

WATANKOにも大なり小なりそのような傾向が出てきてしまうことを予感していました。

■オフ会、イベントで接して得る体験を重視

そこで当初の考えを改め、SNS番長に陥らないように2015年からは機会をみつけて投資関連のオフ会やイベントに参加するようにと行動を転換しました。

そうするとSNSだけでなく、リアルな世界で個人投資家の皆さんと接して、自分の考えを述べてみたり、また相手の意見を傾聴することにより、お互いを尊重したコミュニケーションをする体験を積むことができました。

また色々な考えに触れることで投資はもちろんのこと、ブログ運営においても大いなる刺激と意欲を持つことができました。

当初、自分の意見の発信チャネルをSNSの世界に限定していたことで守っていたものよりも、上記の体験から得られるものの方がはるかに大きく、これを重視するようになりました。

■まとめ

というわけで今年もインデックス投資ナイト2018に参加します。イベントのプログラムはもちろんのこと、そこでお会いした皆様から貴重なお話を聞けることを楽しみにしています。

(あとがきにかえて)

妻ミサト「楽しそうね。私も渋谷に連れて行ってくださらない?」

WATANKO「え~、投資に興味のないご婦人にとっては退屈なプログラムかと存じます。」

妻ミサト「なんとかナイトじゃあなくて、渋谷に行ければよいのよ!」

WATANKO「そういうことですか。」

妻ミサト「当然、買い物予算もヨロピクね。」

WATAKNKO「!!!(今月末のVTIからの分配金が・・・)」

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